JP2008050090A - 記録媒体集積装置、後処置装置および画像形成装置 - Google Patents

記録媒体集積装置、後処置装置および画像形成装置 Download PDF

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JP2008050090A JP2006227049A JP2006227049A JP2008050090A JP 2008050090 A JP2008050090 A JP 2008050090A JP 2006227049 A JP2006227049 A JP 2006227049A JP 2006227049 A JP2006227049 A JP 2006227049A JP 2008050090 A JP2008050090 A JP 2008050090A
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Yasuhiko Kodera
康彦 小寺
Yasuhiko Shimizu
保彦 清水
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

【課題】低コストで安全性の高い媒体積載部材を提供すること。
【解決手段】記録媒体排出口(P1)から排出された記録媒体(S)が積載される媒体積
載面(126)を有し、回転中心(128)を中心として回転自由に支持された媒体積載
部材(123)と、前記媒体積載部材(123)に離隔可能に接触して、前記媒体積載部
材(123)を回転させる積載部材回転部材と、前記媒体積載面(126)に積載された
媒体の積載量に応じて、前記媒体積載部材(123)の媒体の最上面の前記記録媒体排出
口(P1)に対する高さが予め設定された所定の高さになるように前記積載部材回転部材
を制御する回転部材制御手段と、を備えた記録媒体集積装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像が記録される記録媒体が集積される記録媒体集積装置、前記記録媒体集
積装置を備えた後処理装置、画像形成装置に関し、特に、記録媒体が積載される媒体収容
部を備えた記録媒体集積装置、後処理装置および画像形成装置に関する。
プリンタ、FAX、複写機あるいはこれら複数またはすべての機能を備えた複合機等の
画像形成装置では、画像が記録された記録媒体は、そのまま排出トレイ(媒体積載部材)
に排出されて積載されたり、後処理装置で整合、ステープル、パンチ孔形成等された後に
スタッカトレイ(媒体積載部材)に排出されて積載される。
前記記録媒体が積載されるトレイは、傾斜する積載面を有するものが一般的であり、傾
斜面の下端から鉛直に延びる一端支持面(スタッカ面)に重力で媒体の一端が突き当てら
れることで、媒体が整列されて積載されるように構成されていることが多い。
傾斜する排出トレイを備えた画像形成装置として、特許文献1(特開平4−28656
9号公報)記載の画像形成装置が従来公知である。
特許文献1には、紙類とOHPシートとでカール(湾曲)の程度に対応するために、排
出トレイの傾斜角度を、傾斜した状態と水平な状態の2段階で、ユーザが手動で調整する
技術が記載されている。
また、傾斜するスタッカトレイを備えた後処理装置として、特許文献2(特開2006
−69746号公報)記載の後処理装置が従来公知である。
特許文献2記載の後処理装置では、コンパイルトレイで整合されて排出された記録シー
ト(媒体)の束が積載されるスタッカトレイ(媒体積載部材)が、所定の角度を保持した
まま積載量に応じて上下方向にレールに沿って移動することによりスタッカトレイ最上面
の記録シートとコンパイルトレイ(の排出口)との距離を所定の間隔に保持する技術が記
載されている。
特開平4−286569号公報 特開2006−69746号公報
しかしながら、前記特許文献1記載の技術では、排出トレイが傾斜した状態では、ほと
んど傾斜角が調整できず、積載量の増加に伴い、排出口と媒体の最上面との距離が近くな
り、排出された媒体が重力により壁面に突き当てられるまで移動し難くなり、媒体が乱れ
、収容可能な媒体が少なくなる等の整列性、収容性が悪化するという問題がある。この問
題を解決するために、多くの媒体が積載された状態でも媒体が重力で移動するように排出
トレイの媒体積載面の傾斜角を大きくすることが考えられるが、傾斜角を大きくすると高
さ方向に大きなスペースが必要となる問題がある。一方、排出トレイが水平な状態では、
積載されたOHPシートの自重により傾斜角が徐々に大きくなるが、積載初期には傾斜角
がほとんどないため、OHPシートが突き当てられず、OHPシート(媒体)の整列性、
収容性が悪くなる問題がある。
前記特許文献2記載の技術では、スタッカトレイ(媒体積載部材)が自動的に昇降する
ため、多くの媒体を積載することが可能であるが、モータやギア、ベルト、位置を検出す
るためのセンサ等を配置する必要があり、コストが上昇するという問題がある。また、コ
ンパイルトレイの昇降が自動であるため、昇降中にユーザの指が挟まれないように安全装
置を設置する必要があり、さらにコストが上昇するという問題もある。
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01),(O02)を技術的課題とする。
(O01)低コストで安全性の高い媒体積載部材を提供すること。
(O02)省スペース且つ媒体の収容性の高い媒体積載部材を提供すること。
(本発明)
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態
の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲
んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、
本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために、第1発明の記録媒体集積装置は、
記録媒体排出口(P1)から排出された記録媒体(S)が積載される媒体積載面(12
6)を有し、回転中心(128)を中心として回転自由に支持された媒体積載部材(12
3)と、
前記媒体積載部材(123)に離隔可能に接触して、前記媒体積載部材(123)を回
転させる積載部材回転部材と、
前記媒体積載面(126)に積載された媒体の積載量に応じて、前記媒体積載部材(1
23)の媒体の最上面の前記記録媒体排出口(P1)に対する高さが予め設定された所定
の高さになるように前記積載部材回転部材を制御する回転部材制御手段(CA3)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の記録媒体集積装置では、媒体積載部材(123)は、
回転中心(128)を中心として回転自由に支持されている。媒体積載部材(123)の
媒体積載面(126)には、記録媒体排出口(P1)から排出された記録媒体(S)が積
載される。前記媒体積載部材(123)に離隔可能に接触する積載部材回転部材は、前記
媒体積載部材(123)を回転させる。回転部材制御手段(CA3)は、前記媒体積載面
(126)に積載された媒体の積載量に応じて、前記媒体積載部材(123)の媒体の最
上面の前記記録媒体排出口(P1)に対する高さが予め設定された所定の高さになるよう
に前記積載部材回転部材を制御する。
したがって、第1発明の記録媒体集積装置では、回転自由な媒体積載部材(123)が
積載部材回転部材に対して離隔可能に接触しているので、レールやベルト等を使用して自
動的、強制的に昇降される場合に比べ、指を挟む等の事故が発生しにくくできる。この結
果、安全装置を省略することができ、低コストで十分な安全性を確保できる。
さらに、記録媒体(S)の積載量に応じて、媒体の最上面と記録媒体排出口(P1)と
の高さが所定の高さになるように積載部材回転部材が回転されるので、排出された記録媒
体(S)の落下距離のばらつきが少なくなり、記録媒体(S)が乱れることを低減でき、
収容性を高めることができる。また、記録媒体(S)の積載量に応じて回転されて傾斜す
るので、最初から必要以上に傾斜させる場合に比べて、省スペース化することができる。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の記録媒体集積装置は、前記第1発明において、
前記媒体積載部材(123)の下面に接触して、前記媒体積載部材(123)を支持す
る回転可能な偏心カム(132)により構成された前記積載部材回転部材と、
前記偏心カム(132)の回転量を制御する前記回転部材制御手段(CA3)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態1の記録媒体集積装置では、積載部材回転部材と
しての回転可能な偏心カム(132)は、前記媒体積載部材(123)の下面に接触して
、前記媒体積載部材(123)を支持する。前記回転部材制御手段(CA3)は、前記偏
心カム(132)の回転量を制御する。したがって、偏心カム(132)により媒体積載
部材(123)を回転させることができる。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の記録媒体集積装置は、前記第1発明または第1発明の形態1におい
て、
前記記録媒体排出口(P1)に対して前記媒体積載部材(123)の反対側に配置され
た前記回転中心(128)と、前記回転中心(128)側から前記記録媒体排出口(P1
)側に向かうのに従って下方に傾斜する前記媒体積載面(126)と、を有する前記媒体
積載部材(123)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態2の記録媒体集積装置では、前記媒体積載部材(
123)の前記回転中心(128)は、前記記録媒体排出口(P1)に対して前記媒体積
載部材(123)の反対側に配置されている。前記媒体積載面(126)は、前記回転中
心(128)側から前記記録媒体排出口(P1)側に向かうのに従って下方に傾斜する。
したがって、前記回転中心(128)を中心として、媒体積載部材(123)が回転する
のに伴い媒体積載面(126)の傾斜角度が大きくなるため、積載量が多くなっても記録
媒体(S)を容易に整列させることができる。
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3の記録媒体集積装置は、第1発明の形態2において、
前記媒体積載部材(123)の前記回転中心(128)側から外側にスライド移動可能
に支持され、前記媒体積載面(126)を拡張可能な積載面拡張部材(127)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態3の記録媒体集積装置は、前記媒体積載部材(1
23)の前記回転中心(128)側から外側にスライド移動可能に支持された積載面拡張
部材(127)は、前記媒体積載面(126)を拡張できる。したがって、積載面拡張部
材(127)は媒体積載部材(123)と共に回転するので、大サイズの記録媒体(S)
を媒体積載面(126)に整合した状態で積載できる。
(第2発明)
前記技術的課題を解決するために第2発明の後処理装置は、
第1発明および第1発明の形態1〜3のいずれかの記録媒体集積装置を備えたことを特
徴とする。
(第2発明の作用)
前記構成要件を備えた第2発明の後処理装置では、第1発明および第1発明の形態1〜
3のいずれかの記録媒体集積装置を備えているので、回転自由な媒体積載部材(123)
が積載部材回転部材に対して離隔可能に接触しているので、レールやベルト等を使用して
自動的、強制的に昇降される場合に比べ、指を挟む等の事故が発生しにくくできる。この
結果、安全装置を省略することができ、低コストで十分な安全性を確保できる。
さらに、記録媒体(S)の積載量に応じて、媒体の最上面と記録媒体排出口(P1)と
の高さが所定の高さになるように積載部材回転部材が回転されるので、排出された記録媒
体(S)の落下距離のばらつきが少なくなり、記録媒体(S)が乱れることを低減でき、
収容性を高めることができる。また、記録媒体(S)の積載量に応じて回転されて傾斜す
るので、最初から必要以上に傾斜させる場合に比べて、省スペース化することができる。
(第3発明)
前記技術的課題を解決するために第3発明の画像形成装置は、
第1発明および第1発明の形態1〜3のいずれかの記録媒体集積装置を備えたことを特
徴とする。
(第3発明の作用)
前記構成要件を備えた第3発明の画像形成装置では、第1発明および第1発明の形態1
〜3のいずれかの記録媒体集積装置を備えているので、回転自由な媒体積載部材(123
)が積載部材回転部材に対して離隔可能に接触しているので、レールやベルト等を使用し
て自動的、強制的に昇降される場合に比べ、指を挟む等の事故が発生しにくくできる。こ
の結果、安全装置を省略することができ、低コストで十分な安全性を確保できる。
さらに、記録媒体(S)の積載量に応じて、媒体の最上面と記録媒体排出口(P1)と
の高さが所定の高さになるように積載部材回転部材が回転されるので、排出された記録媒
体(S)の落下距離のばらつきが少なくなり、記録媒体(S)が乱れることを低減でき、
収容性を高めることができる。また、記録媒体(S)の積載量に応じて回転されて傾斜す
るので、最初から必要以上に傾斜させる場合に比べて、省スペース化することができる。
前述の本発明は、下記の効果(E01)〜(E02)を奏する。
(E01)低コストで安全性の高い媒体積載部材を提供することができる。
(E02)省スペース且つ媒体の収容性の高い媒体積載部材を提供することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発
明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左
右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す
方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後
側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意
味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するも
のとする。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の画像形成装置(タンデム式デジタルカラー複写機)の全体説
明図である。
図1において、画像形成装置Uは、UI(ユーザインタフェース)、イメージ入力装置
U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および後処理装置U4を有している。
(ユーザインターフェースUI):
UIは、表示器UI1、コピースタートキーUI2(図15参照)、コピー枚数入力キ
ーUI3(図15参照)、テンキーUI4、ステープル処理設定キーUI5等の入力キー
およびを有している。
(イメージ入力装置U1):
イメージ入力装置U1は、自動原稿搬送装置およびイメージスキャナ等により構成され
ている。
図1において、イメージ入力装置U1では、照明された原稿(図示せず)からの反射光
は、図示しない露光光学系、CCD(固体撮像素子)および画像処理回路(図示せず)で
R(赤)、G(緑)、B(青)の画像データに変換されて、所定のタイミングで画像形成
装置本体U3に入力される。
(給紙装置U2):
給紙装置U2は複数の給紙トレイTR1〜TR3、前記各給紙トレイTR1〜TR3に収容
された画像記録用の記録シートSを取り出して画像形成装置本体U3に搬送する給紙路S
H1等を有している。
(画像形成装置本体U3):
図1において、画像形成装置本体U3は、前記給紙装置U2から搬送された記録シート
(記録媒体)Sに画像記録を行う画像記録部(詳細は後述)、トナーディスペンサー装置
U3a、およびシート搬送路SH2、シート排出路SH3、シート反転路SH4、シート
循環路SH5等を有している。
また、画像形成装置本体U3は、コントローラC、および前記コントローラCにより制
御されるレーザ駆動回路DLy〜DLkおよび電源回路E等を有している。コントローラ
Cにより作動を制御されるレーザ駆動回路DLy〜DLkは、前記イメージ入力装置U1
から入力されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の画像データ
に応じたレーザ駆動信号を所定のタイミングで、各色のトナー像形成装置UY,UM,U
C,UKの潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。なお、前記各
色のトナー像形成装置UY,UM,UC,UKは、画像形成装置本体U3の前方に引き出
された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支
持されている。
図1において、K(黒)のトナー像形成装置UKの感光体ドラム(トナー像担持体)P
kの周囲には、帯電器CCk、現像器Gk、クリーナCLk等が配置されている。
そして、他のトナー像形成装置UY,UM,UCの前記感光体ドラムPy,Pm,Pcの
周囲にもそれぞれ前記感光体ドラムPkの周囲と同様の帯電器CCy,CCm,CCc、現像
器Gy,Gm,Gc、クリーナCLy,CLm,CLc等が配置されている。
図1において、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkは、それぞれ帯電器CCy,CCm,C
Cc,CCkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,
ROSkの出力するレーザビームLy,Lm,Lc,Lkによりその表面に静電潜像が形成さ
れる。前記感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像器Gy,Gm,Gc,
GkによりY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の色のトナー像に
現像される。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面上のトナー像は、1次転写ローラT1y,T1m,T
1c,T1kにより中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上にカラー
画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成されたカラートナー像は、2次転写領域Q
4に搬送される。
なお、黒画像データのみの場合はK(黒)の感光体ドラムPkおよび現像器Gkのみが使
用され、黒のトナー像のみが形成される。
1次転写後、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは感光体ドラム用のク
リーナCLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。
ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、ベルト駆動ローラRd、テンショ
ンローラRt、ウォーキングローラRw、複数のアイドラローラ(フリーローラ)Rfおよ
びバックアップローラT2aを含むベルト支持ローラ(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)と、
前記1次転写ローラT1y,T1m,T1c,T1kとを有している。そして、前記中間転写ベル
トBは前記ベルト支持ローラ(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により矢印Ya方向に回転移
動可能に支持されている。
前記バックアップローラT2aの下方には2次転写ユニットUtが配置されている。2次
転写ユニットUtの2次転写ローラT2bは、前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップ
ローラT2aに離隔および圧接可能(離接可能)に配置されており、前記2次転写ローラ
T2bが中間転写ベルトBと圧接する領域(ニップ)により2次転写領域Q4が形成され
ている。また、前記バックアップローラT2aにはコンタクトローラT2cが当接しており
、前記ローラT2a〜T2cにより2次転写器(転写装置)T2が構成されている。
前記コンタクトローラT2cにはコントローラCにより制御される電源回路から所定の
タイミングでトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記ベルトモジュールBM下方にはシート搬送ローラRa、レジローラRr等が配置さ
れたシート搬送路SH2が配置されている。前記給紙装置U2の給紙路SH1から給紙さ
れた記録シートSは、前記シート搬送路SH2のレジローラRrに搬送されて、カラート
ナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのにタイミングを合わせてレジ側シートガイドS
Gr、転写前シートガイドSG1を通って2次転写領域Q4に搬送される。
なお、レジ側シートガイドSGrはレジローラRrとともに、画像形成装置本体U3に
支持されている。
前記中間転写ベルトB上のカラートナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前
記2次転写器T2により前記記録シートSに転写される。なお、フルカラー画像の場合は
中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録シートSに2次転
写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、ベルトクリーナCLBによりクリーニングされ
る。なお、前記2次転写ローラT2bおよびベルトクリーナCLBは、中間転写ベルトBと
離接自在(離隔および接触自在)に配設されており、カラー画像が形成される場合には最
終色の未定着トナー像が中間転写ベルトBに1次転写されるまで、中間転写ベルトBから
離隔している。
トナー像が2次転写された前記記録シートSは、転写後シートガイドSG2、シート搬
送ベルトBHを通って定着装置Fの一対の定着ローラFhと加圧ローラFpとが圧接する
領域(定着領域)Q5に搬送される。前記記録シートS上のトナー像は定着領域Q5を通
過する際に定着装置Fにより加熱定着される。前記定着装置Fの下流側には切替ゲートG
1が設けられている。前記切替ゲートG1はシート搬送路SH2を搬送されて定着領域Q
5で加熱定着された記録シートSを、シート排出路SH3またはシート反転路SH4側の
いずれかに選択的に切り替える。前記シート排出路SH3に搬送されたシートSはシート
搬送ローラRa、排出ローラRh等により後処理装置U4に排出される。
前記シート反転路SH4にはシート循環路SH5が接続されており、その接続部にはマ
イラーゲートG2が設けられている。前記マイラーゲートG2はシート反転路SH4に搬
送されてきた記録シートSをそのまま一旦通過させ、通過してからスイッチバックした記
録シートSをシート循環路SH5側に搬送する。前記シート循環路SH5に搬送された記
録シートSは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送される。
前記符号SH1〜SH5で示された要素によりシート搬送路SHが構成されている。ま
た、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,SG1,SG2,SGr,BH、G1,G2で示
された要素によりシート搬送装置SUが構成されている。
(後処理装置U4)
図2は本発明の実施例1の後処理装置の拡大断面図であり、排出用クランプローラの上
下動を示す説明図である。
図3は本発明の実施例1の後処理装置の拡大断面図であり、サブパドルの上下動を示す
説明図である。
図2、図3において、後処理装置U4は画像形成装置本体U3と接続する面(後処理装
置の一側面)に、画像形成装置本体U3で複写された記録シートSを搬入するシート搬入
口1が設けられている。このシート搬入口1から搬入された記録シートSは、切替ゲート
2,3の切替えにより、上方に延びる上端排出路SH6、右方に延びる端綴じ用排出路S
H7、下方に延びる中綴じ用排出路SH8のいずれかに搬送される。前記上端排出路SH
6に搬送された記録シートSはそのまま、後処理を行われることなく、上端排出ローラ4
により上端排出口P0からトップトレイTH0に排出される。
(端綴じ装置)
図2,図3において、前記端綴じ用排出路SH7を搬送された記録シート(媒体)Sは
、端綴じ装置HTSに搬入される。実施例1の端綴じ装置HTSは、従来公知(例えば、
特開2006−69746号公報等参照)であり、搬入された記録シートSが積載される
コンパイルトレイ7や、コンパイルトレイ7でシートを揃えるための固定パドル47や昇
降するサブパドル103、設定に応じて端綴じを行うステープラSP、端綴じされたシー
ト束または端綴じされずに揃えられただけのシート束を挟持してスタッカトレイTH1に
排出する排出ローラ82および昇降可能なクランプローラ91等を有する。
(スタッカトレイの説明)
図4は実施例1のスタッカトレイの要部斜視説明図である。
図2,図3において、前記後処理装置U4の右側壁には、前記端綴じ用コンパイルトレ
イ7から排出ローラ82およびクランプローラ91により排出口(記録媒体排出口)P1
から搬出された整合シート束又は端綴じされたシート束を受けるスタッカトレイ(媒体積
載部、端綴じ排出トレイ)TH1が外側に突出して設けられている。
図4において、実施例1のスタッカトレイTH1は、固定支持された前後一対(図4に
は後側のみ図示)の前後両端壁121,122と、前記前後両端壁121,122に回転
可能に支持されたトレイ本体(媒体積載部材)123とを有する。前記後端壁122には
、トレイ本体123に積載された記録シートSを検出するシート検出センサSN1が配置
されている。
前記トレイ本体123は、シート排出方向上流端部に形成された鉛直方向に斜めに延び
る端部支持壁123aを有し、端部支持壁123aの上面によりシートSの排出方向上流
端(後端)を受けるスタッカ面(端部支持面)124が構成されている。
前記端部支持壁123aの下端部には、排出方向下流側に向かって斜め上方に延びる傾
斜壁123bが連続して形成されており、傾斜壁123bの右端部(排出方向下流端部)
には、水平壁123cが連続して形成されている。前記傾斜壁123bおよび水平壁12
3cの上面によりシート積載面(媒体積載面)126が構成されている。
前記水平壁123cの内部には、延長トレイ支持孔123c1が形成されており、延長
トレイ支持孔123c1には、ユーザにより手動でスライドさせることにより引出し、収
納が可能な延長トレイ(積載面延長部材)127がスライド移動可能に支持されている(
図4の実線と二点鎖線参照)。したがって、前記延長トレイ127の上面には延長積載面
127aが形成されており、延長トレイ127を引き出すことにより、スタッカトレイT
H1のシート積載面(126+127a)を拡張することができ、大サイズ用紙に対応で
きる。
前記水平壁123cの右端部(スタッカトレイTH1の排出方向下流端部)には、前後
一対の回転軸(回転中心)128が支持されており、前記回転軸128により両端壁12
1,122に回転可能(回転自由)に支持されている。
図5は実施例1のスタッカトレイの傾斜状態の説明図であり、図5Aは最上昇位置の説
明図、図5Bは最下降位置の説明図、図5Cは障害物進入時の説明図である。
図4,図5において、前記前後両端壁121,122の左下端部には、駆動軸131が
支持されており、駆動軸131には偏心カム132が支持されている。前記偏心カム13
2は、スタッカトレイTH1の下面に接触して支持するように構成されており、スタッカ
トレイTH1の自重によりスタッカトレイTH1と偏心カム132は接触しているため、
スタッカトレイTH1と偏心カム132は離隔自由な状態で配置されている(図5C参照
)。前記駆動軸131には、図示しないモータおよびギア列により回転が伝達され、偏心
カム132を回転させることにより、図5Aに示す最上昇位置と図5Bに示す最下降位置
との間で、連続的に位置調節可能に構成されている。
前記駆動軸131、偏心カム132、図示しないモータ等により実施例1のトレイ回転
部材(積載部材回転部材)が構成されている。また、スタッカトレイTH1やトレイ回転
部材等により、記録シートSが集積される実施例1のシート集積装置(記録媒体集積装置
)が構成されている。
(中綴じ装置の説明)
図2,図3において、中綴じ用排出路SH8の下部には、記録シート束を整合して、シ
ート搬送方向中央部を綴じた後、中折りした状態で中綴じ排出トレイTH2に排出する中
綴じ装置NTSが配置されている。前記中綴じ装置NTSは、従来公知であり(例えば、
特開2003−089462号公報、特開2003−089463号公報等参照)、種々
の構成を採用可能であるため、詳細な説明を省略する。
(実施例1の制御部の説明)
図6は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロ
ック図)で示した図である。
図6において、本体コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベル
の調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラム
およびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に
記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラム
に応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するマ
イクロコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行す
ることにより種々の機能を実現することができる。
(前記本体コントローラCに接続された信号入力要素)
前記本体コントローラCには、次の信号出力要素UI等の出力信号が入力されている。
UI:ユーザインタフェース
ユーザインターフェースUIは、表示部UI1、コピースタートキーUI2、コピー枚
数入力キーUI3、テンキーUI4、実行するステープル処理(中綴じ、コーナー綴じ、
側端綴じ、綴じなし等)の設定を行うステープル処理設定キーUI5等を備えている。
(本体コントローラCに接続された被制御要素)
本体コントローラCは、次の被制御要素の制御信号を出力している。
CI:イメージスキャナコントローラ
イメージスキャナコントローラCIは、自動原稿搬送装置およびイメージスキャナを有
するイメージ入力装置U1の、前記イメージスキャナに内蔵されたコントローラであり、
画像形成装置本体U3の本体コントローラCの出力する制御信号に応じてイメージスキャ
ナの動作を制御する。
CG:原稿搬送装置コントローラ
原稿搬送装置コントローラCGは、自動原稿搬送装置およびイメージスキャナを有する
イメージ入力装置U1の自動原稿搬送装置(図示せず)に内蔵されたコントローラであり
、画像形成装置本体U3の本体コントローラCの出力する制御信号に応じて自動原稿搬送
装置の動作を制御する。
DLy〜DLk:レーザ駆動回路
レーザ駆動回路DLy〜DLkは、ROSy〜ROSk(潜像形成装置)のレーザダイ
オード(図示せず)を駆動して感光体Py〜Pk表面に静電潜像を形成する。
D0:メインモータ駆動回路
メインモータ駆動回路D0は、メインモータM0を駆動することにより図示しないギヤ
を介して像担持体Py〜Pkおよび現像器Gy〜Gkの図示しない現像ローラ、加熱ロー
ラFh、レジローラRr、Ra等を回転駆動する。
E:電源回路
電源回路Eは次の電源回路を有している。
E1y〜E1k:現像バイアス用電源回路
現像バイアス用電源回路E1y〜E1kは、現像器Gy〜Gkの図示しない現像ローラ
Gaに現像バイアスを印加する。
E2y〜E2k:帯電用電源回路
帯電用電源回路E2y〜E2kは、帯電ローラCRy〜CRkに帯電バイアスを印加す
る。
E3y〜E3k:1次転写用電源回路
1次転写用電源回路E3y〜E3kは、1次転写ローラT1y〜T1kに1次転写バイア
スを印加する。
E4:2次転写用電源回路
2次転写用電源回路E4は、2次転写用コンタクトローラT2cに2次転写バイアスを
印加する。
E5:定着用電源回路
定着用電源回路E5は、加熱ローラFhに加熱用電力を供給する。
(前記本体コントローラCの機能)
前記本体コントローラCは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行し
て、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現するプログラム(機能実現手段)を
有している。前記本体コントローラCの各種機能を実現するプログラム(機能実現手段)
を次に説明する。
C1:メインモータ回転制御手段
メインモータ回転制御手段C1は、前記メインモータ駆動回路D0を制御して、感光体
Py〜Pk、現像器Gの現像ローラGa、定着装置F等の回転を制御する。
C2:電源回路制御手段
電源回路制御手段C2は、次の手段C2a〜C2dを有しており、前記電源回路Eを制
御して、前記現像バイアス、帯電バイアス、転写バイアス、加熱ローラFhのヒータのオ
ン・オフ等を制御する。
C2ay〜C2ak:現像バイアス制御手段
現像バイアス制御手段C2ak〜C2akは前記現像バイアス用電源回路E1y〜E1k
の動作を制御して現像器Gy〜Gkの現像ローラGaに印加する現像バイアスを制御する

C2by〜 C2bk:帯電バイアス制御手段
帯電バイアス制御手段C2by〜C2bkは前記帯電バイアス用電源回路E2y〜E2k
の動作を制御して各帯電ローラCRy〜CRkに印加する帯電バイアスを制御する。
C2cy〜C2ck:1次転写バイアス制御手段
1次転写バイアス制御手段C2cy〜C2ckは前記転写用電源回路E3y〜E3kの動
作を制御して1次転写ローラT1y〜T1kに印加する転写バイアスを制御する。
C2d:2次転写バイアス制御手段
2次転写バイアス制御手段C2dは前記転写用電源回路E4の動作を制御して2次転写
用コンタクトローラT2cに印加する転写バイアスを制御する。
C2e:定着用電源制御手段
定着用電源制御手段C2eは定着用電源回路E5の動作を制御して、前記加熱ローラF
hのヒータをオン・オフ制御する。
C3:ジョブ制御手段
ジョブ制御手段C3は、コピースタートキーUI2の入力に応じて、前記ROS、像担
持体Py〜Pk、転写ローラT1y〜T1k,T2c、定着装置F等の動作を制御して、
画像記録動作であるジョブ(印刷動作、コピー動作)を実行する。
(後処理装置U4の制御部)
CA:後処理装置コントローラ
後処理コントローラCAは、フィニッシャ(後処理装置)U4に内蔵されたコントロー
ラであり、画像形成装置本体U3の本体コントローラCの出力する制御信号に応じてフィ
ニッシャ(後処理装置)U4の動作を制御する。
(後処理装置コントローラCAに接続された信号入力要素)
後処理装置コントローラCAには、次の信号入力要素の出力信号が入力されている。
SNk:回転位置検出センサ
回転位置検出センサSNkは、偏心カム132の駆動軸131の回転位置を検出する。
SN1:シート検出センサ(媒体検出センサ)
媒体検出センサSN1は、スタッカトレイTH1に積載されたシートの有無を検出する
(後処理装置コントローラCAに接続された被制御要素)
DA1:端綴じ装置制御回路
端綴じ装置制御回路DA1は、端綴じ装置HTSの駆動を制御して、記録シート束の端
綴じや整合等を行う。
DA2:後処理装置シート搬送ローラ駆動回路
後処理装置シート搬送ローラ駆動回路DA2は、後処理装置シート搬送ローラ駆動モー
タM1を制御して、上端排出ローラ4やコンパイルトレイ排出ローラ6等のシート搬送ロ
ーラを駆動させる。
DA3:スタッカトレイ作動回路
スタッカトレイ作動回路DA3は、スタッカトレイ作動モータM2を制御して、偏心カ
ム132を回転させることで、スタッカトレイTH1を上下動(回転移動)させる。
DA4:切替ゲート制御回路
切替ゲート制御回路DA4は、切替ゲート作動ソレノイドSL1、SL2を制御して、
切替ゲート2,3を移動させる。
DA5:中綴じ装置制御回路
中綴じ装置制御回路DA5は、中綴じ装置NTSのステープラ等の制御装置を制御して
、記録シート束の中綴じを行う。
(前記後処理装置コントローラCAの機能)
CA1:端綴じ装置制御手段
端綴じ装置制御手段CA1は、ユーザインターフェースUIのステープル処理設定キー
UI5でのユーザの入力により、端綴じまたは整合が指定された場合に、端綴じ装置制御
回路DA1を制御して、端綴じ装置HTSにより記録シート束の中綴じまたは整合を行う
CA2:後処理装置シート搬送ローラ制御手段
後処理装置シート搬送ローラ制御手段CA2は、後処理装置U4にシートが搬入される
タイミングに合わせて後処理装置シート搬送ローラ駆動回路DA2を制御して、記録シー
トを搬送する。
CA3:スタッカトレイ作動制御手段(回転部材制御手段)
スタッカトレイ作動制御手段CA3は、偏心カム回転位置判別手段CA3aと、回転実
行判別手段CA3bとを有し、前記スタッカトレイ作動回路DA3を制御して、スタッカ
トレイTH1に積載された記録シートSの量に応じて、スタッカトレイTH1を上下動さ
せ、排出口P1と記録シートSの最上面の高さとがほぼ所定の距離にする。
CA3a:回転位置判別手段
回転位置判別手段CA3aは、回転位置検出センサSNkの検出信号に基づいて、偏心
カム132の回転位置、すなわち、スタッカトレイTH1の回転位置(傾斜角度)を検出
する。
CA3b:回転実行判別手段
回転実行判別手段CA3bは、基準回転量記憶手段CA3b1と、満載判別手段CA3
b2とを有し、シート検出センサSN1の検出結果に基づいて、スタッカトレイTH1の
回転を実行するか否かを判別する。
CA3b1:基準回転量記憶手段
基準回転量記憶手段CA3b1は、スタッカトレイTH1の回転を実行する際に、1回
の動作で回転させる回転量である基準回転量を記憶する。
CA3b2:満載判別手段
満載判別手段CA3b2は、スタッカトレイTH1に記録シートSが満載された状態に
なったか否かを判別する。実施例1の満載判別手段CA3b2は、スタッカトレイTH1
が最下降位置に移動し且つシート検出センサSN1でシートが検出された場合に満載状態
になったと判別する。
CA4:切替ゲート制御手段
切替ゲート制御手段CA4は、ユーザインターフェースUIのステープル処理設定キー
UI5でのユーザの入力に応じて、シート搬入口1から搬入された記録シートSを上端排
出路SH6、端綴じ用排出路SH7及び中綴じ用排出路SH8のいずれかに搬送するよう
に切替ゲート2,3を制御する。
CA5:中綴じ装置制御手段
中綴じ装置制御手段CA5は、ユーザインターフェースUIのステープル処理設定キー
UI5でのユーザの入力により、中綴じが指定された場合に、中綴じ装置制御回路DA5
を制御して、中綴じ装置NTSにより記録シート束の中綴じを行う。
(実施例1のフローチャートの説明)
図7は本発明のスタッカトレイ昇降処理のフローチャートである。
図7のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMに
記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置の他の各種処理
と並行してマルチタスクで実行される。
図7に示すスタッカトレイ昇降処理のフローチャートは画像形成装置Uの電源オンによ
り開始される。
図7のステップST1において、画像形成動作であるジョブが開始されたか否かを判別
する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST1を繰り返す。
ST2において、偏心カム132を回転させて、スタッカトレイTH1を最上昇位置に
移動させる。そして、ST3に進む。
ST3において、シートセンサSN1がシートを検出したか否かを判別する。ノー(N
)の場合はST4に進み、イエス(Y)の場合はST5に進む。
ST4において、ジョブが終了したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST3に戻
り、イエス(Y)の場合はST1に戻る。
ST5において、偏心カム132が現在最下降位置に移動しているか否かを判別する。
ノー(N)の場合はST6に進み、イエス(Y)の場合はST7に進む。
ST6において、偏心カム132を基準回転量だけ回転させて、スタッカトレイTH1
を下降させる。そして、ST3に戻る。
ST7において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST1に戻る。
(1)ユーザインタフェースUIの表示部UI1にスタッカトレイTH1がシート満載の
状態であることの告知する画像の表示を行う。
(2)ジョブを中断する。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、スタッカトレイTH1に記録シート
Sが排出され、シート検出センサSN1で検出されるまで積載されると、スタッカトレイ
TH1が下降する。スタッカトレイTH1の下降に伴い、シート積載面126の傾斜角度
が大きくなり、シートSの一端がスタッカ面124に突き当てられて、整列された状態で
スタッカトレイTH1に収容される。また、積載されたシートSの量に応じて、スタッカ
トレイTH1が下降するため、シートSの束の最上面と、排出口P1との距離がほぼ所定
の距離に保持される。したがって、排出口P1から落下してくるシートSの落下距離が安
定し、落下中にシートSが乱れることを低減できる。この結果、実施例1の画像形成装置
Uでは、整列性が向上するため、設定量に近いシート(媒体)を収容でき収容性を向上さ
せることができる。
また、積載量に応じて傾斜角度が自動的に調節されるため、予め傾斜角を大きくしてお
く必要がなくなる。したがって、大量の印刷をあまり行わないようなユーザにとって、必
要以上に傾斜角を大きくすることで大きなスペースが必要となることを防止でき、また、
画像形成装置Uを使用していない状態では、傾斜角が小さく占有する高さ方向のスペース
が少ないため省スペース化することができる。
さらに、実施例1の画像形成装置では、従来は本体に固定され回転しない延長トレイ1
27がトレイ本体123と共に回転するため、大サイズの記録媒体Sを整列して収容する
ことができる。また、小サイズの記録媒体Sを使用する際には収納できるので、省スペー
ス化することができる。
さらに、実施例1の画像形成装置Uでは、スタッカトレイTH1がレールやベルト等を
使用してスライドしないため、これらを使用していた従来技術に比べて、コストを低減で
きる。また、スタッカトレイTH1と偏心カム132とは離隔自由な状態で配置されてい
るため、スタッカトレイTH1が作動中に、スタッカトレイTH1からシートを取り出そ
うとしてユーザが指や異物を挟みかけても、スタッカトレイTH1が偏心カム132から
自由に離れて回転できるため、事故が発生しにくくなる。したがって、モータやベルト等
により自動的、強制的に移動する従来のスタッカトレイでは、指が挟まれたりする事故を
防止するために安全装置を配置する必要があったが、実施例1の画像形成装置では、配置
する必要が無く、低コストで安全性を十分確保できる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく
、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能で
ある。本発明の変更例(H01)〜(H05)を下記に例示する。
(H01)本発明は、複写機、プリンタ、FAX、複合機等の画像形成装置および後処理装
置に適用可能である。また、本発明は、後処理装置U4と画像形成装置本体U3とを別ユ
ニットとしたが、これに限定されず、後処理装置U4の機能が一体的に組み込まれた画像
形成装置とすることも可能である。また、画像形成装置に限定されず、搬送される媒体が
積載される任意の媒体積載装置に適用可能である。
(H02)前記実施例において、トレイ本体(媒体積載部材)を回転させるトレイ回転部材
(積載部材回転部材)として、駆動軸131と偏心カム132とを有するトレイ回転部材
を使用したが、この構成に限定されず、トレイ本体が離隔自由な状態でトレイ本体に接触
するトレイ回転部材を採用可能である。例えば、トレイ本体を抱え込むように支持する昇
降可能なアーム状のトレイ回転部材を採用することが可能である。
(H03)前記実施例において、回転軸128や偏心カム132の駆動軸131を配置する
位置は設計等に応じて自由に変更可能である。例えば、回転軸128と偏心カム132の
位置を近くし、回転軸128を排出口P1から遠くすることで、傾斜角度の調整可能範囲
を大きくすることができる。
(H04)前記実施例において、シート検出センサの検出信号に基づいてスタッカトレイの
昇降を制御したが、これに限定されず、例えば、スタッカトレイに排出された累積枚数を
カウントしてスタッカトレイを昇降させるように制御することも可能である。
(H05)前記実施例において、前記後処理装置として、端綴じ装置HTSや中綴じ装置N
TS等を有する後処理装置を例示したが、これに限定されず、これらの装置が省略された
後処理装置に適用可能である。また、端綴じ装置HTSのスタッカトレイTH1ではなく
、トップトレイTH0にスタッカトレイTH1と同様の機構を組み込むことも可能である
図1は本発明の実施例1の画像形成装置(タンデム式デジタルカラー複写機)の全体説明図である。 図2は本発明の実施例1の後処理装置の拡大断面図であり、排出用クランプローラの上下動を示す説明図である。 図3は本発明の実施例1の後処理装置の拡大断面図であり、サブパドルの上下動を示す説明図である。 図4は実施例1のスタッカトレイの要部斜視説明図である。 図5は実施例1のスタッカトレイの傾斜状態の説明図であり、図5Aは最上昇位置の説明図、図5Bは最下降位置の説明図、図5Cは障害物進入時の説明図である。 図6は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。 図7は本発明のスタッカトレイ昇降処理のフローチャートである。
符号の説明
123…媒体積載部材、
126…媒体積載面、
127…積載面拡張部材、
128…回転中心、
132…偏心カム、
CA3…回転部材制御手段、
P1…記録媒体排出口、
S…記録媒体。

Claims (6)

  1. 記録媒体排出口から排出された記録媒体が積載される媒体積載面を有し、回転中心を中
    心として回転自由に支持された媒体積載部材と、
    前記媒体積載部材に離隔可能に接触して、前記媒体積載部材を回転させる積載部材回転
    部材と、
    前記媒体積載面に積載された媒体の積載量に応じて、前記媒体積載部材の媒体の最上面
    の前記記録媒体排出口に対する高さが予め設定された所定の高さになるように前記積載部
    材回転部材を制御する回転部材制御手段と、
    を備えたことを特徴とする媒体積載装置。
  2. 前記媒体積載部材の下面に接触して、前記媒体積載部材を支持する回転可能な偏心カム
    により構成された前記積載部材回転部材と、
    前記偏心カムの回転量を制御する前記回転部材制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の媒体積載装置。
  3. 前記記録媒体排出口に対して前記媒体積載部材の反対側に配置された前記回転中心と、
    前記回転中心側から前記記録媒体排出口側に向かうのに従って下方に傾斜する前記媒体積
    載面と、を有する前記媒体積載部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の媒体積載装置。
  4. 前記媒体積載部材の前記回転中心側から外側にスライド移動可能に支持され、前記媒体
    積載面を拡張可能な積載面拡張部材、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の媒体積載装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の記録媒体集積装置を備えたことを特徴とする後処
    理装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の記録媒体集積装置を備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012006713A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Dainippon Printing Co Ltd 冊子体を集積するためのスタッカ装置
JP2014094814A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Toshiba Corp 消色装置及びシート処理装置

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