JPH0754195Y2 - シート供給装置 - Google Patents

シート供給装置

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JPH0754195Y2
JPH0754195Y2 JP1986158696U JP15869686U JPH0754195Y2 JP H0754195 Y2 JPH0754195 Y2 JP H0754195Y2 JP 1986158696 U JP1986158696 U JP 1986158696U JP 15869686 U JP15869686 U JP 15869686U JP H0754195 Y2 JPH0754195 Y2 JP H0754195Y2
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stopper
feeding
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、複写機などの画像処理装置のプラテンへ原
稿を供給するシート供給装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、画像処理装置例えば複写機に取り付けられるシー
ト供給装置は、原稿トレイに積載された原稿を繰り出し
手段により1枚ずつ送り出し、搬送ベルトでプラテン上
へ送り、基準位置にセットして複写が終了すると、再び
搬送ベルトで原稿をプラテン上から排出し、排紙トレイ
に収容するようになっている。
このようなシート供給装置には、特開昭59−42559号公
報のように原稿トレイを複数段設けて、次の原稿の送り
出しを予約する機能を備えたものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように原稿トレイが2つ以上設けられていると、上
から2段目以下の原稿トレイに原稿をセットする際、上
段の原稿トレイが邪魔になり、セットし難い。
そこで、2段目以下の原稿トレイに原稿がセットし易い
ように原稿トレイをセット位置と給紙位置との間で移動
させることが知られている。
また各原稿トレイには原稿の先端を規制するためのスト
ッパが設けられているが、従来セット位置と給紙位置と
ではストッパの原稿と接する規制角度が変わらない一
方、接触位置にずれが生じ、このため、下層紙と上層紙
との間にずれが生じたり、ストッパと原稿先端との摩擦
によりカールが生じたりして、給紙時にジャムやスキュ
ーの原因になると言う問題点があった。
〔考案の目的〕
この考案は、原稿トレイなどのシート収容部がセット位
置と給紙装置との間で移動しても、収容シートの先端の
姿勢が殆ど変わらず、整然としてシートを収容できるシ
ート供給装置を得ることを目的としている。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例について、図面を参照して説
明する。なお、この実施例ではシート供給装置として複
写機のプラテン上へ原稿を送る自動原稿送り装置を例に
説明する。
〈全体構成〉 第1図に示すように、画像処理装置例えば複写機1の上
には、自動原稿送り装置5が載置されている。
(複写機1の構成) 複写機1はプラテンガラス131上にセットされる原稿の
基準位置が片側に設けられ、基準位置の中央に原稿側縁
の中心が位置するいわゆるセンタ基準となっている。
なおプラテンガラス131の表面の基準位置側の中央に
は、第4図のように複写された用紙の中心位置を検出す
るための例えば三角形状のマークMが付けられている。
複写機1の給紙口111には給紙ローラ113が設けられ、シ
ートを収容した給紙カセット115が装着されている。給
紙ローラ113で給紙されたシートは給紙経路117を介して
ローラ119,121に導かれ、ローラ123,125に至る。
複写機1の中央部にはその全周面に感光層が被覆されて
いる感光ドラム127が回転自在に装着されており、光源1
29からプラテンガラス131上の原稿に照射された光は反
射鏡133、可動反射鏡135,137、レンズ139、可動反射鏡1
41を介して感光層上に照射されて原稿の像を結像し、感
光層上に静電潜像を形成する。
この感光ドラム127の周囲には、その回転方向に沿って
順次、感光層を帯電させる帯電用コロナ放電器143と、
感光層上に形成された静電潜像を顕像化してトナー像に
する現像装置145と、感光層に形成されたトナー像をシ
ートに転写するための転写用コロナ放電器147と、感光
ドラム127からシートを分離するための分離用コロナ放
電器149と、転写後の感光層上に残留しているトナーを
除去するクリーニング装置151等が配置されている。
さらに感光ドラム127により転写されたシートをベルト1
53を介して定着ローラ155,157に送るようになってい
る。
定着ローラ155,157で加熱定着されたシートは、ローラ1
5,161を介して搬送方向切換部163へ搬送される。
搬送方向切換部163には、切換ガイド165が設けられ、ロ
ーラ159,161により搬送されてきたシートを排紙口167ま
たはスイッチバック経路169に案内すると共に、スイッ
チバック経路169でスイッチバックしたシートを搬送経
路171に案内するようになっている。
なお切換ガイド165にはソレノイドが連結され、定常時
は第1図の実線の位置にあり、ソレノイドが励磁される
と破線の位置に回動し、励磁を解くと実線位置に復帰す
る。
排紙口167にはローラ173,175が設けられている。ローラ
175は常に右回転し、ローラ173はこれに従動する。また
排紙口167には排紙トレイ174が取り付けられてる。
またスイッチバック経路169の入口には、ローラ175に対
向するローラ177が設けられている。このローラ177には
ソレノイドが連結され、ソレノイドが励磁されていない
ときローラ177がローラ175から離間し、シートがスイッ
チバック経路169に進入可能となり、ソレノイドが励磁
されるとローラ177がローラ175に圧接され、スイッチバ
ッ経路169に進入したシートを逆方向に搬送する。
搬送経路171にはローラ159に接するローラ179と、ロー
ラ181,183,185,187,189,191が設けられている。
搬送経路171の先には中間トレイ193が設けられている。
中間トレイ193にはローラ189,191から搬送されてきたシ
ートの紙幅を揃えるためのサイドプレート195が設けら
れ、ここでその幅を揃えられたシートは搬送ローラ197
によりストッパ199に当接し、その先端が揃えられる。
中間トレイ193の先には再給紙経路201が設けられてい
る。この再給紙経路201には分離ローラ203と、給紙ロー
ラ205と、搬送ローラ207,209が設けられ、給紙経路117
に合流している。
ところで再給紙経路201には、第5図のようにシートP
に複写された三角マークMがセンタからどのくらいずれ
ているかを検出するための光学式のセンサ211が設けら
れている。
すなわち、再給紙経路201の中央に設けられたセンサ211
が三角マークMを検出した時間と基準の時間とを比較し
て、再給紙されるシートが幅方向のどちらかにどれだけ
ずれているかを検出するようになっている。
また、搬送ローラ207,209は幅方向に移動自在のフレー
ム213に支持され、フレーム213に設けられたラック215
とモータ駆動されるピニオン217との関係で、センサ211
により検出されたシートのセンタからのずれ分だけ、左
右に移動するようになっている。
(自動原稿送り装置5の構成) シート供給装置としての自動原稿送り装置5は、第2図
のように複数の原稿収容部例えば上下2段の原稿トレイ
6,7と、これらの原稿トレイ6,7から供給された原稿を一
枚に分離して送り出す分離部9と、この分離部9から送
り出された原稿を複写機1のプラテンガラス131上を搬
送する搬送部11とを備えている。
原稿トレイ6,7は、収容した原稿が分離部9の給紙口41
に自重落下自在な状態にそれぞれ例えば30度、45度ずつ
傾斜して取付けられている。
なお原稿トレイ6は、第2図、第3図で2点鎖線で示す
枠体に支持された軸43を中心にセット位置、例えば水平
位置と所定傾斜角30度傾斜した給紙位置との間で回動す
るようになっており、原稿トレイ6を水平位置に移動し
た状態で原稿トレイ6に原稿をセットする。
また給紙口41の底面は原稿の搬送方向に傾斜している。
ただし、給紙口41の底面の傾斜角度は、原稿トレイ6,7
の傾斜角度より小さくなっている。
原稿トレイ6は、セット面としてのベースプレート2と
左右一対のサイドプレート16と、フレーム45と、ベース
プレート2上に原稿がセットされているか否かを検出す
る検出手段47と、原稿の落下を規制する先端規制手段と
しての第2のストッパ49と、第1のストッパ50とを備え
ている。
サイドプレート16は、ベースプレート2上を左右に移動
して原稿の左右の側線を規制するものである。
フレーム45はベースプレート2の裏側に伸縮自在に取り
付けられ、ベースプレート2上にセットされた原稿の後
端の傾斜角度を大きくするために、例えば45度上方に折
り曲げてある。
従って下段の原稿トレイ6の後方は、この原稿トレイ6
の全体の所定傾斜角度(30度)よりも大きく傾斜(75
度)していることになる。
検出手段47は軸51を中心に回動するレバー53と、このレ
バー53の動きを検出するセンサ55とを備えている。
第2のストッパ49は軸43と同様に第2図、第3図で2点
鎖線で示す枠体に支持された軸57を中心に回動し、原稿
をベースプレート2上に支持すると共に、原稿を給紙口
41に落下させるもので、第3図のような駆動手段である
駆動装置59により駆動される。
この駆動装置59は装置枠体に設けられており、ラッチン
グソレノイド61と、アーム63,65,67,69,71と、バネ73,7
5とを備えている。
第1のストッパ50は第2のストッパ49と同様に軸57に取
り付けられ、駆動装置59により駆動される。この第1の
ストッパ50は、原稿トレイ6を水平位置(セット位置)
に回動して原稿をセットする際は(この場合当然ラッチ
ングソレノイド61は非作動状態である)ベースプレート
2から先端規制状態に突出しており、原稿をセットした
後原稿トレイ6を給紙位置に回動すると、軸43と軸57と
の関係位置から第2図のようにベースプレート2から退
避する長さに構成されている。一方、第2のストッパ49
は原稿トレイ6が給紙位置に回動してもなお先端規制可
能なる長さに成されており、原稿は退避した第1のスト
ッパ50から外れて第2のストッパ49の方に若干ずれて規
制されるのである。なお、第1のストッパ50と第2のス
トッパ49とは第2図に示すように軸57を挟んで近接して
配設されており、原稿トレイ6のセット位置から給紙位
置への回動に伴う原稿先端の移動は極めて微小となるよ
うに構成されており、この回動に伴う先端乱れは生じな
い。
アーム63は中間にピン77を有すると共に先端に長穴79を
有し、基端をラッチングソレノイド61の吸引軸にピン81
を介して取付けられている。
アーム65はピン77に係合する長穴83と、ストッパ85を有
し、軸87に回動自在に取付けられている。
アーム67は軸87に回動自在に取付けられ、一端がバネ73
で軸87を中心に右回りに付勢され、他端がアーム71を係
止するようになっている。
アーム69はアーム63の長穴79に係合するピン89と、長穴
91とを有し、軸93を中心に回動するようになっている。
なおこのアーム69はバネ75によって軸93を中心に左回り
に付勢されている。
アーム71はアーム69の長穴91に係合するピン95を有し、
基端がストッパ49の軸57に取付けられ、先端がアーム67
に係止されるようになっている。
原稿トレイ7は、ベースプレート4と、左右一対のサイ
ドプレート17と、フレーム97とベースプレート4上に原
稿がセットされているか否かを検出する検出手段99と、
原稿の落下を規制するストッパ101とを備えている。
サイドプレート17は、サイドプレート16と同様の機能を
有する。
フレーム97はベースプレート4上にセットされた原稿の
後端の傾斜角度を小さくするために、例えば45度下方に
折り曲げてあり、ベースプレート4の裏側に伸縮自在に
取付けられている。すなわち、水平面に対してベースプ
レート4は45度傾斜しているが、フレーム97の先端は水
平となる。
従って上段の原稿トレイ7の後方は、この原稿トレイ7
全体の傾斜角度(45度)よりも小さい角度(水平)にな
っていることになる。
尚、フレーム45とフレーム97は同じもので、取付け方が
上向きか下向きかが異なる。
検出手段99は、検出手段47と同様の構成となっている。
ストッパ101は軸103を中心に回動し、原稿をベースプレ
ート4上に支持すると共に、原稿を給紙口41に落下させ
るもので、第3図のような駆動装置105により駆動され
る。
この駆動装置105は、駆動装置59と同様の構成となって
いる。
分離部9は、給紙口41に原稿が供給されているか否かを
検出するセンサ18と、給紙口41に供給された原稿の先端
を規制するストッパ19と、給紙口41に供給された原稿を
繰り出す繰り出し手段例えば繰り出しローラ21と、この
繰り出しローラ21により繰り出された原稿を搬送路23へ
送り出す給送ローラ25と、給送ローラ25により送りださ
れる原稿の下面に追従する原稿の前進を阻止する分離ロ
ーラ27と、給送ローラ25により送り出された原稿を検出
するセンサ26とを備えている。ところで給送ローラ25と
分離ローラ27とで分離手段を構成する。
なお、繰り出しローラ21と給送ローラ25とをアーム22と
タイミングベルト24とで結合すると共に、ソレノイド29
の励磁/消磁に応じてアーム22を駆動し、繰り出しロー
ラ21を上下動するようになっている。また、ソレノイド
29の励磁によりストッパ19が軸20を中心に回動し、搬送
路23を開くようになっている。
給送ローラ25は、モータ31により原稿を送りだす方向、
即ち第2図において右回りに回転駆動される。また、分
離ローラ27もモータ31により駆動され、送りだされた原
稿の下面に追従する原稿の前進を阻止する方向、即ち右
回りに回転駆動される。更に、分離ローラ27は、ソレノ
イド33の励磁/消磁により給送ローラ25に対して接離さ
れる。
搬送部11の入口には、センサ36と、レジストローラ35,3
7とが設けられている。レジストローラ35はモータ39に
より回転駆動され、圧接されたレジストローラ37と共に
原稿をプラテン131上に送り出すようになっている。
〈複写機1の動作〉 給紙カセット115に収容されたシートは、給紙ローラ113
によって給紙させる。
この給紙されたシートは、給紙経路117を介してローラ1
23,125により感光ドラム127の感光層に密接するように
送り込まれ片面が複写される。このシートには三角マー
クMを複写される。
この片面が複写されたシートは搬送ベルト153を経て定
着ローラ155,157に搬送される。この定着ローラ155,157
で定着されたシートは、搬送方向切換部163に供給さ
れ、片面モードである場合にはローラ173,175により排
紙トレイ174に排出される。
両面モードである場合には給紙切換ガイド165が切り換
えられ、シートがスイッチバック経路169内に搬入され
る。
そしてシートの後端がローラ159,161を通過するとロー
ラ177がローラ175に圧接され、シートがスイッチバック
する。
このシートはローラ159,179にくわえ込まれ、搬送経路1
71を搬送され、中間トレイ193に供給される。このシー
トは搬送ローラ197により搬送され、ストッパ199に先端
を突き当てられる。そしてサイドプレート195の幅方向
への左右動により幅方向が揃えられる。
複数部の複写を行う場合には、中間トレイ193に複数枚
の片面複写されたシートが供給される。
このようにして中間トレイ193にシートが収容されると
ストッパ199が退避し、搬送ローラ197により送り出さ
れ、給紙ローラ203と分離ローラ205により一枚に分離さ
れて送り出される。このシートの後端側の三角マークM
がセンサ211を通過すると、その時の検出時間によりシ
ートの幅方向のずれが検出され、シートの先端がローラ
119,121にくわえ込まれる前に、幅方向のずれ分だけロ
ーラ207,209を幅方向にシフトさせる。
このようにずれ補正されたシートは複写されていない裏
面に複写され、定着ローラ155,157を通り、排紙トレイ1
74に排出される。この動作が中間トレイ193に供給され
ているシートの枚数だけ行われる。
〈自動原稿送り装置5の動作〉 まず、次の原稿の給送を予約しない場合、または予約す
る場合でも最初の原稿をセットする場合には、原稿面を
下に向けて原稿トレイ6または7に原稿をセットする。
これにより、検出手段47または99のセンサ55がオンす
る。
ところで、原稿トレイ6に原稿をセットする場合は、原
稿トレイ6を水平のセット位置に回動する。このため第
1のストッパ50が原稿トレイ6上に突出する。この突出
した第1のストッパ50に原稿先端を突き当てて原稿をセ
ットする。
セットが終わると原稿トレイ6を自重落下可能な給紙位
置へ回動する。これにより第1のストッパ50が退避する
と共に、セットされた原稿は略その位置を変えることな
く第2のストッパ49に係止される。
上記動作において第2図からも分かるように、原稿先端
はセット位置において第1のストッパ50で略直角に規制
されているとともに、所定傾斜角(30度)回動した後も
なお同じ略90度の角度で規制されている。このように原
稿はセット位置でも、給紙位置に移動されたときも共に
先端規制手段で同じ角度で規制され、積層された原稿の
上層、下層のものが互いにずれることがない。
なお、ストッパ49,101は、アーム71の先端がアーム67の
先端に係止されてロックされている。このため、原稿が
多量にセットされてストッパ49,101に大きな力が働いて
も、ストッパ49,101が倒れない。
このような状態において、複写ボタンが押されると、セ
ンサ55がオンした側の駆動装置59または105が動作す
る。
すなわち、ラッチングソレノイド61が励磁され、アーム
63が吸引される。その際、アーム63には長穴79が設けら
れているので、吸引の当初はピン77が軸87を中心にアー
ム65を回動させる。このため、アーム65に取り付けられ
たストッパ85に係止されたアーム67が軸87を中心に左回
りに回動し、アーム71のロックが外れる。
アーム63の吸引が進むと、ピン89が長穴79の縁に係合
し、軸93を中心にアーム69が回動する。従って、長穴91
に係合しているピン95に力が作用し、ロックが解除され
たアーム71が軸57を中心に左回りに回動し、ストッパ49
または101が倒れ、原稿が給紙口41に落下する。
原稿先端は給紙口41の傾斜部分を滑りながら1枚1枚が
少しずつずれ、分離しやすい状態で給紙口41にセットさ
れる。
そして給紙口41に原稿が供給されたことをセンサ18が検
出し、ソレノイド29を励磁して繰り出しローラ21が原稿
上に落下すると共に、ソレノイド33が励磁され、分離ロ
ーラ27が給送ローラ25に圧接される。
一方、ソレノイド29の励磁によりストッパ19が下方に回
動し、給送可能となる。
繰り出しローラ21が原稿に接した時点でモータ31が動作
し、給送ローラ25及び繰り出しローラ21が給送方向に回
転する。これにより繰り出しローラ21が原稿を最上紙か
ら繰り出す。そして原稿は正回転する給送ローラ25と逆
回転する分離ローラ27によって1枚に分離され、搬送路
23へ送られる。
そして、センサ26により原稿先端が検出される。これに
よりソレノイド29は消磁され、繰り出しローラ21は原稿
から離間され、引き続く原稿の繰り出し動作は一旦停止
する。またストッパ19が上昇し、原稿の給送を遮断す
る。
送り出された原稿は給送ローラ25により更に搬送され、
センサ36をオンさせる。これにより所定時間T1後にモー
タ31を停止させる。
ここで、前述の所定時間T1は原稿の先端がセンサ36を通
過してから、レジストローラ35,37の転接部に当接し、
原稿がたわむのに十分な時間に設定されている。このた
め、たわんだ原稿の先端はレジストされる。
そしてセンサ36がオンしてから所定時間T2(T2>T1)後
にモータ39を僅かに回転させ、レジストローラ35,37間
に原稿先端をくわえ込ませると共に、ソレノイド33を消
磁し、分離ローラ27を給送ローラ25から離間させる。こ
のようにしてレジストされた原稿は、待機状態となる。
このような状態で複写機1の複写準備が完了すると、モ
ータ39が回転し、レジストローラ35,37が原稿を送り出
し、プラテン上の基準位置にセットされる。そして、複
写動作が行なわれる。複写動作が終了すると、その原稿
はプラテン上から排出される。
なお、原稿の後端がセンサ36により検出されると、モー
タ39が停止すると共に、ソレノイド29が励磁され前述と
同様の動作により次の原稿の先出し動作が開始され、レ
ジストローラ35,37が原稿先端をくわえた状態で待機す
る。
原稿の給送を予約する場合には、原稿トレイ6及び7の
両方に原稿をセットし、操作部を操作して予約原稿の複
写条件を設定する。
このような状態において、複写ボタンが押されると、先
に給送する原稿トレイ6または7から前述のようにして
先行原稿が送り出され、最終原稿が送られると、センサ
55がオフする。しかし、他方のトレイのセンサ55はオン
しているので、予約原稿がセットされていると判断す
る。このため、原稿トレイから前述のようにして予約原
稿を送り出す。このようにして原稿が総て送り出される
とセンサ55がオフし、元の状態に復帰する。
〈実施例の効果〉 以上説明したようにこの実施例によれば、次のような効
果が得られる。
(1)原稿トレイ6を原稿のセット位置と給紙位置との
間で移動自在にすると共に、原稿トレイ6の給紙方向先
端側に、セット位置で原稿トレイ6上にほぼ直角に突出
し、給紙位置で原稿トレイ6上から退避する第1のスト
ッパ50を設けたので、セット位置での第1のストッパ50
は原稿トレイ6に対してほぼ直角に位置し、最下紙と最
上紙が位置ずれすることなく原稿先端を整然と係止する
ことができる。
そして原稿トレイ6を給紙位置に移動させたときは第1
のストッパ50は退避するので、原稿は第2のストッパ49
で係止されるが、この際だい2のストッパ49と原稿トレ
イ6とはやはりほぼ直角になり、原稿先端が整えられた
状態で給紙口41への供給を待機することにより、ジャム
やスキューを少なくすることができる。
〔変形例〕
以上この考案の一実施例について説明したが、この考案
は前記実施例に限定されるものではなく、例えば次のよ
うな変形が可能である。
(1)前記実施例では原稿の最上紙から送り出す装置を
示したが、最下紙から送り出す装置にも適用できる。
(2)前記実施例では複写機の自動原稿送り装置を示し
たが、イメージリーダやファクシミリなどの画像処理装
置の自動原稿送り装置、複写機などにコピー用紙を供給
する装置にも適用できる。
(3)前記実施例では原稿トレイが2段あるものを示し
たが、1段でもセット面上方に邪魔なものがある場合に
はトレイを上下させる必要があり、この考案を適用する
ことができる。
〔考案の効果〕
この考案に係るシート供給装置によれば、シートが積載
されるセット面を有し、このセット面上にシートを積載
するときのセット位置と、セットされたシートが前方に
自重落下し得る所定傾斜角の給紙位置との間を移動自在
のシート収容部を備えたシート供給装置において、前記
シート収容部の給紙方向先端側に位置し、セットされた
シートの給紙方向先端を規制すると共に、給紙指令によ
りこのシート先端の規制を解除する先端規制手段を具備
し、前記先端規制手段は、前記シート収容部が前記セッ
ト位置にあるとき、前記セット面上に突出し、前記セッ
ト面と所定角度でセット面上にあるシートの先端を規制
すると共に、前記シート収容部が前記セット位置から前
記給紙位置へ移動したとき、この移動に伴って前記セッ
ト面の下方に退避して、シート先端の規制を解除する第
1のストッパと、前記シート収容部の給紙位置への移動
に伴い、前記第1のストッパの退避により先端の規制を
解除されて落下するシートの先端を前記セット面に対し
て所定角度で規制すると共に、前記給紙指令により前記
セット面から退避してこの規制を解除する第2のストッ
パとから構成したので、 シート収容部がシートのセット動作の容易なセット位置
にあるときにおいてもシート先端を第1のストッパによ
って揃えることができると共に、シートをセットした
後、シート収容部をセット位置から給紙位置へ移動させ
た際、落下に伴って乱れがちなシートが第1のストッパ
によって受けた先端の規制と殆どその姿勢を変えること
なく第2のストッパに受け継がれ、セット時の整頓され
た状態を給紙位置でも保持したまま給紙指令を待機する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの考案の一実施例を示した図で、第
1図は全体構成を示す断面図、第2図は自動原稿送り装
置の分離部周辺の構成を示す断面図、第3図はストッパ
駆動装置の構成を示す断面図、第4図はプラテンガラス
の平面図、第5図は三角マークを複写されたシートの一
部を示す図、第6図はローラをシフトさせる機構を示す
図である。 1……複写機 2……ベースプレート(セット面) 5……自動原稿送り装置(シート供給装置) 6,7……原稿トレイ(シート収容部) 9……分離部 11……搬送部 41……給紙口 45……フレーム 49……第2のストッパ(先端規制手段) 50……第1のストッパ(先端規制手段) 59……駆動装置(駆動手段) 97……フレーム 101……ストッパ 105……駆動装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートが積載されるセット面を有し、この
    セット面上にシートを積載するときのセット位置と、セ
    ットされたシートが前方に自重落下し得る所定傾斜角の
    給紙位置との間を移動自在のシート収容部を備えたシー
    ト供給装置において、 前記シート収容部の給紙方向先端側に位置し、セットさ
    れたシートの給紙方向先端を規制すると共に、給紙指令
    によりこのシート先端の規制を解除する先端規制手段を
    具備し、 前記先端規制手段は、 前記シート収容部が前記セット位置にあるとき、前記セ
    ット面上に突出し、前記セット面と所定角度でセット面
    上にあるシートの先端を規制すると共に、前記シート収
    容部が前記セット位置から前記給紙位置へ移動したと
    き、この移動に伴って前記セット面の下方に退避して、
    シート先端の規制を解除する第1のストッパと、 前記シート収容部の給紙位置への移動に伴い、前記第1
    のストッパの退避により先端の規制を解除されて落下す
    るシートの先端を前記セット面に対して所定角度で規制
    すると共に、前記給紙指令により前記セット面から退避
    してこの規制を解除する第2のストッパとから成ること
    を特徴とするシート供給装置。
JP1986158696U 1986-10-16 1986-10-16 シート供給装置 Expired - Lifetime JPH0754195Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5930030B2 (ja) * 1974-09-30 1984-07-24 松下電工株式会社 単相磁石同期電動機の回転方向選択方法

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