JPH0755068A - 螺旋管用補強材及びそれを用いた螺旋管 - Google Patents

螺旋管用補強材及びそれを用いた螺旋管

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JPH0755068A
JPH0755068A JP5197245A JP19724593A JPH0755068A JP H0755068 A JPH0755068 A JP H0755068A JP 5197245 A JP5197245 A JP 5197245A JP 19724593 A JP19724593 A JP 19724593A JP H0755068 A JPH0755068 A JP H0755068A
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Naoki Kitahashi
直機 北橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】帯状体8を螺旋状に巻回し相互に隣接する側縁
部同士を連結する螺旋管の径が変化せずに大口径、長距
離の管を形成する。 【構成】帯状体8に立設する複数のリブ11の間に挿
入、掛止される長尺の補強材1であって、該補強材1
は、該帯状体8に立設する複数のリブ11に接する部分
に食い込み部5が長手方向に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、螺旋管用補強材及びそ
れを用いた螺旋管に関するものである。特に、老朽化し
た既設管を更生するため等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】老朽化した既設管を更生するために長尺
の帯状体を螺旋状に巻回した相互に隣接する側縁部同士
を嵌合し、連結する螺旋管は特公昭61─28493号
公報等によって知られている。
【0003】この螺旋管を既設管に挿入する際、帯状体
の嵌合部が滑動して部分的に螺旋管が拡径してしまうと
いう問題があった。このため帯状体の連結部に凹凸状の
噛み合わせ部を設けて滑動を防止する帯状体が知られて
いる(実公平4─12299号公報)。
【0004】また、この螺旋管は、既設管との間にモル
タル等の裏込め材を充填して施工されるのが一般的であ
り特表昭64─500502号公報には裏込め時に螺旋
管が変形しないように螺旋管の強度を高める為に帯状体
に立設させたリブ間に補強材を挿入、掛止させることが
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実公平4─1
2299号公報の帯状体では、大口径で長距離の既設管
を更生する場合には帯状体の嵌合力が不足し、また管体
の回転前進を妨げるような抵抗が働いた場合にも管推進
力が管体の回転前進方向に適切に伝わらず、管外側方向
に働き、管の径が拡がり、管の嵌合部が滑る。そのため
管根元が拡径し、形成される螺旋管の径の一定したもの
が得られないという問題があった。
【0006】また、特表昭64─500502号公報の
方法では、既設管と螺旋管との隙間に裏込め材を圧入す
る際、螺旋管が裏込め材の注入圧力で座屈するという問
題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するものであり、螺旋管の径が変化せず、大口径、長
距離管を形成するためのものである。本発明の螺旋管用
補強材は、螺旋状に巻回し相互に隣接する側縁部同士を
連結する帯状体に用いられ、帯状体に立設する複数のリ
ブの間に挿入、掛止される長尺の補強材であって、該帯
状体に接する部分に滑動防止手段が長手方向に設けられ
ていることを特徴としている。補強材は金属製が好まし
く、さらに鉄、アルミ等であれば加工しやすく、耐食性
を必要とする用途にはステンレス鋼などがより好まし
い。また帯状体の材質よりも硬い合成樹脂製であっても
よい。帯状体と接する部分に設けられている滑動防止手
段は、ノコギリの歯形状の長手方向連続した二等辺三角
形状の食い込み部が好ましい。その高さは1mm〜10
mm程度が好ましい。その間隔は1mm〜20cm毎の
設けられてもよい。また、補強材本体部には裏込め剤が
入り込むように通孔が設けられていることが好ましい。
該補強材は断面成形機によって連続的に所定形状(W字
状、U字状)に成形することができる。滑動防止手段
は、該成形の前に加工を施しておいてもよいし、該成形
の後に加工を施しておいてもよい。帯状体はPVC、ポ
リエチレン等の合成樹脂製である。
【0008】本発明の螺旋管は、帯状体を螺旋状に巻回
し相互に隣接する側縁部同士を連結させ、帯状体に立設
する複数のリブの間に挿入、係止され、該補強材と該帯
状体とが係止されていることを特徴としている。1本の
帯状体に対して1本の補強材を帯状体に立設する複数の
リブの間に挿入させても螺旋管の強度は得られるが、さ
らに強い力に耐える様にするために複数の補強材を帯状
体に立設する複数のリブの間に挿入させてもよい。
【0009】
【作用】本発明の螺旋管用補強材は、帯状体と接する部
分に滑動防止手段が設けられているため裏込め材等の注
入の圧力が加わっても管の強度が維持でき、しかも管体
の回転前進を妨げるような抵抗が働いて、管推進力が管
体の回転前進方向に適切に伝わらない場合、管外側方向
に力が働いても、帯状体と補強材との滑動を防止する。
また、本発明の螺旋管は、帯状体に立設する複数のリブ
の間に挿入、係止されているので、既設管と螺旋管との
隙間に裏込め材を注入の圧入が加わっても管は座屈しな
い。
【0010】
【実施例】本発明の実施例について以下に説明する。図
1は本発明の螺旋管用補強材の一部分を示す斜視図であ
る。図2は本発明の補強材が帯状体に立設された断面T
字状のリブの間に装着された状態を示している。図3は
本発明の補強材と帯状体とを用いて製管し、下水管を更
生する状態を示している。1は補強材であり、断面成形
機によって長手方向断面W字状に折られている。その材
質は耐食性に優れたステンレス鋼とされ、その肉厚は1
mmである。3は通孔であり、モルタル等の裏込め材が
流入できるように、断面W字状の補強材1の傾斜した各
側縁部および中央部の各面に、長手方向にほぼ等しい間
隔をあけて並んでそれぞれ形成されている。5は補強材
1の端部2に設けられた食い込み部であり、二等辺三角
形状に長手方向に連続して設けられている。その高さは
5mmとなされている。8は帯状体でありポリエチレン樹
脂製である。11は長手方向断面T字状のリブであり、
帯状体8の平板部に等間隔に設けられている。リブ11
は、支柱部11aと、支柱部11aの上端に設けられた
頭部11bから構成されている。補強材1は、幅方向に
伸縮性を有しているために、隣接する断面T字状の各リ
ブ11の間に容易に嵌入させることができる。補強材1
は帯状体8を螺旋状に巻回する際にリブ11の間に挿入
され連続的に巻回され、食い込み部5はリブの頭部11
bと支柱部11aの付け根部分に食い込み、螺旋管20
の拡径を防止させる。1本の帯状体に対して1本の補強
材1を帯状体8に立設する複数のリブ11の間に挿入さ
せた。
【0011】補強材1は施工前に螺旋管の巻き径より小
径に強制的に湾曲され、補強材回転ローラー35に巻い
て、マンホール45の開口上部に配置する。補強材1は
マンホール45内に導入され、製管機30へと供給され
る。マンホール45内には帯状体8も導入されマンホー
ル45の下部に配置された製管機30によって螺旋状に
巻回されている。製管機30へと供給される補強材1
は、嵌合ローラー37によって帯状体8に立設する複数
のリブ11の間に嵌入される。これにより補強材1にて
補強された螺旋管20が順次製造されて下水管40に挿
入される。螺旋管の巻き径より小径に巻かれているた
め、スプリングバネ圧で外径を拘束しているため、拡径
を防止する。
【0012】本発明の補強材を用いて老朽管内に製管挿
入する場合に必要な嵌合力Prは(1)式で求められ
る。 Pr:必要嵌合力(kgf/cm) r:製管半径(cm) μ:摩擦抵抗 W:管質量(kg/m) L:管長さ(m) (1)式より管質量約70kg/m(補強材質量含
む)、製管径1200mmの管を150m製管する際に
必要な嵌合力Prは約4.2kgf/cmである(μ=
0.15)。実際に肉厚1mmの本発明の補強材を使用
した製管径1200mmの管の嵌合力を測定したところ
7.0kgf/cmであって、十分な嵌合力があった。
一方、本発明の補強材を使用しない場合の嵌合力は2.
2kgf/cmであって、嵌合部が滑り十分に製管する
ことができなかった。本発明の補強材を使用すれば15
0mの製管距離でも嵌合部が滑らずに十分に製管するこ
とができた。
【0013】
【発明の効果】本発明の補強材を用いると、鋭角に尖っ
た食い込み部が、帯状体に食い込むため、帯状体と補強
材の滑動を防止し、大口径の長距離管を径の変化なく製
管することが可能となった。また、本発明の螺旋管によ
れば、大口径の長距離管であっても、径の変化のないも
のがえられ、老朽管を更生する際に、既設管と螺旋管の
隙間に裏込め材を圧入しても管が外圧で座屈することが
なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の螺旋管用補強材の一部分を示す斜視
図。
【図2】本発明の補強材が断面T字状のリブの間に装着
された状態を示す図。
【図3】本発明の補強材と帯状体とを用いて製管し、下
水管を更生する状態を示す図。
【符号の説明】
1 補強材 2 補強材の端部 3 通孔 5 食い込み部 8 帯状体 11 リブ 11a リブの支柱部 11b リブの頭部 20 螺旋管 30 製管機 35 補強材回転ローラー 37 嵌合ローラー 40 下水管 45 マンホール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】螺旋状に巻回し相互に隣接する側縁部同士
    を嵌合し、連結する帯状体に用いられ、帯状体に立設す
    る複数のリブの間に挿入、掛止される長尺の補強材であ
    って、該帯状体に接する部分に滑動防止手段が長手方向
    に設けられていることを特徴とする螺旋管用補強材。
  2. 【請求項2】請求項1記載の滑動防止手段として、該帯
    状体に接する部分に食い込み部が長手方向に設けられて
    いることを特徴とする螺旋管用補強材。
  3. 【請求項3】帯状体が螺旋状に巻回され相互に隣接する
    側縁部同士が連結され、請求項1記載の螺旋管用補強材
    が該帯状体に立設する複数のリブの間に挿入、掛止さ
    れ、該補強材と該帯状体との滑動が防止されていること
    を特徴とする螺旋管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105889653A (zh) * 2016-07-04 2016-08-24 马清洪 一种pvc钢带缠绕管
CN112161120A (zh) * 2019-06-16 2021-01-01 白灵毅 Upvc双塑内衬增强缠绕管及其生产工艺

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