JP3306917B2 - 内燃機関用ラジエータと凝縮器の取り付け構造 - Google Patents

内燃機関用ラジエータと凝縮器の取り付け構造

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JP3306917B2 JP24467892A JP24467892A JP3306917B2 JP 3306917 B2 JP3306917 B2 JP 3306917B2 JP 24467892 A JP24467892 A JP 24467892A JP 24467892 A JP24467892 A JP 24467892A JP 3306917 B2 JP3306917 B2 JP 3306917B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に自動車用ラジエ−
タと自動車用空調装置の凝縮器を車体等に取り付ける構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図3にあるように自動車用ラジエ
ータ100は専用取り付けマウント30、40により、
また凝縮器200は専用取り付け部材50、60等によ
りそれぞれ別体で車体5、6に装着されていた。
【0003】また、実開平4−29409号公報に示さ
れているものでは、自動車用ラジエ−タに凝縮器を支持
させて取り付ける構造をとるもので、自動車用ラジエ−
タのタンク部の一部に凝縮器取り付け部を一体形成し、
一方凝縮器にも取り付け部材が別体で取り付けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者(図
3)の従来技術においては、ラジエ−タ100と凝縮器
200をそれぞれ別体で取り付けているので、それぞれ
の専用取り付け部材30、40、50、60を使用しな
ければならないため、部品点数および作業工数の増加を
まねくという問題がある。
【0005】また、後者のラジエ−タに凝縮器を取り付
けるものでは、自動車用ラジエ−タのタンク部の形状を
変更せねばならず、また凝縮器にも取り付け部材を別体
で取り付けねばならないため部品点数および作業工数の
増加の原因となっている。
【0006】本発明は、このような既存製品の形状変更
や部品点数、作業工数の増加をまねくことなく、簡潔な
構造で自動車用ラジエ−タと凝縮器の一体化を実現させ
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、自動車用ラジエ−タの上部および下部
に装着される弾性部材と一体に設けられた強度材自身に
前記弾性部材より突出した部分を形成し、この突出部分
によって凝縮器取り付け部を形成し、この凝縮器取り付
け部によって自動車用ラジエ−タと凝縮器を一体化させ
るようにした。
【0008】
【作用】本発明においては、ラジエ−タ取り付けマウン
トの強度部材の突出部分に凝縮器を取り付ける部分を設
けたため、新たに部品点数を増やしたり、従来の製品の
形状変更をすることなく自動車用ラジエ−タと凝縮器の
一体組付けを可能とした。また、同一のラジエ−タ取り
付けマウントにてラジエ−タと凝縮器を支える構造とな
るゆえ、ひとつのマウントで支持する質量が増え共振点
が変化し、車両振動バランスが変わるため、ステアリン
グ振動の低減、車両振動低減の効果をもたらすことがで
きる。
【0009】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例に基づいて説明
する。図1および図2において、自動車用ラジエ−タ1
00は従来より公知の構造を有するもので、略方形状を
なしており、樹脂製の上部タンク101と下部タンク1
02、および上部タンク101と下部タンク102とを
連通する複数本のチューブを備えている。また下部タン
ク102にはラジエ−タ100を車体に取り付けるため
の円柱状の係合突起103が一体樹脂形成されている複
数本のチューブは各チューブ間に半田,ろう材等を介し
て熱的に結合されたコルゲートフィンと共に熱交換部1
10を構成している。
【0010】このようなラジエータ100の各構成部品
は、アルミニウム合金や銅合金等からなり、ろう付け等
の手段により互いに結合されている。自動車用空気調和
装置の凝縮器200は、略方形状をなしており、内部に
流入する気冷媒を冷却風と熱交換させて液冷媒に変化さ
せる熱交換部210と、この熱交換部210の上端部に
固定された上側ブラケット220と、下端部に固定され
た下側ブラケット230とを有する。熱交換部210の
左右の一方の端部には、圧縮機からの気冷媒を導入する
ための入口ヘッダタンク(図示せず)が接続され、熱交
換部210の他方の端部には、凝縮されて液化した液冷
媒を膨張弁側に導出するための出口ヘッダタンク(図示
せず)が接続されている。そして熱交換部210は、入
口ヘッダタンクと出口ヘッダタンクとを水平方向に連通
する複数本のチューブを備える。各チューブ間には、波
状に屈曲せしめられたコルゲートフィンが半田,ろう材
等を介して熱的に結合されている。
【0011】上側ブラケット220は、断面形状がコの
字型をなしており、熱交換部210の上端部に固定され
る基板部221と、この基板部221の両端側から熱交
換部210側に垂直に設置される側板部222と、前記
基板部221の反熱交換部側に垂直方向に設置される係
合突起223とからなる。また、下側ブラケット230
は、同様にして、熱交換部210の下端部に固定される
基板部231と、この基板部231の両端側から熱交換
部210側に立設される側板部232と、前記基板部2
31の反熱交換部側に垂直方向に設置される係合突起2
33よりなる。
【0012】上側ラジエータ取り付けマウント300
は、前記ラジエータの上部タンク101に装着される振
動吸収用のゴムからなる弾性部材301と、この弾性部
材301の形状を維持するために弾性部材301の内部
に一体成形で埋め込まれた板状の強度材302と、前記
弾性部材301に接着等で一体に固着される鉄製の固定
部材303とからなる。この実施例では前記強度材30
2の材質は鉄であるが、鉄と同程度の強度があれば他の
金属や樹脂等でも同様に実施できる。
【0013】弾性部材301は前記上部タンク101に
装着でき、また振動の吸収に効果があるように中央部に
空隙を持つ断面形状変化を設けた形状に形成されてお
り、上部タンク101の曲線部分に密着して装着されて
いる。この弾性部材301の内部に埋め込まれている板
状の強度材302は、その外部への延長部分に穴310
bが設けられており、凝縮器の取り付け部310を構成
している。この取り付け部310の両縁にはL字状にフ
ランジ310aが形成されており強度が高められてい
る。固定部材303の一端は弾性部材301と密着でき
るよう曲面状に成形されて弾性部材301と接着されて
おり、固定部材303の他端側はボルト51によって車
体側の支持部材5に締め付け固定される。この固定部材
303の両縁にはL字状にフランジ303aが設けられ
ている。
【0014】下側ラジエ−タ取り付けマウント400
は、同様にして、前記ラジエ−タの下部タンク102に
装着される振動吸収用のゴムからなる弾性部材401
と、この弾性部材401の形状を維持するために弾性部
材401の内部に一体成形で埋め込まれた板状の強度材
402とからなる。
【0015】弾性部材401は中央部にラジエ−タ10
0の下部タンク102に設置されている係合突起103
と結合するための凹部401aが設けられており、下部
タンク102を支える形で下部タンク102に嵌合して
装着され、車体側の支持部材6に固定されている。この
弾性部材401に埋め込まれている板状の強度材402
は、前記係合突起103が貫通するための穴402aが
設けられており、他端の外部への延長部分には穴410
bが設けられ凝縮器取り付け部410が構成されてい
る。この取り付け部410の両縁にはL字状にフランジ
410aが形成されており強度が高められている。
【0016】凝縮器200と上側ラジエ−タ取り付けマ
ウント300および下側ラジエ−タ取り付けマウント4
00は次のように取り付けられている。凝縮器200の
下部には下側ブラケット230が取り付けられており、
この下側ブラケットは係合突起233を有している。下
側ブラケット230の基板部231に、円盤状で中央部
に係状突起233を貫通させるための穴を設けた弾性部
材8をスペ−サとして装着し、下側ラジエ−タ取り付け
マウント400の板状の強度材402の凝縮器取り付け
部410に設けた穴に前記下側ブラケットの係合突起2
33を通し、ラジエータ装着と略同時に凝縮器下側を装
着する。
【0017】同様にして凝縮器200の上部には上側ブ
ラケット220が取り付けられており、この上側ブラケ
ットは係合突起223を有している。上側ブラケット2
20の基板部221に円盤状で中央部に係合突起223
を貫通させるための穴を設けた弾性部材7をスペ−サと
して装着し、その上から上側ラジエ−タ取り付けマウン
ト300の板状の強度材302の凝縮器取り付け部31
0に設けた穴310bに前記上側ブラケットの係合突起
223を通し凝縮器上側を装着する。
【0018】以上のようにして自動車用ラジエ−タ10
0と凝縮器200は、その上側および下側においてそれ
ぞれ左右2か所(図2は右側のみ図示)で上側ラジエ−
タ取り付けマウント300と下側ラジエ−タ取り付けマ
ウント400に上下から挟み込まれるようにして一体に
取り付けられる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の自動車用ラ
ジエ−タと凝縮器の取り付け構造はラジエ−タの形状を
変更することなく、また部品点数の増加なしに既存部品
(ラジエ−タマウント)の形状変更のみで自動車用ラジ
エ−タと凝縮器の一体組付けが可能となり、部品点数、
作業工数の低減による車両メ−カ−での作業性向上とい
った効果が得られる。また、同一の取り付け部材(ラジ
エ−タマウント)でラジエ−タと凝縮器を支持するため
車両振動低減の効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の主要部を示した断面図で、図
2のA−A断面を示す。
【図2】本発明の実施例の主要部を示した正面図であ
る。
【図3】従来技術を示した断面図である。
【符号の説明】
5 支持部材(上側) 6 支持部材(下側) 100 自動車用ラジエ−タ 200 凝縮器 300 上部取り付けマウント 301 弾性部材 302 強度材 303 固定部材 310 凝縮器取り付け部 400 下部取り付けマウント 401 弾性部材 402 強度材 410 凝縮器の取り付け部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−202937(JP,A) 実開 平4−29409(JP,U) 実開 平2−34309(JP,U) 実開 昭59−167030(JP,U) 実開 平2−124718(JP,U) 実開 昭63−4831(JP,U) 実開 平2−13823(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 11/04 B60H 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関からの冷却水を冷却する内燃機
    関用ラジエータと冷凍サイクルの冷媒を凝縮する凝縮器
    の取り付け構造であって、 前記内燃機関用ラジエ−タの上部および下部に装着され
    る弾性部材と、 この上下の両弾性部材とそれぞれ一体に設けられた板状
    の強度材と、 この強度材の前記弾性部材より突出した部分に設けられ
    た凝縮器取り付け部と、 前記弾性部材のうち少なくとも上部の弾性部材に固着さ
    れた固定部材とを備え、 前記ラジエ−タの上部取り付けマウントを、前記弾性部
    材と、前記強度材と、前記凝縮器取り付け部と、前記固
    定部材とにより構成し、 前記ラジエ−タの下部取り付けマウントを、前記弾性部
    材と、前記強度材と、前記凝縮器取り付け部とにより構
    成し、 前記上部取り付けマウントにて前記ラジエ−タの上部を
    前記固定部材を介して支持部材に取りつけ、 前記下部取り付けマウントにて前記ラジエ−タの下部を
    前記弾性部材を介して支持部材に取り付け、 前記凝縮器取り付け部に冷凍サイクルの凝縮器を取り付
    けたことを特徴とする内燃機関用ラジエータと凝縮器の
    取り付け構造。
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