JP2014061983A - 媒体排出装置、後処理装置および画像形成装置 - Google Patents

媒体排出装置、後処理装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】積載部に対する媒体の排出不良を低減すること。
【解決手段】
媒体(S)が積載される積載部(31)に向けて、第1の回転部材(2)と第2の回転部材(11)との間に媒体(2)を挟んで排出する排出部材(2+11)と、軸(17)を中心として回転可能に構成され且つ第1の回転部材(2)に接触可能な搬送部(18)と、搬送部(18)から軸方向にずれた位置に配置されて軸(17)を中心に回転可能に構成され且つ軸(17)から外周までの距離が搬送部(18)に比べて大きく形成されて軸方向に沿って媒体(S)に湾曲を付与する付与部(21)と、を有する第2の回転部材(11)と、付与部(21)の外周に設けられて、排出部材(2+11)の回転に伴って、排出される媒体(S)における媒体(S)の排出方向の上流端に接触する上流端への接触部(22)と、を備えた媒体排出装置(1)。
【選択図】図6

Description

本発明は、媒体排出装置、後処理装置および画像形成装置に関する。
画像が記録された媒体を排出部に排出する排出部材に関し、以下の特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特許第3187493号公報には、駆動ローラ(12)と、前記駆動ローラ(12)に接触して従動回転する従動ローラ(14)と、を有する用紙排出装置が記載されている。特許文献1には、従動ローラ(14)の外周面全体に軸方向に延びるV溝(16)やU溝(23)を形成して、駆動ローラ(12)と従動ローラ(14)との接触点、いわゆる、ニップを通過した用紙を、V溝(16)やU溝(23)で蹴り飛ばす構成が記載されている。
また、特許文献1には、他の実施例として、駆動用の送出ローラ(32)と従動用の加圧ローラ(34)とにおいて、送出ローラ(32)に回転部材(35)が一体的に支持される構成も記載されている。前記回転部材(35)は、送出ローラ(32)の軸方向において離間した位置に、一対配置されている。前記回転部材(35)は、弾性変形可能な突出部(35b)を有する。前記突出部(35b)は、送出ローラ(32)の外周面から、送出ローラ(32)の回転方向の上流側の接線方向に向かって突出する。また、前記突出部(35b)は、周方向に等間隔で4つ形成されている。したがって、特許文献1では、用紙の排出時に、送出ローラ(32)と共に回転部材(35)を回転させて、突出部(35b)を、送出ローラ(32)と加圧ローラ(34)との接触点、いわゆる、ニップを通過させる。この際に、突出部(35b)は、加圧ローラ(34)と接触、離間して、弾性変形、弾性復元する。すなわち、特許文献1には、突出部(35b)を弾性復元させて用紙を蹴り飛ばす構成も記載されている。
特許第3187493号公報(「0012」〜「0015」、「0018」〜「0019」、図1〜図3)
本発明は、積載部に対する媒体の排出不良を低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の媒体排出装置は、
媒体が積載される積載部に向けて媒体を排出する排出部材であって、第1の回転部材と、前記第1の回転部材に対向する第2の回転部材とを有し、前記第1の回転部材と前記第2の回転部材との間に媒体を挟んで排出する前記排出部材と、
軸を中心として回転可能に構成され且つ前記第1の回転部材に接触可能な搬送部と、前記搬送部から軸方向にずれた位置に配置されて前記軸を中心に回転可能に構成され且つ前記軸から外周までの距離が前記搬送部に比べて大きく形成されて軸方向に沿って媒体に湾曲を付与する付与部と、を有する前記第2の回転部材と、
前記付与部の外周に設けられて、前記排出部材の回転に伴って、排出される媒体における媒体の排出方向の上流端に接触する上流端への接触部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の媒体排出装置において、
前記搬送部と前記付与部とが一体的に回転可能に構成された前記第2の回転部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の媒体排出装置において、
外周が円形状の前記付与部と、
前記付与部の外周に対して凹んだ形状の前記上流端への接触部であって、径方向に沿って延びる第1の面と、前記第1の面に対して交差する方向に沿って延び且つ前記第1の面から前記第2の回転部材の回転方向の下流側に向かって延びる第2の面と、を有する前記上流端への接触部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の媒体排出装置において、
前記第2の回転部材の回転方向に対して、予め設定された間隔を空けて、複数設けられた前記上流端への接触部、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の媒体排出装置において、
前記第2の回転部材の軸方向に対して間隔を空けて配置された複数の前記付与部と、
前記複数の付与部のうちの一部の付与部にのみ設けられた前記上流端への接触部と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項6に記載の発明の後処理装置は、
画像が記録された媒体が搬送される搬送路と、
前記搬送路における媒体の搬送方向の下流端に設けられた請求項1ないし5のいずれかに記載の媒体排出装置と、
前記媒体排出装置により排出された媒体が積載される積載部と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項7に記載の発明の画像形成装置は、
媒体に画像を記録する画像記録部と、
前記画像記録部により画像が記録された媒体が搬送される搬送路と、
前記搬送路における媒体の搬送方向の下流端に設けられた請求項1ないし5のいずれかに記載の媒体排出装置と、
前記媒体排出装置により排出された媒体が積載される積載部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,6,7に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、積載部に対する媒体の排出不良を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、搬送部の回転に応じて上流端への接触部を移動させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第2の面を有しない場合に比べて、上流端への接触部に、排出される媒体における媒体の排出方向の上流端を接触させ易くすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、上流端への接触部が複数設けられていない場合に比べて、媒体の排出不良を低減し易くすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、複数の付与部の全てに上流端への接触部が設けられている場合に比べて、媒体の直進性を確保し易くすることができる。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は本発明の実施例1の像保持体ユニットと現像器とを有する可視像の形成部材の説明図である。 図3は本発明の実施例1の後処理装置の説明図である。 図4は本発明の実施例1の媒体排出装置および端綴じ装置の説明図であり、媒体の挟持部材の移動を示す説明図である。 図5は本発明の実施例1の媒体排出装置および端綴じ装置の説明図であり、第2の引き込み部材の移動を示す説明図である。 図6は本発明の実施例1の排出部材の説明図であり、図6Aは全体図、図6Bは図6Aにおける矢印VIB方向に見た図、図6Cは図6Aにおける矢印VIC方向に見た図、図6Dは図6Cの要部拡大図である。 図7は本発明の実施例1の作用説明図であり、図7Aはシートが搬入ロールで搬送されている状態の説明図、図7Bは図7Aの続きの説明図でありシートにおけるシートの搬送方向の上流端が駆動ロールと従動ロールの対向領域を通過した状態の説明図、図7Cは図7Bの続きの説明図でありシートにおけるシートの搬送方向の上流端に掻き落とし部が接触した状態の説明図、図7Dは図7Cの続きの説明図でありシートにおけるシートの搬送方向の上流端が掻き落とし部に掻き落とされた状態の説明図、図7Eは図7Dの続きの説明図でありシートがコンパイルトレイに積載された状態の説明図である。 図8は従来の構成の説明図であり、図8AはU溝がロールに対向する位置にある場合の説明図、図8BはU溝がロールに対向する位置にない場合の説明図である。 図9は本発明の実施例2の排出部材の説明図であり、図9Aは全体図、図9Bは図9Aにおける矢印IXB方向に見た図、図9Cは図9Aにおける矢印IXC方向に見た図、図9Dは図9Cの要部拡大図である。 図10は本発明の実施例3の排出部材の説明図であり、図10Aは全体図、図10Bは図10Aにおける矢印XB方向に見た図、図10Cは図10Aにおける矢印XC方向に見た図、図10Dは図10Cの要部拡大図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左
右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す
方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後
側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意
味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するも
のとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外
の図示は適宜省略されている。
(実施例1のプリンタUの全体構成の説明)
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、実施例1の画像形成装置の一例としてのプリンタUは、画像情報の読取装置の一例としてのスキャナ部U1を有する。スキャナ部U1の下方には、媒体の供給装置の一例としての給紙装置U2が配置されている。給紙装置U2の右方には、画像形成装置の本体の一例としてのプリンタの本体U3が配置されている。プリンタの本体U3の右方には、後処理装置の一例としてのフィニッシャU4が配置されている。また、給紙装置U2の上方には、操作部の一例としてのユーザインタフェースUIが支持されている。
ユーザインタフェースUIは、表示部の一例としての表示パネルUI1と、コピースタートキー、テンキー、コピー枚数入力キー等の入力釦UI2とを有する。
スキャナ部U1は、原稿の搬送装置の一例としてのドキュメントフィーダU1aや、画像の読取部の一例としてのイメージスキャナU1b等により構成されている。
給紙装置U2は、媒体の収容容器の一例としての複数の給紙トレイTR1〜TR4を有する。各給紙トレイTR1〜TR4には、媒体の一例としてのシートSが収容される。給紙装置U2の内部には、搬送路の一例としての供給路SH1が形成されている。供給路SH1は、給紙トレイTR1〜TR4と、プリンタの本体U3とを接続する。
(実施例1の画像記録部U3aの構成の説明)
図1において、プリンタの本体U3は、シートSに画像記録を行う画像記録部U3aを有する。画像記録部U3aの上方には、現像剤の供給装置の一例としてのトナーディスペンサー装置U3bが配置されている。
また、プリンタの本体U3は、制御部の一例としてのコントローラCを有する。コントローラCには、画像情報の送信装置の一例としてのクライアントパソコンPCが電気的に接続されている。コントローラCには、クライアントパソコンPCから送信された画像情報等が入力される。コントローラCは、露光機の駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路Dや、電源回路E等を制御する。
レーザ駆動回路Dは、スキャナ部U1やクライアントパソコンPCからの入力情報に基づいて、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の画像情報に応じた信号を予め設定された時期に各色Y,M,C,Kの露光機ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
前記各色Y,M,C,Kの露光機ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの下方には、像形成ユニットの引出部材U3cが支持されている。前記像形成ユニットの引き出部材U3cは、左右一対の案内部材R1,R1により、プリンタの本体U3の前方に引き出された位置と、プリンタの本体U3の内部に装着された位置との間で移動可能に支持されている。
図2は本発明の実施例1の像保持体ユニットと現像器とを有する可視像の形成部材の説明図である。
図1、図2において、各ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの下方には、像保持体の一例としての感光体Py,Pm,Pc,Pkが配置されている。実施例1では、使用頻度が高くて表面の磨耗が多い黒Kの感光体Pkは、他の色Y,M,Cの感光体Py,Pm,Pcに比べて大径に構成されている。よって、黒Kの感光体Pkは、高速回転に対応している。また、黒Kの感光体Pkは、長寿命化されている。
黒Kの感光体Pkの上方には、帯電装置の一例としての帯電器CCkが配置される。前記帯電器CCkに対して、感光体Pkの回転方向の下流側には現像器Gkが配置される。前記現像器Gkは、現像剤の保持体の一例としての現像ロールG0を有する。前記現像器Gkに対して、感光体Pkの回転方向の下流側には、1次転写器の一例としての1次転写ロールT1kが配置される。前記1次転写ロールT1kに対して、感光体Pkの回転方向の下流側には、感光体用の清掃器の一例としてのクリーナCLkが配置される。
前記感光体Pkと、帯電器CCkと、クリーナCLkとにより、実施例1の像保持体ユニットの一例としての黒Kの感光体ユニットUkが構成されている。したがって、感光体Pkと、帯電器CCkと、クリーナCLkとは、プリンタの本体U3に対して一体的に着脱可能に構成されている。他の色Y,M,Cの感光体ユニットUy,Um,Ucも、黒Kの感光体ユニットUkと同様に、感光体Py,Pm,Pc、帯電器CCy,CCm,CCc、クリーナCLy,CLm,CLcにより構成されている。
前記感光体ユニットUy,Um,Uc,Ukと現像器Gy,Gm,Gc,Gkとにより、実施例1の可視像の形成部材Uy+Gy,Um+Gm,Uc+Gc,Uk+Gkが構成されている。前記像形成ユニットの引出部材U3cには、感光体ユニットUy,Um,Uc,Ukと、現像器Gy,Gm,Gc,Gkとが、それぞれ、着脱可能に支持される。
前記像形成ユニットの引出部材U3cの下方には、中間転写体の引出部材U3dが支持されている。前記中間転写体の引出部材U3dは、プリンタの本体U3の前方に引き出された位置と、プリンタの本体U3の内部に装着された位置との間で移動可能に支持されている。中間転写体の引出部材U3dには、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが支持される。前記ベルトモジュールBMは、中間転写体の引出部材U3dにより、感光体Py,Pm,Pc,Pkの下面に接触する位置と、感光体Py,Pm,Pc,Pkの下面から下方に離れた位置との間で昇降可能に支持される。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、中間転写体の支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aと、前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kとを有する。ベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aは、中間転写体の駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdと、張力の付与部材の一例としてのテンションロールRtと、蛇行の防止部材の一例としてのウォーキングロールRwと、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfと、2次転写用の対向部材の一例としてのバックアップロールT2aとを有する。前記中間転写ベルトBは、前記ベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aにより、矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記ベルト駆動ロールRdの近傍には、中間転写体用の清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBが配置されている。
前記バックアップロールT2aの下方には、2次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニットUtは、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bを有する。前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと接触する領域により、画像の記録領域の一例としての2次転写領域Q4が形成される。また、前記バックアップロールT2aには、電圧印加用の接触部材の一例としてのコンタクトロールT2cが接触している。前記コンタクトロールT2cには、コントローラCにより制御される電源回路Eから、予め設定された時期に、トナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記バックアップロールT2aと、2次転写ロールT2bと、コンタクトロールT2cとにより、実施例1の2次転写器T2が構成されている。前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1k、中間転写ベルトB、2次転写器T2等により、感光体Py〜Pk表面の画像をシートSに転写する実施例1の転写装置T1+B+T2が構成されている。
前記ベルトモジュールBMの下方には、搬送路の一例としての搬入路SH2が形成されている。前記搬入路SH2は、給紙装置U2の供給路SH1から2次転写領域Q4に向けて延びている。前記搬入路SH2には、媒体の搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。また、前記搬入路SH2には、2次転写領域Q4に対して、シートSの搬送方向の上流側に、2次転写器T2へのシートSの搬送時期を調整する調整部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。前記レジロールRrに対して、シートSの搬送方向の下流側には、媒体の案内部材SGrが配置されている。なお、前記媒体の案内部材SGrは、レジロールRrとともに、プリンタの本体U3に固定されている。前記媒体の案内部材SGrと2次転写領域Q4との間には、転写前の媒体の案内部材SG1が配置されている。
前記2次転写領域Q4に対して、シートSの搬送方向の下流側には、転写後の媒体の案内部材SG2が配置されている。前記転写後の媒体の案内部材SG2に対して、シートSの搬送方向の下流側には、媒体の搬送部材の一例としての搬送ベルトBHが配置されている。前記搬送ベルトBHに対して、シートSの搬送方向の下流側には、定着装置Fが配置されている。前記定着装置Fは、加熱用の定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧用の定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。前記加熱ロールFhと加圧ロールFpとが接触する領域により、定着領域Q5が形成される。
前記可視像の形成部材Uy+Gy〜Uk+Gkと、転写装置T1+B+T2と、定着装置Fとにより、実施例1の画像記録部U3aが構成されている。
前記定着装置Fに対して、シートSの搬送方向の下流側には、搬送路の一例としての排出路SH3が形成されている。前記排出路SH3は、搬入路SH2におけるシートSの搬送方向の下流端から右上方に向かって延びている。前記排出路SH3には、搬送ロールRaが配置されている。前記排出路SH3におけるシートSの搬送方向の下流端には、媒体の排出部材の一例としての排出ロールRhが配置されている。
搬入路SH2と排出路SH3の接続部には、搬送路の一例としての反転路SH4におけるシートSの搬送方向の上流端が接続されている。前記反転路SH4は、下方に向かって延びている。前記反転路SH4には、媒体の反転部材の一例としての正逆回転可能な反転ロールRbが配置されている。前記反転路SH4の途中には、搬送路の一例としての排出用の反転路SH5におけるシートSの搬送方向の上流端が接続されている。前記排出用の反転路SH5におけるシートSの搬送方向の下流端は、前記排出路SH3に接続されている。前記反転路SH4の途中には、前記排出用の反転路SH5との接続部に対して、シートSの搬送方向の下流側に、搬送路の一例としての循環路SH6におけるシートSの搬送方向の上流端が接続されている。前記循環路SH6は、反転路SH4と、給紙装置U2の供給路SH1とを接続する。前記循環路SH6には、搬送ロールRaが配置されている。
前記搬入路SH2と排出路SH3の接続部には、搬送先の切替部材の一例としての切替ゲートGT1が配置されている。
前記反転路SH4と排出用の反転路SH5の接続部には、搬送方向の規制部材の一例としてのマイラーゲートGT2が配置されている。
前記反転路SH4と循環路SH6の接続部には、搬送方向の規制部材の一例としてのマイラーゲートGT3が配置されている。
前記符号SH1〜SH6で示された要素により、実施例1の本体搬送路SHが構成されている。
(実施例1の画像記録部U3aの動作)
前記プリンタUでは、コントローラCに、クライアントパソコンPCやスキャナ部U1から画像情報が入力されると、画像形成動作であるジョブが開始される。ジョブが開始されると、感光体Py〜Pkや、中間転写ベルトB等が回転する。
帯電器CCy〜CCkは、電源回路Eにより予め設定された電圧が印加されて、感光体Py〜Pkの表面を帯電させる。
露光器ROSy〜ROSkは、レーザ駆動回路Dからの信号に応じて、潜像を書き込む光の一例としてのレーザー光Ly,Lm,Lc,Lkを出力する。感光体Py〜Pkの表面には、レーザー光Ly〜Lkが照射されて静電潜像が書き込まれる。
現像器Gy〜Gkの現像ロールG0は、感光体Py〜Pkの表面の静電潜像を可視像に現像する。
トナーディスペンサー装置U3bは、現像器Gy〜Gkにおいて消費された現像剤の補給を行う。
1次転写ロールT1y〜T1kは、電源回路Eにより現像剤の帯電極性とは逆極性の1次転写電圧が印加され、感光体Py〜Pkの表面の可視像を中間転写ベルトBの表面に転写する。
クリーナCLy〜CLkは、1次転写後に感光体Py〜Pkの表面に残留した現像剤を除去して清掃する。
中間転写ベルトBは、感光体Py〜Pkに対向する1次転写領域Q3y〜Q3kを通過する際に、Y,M,C,Kの順に、画像が転写されて積層され、2次転写器T2に対向する2次転写領域Q4を通過する。なお、単色画像の場合は、1色のみの画像が転写されて2次転写領域Q4を通過する。
給紙トレイTR1〜TR4にはシートSが収容される。給紙トレイTR1〜TR4のシートSは、搬送ロールRaにより給紙装置U2の供給路SH1を搬送されて、プリンタの本体U3の搬入路SH2に搬入される。
搬入路SH2に搬入されたシートSは、レジロールRrに向けて搬送される。
レジロールRrは、中間転写ベルトBの表面の画像が2次転写領域Q4に送られる時期に合わせて、シートSを2次転写領域Q4に向けて送り出す。
2次転写器T2では、電源回路EからコンタクトロールT2cを介してバックアップロールT2aに2次転写電圧が印加される。2次転写電圧は、予め設定された現像剤の帯電極性と同極性に設定されている。よって、2次転写領域Q4を通過するシートSに中間転写ベルトBの画像が転写される。
ベルトクリーナCLBは、2次転写領域Q4で画像が転写された後の中間転写ベルトBの表面に残留した現像剤を除去して清掃する。
搬送ベルトBHは、2次転写器T2で画像が転写されたシートSを表面に保持して、定着装置Fに向けて搬送する。
定着装置Fは、定着領域Q5を通過するシートSを加圧しながら加熱する。よって、シートSの表面の未定着画像がシートSに定着される。画像が定着されたシートSは、搬入路SH2におけるシートSの搬送方向の下流端に搬送される。
搬入路SH2におけるシートSの搬送方向の下流端の切替ゲートGT1は、シートSの搬送先を、排出路SH3、または、反転路SH4のいずれかに選択的に切り替える。
シートSの表裏が反転されて排出される場合、または、両面印刷が行われる場合には、1面目に画像が記録されたシートSの搬送先が反転路SH4に切り替えられる。よって、シートSは反転路SH4に案内される。反転路SH4では、反転ロールRbによりシートSが搬送されてマイラーゲートGT2を通過する。
反転ロールRbは、シートSの表裏を反転させて排出する場合には、シートSにおけるシートSの搬送方向の上流端がマイラーゲートGT2を通過した場合に、逆回転する。よって、シートSは、逆方向に搬送されて、いわゆる、スイッチバックする。また、前記反転ロールRbは、両面印刷を行う場合には、シートSにおけるシートSの搬送方向の上流端がマイラーゲートGT2とマイラーゲートGT3を通過した場合に、逆回転して、シートSをスイッチバックさせる。
マイラーゲートGT2は、反転路SH4に搬送されてきたシートSを、そのまま、一旦通過させる。そして、マイラーゲートGT2は、スイッチバックしたシートSの搬送方向を規制して、排出用の反転路SH5に案内する。よって、シートSは、排出用の反転路SH4から排出路SH3に案内される。
マイラーゲートGT3は、反転路SH4に搬送されてきたシートSを、そのまま、一旦通過させる。そして、マイラーゲートGT3は、スイッチバックしたシートSの搬送方向を規制して、循環路SH6に案内する。
循環路SH6に搬送されたシートSは、給紙装置U2の供給路SH1に搬送される。よって、スイッチバックしたシートSは、表裏が逆になった状態で、供給路SH1から搬入路SH2のレジロールRrに向けて再送される。これにより、シートSの2面目にも画像が記録される。
画像が記録されたシートSが、プリンタの本体U3から排出される場合には、シートSの搬送先が、排出路SH3に切り替えられる。よって、画像が記録されたシートSは排出路SH3に案内される。排出路SH3ではシートSが搬送ロールRaにより搬送されて、排出ロールRhにより、プリンタの本体U3から排出される。
(実施例1のフィニッシャU4の構成の説明)
図3は本発明の実施例1の後処理装置の説明図である。
図1、図3において、プリンタの本体U3の右側には、後処理装置の一例としてのフィニッシャU4が配置されている。前記フィニッシャU4は、搬送路の一例としての搬入路SH11を有する。前記搬入路SH11は、プリンタの本体U3の排出路SH3におけるシートSの搬送方向の下流端からフィニッシャU4の内部に延びる。前記搬入路SH11におけるシートSの搬送方向の下流端には、搬送路の一例としての右方に延びる中継路SH12におけるシートSの搬送方向の上流端が接続されている。また、前記搬入路SH11におけるシートSの搬送方向の下流端には、搬送路の一例としての下方に延びる中綴じ用の搬送路SH13におけるシートSの搬送方向の上流端が接続されている。
前記中継路SH12におけるシートSの搬送方向の下流端には、搬送路の一例としての上方に延びる排出路SH14におけるシートSの搬送方向の上流端が接続されている。また、前記中継路SH12におけるシートSの搬送方向の下流端には、搬送路の一例としての右方に延びる端綴じ用の搬送路SH15におけるシートSの搬送方向の上流端が接続されている。
前記中継路SH12と、中綴じ用の搬送路SH13との分岐部には、搬送先の切替部材の一例としての第1ゲートGT11が配置されている。
前記排出路SH14と、端綴じ用の搬送路SH15との分岐部には、搬送先の切替部材の一例としての第2ゲートGT12が配置されている。
前記排出路SH14におけるシートSの搬送方向の下流端には、排出部材の一例としての排出ロールRh1が配置されている。前記排出ロールRh1に対して、シートSの排出方向の下流側には、媒体の排出部の一例としてのトップトレイTH0が支持されている。
前記端綴じ用の搬送路SH15に対して、シートSの搬送方向の下流側には、端綴じ装置HTSが配置されている。前記端綴じ装置HTSに対して、シートSの搬送方向の下流側には、端綴じ用の排出部の一例としてのスタッカトレイTH1が支持されている。前記スタッカトレイTH1は、昇降可能に支持されている。
前記中綴じ用の排出路SH13に対して、シートSの搬送方向の下流側には、中綴じ装置NTSが配置されている。なお、前記中綴じ装置NTSは、従来公知であり、例えば、特開2003−089462号公報、特開2007−070124号公報や特開2011−37596号公報等に記載の構成等を採用可能である。よって、中綴じ装置NTSの詳細な説明は省略する。前記中綴じ装置NTSに対して、シートSの搬送方向の下流側には、中綴じ用の排出部の一例としての中綴じ用のスタッカトレイTH2が支持されている。
(実施例1のフィニッシャU4の動作)
前記フィニッシャU4では、プリンタの本体U3からシートSが搬入路SH11に搬入される。搬入路SH11に搬入されたシートSは、第1ゲートGT11に搬送される。
第1ゲートGT1は、シートSの搬送先を、中継路SH12、または、中綴じ用の搬送路SH13のいずれかに後処理の設定に応じて選択的に切替える。
中継路SH12に搬送されたシートSは、第2ゲートGT12に搬送される。
第2ゲートGT2は、シートSの搬送先を、排出路SH14、または、端綴じ用の搬送路SH15のいずれかに後処理の設定に応じて選択的に切替える。
排出路SH14に搬送されたシートSは、排出ロールRh1によりトップトレイTH0に排出される。
端綴じ用の搬送路SH15に搬送されたシートSは、端綴じ装置HTSに搬送される。
端綴じ装置HTSは、複数枚のシートSを束にして端を揃えたり、シートSの束の端を綴じたりする。端綴じ装置HTSにより処理されたシートSはスタッカトレイTH1に排出される。
スタッカトレイTH1は、シートSが積載されると、シートSの積載量に応じて下降する。
中綴じ用の搬送路SH13に搬送されたシートSは、中綴じ装置NTSに搬送される。
中綴じ装置NTSは、複数枚のシートSを束にして、シートSの搬送方向の中央部を綴じる。そして、前記中綴じ装置NTSは、綴じられたシートSの束を前記中央部で2つ折りして、中綴じ用のスタッカトレイTH2に排出する。
(実施例1の搬入装置1の詳細な説明)
図4は本発明の実施例1の媒体排出装置および端綴じ装置の説明図であり、媒体の挟持部材の移動を示す説明図である。
図5は本発明の実施例1の媒体排出装置および端綴じ装置の説明図であり、第2の引き込み部材の移動を示す説明図である。
図6は本発明の実施例1の排出部材の説明図であり、図6Aは全体図、図6Bは図6Aにおける矢印VIB方向に見た図、図6Cは図6Aにおける矢印VIC方向に見た図、図6Dは図6Cの要部拡大図である。
図4〜図6において、端綴じ用の搬送路SH15におけるシートSの搬送方向の下流端には、媒体排出装置の一例として搬入装置1が配置されている。前記搬入装置1は、第1の回転部材の一例としての駆動ロール2を有する。
図6において、前記駆動ロール2は、前後方向に延びる駆動軸3を有する。前記駆動軸3はフィニッシャU4に回転可能に支持されている。前記駆動軸3には、駆動力の伝達部材の一例としてのギアG1を介して、駆動源M1から駆動力が伝達される。前記駆動軸3には、駆動側の搬送部の一例としての駆動ロールの本体4が支持されている。前記駆動ロールの本体4は、駆動軸3に比べて大径の円柱状に形成されている。前記駆動ロールの本体4は、軸方向に間隔を空けて複数配置されている。なお、実施例1では、駆動ロールの本体4は、軸方向に4つ配置されている。前記駆動ロールの本体4は、駆動軸3と共に回転して駆動軸3を中心に回転する。前記駆動軸3と、駆動ロールの本体4とにより、実施例1の駆動ロール2が構成されている。
前記駆動ロール2の下方には、前記駆動ロール2に対向する第2の回転部材の一例としての従動ロール11が配置されている。前記従動ロール11は、軸方向に対して間隔を空けて配置された4つの従動部12,13,14,15を有する。前記各従動部12〜15は、4つの駆動ロールの本体4の配置位置に対応して配置されている。
最も前側に配置された第1の従動部12は、軸の一例として、前後方向に延びる支持軸17を有する。前記支持軸17には、従動側の搬送部の一例としての従動ロールの本体18が回転可能に支持されている。前記従動ロールの本体18は、支持軸17に比べて大径の円柱状に形成されている。前記従動ロールの本体18は、前記駆動ロールの本体4に比べて軸方向に長く構成されている。なお、前記支持軸17は、付勢部材の一例としてのバネ19により支持されている。前記バネ19は、支持軸17を駆動ロール2側に付勢する力を作用させている。よって、前記従動ロールの本体18は、駆動ロールの本体4側に付勢された状態で、支持軸17を中心に回転可能に構成されている。
第1の従動部12の従動ロールの本体18の前側には、付与部の一例としてのコルゲーションロール部21が配置されている。実施例1では、コルゲーションロール部21は、前記従動ロールの本体18と一体的に形成されている。したがって、実施例1では、前記コルゲーションロール部21は、従動ロールの本体18と、一体的に、支持軸17を中心に回転可能に支持されている。前記コルゲーションロール部21は、従動ロールの本体18に比べて大径の円板状に構成されている。すなわち、前記コルゲーションロール部21は、前記支持軸17から外周までの距離が前記従動ロールの本体18に比べて大きく形成されている。前記コルゲーションロール部21には、従動ロールの本体側18に、緩衝部の一例としてのテーパ部21aが形成されている。前記テーパ部21aは、従動ロールの本体18に近づくに連れて従動ロールの本体18の外径に近づくように形成されている。
前記支持軸17、従動ロールの本体18、バネ19、コルゲーションロール部21により、実施例1の第1の従動部12が構成されている。
前記第1の従動部12に対して後方に配置された第2の従動部13と、前記第2の従動部13に対して後方に配置された第3の従動部14とでは、コルゲーションロール部21が、従動ロールの本体18の後側に配置されている点以外は、第1の従動部12と同様に構成されている。よって、第2、第3の従動部13,14についての詳細な説明は省略する。
最も後側に配置された第4の従動部15では、第2、第3の従動部13,14と同様に、従動ロールの本体18に対して後側にコルゲーションロール部21が配置されている。
第4の従動部15におけるコルゲーションロール部21には、上流端への接触部の一例としての掻き落とし部22が形成されている。前記掻き落とし部22は、コルゲーションロール部21の外周に形成されている。前記掻き落とし部22は、従動ロール11の回転方向、すなわち、コルゲーションロール部21の回転方向に対して、予め設定された間隔を空けて複数配置されている。具体的には、実施例1の掻き落とし部22は、コルゲーションロール部21の回転方向に対して、位相が180度異なる位置に2カ所形成されている。
図6Dにおいて、前記掻き落とし部22は、コルゲーションロール部21の外周に対して凹んだ形状に形成されている。前記掻き落とし部22は、第1の面の一例としての第1の切除面23を有する。前記第1の切除面23は、径方向に延びている。実施例1では、第1の切除面23における径方向の内端は、従動ロールの本体18の外径に対応する位置に設定されている。前記第1の切除面23の径方向の内端の位置から、コルゲーションロール部21の回転方向の下流側に向かって、第2の面の一例としての第2の切除面24が形成されている。よって、前記第2の切除面24は、第1の切除面23に対して交差する方向に沿って延びている。
前記第1の切除面23と第2の切除面24とにより、実施例1の掻き落とし部22が構成されている。したがって、図6C、図6Dに示すように、実施例1の掻き落とし部22は、軸方向から見て、コルゲーションロール部21の外周部が、2カ所、L字形状に切り欠かれた形状をしている。
前記支持軸17、従動ロールの本体18、バネ19、コルゲーションロール部21、掻き落とし部22により、実施例1の第4の従動部15が構成されている。
なお、実施例1のプリンタの本体U3においては、シートSの搬送や、シートSに対する画像形成が、シートSの搬送方向に対して交差する方向、すなわち、シートSの幅方向における後端を基準として行われる。よって、シートSは、全ての大きさのシートSが、シートSの幅方向の後端を基準として搬送される。したがって、フィニッシャU4の搬入装置1には、シートSの幅方向の後端が揃った状態で、シートSが搬送される。これに対応して、実施例1では、後端に配置された第4の従動部15のコルゲーションロール部21に、掻き落とし部22が形成されている。よって、シートSは、シートSの幅方向の長さに関わらず、掻き落とし部22の位置を通過する。したがって、掻き落とし部22は、全てのサイズのシートSに接触可能に配置されており、全てのサイズのシートSを掻き落とし可能に構成されている。
前記第1の従動部12、第2の従動部13、第3の従動部14、第4の従動部15により、実施例1の従動ロール11が構成されている。
前記駆動ロール2と従動ロール11とにより、実施例1の排出部材の一例としての搬入ロール2+11が構成されている。
前記搬入ロール2+11に対して、シートSの搬送方向における上流側には、媒体の検知部材の一例としての搬入センサSN1が配置されている。
前記搬入ロール2+11や、ギアG1、駆動源M1、搬入センサSN1などにより、実施例1の搬入装置1が構成されている。
(実施例1の端綴じ装置の詳細な説明)
図4、図5において、前記搬入ロール2+11に対して、シートSの搬送方向の下流側には端綴じ装置HTSが配置されている。
前記端綴じ装置HTSは、積載部の一例としてのコンパイルトレイ31を有する。前記コンパイルトレイ31は、複数の記録シートSが積載される積載面31aを有する。前記積載面31aは、右側が上方となるように、水平に対し緩傾斜している。
前記コンパイルトレイ31上には、媒体の幅方向の端の揃え部材の一例としてのタンパ32,33が前後一対配置されている。前記各タンパ32,33は、それぞれ、前後方向に移動可能に支持されている。すなわち、前記タンパ32,33は、互いに接近、離間可能に構成されている。
前記コンパイルトレイ31の左下には、媒体の搬送方向の端の揃え部材の一例としてのエンドウォール41が支持されている。前記エンドウォール41は、コンパイルトレイ31の積載面31aに対して上方に立ち上がる位置決め壁41aと、前記位置決め壁41aの上端から右上方に延びる案内壁41bとを有する。
前記エンドウォール41の上方には、第1の引込部材の一例としてのメインパドル51が支持されている。前記メインパドル51は、可撓性のシート接触部51aを有している。前記シート接触部51aは、コンパイルトレイ31上のシートSに接触可能に構成されている。
前記エンドウォール41の左下方には、綴じ部材の案内部材の一例としてのステープラ用のガイド61が支持されている。前記ステープラ用のガイド61は、エンドウォール41に沿って前後方向に延びている。
前記ステープラ用のガイド61には、綴じ部材の一例としてのステープラ71が支持されている。前記ステープラ71は、ステープラ用のガイド61に沿って移動可能に構成されている。よって、前記ステープラ71は、エンドウォール41に沿って前後方向に移動可能に支持されている。
前記コンパイルトレイ31の右上方には、前後方向に延びる排出軸81が設けられている。前記排出軸81は正逆回転可能に構成されている。
前記排出軸81には、排出部材の一例としての排出ローラ82が回転可能に支持されている。
また、前記排出軸81には、媒体の押え部材の一例としてのセットクランプパドル83が支持されている。
さらに、前記排出軸81には、延長部材の一例としてのシェルフ84が支持されている。前記シェルフ84は、前記コンパイルトレイ31の積載面31aに対して、シートSの排出方向の下流側の延長線上に伸縮移動可能に構成されている。
前記排出ローラ82の上方には、媒体の挟持部材の一例としてのクランプローラ91が配置されている。前記クランプローラ91は、昇降可能に構成されている。前記クランプローラ91は、排出ローラ82から離間する図4の実線で示す位置と、排出ローラ82に接近して記録シートSに接触する図4の破線で示す位置との間を移動可能に構成されている。
図5において、前記コンパイルトレイ31の上方には、前記クランプローラ91から前後方向にずれた位置に、第2の引込部材の一例としてのサブパドル101が配置されている。前記サブパドル101は、可撓性のシート接触部101aを有している。前記サブパドル101は、昇降可能に構成されている。前記サブパドル101は、コンパイルトレイ31から離間する図5の実線で示す位置と、コンパイルトレイ31に積載された記録シートSに接触する図5の破線で示す位置との間を移動可能に構成されている。
前記コンパイルトレイ31、タンパ32,33、エンドウォール41、ステープラ用のガイド61、ステープラ71、排出軸81、排出ローラ82、セットクランプパドル83、シェルフ84、クランプローラ91、サブパドル101などにより、実施例1の端綴じ装置HTSが構成されている。なお、端綴じ装置HTSとしては、従来公知の構成が適用可能であり、例えば、特開2003−089462号公報、特開2003−089463号公報、特開2006−69746号公報や特開2006−69749号公報等に記載の構成等を採用可能である。
(搬入装置1と端綴じ装置HTSの詳細な動作)
前記構成を備えた実施例1のフィニッシャU4では、画像が記録されたシートSがプリンタの本体U3から搬入されると、後処理の設定に応じて、排出路SH14、端綴じ用の搬送路SH15、中綴じ用の搬送路SH13のいずれかにシートSが搬送される。後処理の設定として端綴じ処理や整合処理が設定されている場合には、シートSは、搬入路SH11、中継路SH12を介して、端綴じ用の搬送路SH15に搬送される。端綴じ用の搬送路SH15に搬送されたシートSは、搬入装置1に向けて搬送される。なお、この際に、シートSは搬入センサSN1の検知位置を通過する。搬入センサSN1は、シートSにおけるシートSの搬送方向の下流端や上流端の通過を検知する。
搬入装置1に搬送されたシートSは、駆動ロール2と従動ロール11との間に挟まれながら、コンパイルトレイ31に向けて排出される。すなわち、シートSは、駆動ロールの本体4と従動ロールの本体18との間に挟まれながら搬送される。このとき、シートSは、大径のコルゲーションロール部21で径方向の外側に押されながら搬送される。したがって、シートSには、軸方向に沿って湾曲して、波打ち形状、いわゆる、コルゲーションが付与される。コルゲーションが付与されたシートSは、直進性が増した状態で、端綴じ装置HTSのコンパイルトレイ31に向けて排出される。シートSは、搬入ロール2+11から排出されると、コンパイルトレイ31の積載面31a上に落下する。
コンパイルトレイ31に対して1枚目のシートSが搬入装置1から排出される際に、セットクランプパドル83は、積載面31aの延長線上に伸びた図5の実線で示す位置に保持されている。よって、シートSがコンパイルトレイ31に排出された場合に、シートSにおける積載面31aからはみ出た部分、すなわち、シートSにおけるスタッカトレイTH1側の部分がセットクランプパドル83に支持される。
また、コンパイルトレイ31に対して1枚目のシートSが搬入装置1から排出される際には、搬入センサSN1の検知結果に基づいて、排出ローラ82は予め設定された時間だけ正回転して停止する。したがって、コンパイルトレイ31に落下した1枚目のシートSは、排出ローラ82の正回転に応じて、スタッカトレイTH1側に搬送される。また、排出ローラ82が停止する直前に、図示しない電磁クラッチが接続されて、セットクランプパドル83は、排出ローラ82の正回転に伴って下方に回転する。よって、セットクランプパドル83は、スタッカトレイTH1に積載されたシートSの束を押さえる図5の破線で示す位置に移動する。
排出ローラ82が予め設定された時間だけ正回転して停止すると、クランプローラ91が下降して排出ローラ82と共にシートSを挟む。そして、クランプローラ91と排出ローラ82がシートSを挟むと、排出ローラ82が逆回転して、シートSを、メインパドル51、エンドウオール41側に向けて搬送する。このとき、排出ローラ82の逆回転に伴って、シェルフ84が積載面31aの延長線上に対して縮んだ図5に示す位置から、積載面の延長線上に伸びた図4に示す位置に移動する。前記シェルフ84は、シートSにおけるスタッカトレイTH1側を支持する。
なお、コンパイルトレイ31に対して2枚目以降のシートSが搬入された場合には、クランプローラ91の代わりに、サブパドル101が下降して回転し、シートSをメインパドル51に向けて引き込む。
メインパドル51まで引き込まれたシートSは、メインパドル51の回転に伴って、エンドウォール41に向けて引き込まれる。
エンドウオール41では、位置決め壁41aがシートSにおけるエンドウオール41側の端に接触して、シートSにおけるエンドウオール41側の端の位置が揃えられる。なお、エンドウオール41の案内壁41bは、位置決め壁41aに向かって移動するシートSにおけるエンドウオール41側の端が上方に湾曲している場合に、シートSにおけるエンドウオール41側の端を、下方の位置決め壁41aに案内する。よって、シートSにおけるエンドウオール41側の端が上方に湾曲している場合にも、シートSにおけるエンドウオール41側の端の位置が揃えられる。
シートSがコンパイルトレイ31に搬入されて積載される度、すなわち、搬入センサSN1にシートSが検知されて予め設定された時間が経過する度に、タンパ32,33が、前後方向に移動する。タンパ32,33は、前後方向に移動して、コンパイルトレイ31に積載されたシートSにおけるシートSの幅方向の端に接触する。よって、シートSにおけるシートSの幅方向の端の位置が揃えられる。
したがって、エンドウオール41とタンパ32,33とにより、コンパイルトレイ31に積載された複数のシートSの端の位置が揃えられて、いわゆる、整合が行われる。
端綴じ処理が設定されている場合には、予め設定された枚数のシートSがコンパイルトレイ31に積載されて整合されると、ステープラ71が作動する。ステープラ71は、端縁に沿って綴じたり、角を綴じたりする端綴じの位置に応じて、ステープラガイド61に沿って移動する。前記ステープラ71は、設定された端綴じの位置に移動すると、シートSの束を綴じ用の針で綴じる。
整合処理や、端綴じ処理が終了すると、シートSの幅方向の排出位置、いわゆる、オフセットの排出位置に応じて、タンパ32,33がシートSの束を移動させる。タンパ32,33がシートSの束を移動させると、クランプローラ91が下降して排出ローラ82と共にシートSの束を挟む。そして、クランプローラ91と排出ローラ82がシートSを挟むと、排出ローラ82が正回転して、シートSの束を、スタッカトレイTH1に向けて排出する。
このとき、排出ローラ82の正回転に伴って、シェルフ84は積載面31aの延長線上に対して縮んだ位置に移動する。よって、シートSの束は、シェルフ84に引っ掛からずにスタッカトレイTH1に落下し易くなる。
また、セットクランプパドル83は、シートSの束におけるシートSの排出方向の上流端が排出ローラ82を通過する時期に合わせて、図示しない電磁クラッチが接続される。電磁クラッチが接続されたセットクランプパドル83は、排出ローラ82の正回転に伴って上方に回転移動して、積載面31aの延長線上に伸びた図5の実線で示す位置に移動する。よって、シートSの束がスタッカトレイTH1に落下する際に、シートSの束は、セットクランプパドル83と接触せずに、スタッカトレイTH1に積載される。また、新たなシートSの束の1枚目のシートSがコンパイルトレイ1に対して排出された場合に、セットクランプパドル83で支持可能となる。
図7は本発明の実施例1の作用説明図であり、図7Aはシートが搬入ロールで搬送されている状態の説明図、図7Bは図7Aの続きの説明図でありシートにおけるシートの搬送方向の上流端が駆動ロールと従動ロールの対向領域を通過した状態の説明図、図7Cは図7Bの続きの説明図でありシートにおけるシートの搬送方向の上流端に掻き落とし部が接触した状態の説明図、図7Dは図7Cの続きの説明図でありシートにおけるシートの搬送方向の上流端が掻き落とし部に掻き落とされた状態の説明図、図7Eは図7Dの続きの説明図でありシートがコンパイルトレイに積載された状態の説明図である。
図7Aにおいて、シートSが、搬入装置1でコンパイルトレイ31に対して排出される際に、コルゲーションロール部21でコルゲーションが付与されながら排出される。よって、シートSは直進性が向上した状態で排出される。すなわち、シートSにおけるシートSの搬送方向の下流側が、搬入ロール2+11の排出位置に対して、垂れ下がり難い状態で排出される。よって、実施例1では、シートSにおけるシートSの搬送方向の下流端が、搬入ロール2+11に対して出来るだけ遠くでコンパイルトレイ31に着地させ易くなっている。したがって、実施例1では、排出されるシートSが、コンパイルトレイ31に積載済みのシートSに接触して押してしまい、積載済みのシートSを、シートSの搬送方向の下流側に移動させることが低減されている。また、実施例1では、シートSが、シートSの搬送方向に沿って丸まるように排出されて表裏反転して積載されることも生じ難くなっている。
図7Bにおいて、シートSが、駆動ロールの本体4と従動ロールの本体18との対向領域を通過すると、シートSは、軸方向に離間した従動ロール12〜14における大径のコルゲーションロール部21に接触しながら搬送される。ここで、搬送されるシートSに関して、シートSにおけるシートSの搬送方向の上流端が上方に湾曲して、いわゆる、カールしている場合がある。また、温度や湿度、紙種などで、媒体の剛性、いわゆる、コシが弱い場合もある。これらの場合、コルゲーションが付与されてシートSが排出されても、シートSにおけるシートSの搬送方向の下流端が垂れ下がってしまう場合がある。したがって、垂れ下がらない場合に比べて、シートSにおけるシートSの搬送方向の下流端がコンパイルトレイ31に対して接触する位置が、搬入ロール2+11に近い位置になる場合がある。
よって、これらの場合には、搬入ロール2+11から排出されたシートSについて、コンパイルトレイ31上に接触した部分からシートSの搬送方向の上流端までの長さが長くなることがあり、搬入ロール2+11とコンパイルトレイ31とにシートSが跨った状態となることがある。すなわち、いわゆる、シートSの土手残りが生じてしまう場合がある。しかしながら、実施例1では、図7Cに示すように、コルゲーションロール部21の回転に伴って、コルゲーションロール部21の掻き落とし部22が、土手残りとなったシートSにおけるシートSの搬送方向の上流端に接触する。よって、シートSは、図7Dに示すように、コンパイルトレイ31に向けて掻き落とされる。したがって、シートSは、土手残りの状態で滞留し難くなっており、図7Eに示すように、コンパイルトレイ31に速やかに積載される。
図8は従来の構成の説明図であり、図8AはU溝がロールに対向する位置にある場合の説明図、図8BはU溝がロールに対向する位置にない場合の説明図である。
図8において、特許文献1には、一対のロール01において、一方のロール02に接触する他方のロール03の部分に、断面V字状のV溝や、断面U字状のU溝04を設けてシートSを掻き落とそうとする構成が記載されている。したがって、シートSが搬送される際に、シートSはロール02,03に挟まれる。このとき、図8Aに示すように、溝04がロール02に対向する位置で、シートSがロール01に挟まれると、溝04の外端の角04aでシートSに筋状の痕が形成されてしまう場合がある。
また、ロール03の外周面において、溝04が形成されていない部分は、溝04が形成された部分に比べて、いわば、径が大きい状態となる。すなわち、溝04の形成された部分がロール02に接触すると、ロール02が溝04に嵌ったような状態となる。よって、溝04の形成された部分がロール02に接触する図8Aに示す場合に比べて、溝04が形成されていない部分がロール02に接触する図8Bに示す場合の方が、ロール03の回転中心がロール02から離間する。よって、特許文献1に記載の構成のように、ロール03にV溝やU溝04が形成される構成では、回転する際に他方のロール03が一方のロール02に対して接近離間する。よって、ロール01において、振動が発生したり、ガタツキが発生してしまい、ロール01によるシートSの搬送が安定し難い場合がある。
その上、特許文献1のV溝やU溝04を備えた構成に対して、コルゲーションロールを設けた場合、シートSがロール02,03の対向領域を通過した場合に、シートSにおけるシートSの搬送方向の上流端は、大径のコルゲーションロールに対して接触する。よって、特許文献1の構成では、ロール03上の溝04は、シートSにおけるシートSの搬送方向の上流端に接触し難くなる。すなわち、特許文献1の構成に対して、コルゲーションロールを設けた場合には、シートSの掻き落とし不良が発生し易くなってしまう。よって、特許文献1に記載のV溝やU溝04の構成では、掻き落とし不良を発生させないようにするには、コルゲーションロールを設けない方が良い。しかし、コルゲーションロールを設けない場合、特許文献1に記載のV溝やU溝04の構成では、排出されるシートSの直進性を確保し難く、コンパイルトレイへのシートSの積載性が悪化し易くなる。
なお、特許文献1には、弾性変形可能な突出部を設けて、シートSを掻き落そうとする構成も記載されている。しかしながら、弾性変形可能な突出部の構成では、一方のロール02に突出部が繰り返し接触して弾性変形する。よって、破損し易い。
これらに対して、実施例1の搬入ロール2+11では、コルゲーションロール部21が設けられている。そして、前記コルゲーションロール部21に掻き落とし部22が形成されている。すなわち、実施例1では、掻き落とし部22が形成された従動ロール11の部分に、駆動ロールの本体4のような対向接触するロールは配置されていない。よって、実施例1の搬入ロール2+11では、シートSには軸方向に延びる筋状の痕は形成され難い。また、実施例1の搬入ロール2+11では、特許文献1の構成に比べて、振動が発生し難くて、シートSが安定的に搬送される。
さらに、実施例1の搬入ロール2+11では、コルゲーションが付与されながらシートSが排出される。そして、土手残りが生じた場合には、大径のコルゲーションロール部21の外周に設けられた掻き落とし部22が、シートSを掻き落とす。よって、実施例1では、特許文献1の構成に比べて、コンパイルトレイ31に対するシートSの積載性が確保され易くなっている。
すなわち、実施例1では、コンパイルトレイ31に対するシートSの排出不良が低減される。
特に、実施例1では、掻き落とし部22がL字状に形成されている。すなわち、コルゲーションロール部21の外周には、コルゲーションロール部21の回転方向の下流側に第2の切除面24が形成されている。よって、第2の切除面24が形成されていない場合に比べて、コルゲーションロール部21が回転した場合に、シートSにおけるシートSの搬送方向の上流端が、掻き落とし部22に進入し易くなっている。したがって、実施例1では、シートSにおけるシートSの搬送方向の上流端が、掻き落とし部22に進入し易く、第1の切除面23に接触し易い。よって、掻き落とし部22がL字状の凹み状に形成されていない場合に比べて、実施例1では、シートSを掻き落し易くなっている。
また、実施例1では、従動ロール11の4つの従動部12〜15の中で、従動部15にのみ掻き落とし部22が設けられている。ここで、掻き落とし部22は、コルゲーションロール部21の外周に対して凹んでいる。よって、コルゲーションロール部21における掻き落とし部22の部分では、シートSに対してコルゲーションを付与する能力が低下し易い。したがって、従動部15以外の全ての従動部12〜14において、掻き落とし部22を設けてしまうと、シートSに対して付与される湾曲形状が全体的に小さくなって、直進性が低下する恐れがある。これに対して、実施例1では、従動部15にのみ掻き落とし部22を設けている。よって、実施例1では、全ての従動部12〜15に掻き落とし部22を設ける場合に比べて、シートSの直進性を低下させずに、シートSを掻き落とし易くなっている。
また、実施例1の搬入装置1は、端綴じ装置HTSのコンパイルトレイ31に向けて、シートSを排出している。
ここで、端綴じ装置に向けてシートSを排出する際に、シートSの土手残りや掻き落とし不良が生じてしまうと、端綴じ装置の各部材がシートSに対して、予め設定された動作を行えない場合がある。すなわち、一般に、端綴じ装置の各部材は、センサがシートSを検知した時期に基づいて作動するように構成されている。例えば、実施例1のタンパ32,33は、搬入センサSN1がシートSの通過を検知してから予め設定された時間が経過した後に、前後方向に移動するように構成されている。
したがって、本発明の構成を有しない搬入装置と端綴じ装置のコンパイルトレイにおいて、土手残り等が発生してしまうと、シートSがコンパイルトレイに落下する時期、いわゆる、タイミングにズレが生じ易くなる。よって、シートSがコンパイルトレイに落下しなかったり、シートSがコンパイルトレイに落下する前に、タンパが作動したりする場合がある。そして、これらの場合には、タンパがシートSを揃える時間が短くなったり、タンパがシートSに対して空振りしたりしてしまう。よって、本発明の構成を有しない従来の構成では、端綴じ装置に向けてシートSを排出する際に土手残り等が生じると、シートSの束の整合性が悪化したり、整合不良のままシートSの束が綴じられたり、綴じられたシートSの束に乱丁や落丁が発生したりする場合があった。
これに対して、実施例1では、コルゲーションロール部21が設けられ、前記コルゲーションロール部21に掻き落とし部22が設けられている。したがって、土手残りが生じても、コルゲーションロール部21の外周に2カ所設けられた掻き落とし部22が、コルゲーションロール部21が半回転する時間内に、シートSにおけるシートSの搬送方向の上流端に接触し易くなっている。
特に、実施例1では、掻き落とし部22の断面がL字状に形成されており、シートSにおけるシートSの搬送方向の上流端が掻き落とし部22に進入し易い。よって、実施例1では、掻き落とし部22がL字状に形成されていない場合に比べて、掻き落とし不良が生じ難くなっており、シートSは速やかにコンパイルトレイ31に落下して積載され易くなっている。
したがって、実施例1では、シートSが搬入センサSN1を通過してからコンパイルトレイ31に完全に落下するまでの時間が長期化し難く、予め測定、設定された時間に対してズレ難くなっている。よって、実施例1では、端綴じ装置HTSの各部材はシートSに対して予め設定された動作を行い易い。すなわち、実施例1では、シートSの整合性は悪化し難い。また、綴じられたシートSの束に落丁等が発生し難くなっている。
次に本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図9は本発明の実施例2の排出部材の説明図であり、図9Aは全体図、図9Bは図9Aにおける矢印IXB方向に見た図、図9Cは図9Aにおける矢印IXC方向に見た図、図9Dは図9Cの要部拡大図である。
図9において、実施例2の搬入装置1′は、実施例1の従動部15に替えて、実施例2の従動部15′を有する。実施例2の従動部15′のコルゲーションロール部21には、実施例1の掻き落とし部22に替えて、上流端への接触部の一例としての掻き落とし部22′が形成されている。前記掻き落とし部22′は軸方向に延びる断面V字状の溝で構成されている。実施例2の掻き落とし部22′は、コルゲーションロール部21の回転方向に沿って、コルゲーションロール部21の外周に等間隔で3カ所形成されている。
(実施例2の搬入装置1′などの詳細な動作)
前記構成を備えた実施例2の搬入装置1′では、シートSをコンパイルトレイ31に向けて排出する際に、コルゲーションロール部21がシートSにコルゲーションを付与する。また、土手残りが生じた場合には、コルゲーションロール部21に設けられた掻き落とし部22′がシートSにおけるシートSの搬送方向の上流端に接触して、シートSを掻き落とす。よって、実施例2でも、実施例1と同様に、コンパイルトレイ31に対するシートSの排出不良が低減されている。
なお、実施例2の掻き落とし部22′の断面形状はV字状であり、実施例1の掻き落とし部22の断面L字状の構成に比べて、コルゲーションロール部21の回転方向に沿った長さを短くし易い。よって、実施例2では、複数の掻き落とし部22′を設けても、コルゲーションロール部21の外周形状が保持され易い。すなわち、実施例2では、コルゲーションロール部21のコルゲーションを付与する能力を確保しながら、従動部15′の1回転当たりおける掻き落とし部22′とシートSとの接触回数を増加させ易くなっている。
よって、実施例2では、コルゲーションを付与する能力を確保しながら、土手残りとなったシートSにおけるシートSの搬送方向の上流端に対して、短期間のうちに、掻き落とし部22′を接触させ易くなっている。
また、掻き落とし部22′が3カ所設けられた実施例2では、仮に、掻き落とし部22′が、シートSにおけるシートSの搬送方向の上流端に接触して引っ掛からなくても、コルゲーションロール部21の回転に伴って、次の掻き落とし部22′が短期間でシートSにおけるシートSの搬送方向の上流端の位置に到達する。よって、掻き落とし部22′の数が少ない場合に比べて、シートSにおけるシートSの搬送方向の上流端に掻き落とし部22′が引っ掛かる全体的な確率が向上する。したがって、実施例2では、掻き落とし部22′とシートSとの単位時間当たりの接触回数が増加しており、シートSは確実に掻き落とされ易くなっている。
次に本発明の実施例3の説明をするが、この実施例3の説明において、前記実施例1,2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例2と相違しているが、他の点では前記実施例2と同様に構成される。
図10は本発明の実施例3の排出部材の説明図であり、図10Aは全体図、図10Bは図10Aにおける矢印XB方向に見た図、図10Cは図10Aにおける矢印XC方向に見た図、図10Dは図10Cの要部拡大図である。
図10において、実施例3の搬入装置1″では、実施例2の従動部15′に替えて、実施例3の従動部15″を有する。実施例3の従動部15″のコルゲーションロール部21には、実施例2の掻き落とし部22′に替えて、上流端への接触部の一例としての掻き落とし部22″が形成されている。実施例3の掻き落とし部22″は軸方向に延びる断面U字状の溝で構成されている。
(実施例3の搬入装置1″などの詳細な動作)
前記構成を備えた実施例3の搬入装置1″では、実施例2と同様にシートSが排出される。よって、実施例3でも、実施例1,2と同様に、コンパイルトレイ31に対するシートSの排出不良が低減されている。また、実施例3の掻き落とし部22″のU字状の断面形状も、実施例2の掻き落とし部22′と同様に、コルゲーションロール部21の回転方向に沿った長さを短くし易い。よって、実施例3でも、実施例2と同様に、コルゲーションを付与する能力を確保しながら、土手残りとなったシートSに対して、掻き落とし部22″を、短期間で接触させ易くなっている。また、実施例3でも、実施例2と同様に、掻き落とし部22″とシートSとの単位時間当たりの接触回数が増加しており、シートSは確実に掻き落とされ易くなっている。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H012)を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、画像形成装置の一例としてプリンタUを例示したが、これに限定されず、複写機、FAX、あるいは、これら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式やサーマルヘッド方式などをはじめリソグラフ等の印刷機等任意の画像形成方式の画像形成装置に適用可能である。また、多色現像の画像形成装置に限定されず、単色、いわゆるモノクロの画像形成装置により構成することも可能である。
(H02)前記各実施例において、媒体排出装置の一例として、端綴じ装置HTSのコンパイルトレイ31にシートSを排出する搬入装置1を例示したが、これに限定されない。例えば、フィニッシャU4の排出路SH14に配置された排出ロールRh1に、搬入装置1の構成を適用して、搬入装置1により、トップトレイTH0に対してシートSを排出する構成が可能である。また、媒体排出装置は、フィニッシャU4に設ける構成に限定されず、プリンタの本体U3に設ける構成も可能である。すなわち、フィニッシャU4を有しないプリンタにおいて、積載部に対してシートSを排出する構成に、搬入装置1の構成を適用することも可能である。
(H03)前記各実施例において、上流端への接触部の一例として、断面がL字状や、V字状、U字状の掻き落とし部22〜22″の構成を例示したが、これに限定されず、シートSにおけるシートSの搬送方向の上流端に接触してシートSを掻き落とし可能な形状であれば、凹型など任意の形状が可能である。また、上流端への接触部は、コルゲーションロール部21の外周に対して凹んだ形状が、シートSに負担が掛かり難いという点で望ましいが、凸型などコルゲーションロール部21の外周に対して突出する構成も可能である。
(H04)前記各実施例において、従動ロール11に、コルゲーションロール部21および掻き落とし部22〜22″が設けられた構成を例示したが、これに限定されず、駆動ロール2にコルゲーションロール部21および掻き落とし部22〜22″を設ける構成が可能である。
(H05)前記各実施例において、コルゲーションロール部21が、従動ロールの本体18に対して、軸方向のいずれかの一端にのみ形成された構成を例示したがこれに限定されず、従動ロールの本体18の両端にコルゲーションロール部21が形成された構成も可能である。
(H06)前記各実施例において、コルゲーションロール部21が従動ロールの本体18と一体的に形成された構成が、従動ロールの本体18の回転に応じて、掻き落とし部22〜22″を移動させることが出来る点で望ましいが、これに限定されない。例えば、コルゲーションロール部21と、従動ロールの本体18とを別体として構成して、コルゲーションロール部21を、従動ロールの本体18から離間させて配置し、それぞれが、別々に回転する構成も可能である。
(H07)前記各実施例において、従動ロール11の従動部12〜15はそれぞれが別体の構成を例示したがこれに限定されず、全ての従動部12〜15が一つの軸で一体的に回転する構成も可能である。
(H08)前記各実施例において、各従動部12〜15が、それぞれ、コルゲーションロール部21を有する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、シートSの直進性を確保可能であれば、掻き落とし部22〜22″の形成されたコルゲーションロール部21以外のコルゲーションロール部21は省略することが可能である。
(H09)前記各実施例において、搬送可能な全ての大きさのシートSに接触可能な位置として、最も後側の第4の従動部15のコルゲーションロール部21にのみ、掻き落とし部22〜22″が設けられた構成を例示したが、これに限定されない。例えば、搬送路において、シートSの幅方向の中央にシートSが揃えられて搬送される場合、いわゆる、センターレジの場合には、第2の従動部13や第3の従動部14のコルゲーションロール部21に、掻き落とし部22〜22″を設ける構成が可能である。すなわち、シートSの揃えられる基準に応じて、任意の軸方向の位置のコルゲーションロール部21に掻き落とし部22〜22″を設けて、搬送可能な全ての大きさのシートSに掻き落とし部22〜22″を接触させる構成が可能である。
(H10)前記各実施例において、複数の従動部12〜15のコルゲーションロール部21のうち、1つの従動部15のコルゲーションロール部21にのみ、掻き落とし部22〜22″を設けた構成が、シートSの直進性を低下させ難い点で望ましいが、これに限定されず、任意の複数の従動部12〜14のコルゲーションロール部21に掻き落とし部22〜22″を設ける構成が可能である。
(H011)前記実施例1においては、コルゲーションロール部21の回転方向に対して、掻き落とし部22が2カ所形成された構成を例示し、前記実施例2,3においては、コルゲーションロール部21の回転方向に対して、掻き落とし部22′,22″が3カ所形成された構成を例示したが、掻き落とし部22〜22″の数はこれに限定されない。すなわち、コルゲーションを付与する能力が低下せず、且つ、シートSにおけるシートSの搬送方向の上流端に接触してシートSを掻き落とし可能であれば、1カ所や、4カ所以上など、コルゲーションロール部21の回転速度や径、掻き落とし部22〜22″自体の大きさなどに基づいて、任意の数に変更することが可能である。
(H012)前記各実施例において、第1の回転部材の一例としての駆動ロール2と、第2の回転部材の一例としての従動ロール11とにより構成された搬入ロール2+11の構成を例示したが、回転部材は、ロールの本体4,18のような円柱状の部材を有する駆動ロール2や従動ロール11の構成に限定されない。例えば、無端の帯状部材、いわゆる、ベルトが軸に張架されて回転する回転部材の構成も可能である。
1,1′,1″…媒体排出装置、
2…第1の回転部材、
2+11…搬送部材、
11…第2の回転部材、
17…軸、
18…搬送部、
21…付与部、
22,22′,22″…上流端への接触部、
23…第1の面、
24…第2の面、
31…積載部、
S…媒体、
SH1,SH2,SH3,SH4,SH5,SH6,SH11,SH12,SH13,SH14,SH15…搬送路、
U3…画像形成装置、
U3a…画像記録部、
U4…後処理装置。

Claims (7)

  1. 媒体が積載される積載部に向けて媒体を排出する排出部材であって、第1の回転部材と、前記第1の回転部材に対向する第2の回転部材とを有し、前記第1の回転部材と前記第2の回転部材との間に媒体を挟んで排出する前記排出部材と、
    軸を中心として回転可能に構成され且つ前記第1の回転部材に接触可能な搬送部と、前記搬送部から軸方向にずれた位置に配置されて前記軸を中心に回転可能に構成され且つ前記軸から外周までの距離が前記搬送部に比べて大きく形成されて軸方向に沿って媒体に湾曲を付与する付与部と、を有する前記第2の回転部材と、
    前記付与部の外周に設けられて、前記排出部材の回転に伴って、排出される媒体における媒体の排出方向の上流端に接触する上流端への接触部と、
    を備えたことを特徴とする媒体排出装置。
  2. 前記搬送部と前記付与部とが一体的に回転可能に構成された前記第2の回転部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の媒体排出装置。
  3. 外周が円形状の前記付与部と、
    前記付与部の外周に対して凹んだ形状の前記上流端への接触部であって、径方向に沿って延びる第1の面と、前記第1の面に対して交差する方向に沿って延び且つ前記第1の面から前記第2の回転部材の回転方向の下流側に向かって延びる第2の面と、を有する前記上流端への接触部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の媒体排出装置。
  4. 前記第2の回転部材の回転方向に対して、予め設定された間隔を空けて、複数設けられた前記上流端への接触部、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の媒体排出装置。
  5. 前記第2の回転部材の軸方向に対して間隔を空けて配置された複数の前記付与部と、
    前記複数の付与部のうちの一部の付与部にのみ設けられた前記上流端への接触部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の媒体排出装置。
  6. 画像が記録された媒体が搬送される搬送路と、
    前記搬送路における媒体の搬送方向の下流端に設けられた請求項1ないし5のいずれかに記載の媒体排出装置と、
    前記媒体排出装置により排出された媒体が積載される積載部と、
    を備えたことを特徴とする後処理装置。
  7. 媒体に画像を記録する画像記録部と、
    前記画像記録部により画像が記録された媒体が搬送される搬送路と、
    前記搬送路における媒体の搬送方向の下流端に設けられた請求項1ないし5のいずれかに記載の媒体排出装置と、
    前記媒体排出装置により排出された媒体が積載される積載部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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