JPH0755296Y2 - エアクーラの取付構造 - Google Patents

エアクーラの取付構造

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JPH0755296Y2
JPH0755296Y2 JP1988065179U JP6517988U JPH0755296Y2 JP H0755296 Y2 JPH0755296 Y2 JP H0755296Y2 JP 1988065179 U JP1988065179 U JP 1988065179U JP 6517988 U JP6517988 U JP 6517988U JP H0755296 Y2 JPH0755296 Y2 JP H0755296Y2
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JP
Japan
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side plate
tank
air cooler
core
upper tank
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JP1988065179U
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JPH01173335U (ja
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裕三 高杉
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コアの上下に設けた上部タンクと下部タンク
とをサイドプレートで連結し、そのサイドプレートを介
して車体に取付けるエアクーラの取付構造に関し、上部
タンクおよび下部タンクとサイドプレートとの連結構造
を対象とするものである。
[従来の技術] 自動車のエンジンに装備されているターボチャージャで
圧縮されたエアを冷却するエアクーラは、通常、自動車
のエンジンの冷却水を冷却するラジエータに併置されて
いる。かかるエアクーラに関し本出願人は、実開昭58−
94825号公報において、ラジエータとエアクーラとの両
側をブラケットを介して固定し、そのブラケットの少な
くとも片側をラジエータおよびエアクーラと別体に形成
した取付構造を提案している。
ところで、エアクーラ単体を車体に取付ける場合は、一
般にコア上下の上部タンクと下部タンクとをサイドプレ
ートで連結し、そのサイドプレートを介して車体に取付
けるようにしている。
しかし、コアは熱により伸び、両タンクがサイドプレー
トにより剛結合されていると熱応力が発生し、耐久性が
低下する。従って、熱応力を低減することが要求され
る。
例えば第5図および第6図においては、上部タンク1と
コア3との間にラバーピース12を介装し、その上部タン
ク1と下部タンク2とをサイドプレート4で連結し、ラ
バーピース12の変形によりコア3の伸びを吸収し熱応力
を低減するようにしている。
また、第7図においては、サイドプレート13の一部に折
曲部14を形成し、その折曲部14の収縮によりコア3の伸
びを吸収し、熱応力を低減するようにしている。
また、第8図および第9図においては、コア3と上部タ
ンク1との間にベローズ15を介装し、そのベローズ15の
収縮によりコア3の伸びを吸収し熱応力を低減するよう
にしている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、第5図および第6図に示すものは、構造が複雑
で、従来のエアクーラに対して大きい構造上の変更が必
要とされ、また上部タンクとコアとの間にラバーピース
を介装するものであって強度的にも問題があった。また
第7図に示すものは、構造的には比較的簡単であるが、
スチール製のサイドプレートからなる折曲部ではラバー
ピースを用いた場合に比べて熱応力の低減効果が小さ
い。また、第8図および第9図に示すものは、コアと上
部タンクとの間にベローズを介装するという特殊なエア
クーラの構造であってコスト高になる。
したがって、本考案は、従来のエアクーラに対し大きな
構造上の変更を必要とせず、従来のエアクーラに容易に
実施可能であって、必要とする熱応力の低減を図ること
ができ、かつ強度上の問題を生じることのないエアクー
ラの取付構造を提供することを目的としてなされたもの
である。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、コアの上下に設けた上部タンクと下部
タンクとをサイドプレートで連結し、そのサイドプレー
トを介して車体に取付けるエアクーラの取付構造におい
て、サイドプレート(4)の下端は下部タンク(2)の
下面に折曲げられて下方からスプリングワッシャ(11)
を介してボルト(10)で固定されており、サイドプレー
ト(4)の上部は上部タンク(1)の前面に折曲げられ
て上部タンク(1)の側面および前面に形成されたボス
部(1a、1b)に固定され、それぞれのボス部(1a、1b)
にはねじ孔(1c)が穿設され、スペーサ(9)を介して
平ワッシャ(6)がねじ孔(1c)に螺合するボルト
(8)、スプリングワッシャ(7)により固設され、そ
の平ワッシャ(6)と上部タンク(1)のボス部(1a、
1b)との間にそれぞれラバーグロメット(5)が挟持さ
れ、そのラバーグロメット(5)にサイドプレート
(4)が取付けられている。
[作用] 上記のように構成されたエアクーラの取付構造におい
て、ラバーグロメットのばね定数はボルトの軸線方向と
直交する方向である上下方向に小さく、ボルトの軸線方
向である前後左右方向が大きくなる。従って、コアの熱
による伸びは上下方向のばね定数の小さいラバーグロメ
ッの変形により吸収されて熱応力が低減し、コアと両タ
ンクとの接合部には、ラバーグロメットの小さい変形反
力だけが作用する。また、車両走行による前後左右方向
のエアクーラの振動は、前後左右方向のばね定数が大き
いラバーグロメットの変形により吸収される。
また、両タンクとサイトプレートとの固定は、ボルトに
より下部タンクとはその下面で、少くとも1箇所、上部
タンクとはその側面と前面の2箇所でなされ、両タンク
とサイドプレートとは強固に固定され、またボルトの螺
合だけで容易になされる。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図ないし第3図において、コア3の上部タンク1と
下部タンク2との両側には、サイドプレート4、4が取
付けられている。
そのサイドプレート4の下端は下部タンク2の下面に折
曲げられ、下方からボルト10、スプリングワッシャ11に
より下部タンク2に固定されている。そして、このサイ
ドプレート4の上部は上部タンク1の前面に折曲げら
れ、ラバーグロメット5を介して上部タンク1の側面と
前面に固定されている。
すなわち第4図に示すように、上部タンク1の側面およ
び前面には、それぞれボス1a、1bが形成されており、そ
れらボス1a、1bにはそれぞれねじ孔1c、1cが穿設されて
いる。そして、ボス1a、1bにはそれぞれスペーサ9を介
し平ワッシャ6がねじ孔1cに螺合するボルト8、スプリ
ングワッシャ7により固設されてる。その平ワッシャ6
とボス1a、1bとの間には、それぞれラバーグロメット5
が挟持され、サイドプレート4はそれらラバーグロメッ
ト5、5に取付けられており、従ってサイドプレート4
はラバーグロメット5、5を介し上部タンク1のボス1
a、1bにそれぞれ弾性的に支持されている。
したがって、ラバーグロメット5、5のばね定数は、ボ
ルト8の軸線方向と直交する方向である上下方向に小さ
く、ボルト8の軸線方向である前後左右方向が大きくな
る。これによりコア3の熱による伸びは上下方向のばね
定数の小さいラバーグロメット5、5の変形により吸収
されて熱応力が低減し、コア3と両タンク1、2との接
合部には、ラバーグロメット5、5の小さい変形反力だ
けが作用する。また車両走行による前後左右方向のエア
クーラの振動は、前後左右方向のばね定数の大きいラバ
ーグロメット5、5の変形により吸収される。
[考案の効果] 本考案は、次の優れた効果を奏するものである。
(i)コアの熱による伸びは上下方向のばね定数の小さ
いラバーグロメットの変形により吸収されて熱応力が低
減し、コアと両タンクとの接合部には、ラバーグロメッ
トの小さい変形反力が作用するだけであり、また車両走
行による前後左右方向のエアクーラの振動は、前後左右
方向のばね定数が大きいラバーグロメットの変形により
吸収さ、これによりエアクーラの耐久性を向上すること
ができる。
(ii)上下のタンクとサイトプレートとの固定は、ボル
トにより下部タンクとはその下面で少なくとも1箇所、
上部タンクとはその側面と前面の2箇所でなされ、取付
けが強固であり、サイドプレートを介してエアクーラは
車体に堅牢に取付けられる。
(iii)上下のタンクとサイトプレートとの固定は、ボ
ルトの螺合だけで簡単に行うことができる。
(iv)タンクの隅部にボスを形成し、そのボス部にねじ
孔を穿設するだけでよく、したがって、従来のエアクー
ラに対し大きな変更を行うことなく実施することがで
き、また、タンクの隅部に形成したボスはタンクの補強
になるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2図および
第3図はそれぞれ第1図の側面図及び上面図、第4図は
第3図の要部の拡大断面図、第5図、第6図および第8
図はそれぞれ異なる従来構造を示す正面図、第6図およ
び第9図はそれぞれ第5図および第8図の丸で示す部分
の詳細を示す図面である。 1……上部タンク、1a、1b……ボス、1c……ねじ孔、2
……下部タンク、3……コア、4……サイドプレート、
5……ラバーグロメット、6……平ワッシャ、7……ス
プリングワッシャ、8……ボルト、9……スペーサ、10
……ボルト、11……スプリングワッシャ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアの上下に設けた上部タンクと下部タン
    クとをサイドプレートで連結し、そのサイドプレートを
    介して車体に取付けるエアクーラの取付構造において、
    サイドプレート(4)の下端は下部タンク(2)の下面
    に折曲げられて下方からスプリングワッシャ(11)を介
    してボルト(10)で固定されており、サイドプレート
    (4)の上部は上部タンク(1)の前面に折曲げられて
    上部タンク(1)の側面および前面に形成されたボス部
    (1a、1b)に固定され、それぞれのボス部(1a、1b)に
    はねじ孔(1c)が穿設され、スペーサ(9)を介して平
    ワッシャ(6)がねじ孔(1c)に螺合するボルト
    (8)、スプリングワッシャ(7)により固設され、そ
    の平ワッシャ(6)と上部タンク(1)のボス部(1a、
    1b)との間にそれぞれラバーグロメット(5)が挟持さ
    れ、そのラバーグロメット(5)にサイドプレート
    (4)が取付けられていることを特徴とするエアクーラ
    の取付構造。
JP1988065179U 1988-05-19 1988-05-19 エアクーラの取付構造 Expired - Lifetime JPH0755296Y2 (ja)

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JPH01173335U JPH01173335U (ja) 1989-12-08
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JP2565662Y2 (ja) * 1992-04-30 1998-03-18 日野自動車工業株式会社 エアクーラの取付構造
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JPS59130021U (ja) * 1983-02-18 1984-08-31 富士重工業株式会社 エンジン冷却装置のリザ−ブタンク取付構造
JPS62102818U (ja) * 1985-12-19 1987-06-30
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