JP3106653B2 - 凝縮器と導風ダクトの取り付け装置 - Google Patents

凝縮器と導風ダクトの取り付け装置

Info

Publication number
JP3106653B2
JP3106653B2 JP04017904A JP1790492A JP3106653B2 JP 3106653 B2 JP3106653 B2 JP 3106653B2 JP 04017904 A JP04017904 A JP 04017904A JP 1790492 A JP1790492 A JP 1790492A JP 3106653 B2 JP3106653 B2 JP 3106653B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condenser
radiator
heat exchange
mounting
side frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04017904A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05215483A (ja
Inventor
和貴 鈴木
澄男 須佐
明宏 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP04017904A priority Critical patent/JP3106653B2/ja
Publication of JPH05215483A publication Critical patent/JPH05215483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3106653B2 publication Critical patent/JP3106653B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2275/00Fastening; Joining
    • F28F2275/08Fastening; Joining by clamping or clipping
    • F28F2275/085Fastening; Joining by clamping or clipping with snap connection

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用空気調
和装置の凝縮器を取り付け手段を介して車体や自動車用
ラジエータ等に取り付けるようにした凝縮器と導風ダク
トの取り付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開昭59−3288
6号公報に示されているものでは、凝縮器のチューブの
折曲部を保持するサイドフレームに取り付け片を結合さ
せ、この取り付け片の他端部を車体側の被取付部に固定
する技術を採用していた。また、実開平3−13209
号公報に示されているものでは、凝縮器のチューブの折
曲部を保持するサイドフレームに取り付けブラケットの
一端部を溶接により結合し、このブラケットの他端部を
自動車用ラジエータの被取付部に締結する技術を採用し
ていた。そして、従来より、凝縮器の熱交換部とラジエ
ータの熱交換部との間には隙間が存在しており、冷却フ
ァンによって凝縮器に導入される冷却風の風量の低下
や、凝縮器とラジエータによって加熱された加熱空気が
いずれかの熱交換部前方に回り込むことによって、冷却
風の空気温度の上昇等の不具合が発生する。この不具合
を防止するために、凝縮器の熱交換部とラジエータの熱
交換部との間には、それらの熱交換部を結ぶ導風ダクト
が配されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の技術
においては、取り付けブラケットの一端部をサイドフレ
ームに溶接等により結合する必要があり、さらに凝縮器
のラジエータへの固定に前後して導風ダクトをラジエー
タに固定しなければならないので、凝縮器と導風ダクト
をラジエータに取り付けるときの作業工数の増加の原因
となっていた。本発明は、凝縮器と導風ダクトをラジエ
ータに取り付けるときの作業工数を低減する凝縮器と導
風ダクトの取り付け装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)気冷媒
を熱交換させて液冷媒に変化させる熱交換部、この熱交
換部の両端部に接続されたヘッダ部、および前記熱交換
部の両側部にサイドフレームを有する凝縮器と、(b)
この凝縮器よりも後方に並列して配され、冷却水と外部
空気とを熱交換させる熱交換部、この熱交換部の両端部
に接続されたタンク部、および前記熱交換部の両側部に
サイドフレームを有するラジエータと、(c)前記凝縮
器の熱交換部と前記ラジエータの熱交換部とを結ぶ筒状
部、この筒状部の一端部に配され、前記凝縮器のサイド
フレームに取り付けられる第1取付部、および前記筒状
部の他端部に配され、前記ラジエータのサイドフレーム
に取り付けられる第2取付部を有する導風ダクトとを備
え、この導風ダクトを前記凝縮器および前記ラジエータ
に対して、前記凝縮器および前記ラジエータが並べられ
る方向にほぼ並行に相対移動させることによって、前記
導風ダクトの前記第1取付部を前記凝縮器のサイドフレ
ームに取付けるとともに、前記導風ダクトの前記第2取
付部を前記ラジエータのサイドフレームに取付けること
によって、前記導風ダクトを前記凝縮器および前記ラジ
エータに取り付けるといった技術手段を採用した。
【0005】
【作用】本発明は、導風ダクトを凝縮器およびラジエー
タに対して、凝縮器およびラジエータが並べられる方向
にほぼ並行に相対移動させることによって、凝縮器の熱
交換部とラジエータの熱交換部とを結ぶ導風ダクトの筒
状部の一端部に配された第1取付部を凝縮器のサイドフ
レームに取り付け、その筒状部の他端部に配された第2
取付部をラジエータのサイドフレームに取り付ける。
のように、凝縮器と導風ダクトとが溶接等の手段を用い
ることなく簡便にラジエータに取り付けられる。
【0006】
【実施例】本発明の凝縮器と導風ダクトの取り付け装置
を図に示す実施例に基づいて説明する。図1ないし図6
は本発明の第1実施例を示し、図1ないし図3は凝縮器
と導風ダクトの取り付け装置を示した図である。凝縮器
と導風ダクトの取り付け装置1は、冷却水を冷却する自
動車用ラジエータ2、冷媒を凝縮させる自動車用空気調
和装置の凝縮器3、ラジエータ2と凝縮器3とを結ぶ導
風ダクト4、および凝縮器3をラジエータ2に取り付け
る取り付け部材5から構成されている。
【0007】ラジエータ2は、従来より公知の構造を有
するもので、凝縮器3の後方側に並列して配されてい
る。このラジエータ2は、冷却水を熱交換させて冷やす
熱交換部6、およびこの熱交換部6の上下端部に接続さ
れた2つのタンク部7を有する。熱交換部6は、外形形
状が略方形状をなしており、2つのタンク部7を自動車
の上下方向に向かって連通する複数本のチューブ8と、
各チューブ8間に波状に屈曲せしめられたコルゲートフ
ィン9とを備えている。なお、上側のタンク部7には、
エンジン(図示せず)からの冷却水を内部に導入するた
めの入口パイプ(図示せず)が接続され、冷却水を補給
するときに開けられる注水キャップ(図示せず)が嵌着
されている。また、下側のタンク部7には、冷却水をエ
ンジン側に内部より導出するための出口パイプ(図示せ
ず)が接続されている。そして、2つのタンク部7の前
方側面には、図4にも示したように、取り付け部材5を
固定するための被取付部10が2箇所ずつ自動車の前方
側に向かって突設されている。これらの被取付部10内
には、断面形状がコの字状のインサートナット11が嵌
め込まれており、インサートナット11は被取付部10
に溶着等により固定されている。
【0008】さらに、熱交換部6の左右側部、つまりコ
ルゲートフィン9のうち最も外側に配されたコルゲート
フィン9には、図5にも示したように、導風ダクト4を
固定するためのサイドフレーム12がそれぞれ熱的に結
合されている。これらのサイドフレーム12は、断面形
状がコの字状をなしており、熱交換部6の左右側部に固
定される基板部13と、この基板部13の前方端部から
自動車の幅方向に延びる前側板部14と、この基板部1
3の後方端部から自動車の幅方向に延びる後側板部15
とからなる。なお、2つのサイドフレーム12の前側板
部14には、複数箇所に挿通孔16が形成されている。
このようなラジエータ2の各構成部品は、アルミニウム
合金や鋼板等からなり、ろう付け等の手段により互いに
結合されている。
【0009】凝縮器3は、所謂マルチフロー型のコンデ
ンサで、ラジエータ2の前方側に並列して配されてい
る。この凝縮器3は、気冷媒と冷却風とを熱交換させて
液冷媒に変化させる熱交換部17、この熱交換部17の
左右端部に接続された2つのヘッダ部18を有する。熱
交換部17は、外形形状が略方形状をなしており、2つ
のヘッダ部18を自動車の幅方向に向かって連通する複
数本のチューブ19と、各チューブ19間に波状に屈曲
せしめられたコルゲートフィン20とを備えている。2
つのヘッダ部18のうちの一方のヘッダ部18は、圧縮
機(図示せず)からの気冷媒を導入するためのもので、
冷媒配管(図示せず)を接続するためのパイプジョイン
ト(図示せず)が配されている。また、他方のヘッダ部
18は、凝縮されて液化した液冷媒を膨張弁(図示せ
ず)側に導出するためのもので、一方のヘッダ部18と
同様にして、冷媒配管(図示せず)を接続するためのパ
イプジョイント(図示せず)が配されている。
【0010】さらに、熱交換部17の上下側部、つまり
コルゲートフィン20のうち最も外側に配されたコルゲ
ートフィン20には、図4および図6にも示したよう
に、導風ダクト4と取り付け部材5を固定するためのサ
イドフレーム21がそれぞれ熱的に結合されている。こ
れらのサイドフレーム21は、断面形状がコの字状をな
しており、熱交換部17の左右側部に固定される基板部
22と、この基板部22の前方端部から自動車の幅方向
に延びる前側板部23と、この基板部22の後方端部か
ら自動車の幅方向に延びる後側板部24とからなる。な
お、2つのサイドフレーム21の前側板部23には、ボ
ルト25の挿通穴26(図4参照)が2箇所ずつ形成さ
れており、さらに5箇所に挿通孔27(図6参照)が形
成されている。また、2つのサイドフレーム21の後側
板部24には、同様にして、ボルト25の挿通穴28
(図4参照)が2箇所ずつ形成されており、さらに5箇
所に挿通孔29(図6参照)が形成されている。このよ
うな凝縮器3の各構成部品は、アルミニウム合金からな
り、ろう付け等の手段により互いに結合されている。
【0011】導風ダクト4は、樹脂材料やゴム材料より
なる方形筒状の枠体で、ラジエータ2の熱交換部6と凝
縮器3の熱交換部17とを結ぶ筒状部30と、凝縮器3
の前方側に固定される筒状部31とを備える。筒状部3
0の内部には、凝縮器3の熱交換部17を通過した冷却
風をラジエータ2の熱交換部6に導入する空気流路32
が形成されている。また、筒状部30は、内部と外部と
を区画することによって、ラジエータ2の後方側から吹
き出された加熱空気がラジエータ2の前方側に回り込む
ことを防ぐ区画壁としても作用する。その筒状部30の
上下辺部の前方側端部には、図6にも示したように、筒
状部30の上下辺部の略全幅に渡って延びる取付脚部3
3が一体的に形成されている。この取付脚部33は、本
発明の第1取付部であって、筒状部30の上下辺部の前
方側端部の外周面から、凝縮器3のサイドフレーム21
の後側板部24に当接するよう略直角方向に立設されて
いる。なお、取付脚部33の前方側の面には、後側板部
24に形成された挿通孔29内に差し込まれて筒状部3
0を凝縮器3のサイドフレーム21に固定するスナップ
ピン34が5箇所ずつ形成されている。このスナップピ
ン34は、先端部の外径が挿通孔29の内径より大き
く、さらに弾性変形が可能な形状に形成されている。な
お、筒状部30の上下辺部の前方側端部と取付脚部33
には、取り付け部材5を避けるための凹所35が2箇所
ずつ形成されている。
【0012】また、筒状部30の左右辺部の後方側端部
には、図5にも示したように、筒状部3の左右辺部の略
全幅に渡って延びる取付脚部36が一体的に形成されて
いる。この取付脚部36は、本発明の第2取付部であっ
て、筒状部30の左右辺部の後方側端部の外周面から、
ラジエータ2のサイドフレーム12の前側板部14に当
接するよう略直角方向に立設されている。なお、取付脚
部36の前方側の面には、前側板部14に形成された挿
通孔16内に差し込まれて筒状部30をラジエータ2の
サイドフレーム12に固定するスナップピン37が複数
箇所に形成されている。このスナップピン37は、ス
ップピン34と同様にして、先端部の外径が挿通孔16
の内径より大きく、さらに弾性変形が可能な形状に形成
されている。そして、筒状部30の左右辺部の前方側の
開口端部は、凝縮器3の熱交換部17の外周縁に微小間
隙を隔てて対向している。また、筒状部30の上下辺部
の後方側の開口端部は、ラジエータ2の熱交換部6の外
周縁に微小間隙を隔てて対向している。
【0013】つぎに、筒状部31の内部には、自動車の
前方側より導入された冷却風を凝縮器3の熱交換部17
に導入する空気流路38が形成される。また、筒状部3
1は、内部と外部とを区画することによって、ラジエー
タ2の後方側から吹き出された加熱空気が凝縮器3の前
方側に回り込むことを防ぐ区画壁としても作用する。そ
の筒状部31の上下辺部の後方側端部には、図6にも示
したように、筒状部31の上下辺部の略全幅に渡って延
びる取付脚部39が一体的に形成されている。この取付
脚部39は、筒状部31の上下辺部の後方側端部の外周
面から、凝縮器3のサイドフレーム21の前側板部23
に当接するよう略直角方向に立設されている。なお、取
付脚部39の後方側の面には、前側板部23に形成され
た挿通孔27内に差し込まれて筒状部31を凝縮器3の
サイドフレーム21に固定するスナップピン40が5箇
所ずつ形成されている。このスナップピン40は、先端
部の外径が挿通孔27の内径より大きく、さらに弾性変
形が可能な形状に形成されている。
【0014】なお、筒状部31の上下辺部の後方側端部
と取付脚部39には、取り付け部材5を避けるための凹
所41が2箇所ずつ形成されている。そして、筒状部3
1の左右辺部の後方側の開口端部は、凝縮器3の熱交換
部17の外周縁に微小間隙を隔てて対向している。ま
た、筒状部31の上下辺部と左右辺部の前方側の開口端
部には、口拡部42が筒状部31より一体的に形成され
ている。その口拡部42は、その内周面間が端部に向か
う程大きくなっており、その肉厚は他の部分より薄くな
って可撓性を有している。なお、ラジエータ2および凝
縮器3を自動車のエンジンルーム内に取り付けた際に
は、口拡部42が自動車のエンジンルーム内のラジエー
タサポート、ラジエータアッパーサポートおよびフロン
トクロスメンバー等からなる隔壁(図示せず)に押し付
けられたり、あるいは微小間隙を隔てて対向させた状態
となる。
【0015】取り付け部材5は、凝縮器3の両側部にそ
れぞれ配されるブラケット43、このブラケット43に
それぞれ固定されたアングル44、および凝縮器3のサ
イドフレーム21の前側板部23と後側板部24との間
に嵌め込まれたカラー45から構成されている。ブラケ
ット43は、図4にも示したように、金属製で断面形状
がコの字状をなしており、凝縮器3のサイドフレーム2
1の上下方側を覆う背板部46と、この背板部46の前
方端部から前側板部23に当接するように略直角方向に
延びる前側取付壁部47と、背板部46の後方端部から
後側板部24に当接するように略直角方向に延びる後側
取付壁部48とからなる。なお、ブラケット43の前側
取付壁部47には、ボルト25の挿通穴49が1箇所ず
つ形成されており、後側取付壁部48には、同様にし
て、ボルト25の挿通穴50が1箇所ずつ形成されてい
る。
【0016】アングル44は、図4にも示したように、
金属製で断面形状がL字状をなしており、ブラケット4
3の上側の面、下側の面に接合される接合板部51、お
よびこの接合板部51の後側端部からラジエータ2のタ
ンク部7に形成された被取付部10に当接するように略
直角方向に延ばされた取付脚部52が一体的に形成され
ている。なお、アングル44の取付脚部52には、イン
サートナット11に螺合するボルト53の挿通穴54が
1箇所ずつ形成されている。また、アングル44は、凝
縮器3のサイドフレーム21にブラケット43を固定す
る前に、ブラケット43の背板部46の上側の面、下側
の面に溶接等の手段により固定される。カラー45は、
図4にも示したように、金属製で断面形状が方形状をな
しており、サイドフレーム21の前側板部23と後側板
部24との間においてブラケット43の前側取付壁部4
7と後側取付壁部48に当接する箇所にそれぞれ嵌め込
まれている。これらのカラー45には、ボルト25の挿
通穴55が1箇所ずつ形成されている。ここで、カラー
45は、ボルト25とナット56とを締め付けることに
よって、サイドフレーム21とブラケット43とが固定
される際に、サイドフレーム21の前側板部23と後側
板部24とが変形することを防ぐ作用を有する。
【0017】この第1実施例の凝縮器3と導風ダクト4
をラジエータ2に取り付ける手順を図1ないし図6を用
いて説明する。まず、凝縮器3の前方側より導風ダクト
4の筒状部31の取付脚部39の後方側の面を、凝縮器
3の上下側部にそれぞれ一体的に固定されたサイドフレ
ーム21の前側板部23の前方側の面に押し当てる。こ
のため、取付脚部39のスナップピン40が前側板部2
3の挿通孔27内に差し込まれることによって、導風ダ
クト4の筒状部31とサイドフレーム21の前側板部2
3とが係合する。同様にして、凝縮器3の後方側より導
風ダクト4の筒状部30の取付脚部33の前方側の面
を、凝縮器3のサイドフレーム21の後側板部24の後
方側の面に押し当てる。このため、取付脚部33のスナ
ップピン34が後側板部24の挿通孔29内に差し込ま
れることによって、導風ダクト4の筒状部30とサイド
フレーム21の後側板部24とが係合する。よって、凝
縮器3と導風ダクト4とが一体の構造物となる。
【0018】つぎに、上側のサイドフレーム21の前側
板部23と後側板部24との間の所定の場所に2つのカ
ラー45をそれぞれ嵌め込み、カラー45を覆うように
ブラケット43を、筒状部30、31に形成された凹所
35、41を通して凝縮器3の上方側よりサイドフレー
ム21に係合させる。このとき、ブラケット43の前側
取付壁部47の後方側の面がサイドフレーム21の前側
板部23の前方側の面に当接し、ブラケット43の後側
取付壁部48の前方側の面がサイドフレーム21の後側
板部24の後方側の面に当接する。同様にして、凝縮器
3の下方側より下側のサイドフレーム21の前側板部2
3と後側板部24との間の所定の場所に嵌め込んだのを
覆うようにブラケット43をサイドフレーム21に係合
させて、ブラケット43の前側取付壁部47の後方側の
面をサイドフレーム21の前側板部23の前方側の面に
当接させ、ブラケット43の後側取付壁部48の前方側
の面をサイドフレーム21の後側板部24の後方側の面
に当接させる。そして、ブラケット43の前側取付壁部
47に形成された挿通穴49、サイドフレーム21の前
側板部23に形成された挿通孔26、カラー45に形成
された挿通穴55、サイドフレーム21の後側板部24
に形成された挿通孔28、ブラケット43の後側取付壁
部48に形成された挿通穴50にボルト25を差し込ん
だ後に、ボルト25の先端部にナット56を螺合させ
て、ボルト25とナット56とを締め付けることによっ
て、サイドフレーム21に取り付け部材5が取り付けら
れる。
【0019】つぎに、凝縮器3と導風ダクト4とが一体
の構造物とされたモジュールをラジエータ2の前方側に
取り付ける。すなわち、導風ダクト4の筒状部30の取
付脚部36の後方側の面を、ラジエータ2の前方側よ
り、ラジエータ2の左右側部にそれぞれ一体的に固定さ
れたサイドフレーム12の前側板部14の前方側の面に
押し当てる。このため、取付脚部36のスナップピン3
7が前側板部14の挿通孔16内に差し込まれることに
よって、導風ダクト4の筒状部30とサイドフレーム1
2の前側板部14とが係合する。そして、ブラケット4
3の両側の面にそれぞれ固定されたアングル44の取付
脚部36をラジエータ2のタンク部7に形成された被取
付部10に押し当てながら、ボルト53をインサートナ
ット11に締め付けることによって、取付脚部52の後
方側の面が被取付部10の前方側の面に取り付けられ
る。このような簡便な作業により、凝縮器3と導風ダク
ト4が同時にラジエータ2に固定される。
【0020】以上のような取り付け作業により、ラジエ
ータ2と凝縮器3と導風ダクト4とが一体となった構造
物(モジュール)を自動車のエンジンルーム前方に従来
公知の方法で固定する。なお、その際には、導風ダクト
4の筒状部31に形成された口拡部42は、エンジンル
ーム内のラジエータサポート、ラジエータアッパーサポ
ートおよびフロントクロスメンバー等からなる隔壁に押
圧された状態、あるいは微小間隙を隔てた状態にて固定
される。
【0021】この第1実施例の凝縮器と導風ダクトの取
り付け装置1の作用を図1ないし図6に基づいて簡単に
説明する。自動車のエンジンルーム内に冷却ファン(図
示せず)等により導入された冷却風は、導風ダクト4の
口拡部42より筒状部31内に形成される空気流路38
内に導入される。そして、冷却風は、筒状部31に導か
れて凝縮器3の熱交換部17を通過する。なお、熱交換
部17を通過する際に、冷却風は凝縮器3の複数本のチ
ューブ19内を流れる気冷媒と熱交換して加熱される。
そして、凝縮器3で加熱された全ての冷却風は、導風ダ
クト4の開口端部より筒状部30内に形成される空気流
路32内に導入される。さらに、冷却風は、筒状部30
に導かれてラジエータ2の熱交換部6を通過する。な
お、熱交換部6を通過する際に、冷却風は複数本のチュ
ーブ8内を流れる冷却水と熱交換してさらに加熱されて
加熱空気となってラジエータ2の熱交換部6の後方側に
吹き出される。
【0022】なお、ラジエータ2の熱交換部6から吹き
出された加熱空気は、ラジエータ2の側方等を通って再
度ラジエータ2の前方側に回り込もうとするが、導風ダ
クト4の筒状部31によって空気流路38と外部とが完
全に遮断されており、ラジエータ2の前方側への加熱空
気の回り込みを防止している。さらに、ラジエータ2の
後方側と凝縮器3の前方側とは、エンジンルーム内の隔
壁と導風ダクト4の筒状部31の口拡部42とが当接し
ているので、空気流路32と外部とが完全に遮断されて
おり、ラジエータ2から吹き出された加熱空気が凝縮器
3の前方側に回り込むことを完全に防止している。
【0023】図7は本発明の第2実施例を示し、凝縮器
のラジエータへの取り付け構造を示した図である。この
第2実施例では、凝縮器3のサイドフレーム21をラジ
エータ2のタンク部7の前方側面に形成された被取付部
10に固定する取り付け部材60として、アングル44
とカラー61を設けている。そのアングル44の接合板
部51には、カラー61に一体的に形成されたボルト6
2の挿通穴63が形成されている。また、カラー61に
は、サイドフレーム21の前側板部23の挿通穴26、
後側板部24の挿通穴28と一直線上に並ぶリベット6
4の挿通穴65が形成されている。この第2実施例で
は、凝縮器3のサイドフレーム21の前側板部23と後
側板部24との間にカラー61を嵌め込み、リベット6
4を挿通させて端部をかしめることにより、サイドフレ
ーム21とカラー61とを固定する。さらに、カラー6
1のボルト62の外周にアングル44の接合板部51を
嵌め合わせた後に、ナット66をボルト62に締め付け
ることにより、カラー61とアングル44とを固定す
る。
【0024】図8は本発明の第3実施例を示し、導風ダ
クトの凝縮器への取り付け構造を示した図である。この
第3実施例では、凝縮器3のサイドフレーム21の前側
板部23と後側板部24とにリベット66、67の挿通
穴68、69を形成し、導風ダクト4の筒状部30の取
付脚部36にリベット66の挿通穴70を形成し、導風
ダクト4の筒状部31の取付脚部39にリベット67の
挿通穴71を形成している。この第2実施例では、凝縮
器3のサイドフレーム21と導風ダクト4の筒状部30
および筒状部31とをリベット66、67により固定す
【0025】図9および図10は本発明の第4実施例を
示し、導風ダクトの凝縮器ヘの取り付け構造を示した図
である。この第4実施例では、凝縮器3のサイドフレー
ム21の前側板部23に、導風ダクト4の筒状部31の
取付脚部39の後方側の面に形成されたボス部72が嵌
め込まれる嵌合穴73を形成している。また、サイドフ
レーム21の後側板部24にも、同様にして、導風ダク
ト4の筒状部30の取付脚部36の前方側の面に形成さ
れたボス部74が嵌め込まれる嵌合穴75を形成してい
る。そして、ボス部72、74の先端部には、それらの
ボス部72、74が嵌合穴73、75内に嵌め合わされ
た際に、サイドフレーム21内で抜け止めを行うEリン
グ76、77が取り付けられる。
【0026】図11は本発明の第5実施例を示し、凝縮
器のラジエータヘの取り付け構造を示した図である。こ
の第5実施例では、下側の取り付け部材5のアングル4
4の下方側に、ゴムブッシュ78を介してラジエータ2
のタンク部7の前方側に形成された係合凹所79内に嵌
め込まれる断面形状がU字状の係合凸部80が形成され
ている。この場合には、凝縮器3の下方側部分のラジエ
ータ2への取り付けが非常に簡便となる。
【0027】〔変形例〕 本実施例では、導風ダクトの筒状部と取付脚部(第1、
第2取付部)とを一体的に樹脂等により形成したが、筒
状部と第1、第2取付部とを別途形成しても良い。例え
ば筒状部を樹脂製とし、第1、第2取付部の剛性を高め
るために第1、第2取付部を金属製としても良い。本実
施例では、マルチフロー型の凝縮器を用いたが、チュー
ブが蛇行した所謂サーペンタイン型の凝縮器等を用いて
も良い。また、導風ダクトの前方側に、凝縮器の前方側
に回り込む加熱空気を完全に遮断するためにインテーク
ダクトを結合しても良い。
【0028】
【発明の効果】本発明は、凝縮器と導風ダクトをラジエ
ータに溶接等の手段を用いることなく簡便に確実に取り
付けることができるので、取り付け作業の作業工数の低
減およびコストの低減を図ることができる。また、導風
ダクトの筒状部が凝縮器の熱交換部とラジエータの熱交
換部とを結んでいるので、ラジエータで加熱された加熱
空気が再度ラジエータの前方側に回り込むことを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示した断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示した正面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示した上面図である。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】図2のB−B断面図である。
【図6】図2のC−C断面図である。
【図7】本発明の第2実施例に適用された凝縮器のラジ
エータへの取り付け構造を示した断面図である。
【図8】本発明の第3実施例に適用された導風ダクトの
凝縮器への取り付け構造を示した断面図である。
【図9】本発明の第4実施例に適用された導風ダクトの
凝縮器への取り付け構造を示した断面図である。
【図10】図9を矢印方向から見た正面図である。
【図11】本発明の第5実施例に適用された凝縮器のラ
ジエータへの取り付け構造を示した断面図である。
【符号の説明】
1 凝縮器と導風ダクトの取り付け装置 2 ラジエータ 3 凝縮器 4 導風ダクト 5 取り付け部材(取り付け手段) 6 ラジエータの熱交換部 7 タンク部 12 ラジエータのサイドフレーム 17 凝縮器の熱交換部 18 ヘッダ部 21 凝縮器のサイドフレーム 30 筒状部 33 取付脚部(第1取付部) 36 取付脚部(第2取付部) 37 スナップピン(取付部材) 47 前側取付壁部 48 後側取付壁部 52 取付脚部 67 リベット(取付部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−130987(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 9/00 B60H 1/32 613 F28D 1/053

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)気冷媒を熱交換させて液冷媒に変
    化させる熱交換部、この熱交換部の両端部に接続された
    ヘッダ部、および前記熱交換部の両側部にサイドフレー
    ムを有する凝縮器と、 (b)この凝縮器よりも後方に前記凝縮器と、並列して
    配され、冷却水と外部空気とを熱交換させる熱交換部、
    この熱交換部の両端部に接続されたタンク部、および前
    記熱交換部の両側部にサイドフレームを有するラジエー
    タと、 (c)前記凝縮器の熱交換部と前記ラジエータの熱交換
    部とを結ぶ筒状部、この筒状部の一端部に配され、前記
    凝縮器のサイドフレームに取り付けられる第1取付部、
    および前記筒状部の他端部に配され、前記ラジエータの
    サイドフレームに取り付けられる第2取付部を有する導
    風ダクトとを備え、 この導風ダクトを前記凝縮器および前記ラジエータに対
    して、前記凝縮器および前記ラジエータが並べられる方
    向にほぼ並行に相対移動させることによって、前記導風
    ダクトの前記第1取付部を前記凝縮器のサイドフレーム
    に取付けるとともに、前記導風ダクトの前記第2取付部
    を前記ラジエータのサイドフレームに取付けることによ
    って、前記導風ダクトを前記凝縮器および前記ラジエー
    タに取り付けることを特徴とする凝縮器と導風ダクトの
    取り付け装置。
JP04017904A 1992-02-03 1992-02-03 凝縮器と導風ダクトの取り付け装置 Expired - Fee Related JP3106653B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04017904A JP3106653B2 (ja) 1992-02-03 1992-02-03 凝縮器と導風ダクトの取り付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04017904A JP3106653B2 (ja) 1992-02-03 1992-02-03 凝縮器と導風ダクトの取り付け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05215483A JPH05215483A (ja) 1993-08-24
JP3106653B2 true JP3106653B2 (ja) 2000-11-06

Family

ID=11956735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04017904A Expired - Fee Related JP3106653B2 (ja) 1992-02-03 1992-02-03 凝縮器と導風ダクトの取り付け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3106653B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0677716B1 (en) * 1994-04-12 1999-01-07 Showa Aluminum Corporation Stacked-type duplex heat exchanger
US5671803A (en) * 1995-10-23 1997-09-30 General Motors Corporation Modular condenser and fan shroud assembly
AU729629B2 (en) * 1996-08-12 2001-02-08 Calsonic Corporation Integral-type heat exchanger
DE19702183A1 (de) * 1997-01-23 1998-07-30 Laengerer & Reich Gmbh & Co Kühlmodul
JP3804166B2 (ja) * 1997-03-31 2006-08-02 株式会社デンソー 受液器一体型冷媒凝縮器の搭載構造
FR2772072B1 (fr) * 1997-12-10 2000-02-11 Valeo Thermique Moteur Sa Dispositif pour la fixation d'un conduit d'un premier echangeur de chaleur sur une boite a fluide d'un deuxieme echangeur de chaleur
JP4794976B2 (ja) * 2005-10-24 2011-10-19 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用熱交換器
JP2007139359A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Sanden Corp 熱交換器
JP5102118B2 (ja) * 2008-06-10 2012-12-19 カルソニックカンセイ株式会社 熱交換器の固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05215483A (ja) 1993-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3191385B2 (ja) 凝縮器の取り付け装置
JP3043025B2 (ja) 熱交換器
US6272881B1 (en) Refrigerant evaporator and manufacturing method for the same
US7044203B2 (en) Structure connecting heat exchanger to shroud improving workability in assembling or disassembling them
JPH10238991A (ja) 熱交換器
US20020014322A1 (en) Front end structure
JPH05332693A (ja) 熱交換器
JP3106653B2 (ja) 凝縮器と導風ダクトの取り付け装置
US6607025B2 (en) Heat-exchange module for a motor vehicle
US5749412A (en) Heat exchanger having a tubular header with a fastening lug
GB2423813A (en) Heat exchanger for vehicle
KR200184333Y1 (ko) 열교환기 매니폴드용 시일장치
JP4389793B2 (ja) 冷媒放熱器の取付構造
CN102763056A (zh) 浮动式盘管热交换器
JP3119277B2 (ja) 凝縮器の取り付け装置
US6032727A (en) Heat exchanger with an accessory, and a method of fastening the accessory on the heat exchanger
JP2002168588A (ja) 車両用複合型熱交換器
JP3378049B2 (ja) 受液器付き凝縮器
JP3057878B2 (ja) 凝縮器とファンシュラウドの取り付け装置
JP4372885B2 (ja) 複合型熱交換器の接続構造
JPH04366397A (ja) 熱交換器
CN100541099C (zh) 热交换装置的装配总成
US5482114A (en) Charged air cooler mounting bars
JPH08219589A (ja) 凝縮器
JP2004278886A (ja) 熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees