JPH08183Y2 - 走行車輛の燃料タンク取付構造 - Google Patents

走行車輛の燃料タンク取付構造

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JPH08183Y2
JPH08183Y2 JP1989058328U JP5832889U JPH08183Y2 JP H08183 Y2 JPH08183 Y2 JP H08183Y2 JP 1989058328 U JP1989058328 U JP 1989058328U JP 5832889 U JP5832889 U JP 5832889U JP H08183 Y2 JPH08183 Y2 JP H08183Y2
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JP
Japan
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fuel tank
mounting
vehicle body
brackets
mounting structure
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昌明 浜
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Kubota Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタ等の走行車輌に取付けられる燃料
タンクの取付構造に関する。
(従来の技術) 例えば、トラクタ等において、縦向きのフランジ部を
設けた燃料タンクを備え、この燃料タンクの前方に配置
されていて、エンジンからの熱風を遮断する遮蔽板を車
体上部に立設し、この遮蔽板から複数のブラケットを後
方に突設し、これらブラケットに前記燃料タンクのフラ
ンジ部をボルト締結して取付けたものがある。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来のものにあっては、燃料タンクはフランジ部
のみで固定され、燃料タンクの重量(タンク内の燃料の
重量を含む)は燃料タンクのフランジ部のブラケットへ
の取付部分に加わるので、その取付部分が燃料タンクに
振れること等により変形又は破損する惧れがある。ま
た、燃料タンクをブラケット及び遮蔽板で支持するの
で、それらを堅牢に形成しなければならず、コスト高と
なっている。
そこで本考案は、前記問題点を解決することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するために講じた技術的手段
は、車体2上部に立設した支持体12にブラケット18,19
を設けると共に、燃料タンク11の周囲に縦向きフランジ
部14を突設し、このフランジ部14の上側部分および側部
分を取付壁14b,14cとし、この取付壁14b,14cを前記ブラ
ケット18,19に、それら18,19,14b,14cに挿通した締結具
21,23を介して取付けた走行車輌の燃料タンク取付装置
において、 前記車体2上に燃料タンク11の底部を載置支持する防
振材17を設け、前記燃料タンク11の取付壁14b,14c又は
支持体12のブラケット18,19の締結具21,23の挿通用孔の
内少なくとも一方を、燃料タンク11の全重量を防振材17
に受けさせるべく上下方向に長い長孔を形成し、車体2
の上面側に取付固定した、防振材17載置用の受金具15の
前端側に防振材17の前方移動を規制する接当部15aを設
け、燃料タンク11のフランジ部14の下側部分14aを防振
材17に後方から接当させた点にある。
(作用) 燃料タンク11を取付ける際、燃料タンク11を車体2上
に設けた防振材17に載置し、支持体12に突設したブラケ
ット18,19に燃料タンク11の取付壁14b,14cを、それらに
挿通した締結具21,23で取付ける。その際、燃料タンク1
1の取付壁14b,14c又は支持体12のブラケット18,19の締
結具21,23挿通用孔の内少なくとも一方が長孔とされて
いて、燃料タンク11の上下取付位置調整が可能であり、
それによって、燃料タンク11の全重量を確実に防振材17
に受けさせられる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第7図において、1はトラクタで、2はその車体であ
る。この車体2はエンジン3、フライホイールハウジン
グ4、クラッチハウジング5及び図示省略のミッション
ケース等を連結して構成されている。6はエンジン3等
を覆うボンネットで、前部のボンネット本体部7と後部
ボンネット8とから成る。9はハンドル、10は前輪であ
る。
エンジン3の後上方には燃料タンク11が配置され、後
部ボンネット8及びボンネット本体部7の後上部で覆わ
れている。この燃料タンク11はブロー成形による樹脂製
のタンクであり、第1図乃至第3図に示すように、その
前後方向中途部には縦向きのフランジ部14が略全周に亘
って張出し状に形成されている。
第4図にも示すように、クラッチハウジング5の前端
上面には左右方向に長尺な受金具15がボルト16固定され
ている。この受金具15は板材より成り、その前端部が上
方に折曲されていてL字形に形成されている。そして、
受金具15上にはゴム等から成る左右一対の防振材17が載
置され、この防振材17に燃料タンク11が載置されてい
る。また、防振材17は受金具15前端部の折曲部分(接当
部)15aで前方移動が規制されると共に、燃料タンク11
のフランジ部14の下側部分14aで後方移動が規制されて
いる。
第1図に示すように、燃料タンク11の前方には、エン
ジン3から後方へ流れてくる熱風を遮断する遮蔽板(支
持体)12が配置されている。この遮蔽板12は燃料タンク
11前面に沿って側面視くの字状に折曲され、その下端部
が、フライホイールハウジング4(又はその他の車体構
成体)に固定された支持ステー13にボルト固定されてい
る。
遮蔽板12の上端左右方向中途部及び左右両側の上下方
向中途部には後方に突出状に上ブラケット18及び左右一
対の下ブラケット19が固定されている。第6図に示すよ
うに、上ブラケット18の先端部は上方に折曲されて取付
部18aとされ、この取付部18aと平板20とで燃料タンク11
のフランジ部14の上側部分の左右中途部の取付壁14bを
挟み、且つこれら18a,20,14bを、ボルト・ナット21によ
り締結している。第5図に示すように、下ブラケット19
の先端部は左右方向外方に折曲されて取付部19aとさ
れ、この取付部19aと平板22とでフランジ部14の側部分
の上下方向中途部の取付壁14cを挟み、且つこれら19a,2
2,14cを、ボルト・ナット23により締結している。そし
て、フランジ部14の取付壁14b,14cのボルト挿通孔24,25
は上下方向の長孔とされていて、燃料タンク11の全重量
を確実に前記防振材17で受け得るように構成されてい
る。なお、上下ブラケット18,19の取付部18a,19aのボル
ト挿通孔に長孔にしてもよく、取付部18a,19a及び取付
壁14b,14cのボルト挿通孔両方を長孔としてもよい。
燃料タンク11の上面左右方向中央部には前後方向に亘
り、アワーメータのケーブル26を通すための溝27が形成
されている。この溝27によって燃料タンク11内の上端部
空間は左右に二分割され、その二分割された空間の一方
28に給油口30が連通され、他方29の空間と給油口30とは
エア抜き用のゴムパイプ31で連通されている。
第8図は油圧配管32と油圧ポンプ33等の油圧機器との
接続構造を示しており、34は油圧配管32の一端部を接続
する筒体である。この筒体34の上下端部には銅製の座金
35が配置され、これら座金35には筒体34に内嵌する筒部
36が形成されている。そして、上下座金35に六角頭付ボ
ルト37を貫通し、そのボルト37を油圧ポンプ33のねじ孔
38に螺合させることで、上下座金35及び筒体34が油圧ポ
ンプ33上に締付固定されており、上下座金35の筒部36間
に油圧配管32に連通する環状油路39が形成されている。
また、ボルト37には油圧ポンプ33内に連通する軸方向油
路40と、この油路40と前記環状油路39とを連通する径方
向油路41とが形成されている。
(考案の効果) 本考案によれば、燃料タンク11の底部を載置支持する
防振材17を車体2上に設け、燃料タンク11の取付壁14b,
14c又は支持体12のブラケット18,19の締結具21,23挿通
用溝の内少なくとも一方を長孔としたので、燃料タンク
11の上下取付位置を調整して確実に燃料タンク11の全重
量を防振材17に受けさせるようにすることができ、燃料
タンク11の取付壁14b,14cに無理な力がかからず、且つ
ブラケット18,19及び支持体12に燃料タンク11の重量が
作用しないので、それらを安価に製造できる。また、燃
料タンク11の全重量が確実に防振材17で受けられるの
で、上下振動を効果的に吸収緩和することができる。
また、本考案では、特に、車体2の上面側に取付固定
した、防振材17載置用の受金具15の前端側に防振材17の
前方移動を規制する接当部15aを設け、燃料タンク11の
フランジ部14の下側部分14aを防振材17に後方から接当
させるよう構成したので、燃料タンク11を取付固定する
際において、防振材17を受金具15前端側の接当部に後方
から接当させ、次いで、燃料タンク11のフランジ部14の
下側部分14aを防振材17に後方から接当させることによ
って、燃料タンク11下部の取付位置を容易に決定させる
ことができ、燃料タンク11を取付ける上で作業性がよ
く、しかも、防振材17の位置決めも簡単な構成ででき、
前記構成によって一石二鳥の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は燃料タンク取付
部分の側面図、第2図は同背面図、第3図は同平面図、
第4図は要部の拡大側面図、第5図及び第6図は要部の
拡大側断面図、第7図はトラクタの側面図、第8図は油
圧配管と油圧機器との接続構造を示す図である。 2……車体、11……燃料タンク、14b,14c……取付壁、1
2……遮蔽板(支持体)、17……防振材、18……上ブラ
ケット、19……下ブラケット、21,23……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体(2)上部に立設した支持体(12)に
    ブラケット(18),(19)を設けると共に、燃料タンク
    (1)の周囲に縦向きフランジ部(14)を突設し、この
    フランジ部(14)の上側部分および側部分を取付壁(14
    b),(14c)とし、この取付壁(14b),(14c)を前記
    ブラケット(18),(19)に、それら(18),(19),
    (14b),(14c)に挿通した締結具(21),(23)を介
    して取付けた走行車輌の燃料タンク取付構造において、 前記車体(2)上に燃料タンク(11)の底部を載置支持
    する防振材(17)を設け、前記燃料タンク(11)の取付
    壁(14b),(14c)又は支持体(12)のブラケット(1
    8),(19)の締結具(21),(23)挿通用孔の内少な
    くとも一方を、燃料タンク(11)の全重量を防振材(1
    7)に受けさせるべく上下方向に長い長孔を形成し、車
    体(2)の上面側に取付固定した、防振材(17)載置用
    の受金具(15)の前端側に防振材(17)の前方移動を規
    制する接当部(15a)を設け、燃料タンク(11)のフラ
    ンジ部(14)の下側部分(14a)を防振材(17)に後方
    から接当させたことを特徴とする走行車輌の燃料タンク
    取付構造。
JP1989058328U 1989-05-19 1989-05-19 走行車輛の燃料タンク取付構造 Expired - Lifetime JPH08183Y2 (ja)

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