JP2011105426A - 後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパイルトレイに積載されたシートの整合不良および/または綴じ不良を低減する。
【解決手段】順次供給されるシートを受け入れて積載するコンパイルトレイと、該コンパイルトレイに供給されるシートの後端を突き当てるエンドウォールと、シートをエンドウォールに寄せる第1の羽根部材51と、この第1の羽根部材51へのシートの絡みつきを防止する第2の羽根部材61と、第1の羽根部材51および第2の羽根部材61を長手方向に並べて固定した回転シャフト50とを備えたパドル11を用いた。
【選択図】図17
【解決手段】順次供給されるシートを受け入れて積載するコンパイルトレイと、該コンパイルトレイに供給されるシートの後端を突き当てるエンドウォールと、シートをエンドウォールに寄せる第1の羽根部材51と、この第1の羽根部材51へのシートの絡みつきを防止する第2の羽根部材61と、第1の羽根部材51および第2の羽根部材61を長手方向に並べて固定した回転シャフト50とを備えたパドル11を用いた。
【選択図】図17
Description
本発明は、後処理装置及び画像形成装置に関する。
画像形成装置において、シート(用紙)に対して整合や端綴じ、中綴じ等の後処理を行う後処理装置に関する技術としては、以下の技術が知られている。すなわち、コンパイルトレイ(7)に記録シート(S)が収容されて整合されている期間中は、コンパイルトレイ(7)から排出された記録シート(S)が積載されるスタッカトレイ(TH1)上の記録シート(S)の上面にセットクランプパドル(83)が接触して、記録シート(S)が乱れないように押さえられる技術等である(例えば、特許文献1参照)。
本発明は、コンパイルトレイに積載されたシートの整合不良および/または綴じ不良を低減することを技術的課題とする。
(第1発明)
第1発明は、順次供給されるシートを受け入れて積載するコンパイルトレイと、このコンパイルトレイに供給されるシートの後端を突き当てるエンドウォールと、このエンドウォールの近傍に設けられ、コンパイルトレイに供給されるシートをエンドウォールに寄せるパドルと、コンパイルトレイに積載されるシートを、シート搬送方向と直交する方向に揃えるタンパーと、タンパーおよびパドルにより整合されたシートの束を綴じるステープラとを備えた後処理装置に関する。
第1発明は、順次供給されるシートを受け入れて積載するコンパイルトレイと、このコンパイルトレイに供給されるシートの後端を突き当てるエンドウォールと、このエンドウォールの近傍に設けられ、コンパイルトレイに供給されるシートをエンドウォールに寄せるパドルと、コンパイルトレイに積載されるシートを、シート搬送方向と直交する方向に揃えるタンパーと、タンパーおよびパドルにより整合されたシートの束を綴じるステープラとを備えた後処理装置に関する。
そして、パドルは、シートをエンドウォールに寄せる第1の羽根部材と、この第1の羽根部材へのシートの絡みつきを防止する第2の羽根部材と、第1の羽根部材および第2の羽根部材を長手方向に並べて固定した回転シャフトとを備えたことを特徴とする。ここで、パドルとは、シートに間欠的に接触可能な複数のシート寄せ部材(羽根、ブラシ等)を有する回転部材をいう。
(第2発明)
第2発明は、第1発明において、第1の羽根部材は、略円筒形状の第1の本体部と、この第1の本体部から突出した複数の第1の羽根とからなり、第2の羽根部材は、略円筒形状の第2の本体部と、第2の本体部から突出した複数の第2の羽根とからなり、第1の本体部と第2の本体部の外径は略同一であり、第1の羽根は、第2の羽根よりも長く、第1の羽根の第1の本体部からの突出方向と、第2の羽根の第2の本体部からの突出方向が逆であることを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、第1の羽根部材は、略円筒形状の第1の本体部と、この第1の本体部から突出した複数の第1の羽根とからなり、第2の羽根部材は、略円筒形状の第2の本体部と、第2の本体部から突出した複数の第2の羽根とからなり、第1の本体部と第2の本体部の外径は略同一であり、第1の羽根は、第2の羽根よりも長く、第1の羽根の第1の本体部からの突出方向と、第2の羽根の第2の本体部からの突出方向が逆であることを特徴とする。
(第3発明)
第3発明は、シートに画像を記録する画像形成装置本体と、画像形成装置本体に接続され、画像が記録されたシートが搬入される第1発明または第2発明に記載の後処理装置とを備えた画像形成装置に関する。
第3発明は、シートに画像を記録する画像形成装置本体と、画像形成装置本体に接続され、画像が記録されたシートが搬入される第1発明または第2発明に記載の後処理装置とを備えた画像形成装置に関する。
前記した構成により、コンパイルトレイ上においてシートの束を安定して揃えることができ、ステープラによる綴じ不良を低減することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
尚、以後の説明を容易にするために、図面において、紙面前後方向をX軸方向、紙面左右方向をY軸方向、紙面上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。さらに、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
尚、以後の説明を容易にするために、図面において、紙面前後方向をX軸方向、紙面左右方向をY軸方向、紙面上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。さらに、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
〔画像形成装置〕
図1に示すように、本発明の実施例1の画像形成装置としての複写機Uは、操作部としてのユーザインターフェースUI、画像読み取り部としてのイメージ入力装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および後処理装置U4を有している。
図1に示すように、本発明の実施例1の画像形成装置としての複写機Uは、操作部としてのユーザインターフェースUI、画像読み取り部としてのイメージ入力装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および後処理装置U4を有している。
〔ユーザインターフェースUI〕
ユーザインターフェースUIは、表示部UI1、コピースタートキー(動作開始ボタン)UI2、コピー枚数入力キー(枚数入力ボタン)UI3、テンキーUI4、ステープル処理設定キー(後処理設定ボタン)UI5等の入力キーを有している。
ユーザインターフェースUIは、表示部UI1、コピースタートキー(動作開始ボタン)UI2、コピー枚数入力キー(枚数入力ボタン)UI3、テンキーUI4、ステープル処理設定キー(後処理設定ボタン)UI5等の入力キーを有している。
〔イメージ入力装置U1〕
イメージ入力装置U1は、自動原稿搬送装置および読み取り部本体としてのイメージスキャナ等により構成されている。イメージ入力装置U1により読み取られた原稿の情報は、画像形成装置本体U3に入力される。
イメージ入力装置U1は、自動原稿搬送装置および読み取り部本体としてのイメージスキャナ等により構成されている。イメージ入力装置U1により読み取られた原稿の情報は、画像形成装置本体U3に入力される。
〔給紙装置U2〕
給紙装置U2は、シート(用紙)としての記録シートSを収容する複数の給紙トレイTR1〜TR3を有する。各給紙トレイTR1〜TR3から取り出された記録シートSは、搬送路としての給紙路SH1を通って、画像形成装置本体U3に搬送される。
給紙装置U2は、シート(用紙)としての記録シートSを収容する複数の給紙トレイTR1〜TR3を有する。各給紙トレイTR1〜TR3から取り出された記録シートSは、搬送路としての給紙路SH1を通って、画像形成装置本体U3に搬送される。
〔画像形成装置本体U3〕
画像形成装置本体U3は、給紙装置U2から搬送された記録シートSに画像記録を行う画像記録部、現像剤補給装置としてのトナーディスペンサー装置U3a、および、媒体搬送路としてのシート搬送路SH2、シート排出路SH3、シート反転路SH4、シート循環路SH5等を有している。
画像形成装置本体U3は、給紙装置U2から搬送された記録シートSに画像記録を行う画像記録部、現像剤補給装置としてのトナーディスペンサー装置U3a、および、媒体搬送路としてのシート搬送路SH2、シート排出路SH3、シート反転路SH4、シート循環路SH5等を有している。
また、画像形成装置本体U3は、制御部としてのコントローラC、およびコントローラCにより制御される書込回路としてのレーザ駆動回路Dおよび電源回路E等を有している。
コントローラCにより制御されるレーザ駆動回路Dは、イメージ入力装置U1から入力されたY:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラックの画像情報に応じた駆動信号を予め設定された時期に、各色の潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
可視像形成装置としてのK(ブラック)のトナー像形成装置UKにおいて、像保持体としての感光体ドラムPkの周囲には、帯電器CCk、現像器Gk、清掃器としてのクリーナCLk等が配置されている。
そして、他のトナー像形成装置UY,UM,UCの感光体ドラムPy,Pm,Pcの周囲にもそれぞれ感光体ドラムPkの周囲と同様の帯電器CCy,CCm,CCc、現像器Gy,Gm,Gc、クリーナCLy,CLm,CLc等が配置されている。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkは、それぞれ帯電器CCy,CCm,CCc,CCkにより一様に帯電された後、潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの出力する書込光としてのレーザビームLy,Lm,Lc,Lkにより、その表面に静電潜像が形成される。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像器Gy,Gm,Gc,GkによりY:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラックの色のトナー像に現像される。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkの表面上のトナー像は、1次転写器としての1次転写ローラT1y,T1m,T1c,T1kにより、中間転写体としての中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上に多色画像、すなわち、カラートナー像が形成される。そして、中間転写ベルトB上に形成されたカラートナー像は、2次転写領域Q4に搬送される。
尚、入力された画像情報が黒画像情報のみの場合は、K(ブラック)の感光体ドラムPkおよび現像器Gkのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。1次転写後、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは感光体ドラム用のクリーナCLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。
中間転写ベルトBは、駆動部材としてのベルト駆動ローラRd、張架部材としてのテンションローラRt、蛇行補正部材としてのウォーキングローラRw、従動部材としての複数のアイドラローラRf、および2次対向部材としてのバックアップローラT2aを含む中間転写支持系としてのベルト支持ローラRd+Rt+Rw+Rf+T2aにより支持されている。
そして、中間転写ベルトBは、ベルト支持ローラRd+Rt+Rw+Rf+T2aにより矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。中間転写ベルトB、ベルト支持ローラRd+Rt+Rw+Rf+T2a、1次転写ローラT1y〜T1kにより、中間転写ユニットとしてのベルトモジュールBMが構成されている。
バックアップローラT2aの下方には2次転写ユニットUtが配置されている。この2次転写ユニットUtは、二次転写部材としての2次転写ローラT2bを有する。2次転写ローラT2bは、中間転写ベルトBを挟んでバックアップローラT2aに接離(離隔および接近)可能に配置されており、2次転写ローラT2bが中間転写ベルトBと接触する領域により2次転写領域Q4が形成されている。
また、バックアップローラT2aには、接触給電部材としてのコンタクトローラT2cが接触しており、コンタクトローラT2cにはコントローラCにより制御される電源回路から予め設定された時期に現像剤のトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
ローラT2a〜T2cにより2次転写器T2が構成されている。また、1次転写ローラT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写器T2により、感光体ドラムPy〜Pk表面のトナー像を記録シートSに転写する転写装置T1y〜T1k+B+T2が構成されている。また、トナー像形成装置UY〜UKおよび転写装置T1y〜T1k+B+T2により、実施例1の画像記録部が構成されている。
ベルトモジュールBMの下方には、媒体搬送部材としての搬送ロールRa、時期調整部材としてのレジロールRr等が配置されたシート搬送路SH2が配置されている。給紙装置U2の給紙路SH1から供給された記録シートSは、シート搬送路SH2のレジローラRrに搬送されて、中間転写ベルトB表面のトナー像が2次転写領域Q4に移動する時期に合わせて、案内部材としてのレジ側シートガイドSGr、転写前シートガイドSG1を通って2次転写領域Q4に搬送される。尚、レジ側シートガイドSGrは、レジローラRrとともに、画像形成装置本体U3に支持されている。
中間転写ベルトB上のトナー像は、2次転写領域Q4を通過する際に2次転写器T2により記録シートSに転写される。尚、フルカラー画像の場合は、中間転写ベルトBの表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録シートSに2次転写される。そして、2次転写後の中間転写ベルトBは、中間転写体用の清掃器としてのベルトクリーナCLBによりクリーニングされる。
トナー像が2次転写された記録シートSは、案内部材としての転写後シートガイドSG2、シート搬送ベルトBHを通って、定着装置Fに搬送される。定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ローラFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ローラFpとを有し、一対の定着ローラFh,Fpが接触する領域である定着領域Q5に搬送される。
そして、記録シートS上のトナー像は、定着領域Q5を通過する際に、定着装置Fにより加熱定着される。定着装置Fの下流側には、切替部材としての切替ゲートG1が設けられている。この切替ゲートG1は、シート搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録シートSを、シート排出路SH3またはシート反転路SH4側のいずれかに選択的に切り替える。シート排出路SH3に搬送されたシートSは、搬送ロールRa、本体排出部材としての排出ローラRh等により後処理装置U4に排出される。
シート反転路SH4には、シート循環路SH5が接続されており、その接続部には切替部材としてのマイラーゲートG2が設けられている。このマイラーゲートG2は、シート反転路SH4に搬送されてきた記録シートSをそのまま一旦通過させ、その後スイッチバックした記録シートSをシート循環路SH5側に案内する。シート循環路SH5に搬送された記録シートSは、給紙路SH1を通って2次転写領域Q4に再送される。
符号SH1〜SH5で示された要素により、シート搬送路SHが構成されている。また、符号SH,Ra,Rr,Rh,SG1,SG2,SGr,BH、G1,G2で示された要素により、シート搬送装置SUが構成されている。
〔後処理装置U4〕
図2および図3に示すように、後処理装置U4は、画像形成装置本体U3と接続する面に、画像形成装置本体U3で複写された記録シートSを搬入する搬入口1が設けられている。
図2および図3に示すように、後処理装置U4は、画像形成装置本体U3と接続する面に、画像形成装置本体U3で複写された記録シートSを搬入する搬入口1が設けられている。
この搬入口1から搬入された記録シートSは、切替部材としての切替ゲート2,3の切替により、上方に延びる上端排出路SH6、右方に延びる端綴じ用の排出路SH7、下方に延びる中綴じ用の排出路SH8のいずれかに搬送される。
上端排出路SH6に搬送された記録シートSは、そのまま、後処理が行われることなく、上端排出部材としての上端排出ローラ4により、上端排出口P0から上端積載部としてのトップトレイTH0に排出される。
(端綴じ装置)
端綴じ用排出路SH7を搬送された記録シートSは、端綴じ用の排出部材としてのコンパイル排出ローラ6によって、媒体収容部7に排出される。尚、コンパイル排出ローラ6の近傍には、端綴じ用の排出路SH7を搬送される記録シートSを検出するコンパイル排出センサSN0が配置されている。
端綴じ用排出路SH7を搬送された記録シートSは、端綴じ用の排出部材としてのコンパイル排出ローラ6によって、媒体収容部7に排出される。尚、コンパイル排出ローラ6の近傍には、端綴じ用の排出路SH7を搬送される記録シートSを検出するコンパイル排出センサSN0が配置されている。
媒体収容部7は、水平に対して左方に行くほど下方に傾斜するコンパイルトレイ8と、コンパイルトレイ8の左端に形成された突き当て部としてのエンドウォール9とを有する。したがって、コンパイル排出ローラ6から排出された記録シートSは、コンパイルトレイ8に収容可能であると共に、エンドウォール9に記録シートSの左端(シート搬送方向から見ると後端)が突き当てられることで当該左端が揃えられる。尚、コンパイルトレイ8には、媒体検出部材として、媒体収容部7内に収容されている記録シートSを検出するシートセンサSN4が設けられている。
コンパイルトレイ8の左右方向中央部の上面には、媒体収容部7に収容された記録シートSの前後の側端に接触して揃える揃え部材の一例としてのタンパー10が、前後方向(シート搬送方向と直交する方向)に移動可能に支持されている。また、コンパイルトレイ8の左側上方には、突き当て部材として、媒体収容部7に搬入された記録シートSをエンドウォール9側に送って突き当てるパドル11が回転可能に支持されている。エンドウォール9の左側には、コンパイルトレイ8上に積載された記録シートSの束の端を綴じるための端綴じ部材としてのステープラ12が支持されている。
尚、タンパー9およびステープラ12は、公知技術(例えば、特開2006−69746号公報、特開2006−69749号公報等に記載された構成等)を採用可能であるので、詳細な説明を省略する。
(パドル11)
次に本発明の特徴であるパドル11について説明する。
図17に示すように、パドル11は、記録シートSをエンドウォール9に寄せる第1の羽根部材51と、この第1の羽根部材51への記録シートSの絡みつきを防止する第2の羽根部材61と、第1の羽根部材51および第2の羽根部材61を長手方向に並べて固定した回転シャフト50とを備えたものである。
次に本発明の特徴であるパドル11について説明する。
図17に示すように、パドル11は、記録シートSをエンドウォール9に寄せる第1の羽根部材51と、この第1の羽根部材51への記録シートSの絡みつきを防止する第2の羽根部材61と、第1の羽根部材51および第2の羽根部材61を長手方向に並べて固定した回転シャフト50とを備えたものである。
図15に示すように、第1の羽根部材51は、中心に回転シャフト50を取り付けるための貫通孔を備えた略円筒形状の第1の本体部52と、この第1の本体部52から突出した複数の第1の羽根53とからなる。そして、全ての第1の羽根53は、第1の本体部52の周方向に等間隔の位置から放射状に突出している。
また、図16に示すように、第2の羽根部材61は、中心に回転シャフト50を取り付けるための貫通孔を備えた略円筒形状の第2の本体部62と、この第2の本体部62から突出した複数の第2の羽根63とからなる。そして、全ての第2の羽根63は、第2の本体部62の周方向に等間隔の位置から放射状に突出している。
これら第1の羽根部材51と第2の羽根部材61は、図17に示すように、パドル11において、以下の関係を有する。
(構成1)第1の本体部52の外径(外側の直径)54と、第2の本体部62の外径(外側の直径)64が略同一である。本実施例1においては、両者の外径を20mmとした。
(構成2)第1の羽根53は、第2の羽根63よりも長い。本実施例1においては、第1の羽根53の長さ(第1の本体部52からの突出量)を20mm、第2の羽根63の長さ(第2の本体部52からの突出量)を3mmとした。
(構成3)第1の本体部52からの第1の羽根53の突出方向(突出している向き)と、第2の本体部62からの第2の羽根63の突出方向(突出している向き)が逆である。
(構成1)第1の本体部52の外径(外側の直径)54と、第2の本体部62の外径(外側の直径)64が略同一である。本実施例1においては、両者の外径を20mmとした。
(構成2)第1の羽根53は、第2の羽根63よりも長い。本実施例1においては、第1の羽根53の長さ(第1の本体部52からの突出量)を20mm、第2の羽根63の長さ(第2の本体部52からの突出量)を3mmとした。
(構成3)第1の本体部52からの第1の羽根53の突出方向(突出している向き)と、第2の本体部62からの第2の羽根63の突出方向(突出している向き)が逆である。
さらに、以下の関係を有していることが望ましい。
(構成4)回転シャフト50の長手方向において、第1の羽根部材51の長さよりも、第2の羽根部材61の長さが長い。本実施例1においては、第1の羽根部材51の長さを10mm、第2の羽根部材61の長さを40mmとした。
(構成5)第1の羽根53の付け根55と、第2の羽根63の付け根65が回転シャフト50の長手方向(軸方向)において略一直線上に位置している。
これら(構成4)および(構成5)により、後述する第2の羽根部材61による記録シートSに対する効果を増大させることができる。
(構成4)回転シャフト50の長手方向において、第1の羽根部材51の長さよりも、第2の羽根部材61の長さが長い。本実施例1においては、第1の羽根部材51の長さを10mm、第2の羽根部材61の長さを40mmとした。
(構成5)第1の羽根53の付け根55と、第2の羽根63の付け根65が回転シャフト50の長手方向(軸方向)において略一直線上に位置している。
これら(構成4)および(構成5)により、後述する第2の羽根部材61による記録シートSに対する効果を増大させることができる。
前記した(構成1)、(構成2)および(構成3)により、記録シートSをエンドウォール9に安定して寄せることができるので、ステープラ12による記録シートSの束の綴じ不良を低減することができる。この効果について、以下に詳細に説明する。
従来のパドルは、本実施例1における第2の羽根部材61が無く、第1の羽根部材51のみであったため、図18に示すように、回転するタイミングによっては第1の羽根53の上に記録シートSが乗り上げて、第1の本体部52と第1の羽根53に挟まれる(絡みつく)という問題があった。かかる問題が発生すると、第1の羽根部材51により記録シートSが搬送されるので、コンパイルトレイ8上において記録シートSをきれいに揃えることができない。
しかし、図17に示すように、回転シャフト50に第2の羽根部材61を取り付けることにより、第1の羽根53の上に記録シートSが乗り上げても、第2の羽根部材が当該記録シートSを第2の羽根63により掻き落とす。このため、第2の羽根部材61は、記録シートSが第1の羽根部材51に絡みつくのを防ぐ働きをする。また、図19に示すように、記録シートSのシート搬送方向後端にカールが生じている場合であっても、第2の羽根部材61は、当該記録シートSをコンパイルトレイ8に掻き落とす働きをする。
尚、本実施例1においては、第1の羽根部材51および第2の羽根部材61は、共に同じ弾性材料(ゴム材料)を用いたが、異なる弾性材料であっても良い。また、図17には、第1の羽根部材51を3つ設けたものを示したが、少なくとも1つあれば良い。
(排出部材、押さえ部材、補助支持体)
次に、図4を用いて排出部材、押さえ部材および補助支持体について説明する。尚、図4は、説明を簡単にするために、排出部材、押さえ部材および補助支持体は、1つのみ図示している。
次に、図4を用いて排出部材、押さえ部材および補助支持体について説明する。尚、図4は、説明を簡単にするために、排出部材、押さえ部材および補助支持体は、1つのみ図示している。
図2および図3に示すように、コンパイルトレイ8の右端には、端綴じ用の排出口P1が形成されており、この排出口P1には、複数の排出ローラ16が支持されている。図2〜図4に示すように、排出ローラ16は、第1の軸17に回転可能に支持されており、駆動伝達部としてのギア部16aが形成されている。そして、第1の軸17の下方には、第1の軸17と平行に延びる第2の軸18が支持されており、第2の軸18には排出ローラ16のギア部16aに噛み合って駆動を伝達する歯車としての排出ロールギア19が支持されている。
図4に示すように、排出ローラ16に対して、第1の軸17の軸方向にずれた位置には、押さえ部材としてのセットクランプパドル21が固定支持されている。また、排出ローラ16、セットクランプパドル21に対して、第1の軸17の軸方向にずれた位置には、補助支持体の一例としてのシェルフ22が支持されている。
このシェルフ22は、補助体本体のとしての弧状に形成されたシェルフ本体22aを有する。シェルフ本体22aには、被案内部として、第1の軸17が貫通して案内され、且つシェルフ本体22aに沿った弧状のガイド孔22bが形成されている。また、シェルフ本体22aには、被駆動伝達部として、前方に庇状に張り出した形状のラック部22cが形成されており、ラック部22cの下面には歯車の一例としてのラック歯22dが形成されている。
第2の軸18には、ラック歯22dに対応する位置に、駆動を伝達する歯車として、ラック歯22dに噛み合うシェルフ移動ギア23が支持されている。尚、排出ローラ16、排出ローラギア19、セットクランプパドル21、シェルフ22、シェルフ移動ギア23は、第1の軸17の軸方向に間隔をあけて複数個支持されているが、図4には前記したように、1つずつ図示している。
第1の軸17および第2の軸18には、ぞれぞれ、駆動源としてのモータ26,27により動力が伝達される。尚、2つのモータ26,27を使用する構成を例示したが、これに限定されず、1つのモータとギアやクラッチ等を組み合わせた構成とすることも可能である。
第1の軸17に動力が伝達されると、セットクランプパドル21が第1の軸17と一体的に回転し、排出ローラ16やシェルフ23は移動しない。また、第2の軸18に駆動が伝達されると、排出ローラギア19、シェルフ移動ギア23を介して、排出ローラ16が回転したり、シェルフ22が図2に示す支持位置と図3に示す収納位置との間で移動する。
尚、シェルフ移動ギア23には、予め設定された以上のトルクが作用すると空回転するトルクリミッタが組み込まれており、第1の軸17にガイド孔22bの端が接触するまでシェルフ22が移動した状態では、シェルフ移動ギア23が第1の軸17に対して空回転して、過負荷による破損等から保護する。
図2に示すように、コンパイルトレイ8の上方には、対向部材として、各排出ローラ16に対応してクランプローラ31が配置されている。このクランプローラ31は、回転軸32を中心として回動可能に支持されたクランプアーム33の先端部に支持されており、クランプアーム33の回動に伴って、図2の実線で示すクランプローラ31が排出ローラ16から離間する上昇位置と、図2の破線で示すクランプローラ31が排出ローラ16に接触、対向する下降位置との間で移動(回動)可能に支持されている。
図3に示すように、クランプアーム33の前後方向にずれた位置には、引き込みパドル36が配置されている。引き込みパドル36は、回転軸37を中心として回転可能支持されたパドルアーム38の先端に支持されており、パドルアーム38の回転に伴って、図3の実線で示すコンパイルトレイ8の上面から引き込みパドル36が離れた上昇位置と、図3の破線で示すコンパイルトレイ8の上面に引き込みパドル36が接近して、コンパイルトレイ8上の記録シートSを突き当て部9側に引き込む引き込み位置との間で移動可能に支持されている。
なお、クランプローラ31や引き込みパドル36の昇降機構は図示しないソレノイドを使用し、引き込みパドル36への駆動の伝達機構は図示しないベルトを使用しているが、このような昇降機構や伝達機構は従来公知の種々の構成(例えば、特開2006−69746号公報、特開2006−69749号公報等に記載の構成等)を採用可能であるので、詳細な説明は省略する。
図2および図3に示すように、端綴じ用の排出口P1の下方には、右斜め上方に延びるスタッカトレイ41が配置されている。スタッカトレイ41の上面には、コンパイルトレイ8に収容された後処理前の記録シートSの束の排出方向前部が支持可能であると共に、コンパイルトレイ7で端綴じ、または、端綴じされず整合のみのいずれかの後処理がされた記録シートSが積載される積載面41aが形成されている。
スタッカトレイ41の左端部には、昇降体としてのスライダ42が連結されている。スライダ42は、後処理装置U4に形成された案内部としてのガイドレール43に沿って上下方向に移動可能に支持されている。スライダ42の左方には、上下一対の回転部材としてのローラ46,47に張架された昇降ベルト48が配置されており、ベルト48にスライダ42が固定支持されている。したがって、昇降ベルト48が正逆回転することで、スタッカトレイ41が上下方向に昇降する。
端綴じ用の排出口P1の下方には、スタッカトレイ41の積載面41aまたは積載面41aに積載された記録シートSの最上面を検出可能な上面センサSN1が配置されている。また、ガイドレール43の下端部には、スライダ42を検知可能な下端センサSN3が配置されている。符号6〜48が付された各部材により、実施例1の端綴じ装置6〜48が構成されている。
(中綴じ装置)
図2および図3に示すように、中綴じ用排出路SH8の下部には、記録シート束を整合して、シート搬送方向中央部を綴じた後、中折りした状態で中綴じ排出トレイTH2に排出する中綴じ装置NTSが配置されている。中綴じ装置NTSは、従来公知であり、例えば、特開2003−089462号公報、特開2003−089463号公報等記載の種々の構成を採用可能であるため、詳細な説明を省略する。
図2および図3に示すように、中綴じ用排出路SH8の下部には、記録シート束を整合して、シート搬送方向中央部を綴じた後、中折りした状態で中綴じ排出トレイTH2に排出する中綴じ装置NTSが配置されている。中綴じ装置NTSは、従来公知であり、例えば、特開2003−089462号公報、特開2003−089463号公報等記載の種々の構成を採用可能であるため、詳細な説明を省略する。
(制御部)
図5および図6に示すように、コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに対応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するマイクロコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
図5および図6に示すように、コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに対応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するマイクロコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(コントローラCに接続された信号入力要素)
コントローラCには、次の信号出力要素UI等の出力信号が入力されている。
(1)UI(ユーザインターフェース)
ユーザインターフェースUIは、表示部UI1、コピースタートキーUI2、コピー枚数入力キーUI3、テンキーUI4、実行するステープル処理、すなわち、中綴じ、コーナー綴じ、側端綴じ、綴じなし等の設定を行うステープル処理設定キーUI5等を備えている。
コントローラCには、次の信号出力要素UI等の出力信号が入力されている。
(1)UI(ユーザインターフェース)
ユーザインターフェースUIは、表示部UI1、コピースタートキーUI2、コピー枚数入力キーUI3、テンキーUI4、実行するステープル処理、すなわち、中綴じ、コーナー綴じ、側端綴じ、綴じなし等の設定を行うステープル処理設定キーUI5等を備えている。
(2)SN0(コンパイル排出センサ)
コンパイル排出センサSN0は、コンパイルトレイ8に搬入される記録シートSを検出する。
(3)SN1(上面センサ)
上面センサSN1は、スタッカトレイ41の積載面41aまたは積載面41aに積載された記録シートSの最上面を検出する。
(4)SN3(下端センサ)
下端センサSN3は、スライダ42を検知する。
(5)SN4(シートセンサ)
シートセンサSN4は、コンパイルトレイ7上の記録シートSを検知する。
コンパイル排出センサSN0は、コンパイルトレイ8に搬入される記録シートSを検出する。
(3)SN1(上面センサ)
上面センサSN1は、スタッカトレイ41の積載面41aまたは積載面41aに積載された記録シートSの最上面を検出する。
(4)SN3(下端センサ)
下端センサSN3は、スライダ42を検知する。
(5)SN4(シートセンサ)
シートセンサSN4は、コンパイルトレイ7上の記録シートSを検知する。
(コントローラCに接続された被制御要素)
コントローラCは、次の被制御要素の制御信号を出力している。
(1)DL(レーザ駆動回路)
レーザ駆動回路Dは、潜像形成装置ROSy〜ROSkを駆動して感光体ドラムPy〜Pk表面に静電潜像を形成する。
(2)D0(メインモータ駆動回路)
メインモータ駆動回路D0は、メインモータM0を駆動することにより図示しないギヤを介して感光体ドラムPy〜Pkおよび現像器Gy〜Gkの図示しない現像ローラ、加熱ローラFh、搬送ローラRa、レジロールRr等を回転駆動する。
コントローラCは、次の被制御要素の制御信号を出力している。
(1)DL(レーザ駆動回路)
レーザ駆動回路Dは、潜像形成装置ROSy〜ROSkを駆動して感光体ドラムPy〜Pk表面に静電潜像を形成する。
(2)D0(メインモータ駆動回路)
メインモータ駆動回路D0は、メインモータM0を駆動することにより図示しないギヤを介して感光体ドラムPy〜Pkおよび現像器Gy〜Gkの図示しない現像ローラ、加熱ローラFh、搬送ローラRa、レジロールRr等を回転駆動する。
(3)E(電源回路)
電源回路Eは、次の電源回路を有している。
・E1y〜E1k:現像用電源回路
現像用電源回路E1y〜E1kは、現像器Gy〜Gkの現像ローラに現像電圧を印加する。
・E2y〜E2k:帯電用電源回路
帯電用電源回路E2y〜E2kは、帯電器CCy〜CCkに帯電電圧を印加する。
・E3y〜E3k:1次転写用電源回路
1次転写用電源回路E3y〜E3kは、1次転写ローラT1y〜T1kに1次転写電圧を印加する。
・E4:2次転写用電源回路
2次転写用電源回路E4は、2次転写用のコンタクトローラT2cに2次転写電圧を印加する。
・E5:定着用電源回路
定着用電源回路E5は、加熱ローラFhに加熱用の電力を供給する。
電源回路Eは、次の電源回路を有している。
・E1y〜E1k:現像用電源回路
現像用電源回路E1y〜E1kは、現像器Gy〜Gkの現像ローラに現像電圧を印加する。
・E2y〜E2k:帯電用電源回路
帯電用電源回路E2y〜E2kは、帯電器CCy〜CCkに帯電電圧を印加する。
・E3y〜E3k:1次転写用電源回路
1次転写用電源回路E3y〜E3kは、1次転写ローラT1y〜T1kに1次転写電圧を印加する。
・E4:2次転写用電源回路
2次転写用電源回路E4は、2次転写用のコンタクトローラT2cに2次転写電圧を印加する。
・E5:定着用電源回路
定着用電源回路E5は、加熱ローラFhに加熱用の電力を供給する。
・D1:排出ローラ駆動回路
排出部材の駆動回路の一例としての排出ローラ駆動回路D1は、排出ローラ駆動用のモータ26の正逆回転駆動を制御して、排出ローラ16を正逆回転させたり、シェルフ22を収納位置と支持位置との間で移動させる。
・D2:セットクランプパドル作動回路
押さえ部材の駆動回路の一例としてのセットクランプパドル作動回路D2は、モータ27の回転を制御して、セットクランプパドル21を図2および図3に示す押さえ位置と、後処理装置U4内部に収容された離隔位置との間で移動させる。
排出部材の駆動回路の一例としての排出ローラ駆動回路D1は、排出ローラ駆動用のモータ26の正逆回転駆動を制御して、排出ローラ16を正逆回転させたり、シェルフ22を収納位置と支持位置との間で移動させる。
・D2:セットクランプパドル作動回路
押さえ部材の駆動回路の一例としてのセットクランプパドル作動回路D2は、モータ27の回転を制御して、セットクランプパドル21を図2および図3に示す押さえ位置と、後処理装置U4内部に収容された離隔位置との間で移動させる。
・D3:クランプローラ昇降回路
対向部材の昇降回路としてのクランプローラ昇降回路D3は、図示しないソレノイドのオン・オフを制御して、クランプローラ31を上昇位置と下降位置との間で移動させる。
・D4:引き込みパドル昇降回路
引き込み部材の昇降回路の一例としての引き込みパドル昇降回路D4は、図示しないソレノイドのオン・オフを制御して、引き込みパドル36を上昇位置と引込位置との間で移動させる。
対向部材の昇降回路としてのクランプローラ昇降回路D3は、図示しないソレノイドのオン・オフを制御して、クランプローラ31を上昇位置と下降位置との間で移動させる。
・D4:引き込みパドル昇降回路
引き込み部材の昇降回路の一例としての引き込みパドル昇降回路D4は、図示しないソレノイドのオン・オフを制御して、引き込みパドル36を上昇位置と引込位置との間で移動させる。
・D5:搬送ローラ駆動回路
後処理装置U4の搬送部材の駆動回路の一例としての搬送ローラ駆動回路D5は、モータM5を制御して、上端排出ローラ4やコンパイル排出ローラ6等のシート搬送ローラを駆動させる。
・D6:スタッカ昇降回路
スタッカトレイ41の昇降回路の一例としてのスタッカ昇降回路D6は、スタッカトレイ昇降モータM6を制御して、スタッカトレイ41を上下動させる。
・D7:中綴じ装置制御回路
中綴じ装置制御回路D7は、中綴じ装置NTSのステープラ等の制御装置を制御して、記録シート束の中綴じを行う。
後処理装置U4の搬送部材の駆動回路の一例としての搬送ローラ駆動回路D5は、モータM5を制御して、上端排出ローラ4やコンパイル排出ローラ6等のシート搬送ローラを駆動させる。
・D6:スタッカ昇降回路
スタッカトレイ41の昇降回路の一例としてのスタッカ昇降回路D6は、スタッカトレイ昇降モータM6を制御して、スタッカトレイ41を上下動させる。
・D7:中綴じ装置制御回路
中綴じ装置制御回路D7は、中綴じ装置NTSのステープラ等の制御装置を制御して、記録シート束の中綴じを行う。
(コントローラCの既納)
コントローラCは、前記した各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、各制御要素に制御信号を出力する機能を実現するプログラムである機能実現手段を有している。コントローラCの各種機能を実現する機能実現手段を以下説明する。
(1)C1(メインモータ回転制御手段)
主駆動源制御手段としてのメインモータ回転制御手段C1は、メインモータ駆動回路D1を制御して、感光体ドラムPy〜Pk、現像器Gy〜Gkの現像ローラ、定着装置F等の回転を制御する。
コントローラCは、前記した各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、各制御要素に制御信号を出力する機能を実現するプログラムである機能実現手段を有している。コントローラCの各種機能を実現する機能実現手段を以下説明する。
(1)C1(メインモータ回転制御手段)
主駆動源制御手段としてのメインモータ回転制御手段C1は、メインモータ駆動回路D1を制御して、感光体ドラムPy〜Pk、現像器Gy〜Gkの現像ローラ、定着装置F等の回転を制御する。
(2)C2(電源回路制御手段)
電源回路制御手段C2は、次の手段C2a〜C2dを有しており、電源回路Eを制御して、現像電圧、帯電電圧、転写電圧、加熱ローラFhのヒータのオン・オフ等を制御する。
(3)C2ay〜C2ak(現像電圧制御手段)
現像電圧制御手段C2ak〜C2akは、現像用電源回路E1y〜E1kの動作を制御して現像器Gy〜Gkの現像ローラに印加する現像電圧を制御する。
(4)C2by〜C2bk(帯電電圧制御手段)
帯電電圧制御手段C2by〜C2bkは、帯電用電源回路E2y〜E2kの動作を制御して各帯電器CCy〜CCkに印加する帯電電圧を制御する。
電源回路制御手段C2は、次の手段C2a〜C2dを有しており、電源回路Eを制御して、現像電圧、帯電電圧、転写電圧、加熱ローラFhのヒータのオン・オフ等を制御する。
(3)C2ay〜C2ak(現像電圧制御手段)
現像電圧制御手段C2ak〜C2akは、現像用電源回路E1y〜E1kの動作を制御して現像器Gy〜Gkの現像ローラに印加する現像電圧を制御する。
(4)C2by〜C2bk(帯電電圧制御手段)
帯電電圧制御手段C2by〜C2bkは、帯電用電源回路E2y〜E2kの動作を制御して各帯電器CCy〜CCkに印加する帯電電圧を制御する。
(5)C2cy〜C2ck(1次転写電圧制御手段)
1次転写電圧制御手段C2cy〜C2ckは、転写用電源回路E3y〜E3kの動作を制御して1次転写ローラT1y〜T1kに印加する転写電圧を制御する。
(7)C2d(2次転写電圧制御手段)
2次転写電圧制御手段C2dは、転写用電源回路E4の動作を制御して2次転写用のコンタクトローラT2cに印加する2次転写電圧を制御する。
(8)C2e(定着用電源制御手段)
定着用電源制御手段C2eは、定着用電源回路E5の動作を制御して、加熱ローラFhのヒータをオン・オフ制御して、定着温度を制御する。
1次転写電圧制御手段C2cy〜C2ckは、転写用電源回路E3y〜E3kの動作を制御して1次転写ローラT1y〜T1kに印加する転写電圧を制御する。
(7)C2d(2次転写電圧制御手段)
2次転写電圧制御手段C2dは、転写用電源回路E4の動作を制御して2次転写用のコンタクトローラT2cに印加する2次転写電圧を制御する。
(8)C2e(定着用電源制御手段)
定着用電源制御手段C2eは、定着用電源回路E5の動作を制御して、加熱ローラFhのヒータをオン・オフ制御して、定着温度を制御する。
(9)C3(ジョブ制御手段)
動作制御手段としてのジョブ制御手段C3は、コピースタートキーUI2の入力に応じて、ROSy〜ROSk、感光体ドラムPy〜Pk、転写ローラT1y〜T1k,T2c、定着装置F等の動作を制御して、画像記録動作であるジョブを実行する。
動作制御手段としてのジョブ制御手段C3は、コピースタートキーUI2の入力に応じて、ROSy〜ROSk、感光体ドラムPy〜Pk、転写ローラT1y〜T1k,T2c、定着装置F等の動作を制御して、画像記録動作であるジョブを実行する。
(10)C4(タンパー制御手段)
側端揃え制御手段としてのタンパー制御手段C4は、コンパイルトレイ8に搬入される記録シートSのサイズに応じて、タンパー10を作動させて、コンパイルトレイ8に搬入された記録シートの側端を揃える。
(11)C5(端綴じ用のステープラ制御手段)
端綴じ制御手段としてのステープラ制御手段C5は、ユーザインターフェースUIのステープル処理設定キーUI5でのユーザの入力に応じて、端綴じ用のステープラ12を作動させて、記録シート束を綴じるステープル動作を行う。
側端揃え制御手段としてのタンパー制御手段C4は、コンパイルトレイ8に搬入される記録シートSのサイズに応じて、タンパー10を作動させて、コンパイルトレイ8に搬入された記録シートの側端を揃える。
(11)C5(端綴じ用のステープラ制御手段)
端綴じ制御手段としてのステープラ制御手段C5は、ユーザインターフェースUIのステープル処理設定キーUI5でのユーザの入力に応じて、端綴じ用のステープラ12を作動させて、記録シート束を綴じるステープル動作を行う。
(12)C6(排出ローラ制御手段)
排出部材制御手段としての排出ローラ制御手段C6は、排出実行判別手段C6Aと、排出フラグFL1と、正回転時間記憶手段C6Bと、逆回転時間記憶手段C6Cと、排出時間記憶手段C6Dと、排出用タイマTM1と、を有し、排出ローラ駆動回路D5を制御して、排出ローラ16を正逆回転させて記録シートをスタッカトレイ41に排出またはコンパイルトレイ8側に引込ませる。尚、本実施例1では、排出ローラ16の正逆回転に連動して、シェルフ22が収納位置と支持位置との間で移動する。
排出部材制御手段としての排出ローラ制御手段C6は、排出実行判別手段C6Aと、排出フラグFL1と、正回転時間記憶手段C6Bと、逆回転時間記憶手段C6Cと、排出時間記憶手段C6Dと、排出用タイマTM1と、を有し、排出ローラ駆動回路D5を制御して、排出ローラ16を正逆回転させて記録シートをスタッカトレイ41に排出またはコンパイルトレイ8側に引込ませる。尚、本実施例1では、排出ローラ16の正逆回転に連動して、シェルフ22が収納位置と支持位置との間で移動する。
本実施例1の排出ローラ制御手段C6は、コンパイルトレイ8で整合またはステープルされた記録シートSの束をスタッカトレイ41に排出する際に排出ローラ16を正回転駆動させて記録シートSの束を排出すると共に、シェルフ22を収納位置に移動させる。また、記録シートSの束を排出した後、次にコンパイルトレイ8に収容される1枚目の記録シートSをパドル11側に引き込む際に、排出ローラ16を逆回転駆動させて記録シートSを引き込むと共に、シェルフ22を支持位置に移動させる。
(13)C6A(排出実行判別手段)
排出実行判別手段C6Aは、コンパイルトレイ8からスタッカトレイ41への記録シートSの束の排出を実行する時期になったか否かを判別する。本実施例1の排出実行判別手段C6Aは、ステープラ制御手段C5でステープル動作が実行された場合、または、ステープル処理設定キーUI5で端綴じなしで整合のみの設定がされ且つ設定された枚数の記録シートSがコンパイルトレイ8に積載された場合に排出を実行する時期になったと判別する。
排出実行判別手段C6Aは、コンパイルトレイ8からスタッカトレイ41への記録シートSの束の排出を実行する時期になったか否かを判別する。本実施例1の排出実行判別手段C6Aは、ステープラ制御手段C5でステープル動作が実行された場合、または、ステープル処理設定キーUI5で端綴じなしで整合のみの設定がされ且つ設定された枚数の記録シートSがコンパイルトレイ8に積載された場合に排出を実行する時期になったと判別する。
(14)FL1(排出フラグ)
排出フラグFL1は、初期値は「0」であり、排出実行判別手段C6Aで排出を実行する時期になったと判別されると「1」となり、排出が終了すると「0」となる。
排出フラグFL1は、初期値は「0」であり、排出実行判別手段C6Aで排出を実行する時期になったと判別されると「1」となり、排出が終了すると「0」となる。
(15)C6B(正回転時間記憶手段)
正回転時間記憶手段C6Bは、コンパイルトレイ7に1枚目の記録シートSが搬入される際に、排出ローラ16が正回転する時間である正回転時間t1を記憶する。本実施例1では、正回転時間t1は、コンパイル排出ローラ6による記録シートSの搬送方向前端がコンパイル排出センサSN0を通過してから、記録シートSの搬送方向後端がコンパイル排出ローラ6を抜けるまでの時間に設定されている。
正回転時間記憶手段C6Bは、コンパイルトレイ7に1枚目の記録シートSが搬入される際に、排出ローラ16が正回転する時間である正回転時間t1を記憶する。本実施例1では、正回転時間t1は、コンパイル排出ローラ6による記録シートSの搬送方向前端がコンパイル排出センサSN0を通過してから、記録シートSの搬送方向後端がコンパイル排出ローラ6を抜けるまでの時間に設定されている。
(16)C6C(逆回転時間記憶手段)
逆回転時間記憶手段C6Cは、コンパイルトレイ7に搬入された1枚目の記録シートSを突き当て部9側に引き込む際に、排出ローラ16が逆回転する時間である逆回転時間t2を記憶する。本実施例1では、逆回転時間t1は、記録シートSの搬送方向後端がコンパイル排出ローラ6を抜けてから、当該後端がパドル11に到達するまでの時間に設定されている。
逆回転時間記憶手段C6Cは、コンパイルトレイ7に搬入された1枚目の記録シートSを突き当て部9側に引き込む際に、排出ローラ16が逆回転する時間である逆回転時間t2を記憶する。本実施例1では、逆回転時間t1は、記録シートSの搬送方向後端がコンパイル排出ローラ6を抜けてから、当該後端がパドル11に到達するまでの時間に設定されている。
(17)C6D(排出時間記憶手段)
排出時間記憶手段C6Dは、コンパイルトレイ7からスタッカトレイ41に記録シートSの束が排出される際に、排出ローラ16が正回転する時間である排出時間t3を記憶する。本実施例1では、排出時間t3は、排出ローラ16による記録シートSの束の排出方向後端が突き当て部9から排出口P1を抜けるまでの時間に設定されている。
排出時間記憶手段C6Dは、コンパイルトレイ7からスタッカトレイ41に記録シートSの束が排出される際に、排出ローラ16が正回転する時間である排出時間t3を記憶する。本実施例1では、排出時間t3は、排出ローラ16による記録シートSの束の排出方向後端が突き当て部9から排出口P1を抜けるまでの時間に設定されている。
(18)TM1(排出用タイマ)
排出用の計時手段の一例としての排出用タイマTM1は、正回転時間t1、逆回転時間t2または排出時間t3のいずれかが設定され、排出ローラ16の制御に係る時間を計時する。
排出用の計時手段の一例としての排出用タイマTM1は、正回転時間t1、逆回転時間t2または排出時間t3のいずれかが設定され、排出ローラ16の制御に係る時間を計時する。
(19)C7(セットクランプパドル制御手段)
押さえ制御手段としてのセットクランプパドル制御手段C7は、押さえ時間記憶手段C7Aと、押さえ用タイマTM4とを有し、セットクランプパドル作動回路D2を介して、セットクランプパドル21を図2および図3に示す押さえ位置と、離間位置との間で移動させる。本実施例1のセットクランプパドル制御手段C7は、端綴じ用の排出口P1から記録シートSの束が排出される前に離間位置に移動し、排出された記録シートSの束がスタッカトレイ41上に積載されると押さえ位置に移動する。
押さえ制御手段としてのセットクランプパドル制御手段C7は、押さえ時間記憶手段C7Aと、押さえ用タイマTM4とを有し、セットクランプパドル作動回路D2を介して、セットクランプパドル21を図2および図3に示す押さえ位置と、離間位置との間で移動させる。本実施例1のセットクランプパドル制御手段C7は、端綴じ用の排出口P1から記録シートSの束が排出される前に離間位置に移動し、排出された記録シートSの束がスタッカトレイ41上に積載されると押さえ位置に移動する。
(20)C7A(押さえ時間記憶手段)
押さえ時間記憶手段C7Aは、セットクランプパドル21を押さえ位置から離間位置に移動させるまでの時間である押さえ時間tdを記憶する。本実施例1では、押さえ時間tdは、コンパイルトレイ7からスタッカトレイ41に記録シートSの束の排出が開始されてから、セットクランプパドル21を離間位置に移動させるまでの時間に設定されている。すなわち、排出時に、既にスタッカトレイ41に積載されている記録シートSの束が、コンパイルトレイ7から排出される記録シートSの束に押されて乱される可能性があるが、押さえ時間tdの間は、既に積載されている記録シートSの束がセットクランプパドル21で押さえられている。尚、本実施例1では、押さえ時間td<排出時間t3に設定されている。
押さえ時間記憶手段C7Aは、セットクランプパドル21を押さえ位置から離間位置に移動させるまでの時間である押さえ時間tdを記憶する。本実施例1では、押さえ時間tdは、コンパイルトレイ7からスタッカトレイ41に記録シートSの束の排出が開始されてから、セットクランプパドル21を離間位置に移動させるまでの時間に設定されている。すなわち、排出時に、既にスタッカトレイ41に積載されている記録シートSの束が、コンパイルトレイ7から排出される記録シートSの束に押されて乱される可能性があるが、押さえ時間tdの間は、既に積載されている記録シートSの束がセットクランプパドル21で押さえられている。尚、本実施例1では、押さえ時間td<排出時間t3に設定されている。
(21)TM4(押さえ用タイマ)
押さえ用の計時手段としての押さえ用タイマTM4は、押さえ時間tdが設定され、セットクランプパドル21の制御に係る時間を計時する。
(22)C8(クランプローラ昇降制御手段)
対向部材の昇降制御手段としてのクランプローラ昇降制御手段C8は、クランプローラ昇降回路D8を制御して、整合またはステープルされた記録シートS束を排出する時期に合わせて、クランプローラ31を上昇位置と下降位置との間で移動させる。
押さえ用の計時手段としての押さえ用タイマTM4は、押さえ時間tdが設定され、セットクランプパドル21の制御に係る時間を計時する。
(22)C8(クランプローラ昇降制御手段)
対向部材の昇降制御手段としてのクランプローラ昇降制御手段C8は、クランプローラ昇降回路D8を制御して、整合またはステープルされた記録シートS束を排出する時期に合わせて、クランプローラ31を上昇位置と下降位置との間で移動させる。
(23)C9(引き込みパドル制御手段)
引き込み部材の制御手段としての引き込みパドル制御手段C9は、引き込み時間記憶手段C9Aを有し、引き込みパドル昇降回路D4を制御して、コンパイルトレイ7に記録シートSが搬入される時期に合わせて、引き込みパドル36を上昇位置と引込位置との間で移動させると共に、引き込みパドル36を駆動させて記録シートSをメインパドル11側に搬送する。
引き込み部材の制御手段としての引き込みパドル制御手段C9は、引き込み時間記憶手段C9Aを有し、引き込みパドル昇降回路D4を制御して、コンパイルトレイ7に記録シートSが搬入される時期に合わせて、引き込みパドル36を上昇位置と引込位置との間で移動させると共に、引き込みパドル36を駆動させて記録シートSをメインパドル11側に搬送する。
(24)C9A(引き込み時間記憶手段)
引き込み時間記憶手段C9Aは、引き込みパドル36が突き当て部9側に記録シートSを引き込む時間である引き込み時間tbを記憶する。本実施例1では、引き込み時間tbは、コンパイル排出ローラ6を記録シートSの後端が抜けてから、当該後端がパドル11の位置まで引き込まれる時間に設定されている。
引き込み時間記憶手段C9Aは、引き込みパドル36が突き当て部9側に記録シートSを引き込む時間である引き込み時間tbを記憶する。本実施例1では、引き込み時間tbは、コンパイル排出ローラ6を記録シートSの後端が抜けてから、当該後端がパドル11の位置まで引き込まれる時間に設定されている。
(25)TM2(引き込み用タイマ)
引き込み用の計時手段としての引き込み用タイマTM2は、引き込み時間tbが設定され、引き込みパドル36に関する時間を計時する。
引き込み用の計時手段としての引き込み用タイマTM2は、引き込み時間tbが設定され、引き込みパドル36に関する時間を計時する。
(26)C10(搬送ローラ制御手段)
後処理装置U4の搬送部材制御手段としての搬送ローラ制御手段C10は、後処理装置U4にシートSが搬入される時期に合わせて搬送ローラ駆動回路D5を制御して、記録シートSを搬送する。
後処理装置U4の搬送部材制御手段としての搬送ローラ制御手段C10は、後処理装置U4にシートSが搬入される時期に合わせて搬送ローラ駆動回路D5を制御して、記録シートSを搬送する。
(27)C11(スタッカトレイ制御手段)
スタッカトレイ41の昇降制御手段としてのスタッカトレイ制御手段C11は、下降時間記憶手段C11Aと、下降用タイマTM3と、上昇終了判別手段C11Bと、下端移動判別手段C11Cとを有し、スタッカ昇降回路D6を制御して、スタッカトレイ41を昇降させる。本実施例1のスタッカトレイ41は、記録シートSの束が排出される度に下降量Lだけ下降した後に、積載された記録シートSの最上面の位置に応じて、スタッカトレイ41を上昇させる。
スタッカトレイ41の昇降制御手段としてのスタッカトレイ制御手段C11は、下降時間記憶手段C11Aと、下降用タイマTM3と、上昇終了判別手段C11Bと、下端移動判別手段C11Cとを有し、スタッカ昇降回路D6を制御して、スタッカトレイ41を昇降させる。本実施例1のスタッカトレイ41は、記録シートSの束が排出される度に下降量Lだけ下降した後に、積載された記録シートSの最上面の位置に応じて、スタッカトレイ41を上昇させる。
(28)C11A(下降時間記憶手段)
下降時間記憶手段C11Aは、スタッカトレイ41の下降量Lだけ下降するのに必要な時間である下降時間tcを記憶する。尚、本実施例1では、下降時間tc<押さえ時間tdに設定されている。
下降時間記憶手段C11Aは、スタッカトレイ41の下降量Lだけ下降するのに必要な時間である下降時間tcを記憶する。尚、本実施例1では、下降時間tc<押さえ時間tdに設定されている。
(29)TM3(下降用タイマ)
下降時間計時手段としての下降用タイマTM3は、下降時間tcが設定され、下降時間tcを計時する。
下降時間計時手段としての下降用タイマTM3は、下降時間tcが設定され、下降時間tcを計時する。
(30)C11B(上昇終了判別手段)
上昇終了判別手段C11Bは、上面センサSN1の検知結果に基づいて、スタッカトレイ41に積載された記録シートSの最上面、または、記録シートSが積載されていない状態における積載面41aが上面センサSN1の位置まで上昇し、上昇を終了する時期になったか否かを判別する。
上昇終了判別手段C11Bは、上面センサSN1の検知結果に基づいて、スタッカトレイ41に積載された記録シートSの最上面、または、記録シートSが積載されていない状態における積載面41aが上面センサSN1の位置まで上昇し、上昇を終了する時期になったか否かを判別する。
(31)C11C(下端移動判別手段)
下端移動判別手段C11Cは、下端センサSN4の検知結果に基づいて、スタッカトレイ41が下端位置まで下降した、すなわち、スタッカトレイ41が満杯になったか否かを判別する。
下端移動判別手段C11Cは、下端センサSN4の検知結果に基づいて、スタッカトレイ41が下端位置まで下降した、すなわち、スタッカトレイ41が満杯になったか否かを判別する。
(32)C12(中綴じ装置制御手段)
中綴じ装置制御手段C12は、ユーザインターフェースUIのステープル処理設定キーUI5でのユーザの入力で中綴じが指定された場合に、中綴じ装置制御回路D7を制御して、中綴じ装置NTSにより記録シート束の中綴じを行う。
中綴じ装置制御手段C12は、ユーザインターフェースUIのステープル処理設定キーUI5でのユーザの入力で中綴じが指定された場合に、中綴じ装置制御回路D7を制御して、中綴じ装置NTSにより記録シート束の中綴じを行う。
〔画像形成装置Uの処理の流れ〕
次に、本実施例1の画像形成装置Uの処理の流れを、流れ図(フローチャート)を使用して説明する。
次に、本実施例1の画像形成装置Uの処理の流れを、流れ図(フローチャート)を使用して説明する。
(コンパイルトレイ収容処理)
図7のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コントローラCのROMに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。図7に示すコンパイルトレイ収容処理のフローチャートは、画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図7のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コントローラCのROMに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。図7に示すコンパイルトレイ収容処理のフローチャートは、画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
図7のST1において、コンパイルトレイ排出センサSN0がオンになったか否か、すなわち、コンパイルトレイ7に向けて記録シートSが搬送されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST1を繰り返す。ST2において、シートセンサSN4がオンであるか否か、すなわち、コンパイルトレイ7に記録シートSが収容されているのか、1枚目の記録シートSであるのかを判別する。ノー(N)の場合はST3に進み、イエス(Y)の場合はST8に進む。
ST3においては、次の処理(1)、(2)を実行して、ST4に進む。
(1)排出ローラ16の正回転を開始する。
(2)排出用タイマTM1に正回転時間t1をセットする。
(1)排出ローラ16の正回転を開始する。
(2)排出用タイマTM1に正回転時間t1をセットする。
ST4において、排出用タイマTM1がタイムアップしたか否か、すなわち正回転時間t1が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST5に進み、ノー(N)の場合はST4を繰り返す。
ST5において、次の処理(1)〜(3)を実行して、ST6に進む。
(1)クランプローラ31を下降位置に移動させる。
(2)排出ローラ16の逆回転を開始する。尚、このとき、シェルフ22が支持位置に移動する。
(3)排出用タイマTM1に逆回転時間t2をセットする。
(1)クランプローラ31を下降位置に移動させる。
(2)排出ローラ16の逆回転を開始する。尚、このとき、シェルフ22が支持位置に移動する。
(3)排出用タイマTM1に逆回転時間t2をセットする。
ST6において、排出用タイマTM1がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST7に進み、ノー(N)の場合はST6を繰り返す。
ST7において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST1に戻る。
(1)排出ローラ16の回転を停止する。
(2)クランプローラ31を上昇位置に移動させる。
ST7において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST1に戻る。
(1)排出ローラ16の回転を停止する。
(2)クランプローラ31を上昇位置に移動させる。
ST8において、コンパイル排出センサSN0がオフになったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST9に進み、ノー(N)の場合はST8を繰り返す。
ST9において、次の処理(1)〜(3)を実行して、ST10に進む。
(1)引き込みパドル36を引き込み位置に移動させる。
(2)引き込み用タイマTM2に引き込み時間tbをセットする。
(3)引き込みパドル36の回転を開始する。
ST9において、次の処理(1)〜(3)を実行して、ST10に進む。
(1)引き込みパドル36を引き込み位置に移動させる。
(2)引き込み用タイマTM2に引き込み時間tbをセットする。
(3)引き込みパドル36の回転を開始する。
ST10において、引き込み用タイマTM2がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST11に進み、ノー(N)の場合はST10を繰り返す。
ST11において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST1に戻る。
(1)引き込みパドル36を上昇位置に移動させる。
(2)引き込みパドル36の回転を停止する。
ST11において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST1に戻る。
(1)引き込みパドル36を上昇位置に移動させる。
(2)引き込みパドル36の回転を停止する。
(スタッカトレイ排出処理)
図8のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コントローラCのROMに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。図8に示すスタッカトレイ排出処理のフローチャートは、電源オンにより開始される。
図8のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コントローラCのROMに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。図8に示すスタッカトレイ排出処理のフローチャートは、電源オンにより開始される。
図8のST21において、排出フラグFL1が「1」となったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST22に進み、ノー(N)の場合はST21を繰り返す。
ST22において、次の処理(1)〜(6)を実行して、ST23に進む。
(1)クランプローラ31を下降位置に移動させる。
(2)排出ローラ16の正回転を開始する。
(3)排出用タイマTM1に排出時間t3をセットする。
(4)スタッカトレイ41の下降を開始する。
(5)下降用タイマTM3に下降時間tcをセットする。
(6)押さえ用タイマTM4に押さえ時間tdをセットする。
ST22において、次の処理(1)〜(6)を実行して、ST23に進む。
(1)クランプローラ31を下降位置に移動させる。
(2)排出ローラ16の正回転を開始する。
(3)排出用タイマTM1に排出時間t3をセットする。
(4)スタッカトレイ41の下降を開始する。
(5)下降用タイマTM3に下降時間tcをセットする。
(6)押さえ用タイマTM4に押さえ時間tdをセットする。
ST23において、下降用タイマTM3がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST24に進み、ノー(N)の場合はST23を繰り返す。
ST24において、スタッカトレイ41の下降を終了して停止する。そして、ST25に進む。
ST25において、押さえ用タイマTM4がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST26に進み、ノー(N)の場合はST25を繰り返す。
ST26において、押さえ用パドル21を離間位置に移動させる。そして、ST27に進む。
ST24において、スタッカトレイ41の下降を終了して停止する。そして、ST25に進む。
ST25において、押さえ用タイマTM4がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST26に進み、ノー(N)の場合はST25を繰り返す。
ST26において、押さえ用パドル21を離間位置に移動させる。そして、ST27に進む。
ST27において、排出用タイマTM1がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST28に進み、ノー(N)の場合はST27を繰り返す。
ST28において、次の処理(1)〜(4)を実行して、ST29に進む。
(1)クランプローラ31を上昇位置に移動させる。
(2)排出ローラ16の回転を停止させる。
(3)押さえパドル21を押さえ位置に移動させる。
(4)スタッカトレイ41の上昇を開始する。
ST28において、次の処理(1)〜(4)を実行して、ST29に進む。
(1)クランプローラ31を上昇位置に移動させる。
(2)排出ローラ16の回転を停止させる。
(3)押さえパドル21を押さえ位置に移動させる。
(4)スタッカトレイ41の上昇を開始する。
ST29において、上面センサSN1がオンになったか否か、すなわち、スタッカトレイ41上に積載された記録シートSの束の最上面を検知したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST30に進み、ノー(N)の場合はST29を繰り返す。
ST30において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST21に戻る。
(1)スタッカトレイ41の上昇を終了する。
(2)排出フラグFL1を「0」とする。
(1)スタッカトレイ41の上昇を終了する。
(2)排出フラグFL1を「0」とする。
(作用)
前記した構成を備えた本実施例1の画像形成装置Uでは、画像形成動作としてのジョブが実行されると、給紙トレイTR1〜TR4から記録シートSが給紙され、2次転写領域Q4でトナー像が転写され、定着装置Fで定着されて、後処理装置U4に搬送される。ユーザインターフェースUIにおいて、利用者、いわゆるユーザが後処理なしの設定を行った場合は、トップトレイTH0に排出され、中綴じの設定を行った場合は中綴じ装置NTSで中綴じが実行されて、中綴じ排出トレイTH2に排出される。
前記した構成を備えた本実施例1の画像形成装置Uでは、画像形成動作としてのジョブが実行されると、給紙トレイTR1〜TR4から記録シートSが給紙され、2次転写領域Q4でトナー像が転写され、定着装置Fで定着されて、後処理装置U4に搬送される。ユーザインターフェースUIにおいて、利用者、いわゆるユーザが後処理なしの設定を行った場合は、トップトレイTH0に排出され、中綴じの設定を行った場合は中綴じ装置NTSで中綴じが実行されて、中綴じ排出トレイTH2に排出される。
ユーザインターフェースUIで、中綴じが設定された場合、図7のST3の処理がされ、図9Aに示すように記録シートSの搬送方向前端がコンパイル排出センサSN0を通過すると、排出ローラ16が正回転を開始する。なお、この状態では、シェルフ22は図9Aに示す収納位置に収納された状態で保持される。記録シートSがさらに搬送されると、図9Bに示す状態を経て図9Cに示す状態となる。
次に、図7のST5の処理がされて、図10Aに示すように、下降位置のクランプローラ31と排出ローラ16とで記録シートSが挟まれた状態で排出ローラ16が逆回転して、記録シートSがエンドウォール9側に引き込まれる。このとき、排出ローラ16の逆回転に連動して、シェルフ22が支持位置に向けて移動を開始する。
そして、図10Bに示すように、パドル11まで記録シートSが十分に引き込まれると、図7のST7の処理がされて、排出ローラ16の逆回転が停止され、クランプローラ31は上昇位置に向けて移動する。この状態では、図10Bに示すように、シェルフ22は支持位置に移動している。したがって、排出ローラ16の逆回転が停止されると、以降はパドル11のみで記録シートSが引き込まれ、図10Cに示すようにエンドウォール9に搬送方向後端が突き当てられて揃えられる。
この状態では、記録シートSは、コンパイルトレイ8、シェルフ22の上面およびスタッカトレイ41に既に積載されている記録シートSの束の最上面で支持される。また、フローチャートでは図示していないが、図10Cに示す状態でタンパー10が記録シートSの側端に接触して側端の位置も揃えられる。
図10Cにおいて、2枚目の記録シートSが搬入されると、図7のST8の処理がされて、図11Aに示すように記録シートSの搬送方向後端がコンパイル排出ローラ6を抜けると、図7のST9の処理がされて図11Bに示すように引き込みパドル36が引き込み位置に移動して、2枚目の記録シートSがエンドウォール9側に引き込まれる。そして、引き込み時間tbが経過して、図11Cに示すように十分パドル11まで記録シートSが引き込まれると、図7のST11の処理がされて、引き込みパドル36が上昇位置に移動する。
3枚目以降の記録シートSに対しては、図10C〜図11Cの工程が繰り返されて、図12Aに示すように、予め設定された枚数の記録シートSが収容された状態となる。この状態では、端綴じを行う設定がユーザインターフェースUIでされている場合は、ステープラ12が作動して端綴じが実行されて排出フラグFL1が「1」となり、端綴じを行わない設定がされている場合は、速やかに排出フラグFL1が「1」となる。
排出フラグFL1が「1」となると、図8のST22の処理が実行され、図12Bに示すように、クランプローラ31が下降し、排出ローラ16の正回転が開始される。このとき、図12B、図12C、図13Aに示すようにスタッカトレイ41の下降も開始される。図12B、図12C、図13Aにおいて、このとき、排出ローラ16の正回転に連動して、シェルフ22が支持位置から収納位置に向けて移動を開始する。
下降時間tcが経過すると、図13Aに示すように、スタッカトレイ41が予め設定された下降量Lだけ下降した状態となり、スタッカトレイ41の下降が停止される。尚、図13Aに示す状態では、シェルフ22は収納位置に移動し、排出される記録シートSの束の落下の妨げとならないようになっている。
そして、押さえ時間tdが経過すると、図8のST26の処理がされて、セットクランプパドル21が、図12Cに示す押さえ位置から、図13Aに示す離間位置に移動する。すなわち、図12A〜図12Cに示す状態では、記録シートSの束がセットクランプパドル21で押さえられており、排出される記録シートSの束に押されて位置が乱れることが低減されており、コンパイルトレイ7から排出される記録シートSの束が十分に排出されると、図13Aに示すように離間位置に移動して、排出される記録シートSの束の落下の妨げにならないようになっている。
そして、排出時間t3が経過すると、図8のST28の処理が実行され、図13Bに示すように、クランプローラ31が上昇位置に移動して、排出ローラ16の回転が停止する。そして、セットクランプパドル21が押さえ位置に移動し、スタッカトレイ41が上昇を開始する。そして、図13Cに示すように積載された記録シートSの束の最上面が上面センサSN1で検出されると、図8のST30の処理がされて、スタッカトレイ41の上昇が終了する。このとき、記録シートSの束の最上面には、セットクランプパドル21が接触して、押さえられ、図9Aの状態に戻っている。したがって、次の記録シートSの束の後処理が行われる場合は、図9Aの状態から再び同様の工程が繰り返される。
図14は従来の構成における作用説明図であり、図14Aは実施例1の図12Cに対応するコンパイルトレイから排出される状態の説明図、図14Bは実施例1の図13Cに対応する最上面の記録シートの後端が排出口P1に引っ掛かった状態の説明図、図14Cは実施例1の図9Bに対応する次の記録シートが搬入された状態の説明図である。
従来の構成では、コンパイルトレイ7からスタッカトレイ41に記録シートSが排出される際に、記録シートSの後端が湾曲、いわゆるカールした場合や、記録シートSの束が跳ねた等の場合には、図14Bに示すように記録シートS0の後端が排出口P1に引っ掛かって残ることがある。この状態で、図14Cに示すように、次の記録シートS1が搬入されると、残った記録シートS0と干渉して、記録シートS0,S1が乱れることがある。
これに対して、前記した構成では、記録シートSがスタッカトレイ41に排出される際に、スタッカトレイ41が下降して、記録シートSの後端が残りにくくなっており、記録シートSの乱れが低減されている。特に、前記した構成では、スタッカトレイ41に排出された記録シートSの後端がカールしていても、スタッカトレイ41が上昇する際に、セットクランプパドル21で押えられる。したがって、カールした後端が、スタッカトレイ41上昇後に、排出口P1に引っ掛かり、排出ローラ16の逆回転等で排出口P1に残った状態となってしまうこと等が低減される。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、前記した実施例においては、画像形成装置の一例として複写機Uを例示したが、これに限定されず、プリンタ、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式やサーマルヘッド方式などをはじめリソグラフ等の印刷機等任意の画像形成方式の画像形成装置の後処理装置に適用可能である。また、多色現像の画像形成装置に限定されず、単色、いわゆるモノクロの画像形成装置により構成することも可能である。
また、前記した実施例においては、下降量Lを下降させる方法として、対応する下降時間tcを計時することで下降量Lだけ下降させたが、この方法に限定されず、モータの回転数や、センサで検知する等、任意の方法で下降量Lだけ下降させることが可能である。
また、前記した実施例においては、スタッカトレイ41を上昇させる際に、最上面の位置を検出するまで上昇させたが、この方法に限定されず、下降量分だけ上昇させることも可能である。このとき、下降量だけ上昇させた後、追加で積載された記録シートS分だけ下降させることが望ましい。
また、前記した実施例においては、セットクランプパドル21やシェルフ22を設けたが、これらを省略することも可能である。また、セットクランプパドル21やシェルフ22の移動機構として、モータ26,27を例示したがこの構成に限定されず、ソレノイド等の任意の移動機構を採用することができる。
また、前記した実施例においては、中綴じ装置NTSやトップトレイTH0を有する後処理装置を例示したが、この構成に限定されず、中綴じ装置NTSやトップトレイTH0の一方または両方が省略された後処理装置や、綴じ孔、いわゆるパンチ孔を形成する装置や、中折りのような2つ折りではなく、いわゆるZ折りやC折りのような3つ折りをする装置が追加された後処理装置にも適用可能である。
8 コンパイルトレイ
9 エンドウォール
10 タンパー
11 パドル
12 ステープラ
50 回転シャフト
51 第1の羽根部材
52 第1の本体部
53 第1の羽根
61 第2の羽根部材
62 第2の本体部
63 第2の羽根
S シート
U 画像形成装置
U3 画像形成装置本体
U4 後処理装置
9 エンドウォール
10 タンパー
11 パドル
12 ステープラ
50 回転シャフト
51 第1の羽根部材
52 第1の本体部
53 第1の羽根
61 第2の羽根部材
62 第2の本体部
63 第2の羽根
S シート
U 画像形成装置
U3 画像形成装置本体
U4 後処理装置
Claims (3)
- 順次供給されるシートを受け入れて積載するコンパイルトレイと、
該コンパイルトレイに供給される前記シートの後端を突き当てるエンドウォールと、
該エンドウォールの近傍に設けられ、前記コンパイルトレイに供給される前記シートを前記エンドウォールに寄せるパドルと、
前記コンパイルトレイに積載される前記シートを、シート搬送方向と直交する方向に揃えるタンパーと、
該タンパーおよび前記パドルにより整合された前記シートの束を綴じるステープラとを備えた後処理装置において、
前記パドルは、
前記シートを前記エンドウォールに寄せる第1の羽根部材と、
該第1の羽根部材への前記シートの絡みつきを防止する第2の羽根部材と、
前記第1の羽根部材および前記第2の羽根部材を長手方向に並べて固定した回転シャフトと、を備えたことを特徴とする後処理装置 - 前記第1の羽根部材は、略円筒形状の第1の本体部と、該第1の本体部から突出した複数の第1の羽根とからなり、
前記第2の羽根部材は、略円筒形状の第2の本体部と、該第2の本体部から突出した複数の第2の羽根とからなり、
前記第1の本体部と前記第2の本体部の外径は略同一であり、
前記第1の羽根は、前記第2の羽根よりも長く、
前記第1の羽根の前記第1の本体部からの突出方向と、前記第2の羽根の前記第2の本体部からの突出方向が逆である請求項1に記載の後処理装置 - シートに画像を記録する画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体に接続され、画像が記録された前記シートが搬入される請求項1または請求項2に記載の後処理装置とを備えた画像形成装置
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Cited By (2)
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US10189667B2 (en) | 2014-08-29 | 2019-01-29 | Hp Printing Korea Co., Ltd. | Post-processing apparatus and image forming apparatus including same |
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2009
- 2009-11-16 JP JP2009260798A patent/JP2011105426A/ja active Pending
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