JP2010064858A - 媒体湾曲除去装置および画像形成装置 - Google Patents

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弘勝 菅原
Motokuni Sugiyama
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Abstract

【課題】媒体に発生した湾曲の除去の効率を高めること。
【解決手段】表面の可視像が加熱されて定着された媒体(S)を搬送する搬送部材(3c,3d,6c,6d,7c,7d)と、前記搬送部材(3c,3d,6c,6d,7c,7d)で搬送された媒体(S)を回転させて、媒体搬送方向を変化させる媒体回転部材(4e,4f,4g,4h)と、前記媒体回転部材(4e,4f,4g,4h)で媒体搬送方向が回転された媒体(S)に対して、定着後に媒体(S)に発生している湾曲を除去する力を付与して、湾曲を除去する湾曲除去部材(13,19,24)と、を備えたことを特徴とする媒体湾曲除去装置(UA)。
【選択図】図3

Description

本発明は、媒体湾曲除去装置および画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置において、記録媒体の巻き癖であるカールを補正する技術として、特許文献1記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開昭63−147764号公報には、複写機またはプリンタ等の定着部のシート材搬送方向下流側において、シート材の厚み方向に対向して配置され、且つ、厚み方向に移動可能な一対の揺動ガイド板(2a,2b)と、一対の揺動ガイド板(2a,2b)のシート材搬送方向下流側で搬送路を構成する一対の固定ガイド板(10a,10b)と、一対の固定ガイド板(10a,10b)の下流側に配置され、且つ、凸状のカールを付与する搬送ローラ(11a)およびスポンジ・ローラ(12a)と、一対の固定ガイド板(10a,10b)の下流側に配置され、凹状のカールを付与する搬送ローラ(11b)およびスポンジ・ローラ(12b)と、一対の固定ガイド板(10a,10b)の間の搬送路内に配置されて、一対の固定ガイド板(10a,10b)の間を搬送されるシート材を、搬送ローラ(11a)、スポンジ・ローラ(12a)側または、搬送ローラ(11b)、スポンジ・ローラ(12b)側に切り替えるフラッパ(6)と、一対の揺動ガイド板(2a,2b)とフラッパ(6)のアーム(5)とを連結して連動させるアーム(5)と、が記載されている。
特許文献1記載の技術では、搬送されるシート材(20)に凸状のカールが発生している場合、凸状のカールが一対の揺動ガイド板(2a,2b)の間を通過する際に、一対の揺動ガイド板(2a,2b)を上方に押し上げ、連動するフラッパ(6)が回転して、シート材の搬送経路を搬送ローラ(11b)、スポンジ・ローラ(12b)側に切り替えることで、凸状のカールが形成されたシート材に対して、搬送ローラ(11b)、スポンジ・ローラ(12b)の間を通過する際に逆方向のカールが付与され、カールが除去される。
逆に、凹状のカールが形成されたシート材(20)が一対の揺動ガイド板(2a,2b)の間を通過すると、一対の揺動ガイド板(2a,2b)がカールで押し下げられ、フラッパ(6)が回転してシート材(20)が、搬送ローラ(11a)、スポンジ・ローラ(12a)側に搬送され、カールが除去される。
特開昭63−147764号明細書(第2頁上段右欄第20行〜第2頁下段左欄第20行、第3頁上段左欄第5行〜第3頁上段右欄第5行、第1図〜第3図)
本発明は、媒体に発生した湾曲の除去の効率を高めることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1記載の発明の媒体湾曲除去装置は、
表面の可視像が加熱されて定着された媒体を搬送する搬送部材と、
前記搬送部材で搬送された媒体を回転させて、媒体搬送方向を変化させる媒体回転部材と、
前記媒体回転部材で媒体搬送方向が回転された媒体に対して、定着後に媒体に発生している湾曲を除去する力を付与して、湾曲を除去する湾曲除去部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の媒体湾曲除去装置において、
前記媒体の漉き目に基づいて、前記媒体を回転させるか否かを判別する回転判別手段と、
前記回転判別手段の判別結果に基づいて、媒体を回転させる前記媒体回転部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項3に記載の発明の画像形成装置は、
像保持体と、
前記像保持体表面に潜像を形成する潜像形成装置と、
前記像保持体表面に形成された潜像を可視像に現像する現像装置と、
前記像保持体表面の可視像を媒体に転写する転写装置と、
可視像が転写された媒体を加熱して、前記可視像を前記媒体に定着する定着装置と、
前記定着装置で可視像が定着された前記媒体の湾曲を除去する請求項1または2に記載の媒体湾曲除去装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1、3に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、媒体に発生した湾曲の除去の効率を高めることができる。
請求項2に記載の発明によれば、全ての媒体を回転させる場合と比べて、湾曲除去部材通過後の媒体に湾曲が発生することを低減でき、積載性、収容性を向上できる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置における画像形成装置本体の説明図である。
図2は本発明の実施例1の可視像形成装置及び中間転写体の拡大説明図である。
図3は本発明の実施例1の画像形成装置における媒体湾曲除去装置と後処理装置との説明図である。
図1、図3において、画像形成装置Uは、操作部UI、画像入力装置U1、媒体供給装置U2、画像形成装置本体U3、媒体湾曲除去装置UA、および後処理装置U6を有している。
(操作部)
操作部UIは、複写開始や複写枚数の設定などに用いられる入力釦UIaを有する。また、前記操作部UIは、前記入力釦UIaにより入力された内容や、画像形成装置Uの状態が表示される表示部UIbを有する。
(画像入力装置)
画像入力装置U1は、自動原稿搬送装置、画像読込装置などにより構成されており、配置された原稿に光を当て、その反射光を個体撮像素子で受け、赤R、緑G、青Bの画像情報に変換し、所定の時期、いわゆるタイミングで、画像形成装置本体U3に入力する。
(媒体供給装置)
媒体供給装置U2は、媒体収容容器の一例としての複数の給紙トレイTR1,TR2,TR3,TR4を有している。また、前記媒体供給装置U2は、前記各給紙トレイTR1〜TR4に収容された媒体の一例としての記録用紙Sを取り出して、画像形成装置本体U3に搬送する媒体供給路SH1等を有している。
(画像形成装置本体)
図1において、画像形成装置本体U3は、前記媒体供給装置U2から搬送された記録用紙Sに画像記録を行う画像記録部、現像剤補給装置U3a、および用紙搬送路SH2、用紙排出路SH3、用紙反転路SH4、用紙循環路SH6等を有している。
また、画像形成装置本体U3は、制御部C、および前記制御部Cにより制御される潜像形成装置駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路Dおよび電源回路E等を有している。前記レーザ駆動回路Dは、前記画像入力装置U1から入力された赤R、緑G、青Bの画像情報に基づいて、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の画像情報に変換し、それに応じた駆動信号を所定のタイミングで、各色の潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
前記各色の潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの下方には、引出部材の一例としての可視像形成装置用ドロワU3bが左右一対の案内部材の一例としてのスライドレールR1,R1により、画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。
図1、図2において、現像剤保持体ユニットの一例としてのK色の感光体ユニットUKは、現像剤保持体の一例であり静電潜像やトナーによるトナー像が形成される像保持体の一例としての感光体ドラムPk、帯電器の一例としての帯電ロールCRk、および現像剤保持体清掃器の一例であり像保持体清掃器の一例としてのクリーナCLkを有している。そして、他の色Y,M,Cも同様に、感光体ユニットUY,UM,UCは、感光体ドラムPy,Pm,Pc、帯電器の一例としての帯電ロールCRy,CRm,CRc、クリーナCLy,CLm,CLcを有している。前記K色の感光体ユニットUKと現像ロールR0kを有する現像装置GkとによりK色の可視像形成装置UK+Gkが構成される。同様に、Y,M,Cの感光体ユニットUY,UM,UCと、現像ロールR0y,R0m,R0cを有する現像装置Gy,Gm,GcとによりそれぞれY,M,Cの可視像形成装置UY+Gy,UM+Gm,UC+Gcが構成される。前記可視像形成装置用ドロワU3bは、保持部の一例としてのドロワ本体U3b1を備え、前記感光体ユニットUY,UM,UC,UKおよび現像装置Gy,Gm,Gc,Gkが着脱可能に装着されている。
図1において、回転する感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面は、それぞれ帯電ロールCRy,CRm,CRcおよびCRkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの出力する潜像書込光の一例としてのレーザビームLy,Lm,Lc,Lkにより、回転する感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面に静電潜像が形成される。前記感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像装置Gy,Gm,Gc,GkによりY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)、の色の可視像の一例としてのトナー像に現像される。
前記現像装置Gy〜Gkにおいて、現像により消費された現像剤は、前記現像剤補給装置U3aに着脱可能に装着される現像剤収容容器の一例としてのトナーカートリッジKy,Km,Kc,Kkから補給される。実施例1では、前記現像剤としてトナーとキャリアを含む二成分現像剤を使用しており、トナーカートリッジKy,Km,Kc,Kkからは、現像装置Gy〜Gkのトナー濃度よりもトナーの割合の多い、いわゆる高濃度現像剤が補給される。したがって、実施例1の現像装置Gy〜Gkでは、少量のキャリアを含む高濃度現像剤を補給しつつ、劣化したキャリアを含む現像剤を現像装置Gy〜Gkから、少しずつ排出することで、キャリアの交換を行っている。なお、このようなキャリアを少しずつ交換する技術は、従来公知であり、例えば、特開2000−81787号公報、特開2003−84570号公報などに記載されているため詳細な説明は省略する。
前記現像装置Gy〜Gkにおいて、劣化したキャリアを含む現像剤は、前記現像装置Gy〜Gkの後端部に劣化現像剤排出口G1y〜G1kから排出されると共に、前記トナーカートリッジKy〜Kkから新たなキャリアを含む現像剤を補給することで、前記現像装置Gy〜Gk内の現像剤が少しずつ新しい現像剤と交換される。劣化剤排出口G1y〜G1kから排出された現像剤は後方に延びる劣化現像剤搬送路G2y〜G2kに流入し、前記劣化現像剤搬送路G2y〜G2k内に配置された、劣化現像剤搬送部材G3y〜G3kにより後方に搬送される。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面上のトナー像は、一次転写器の一例としての1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより、現像剤保持体の一例であり感光体ドラムPk〜Pc表面のトナー像が中間転写される中間転写体の一例としての中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上に多色画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成された多色可視像の一例としてのカラートナー像は、2次転写領域Q4に搬送される。
なお、K色の画像情報のみの場合はK色の感光体ドラムPkおよび現像装置Gkのみが使用され、K色のトナー像のみが形成される。
1次転写後、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkの表面に付着した残留現像剤や紙粉等の残留物は、前記クリーナCLy,CLm,CLc,CLkにより除去される。
前記可視像形成装置用ドロワU3bの下方には、引出部材の一例としての中間転写装置用ドロワU3cが画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。前記中間転写装置用ドロワU3cにより中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが、前記感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkの下面に接触する上昇位置と前記下面から下方に離れた下降位置との間で昇降可能に支持されている。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、中間転写体駆動部材の一例としての駆動ロールRd、張力発生部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfおよび二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aにより構成される中間転写部材支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd+Rt+Rw+Rf+T2aと、前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kと、画像濃度検出部材の一例としての画像濃度センサSN1と、を有している。そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロールRd+Rt+Rw+Rf+T2aにより矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。なお、前記画像濃度センサSN1は、所定の時期に、制御部Cの図示しない画像濃度調整手段により形成される濃度検出用の画像、いわゆるパッチ画像の濃度を検出するためのものであり、画像濃度調整手段は、前記画像濃度検出部材で検出された画像濃度に基づいて、帯電ロールCRy〜CRkや現像装置Gy〜Gk、転写ロールT1y〜T1kへ印加する電圧の調整、レーザビームLy〜Lkの強度の調整を行うことにより、画像濃度の調整や補正、いわゆる、プロセスコントロールを行う。
前記バックアップロールT2aの下方には、2次転写ユニットUtが配置されている。前記2次転写ユニットUtの二次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bは、前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに離隔および圧接可能に配置されており、前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと圧接する領域により2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バックアップロールT2aには接触給電部材の一例としてのコンタクトロールT2cが当たって接触している。前記コンタクトロールT2cには、制御部Cにより制御される電源回路Eから所定のタイミングでトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記バックアップロールT2a、前記2次転写ロールT2b及び前記コンタクトロールT2cにより、転写装置の一例としての2次転写器T2が構成されている。
前記ベルトモジュールBM下方には用紙搬送路SH2が配置されている。前記媒体供給装置U2の媒体供給路SH1から給紙された記録用紙Sは、記録媒体搬送部材の一例としての媒体搬送ロールRaにより、前記用紙搬送路SH2の搬送時期調整部材の一例としてのレジロールRrに搬送される。前記レジロールRrは、前記中間転写ベルトB上に形成されたカラートナー像が2次転写領域Q4に搬送されるタイミングに合わせて、前記記録用紙Sを下流側に搬送し、記録用紙Sはレジ側用紙ガイドSGr、転写前用紙ガイドSG1で案内されて、2次転写領域Q4に搬送される。
なお、レジ側用紙ガイドSGrは、レジロールRrとともに画像形成装置本体U3に固定されている。
前記中間転写ベルトB上のカラートナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録用紙Sに転写される。なお、多色画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録用紙Sに2次転写される。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、前記2次転写器T2、中間転写ベルトBにより、実施例1の転写装置T1y〜T1k+T2+Bが構成されている。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写ベルトBの右側下方に設けられた現像剤保持体清掃器の一例であり中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBにより清掃される。前記ベルトクリーナCLBにより、2次転写時に使用されず残った中間転写ベルトB上の現像剤や紙粉などの残留物が、中間転写ベルトBから除去される。図2において、中間転写ベルトBから除去された残留物は、ベルトクリーナCLB内の下部に設けられた後方に延びるベルトクリーナ残留物搬送路CLB1に流入し、ベルトクリーナ残留物搬送路CLB1内に配置された、ベルトクリーナ残留物搬送部材CLB2により、画像形成装置本体U3の後側に搬送される。なお、前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCLBは、中間転写ベルトBと離隔および接触自在に配置されている。
トナー像が2次転写された記録用紙Sは、転写後用紙ガイドSG2、搬送部材の一例としての媒体搬送ベルトBHを通って、定着装置Fの定着ロールFhと加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとが圧接する領域である定着領域Q5に搬送される。記録用紙S上のトナー像は、定着領域Q5を通過する際に、定着装置Fにより加熱定着される。 前記定着装置Fの下流側には、切り替え部材の一例としての切り替えゲートGT1が設けられている。前記切り替えゲートGT1は、用紙搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録用紙Sを、前記媒体回転装置U4の用紙排出路SH3または用紙反転路SH4側のいずれかに、両面印刷の設定や排出される記録用紙Sの表裏の設定等に応じて、選択的に切り替える。
前記切り替えゲートGT1を通って用紙搬送路SH4に搬送された記録用紙Sは、前記マイラーゲートGT3により前記媒体回転装置U4の用紙反転路SH7側に搬送される。前記マイラーゲートGT3は用紙反転路SH4を搬送されてきた記録用紙Sをそのまま一旦通過させ、通過した記録用紙Sが反転されてくると、用紙循環路SH6側に搬送する。
前記用紙循環路SH6に搬送された記録用紙Sは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送され、両面印刷が行われ前記媒体回転装置U4に搬送される。
(媒体回転装置)
図4は本発明の実施例1の媒体回転装置を上方から見た要部拡大説明図である。
図3、図4において、媒体湾曲除去装置UAは、媒体回転装置U4、巻き癖除去装置の一例としてのカール除去装置U5を有している。前記用紙排出路SH3に搬送された記録用紙Sは、前記媒体回転装置U4の媒体回転路SH5に搬送される。前記媒体回転路SH5には、記録用紙Sの搬送方向に沿って上流側から順に第1搬送部材3、媒体回転部材4、第2搬送部材6、第3搬送部材7が配置されている。
前記第1搬送部材3は、前後方向に延びる上下一対の回転軸3a,3bと、前記回転軸3a,3bに支持された上下一対の搬送部材の一例としての搬送ローラ3c,3dと、上側の回転軸3aの後端部に支持された被駆動伝達部材の一例としてのプーリ3fとを有している。
前記媒体回転部材4は、前後方向中央部から前方に延びる上下一対の前側回転軸4a,4bと、前記前側回転軸4a,4bの同軸延長線上に配置され、且つ、後方に伸びる後側回転軸4c,4dとを有する。
前記前側回転軸4a,4bには、媒体回転部材の一例としての上下一対の前側ローラ4e,4fが支持されており、後側回転軸4c,4dには媒体回転部材の一例としての上下一対の後側ローラ4g,4hが支持されている。また、前記前側上回転軸4aの前端部には、可変駆動被伝達部材の一例としての駆動用プーリ4jが支持されており、前記後側上回転軸4cの後端部には被駆動伝達部材の一例としてのプーリ4kが支持されている。
前記前側ローラ4e,4fの記録用紙Sの搬送方向下流側には、媒体通過検出装置の一例としての搬送用紙検知センサ4iが配置されている。
前記第2搬送部材6は、前後方向に延びる上下一対の上側回転軸6aおよび下側回転軸6bを有する。前記上側回転軸6aおよび前記下側回転軸6bには、搬送部材の一例としての対向する上側ローラ6cおよび下側ローラ6dが支持されている。前記上側回転軸6aの後端部には、被駆動伝達部材の一例としてのプーリ6fが支持されている。また、前記下側回転軸6bは、回転中心6e1を中心として回転可能な軸支持部材の一例としてのレバー6eに支持されており、前記レバー6eには、前記下側ローラ6dを前記上側ローラ6c側に付勢する接離用付勢部材の一例としての弾性バネ6gと、前記下側ローラ6dを前記上側ローラ6cから離間させる接離用移動部材の一例としての下側ローラ離間用ソレノイド6hとが連結されている。したがって、前記下側ローラ離間用ソレノイド6hの作動により、前記下側回転軸6bが前記上側回転軸6aに対して接近、離間可能に支持されている。
前記第3搬送部材7は、前記第1搬送部材3と同様に構成されており、前後方向に延びる上下一対の回転軸7a,7bと、前記回転軸7a,7bに支持された上下一対の搬送部材の一例としてのローラ7c,7dと、上側の回転軸7aの後端部に支持された被駆動伝達部材の一例としてのプーリ7fとを有している。
また前記プーリ3fの記録用紙Sの搬送方向上流側には、媒体回転装置用搬送駆動源の一例としての搬送モータM2が配置されている。前記搬送モータM2は、駆動軸M2aを有し、前記駆動軸M2aには、駆動伝達部材の一例としての駆動プーリ8が支持されている。
記録用紙Sの搬送方向上流側より順に配置されている前記駆動プーリ8、前記プーリ3f、前記プーリ4k、前記プーリ6f、前記プーリ7fには、無端状部材の一例であり、且つ、駆動伝達部材の一例としての駆動伝達ベルトBT1が支持されている。
また、前記駆動用プーリ4jの記録用紙Sの搬送方向下流側には、媒体回転用駆動源の一例としての媒体回転用モータM3が配置されており、前記媒体回転用モータM3は、回転用駆動軸M3aを有する。前記回転用駆動軸M3aには、回転用駆動伝達部材の一例としての回転用駆動伝達プーリ9が支持されている。
前記駆動用プーリ4jと前記回転用駆動伝達プーリ9には、無端状部材の一例であり、且つ、回転用駆動伝達部材の一例としての回転用駆動伝達ベルトBT2が支持されている。
前記搬送モータM2が駆動すると、前記駆動プーリ8が回転し、前記駆動伝達ベルトBT1を介して前記プーリ3f、前記プーリ4k、前記プーリ6f、前記プーリ7fに駆動が伝達され、各ローラ3c,3d,4g,6c,6d,7c,7dが同速で回転する。
また、前記媒体回転用モータM3が駆動すると、前記回転用駆動伝達プーリ9が回転し、前記回転用駆動伝達ベルトBT2を介して前記駆動用プーリ4jに駆動が伝達され、前側ローラ4e,4fが回転する。
したがって、前記媒体回転装置U4に記録用紙Sが搬入される際には、前記搬送モータM2、前記媒体回転用モータM3の駆動で、全ローラ3c,3d,4g,4e,6c,6d,7c,7dが同速で回転し、前記第1搬送部材3に搬送された記録用紙Sは、前記媒体回転部材4に搬送される。
記録用紙Sが90°回転されない場合には、同速で回転する各ローラ3c,3d,4g,6c,6d,7c,7dで下流側に搬送される。
また、記録用紙Sが90°回転される場合には、前記媒体回転部材4に搬送された記録用紙Sの搬送方向前端が前記搬送用紙検知センサ4iで検出されると、前記下側ローラ離間用ソレノイド6hが作動して前記下側ローラ6dが前記上側ローラ6cから離間する。
そして、記録用紙Sの搬送方向後端が前記第1搬送部材3を抜けると、前記媒体回転用モータM3が減速され、前記前側ローラ4e,4fの回転速度が減速され、前記後側ローラ4g,4hとの間で速度差が発生する。よって、この速度差で記録用紙Sが搬送方向に対して回転する。
次に、記録用紙Sの回転角度が90°に到達するのに合わせて、前記前側ローラ4e,4fの回転速度を前記後側ローラ4g,4hと同じ回転速度に到達するまで増速させることで、記録用紙Sが90°回転した状態で下流側に搬送される。
次に、記録用紙Sが90°回転した後に、前記下側ローラ離間用ソレノイド6hを作動停止し、前記弾性バネ6gの弾性力で前記下側ローラ6dと前記上側ローラ6cとを接近させ、前記下側ローラ6dと前記上側ローラ6cとで記録用紙Sを挟み、下流側に搬送する。前記第2搬送部材6で搬送された記録用紙Sは、前記第3搬送部材7で下流側に送られる。
なお、前記媒体回転装置U4は、従来公知であり、例えば、米国特許005090683A号明細書に記載されているため、詳細な説明は省略する。
(カール除去装置)
図3において、前記媒体回転路SH5に配置された前記第3搬送部材7から搬送方向下流側に搬送された記録用紙Sは、前記カール除去装置U5の巻き癖除去用搬送路の一例としてのカール除去搬送路SH8へ搬送される。前記カール除去搬送路SH8には、媒体搬送部材の一例としての上下一対の搬送ローラ12a,12bが配置されており、前記搬送ローラ12a,12bの下流側には、巻き癖除去装置の一例としてのカール除去装置11が配置されている。
前記カール除去装置11は、前記カール除去搬送路SH8に接続する除去装置搬送路11aと、前記除去装置搬送路11aから2又に分岐する凹湾曲除去路の一例としての下カール除去路11bおよび、凸湾曲除去路の一例としての上カール除去路11cとを有する。前記下カール除去路11bと前記上カール除去路11cの分岐部分には、記録用紙Sの搬送先を切り替える搬送路切り替え部材の一例としての搬送路切り替えゲートGT5が配置されている。
前記搬送路切り替えゲートGT5の右斜め上方には、外表面が前記上カール除去路11cおよび、前記上カール除去路11cに露出する湾曲除去部材の一例としての共通ローラ13が配置されている。前記共通ローラ13は、正、逆の両回転が可能である巻き癖除去装置駆動源M4から駆動が伝達される。
前記上カール除去路11cには、前記共通ローラ13に対向して、且つ、前記共通ローラ13に対して接触、離間可能に支持された湾曲除去部材の一例としての上カール除去ローラ19が配置されている。前記上カール除去ローラ19は回転軸19aに支持されており、前記回転軸19aの両端部は軸受21により回転可能に支持されており、前記軸受21には、離間部材の一例としての上カール除去ソレノイド22の可動部22aが連結されている。前記可動部22aには、前記軸受21を介して前記上カール除去ローラ19を前記共通ローラ13側に付勢する接触付勢部材の一例としてのコイルバネ23が装着されている。したがって、前記上カール除去ソレノイド22が作動していない状態では、前記上カール除去ローラ19は前記コイルバネ23の弾性力で前記共通ローラ13に押し当てられて、前記上カール除去ローラ19が凹むように弾性変形する。そして、前記上カール除去ソレノイド22が作動すると、前記コイルバネ23の弾性力に抗して、前記上カール除去ローラ19と前記共通ローラ13の接触圧が弱まる。
前記下カール除去路11bには、前記共通ローラ13に対向して、且つ、前記共通ローラ13に支持された湾曲除去部材の一例としての下カール除去ローラ24が配置されている。
前記下カール除去ローラ24は、前記上カール除去ローラ19と同様に構成されており、軸受26、下カール除去ソレノイド27、コイルバネ28を有する。なお、上カール除去ローラ19のみについて前記共通ローラ13に対する接触圧を変化させる場合、前記下カール除去ローラ24の前記ソレノイド18は省略可能である。
記録用紙Sは、前記下カール除去路11bの前記下カール除去ローラ24と前記共通ローラ13、あるいは、前記上カール除去路11cの前記上カール除去ローラ19と前記共通ローラ13で、カール除去、もしくは通過された後、前記下カール除去路11b、前記上カール除去路11cの下流側へと搬送される。
前記上カール除去路11cと前記下カール除去路11bとは、下流端部で合流し、前記上カール除去路11cと前記下カール除去路11bとの合流地点より記録用紙Sの搬送方向下流側には、湾曲除去処理後搬送路の一例としてのカール除去後搬送路11dが接続されている。前記カール除去後搬送路11dの下流側には、搬送路搬送部材の一例としての搬送路搬送ローラRh1が配置されている。
(後処理装置)
図3において、前記カール除去装置U5から前記後処理装置U6の前記媒体搬入口U6aへと搬送された記録用紙Sは、第1切り替え部材U6bの切り替えにより、右上に延びる上端排出路SH9、または下方に延びる第1後処理搬送路SH11のいずれかに搬送される。また、前記第1後処理搬送路SH11には、第2後処理搬送路SH12が接続されており、その接続部に配置された第2切り替え部材U6cにより記録用紙Sは前記第1後処理搬送路SH11または前記第2後処理搬送路SH12のいずれかに搬送される。
前記上端排出路SH9に搬送された記録用紙Sはそのまま、後処理を行われることなく、上端排出部材の一例としての上端排出ローラRh2より上端排出口P0から排出される。
前記第1後処理搬送路SH11の下流側には、端綴じ装置搬入部材の一例としての端綴じ装置搬入ローラRO1と端綴じ装置HTSとが配置されている。前記端綴じ装置HTSは、記録用紙Sを揃えて積載し、記録用紙束の端部に綴じ孔を形成したり、コの字形の針を記録用紙束に打ち込んで綴じたり、あるいは、綴じずに揃えて端綴じ排出部材の一例としての端綴じ排出トレイTh1排出する端綴じ処理を実行する。
前記第2後処理搬送路SH12の下流側には、中綴じ装置搬入部材の一例としての中綴じ装置搬入ローラRO2と中綴じ装置NTSとが配置されている。前記中綴じ装置NTSは、記録用紙Sを揃えて積載し、記録用紙束の中央部をコの字形の針で綴じた後2つ折りにして排出したり、あるいは綴じずに2つ折りにして中綴じ排出部材の一例としての中綴じ排出トレイTh2に排出する中綴じ処理を実行する。
なお、前記端綴じ装置HTSや前記中綴じ装置NTSは、従来公知であり、例えば、特開2003−089462号公報、特開2003−089463号公報等に記載されているため、詳細な説明は省略する。
(実施例1の制御部の説明)
図5は本発明の実施例1の画像形成装置の制御部が備えている各機能をブロック図で示した図である。
図5において、制御部Cは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行う入出力信号調節部の一例としての入出力インターフェース、いわゆる、I/O、必要な処理を実行するためのプログラムおよびデータ等が記憶されたリードオンリーメモリ、いわゆる、ROM、必要なデータを一時的に記憶するためのランダムアクセスメモリ、いわゆる、RAM、前記ROMに記憶されたプログラムに応じた処理を行う中央演算処理装置、いわゆる、CPU、ならびにクロック発振器等を有する計算機の一例としてのコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(制御部Cに接続された信号入力要素)
制御部Cには、次の信号出力要素UI,SN2,4iが入力されている。
UI:操作部
操作部UIは、印刷開始や、印刷枚数の設定、中綴じ、端綴じ等の後処理の設定、テンキー、各トレイTR1〜TR4に収容される紙の大きさや、普通紙、厚紙等の種類、記録用紙Sの漉き目の方向の入力釦UIa、表示部UIb等を有し、各キーの入力を検出して、これらの検出信号を制御部Cに入力する。
SN2:湿度計
湿度計SN2は、前記画像形成装置本体U3の環境湿度を検出し、その検出信号を制御部Cに入力する。
4i:搬送用紙検知センサ
搬送用紙検知センサ4iは、前記媒体回転装置U4の前記前側ローラ4e,4fの搬送方向下流側を通過する記録用紙Sを検出し、その検出信号を制御部Cに入力する。
(制御部Cに接続された被制御要素)
制御部Cは、次の被制御要素D1〜D10,Eの制御信号を出力している。
D1:主駆動源駆動回路
主駆動源駆動回路D1は、主駆動源の一例としてのメインモータM1を駆動することにより、感光体ドラムPy〜Pk、現像装置Gy〜Gk、定着装置Fの加熱ロールFh、搬送路搬送ローラRh1等を回転駆動する。
D2:媒体回転装置搬送モータ制御回路
媒体回転装置搬送駆動源制御回路の一例としての媒体回転装置搬送モータ制御回路D2は、搬送モータM2を駆動することにより、媒体回転装置U4の各ローラ3c,3d,4g,6c,6d,7c,7dを回転駆動する。
D3:媒体回転用モータ制御回路
媒体回転用駆動源制御回路の一例としての媒体回転用モータ制御回路D3は、前記媒体回転用モータM3を駆動することにより、前記媒体回転装置U4の前記前側ローラ4e,4fを回転駆動する。
D4:下側ローラ離間制御回路
下側離間部材制御回路の一例としての下側ローラ離間制御回路D4は、前記媒体回転装置U4の下側ローラ離間用ソレノイド6hの電源オン、オフにより、上側ローラ6cに対し、下側ローラ6dを離隔させる離間位置と、接触させる接触位置との間で移動させる。
D5:巻き癖除去装置モータ制御回路
巻き癖除去装置駆動源制御回路D5は、巻き癖除去装置駆動源M4を駆動することにより、カール除去装置U5の前記共通ローラ13を回転駆動する。
D6:カール除去路切り替え制御回路
巻き癖除去路切り替え制御回路の一例としてのカール除去路切り替え制御回路D6は、前記カール除去装置U5の巻き癖除去路切り替え部材の一例としてのカール除去路切り替えゲート作動ソレノイドSL1の電源オン、オフにより、搬送路切り替えゲートGT5を移動させて、記録用紙Sの搬送先を上カール除去路11cまたは下カール除去路11bに切り替える。
D7:カール除去ローラ加圧制御回路
巻き癖除去部材加圧制御回路の一例としてのカール除去ローラ加圧制御回路D7は、前記カール除去装置U5の前記上カール除去ソレノイド22、下カール除去ソレノイド27の電源オン、オフにより、上カール除去ローラ19と下カール除去ローラ24の共通ローラ13に対する接触圧を変化させる。
D8:中綴じ装置制御回路
中綴じ装置制御回路D8は、後処理装置U6の中綴じ装置NTSの動作電源を制御することにより、前記中綴じ装置NTSの動作を制御する。
D9:端綴じ装置制御回路
端綴じ装置制御回路D9は、前記後処理装置U6の前記端綴じ装置HTSの動作電源を制御することにより、前記端綴じ装置HTSの動作を制御する。
D10:搬送路切り替え制御回路
搬送路切り替え制御回路D10は、前記後処理装置U6の後処理搬送路切り替え部材の一例としての搬送路切り替えゲート作動ソレノイドSL2,SL3の電源オン、オフにより、第1切り替え部材U6bおよび第2切り替え部材U6cを移動させ、記録用紙Sの搬送先を上端排出路SH9、第1後処理搬送路SH11、第2後処理搬送路SH12のいずれかに切り替える。
E:電源回路
前記電源回路Eは、現像用電源回路E1、帯電用電源回路E2、転写ロール用電源回路
E3、加熱定着用電源回路E4とを有し電源を供給する。
E1:現像用電源回路
現像用電源回路E1は前記現像装置Gy〜Gkに現像電圧を印加する。
E2:帯電用電源回路
帯電用電源回路E2は前記帯電ロールCRy〜CRkに帯電電圧を印加する。
E3:転写ロール用電源回路
転写ロール用電源回路E3は前記転写ロールT1y〜T1kに転写電圧を印加する。
E4:加熱定着用電源回路
加熱定着用電源回路E4は前記定着装置Fの前記加熱ロールFhの加熱部材の一例としてのヒータに加熱用の電力を供給する。
(制御部Cの機能)
制御部Cは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現する機能実現手段、いわゆる、画像形成プログラムを構成するプログラムモジュールを有している。制御部Cの各種機能を実現する機能実現手段を次に説明する。
C1:ジョブ制御手段
画像形成動作制御手段の一例としてのジョブ制御手段C1は、入力釦UIaの入力に応じて、前記帯電ロールCRy〜CRk、前記転写ロールT1y〜T1k、前記定着装置F等の動作を制御して、画像形成動作の一例としてのジョブを実行する。
C2:主駆動源回転制御手段
主駆動源回転制御手段C2は、前記主駆動源駆動回路D1を介して前記メインモータM1の回転を制御して、前記感光体ドラムPy〜Pkや前記現像装置Gy〜Gk、前記定着装置Fの前記加熱ロールFh、前記搬送路搬送ローラRh1等の駆動を制御する。
C3:電源回路制御手段
電源回路制御手段C3は、電源回路Eの作動を制御して、前記現像装置Gy〜Gkや前記帯電ロールCRy〜CRk、前記転写ロールT1y〜T1k、前記定着装置Fの前記加熱ロールFhのヒータ等を制御する電圧、電流の供給を制御する。
C4:潜像形成装置制御手段
潜像形成装置制御手段C4は、レーザ駆動回路DLの動作を制御して、前記潜像形成装置ROSy〜ROSkを制御してレーザビームLy〜Lkにより、前記感光体ドラムPy〜Pk表面に静電潜像を形成する。
C5:画像密度演算手段
画像密度演算手段C5は、前記潜像形成装置ROSy〜ROSkで書き込まれる書き込み画像の情報に基づき、一枚分の記録用紙Sに印刷される画像密度を演算し、記録する。
実施例1では、レーザダイオードの点滅回数、いわゆる、ドット数の計数値において、ドット数の総数に対する点灯したドット数、すなわち、書き込んだドットの割合に基づいて画像密度を演算する。
C6:入力情報記憶手段
入力情報記憶手段C6は、操作部UIの入力釦UIaからのユーザの入力により設定された入力情報を記憶する。
C6A:記録媒体情報記憶手段
記録媒体情報記憶手段C6Aは、各トレイTR1〜TR4に収容されている記録用紙Sに関する情報を記憶する。
実施例1の記録媒体情報記憶手段C6Aは、記録用紙Sに関する情報として、用紙サイズや、記録用紙Sの送り出し方向、漉き目の方向を記憶する。記録用紙Sの漉き目方向については、記録用紙Sの搬送方向に対して、同じ方向である「縦目」と、直角方向である「横目」とが記憶される。
なお、一般的に記録用紙Sの短辺の長さを「A」、長辺の長さを「B」とした場合に購入した記録用紙Sの大きさの表記が「A×B」の場合は、長辺に沿って漉き目が有り、「B×A」の場合は、短辺に沿って漉き目が形成される。
したがって、利用者が前記入力釦UIaから入力する際に、各トレイTR1〜TR4に収容される記録用紙Sの大きさや、送り出し方向、すなわち、「短辺送り」、いわゆる、「SEF」:Short Edge Feed、または、「長辺送り」、いわゆる、「LEF」:Long Edge Feedと、「縦目」、「横目」を入力可能である。
C6B:後処理有無記憶手段
後処理有無記憶手段C6Bは、実行される画像形成動作における後処理が「中綴じ」、「端綴じ」、「綴じなし」のいずれであるかを記憶する。
C7:回転装置制御手段
回転装置制御手段C7は、漉き目情報取得手段C7Aと、回転判別手段の一例としての搬送方向回転判別手段C7Bと、搬送用駆動源回転制御手段C7Cと、可変駆動源回転制御手段C7Dと、下流側回転部材接離制御手段C7Eとを有する。
回転装置制御手段C7は、記録媒体情報記憶手段C6Aの情報に基づき、記録用紙Sを回転させるか、否か判別を行い、判別の結果に応じて、前記媒体回転装置U4を制御する。
C7A:漉き目情報取得手段
漉き目情報取得手段C7Aは、記録媒体情報記憶手段C6Aに記憶された各トレイTR1〜TR4に収容されている記録用紙Sの漉き目方向が、「縦目」または「横目」の記録用紙Sの漉き目方向の情報を読み取り、取得する。
実施例1の漉き目情報取得手段C7Aは、給紙が行われる各トレイTR1〜TR4の漉き目情報を取得する。
C7B:搬送方向回転判別手段
搬送方向回転判別手段C7Bは、漉き目情報取得手段C7Aで取得した情報に基づき、実行される画像形成動作において、前記媒体回転装置U4で記録用紙Sを90°回転させるか否かを判別する。
実施例1の搬送方向回転判別手段C7Bは、記録用紙Sの漉き目が「縦目」の場合には、記録用紙Sを90°回転させると判別し、記録用紙Sの漉き目が「横目」の場合には、
90°回転させないと判別する。
図6は本発明の実施例1の媒体回転装置において、媒体を90°回転させる場合の速度制御の説明図である。
C7C:搬送用駆動源回転制御手段
搬送用駆動源回転制御手段C7Cは、前記媒体回転装置U4の各ローラ3c,3d,4g,6c,6d,7c,7dを図6の一点鎖線で示すように予め設定された一定の速度である第1搬送速度Vで回転駆動するように制御する。
C7D:可変駆動源回転制御手段
可変駆動源回転制御手段C7Dは、搬送時回転速度記憶手段C7D1と、搬送方向回転時回転速度記憶手段C7D2と、回転開始時期判別手段C7D3と、回転時間記憶手段C7D4と、回転時間計時手段C7D5とを有する。
可変駆動源回転制御手段C7Dは、搬送方向回転判別手段C7Bの判別結果に基づいて、前記媒体回転用モータM3の駆動を制御して、前記媒体回転装置U4の前側ローラ4e,4fの回転を制御する。
実施例1の可変駆動源回転制御手段C7Dは、搬送方向回転判別手段C7Bで90°回転させないと判別された場合には、搬送用駆動源回転制御手段C7Cと同様に、前記前側ローラ4e,4fを第1搬送速度Vで回転させる。そして、可変駆動源回転制御手段C7Dは、搬送方向回転判別手段C7Bで90°回転させると判別された場合には、予め設定された時期に前記前側ローラ4e,4fの回転速度を減速して、前記ローラ4gとの速度差で記録用紙Sを90°回転させる。
C7D1:搬送時回転速度記憶手段
搬送時回転速度記憶手段C7D1は、記録用紙Sが前記第1搬送部材3を搬送されている場合における、前記前側ローラ4e,4fの回転速度を記憶する。
実施例1の搬送時回転速度記憶手段C7D1は、搬送用駆動源回転制御手段C7Cと同様に、前記媒体回転装置U4の各ローラ3c,3d,4g,6c,6d,7c,7dの第1搬送速度Vと同一の速度を記憶する。
C7D2:搬送方向回転時回転速度記憶手段
搬送方向回転時回転速度記憶手段C7D2は、記録用紙Sを90°回転させる場合の、前記前側ローラ4e,4fの回転速度である第2搬送速度Vを記憶する。
実施例1の搬送方向回転時回転速度記憶手段C7D2は、第1搬送速度Vよりも遅い速度である第2搬送速度Vを記憶する。
C7D3:回転開始時期判別手段
回転開始時期判別手段C7D3は、前記前側ローラ4e,4fが減速を開始する回転開始時期になったか否かを判別する。
実施例1の回転開始時期判別手段C7D3は、記録用紙Sが搬送方向下流側に向けて前記媒体回転路SH5を搬送され、前記前側ローラ4e,4fの下流側に配置された前記搬送用紙検知センサ4iが記録用紙Sを検出した場合に、前記前側ローラ4e,4fが減速を開始する回転開始時期になったものと判別する。
C7D4:回転時間記憶手段
回転時間記憶手段C7D4は、前記前側ローラ4e,4fを第2搬送速度Vで駆動する期間であって、記録用紙Sが90°回転するのに要する時間である回転時間tを記憶する。
図6において、第1搬送速度Vの回転速度で回転している前記前側ローラ4e,4fが減速を開始して記録用紙Sの回転が始まる時期を、回転開始時期tとし、前記前側ローラ4e,4fの回転速度が第2搬送速度Vになる時期を、減速終了時期tとする。また、第2搬送速度Vで回転している前記前側ローラ4e,4fが加速を開始する時期を加速開始時期tとし、前記前側ローラ4e,4fの回転速度が第1搬送速度Vに到達して加速を終了する時期を、加速終了時期tとする。
実施例1の回転時間記憶手段C7D4は、前記媒体回転用モータM3の減速を開始する回転開始時期tから、前記媒体回転用モータM3の加速を開始する加速開始時期tまでの間の期間を回転時間tとして記憶する。
図6において、実施例1では前記媒体回転用モータM3を第1搬送速度Vから第2搬送速度Vに減速されるまでの期間tと、第2搬送速度Vから第1搬送速度Vに加速されるまでの期間tとを考慮して、予め実験等により記録用紙Sを90°回転させるために必要な期間である前記回転時間tが求められている。
C7D5:回転時間計時手段
回転時間計時手段C7D5は、記録用紙Sを90°回転させる場合、前記前側ローラ4e,4fの前記回転時間tを計時する。
実施例1の回転時間計時手段C7D5は、前記回転開始時期tになると、前記回転時間tがセットされ、前記回転時間tが経過するとタイムアップする。
C7E:下流側回転部材接離制御手段
下流側回転部材接離制御手段C7Eは、前記下側ローラ離間用ソレノイド6hを制御することにより、前記下側回転軸6bの前記上側回転軸6aに対する接離を制御する。
実施例1の下流側回転部材接離制御手段C7Eは、記録用紙Sが90°回転しない場合、前記下側ローラ離間用ソレノイド6hの電源はオフであり、前記下側ローラ6dは前記上側ローラ6cに対して接触する接触位置に配置される。また、記録用紙Sが90°回転する場合、前記回転開始時期tになると、前記下側ローラ離間用ソレノイド6hの電源はオンに入り、前記下側ローラ6dは前記上側ローラ6cに対して離間する離間位置に移動する。
C8:カール除去装置制御手段
巻き癖除去装置制御手段の一例としてのカール除去装置制御手段C8は、環境情報取得手段C8A、画像密度情報取得手段C8B、カール方向判別テーブル記憶手段C8C、カール方向判別手段C8D、搬送先切り替え制御手段C8E、共通ローラ回転制御手段C8F、接触圧力制御手段C8Gを有する。
実施例1のカール除去装置制御手段C8は、前記カール除去装置U5を制御して、搬送されてきた記録用紙Sのカールを除去する。
C8A:環境情報取得手段
環境情報取得手段C8Aは、前記湿度計SN2から検出された環境湿度の情報を読み取り、取得する。なお、実施例1の環境情報取得手段C8Aでは、湿度の環境について、環境湿度が55%RH以上の状態を「高湿」、55%RH未満30%RH以上の状態を「常湿」、30%RH未満の状態を「低湿」として情報を読み取り、取得する。なお、「高湿」の環境または「低湿」の環境であることを判別する具体的な数値は、例示した数値に限定されず、設計や仕様等に応じて任意に変更可能である。
C8B:画像密度情報取得手段
画像密度情報取得手段C8Bは、画像密度演算手段C5より画像密度の情報を読み取り、取得する。なお、実施例1の画像密度情報取得手段C8Bでは、画像密度について、画像密度が60%以上の状態を「高密度」、60%未満20%以上の状態を「通常密度」、20%未満の状態を「低密度」として記憶する。なお、「高密度」の画像密度または「低密度」の画像密度であることを判別する具体的な数値は、例示した数値に限定されず、設計や仕様等に応じて任意に変更可能である。
図7は本発明の実施例1のカール方向判別テーブル記憶手段が記録するカール方向判別テーブルである。
C8C:カール方向判別テーブル記憶手段
巻き癖方向判別表記憶手段の一例としてのカール方向判別テーブル記憶手段C8Cは、画像密度、環境湿度、および発生するカール方向の対応関係を示す巻き癖方向判別表の一例としてのカール方向判別テーブルTA1を記憶する。
図7に示す実施例1の前記カール方向判別テーブルTA1には、画像密度が20%未満の「低密度」の場合、環境湿度が30%RH未満の「低湿」では、凸状のカールが発生し、環境湿度が55%RH未満30%RH以上の「常湿」では、カールは発生せず、環境湿度が55%RH以上の「高湿」では、凹状のカールが発生する、と記憶されている。また、画像密度が60%未満20%以上の「通常密度」の場合、「低湿」では、凸状のカールが発生し、「常湿」では、凸状のカールが発生し、「高湿」では、カールは発生しない、と記憶されている。なお、画像密度が60%以上の「高密度」の場合、環境湿度に関係なく凸状のカールが発生する、と記憶されている。
C8D:カール方向判別手段
巻き癖方向判別手段の一例であるカール方向判別手段C8Dは、画像形成を実行する条件である画像形成実行条件と、画像密度情報取得手段C8Bに記憶された各条件下でのカールの発生方向の設定に基づいて、記録用紙Sに発生するカール方向を判別する。
実施例1のカール方向判別手段C8Dは、環境情報取得手段C8Aで取得された環境湿度と、画像密度情報取得手段C8Bで取得された画像密度と、カール方向判別テーブル記憶手段C8Cに記憶された各画像密度、環境湿度の条件下でのカールの発生方向の情報とに基づいて、記録用紙Sに発生するカール方向を判別する。
C8E:搬送先切り替え制御手段
搬送先切り替え制御手段C8Eは、カール方向判別手段C8Dの判別結果に基づいて、前記搬送路切り替えゲートGT5の動作を制御する。
実施例1の搬送先切り替え制御手段C8Eは、前記搬送路切り替えゲートGT5を制御し、記録用紙Sに凸状のカールが発生した場合と、カールが発生しない場合、記録用紙Sの搬送先を前記上カール除去路11cに切り替え、また、凹状のカールが発生した場合、記録用紙Sの搬送先を前記下カール除去路11bに切り替える。
C8F:共通ローラ回転制御手段
共通ローラ回転制御手段C8Fは、カール方向判別手段C8Dの判別結果に基づいて、
前記共通ローラ13の回転を制御する。
実施例1の共通ローラ回転制御手段C8Fは、カール方向判別手段C8Dの判別結果に基づいて、巻き癖除去装置駆動源M4の駆動回転を制御することで、凹状のカールが発生した場合、前記共通ローラ13は正方向に回転し、また、記録用紙Sに凸状のカールが発生した場合と、カールが発生しない場合、前記共通ローラ13は逆方向に回転する。
すなわち、前記上カール除去路11cまたは、前記下カール除去路11bに搬送される記録用紙Sを下流側に搬送する回転方向に前記共通ローラ13を回転させる。
C8G:接触圧力制御手段
接触圧力制御手段C8Gは、カール方向判別手段C8Dの判別結果に基づいて、前記上カール除去ソレノイド22、前記下除去ソレノイド27を制御することにより、前記上カール除去ローラ19と前記下カール除去ローラ24との前記共通ローラ13に対する接触圧を制御する。
実施例1の接触圧力制御手段C8Gは、記録用紙Sに凸状のカールが発生した場合、前記上カール除去ソレノイド22の電源をオフにして、前記上カール除去ローラ19の前記共通ローラ13に対する接触圧をカール除去用の圧力にし、記録用紙Sにカールが発生しない場合、前記上カール除去ソレノイド22の電源をオンにし、前記上カール除去ローラ19の前記共通ローラ13に対する接触圧を搬送用の弱い圧力にする。なお、前記下除去ソレノイド27の電源は常時オフであり、前記下カール除去ローラ24の前記共通ローラ13に対する接触圧は凹状のカールが除去可能な強い状態で保たれている。
C9:後処理装置制御手段
後処理装置制御手段C9は、後処理情報取得手段C9A、後処理装置用搬送先切り替え制御手段C9B、中綴じ装置制御手段C9C、端綴じ装置制御手段C9Dを有する。
実施例1の後処理装置制御手段C9は、前記後処理装置U6を制御して、搬送されてきた記録用紙Sに中綴じ、端綴じ等の後処理をする。
C9A:後処理情報取得手段
後処理情報取得手段C9Aは、後処理有無記憶手段C6Bに記憶された後処理の設定に関する情報を取得する。
実施例1の後処理情報取得手段C9Aは、後処理有無記憶手段C6Bが記憶する、実行される画像形成処理における後処理が「中綴じ」、「端綴じ」、「綴じなし」のいずれであるか後処理の設定に関する情報を取得する。
C9B:後処理装置用搬送先切り替え制御手段
後処理装置用搬送先切り替え制御手段C9Bは、後処理情報取得手段C9Aで取得された情報に基づいて、前記後処理装置U6おける記録用紙Sの搬送先の切り替えを制御する。
実施例1の後処理装置用搬送先切り替え制御手段C9Bは、前記第1切り替え部材U6bを制御し、後処理情報取得手段C9Aに取得された後処理の設定に関する情報である実行される画像形成において、前記後処理装置U6で実行される後処理が「綴じなし」の場合、記録用紙Sの搬送先が前記上端排出路SH9に切り替えられ、また、実行される後処理が「中綴じ」と、「端綴じ」との場合、記録用紙Sの搬送先が前記第1後処理搬送路SH11に切り替えられる。また、前記第2切り替え部材U6cも制御し、実行される後処理が「端綴じ」の場合、記録用紙Sの搬送先が前記第1後処理搬送路SH11に切り替えられ、また、実行される後処理が「中綴じ」の場合、記録用紙Sの搬送先が前記第2後処理搬送路SH12に切り替えられる。
C9C:中綴じ装置制御手段
中綴じ装置制御手段C9Cは、後処理情報取得手段C9Aで取得された情報に基づいて、中綴じ装置制御回路D8を制御して、中綴じ装置NTSを制御する。
実施例1の中綴じ装置制御手段C9Cは、「中綴じ」が設定されている場合、中綴じの設定に応じて、前記中綴じ装置NTSを制御して、複数の記録用紙Sを積載して揃え、記録用紙Sの束の中央部をコの字形の針で綴じた後2つ折りにして排出したり、あるいは綴じずに2つ折りにして中綴じ排出トレイTh2に排出したりする中綴じ処理を行う。
C9D:端綴じ装置制御手段
端綴じ装置制御手段C9Dは、後処理情報取得手段C9Aで取得された情報に基づいて、端綴じ装置制御回路D9を制御して、端綴じ装置HTSを制御する。
実施例1の端綴じ装置制御手段C9Dは、前記後処理装置U6で実行される後処理が「端綴じ」が設定されている場合、端綴じの設定に応じて、前記端綴じ装置HTSを制御して、複数の記録用紙Sを積載して揃え、記録用紙Sの束の端部に綴じ孔を形成したり、コの字形の針を記録用紙Sの束に打ち込んで綴じたり、あるいは、綴じずに揃えて端綴じ排出トレイTh1排出する端綴じ処理を行う。
(画像形成装置のフローチャートの説明)
(媒体回転制御)
図8は本発明の実施例1の画像形成装置での媒体回転制御処理のフローチャートである。
図8のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、画像形成装置UのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各処理と並行して並列処理で実行される。
図8に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源が投入された時に開始される。
図8のST1において、画像形成動作であるジョブが開始されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST1を繰り返す。
ST2において、以下の(1)〜(3)の処理を実行し、ST3に進む。
(1)実行されるジョブで使用されるトレイTR1〜TR4に収容されている記録用紙Sの送り出し方向、すなわち「SEF」、「LEF」のいずれであるかについての情報を取得する。
(2)実行されるジョブの後処理が「中綴じ」、「端綴じ」、「綴じなし」のいずれであるかについての情報を取得する。
(3)実行されるジョブで使用されるトレイTR1〜TR4に収容されている記録用紙Sの漉き目方向が「縦目」、「横目」のいずれであるかについての情報を取得する。
ST3において、取得した後処理の設定情報に基づき、後処理の設定が「中綴じ」であるか否かを判断する。イエス(Y)の場合は、ST4に進み、ノー(N)の場合は、ST5に進む。
ST4において、取得した記録用紙Sの設定情報に基づき、ジョブで使用されるトレイTR1〜TR4に収容されている記録用紙Sが「LEF」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合は、ST6に進み、ノー(N)の場合は、ST10に進む。
ST5において、漉き目方向の設定情報に基づき、ジョブで使用されるトレイTR1〜TR4に収容されている記録用紙Sの漉き目方向が「縦目」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合は、ST6に進み、ノー(N)の場合は、ST10に進む。
ST6において、搬送用紙検知センサ4iが記録用紙Sを検知したか否かの判別をする。イエス(Y)の場合は、ST7に進み、ノー(N)の場合は、ST6を繰り返す。
ST7において、以下の(1)〜(3)の処理を実行し、ST8に進む。
(1)媒体回転用モータM3の減速を開始し、第1搬送速度Vで回転駆動している前側ローラ4e,4fを第2搬送速度Vまで減速させる。
(2)ソレノイド6hの電源をオンにし、下側ローラ6dを上側ローラ6cから離間させる。
(3)記録用紙Sが90°回転するのに要する時間である回転時間tの計時を開始する。
ST8において、回転時間tが経過したか否かを判断する。イエス(Y)の場合は、ST9に進み、ノー(N)の場合は、ST8を繰り返す。
ST9において、以下の(1),(2)の処理を実行し、ST10に進む。
(1)媒体回転用モータM3の加速を開始し、第2搬送速度Vで回転駆動している前側ローラ4e,4fを第1搬送速度まで加速させる。
(2)ソレノイド6hの電源をオフにし、離間していた下側ローラ6dを上側ローラ6cに接触させる。
ST10において、ジョブが終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST1に戻り、ノー(N)の場合はST3に戻る。
(カール除去制御)
図9は本発明の実施例1の画像形成装置でのカール除去制御処理のフローチャートである。
図9のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、画像形成装置UのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各処理と並行して並列処理で実行される。
図9に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源が投入された時に開始される。
図9のST11において、画像形成動作であるジョブが開始されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST12に進み、ノー(N)の場合はST11を繰り返す。
ST12において、ジョブ実行時の画像密度、および環境湿度を取得する。そしてST13に進む。
ST13において、カール方向判別テーブルTA1に基づいて、取得した画像密度、および環境湿度に対応して記録用紙Sに発生するカールの方向を判別する。そしてST14に進む。
ST14において、記録用紙Sに凹状のカールが発生したか否かを判別する。イエス(Y)の場合は、ST15に進み、ノー(N)の場合は、ST16に進む。
ST15において、以下の(1),(2)の処理を実行し、ST20に進む。
(1)記録用紙Sが下カール除去路11bに搬送されるように搬送路切り替えゲートGT5を切り替える。
(2)巻き癖除去装置駆動源M4を回転駆動し、共通ローラ13を正回転させる。
ST16において、以下の(1),(2)の処理を実行し、ST17に進む。
(1)記録用紙Sが上カール除去路11cに搬送されるように搬送路切り替えゲートGT5を切り替える。
(2)巻き癖除去装置駆動源M4を逆回転駆動し、共通ローラ13を逆回転させる。
ST17において、記録用紙Sにカールが発生しているか否かを判別する。(Y)の場合は、ST18に進み、ノー(N)の場合は、ST19に進む。
ST18において、上カール除去ソレノイド22をオフにし、上カール除去ローラ19の共通ローラ13に対する接触圧をカール除去用の圧力にする。そしてST20に進む。
ST19において、上カール除去ソレノイド22をオンにし、上カール除去ローラ19の共通ローラ13に対する接触圧を搬送用の弱い圧力にする。そしてST20に進む。
ST20において、ジョブが終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST11に戻り、ノー(N)の場合はST12に戻る。
(後処理制御)
図10は本発明の実施例1の画像形成装置での後処理制御処理のフローチャートである。
図10のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、画像形成装置UのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各処理と並行して並列処理で実行される。
図10に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源が投入された時に開始される。
図10のST31において、画像形成動作であるジョブが開始されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST32に進み、ノー(N)の場合はST31を繰り返す。
ST32において、実行されるジョブの後処理が「中綴じ」、「端綴じ」、「綴じなし」のいずれであるかについて予め設定された情報を取得する。そしてST33に進む。
ST33において、取得した後処理の設定情報に基づいて、「中綴じ」、および「端綴じ」の設定がされているか否かを判別する。(Y)の場合は、ST34に進み、ノー(N)の場合は、ST35に進む。
ST34において、記録用紙Sが第1後処理搬送路SH11に搬送されるように第1切り替え部材U6bを切り替える。そしてST36に進む。
ST35において、記録用紙Sが上端排出路SH9に搬送されるように第1切り替え部材U6bを切り替える。そしてST41に進む。
ST36において、「端綴じ」の設定がされているか否かを判別する。(Y)の場合は、ST37に進み、ノー(N)の場合は、ST38に進む。
ST37において、記録用紙Sが第1後処理搬送路SH11に搬送されるように第2切り替え部材U6cを切り替える。そしてST39に進む。
ST38において、記録用紙Sが第2後処理搬送路SH12に搬送されるように第2切り替え部材U6cを切り替える。そしてST40に進む。
ST39において、端綴じ装置搬入ローラRO1や端綴じ装置HTSを制御して、端綴じ装置HTSに記録用紙Sを搬入するとともに、設定に応じて搬入された記録用紙Sを揃えて積載し、記録用紙束の端部に綴じ孔を形成したり、コの字形の針を記録用紙束に打ち込んで綴じたり、あるいは、綴じずに揃えて端綴じ排出トレイTh1排出する端綴じ処理を実行する。そして、ST42に進む。
ST40において、中綴じ装置搬入ローラRO2や中綴じ装置NTSを制御して、中綴じ装置NTSに記録用紙Sを搬入するとともに、設定に応じて搬入された記録用紙Sを揃えて積載し、記録用紙束の中央部をコの字形の針で綴じた後2つ折りにして排出したり、あるいは綴じずに2つ折りにして中綴じ排出トレイTh2に排出する中綴じ処理を実行する。そして、ST42に進む。
ST41において、上端排出ローラRh2を制御して、記録用紙Sを上端排出口P0から排出する。そして、ST42に進む。
ST42において、ジョブが終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST31に戻り、ノー(N)の場合はST42を繰り返す。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、ジョブが開始されると各トレイTR1〜TR4から記録用紙Sが給紙され、画像形成装置本体U3で記録用紙Sに画像が転写、定着される。画像が定着された記録用紙Sは、媒体回転装置U4に搬入される。
前記画像形成装置Uでは、各トレイTR1〜TR4に収容された記録用紙Sの漉き目が予め設定されており、記録用紙Sが「縦目」である場合、前記媒体回転装置U4で搬送方向が90°回転される。記録用紙Sが「横目」の場合は、90°回転されずに下流側に搬送される。前記回転装置U4を搬送された記録用紙Sはカール除去装置U5に搬入される。
前記カール除去装置U5では、記録用紙Sに印刷された画像密度と、環境湿度とに基づいて、カールの有無と、カールの方向が自動的に判別され、判別結果に応じて、搬入された記録用紙Sのカールが除去されて、後処理装置U6に搬送される。
前記後処理装置U6に搬送された記録用紙Sは、予め設定された後処理の設定条件に応じて、上端排出口POから排出されるか、あるいは、端綴じ装置HTSや中綴じ装置NTSに搬送され、後処理が実行される。
したがって、実施例1の画像形成装置Uでは、定着装置Fでカールした記録用紙Sを90°回転させた状態で、前記カール除去装置U5でカール除去が行われている。よって、定着装置Fの軸方向から記録用紙Sを見た状態で凸または凹状に発生する湾曲が90°回転して搬送方向から記録用紙Sを見た状態で湾曲方向が凸または凹となる状態で共通ローラ13と下カール除去ローラ24または上カール除去ローラ19に挟まれ、カールの除去が行われる。
したがって、前記カール除去装置U5によるカール除去に加え、前記共通ローラ13と前記下カール除去ローラ24または前記上カール除去ローラ19で挟まれることで、挟まれる際に湾曲を除去する作用を受け、従来の構成に比べて、カール除去の効率が高まっている。したがって、前記後処理装置U6の端綴じ排出トレイTh1、中綴じ排出トレイTh2に積載される際の整合性が向上している。
特に、中綴じ装置NTSで中綴じ作業を行う場合で使用される用紙が「LEF」の場合には、90°回転されてカール除去がされており、前記中綴じ装置NTSに積載、収容時の整合性が向上している。
なお、実施例1の画像形成装置Uでは、漉き目方向が「横目」の場合には、90°回転させていない。これは、すべての記録用紙Sを90°回転させてから前記カール除去装置U5でカール除去を行ってみた場合にカールが除去できずに、記録用紙Sの対角線方向に波状のカールが発生することがあったためである。
本発明者の検証、研究の結果、記録用紙Sが「横目」で給紙された場合に、カール除去を行うと対角線方向のカールが発生し、「縦目」で給紙した場合には、発生しないことがわかった。なお、漉き目とカールの関係ついての詳細な原理については不明である。
したがって、実施例1の画像形成装置Uでは、各トレイTR1〜TR4に収容された記録用紙Sの漉き目方向が「縦目」である場合のみ前記媒体回転装置U4で記録用紙Sを90°回転させ、「横目」である場合には、90°回転させずにカール除去を行っている。
したがって、前記カール除去装置U5通過後に記録用紙Sのカールが除去される場合には、回転させて効率的にカール除去が行われるとともに、記録用紙Sに対角線方向のカールが発生する場合には、回転させずにカール除去を行っている。よって実施例1では、カール除去作業が最適化されている。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H08)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、カラーの電子写真方式の画像形成装置Uを例示したが、これに限定されず、モノクロの電子写真方式の画像形成装置より構成することも可能である。また、タンデム式の画像形成装置に限定されず、ロータリ式等の画像形成装置にも適用可能である。さらに、いわゆるインクジェット記録方式の画像形成装置において、実施例記載の構成を適用することも可能である。
(H02)前記実施例において、記録用紙Sに発生するカールの発生方向の判別条件として、実行されるジョブの画像密度と、環境湿度とからなるパラメータを例示したが、これに限定されず、いずれかのパラメータを省略したり、他のパラメータを追加することも可能である。例えば、他のパラメータとして、実行されるジョブで使用される紙の種類をカールの発生方向の判別条件のパラメータに加えることも可能である。
(H03)前記実施例において、共通ローラ13と、上カール除去ローラ19または下カール除去ローラ24とで記録用紙Sを挟み込むことでカール除去を行うことを特徴とするカール除去装置U5を例示したが、これに限定されず、例えば、特開2006−052033号公報記載の従来技術であるカール補正装置等、任意の構成を利用することも可能である。
(H04)前記実施例において、図7のカール方向判別テーブルTA1で、実行されるジョブの画像密度と環境湿度とのパラメータに対応するカールの発生方向を例示したが、この構成に限定されず、実行されるジョブの画像密度と環境湿度とのパラメータに対応するカールの発生方向は、画像形成装置の設計や仕様等に応じたカール発生方向に変更可能である。
(H05)前記実施例において、記録用紙Sの漉き目方向が「縦目」の場合、媒体回転装置U4で90°回転させ、漉き目方向が「横目」の場合、90°回転させない設定とすることが望ましいが、これに限定されず、例えば、媒体回転装置U4に記録用紙Sが搬送された場合、常に90°回転させるようにすることも可能である。
(H06)前記実施例において、前側ローラ4e,4fと、後側ローラ4g,4hとの速度差を利用して、記録用紙Sを90°回転させることを特徴とする媒体回転装置U4を例示したが、これに限定されず、例えば、特開2001−328751号公報記載の従来技術である用紙方向変換装置等、記録用紙Sの搬送方向を変化可能な任意の構成を利用することも可能である。
(H07)前記実施例において、媒体回転装置U4とカール除去装置U5とが別体のユニットで構成された媒体湾曲除去装置UAを例示したが、これに限定されず、例えば、媒体回転装置とカール除去装置とが一体的に構成された媒体湾曲除去装置を採用することも可能である。
(H08)前記実施例において、媒体回転装置U4で記録用紙Sを90°回転させるか否かの判別条件として、実行されるジョブの後処理設定と記録用紙Sの漉き目方向とを例示したが、これに限定されず、他の判別条件を加えることが可能である。
例えば、直線に沿って一定の間隔で切れ込みが形成された切り取り線、いわゆるミシン線や折り線が形成された記録用紙Sをジョブで使用する際、記録用紙Sのミシン線の方向が記録用紙Sの搬送方向に対して直角方向である「横目」の場合、記録用紙Sを90°回転させ、記録用紙Sのミシン線の方向が記録用紙Sの搬送方向に対して同じ方向である「縦目」の場合、90°回転させないように設定することも可能である。
ここで、ミシン線の方向が「横目」の記録用紙Sを90°回転させないで下流側に搬送すると、記録用紙Sのミシン線の方向が、カール除去装置U5の各カール除去ローラである共通ローラ13、上カール除去ローラ19、下カール除去ローラ24の軸方向と同じ方向となる。したがって、カール除去を行う際に、記録用紙Sは前記共通ローラ13と前記上カール除去ローラ19、または前記下カール除去ローラ24にミシン線等に沿って挟み込まれるため、記録用紙Sではミシン線に沿って折れたり、破れたりすることがある。
よって、ミシン線の方向が「横目」の記録用紙Sを90°回転させることで、記録用紙Sのミシン線の方向が、各カール除去ローラの軸方向に対し垂直になり、記録用紙Sはミシン線に沿って各カール除去ローラに挟まれることがなく、記録用紙Sのミシン線に沿って折れること等が低減される。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置における画像形成装置本体の説明図である。 図2は本発明の実施例1の可視像形成装置及び中間転写体の拡大説明図である。 図3は本発明の実施例1の画像形成装置における媒体湾曲除去装置と後処理装置との説明図である。 図4は本発明の実施例1の媒体回転装置を上方から見た要部拡大説明図である。 図5は本発明の実施例1の画像形成装置の制御部が備えている各機能をブロック図で示した図である。 図6は本発明の実施例1の媒体回転装置において、媒体を90°回転させる場合の速度制御の説明図である。 図7は本発明の実施例1のカール方向判別テーブル記憶手段が記録するカール方向判別テーブルである。 図8は本発明の実施例1の画像形成装置での媒体回転制御処理のフローチャートである。 図9は本発明の実施例1の画像形成装置でのカール除去制御処理のフローチャートである。 図10は本発明の実施例1の画像形成装置での後処理制御処理のフローチャートである。
符号の説明
3c,3d,6c,6d,7c,7d…搬送部材、
4e,4f,4g,4h…媒体回転部材、
13,19,24…湾曲除去部材、
C7B…回転判別手段、
F…定着装置、
Gy,Gm,Gc,Gk…現像装置、
Py,Pm,Pc,Pk…像保持体、
ROSy,ROSm,ROSc,ROSk…潜像形成装置、
S…媒体、
T2…転写装置、
U…画像形成装置、
UA…媒体湾曲除去装置。

Claims (3)

  1. 表面の可視像が加熱されて定着された媒体を搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材で搬送された媒体を回転させて、媒体搬送方向を変化させる媒体回転部材と、
    前記媒体回転部材で媒体搬送方向が回転された媒体に対して、定着後に媒体に発生している湾曲を除去する力を付与して、湾曲を除去する湾曲除去部材と、
    を備えたことを特徴とする媒体湾曲除去装置。
  2. 前記媒体の漉き目に基づいて、前記媒体を回転させるか否かを判別する回転判別手段と、
    前記回転判別手段の判別結果に基づいて、媒体を回転させる前記媒体回転部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の媒体湾曲除去装置。
  3. 像保持体と、
    前記像保持体表面に潜像を形成する潜像形成装置と、
    前記像保持体表面に形成された潜像を可視像に現像する現像装置と、
    前記像保持体表面の可視像を媒体に転写する転写装置と、
    可視像が転写された媒体を加熱して、前記可視像を前記媒体に定着する定着装置と、
    前記定着装置で可視像が定着された前記媒体の湾曲を除去する請求項1または2に記載の媒体湾曲除去装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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