JPH0717295B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH0717295B2 JPH0717295B2 JP61071978A JP7197886A JPH0717295B2 JP H0717295 B2 JPH0717295 B2 JP H0717295B2 JP 61071978 A JP61071978 A JP 61071978A JP 7197886 A JP7197886 A JP 7197886A JP H0717295 B2 JPH0717295 B2 JP H0717295B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protrusion
- discharge roller
- transfer sheet
- discharge
- sheet
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複写機やプリンター等の画像形成装置に関する
ものであり、更に詳細に言えば、排出方向に搬送してい
たシート材をスイツチバツクさせて排出方向とは逆方向
へ再び搬送を行なう機能を有する排出ローラを備えた画
像形成装置に関するものである。
ものであり、更に詳細に言えば、排出方向に搬送してい
たシート材をスイツチバツクさせて排出方向とは逆方向
へ再び搬送を行なう機能を有する排出ローラを備えた画
像形成装置に関するものである。
[従来の技術] 画像形成装置として複写機の場合を例にとり、第8図に
よって従来の技術を説明する。これは片面のみの複写だ
けでなく、両面複写および多重複写も行なうことができ
る複写機の断面図である。
よって従来の技術を説明する。これは片面のみの複写だ
けでなく、両面複写および多重複写も行なうことができ
る複写機の断面図である。
この複写機1は画像形成部2を内蔵する複写機本体3を
有しており、この複写機本体3は原稿載置台5,光源6,レ
ンズ7を備えており、これらの光学系により円筒状の感
光体10上に原稿に対応する潜像が形成される。そして感
光体10の周囲には1次帯電器13,夫々異なる色のトナー
を入れた現像器11a・11b,転写帯電器15,分離帯電器16,
そしてクリーナー12が順に配設されている。
有しており、この複写機本体3は原稿載置台5,光源6,レ
ンズ7を備えており、これらの光学系により円筒状の感
光体10上に原稿に対応する潜像が形成される。そして感
光体10の周囲には1次帯電器13,夫々異なる色のトナー
を入れた現像器11a・11b,転写帯電器15,分離帯電器16,
そしてクリーナー12が順に配設されている。
また、給紙カセツト9a,9bの先端部近傍には給紙ローラ1
9a,19bが配設され、それぞれ搬送ローラ対20a,20b、給
紙搬送路21a,21bを介して転写シートSがレジストロー
ラ対22に案内されるようになっている。
9a,19bが配設され、それぞれ搬送ローラ対20a,20b、給
紙搬送路21a,21bを介して転写シートSがレジストロー
ラ対22に案内されるようになっている。
そして感光体10の動きと同期してレジストローラ対から
送り出された転写シートSは転写帯電器15でトナー像を
転写され、分離帯電器16により感光体10から分離されて
から搬送装置17に至る。また、上記搬送装置17の後方に
は定着器25が配設されており、更に、定着器25の後側に
は第1の排出ローラ対26が転写シートを通常第2の排出
ローラ対27を介して機外のトレイ等に排出すべく配設さ
れている。そして、上記第1の排出ローラ対26と第2の
排出ローラ対27との間にはフラツパ29および補助フラツ
パ30が配設されていて、通常第1の排出ローラ対26から
排出された転写シートSは実線位置のフラツパ29の上側
に沿って搬送され、その搬送力で、支軸30aによって揺
動可能に支持された補助フラッパ30を支軸30aを中心と
して矢印方向に揺動させる。また転写シートSの先端
は、支軸31bによって揺動可能に支持された検知アーム3
1の検知部31aを押し上げて、検知アーム31を支軸31bを
中心に時計方向に揺動させることによって光センサ32を
作動させ、転写シートの通過を検知する。そして転写シ
ートSは正転する第2の排出ローラ対27によって機外に
排出されるようになっている。
送り出された転写シートSは転写帯電器15でトナー像を
転写され、分離帯電器16により感光体10から分離されて
から搬送装置17に至る。また、上記搬送装置17の後方に
は定着器25が配設されており、更に、定着器25の後側に
は第1の排出ローラ対26が転写シートを通常第2の排出
ローラ対27を介して機外のトレイ等に排出すべく配設さ
れている。そして、上記第1の排出ローラ対26と第2の
排出ローラ対27との間にはフラツパ29および補助フラツ
パ30が配設されていて、通常第1の排出ローラ対26から
排出された転写シートSは実線位置のフラツパ29の上側
に沿って搬送され、その搬送力で、支軸30aによって揺
動可能に支持された補助フラッパ30を支軸30aを中心と
して矢印方向に揺動させる。また転写シートSの先端
は、支軸31bによって揺動可能に支持された検知アーム3
1の検知部31aを押し上げて、検知アーム31を支軸31bを
中心に時計方向に揺動させることによって光センサ32を
作動させ、転写シートの通過を検知する。そして転写シ
ートSは正転する第2の排出ローラ対27によって機外に
排出されるようになっている。
また、両面複写に際しては、転写シートSは途中までは
上記通常時と同様に第2の排出ローラ対27の正転によっ
て部分的に機外に排出されるが、転写シートの後端が上
記補助フラツパ30を離れた時点で上記検知アーム31およ
び光センサ32の作動により第2の排出ローラ対27が逆転
作動され、転写シートSはそれにより補助フラツパ30お
よびフラツパ29の左側部にガイドされて両面搬送路33へ
と導入されるようになっている。従って、両面複写時、
上記第2の排出ローラ対27,フラツパ29,補助フラツパ3
0,検知アーム31,光センサ32などを経て両面搬送路33へ
と送られることにより、転写シートSはスイツチバツク
して表裏を反転されてレジストローラ対22へと再び搬送
される。
上記通常時と同様に第2の排出ローラ対27の正転によっ
て部分的に機外に排出されるが、転写シートの後端が上
記補助フラツパ30を離れた時点で上記検知アーム31およ
び光センサ32の作動により第2の排出ローラ対27が逆転
作動され、転写シートSはそれにより補助フラツパ30お
よびフラツパ29の左側部にガイドされて両面搬送路33へ
と導入されるようになっている。従って、両面複写時、
上記第2の排出ローラ対27,フラツパ29,補助フラツパ3
0,検知アーム31,光センサ32などを経て両面搬送路33へ
と送られることにより、転写シートSはスイツチバツク
して表裏を反転されてレジストローラ対22へと再び搬送
される。
また、多重複写に際しては、フラツパ29が右側端部を上
にした状態に切換えられ、第1の排出ローラ対26から排
出された転写シートはフラツパ29の右側部のガイド作用
により、やはり両面搬送路33へ導入されるようになって
いる。従って、多重複写時、上記第1の排出ローラ対2
6,フラツパ29を経て両面搬送路33へ送られることによ
り、転写シートSは表裏を反転されることなくレジスト
ローラ対22へ向けて送られる。そして、両面搬送路33へ
導入された転写シートSは、搬送ローラ対35,36そして
転写シートSの横方向の一側端を基準位置に揃える横レ
ジスト手段37を有するシート搬送部23を介して、前記レ
ジストローラ対22に案内されるようになっている。
にした状態に切換えられ、第1の排出ローラ対26から排
出された転写シートはフラツパ29の右側部のガイド作用
により、やはり両面搬送路33へ導入されるようになって
いる。従って、多重複写時、上記第1の排出ローラ対2
6,フラツパ29を経て両面搬送路33へ送られることによ
り、転写シートSは表裏を反転されることなくレジスト
ローラ対22へ向けて送られる。そして、両面搬送路33へ
導入された転写シートSは、搬送ローラ対35,36そして
転写シートSの横方向の一側端を基準位置に揃える横レ
ジスト手段37を有するシート搬送部23を介して、前記レ
ジストローラ対22に案内されるようになっている。
以上のように、複写機1では、同一の転写シートに多重
複写または両面複写を行う際に、画像形成部2および定
着器25を経て搬出されてきた転写済の転写シートSを、
フラツパ29等によるシート再給送手段およびシート搬送
部23を介して再び画像形成部2へと導入するようになっ
ており、その際、転写シートSの横方向の位置決めおよ
び縦方向の位置決めは、それぞれ横レジスト手段37およ
びレジストローラ対22によって、転写シートSの横方向
の一側端および先端を規定位置に揃えることによって行
われるように構成されている。
複写または両面複写を行う際に、画像形成部2および定
着器25を経て搬出されてきた転写済の転写シートSを、
フラツパ29等によるシート再給送手段およびシート搬送
部23を介して再び画像形成部2へと導入するようになっ
ており、その際、転写シートSの横方向の位置決めおよ
び縦方向の位置決めは、それぞれ横レジスト手段37およ
びレジストローラ対22によって、転写シートSの横方向
の一側端および先端を規定位置に揃えることによって行
われるように構成されている。
ところで正逆転可能に構成された第2の排出ローラ対27
は、まず転写シートSを排紙トレイ38上に整然と積載さ
せるという、本来の機能を備えていなければならない。
この為に排出される転写シートSに対して腰を付け、そ
の先端部が排紙トレイ38に接触せずにできるだけ遠くへ
送ることが望ましい。第4図は転写シートSに腰を付け
るための構成を示したもので、第2の排出ローラ対27の
下側のローラである排紙ローラ39の両端部にはそれより
も大きな径を有するフランジ41が設けられ、排紙ローラ
39に対して上側から従動コロ40が接触している。これに
よって転写シートSは図に示すように屈曲し、腰が付け
られる。第5図に示すように、排紙ローラ39の両端にフ
ランジ41が無い場合に排出される転写シートSは、実線
で示す如く排紙トレイ38の手前側でその先端部が落ちて
しまうが、フランジ41によって腰を付けられた転写シー
トSは破線で示すようにより遠方まで先端部が到達す
る。このため、排紙トレイ38あるいは排紙トレイ38上に
既に排出積載された他の転写シートとの接触抵抗が減少
し、排出時の積載がスムーズに行なわれる。
は、まず転写シートSを排紙トレイ38上に整然と積載さ
せるという、本来の機能を備えていなければならない。
この為に排出される転写シートSに対して腰を付け、そ
の先端部が排紙トレイ38に接触せずにできるだけ遠くへ
送ることが望ましい。第4図は転写シートSに腰を付け
るための構成を示したもので、第2の排出ローラ対27の
下側のローラである排紙ローラ39の両端部にはそれより
も大きな径を有するフランジ41が設けられ、排紙ローラ
39に対して上側から従動コロ40が接触している。これに
よって転写シートSは図に示すように屈曲し、腰が付け
られる。第5図に示すように、排紙ローラ39の両端にフ
ランジ41が無い場合に排出される転写シートSは、実線
で示す如く排紙トレイ38の手前側でその先端部が落ちて
しまうが、フランジ41によって腰を付けられた転写シー
トSは破線で示すようにより遠方まで先端部が到達す
る。このため、排紙トレイ38あるいは排紙トレイ38上に
既に排出積載された他の転写シートとの接触抵抗が減少
し、排出時の積載がスムーズに行なわれる。
[発明が解決しようとする問題点] 排紙トレイ38上へ転写シートSを整然と積載するために
は、転写シートSの後端を機外に向けてけり出すことも
必要であるが、先に説明した排紙ローラ39とフランジ41
のみによる構成では、けり出し力が不足である。第6図
(a)にこの構成を用いたときの排出の様子を示すが、
転写シートSの後端部近傍は排紙ローラ39と腹当たりを
起こしている。これは排紙ローラ39と転写シートSとの
摩擦力だけでは転写シートSと排紙トレイ38との接触抵
抗に勝てないためである。この対策として従来は、第6
図(b)に示すようにフランジ41の周囲にけり出し突起
41aを放射状に配置し、排出された転写シートSの後端
部を図の如くひっかけて押し出すことが行なわれてい
た。この方法によると、排紙ローラ39の材質によらず、
転写シートSを確実にけり出せるという利点がある。
は、転写シートSの後端を機外に向けてけり出すことも
必要であるが、先に説明した排紙ローラ39とフランジ41
のみによる構成では、けり出し力が不足である。第6図
(a)にこの構成を用いたときの排出の様子を示すが、
転写シートSの後端部近傍は排紙ローラ39と腹当たりを
起こしている。これは排紙ローラ39と転写シートSとの
摩擦力だけでは転写シートSと排紙トレイ38との接触抵
抗に勝てないためである。この対策として従来は、第6
図(b)に示すようにフランジ41の周囲にけり出し突起
41aを放射状に配置し、排出された転写シートSの後端
部を図の如くひっかけて押し出すことが行なわれてい
た。この方法によると、排紙ローラ39の材質によらず、
転写シートSを確実にけり出せるという利点がある。
しかしその反面この方法によれば、転写シートSの表面
とけり出し突起41aの角が当接する際に、転写シートS
にその角の跡がついてしまうという不都合な点がある。
そして両面複写のために排紙ローラ39を正逆転させる必
要がある場合には、排紙ローラ39の逆転により、もう1
度けり出し突起41aの角の跡が、転写シートSに付けら
れてしまう。この為最悪の場合には第2面目の複写時
に、その跡の付いている部分で転写抜け(トナー像が転
写されない)を起こしてしまう。更にこのけり出し突起
41aの存在により、転写シートSは上下に振動しながら
送られるので、両面複写のために逆方向へ再搬送される
転写シートSの先端(先程までは後端)がフラツパ30と
接触する際にその上下の挙動によって上方へめくれあが
ることがあり、場合によってはジヤムの原因ともなって
いた。
とけり出し突起41aの角が当接する際に、転写シートS
にその角の跡がついてしまうという不都合な点がある。
そして両面複写のために排紙ローラ39を正逆転させる必
要がある場合には、排紙ローラ39の逆転により、もう1
度けり出し突起41aの角の跡が、転写シートSに付けら
れてしまう。この為最悪の場合には第2面目の複写時
に、その跡の付いている部分で転写抜け(トナー像が転
写されない)を起こしてしまう。更にこのけり出し突起
41aの存在により、転写シートSは上下に振動しながら
送られるので、両面複写のために逆方向へ再搬送される
転写シートSの先端(先程までは後端)がフラツパ30と
接触する際にその上下の挙動によって上方へめくれあが
ることがあり、場合によってはジヤムの原因ともなって
いた。
[問題を解決するための構成] 上記従来技術の問題点を解決するための本発明の構成
は、トナー画像を担持し、シート材に前記トナー画像を
転写する像担持体と、 シート材の、前記像担持体によってトナー画像を転写さ
れていない側の面に接触し、該シート材を排出するため
に正転するか、または排出方向に搬送した後にスイッチ
バックするために正転後逆転する排出ローラと、 前記排出ローラと協働してシート材を挟持する押し当て
手段と、 前記排出ローラによってスイッチバックしたシート材
を、トナー画像を転写されていない側の面にトナー画像
を転写するために前記像担持体に搬送する搬送手段と、 前記排出ローラの端部に配設されており、排出するシー
ト材にけり出し力を与える突起とを有し、 前記突起は、 前記突起の一側面であり、前記排出ローラ周面に対して
急角度で設けられ、排出するシート材の後端部に当接し
てけり出し力を与えるけり出し側端面と、 前記突起の一側面であって前記けり出し側端面とは反対
側に位置し、前記排出ローラ周面に対して緩い角度で設
けられた逆送側端面と、 を有することを特徴とする画像形成装置である。
は、トナー画像を担持し、シート材に前記トナー画像を
転写する像担持体と、 シート材の、前記像担持体によってトナー画像を転写さ
れていない側の面に接触し、該シート材を排出するため
に正転するか、または排出方向に搬送した後にスイッチ
バックするために正転後逆転する排出ローラと、 前記排出ローラと協働してシート材を挟持する押し当て
手段と、 前記排出ローラによってスイッチバックしたシート材
を、トナー画像を転写されていない側の面にトナー画像
を転写するために前記像担持体に搬送する搬送手段と、 前記排出ローラの端部に配設されており、排出するシー
ト材にけり出し力を与える突起とを有し、 前記突起は、 前記突起の一側面であり、前記排出ローラ周面に対して
急角度で設けられ、排出するシート材の後端部に当接し
てけり出し力を与えるけり出し側端面と、 前記突起の一側面であって前記けり出し側端面とは反対
側に位置し、前記排出ローラ周面に対して緩い角度で設
けられた逆送側端面と、 を有することを特徴とする画像形成装置である。
[実施例] 第1図に本発明の第1の実施例を示す。フランジ41の周
面には8コのけり出し突起41bが設けられており、排紙
ローラ39が順方向(反時計回り)に回転して転写シート
Sを排出する場合には、けり出し突起41bのけり出し側
端部41b′は転写シートSの後端部をひっかけて、けり
出し力を与えている。また第2図に示すように排紙ロー
ラ39が逆方向(時計回り)に回転する場合には、けり出
し突起41bの逆送側端部41b″が緩やかな傾斜部を形成し
ており、逆転に際して転写シートSに跡を残すこともな
く、また急激な段差による上下動を伴った搬送もせず、
前述の如き不都合も生じない。
面には8コのけり出し突起41bが設けられており、排紙
ローラ39が順方向(反時計回り)に回転して転写シート
Sを排出する場合には、けり出し突起41bのけり出し側
端部41b′は転写シートSの後端部をひっかけて、けり
出し力を与えている。また第2図に示すように排紙ロー
ラ39が逆方向(時計回り)に回転する場合には、けり出
し突起41bの逆送側端部41b″が緩やかな傾斜部を形成し
ており、逆転に際して転写シートSに跡を残すこともな
く、また急激な段差による上下動を伴った搬送もせず、
前述の如き不都合も生じない。
第3図は本発明の第2の実施例を示したものである。第
1の実施例においてはけり出し突起41bのけり出し側端
部41b′の角は略90゜になっていたが、本実施例におい
てはけり出し側端部41c′の角は、90゜よりも大きなθ
に設定されている。この構成によると転写シートSを排
出するにあたってはある程度のけり出し力を与えられ、
且つ排紙ローラが正転する際にも転写シートSに対して
跡を付けにくくすることができる。
1の実施例においてはけり出し突起41bのけり出し側端
部41b′の角は略90゜になっていたが、本実施例におい
てはけり出し側端部41c′の角は、90゜よりも大きなθ
に設定されている。この構成によると転写シートSを排
出するにあたってはある程度のけり出し力を与えられ、
且つ排紙ローラが正転する際にも転写シートSに対して
跡を付けにくくすることができる。
第3図に示すように正転時と逆転時でけり出し力に差を
与えるためには、θaとθbを異なる大きさに設定すれ
ばよい。θaとはけり出し側端部41c′と排紙ローラ39
の周面に対して立てた法線との成す角であり、θbとは
逆送側端部41c″と上記法線との成す角である。このθ
aおよびθbが小さい程、即ち傾斜が急であればある
程、転写シートS後端に対するけり出し力は大きい。ま
たθaおよびθbが大きい程、即ち傾斜が緩い程けり出
し力は小さく、且つ転写シートSに跡を残すことも少な
い。また同じくθaおよびθbが大きい程、急激な段差
による転写シートSの上下動も小さく抑えられる。故に
排紙ローラ39が逆転して転写シートSを逆方向に搬送す
るときのようにけり出し力を必要としない場合は、θb
をできるだけ大きくして転写シートSおよびその搬送に
影響を与えないようにすると良い。
与えるためには、θaとθbを異なる大きさに設定すれ
ばよい。θaとはけり出し側端部41c′と排紙ローラ39
の周面に対して立てた法線との成す角であり、θbとは
逆送側端部41c″と上記法線との成す角である。このθ
aおよびθbが小さい程、即ち傾斜が急であればある
程、転写シートS後端に対するけり出し力は大きい。ま
たθaおよびθbが大きい程、即ち傾斜が緩い程けり出
し力は小さく、且つ転写シートSに跡を残すことも少な
い。また同じくθaおよびθbが大きい程、急激な段差
による転写シートSの上下動も小さく抑えられる。故に
排紙ローラ39が逆転して転写シートSを逆方向に搬送す
るときのようにけり出し力を必要としない場合は、θb
をできるだけ大きくして転写シートSおよびその搬送に
影響を与えないようにすると良い。
[発明の効果] 以上述べてきたように本発明は、シート材を排出する際
にけり出すための突起の逆送側端面をフランジ周面に対
して緩い角度で設けたことにより、排出ローラが逆転す
る際に上記突起によってシート材に跡が残されないよう
にして転写不良を減少させ、またシート材を逆転搬送す
る際の上下動を軽減して安定した搬送状態を保てるとい
う効果を有する。
にけり出すための突起の逆送側端面をフランジ周面に対
して緩い角度で設けたことにより、排出ローラが逆転す
る際に上記突起によってシート材に跡が残されないよう
にして転写不良を減少させ、またシート材を逆転搬送す
る際の上下動を軽減して安定した搬送状態を保てるとい
う効果を有する。
第1図は本発明を用いたシート材排出装置の第1の実施
例において排紙ローラが順方向に回転している状態を示
す要部側面図、第2図は第1図の排紙ローラが逆方向に
回転している状態を示す要部側面図、第3図は本発明を
用いたシート材排出装置の第2の実施例を示す要部側面
図、第4図は排紙ローラとフランジの関係を示す正面
図、第5図はシート材に腰を付けるためのフランジが有
る場合と無い場合とのシート材排出状況を示す比較図、
第6図(a)は従来のけり出し用の突起を備えたシート
材排出装置を示す要部側面図、第6図(b)はけり出し
用の突起を持たないシート材排出装置の要部側面図、第
7図は従来のけり出し用の突起を備えたシート材排出装
置において排紙ローラが逆方向に回転している状態を示
す要部側面図、第8図は本発明によるシート材排出装置
を適用し得る複写機の断面図である。 29……フラツパ、30……補助フラツパ、38……排紙トレ
イ、39……排紙ローラ、40……従動コロ、41……フラン
ジ、41a,41b,41c……けり出し突起、41b′,41c′……け
り出し側端面、41b″,41c″……逆送側端面。
例において排紙ローラが順方向に回転している状態を示
す要部側面図、第2図は第1図の排紙ローラが逆方向に
回転している状態を示す要部側面図、第3図は本発明を
用いたシート材排出装置の第2の実施例を示す要部側面
図、第4図は排紙ローラとフランジの関係を示す正面
図、第5図はシート材に腰を付けるためのフランジが有
る場合と無い場合とのシート材排出状況を示す比較図、
第6図(a)は従来のけり出し用の突起を備えたシート
材排出装置を示す要部側面図、第6図(b)はけり出し
用の突起を持たないシート材排出装置の要部側面図、第
7図は従来のけり出し用の突起を備えたシート材排出装
置において排紙ローラが逆方向に回転している状態を示
す要部側面図、第8図は本発明によるシート材排出装置
を適用し得る複写機の断面図である。 29……フラツパ、30……補助フラツパ、38……排紙トレ
イ、39……排紙ローラ、40……従動コロ、41……フラン
ジ、41a,41b,41c……けり出し突起、41b′,41c′……け
り出し側端面、41b″,41c″……逆送側端面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 隆志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 楠元 俊彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 奥田 直樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小池 道郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 久保田 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木村 彰良 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐々木 信和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大橋 将志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山本 康義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−162091(JP,A) 実開 昭58−154950(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】トナー画像を担持し、シート材に前記トナ
ー画像を転写する像担持体と、 シート材の、前記像担持体によってトナー画像を転写さ
れていない側の面に接触し、該シート材を排出するため
に正転するか、または排出方向に搬送した後にスイッチ
バックするために正転後逆転する排出ローラと、 前記排出ローラと協働してシート材を挟持する押し当て
手段と、 前記排出ローラによってスイッチバックしたシート材
を、トナー画像を転写されていない側の面にトナー画像
を転写するために前記像担持体に搬送する搬送手段と、 前記排出ローラの端部に配設されており、排出するシー
ト材にけり出し力を与える突起とを有し、 前記突起は、 前記突起の一側面であり、前記排出ローラ周面に対して
急角度で設けられ、排出するシート材の後端部に当接し
てけり出し力を与えるけり出し側端面と、 前記突起の一側面であって前記けり出し側端面とは反対
側に位置し、前記排出ローラ周面に対して緩い角度で設
けられた逆送側端面と、 を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】前記押し当て手段はコロを有することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61071978A JPH0717295B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61071978A JPH0717295B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62230557A JPS62230557A (ja) | 1987-10-09 |
JPH0717295B2 true JPH0717295B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=13476059
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP61071978A Expired - Fee Related JPH0717295B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0717295B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS58154950U (ja) * | 1982-04-12 | 1983-10-17 | 株式会社リコー | 自動原稿供給装置 |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP61071978A patent/JPH0717295B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8282099B2 (en) | 2005-02-03 | 2012-10-09 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Delivery mechanism, fixing device and image forming apparatus |
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JPS62230557A (ja) | 1987-10-09 |
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