JP2005316336A - 画像形成装置 - Google Patents

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Michio Tada
通夫 多田
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Abstract

【課題】画像記録を行う際に、ユーザが使用する画像記録用の用紙種類に応じて、用紙搬送部材の位置または動作を適切に調節した状態で画像記録できるようにすること。
【解決手段】画像記録動作時に使用する用紙種類に応じて用紙搬送部材の位置または動作を調節するための搬送部材調節用パラメータを設定するための用紙種類・パラメータ設定画像を表示する表示部UI1と、画像記録動作時に使用する用紙の種類に応じて前記搬送部材調節用パラメータを設定することが可能な用紙種類・パラメータ設定モードを選択する用紙種類・パラメータ設定モード選択部材UI1aと、前記用紙種類・パラメータ設定画像が表示されている状態で用紙種類を設定するときに入力される用紙種類設定用入力部材UI1bと前記搬送部材調節用パラメータを設定するときに入力される搬送部材調節用パラメータ入力部材UI1cとを備えた画像形成装置。
【選択図】図7

Description

本発明は、給紙トレイから取り出した用紙を画像記録位置に搬送し、前記画像記録位置において前記用紙に画像を記録し、前記画像が記録された用紙を用紙排出トレイに排出する画像形成装置に関し、特に、使用される用紙の種類に応じて適切な用紙搬送を行えるように構成された画像形成装置に関する。
画像記録用の用紙を、前記用紙が収容されている給紙トレイから、画像記録位置を通って、用紙排出トレイに搬送する用紙搬送路上には、用紙を適切に搬送するために、例えば、次のような部材が配置されている。
(1)搬送される用紙の上面および下面に当接して前記用紙を用紙搬送方向下流側に搬送する用紙搬送ロール。
(2)用紙の幅方向の側端(用紙側端)の位置を位置決めする用紙ガイド。
(3)前記用紙ガイドに用紙側端がガイドされるように前記用紙を前記用紙ガイドの有る側に移動させながら搬送するクロストロール(アライナークロストロール)。
(4)用紙に画像を記録する画像記録位置の直前に配置されたレジロールであって、搬送されてきた用紙の前端が前記レーロールに当接するまでは停止状態で、前記用紙前端を一旦停止させてから所定のタイミングで回転を開始し、前記一旦停止した用紙の搬送を再開して前記画像記録位置に突入させるとともに、前記用紙前端を前記画像記録位置まで移動させる間に、前記用紙ガイドにより用紙側端位置が位置決めされた用紙を用紙幅方向の所定の位置に移動させるレジロール。
(5)前記画像記録された用紙のカール(巻き癖)を補正するカール補正部材であるデカーラ。
前記画像形成装置において、使用する用紙の種類に応じて前記用紙ガイドの傾斜角度を適切に調節したり、レジロールにより一旦停止した用紙の搬送を再開するためにレジロールの回転開始時刻を調節したり、レジロールにより搬送される用紙の前端が画像記録位置に到達する迄の前記用紙幅方向の用紙の移動量を調節したりする必要性が生じる場合がある。
例えば、用紙の両面に画像を記録可能な一般的な画像形成装置では、1面目に画像記録した用紙を反転させてから2面目に画像を記録しているが、このような両面記録を行う場合に、1面目の画像と2面目の画像とを、用紙表面に垂直な方向から見て重なる位置に記録しようとする場合には、前記必要性が生じる。
次に、前記必要が生じる場合の具体例について説明する。
前記用紙の両面に画像を記録可能な一般的な画像形成装置としては、電子写真方式の画像形成装置が従来周知である。従来周知の前記電子写真方式の画像形成装置としては、次の構成要件(C01)〜(C06)を備えたものが知られている。
(C01)給紙トレイに収容された用紙をレジローラに搬送する給紙用用紙搬送装置、
(C02)搬送された用紙前端部を一旦停止させて用紙前端部にループを形成させてから、画像記録位置(転写位置)に用紙を搬送する前記レジローラ、
(C03)前記画像記録位置(用紙転写位置)に配置された回転する像担持体表面の幅方向の所定幅の画像記録領域にトナー像を形成するトナー像形成装置、
(C04)前記用紙転写位置を通過する用紙に、前記像担持体表面に形成されたトナー像を転写する転写装置、
(C05)前記トナー像が転写された用紙が定着領域を通過する際に前記用紙上に転写されたトナー像を加熱定着する一対の定着用回転部材を有する定着装置、
(C06)1面目に画像記録されて前記定着領域を通過した用紙を通常の用紙搬送方向と直角方向に搬送して反転させる用紙反転路を有し、用紙の両面に画像記録を行う場合に、前記用紙反転路で反転した用紙を前記レジロールに再送する両面記録が可能な用紙搬送装置。
前記両面記録用の画像形成装置において、用紙の1面目に用紙幅方向の1面目設定画像記録幅および用紙搬送方向の1面目設定画像記録長さを有する1面目画像記録領域に画像を形成し、用紙の2面目に2面目設定画像記録幅および2面目設定画像記録長さを有する2面目画像記録領域に画像を形成する際、用紙面に垂直な方向から見たときに前記1面目画像記録領域と2面目画像記録領域とはどのような位置関係になるかを、図35により説明する。
図35は実際の画像記録装置を使用し、用紙の幅方向の一側縁の向きが画像記録位置において一定となるように制御し且つ用紙の前後端を入れ替えるように用紙を反転して用紙両面に画像記録する場合の従来技術の説明図であり、図35Aは給紙トレイに収容されている用紙を示す図、図35Bは給紙トレイから取り出した用紙を搬送する途中の状態を示す図、図35Cは用紙ガイドおよびレジローラを通過する用紙の状態を示す図、図35Dは用紙の1面目にトナー像が転写されながら転写領域(用紙への画像記録位置)を通過する用紙の状態を示す図、図35Eは1面目のトナー像が転写された用紙が定着領域を通過する状態を示す図、図35Fは1面目のトナー像が転写、定着された用紙を用紙搬送方向の前後端が入れ代わるように反転させた状態を示す図、図35Gは反転した用紙が用紙ガイドおよびレジローラを通過する状態を示す図、図35Hは前記反転用紙が2面目にトナー像を転写されながら転写領域(用紙への画像記録位置)を通過する状態を示す図、図35Iは用紙の両面にトナー像が転写された状態を示す図である。
給紙トレイ(図示せず)に収容された用紙Sを示す図35Aにおいて、A3SEFの用紙を収容する給紙トレイに収容されたA3SEFの実際の用紙S(図35Aの実線参照)のサイズは、理想的なA3SEFの用紙S′(図35Aの1点鎖線参照)のサイズに比較して誤差を有している。すなわち、図35Aの場合、理想的なA3SEFの用紙S′(1点鎖線参照)の用紙幅(用紙搬送方向に垂直な方向の幅)および用紙長(用紙搬送方向の長さ)に比較して、給紙トレイに収容されたA3SEFの実際の用紙S(実線参照)の用紙幅および用紙長さは大きい。また、理想的なA3SEFの用紙S′(1点鎖線参照)の形状は長方形であるが、給紙トレイに収容されたA3SEFの実際の用紙S(実線参照)の形状は必ずしも長方形ではない。この図35Aに示すA3SEFの実際の用紙S(実線参照)の形状は用紙搬送方向前端縁が傾斜しているものとする。
すなわち、画像形成装置では、A3SEFの用紙の用紙サイズは、理想的なA3SEFの用紙S′(1点鎖線参照)の用紙サイズを記憶(認識)しているが、実際に使用されるA3SEFの用紙S(実線参照)のサイズは、画像形成装置が認識している用紙サイズとは異なる(誤差を有する)。
前記A3SEFの実際の用紙S(実線参照)が図35Aに示す位置(給紙トレイに収容されている位置)から取り出されて搬送される際、図35Bのように傾斜して搬送される場合がある。
前記A3SEFの実際の用紙S(実線参照)は、図35Cの位置決め用ガイドSG1を通過する際、用紙Sの搬送方向に平行な両端縁の中の一方の端縁が位置決め用ガイドSG1のガイド面に接触(図35Cの2点鎖線参照)して、位置決めされる。図35Cの2点鎖線で示すように位置決めされた用紙Sを下流側に搬送するレジローラRrは、その軸方向に移動可能に構成されている。前記レジローラRrは前記図35Cの2点鎖線で示した用紙Sを下流側のリードレジセンサSNrに搬送する際に、用紙幅方向(レジローラRrの軸方向)に移動して前記用紙Sを2点鎖線の位置から一定距離だけ用紙幅方向に搬送する。
すなわち、用紙Sは、その先端がリードレジセンサSNrの位置(リードレジ位置)に到達した時には、用紙幅方向において図35Cに示す実線の位置に移動している。前記図35Cの用紙Sが、1点鎖線位置(用紙の一側縁が側縁用紙ガイドSG1に当接する位置)から実線位置に移動する際の用紙幅方向の移動距離d0は設定された値であり、画像形成装置で記憶されている。
なお、用紙Sを側縁用紙ガイドSG1に当接する位置から前記移動距離d0だけ離隔移動させる理由は、用紙Sを側縁用紙ガイドSG1に当接する位置で搬送方向に搬送すると、その用紙Sが両面記録のために反転して再送されてきた時に、側縁用紙ガイドSG1のガイド壁の端部に衝突するのを防止するためである。
前記図35Cの用紙Sはその先端がリードレジセンサSNrで検出された状態で一旦停止し、所定のタイミングで用紙搬送方向下流側に搬送される。前記図35Cの実線の位置から用紙搬送方向下流側に搬送された用紙Sは、トナー像が形成されたロール状の像担持体PR(図35D参照)とその下側面に圧接する転写ローラ(図示せず)との、圧接領域である転写領域Q4に搬送される。
図35Dにおいて、前記転写領域Q4を用紙Sが通過する際に、用紙Sの1面目の設定画像記録幅S1aを有する画像記録領域S1の範囲内に1面目の画像が記録される。なお、図35Dには実際の用紙Sを実線で示し、理想的な用紙S′を1点鎖線で示している。図35Dの用紙Sの1面目の画像記録領域S1と用紙Sの一側縁との距離d1は設定された値であり、画像形成装置で記憶されている。図35Cおよび図35Dから分かるように、前記側縁用紙ガイドSG1と、用紙Sの1面目の画像記録領域S1との距離は(d0+d1)である。前記距離(d0+d1)は、画像形成装置により認識されている。
図35Eにおいて、用紙Sの前端縁から画像記録領域S1までの距離はe1であり、距離e1は設定された値である。A3SEFの実際の用紙S(実線参照)のサイズが理想的な用紙サイズである場合には、図35Eの用紙Sの後端縁と画像記録領域S1との距離もe1となるように設定されているものとする。しかし、この図35EのA3SEFの実際の用紙S(実線参照)は、理想的な用紙S′(1点鎖線参照)の用紙搬送方向の長さよりも長いため、図35Eの用紙Sの後端縁と画像記録領域S1との距離e1′は、前記e1よりも長くなっている。
図35Eにおいて、前記用紙Sの1面目に転写されたトナー像(画像)は、定着装置の加熱ロールFhおよびその下側に圧接する加圧ロール(図示せず)の圧接領域である定着領域を通過する際に加熱定着される。
図35Eの加熱ロールFhにより加熱定着された用紙Sは、用紙搬送方向の前端縁および後端縁が入れ代わるように反転されて、図35Fの状態となる。図35Fの状態では用紙Sの1面目の画像領域S1は下側に配置されており、点線で示されている。
前記図35Fに示す用紙(1面目の画像記録済の用紙)Sは、前記図35Cで説明したのと同様に、図35Gの位置決め用ガイドSG1を通過する際、用紙Sの搬送方向に平行な両端縁の中の一方の端縁が位置決め用ガイドSG1のガイド面に接触(図35Gの2点鎖線参照)して、位置決めされる。図35Gの2点鎖線で示すように位置決めされた用紙Sを下流側に搬送するレジローラRrは、前記下流側のリードレジセンサSNrに搬送する際に、用紙幅方向(レジローラRrの軸方向)に移動して前記用紙Sを2点鎖線の位置から一定距離だけ用紙幅方向に搬送する。
すなわち、用紙Sは、その先端がリードレジセンサSNrの位置(リードレジ位置)に到達した時には図35Gに示す実線の位置に移動している。前記図35Gの用紙Sが、1点鎖線位置(用紙Sの一端縁(1面目と同一の端縁)が側縁用紙ガイドSG1に当接する位置)から実線位置に移動する際の用紙幅方向の移動距離d0は設定された値であり、画像形成装置で記憶されている。
前記図35Gの実線の位置から用紙搬送方向下流側に搬送された用紙Sは、トナー像が形成されたロール状の像担持体PR(図35H参照)とその下側面に圧接する転写ローラ(図示せず)との、圧接領域である転写領域Q4に搬送される。
図35Hにおいて、前記転写領域Q4を用紙Sが通過する際に、用紙Sの2面目の設定画像記録幅S2aを有する画像記録領域S2の範囲内に2面目の画像が記録される。図35Hの用紙Sの2面目の画像記録領域S2と用紙Sの一端縁との距離d2は設定された値であり、画像形成装置で記憶されている。図35Gおよび図35Hから分かるように、前記側縁用紙ガイドSG1と、用紙Sの2面目の画像記録領域S2との距離は(d0+d2)である。前記距離(d0+d2)は画像形成装置により認識されている。
図35の場合、1面目と2面目の画像記録時に側縁用紙ガイドSG1にガイドされる用紙Sの一端縁は同一の端縁であり、その用紙Sの同一の一端縁は側縁用紙ガイドSG1から前記移動距離d0だけ離れた位置に移動している。また、前記d1とd2とは同じ値(d1=d2)に設定されているので、用紙Sの前記一端縁と2面目の画像記録領域S2との距離(d0+d2)は、用紙Sの前記一端縁と1面目の画像記録領域S1との距離(d0+d1)と等しい。すなわち、(d0+d2)=(d0+d1)である。
したがって、図35Iに示すように、A3SEFの実際の用紙Sの1面目と2面目の画像記録領域S1,S2は、用紙面に垂直な方向から見て、用紙幅方向では一致している。
図35Iにおいて、用紙Sの前端縁から画像記録領域S2までの距離はe2であり、距離e2は設定された値である。前記距離e2は前記距離e1と同一の値に設定されている。すなわち、e2=e1である。A3SEFの実際の用紙S(実線参照)のサイズが理想的な用紙サイズである場合には、図35Iの用紙Sの後端縁と画像記録領域S2との距離e2′もe2′(=e1=e2)となるように設定されている。しかし、この図35IのA3SEFの実際の用紙S(実線参照)は、理想的な用紙S′(前記図35Eの1点鎖線参照)の用紙搬送方向の長さよりも長いため、図35Iの用紙Sの後端縁と画像記録領域S2との距離e2′は、前記e2(=e1)よりも長くなっている。すなわち、e2′>e2となっているので、e2<e1′(図35H参照)となっている。
したがって、図35Iに示すように、A3SEFの実際の用紙Sの1面目と2面目の画像記録領域S1とS2は、用紙面に垂直な方向から見て、用紙搬送方向では一致せず、位置ずれしている。
図35の説明から分かるように、A3SEFの実際の用紙S(図35Aの実線参照)と、A3SEFの理想的な用紙S′(図35Aの1点鎖線参照)との寸法に誤差が有る場合、用紙Sの前端および後端を入れ替える図35の用紙反転方法では、1面目の画像記録領域S1と2面目の画像記録領域S2とは、用紙搬送方向に位置ずれする。
なお、前記図35の説明では、円筒状の像担持体PR表面に形成されたトナー像を用紙に転写する場合について説明したが、中間転写ベルトのバックアップロールが当接する側面と反対側面に形成されたトナー像を、前記バックアップロールに対向配置される2次転写ロールにより用紙に転写する場合や、インクジェット記録ヘッドにより用紙に画像を記録する場合についても、同様のことが言える。
前記図35で説明した用紙の1面目画像と2面目画像とを用紙面に垂直な方向から見て重なり合うようにするには、用紙の1面目の画像形成時の用紙のリードレジ(用紙前端から画像領域の前端までの距離)、サイドレジ(用紙の一側縁から画像領域の一側縁までの距離)を一定にする必要がある。
前記1面目画像を記録する際の用紙サイズと2面目画像を記録する際の用紙サイズとは、用紙種類によって異なるので、画像記録を行う用紙の種類に応じて前記1面目画像および2面目画像の記録時のリードレジおよびサイドを調節する必要がある。
また、1面目画像記録時と2面目画像記録時とで画像記録用の用紙の形状が変化することもあり、その場合には用紙のスキューを調節する必要がある。前記図35の画像記録方法では、用紙のスキューは側縁用紙ガイドSG1を、用紙搬送方向に対して傾斜させることによりスキュー補正を行うことができる。
また、画像記録用の用紙が薄い場合と厚い場合とがあり、用紙厚に応じて前記クロストロールのニップ圧を適切に調節しない場合には、用紙側端位置を前記用紙ガイドに当接させ且つ適切な姿勢で用紙搬送方向下流側に搬送することができなくなる。したがって、前記クロストロールのニップ圧は用紙種類に応じて適切に設定することが必要になる。
また、前記画像記録された用紙のカール(巻き癖)を補正するカール補正部材であるデカーラは、前記用紙種類に応じてカール補正量を適切に調節する必要がある。
従来、用紙の種類(紙種)に応じて、用紙位置調節部材と用紙のカール補正部材とを備えた画像形成装置において、紙の坪量や紙質(コート紙、OHP等)を操作画面やスイッチ操作で選択することにより、転写や定着のパラメータ、カール補正量等が自動的に最適なモードに切り替わって動作することは広く行われている。また、用紙に対する画像の位置(アライメント)調整や用紙のカール量調整を操作画面から数値を打ち変えることで行うことができるものもある。
しかしながら、市場で使用される用紙の種類(紙種)は多様で、機械で設定したパラメータが必ずしも最適ではない場合がある。また、そのような用紙種類を多く使用するユーザーは他の用紙種類を使用した場合に機械設定を頻繁に変更しなければならないなどの問題点がある。
ユーザが多種類の用紙や特殊な用紙を頻繁に使用する場合等には、それらの用紙を搬送する搬送部材の位置や動作を短時間で適切に調節できることが望ましい。
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01)〜(O04)を技術的課題とする。
(O01)画像記録を行う際に、ユーザが使用する画像記録用の用紙種類に応じて、用紙搬送部材の位置または動作を適切に調節した状態で画像記録できるようにすること。
(O02)画像記録を行う際に、画像記録に使用する用紙種類に応じて、用紙搬送部材の位置または動作を適切且つ容易に調節できるようにすること。
(O03)一般的使用されない画像記録用の用紙を使用して画像記録を行う際に、画像記録に使用する用紙種類に応じて、用紙搬送部材の位置または動作を適切且つ容易に調節できるようにすること。
(O04)通常の画像記録動作では走行が困難な用紙種類またはカールの補正や位置調整の困難な用紙種類に対して、画像記録動作の開始時に良好な用紙搬送条件を容易に設定できるようにすること。
(本発明)
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
第1発明の画像形成装置は、下記の構成要件(A01)〜(A07)を備えたことを特徴とする。
(A01)給紙トレイ(TR1〜TR4)に収容された用紙を取り出して用紙位置調節領域(A)、用紙への画像記録を行う画像記録位置(Q4)、および用紙排出トレイ(TH1)に順次搬送する用紙搬送装置であって、複数の用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)および前記複数の各用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)の位置または動作を調節するための搬送用調節部材(6,10,21e,22e)を有する前記用紙搬送装置、
(A02)画像記録動作時に使用する用紙種類に応じて前記各用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)の位置または動作を調節するための搬送部材調節用パラメータを設定するための用紙種類・パラメータ設定画像を表示する表示部(UI1)と、画像記録動作時に使用する用紙の種類に応じて前記搬送部材調節用パラメータを設定することが可能な用紙種類・パラメータ設定モードを選択する用紙種類・パラメータ設定モード選択部材(UI1a)と、前記用紙種類・パラメータ設定画像が表示されている状態で用紙種類を設定するときに入力される用紙種類設定用入力部材(UI1b)と前記搬送部材調節用パラメータを設定するときに入力される搬送部材調節用パラメータ入力部材(UI1c)と、を有するユーザインタフェース(UI)、
(A03)前記用紙種類・パラメータ設定モード選択部材(UI1a)により前記用紙種類・パラメータ設定モードが選択されたときに、前記用紙種類・パラメータ設定画像を前記表示部(UI1)に表示する用紙種類・パラメータ設定画像表示手段(C6A)、
(A04)前記用紙種類・パラメータ設定画像が表示されている状態で、前記用紙種類設定用入力部材(UI1b)からのユーザの入力が有った場合に前記ユーザの入力に応じて定まる用紙種類を前記用紙種類・パラメータ設定画像の所定の位置に表示する用紙種類表示手段と、前記搬送部材調節用パラメータ入力部材(UI1c)からのユーザの入力が有った場合に前記ユーザの入力に応じて定まる搬送部材調節用パラメータを前記用紙種類・パラメータ設定画像の所定の位置に表示する搬送部材調節用パラメータ表示手段とを有する用紙種類・パラメータ入力結果表示手段(C6A5a)、
(A05)前記用紙種類・パラメータ入力結果表示手段(C6A5a)により前記表示部(UI1)に表示され且つユーザにより設定された用紙種類および搬送部材調節用パラメータをユーザ設定用紙種類・パラメータとして記憶するユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段であって、複数の異なる用紙種類に対応する前記複数のユーザ設定用紙種類・パラメータを記憶する前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段(C6B)、
(A06)画像記録動作時に使用する用紙種類および前記用紙種類に対する搬送部材調節用パラメータを選択するための用紙種類・パラメータ選択部材であって、前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段(C6B)に記憶された複数のユーザ設定用紙種類・パラメータを選択可能な前記用紙種類・パラメータ選択部材(TS)、
(A07)前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ選択部材(TS)により選択されたユーザ設定用紙種類・パラメータに応じて、前記搬送用調節部材(6,10,21e,22e)の動作を制御して画像記録動作時の用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)の位置または動作を調節する搬送部材調節手段(C7)。
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A07)を備えた第1発明の画像形成装置では、複数の用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)および前記複数の各用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)の位置または動作を調節するための搬送用調節部材(6,10,21e,22e)を有する前記用紙搬送装置は、給紙トレイ(TR1〜TR4)に収容された用紙を取り出して用紙位置調節領域(A)、用紙への画像記録を行う画像記録位置(Q4)、および用紙排出トレイ(TH1)に順次搬送する。
ユーザインタフェース(UI)の表示部(UI1)には、画像記録動作時に使用する用紙種類に応じて前記各用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)の位置または動作を調節するための搬送部材調節用パラメータを設定するための用紙種類・パラメータ設定画像が表示される。
用紙種類・パラメータ設定モード選択部材(UI1a)により用紙種類・パラメータ設定モードが選択された場合には、画像記録動作時に使用する用紙の種類に応じて前記搬送部材調節用パラメータを設定することが可能となる。
前記用紙種類・パラメータ設定モード選択部材(UI1a)により前記用紙種類・パラメータ設定モードが選択されたときに、用紙種類・パラメータ設定画像表示手段(C6A)は、前記用紙種類・パラメータ設定画像を前記表示部(UI1)に表示する。
前記用紙種類・パラメータ設定画像が表示されている状態において、用紙種類設定用入力部材(UI1b)を入力することにより用紙種類を設定することができ、搬送部材調節用パラメータ入力部材(UI1c)を入力することにより前記搬送部材調節用パラメータを設定することができる。
用紙種類・パラメータ入力結果表示手段(C6A5a)は、用紙種類表示手段と、搬送部材調節用パラメータ表示手段とを有する。前記用紙種類表示手段は、前記用紙種類・パラメータ設定画像が表示されている状態で、前記用紙種類設定用入力部材(UI1b)からのユーザの入力が有った場合に前記ユーザの入力に応じて定まる用紙種類を前記用紙種類・パラメータ設定画像の所定の位置に表示する。前記搬送部材調節用パラメータ表示手段は、前記用紙種類・パラメータ設定画像が表示されている状態で、前記搬送部材調節用パラメータ入力部材(UI1c)からのユーザの入力が有った場合に、前記ユーザの入力に応じて定まる搬送部材調節用パラメータを前記用紙種類・パラメータ設定画像の所定の位置に表示する。
複数の異なる用紙種類に対応する前記複数のユーザ設定用紙種類・パラメータを記憶する前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段(C6B)は、前記搬送部材調節用パラメータ表示手段により前記表示部(UI1)に表示され且つユーザにより設定された用紙種類および搬送部材調節用パラメータをユーザ設定用紙種類・パラメータとして記憶する
画像記録動作時に使用する用紙種類および前記用紙種類に対する搬送部材調節用パラメータを選択するための用紙種類・パラメータ選択部材(TS)は、前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段(C6B)に記憶された複数のユーザ設定用紙種類・パラメータを選択可能である。
搬送部材調節手段(C7)は、前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ選択部材(TS)により選択されたユーザ設定用紙種類・パラメータに応じて、前記搬送用調節部材(6,10,21e,22e)の動作を制御して画像記録動作時の用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)の位置または動作を調節する。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の画像形成装置は前記第1発明において下記の構成要件(A08),(A09)を備えたことを特徴とする。
(A08)画像記録動作時に使用する用紙種類および前記用紙種類に対する搬送部材調節用パラメータを選択するための用紙種類・パラメータ選択画像を前記表示部(UI1)に表示する用紙種類・パラメータ選択画像表示手段であって、前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段(C6B)に記憶された複数のユーザ設定用紙種類・パラメータを選択可能に表示する前記用紙種類・パラメータ選択画像表示手段、
(A09)前記表示部(UI1)に表示された複数のユーザ設定用紙種類・パラメータの中から画像記録する用紙種類に対するユーザ設定用紙種類・パラメータを選択可能な前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ選択部材(TS)。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件(A08),(A09)を備えた第1発明の形態1の画像形成装置では、画像記録動作時に使用する用紙種類および前記用紙種類に対する搬送部材調節用パラメータを選択するための用紙種類・パラメータ選択画像を前記表示部(UI1)に表示する用紙種類・パラメータ選択画像表示手段は、前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段(C6B)に記憶された複数のユーザ設定用紙種類・パラメータを選択可能に表示する。
前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ選択部材(TS)は、前記表示部(UI1)に表示された複数のユーザ設定用紙種類・パラメータの中から画像記録する用紙種類に対するユーザ設定用紙種類・パラメータを選択可能である。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の画像形成装置は前記第1発明または第1発明の形態1において、下記の構成要件(A010)〜(A012)を備えたことを特徴とする。
(A010)搬送されてきた用紙の一側縁を用紙搬送方向にガイドする用紙側縁ガイド(Gs)と、搬送されてきた用紙の一側縁を前記用紙側縁ガイド(Gs)に当接させるために前記用紙を斜行させながら用紙搬送方向に搬送するクロストロール(Rc)と、前記用紙側縁ガイド(Gs)とクロストロール(Rc)とにより一側縁がガイドされながら搬送されてきた用紙を所定のタイミングで前記画像記録位置(Q4)に搬送するレジロール(Rr)とを有する前記用紙搬送装置であって、前記用紙位置調節領域(A)に配置され且つ前記用紙搬送部材(SG,Rc)として構成された前記用紙側縁ガイド(Gs)、前記クロストロール(Rc)、および前記レジロール(Rr)を有する前記用紙搬送装置、
(A011)クロストロール(Rc)のニップ圧を調節するニップ圧調節部材(10)により構成される前記搬送用調節部材(6,10,21e,22e)、
(A012)前記クロストロール(Rc)のニップ圧を搬送部材調節用パラメータとして、前記用紙種類・パラメータ設定画像中に表示する前記用紙種類・パラメータ設定画像表示手段(C6A)。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件(A010)〜(A012)を備えた第1発明の形態2の画像形成装置では、前記用紙搬送装置は、用紙位置調節領域(A)に配置され且つ用紙搬送部材(SG,Rc)として構成された用紙側縁ガイド(Gs)、クロストロール(Rc)、およびレジロール(Rr)を有する。前記用紙側縁ガイド(Gs)は、搬送されてきた用紙の一側縁を用紙搬送方向にガイドする。前記クロストロール(Rc)は、搬送されてきた用紙の一側縁を前記用紙側縁ガイド(Gs)に当接させるために前記用紙を斜行させながら用紙搬送方向に搬送する。前記レジロール(Rr)は、前記用紙側縁ガイド(Gs)とクロストロール(Rc)とにより一側縁がガイドされながら搬送されてきた用紙を所定のタイミングで前記画像記録位置(Q4)に搬送する。
前記搬送用調節部材(6,10,21e,22e)として構成されるニップ圧調節部材(10)は、クロストロール(Rc)のニップ圧を調節する。
前記用紙種類・パラメータ設定画像表示手段(C6A)は、前記クロストロール(Rc)のニップ圧を搬送部材調節用パラメータとして、前記用紙種類・パラメータ設定画像中に表示する。
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3の画像形成装置は前記第1発明の形態2において、下記の構成要件(A013),(A014)を備えたことを特徴とする。
(A013)用紙側縁ガイド(Gs)の用紙ガイド面を用紙搬送方向に対して傾斜させる用紙側縁ガイド位置調整部材(6)により構成される前記搬送用調節部材(6,10,21e,22e)、
(A014)前記用紙ガイド面の用紙搬送方向に対する傾斜角度を、搬送部材調節用パラメータとして、前記用紙種類・パラメータ設定画像中に表示する前記用紙種類・パラメータ設定画像表示手段(C6A)。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件(A013),(A014)を備えた第1発明の形態3の画像形成装置では、前記搬送用調節部材(6,10,21e,22e)として構成される用紙側縁ガイド位置調整部材(6)は用紙側縁ガイド(Gs)の用紙ガイド面を用紙搬送方向に対して傾斜させる。
前記用紙種類・パラメータ設定画像表示手段(C6A)は、前記用紙ガイド面の用紙搬送方向に対する傾斜角度を、搬送部材調節用パラメータとして、前記用紙種類・パラメータ設定画像中に表示する。
(第1発明の形態4)
第1発明の形態4の画像形成装置は前記第1発明の形態2または3において、下記の構成要件(A015)〜(A017)を備えたことを特徴とする。
(A015)前記用紙排出トレイ(TH1)の用紙搬送方向上流側に配置され且つ画像記録された用紙を搬送しながら前記用紙のカールを補正するカール補正部材により構成される前記用紙搬送部材(21,22)、
(A016)前記用紙のカールの補正量を調節するカール補正量調節部材(21e,22e)により構成される前記搬送用調節部材(6,10,21e,22e)、
(A017)前記カール補正量を、搬送部材調節用パラメータとして、前記用紙種類・パラメータ設定画像中に表示する前記用紙種類・パラメータ設定画像表示手段(C6A)。
(第1発明の形態4の作用)
前記構成要件(A015)〜(A017)を備えた第1発明の形態4の画像形成装置では、カール補正部材により構成される前記用紙搬送部材(21,22)は、前記用紙排出トレイ(TH1)の用紙搬送方向上流側に配置され且つ画像記録された用紙を搬送しながら前記用紙のカールを補正する。カール補正量調節部材(21e,22e)により構成される前記搬送用調節部材(6,10,21e,22e)は、前記用紙のカールの補正量を調節する。前記用紙種類・パラメータ設定画像表示手段(C6A)は、前記カール補正量を、搬送部材調節用パラメータとして、前記用紙種類・パラメータ設定画像中に表示する。
(第2発明)
第2発明の画像形成装置は、下記の構成要件(A01′),(A02′),(A05′)を備えたことを特徴とする。
(A01′)複数の各用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)の位置または動作を調節するための搬送用調節部材(6,10,21e,22e)を有する用紙搬送装置、
(A02′)画像記録動作時に使用する用紙種類に応じて前記各用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)の位置または動作を調節するための搬送部材調節用パラメータを設定するための用紙種類・パラメータ設定画像を表示する表示部(UI1)と、前記用紙種類・パラメータ設定画像が表示されている状態で用紙種類・パラメータを設定するときに入力される用紙種類・パラメータ入力部材(UIb,UI1c)と、を有するユーザインタフェース(UI)、
(A05′)前記用紙種類・パラメータ入力部材(UIb,UI1c)からユーザが入力して設定された用紙種類および搬送部材調節用パラメータをユーザ設定用紙種類・パラメータとして記憶するユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段(C6B)。
(第2発明の作用)
前記構成要件(A01′),(A02′),(A05′)を備えた 第2発明の画像形成装置では、用紙搬送装置の搬送用調節部材(6,10,21e,22e)は、複数の各用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)の位置または動作を調節する。
ユーザインタフェースの表示部には画像記録動作時に使用する用紙種類に応じて前記各用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)の位置または動作を調節するための搬送部材調節用パラメータを設定するための用紙種類・パラメータ設定画像が表示される。前記用紙種類・パラメータ設定画像が表示されている状態で、ユーザインタフェースの用紙種類・パラメータ入力部材(UIb,UI1c)の入力により、用紙種類・パラメータを設定することができる。
ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段(C6B)は、前記用紙種類・パラメータ入力部材(UIb,UI1c)からユーザが入力して設定された用紙種類および搬送部材調節用パラメータをユーザ設定用紙種類・パラメータとして記憶する。
前記記ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段(C6B)に憶されたユーザ設定用紙種類・パラメータは画像形成動作(ジョブ)時に読出して、使用することにより、用紙種類に対応した適切な用紙搬送を行うことができる。
(第2発明の形態1)
第2発明の形態1の画像形成装置は、前記第2発明において下記の構成要件(A06′),(A07)を備えたことを特徴とする。
(A06′)前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段(C6B)に記憶された複数のユーザ設定用紙種類・パラメータを選択可能な前記用紙種類・パラメータ選択部材(TS)、
(A07)前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ選択部材(TS)により選択されたユーザ設定用紙種類・パラメータに応じて、前記搬送用調節部材(6,10,21e,22e)の動作を制御して画像記録動作時の用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)の位置または動作を調節する搬送部材調節手段(C7)。
(第2発明の形態1の作用)
前記構成要件(A06′),(A07)を備えた第2発明の形態1の画像形成装置では、ユーザは画像記録作業(ジョブ)開始時に、用紙種類・パラメータ選択部材(TS)により、前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段(C6B)に記憶された複数のユーザ設定用紙種類・パラメータを選択することができる。
搬送部材調節手段(C7)は、前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ選択部材(TS)により選択されたユーザ設定用紙種類・パラメータに応じて、前記搬送用調節部材(6,10,21e,22e)の動作を制御して画像記録動作時の用紙搬送部材(SG,Rc,21,22)の位置または動作を調節する。
このため、ユーザが使用する用紙種類に対応した適切な用紙搬送を行うことができる。
前述の本発明は、下記の効果(E01)〜(E06)を奏する。
(E01)画像記録を行う際に、ユーザが使用する画像記録用の用紙種類に応じて、用紙搬送部材の位置または動作を適切に調節した状態で画像記録できる。
(E02)画像記録を行う際に、画像記録に使用する用紙種類に応じて、用紙搬送部材の位置または動作を適切且つ容易に調節できる。
(E03)一般的使用されない画像記録用の用紙を使用して画像記録を行う際に、画像記録に使用する用紙種類に応じて、用紙搬送部材の位置または動作を適切且つ容易に調節できる。
(E04)通常の画像記録動作では走行が困難な用紙種類またはカールの補正や位置調整の困難な用紙種類に対して、画像記録動作の開始時に良好な用紙搬送条件を容易に設定できる。
(E05)画像形成装置で想定しているモードで用紙のアライメントやカール量が適切でない用紙種類について、ユーザが設定したユーザ設定用紙種類・パラメータにより用紙搬送部材の位置または動作を調節することで良好な走行が可能となる。また、前記ユーザ設定用紙種類・パラメータを記憶することにより、同一用紙種類を後に使用する場合にも容易にユーザ設定用紙種類・パラメータを呼び出して利用することができる。
(E06)意図的に画像の位置をずらしたり、特殊紙を用いた定型作業を行う際に、事前に設定をいろいろと変更作業をすること無く、ユーザ設定用紙種類・パラメータを呼び出すだけで意図した出力結果を簡単に得ることができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の画像形成装置(タンデム式デジタルカラー複写機)の全体説明図である。
図1において、画像形成装置Uは、UI(ユーザインタフェース)、イメージ入力装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および用紙処理装置U4を有している。
(ユーザインタフェースUI):
UIは、コピースタートキー(図示せず)、コピー枚数設定キー、テンキー等の入力キーおよび表示器UI1を有している。
(イメージ入力装置U1):
イメージ入力装置U1は、自動原稿搬送装置およびイメージスキャナ等により構成されている。
図1において、イメージ入力装置U1では、照明された原稿(図示せず)からの反射光は、図示しない露光光学系、CCD(固体撮像素子)帯状パイル織物画像処理回路(図示せず)でR(赤)、G(緑)、B(青)の画像データに変換されて、所定のタイミングで画像形成装置本体U3に入力される。
(給紙装置U2):
給紙装置U2は複数の給紙トレイTR1〜TR4、前記各給紙トレイTR1〜TR4に収容された画像記録用の記録用紙Sを取り出して画像形成装置本体U3に搬送する給紙路SH1等を有している。
(画像形成装置本体U3):
図1において、画像形成装置本体U3は、前記給紙装置U2から搬送された記録用紙Sに画像記録を行う画像記録部(詳細は後述)、トナーディスペンサー装置U3a、および用紙搬送路SH2、用紙排出路SH3、用紙反転路SH4、用紙循環路SH6等を有している。
また、画像形成装置本体U3は、コントロールC、および前記コントロールCにより制御されるレーザ駆動回路Dおよび電源回路E等を有している。コントロールCにより作動を制御されるレーザ駆動回路Dは、前記イメージ入力装置U1から入力されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の画像データに応じたレーザ駆動信号を所定のタイミングで、各色のトナー像形成装置UY,UM,UC,UKの潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。なお、前記各色のトナー像形成装置UY,UM,UC,UKは、画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。
図1において、K(黒)のトナー像形成装置UKの感光体ドラム(トナー像担持体)Pkの周囲には、帯電器CCk、現像器Gk、クリーナCLk等が配置されている。
そして、他のトナー像形成装置UY,UM,UCの前記感光体ドラムPy,Pm,Pcの周囲にもそれぞれ前記感光体ドラムPkの周囲と同様の帯電器CCy,CCm,CCc、現像器Gy,Gm,Gc、クリーナCLy,CLm,CLc等が配置されている。
図1において、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkは、それぞれ帯電器CCy,CCm,CCc,CCkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの出力するレーザビームLy,Lm,Lc,Lkによりその表面に静電潜像が形成される。前記感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像器Gy,Gm,Gc,GkによりY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の色のトナー像に現像される。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面上のトナー像は、1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上にカラー画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成されたカラートナー像は、2次転写領域(画像記録位置)Q4に搬送される。
なお、黒画像データのみの場合はK(黒)の感光体ドラムPkおよび現像器Gkのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。
1次転写後、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは感光体ドラム用のクリーナCLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。
ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、ベルト駆動ロールRd、テンションロールRt、ウォーキングロールRw、複数のアイドラロール(フリーロール)RfおよびバックアップロールT2aを含むベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)と、前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kとを有している。そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aの下方には2次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニットUtの2次転写ロールT2bは、前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに離隔および圧接可能(離接可能)に配置されており、前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと圧接する領域(ニップ)により2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バックアップロールT2aにはコンタクトロールT2cが当接しており、前記ロールT2a〜T2cにより2次転写器(転写装置)T2が構成されている。
前記コンタクトロールT2cにはコントロールCにより制御される電源回路から所定のタイミングでトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記ベルトモジュールBM下方には用紙搬送路SH2が配置されている。前記給紙装置U2の給紙路SH1から給紙された記録用紙Sは、前記用紙搬送路SH2のレジロールRrに搬送されて、カラートナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのにタイミングを合わせてレジ側用紙ガイドSGr、転写前用紙ガイドSG2を通って2次転写領域Q4に搬送される。
なお、レジ側用紙ガイドSGrはレジロールRrとともに、画像形成装置本体U3に固定されている。
前記中間転写ベルトB上のカラートナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録用紙Sに転写される。なお、フルカラー画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録用紙Sに2次転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、ベルトクリーナCLBによりクリーニングされる。なお、前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCLBは、中間転写ベルトBと離接自在(離隔および接触自在)に配設されている。
トナー像が2次転写された前記記録用紙Sは、転写後用紙ガイドSG3、用紙搬送ベルトBHを通って定着装置Fの一対の定着ロールFhと加圧ロールFpとが圧接する領域(定着領域)Q5に搬送される。前記記録用紙S上のトナー像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。前記定着装置Fの下流側には切替ゲートG1が設けられている。前記切替ゲートG1は用紙搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録用紙Sを、用紙処理装置U4の用紙排出路SH3または用紙反転路SH4側のいずれかに選択的に切り替える。前記用紙排出路SH3に搬送された用紙Sは、用紙処理装置U4の用紙搬送路SH5に搬送され、前記用紙搬送路SH5に配置されたカール補正部材U4aによりカールを補正された後、排出ロールRhから用紙処理装置U4の排出トレイ(用紙排出トレイ)TH1にフェイスアップ(用紙の画像定着面が上向き)で排出される。
なお、前記カール補正装置U4aに関しては図5により後述する。
前記切替ゲートG1により画像形成装置本体U3の前記用紙反転路SH4側に搬送された用紙は、用紙部材により構成されたマイラーゲートG2を通って画像形成装置本体U3の前記用紙反転路SH4に搬送される。この用紙反転路SH4に搬送された用紙を反転させた後に、前記用紙搬送路SH3、SH5に搬送して前記用紙処理装置U4の用紙排出トレイTH1からフェイスダウン(用紙の画像定着面が下向き)で排出することができる。その場合には、前記マイラーゲートG2を用紙後端が通過した直後に用紙をスイッチバックさせる。前記マイラーゲートG2は用紙反転路SH4に搬送されてきた記録用紙Sをそのまま一旦通過させ、通過した記録用紙Sがスイッチバックして搬送されてくると、用紙搬送路SH3,SH5側に搬送する。
前記画像形成装置本体の用紙反転路SH4の途中には用紙循環路SH6が接続されており、その接続部にはマイラーゲートG3が配置されている。前記画像形成装置本体の用紙反転路SH4の下流端は用紙処理装置U4の用紙反転路SH7に接続されている。
前記切替ゲートG1を通って用紙搬送路SH4に搬送された用紙は、前記マイラーゲートG3により前記用紙処理装置U4の用紙反転路SH7側に搬送される。前記マイラーゲートG3は用紙反転路SH4を搬送されてきた記録用紙Sをそのまま一旦通過させ、通過した記録用紙Sをスイッチバックさせると、前記スイッチバックした用紙を用紙循環路SH6側に搬送する。
前記用紙循環路SH6に搬送された記録用紙Sは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送される。
前記符号SH1〜SH7で示された要素により用紙搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,SGr,SG1〜SG3,BH、G1〜G3で示された要素により用紙搬送装置SUが構成されている。
(用紙位置調節領域Aの用紙搬送装置)
図2は用紙位置調節領域を通過する用紙の説明である。
図1、図2において給紙トレイTR1〜TR4に収容された用紙Sは、用紙取出ロールRpにより取り出され、給紙ロールおよびリタードロールを有するさばきロールRsにより1枚づつ用紙搬送方向下流側に搬送され、更に、搬送ロールRaにより下流側の用紙位置調節領域Aに搬送される。
用紙位置調節領域Aには、用紙搬送方向上流側部分に用紙斜行ロールRbが配置されている。また、用紙幅方向の中央部には用紙搬送方向に沿って用紙後端検出センサSNkが配置されており、用紙幅方向の一方の外側部には用紙搬送方向に沿って用紙の一側縁をガイドするための用紙側縁ガイド(サイドガイド)Gsが配置されている。前記用紙後端検出センサSNkは直線上に配置された複数の受光素子を有するラインセンサにより構成されている。サイドガイドGsに沿って、3個のクロストロールRcが配置されている。なお、クロストロールRcの詳細は図4により後述する。
サイドガイドGsは、回転軸Gs1回りの回転位置を調節可能である。なお、サイドガイドGsの回転位置を調節する部材については、図3により後述する。
前記用紙斜行ロールRbは、回転軸と一体的に回転する小径ロールRb1と大径ロールRb2とを有しており、小径ロールRb1は用紙幅方向中央部に配置され、大径ロールRb2は用紙幅方向の前記サイドガイドGsに近い側に配置されている。前記小径ロールRb1の外周面の周速度よりも大径ロールRb2の外周面の周速度の方が大きいので、用紙斜行ロールRbにより搬送される用紙は、前記サイドガイドGs側の前端部分が用紙幅方向中央部に接近するように傾斜する。この用紙の傾斜により、用紙Sは、サイドガイドGsの上流端部に衝突せずに、前記クロストロールRcに搬送される。
前記3個のクロストロールRcは前記用紙斜行ロールRbから搬送されてきた用紙Sを、サイドガイドGsに当接させる方向および用紙搬送方向下流側に搬送する。
前記クロストロールRcにより搬送された用紙Sは、その一側縁が前記サイドガイドGsに当接した状態となって用紙搬送方向下流側に搬送される。前記用紙一調節領域Aの用紙搬送方向下流側には、レジロールRrが配置されており、レジロールRrは回転しながら用紙幅方向に移動可能(シフト可能)であり、用紙Sを幅方向に移動させながら用紙搬送方向下流側に搬送することができる。
レジロールRrの用紙搬送方向下流側の用紙幅方向中央部にはリードレジセンサSNrが配置されており、用紙幅方向の一側縁側(サイドガイドGsの配置されている側)にはサイドレジセンサSNsが配置されている。前記リードレジセンサSNrは用紙Sの前端を検出するセンサであり、前記リードレジセンサSNrが用紙前端を検出した時の前記用紙後端検出センサSNkが検出する用紙後端位置により用紙の用紙搬送方向の長さを検出することができる。
また、用紙幅方向に移動しながら用紙Sを搬送するレジロールRrにより、サイドレジセンサSNsが検出する用紙Sの一側縁の用紙幅方向の位置を制御することができる。
前記用紙Sの用紙幅方向の位置を移動させ且つ用紙搬送方向に搬送可能な前記レジロールRrにより、画像記録位置(用紙Sにトナー像を転写する用紙転写領域)Q4に用紙Sを所定のタイミングで且つ用紙幅方向の所定の位置に搬送することができる。
(サイドガイドGsおよびサイドガイドGsのガイド位置調節部材)
図3は用紙側縁ガイドの詳細説明図である。
図3において、サイドガイドGsは、回転軸Gs1回りに回転可能に支持されている。サイドガイドGsは上下一対のガイド板1,2と、用紙の一側縁が当接する側板3とを有している。またサイドガイドGsはガイド板1の上面に回転可能に装着されたカムホロワ4を有している。
前記サイドガイドGsを前記回転軸Gs1回りに回転させるガイド位置調節部材(搬送用調節部材)6は、ステッピングモータにより構成されたガイド位置調節モータM4と、前記ガイド位置調節モータM4の出力軸の先端部に装着された傘歯車G1と、前記傘歯車G1に噛み合う傘歯車G2が装着されたカム軸7とを有している。図示しないカム軸支持部材により回転可能に支持された前記カム軸7には、偏心カム8が固定されている。前記図示しないカム軸支持部材と前記サイドガイドGsとの間に設けた引張バネ(図示せず)により、前記偏心カム8とカムホロワ4とは常時当接するように構成されている。
なお、前記サイドガイドGsおよびガイド位置調節部材6はそれぞれ、本実施例1において用紙を適切に搬送するための用紙搬送部材である。
前記ガイド位置調節モータM4を回転させると、傘歯車G1,G2、カム軸7および偏心カム8が回転し、このとき、前記偏心カム8に当接するカムホロア4を有するサイドガイドGsは前記回転軸Gs1回りに位置調節される。
前記カム軸7には、カム軸7および偏心カム8の回転位置を検出するための回転位置検出用の板状アーム9が固定されており、前記板状アーム9はカム軸7と一体的に回転する。前記前記偏心カム8の回転位置を検出するサイドガイド回転位置センサSN1は、前記板状アーム9の先端部両側に配置された発光素子N1aおよび受光素子N1bを有している。
前記サイドガイド回転位置センサSN1の前記受光素子N1bの検出光量は、前記板状アーム9の回転量に応じて変化する。前記サイドガイド回転位置センサSN1は、前記受光素子N1bの検出光量により、偏心カム8の回転位置および前記偏心カム8の回転位置に応じて定まるサイドガイドGsの回転軸Gs1回りの回転位置(すなわち、サイドガイドGsの、用紙搬送方向に対する傾斜角)を検出することができる。
(クロストロールおよびクロストロールのニップ圧調節部材)
図4はクロストロールおよびクロストロールRcのニップ圧調節部材の説明図である。
図4において、クロストロールRcは、駆動クロストロールRc1および
従動クロストロールRc2により構成されている。クロストロールRc1はクロストロール駆動モータM4(図8参照)により回転駆動される。
ニップ圧調節部材10は、前記駆動クロストロールRc1と従動クロストロールRc2とのニップ圧を調節するためのニップ圧調節モータM6を有している。ニップ圧調節モータM6は、ステッピングモータにより構成されている。ニップ圧調節モータM6のハウジング11にはブラケット12および軸13が固定されている。前記ブラケット12にはニップ圧検出センサSN2が支持されている。ニップ圧検出センサSN2は発光素子SN2aおよび受光素子SN2bを有している。
前記軸13には回転部材15および回動アーム16がそれぞれ回転可能に支持されている。前記回転部材15には円弧状ギヤ15aが形成されている。また、前記回転部材15には回転位置検出用の遮光部15bが設けられている。
前記回動アーム16との自由端部には従動クロストロールRc2が回転可能に支持されている。前記回転部材15と回動アーム16との間にはコイルバネ17が設けられており、前記コイルバネ17により前記回動アーム16の自由端部の従動クロストロールRc2はその下方の駆動クロストロールRc1と接触または近接する位置に保持されている。
前記円弧状ギヤ15aは前記ニップ圧調節モータM6の回転軸に装着されたギヤ18と噛み合っている。
前記ニップ圧調節部材10は、前記符号M6、11〜18で示された要素により構成されている。
前記ニップ圧調節モータM6を回転させて前記回転部材15を図4の矢印Y1方向に回転させると、前記コイルバネ17を介して回動アーム16の自由端部に支持された従動クロストロールRc2が前記駆動クロストロールRc1に圧接する方向(下方)に移動する。したがって、ニップ圧調節モータM6の出力軸およびギヤ18を回転させて前記回転部材15を図4の前記矢印Y1方向またはY2方向に回転させることにより、前記駆動クロストロールRc1および従動クロストロールRc2のニップ圧(クロストロールRcのニップ圧)を調節することができる。
前記回転部材15の回転に応じて前記回転位置検出用の遮光部15bが回転する。前記遮光部15bの回転量に応じて前記ニップ圧検出センサSN2の受光素子SN2bの検出光量が変化する。また、前記遮光部15bおよび回転部材15の回転量に応じて前記クロストロールRcのニップ圧が変化する。したがって、前記ニップ圧検出センサSN2はクロストロールRcのニップ圧を検出することが可能である。
(カール補正部材およびカール補正量調節部材)
図5は用紙のカール補正部材およびカール補正量調節部材の説明図である。
図1、図5において、用紙処理装置U4の内部に配置されたカール補正装置U4aは、用紙搬送路SH5の途中に配置されている。前記用紙搬送路SH5には切替ゲートG4が配置されている。切替えゲートG4は前記画像形成装置本体の用紙搬送路SH3から搬送された用紙を、第1カール補正部材21または第2カール補正部材22のいずれかの側に搬送する。
第1カール補正部材21は回転駆動されるカール補正ベルト21aと前記カール補正ベルト21aに押圧されるカール補正ロール21bとを有している。前記カール補正ベルト21aとカール補正ロール21bとの圧接領域によりカール補正ニップが形成されている。前記カール補正ロール21bへのカール補正ロール21bの押圧力(ニップ圧)を調節することにより、前記カール補正用ニップを通過する用紙のカール補正量を調節することができる。
前記カール補正ロール21bを回転自在に支持するロール支持部材21cは前記カール補正ベルト21aに対して離隔、接近可能に支持されている。前記ロール支持部材21cにはカムホロア21dが回転可能に支持されている。前記カムホロア21dにはカム21eが当接している。カム21eの回転位置を変更することにより、前記カール補正ベルト21aへのカール補正ロール21bの押圧力を調節することが可能となっている。前記カム21eの回転位置はカール補正用モータM7(図8のブロック線図参照)により調節される。前記カール補正用モータM7はステッピングモータにより構成されている。
第2カール補正部材22は、前記第1カール補正部材21と同様に構成されている。すなわち、第2カール補正部材は、前記第1カール補正部材21と同様のカール補正ベルト22a、カール補正ロール22b、ロール支持部材22c、カムホロア22d、およびカム22eを有しており、また、カム22eは前記カム補正用モータM7により調節される。
(給紙トレイのトレイスイッチ説明)
図6は前記各給紙トレイTR1〜TR4の前面にそれぞれ設けられたトレイスイッチの説明図である。
図6において、各給紙トレイTR1〜TR4の前面に設けられたスイッチパネルSPには、各給紙トレイに収容されている用紙の種類を設定するためのトレイスイッチ(用紙種類・パラメータ選択部材)TSが設けられている。トレイスイッチTSは用紙サイズ選択スイッチTS1、用紙坪量選択スイッチTS2、コート/非コート紙選択スイッチTS3を有している。
用紙サイズ選択スイッチTS1を押すことにより、給紙トレイに収容されている用紙サイズを、カスタム入力(ユーザが入力)するか自動検出するかを選択することができる。用紙サイズ選択スイッチTS1を押す毎に、いずれか一方が交互に選択され、選択されたものに対応するLEDが点灯するように構成されている。
用紙坪量選択スイッチTS2を押すことにより、給紙トレイに収容されている用紙の坪量を選択することができる。用紙坪量選択スイッチTS2を押す毎に、用紙坪量が次の範囲(1)〜(6)のいずれかを順次選択することができる。
(1)60〜80g/m2
(2)81〜105g/m2
(3)106〜135g/m2
(4)136〜186g/m2
(5)187〜220g/m2
(6)221〜300g/m2
選択された坪量に対応するLEDが点灯するように構成されている。
コート/非コート紙選択スイッチTS3を押すことにより、給紙トレイに収容されている用紙がコート紙であるか、非コート紙であるかを選択することができる。コート/非コート紙選択スイッチTS3を押す毎に、いずれか一方が交互に選択され、選択されたものに対応するLEDが点灯するように構成されている。
本実施例1の画像形成装置では、前記トレイスイッチTSで設定された用紙種類に対応して、用紙搬送部材(サイドガイドGsの位置、クロストロールRcのニップ圧、カール補正装置U4aのカム21e,22eの回転位置等)が自動的に調節されるように構成されている。
(実施例1の画像形成装置の制御部の説明)
図7は前記実施例1の画像形成装置の制御部のブロック線図である。
図8は前記実施例1の画像形成装置の制御部のブロック線図であり、前記図7の続きのブロック線図である。
図7において、前記コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(前記コントローラCに接続された信号入力要素)
前記コントローラCは、UI(ユーザインタフェース)、センサSNr,SNk,SNs,SN1,SN2その他の信号入力要素からの信号が入力されている。
前記UIは、表示部UI1、コピースタートキーUI2,テンキーUI3、ジョブ管理モード選択キーUI4、その他のキーを有している。また、UI(ユーザインタフェース)の前記表示部UI1はタッチパネルが設けられており、表示部UI1に表示された選択部材、入力部材等にユーザの指を接触させることにより、ユーザによる、表示部UI1に表示されている項目の選択や表示画像への入力が行えるように構成されている。
(リードレジセンサSNr)
リードレジセンサSNr(図2参照)は、前記レジロールRrの下流側に配置されており、用紙前端の通過を検出する。
(用紙後端検出センサSNk)
用紙後端検出センサSNk(図2参照)は、前記レジロールRrの上流側に配置されており、用紙後端の通過を検出する。
前記リードレジセンサSNrが用紙前端を通過したときの用紙後端位置を用紙後端検出センサSNkで検出することにより用紙の搬送方向のサイズを検出することが可能となる。両面記録を行う場合には、1面目の用紙サイズと2面目の用紙サイズとを検出することにより、1面目画像と2面目画像との記録領域や画像サイズを調節することが可能となる。
(サイドレジセンサSNs)
サイドレジセンサSNs(図2参照)は、用紙のサイド位置を検出する。
(サイドガイド位置センサSN1)
サイドガイド位置センサSN1(図3参照)は、サイドガイドGs(図2、図3参照)の回転位置を検出する。
(ニップ圧センサSN2)
ニップ圧センサSN2(図4参照)は、クロストロールRcのニップ圧を検出する。
(カール補正量検出センサSN3)
カール補正量検出センサSN3は、前記カール補正装置U4a(図5参照)のカム21e,22eの回転位置を検出することにより用紙のカール補正量を検出する。
(トレイスイッチTS(用紙種類・パラメータ選択部材))
トレイスイッチTS(図6参照)は、用紙サイズ選択スイッチTS1、坪量選択スイッチTS2、コート/非コート紙選択スイッチTS3を有している。前記各トレイスイッチTS1〜TS3により選択された用紙種類に応じて予め、サイドガイドGsの位置調節パラメータ、ニップ圧調節パラメータ、カール補正量調節パラメータが設定されているが、前記各トレイスイッチTS1〜TS3により選択される用紙種類と、それに対応するサイドガイドGsの位置調節パラメータ、ニップ圧調節パラメータ、カール補正量調節パラメータ等の搬送部材調節用パラメータとの設定をユーザが変更可能である。
(前記コントローラCに接続された被制御要素)
また、コントローラCは、メインモータ駆動回路D1、レジロール駆動回路D2、レジロールシフト用駆動回路D3、ガイド位置調整用駆動回路D4、クロストロール駆動回路D5、ニップ圧調整モータ駆動回路D6、カール補正用駆動回路D7、電源回路E、その他の被制御要素に接続されており、それらの作動制御信号を出力している。前記電源回路Eは、帯電器電源回路E1、2次転写用電源回路E2、その他の電源回路等を有している。
(メインモータ駆動回路D1)
メインモータ駆動回路D1はメインモータM1を介して像担持体Py〜Pk、ベルト駆動ロールRd,用紙搬送ロールRa等を回転駆動する。
(レジロール駆動回路D2)
レジロール駆動回路D2はレジロール駆動モータM2を介してレジロールRrを回転させる。
(レジロールシフト用駆動回路D3)
レジロールシフト用駆動回路D3はレジロールシフト用モータM3を介してレジロールRrを軸方向にシフトさせる。
(ガイド位置調節用モータ駆動回路D4)
ガイド位置調節用モータ駆動回路D4はガイド位置調節用モータM4を介してサイドガイドSGの位置を調節する。
(クロストロール駆動回路D5)
クロストロール駆動回路D5はクロストロール駆動モータM5を介してクロストロールRcを回転駆動する。
(ニップ圧調節モータ駆動回路D6)
ニップ圧調節モータ駆動回路D6はクロストロールニップ圧調節モータM6をを介してクロストロールRcのニップ圧を調節する。
(カール補正量調節モータ駆動回路D7)
カール補正量調節モータ駆動回路D7はカール補正量調節モータM7を介してカム21e,22eの回転角を調節し、カール補正用ロール21b,22bの位置(ベルト21a,22aへの押付け量)を調節する。
(前記コントローラCの機能)
前記コントローラCは、下記の制御要素C1〜C7cを有しており、前記各制御要素C1〜C7cは、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して前記各被制御要素に制御信号を出力するための、所定の機能を有している。
(メインモータ回転制御手段C1)
メインモータ回転制御手段C1は、メインモータ駆動回路D1の動作を制御して像担持体Py〜Pk、ベルト駆動ロールRd,用紙搬送ロールRa等を回転駆動させる。
(電源回路制御手段C2)
電源回路制御手段C2は、電源回路Eの帯電用電源回路E1y〜E1k、2次転写用電源回路E2、…等の動作を制御して、帯電用コロトロンロールCCy〜CCkへの印加バイアス、コンタクトロールT2cへの以下バイアスを制御する。
(レジロール回転制御手段C3)
レジロール回転制御手段C3はレジロール駆動回路D2の動作を制御して、レジロールRrを回転させる。
(レジロール回転制御手段C4)
レジロールシフト制御手段C4はレジロールシフト用駆動回路D3の動作を制御して、レジロールRrをシフトさせる。
(クロストロール回転制御手段C5)
クロストロール回転制御手段C5はクロストロール駆動回路D5の動作を制御して、クロストロールRcを回転させる。
(用紙種類・パラメータ設定記憶手段C6)
用紙種類・パラメータ設定記憶手段C6は、ユーザが用紙種類・パラメータを設定するための、用紙種類・パラメータ設定画像表示手段C6Aと用紙種類・パラメータ設定記憶手段C6Bとを有している。
(用紙種類・パラメータ設定画像表示手段C6A)
用紙種類・パラメータ設定記憶手段C6Aは、次の手段C6A1〜C6A5を有している。
(入力部材表示手段C6A1)
入力部材表示手段C6A1は、次の手段C6A1a〜C6A1cを有している。
(UI1a(用紙種類・パラメータ設定モード選択部材)表示手段C6A1a)
UI1a表示手段C6A1aは、UI(ユーザインタフェース)の表示部UI1に、UI1a(用紙種類・パラメータ設定モード選択部材)としての画像を表示する。ユーザがUI1a(用紙種類・パラメータ設定モード選択部材)として表示された画像を選択すると、用紙種類・パラメータ設定モードが開始される。用紙種類・パラメータ設定モードが開始されると、ユーザは、用紙種類・パラメータの設定を行うことができる。
(UI1b(用紙種類設定用入力部材)表示手段C6A1b)
UI1b表示手段C6A1bは、UI(ユーザインタフェース)の表示部UI1に、UI1b(用紙種類設定用入力部材)としての画像を表示する。ユーザがUI1b(用紙種類設定用入力部材)として表示された画像を選択すると、用紙種類が設定される。
(UI1c(搬送部材調節用パラメータ設定用入力部材)表示手段C6A1c)
UI1c表示手段C6A1cは、UI(ユーザインタフェース)の表示部UI1に、UI1c(搬送部材調節用パラメータ設定用入力部材)としての画像を表示する。ユーザがUI1c(搬送部材調節用パラメータ設定用入力部材)として表示された画像を選択すると、用紙種類に応じた搬送部材調節用パラメータが設定される。
(サイドガイド位置調節パラメータ設定画像表示手段C6A2)
サイドガイド位置調節パラメータ設定画像表示手段C6A2は、サイドガイドSGの位置を設定するための画像を表示する。
(クロストロールニップ圧設定画像表示手段C6A3)
クロストロールニップ圧設定画像表示手段C6A3は、クロストロールニップ圧を設定するための画像(図24参照)を表示する。
(カール補正用パラメータ設定画像表示手段C6A4)
カール補正用パラメータ設定画像表示手段C6A4は、カールを補正するためのパラメータ(カム21e,22eの回転角)を調節するためのカール補正量調節モータM7(図8参照)の回転量等を設定するための画像(図23参照)を表示する。
(用紙種類・パラメータ入力結果表示手段C6A5)
用紙種類・パラメータ入力結果表示手段C6A5は、用紙種類表示手段C6A5a、搬送部材調節用パラメータ表示手段C6A5bを有し、前記表示手段C6A2〜C6A4などで表示された画像上の入力部材UI1b,UI1cで入力された結果(設定された用紙種類・パラメータ)を表示する。
(用紙種類表示手段C6A5a)
用紙種類表示手段C6A5aは、用紙種類を設定するために入力した結果を表示する。
(搬送部材調節用パラメータ表示手段C6A5b)
用紙種類表示手段C6A5bは、搬送部材調節用パラメータを設定するために入力した結果を表示する。
(用紙種類・パラメータ記憶手段C6B)
用紙種類・パラメータ記憶手段C6Bは、用紙種類記憶手段C6A6aと搬送部材調節用パラメータ記憶手段C6A6bとを有している。
(用紙種類記憶手段C6A6a)
用紙種類記憶手段C6A6aは設定された用紙種類を記憶する。
(搬送部材調節用パラメータ記憶手段C6A6b)
搬送部材調節用パラメータ記憶手段C6A6bは設定された搬送部材調節用パラメータを記憶する。
(搬送部材調節手段C7)
搬送部材調節手段C7は、クロストロールニップ圧調節手段C7a、サイドガイド位置調節手段C7bおよびカール補正量調節手段C7cを有している。
(クロストロールニップ圧調節手段C7a)
クロストロールニップ圧調節手段は、クロストロールニップ圧を、ジョブ(画像記録動作)開始時に使用される用紙種類に応じて設定された値に調節する。
(サイドガイド位置調節手段C7b)
サイドガイド位置調節手段C7bは、サイドガイドSGの位置を、ジョブ(画像記録動作)開始時に使用される用紙種類に応じて設定された値に調節する。
(カール補正量調節手段C7c)
カール補正量調節手段C7cは、カール補正量(カム21e,22eの回転量)を、ジョブ(画像記録動作)開始時に使用される用紙種類に応じて設定された値に調節する。
(用紙種類・パラメータ設定モードの説明)
画像形成装置が用紙種類・パラメータ設定モードで作動すると、ユーザは、使用する用紙種類に応じて、用紙搬送部材の位置または動作を適切に調節するための搬送部材調節用パラメータを設定することができる。
図9は実施例1の画像形成装置のUI(ユーザインターフェース)の説明図であり、前記図1に示すUI部分の拡大図である。
図10は画像形成装置の電源スイッチ(図示せず)をオンにした時に前記図9のUI(ユーザインタフェース)の表示部UI1に表示される画像を示す図である。
なお、UI(ユーザインタフェース)の表示部の表面にはタッチパネルが設けられており、表示部UI1に表示されたユーザが入力を行うための入力部材の画像にタッチすることにより、入力を行えるように構成されている。
図10の下部は各給紙トレイ1(TR1)〜4(TR4)に収容されている用紙に対して現在設定されている用紙種類が表示されている。
すなわち、給紙トレイ1(TR1)にはA4縦の非コート紙が収容されており、その非コート紙の坪量は187〜220g/m2であり、右端の用紙収容量を示す画像では、収容している用紙量は満杯時の1/4であることが表示されている。
この画像形成装置を用紙種類・パラメータ設定モードで作動させるためには、UI(ユーザインタフェース)の暗証キー(図9参照)を入力する。
前記暗証キー(図9参照)を入力すると図11の画像が表示される。
図11は画像形成装置のUI(ユーザインタフェース)の「暗証」キーを入力した時にUI(ユーザインタフェース)の表示部に表示されるログイン用画像である。
図11において暗証番号入力欄が表示される。前記暗証番号入力欄に暗証番号を入力してから、表示面に表示された「設定」にタッチすると、UI(ユーザインタフェース)の表示部に図12の画像が表示される。
図12は機械管理者モードを含む3種の作動モードの中のいずれかの作動モードを選択するためにUIの表示部に表示される作動モード選択画像である。
図12において、「機械管理者モード」を選択すると、図13の画像が表示される。
図13は機械管理者が設定する項目を選択するためにUIの表示部UI1に表示される設定項目選択画像である。
図13において「仕様設定2」を選択すると、図14の画面が表示される。
図14は仕様設定2で設定可能な設定項目を選択するための仕様設定2の設定項目選択画像である。
図14においてユーザ紙種の設定(用紙種類設定)を選択すると、UIの表示部に図15に示す画像が表示される。
図15は画像記録動作時に使用する用紙種類と前記用紙種類に応じて画像形成装置の用紙搬送部材の位置または動作を調節するための搬送部材調節用パラメータを設定するための用紙種類・パラメータ設定用画像である。
なお、図15では「用紙紙種レンジの選択」欄で「設定しない」が選択されており、この状態では、右端の「ユーザ紙種の詳細設定」は薄く表示されて、選択不可能な状態となっている。
図15において「給紙トレイTR4」と、「紙種のレンジの選択 221〜300g/m2 非コート紙」を選択すると、図16の画像が表示される。
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図16はの「給紙トレイTR4」の、「紙種のレンジの選択 221〜300g/m2 非コート紙」 に現在割り当てられている用紙紙種が60〜80g/m2であり、アライメント補正タイプとして初期値が設定されていることを示す画像である。
前記図16において「ユーザー紙種の詳細設定」を選択すると図17が表示される。
図17はユーザ紙種の詳細設定用の最初の画像である。
図17において、「ユーザ紙種設定の番号」が選択されていない状態では、右端の「用紙パラメータの設定情報」および「アライメント補正の設定」は選択不可能な状態であり、薄く表示されている。
図17において「ユーザ紙種10」を選択すると図18の画像が表示される。
図18はユーザ紙種の詳細設定を行う途中の画像である。
図18k画像では、図17で選択した「ユーザ紙種10」に設定されている内容が右側に表示される。
図18において、右側の「詳細情報の確認/設定」欄の「用紙パラメータの設定情報10」を選択すると図19の画像が表示される。
図19は「ユーザ紙種10」に設定されている紙種60〜80g/m2、非コート紙に対して、「2nd BTB(2次転写電圧)」、「カール補正装置の用紙カール補正方法」、「クロストロールRcのニップ圧」、「エアアシスト動作」を調整するためのパラメータを設定する画像である。この図19では現在の設定値が表示されている。
図19において「用紙紙種ベースレンジ」を選択すると図20の画像が表示される。
図20は「ユーザ紙種10」に設定する紙種を設定する画像であり、現在設定されている紙種「60〜80g/m2 非コート紙」が選択された状態が表示されている画像である。
図20において新たに設定する紙種を選択する。例えば「81〜105g/m2 非コート紙」を選択してから「決定」を選択すると、前記図19の画像の「用紙紙種ベースレンジ」が新しい設定値に書き換えられた画像(図21参照)が表示される。
図21において「決定」を選択すると図22が表示される。
図22は前記図19の画像の「用紙紙種ベースレンジ」の設定値「60〜80g/m2 非コート紙」が新しい設定値「81〜105g/m2 非コート紙」に書き換えられた画像である。
図22において「2nd BTB(2次転写電圧)」を選択すると「2nd BTB(2次転写電圧)」調節用のパラメータの設定画像(図示せず)が表示される。その画像が表示されている状態で「2nd BTB(2次転写電圧)」調節用のパラメータを設定すると、前記図19の画像の「用紙紙種ベースレンジ」および「2nd BTB」が新しい設定値に書き換えられた画像(図示せず)が表示される。
前記図19の画像の「用紙紙種ベースレンジ」および「2nd BTB」が新しい設定値に書き換えられた画像(図示せず)において「用紙カール調整」を選択すると、図23が表示される。
図23は用紙カールの調整のタイプを設定する画像である。
用紙カールの調整のタイプは「自動」、「タイプA」〜「タイプD」、および「タイプE1」〜「タイプE6」の中から選択可能である。前記タイプを選択したときに表示される画像から用紙カールの補正量を設定することが可能である。
前記図23において「用紙カール調整タイプ」を選択して用紙カール補正量を設定してから、「決定」を選択すると、前記図19の画像の「用紙紙種ベースレンジ」、「2nd BTB」、「用紙カール調整タイプ」が新しい設定値に書き換えられた画像(図示せず)が表示される。
前記図19の画像の「用紙紙種ベースレンジ」、「2nd BTB」、「用紙カール調整タイプ」が新しい設定値に書き換えられた画像(図示せず)において「NIP圧」を選択すると、図24が表示される。
図24はクロストロールRcのNIP圧を設定する画像である。
図24では、クロストロールRc(図4参照)のニップ圧を調節するためのパラメータであるステッピングモータにより構成されたニップ圧調節モータM6の駆動パルス数を設定する。図24において、前記駆動パルス数を設定してから「決定」を選択すると、前記図19の画像の「用紙紙種ベースレンジ」、「2nd BTB」、「用紙カール調整タイプ」、「NIP圧」が新しい設定値に書き換えられた画像(図示せず)が表示される。
前記「用紙紙種ベースレンジ」、「2nd BTB」、「用紙カール調整タイプ」、「NIP圧」と同様に、前記図19の「エアアシスト動作」のパラメータを設定することができる。前記各パラメータを全て設定した状態では、例えば図25の画像が表示される。
図25は、前記図19の全ての用紙種類・パラメータ設定値が新しく設定された状態を示す画像である。
前記「用紙紙種ベースレンジ」、「2nd BTB」、「用紙カール調整タイプ」、「NIP圧」、「エアアシスト動作」の新しい設定値は、前記図16に示すように、トレイ「4」のトレイスイッチが用紙紙種レンジ「221〜300g/m2 非コート紙」に設定された状態でトレイ「4」を使用して画像記録する際に自動的に設定される用紙種類・パラメータ設定値である。
前記説明から分かるように、トレイスイッチTSで設定する紙種レンジ「221〜300g/m2 非コート紙」と、実際に設定された図25に示された用紙種類「81〜105g/m2 非コート紙」とは異なる場合がある。
前記用紙種類・パラメータの新しい設定値を設定してから、新しく設定した設定値によりどのような画像記録が行えるを確認するための確認プリント(確認印刷)を行うことができる。
前記確認プリントを行う場合には、トレイスイッチTSで、紙種レンジ「221〜300g/m2 非コート紙」を設定し、トレイ「4」に81〜105g/m2の非コート紙をセットしてから、図25の「確認プリント」を選択する。前記「確認プリント」を選択すると、プリントする画像パターンを選択する画像と、片面または両面プリントを選択する画像(図示せず)と、連続プリント枚数を設定する画像(図示せず)とが同時に表示される。それらの選択または設定画像でプリント条件を設定してから確認プリントを実行することができる。
このときプリントされる用紙の搬送状態および用紙上に形成される画像を確認しながら、前記「2nd BTB」、「用紙カール調整タイプ」、「NIP圧」、「エアアシスト動作」の設定値を修正することが可能である。
前記図25において、閉じるを選択すると、図26が表示される。
図26は、前記図18の用紙紙種に設定されていた「60〜80g/m2 非コート紙」が新しく設定された「81〜105g/m2 非コート紙」に変わっている。
図26において「アライメント補正の設定」を選択すると、図27が表示される。
図27はアライメント補正タイプを選択する画像である。
図27において、アライメント補正タイプは20個設定することが可能である。図27では「アライメント補正タイプ」として「初期値」が選択されている。この状態では、右端の「アライメント補正のタイプ」は選択することができない。図27においてタイプ10を選択すると図28が表示される。
図28はこれから設定するパラメータをタイプ10として記憶することを指定した画像である。
図28において「アライメント補正のタイプ10」を選択すると図29が表示される。
図29はアライメント補正タイプ10にパラメータを設定する初期画像である。
図29において「リードレジ」を選択すると図30の画像が表示される。
図30はアライメント補正タイプ10のリードレジ調節用のパラメータを設定する画像である。
図30において用紙の表面(1面)および裏面(2面)のリードレジ(用紙先端から用紙上の画像領域前端までの距離)の設定を行う。前記設定を行ってから「決定」を選択すると前記図29の「リードレジ」に新しい設定値が表示された画像(図示せず)が表示される。
前記図29の「リードレジ」に新しい設定値が表示された画像(図示せず)において「サイドレジ」を選択すると、前記「リードレジ」を設定する画像(図示せず)が表示されるので、前記「リードレジ」と同様に「サイドレジ」を設定することができる。前記「サイドレジ」を設定する画像(図示せず)に表示されている「決定」を選択すると、前記図29の「リードレジ」および「サイドレジ」に新しい設定値が表示された画像(図示せず)が表示される。
前記図29の「リードレジ」および「サイドレジ」に新しい設定値が表示された画像(図示せず)において「サイドスキュー」(図29参照)を選択すると、図31が表示される。
図31はアライメント補正タイプ10のサイドスキュー調節用のパラメータを設定する画像である。
図31において用紙の表面(1面)および裏面(2面)のサイドスキュー(用紙の一側縁の用紙搬送方向からの傾斜角)の設定を行う必要がある場合には、サイドスキューを設定する。この設定値は前記図3に示すサイドガイドGsの傾斜角の設定値となる。
前記図29の「リードレジ」、「サイドレジ」、「サイドスキュー」等の設定する必要があるパラメータの設定を行った状態では、例えば図32の画像が表示される。
図32は図29の「リードレジ」、「サイドレジ」、「サイドスキュー」等の設定する必要があるパラメータの設定を行った状態を示す図である。
図32の画像では、サイドスキューの設定値のみが前記図29と異なっている。
前記図32に示す「リードレジ」、「サイドレジ」、「サイドスキュー」等の用紙種類・パラメータの新しい設定値(「リードレジ」、「サイドレジ」の設定値は前と変わらず)を設定してから、新しく設定した設定値によりどのような画像記録が行えるを確認するための確認プリント(確認印刷)を行うことができる。
前記確認プリントを行う場合には、トレイ「4」に81〜105g/m2の非コート紙をセットして、図32の「確認プリント」を選択する。前記「確認プリント」を選択すると、プリントする画像パターンを選択する画像(図示せず)と、片面または両面プリントを選択する画像(図示せず)と、連続プリント枚数を設定する画像(図示せず)とが同時に表示される。それらの選択画像または設定画像でプリント条件を設定してから確認プリントを実行することができる。
このときプリントされる用紙の搬送状態および用紙上に形成される画像を確認しながら、前記「リードレジ」、「サイドレジ」、「サイドスキュー」の設定値を修正することが可能である。
前記図32において、「閉じる」を選択すると、前記図28(アライメント補正タイプの設定画像)が表示される。
前記図28において「決定」を選択すると前記図26(ユーザ紙種の詳細設定画像」が表示される。
前記図26において「決定」を選択するとユーザ紙種設定画像(前記図16参照)が表示される。ただし、このとき表示されるユーザ紙種設定画像は、前記図16とは次の点で相違している。すなわち、図16の右側の「ユーザ紙種設定」は、図18、図26に示すように「10」であり、「アライメント補正タイプ」は、図28に示すように「10」となっている。
この画像(図16の右側の「ユーザ紙種設定」が「10」、「アライメント補正タイプ」が「10」となっている画像)において、「決定」を選択すると、図33の画像(前記図14の仕様設定画像)が表示される。
図33は前記図14の仕様設定画像と同じ画像である。
前記図14の「作業終了」を選択すると前記図10の初期画像と同様の図34が表示される。
図34は前記図10の初期画像と同様の初期画像であり、給紙トレイTR14に設定されているトレイスイッチに、ユーザが設定した用紙種類・パラメータが設定されている状態であることを表示している画像である。
図34では給紙トレイTR4のトレイスイッチTSが、「ユーザ紙種10」に設定されていることを示す。
実際に画像形成装置を作動させて画像記録動作(ジョブ)を実行する際には、使用する給紙トレイ(TR1〜TR4)のトレイスイッチTSを設定してから、その給紙トレイを選択して画像記録を行う。
なお、本実施例1では、実際の画像記録動作(ジョブ)時の用紙種類・パラメータの設定は、給紙トレイ(TR1〜TR4)のトレイスイッチTSにより、設定するように構成されているが、UI(ユーザインタフェース)の表示部UI1に、用紙種類・パラメータ選択画像を表示して、その表示画像の中から使用する用紙種類・パラメータを選択するように構成することが可能である。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H02)を下記に例示する。
(H01)本発明は電子写真方式の画像形成装置以外の画像形成装置、例えばインクジェットプリンタにも適用することが可能である。
(H02)前記用紙種類・パラメータ設定モード選択部材UI1a、前記用紙種類設定用入力部材UI1b、搬送部材調節用パラメータ設定用入力部材UI1c等は、タッチパネルを設けた表示部に表示した画像により構成する代わりに、機械的な入力部材により構成することが可能である。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置(タンデム式デジタルカラー複写機)の全体説明図である。 図2は用紙位置調節領域を通過する用紙の説明である。 図3は用紙側縁ガイドの詳細説明図である。 図4はクロストロールおよびクロストロールRcのニップ圧調節部材の説明図である。 図5は用紙のカール補正部材およびカール補正量調節部材の説明図である。 図6は前記各給紙トレイTR1〜TR4の前面にそれぞれ設けられたトレイスイッチの説明図である。 図7は前記実施例1の画像形成装置の制御部のブロック線図である。 図8は前記実施例1の画像形成装置の制御部のブロック線図であり、前記図7の続きのブロック線図である。 図9は実施例1の画像形成装置のUI(ユーザインターフェース)の説明図であり、前記図1に示すUI部分の拡大図である。 図10は画像形成装置の電源スイッチ(図示せず)をオンにした時に前記図9のUI(ユーザインタフェース)の表示部UI1に表示される画像を示す図である。 図11は画像形成装置のUI(ユーザインタフェース)の「暗証」キーを入力した時にUI(ユーザインタフェース)の表示部に表示されるログイン用画像である。 図12は機械管理者モードを含む3種の作動モードの中のいずれかの作動モードを選択するためにUIの表示部に表示される作動モード選択画像である。 図13は機械管理者が設定する項目を選択するためにUIの表示部UI1に表示される設定項目選択画像である。 図14は仕様設定2で設定可能な設定項目を選択するための仕様設定2の設定項目選択画像である。 図15は画像記録動作時に使用する用紙種類と前記用紙種類に応じて画像形成装置の用紙搬送部材の位置または動作を調節するための搬送部材調節用パラメータを設定するための用紙種類・パラメータ設定用画像である。 図16はの「給紙トレイTR4」の、「紙種のレンジの選択 221〜300g/m2 非コート紙」 に現在割り当てられている用紙紙種が60〜80g/m2であり、アライメント補正タイプとして初期値が設定されていることを示す画像である。 図17はユーザ紙種の詳細設定用の最初の画像である。 図18はユーザ紙種の詳細設定を行う途中の画像である。 図19は「ユーザ紙種10」に設定されている紙種60〜80g/m2、非コート紙に対して、「2nd BTB(2次転写電圧)」、「カール補正装置の用紙カール補正方法」、「クロストロールRcのニップ圧」、「エアアシスト動作」を調整するためのパラメータを設定する画像である。 図20は「ユーザ紙種10」に設定する紙種を設定する画像であり、現在設定されている紙種「60〜80g/m2 非コート紙」が選択された状態が表示されている画像である。 図21において「決定」を選択すると図22が表示される。 図22は前記図19の画像の「用紙紙種ベースレンジ」の設定値「60〜80g/m2 非コート紙」が新しい設定値「81〜105g/m2 非コート紙」に書き換えられた画像である。 図23は用紙カールの調整のタイプを設定する画像である。 図24はクロストロールRcのNIP圧を設定する画像である。 図25は、前記図19の全ての用紙種類・パラメータ設定値が新しく設定された状態を示す画像である。 図26は、前記図18の用紙紙種に設定されていた「60〜80g/m2 非コート紙」が新しく設定された「81〜105g/m2 非コート紙」に変わっている。 図27はアライメント補正タイプを選択する画像である。 図28はこれから設定するパラメータをタイプ10として記憶することを指定した画像である。 図29はアライメント補正タイプ10にパラメータを設定する初期画像である。 図30はアライメント補正タイプ10のリードレジ調節用のパラメータを設定する画像である。 図31はアライメント補正タイプ10のサイドスキュー調節用のパラメータを設定する画像である。 図32は図29の「リードレジ」、「サイドレジ」、「サイドスキュー」等の設定する必要があるパラメータの設定を行った状態を示す図である。 図33は前記図14の仕様設定画像と同じ画像である。 図34は前記図10の初期画像と同様の初期画像であり、給紙トレイTR14に設定されているトレイスイッチに、ユーザが設定した用紙種類・パラメータが設定されている状態であることを表示している画像である。 図35は実際の画像記録装置を使用し、用紙の幅方向の一側縁の向きが画像記録位置において一定となるように制御し且つ用紙の前後端を入れ替えるように用紙を反転して用紙両面に画像記録する場合の従来技術の説明図であり、図35Aは給紙トレイに収容されている用紙を示す図、図35Bは給紙トレイから取り出した用紙を搬送する途中の状態を示す図、図35Cは用紙ガイドおよびレジローラを通過する用紙の状態を示す図、図35Dは用紙の1面目にトナー像が転写されながら転写領域(用紙への画像記録位置)を通過する用紙の状態を示す図、図35Eは1面目のトナー像が転写された用紙が定着領域を通過する状態を示す図、図35Fは1面目のトナー像が転写、定着された用紙を用紙搬送方向の前後端が入れ代わるように反転させた状態を示す図、図35Gは反転した用紙が用紙ガイドおよびレジローラを通過する状態を示す図、図35Hは前記反転用紙が2面目にトナー像を転写されながら転写領域(用紙への画像記録位置)を通過する状態を示す図、図35Iは用紙の両面にトナー像が転写された状態を示す図である。
符号の説明
A…用紙位置調節領域、
C6A…用紙種類・パラメータ設定画像表示手段、
C6A5a…用紙種類・パラメータ入力結果表示手段、
C6B…ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段、
C7…搬送部材調節手段、
Gs…用紙側縁ガイド(サイドガイド)、
Q4…画像記録位置、
Rc…クロストロール、
Rr…レジロール、
SG,Rc,21,22…用紙搬送部材、
TH1…用紙排出トレイ、
TR1〜TR4…給紙トレイ、
TS…用紙種類・パラメータ選択部材、
UI…ユーザインタフェース、
UI1…表示部、
UI1a…用紙種類・パラメータ設定モード選択部材、
UI1b…用紙種類設定用入力部材、
UI1c…搬送部材調節用パラメータ入力部材、
6,10,21e,22e…搬送用調節部材、
6…ガイド位置調節部材
10…ニップ圧調節部材、
21e,22e…カール補正量調節部材、


Claims (7)

  1. 下記の構成要件(A01)〜(A07)を備えた画像形成装置、
    (A01)給紙トレイに収容された用紙を取り出して用紙位置調節領域、用紙への画像記録を行う画像記録位置、および用紙排出トレイに順次搬送する用紙搬送装置であって、複数の用紙搬送部材および前記複数の各用紙搬送部材の位置または動作を調節するための搬送用調節部材を有する前記用紙搬送装置、
    (A02)画像記録動作時に使用する用紙種類に応じて前記各用紙搬送部材の位置または動作を調節するための搬送部材調節用パラメータを設定するための用紙種類・パラメータ設定画像を表示する表示部と、画像記録動作時に使用する用紙の種類に応じて前記搬送部材調節用パラメータを設定することが可能な用紙種類・パラメータ設定モードを選択する用紙種類・パラメータ設定モード選択部材と、前記用紙種類・パラメータ設定画像が表示されている状態で用紙種類を設定するときに入力される用紙種類設定用入力部材と前記搬送部材調節用パラメータを設定するときに入力されるパラメータ搬送部材調節用パラメータ入力部材と、を有するユーザインタフェース、
    (A03)前記用紙種類・パラメータ設定モード選択部材により前記用紙種類・パラメータ設定モードが選択されたときに、前記用紙種類・パラメータ設定画像を前記表示部に表示する用紙種類・パラメータ設定画像表示手段、
    (A04)前記用紙種類・パラメータ設定画像が表示されている状態で、前記用紙種類設定用入力部材からのユーザの入力が有った場合に前記ユーザの入力に応じて定まる用紙種類を前記用紙種類・パラメータ設定画像の所定の位置に表示する用紙種類表示手段と、前記搬送部材調節用パラメータ入力部材からのユーザの入力が有った場合に前記ユーザの入力に応じて定まる搬送部材調節用パラメータを前記用紙種類・パラメータ設定画像の所定の位置に表示する搬送部材調節用パラメータ表示手段とを有する用紙種類・パラメータ入力結果表示手段、
    (A05)前記用紙種類・パラメータ入力結果表示手段により前記表示部に表示され且つユーザにより設定された用紙種類および搬送部材調節用パラメータをユーザ設定用紙種類・パラメータとして記憶するユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段であって、複数の異なる用紙種類に対応する前記複数のユーザ設定用紙種類・パラメータを記憶する前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段、
    (A06)画像記録動作時に使用する用紙種類および前記用紙種類に対する搬送部材調節用パラメータを選択するための用紙種類・パラメータ選択部材であって、前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段に記憶された複数のユーザ設定用紙種類・パラメータを選択可能な前記用紙種類・パラメータ選択部材、
    (A07)前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ選択部材により選択されたユーザ設定用紙種類・パラメータに応じて、前記搬送用調節部材の動作を制御して画像記録動作時の用紙搬送部材の位置または動作を調節する搬送部材調節手段。
  2. 下記の構成要件(A08),(A09)を備えた請求項1記載の画像形成装置、
    (A08)画像記録動作時に使用する用紙種類および前記用紙種類に対する搬送部材調節用パラメータを選択するための用紙種類・パラメータ選択画像を前記表示部に表示する用紙種類・パラメータ選択画像表示手段であって、前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段に記憶された複数のユーザ設定用紙種類・パラメータを選択可能に表示する前記用紙種類・パラメータ選択画像表示手段、
    (A09)前記表示部に表示された複数のユーザ設定用紙種類・パラメータの中から画像記録する用紙種類に対するユーザ設定用紙種類・パラメータを選択可能な前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ選択部材。
  3. 下記の構成要件(A010)〜(A012)を備えた請求項1または2記載の画像形成装置、
    (A010)搬送されてきた用紙の一側縁を用紙搬送方向にガイドする用紙側縁ガイドと、搬送されてきた用紙の一側縁を前記用紙側縁ガイドに当接させるために前記用紙を斜行させながら用紙搬送方向に搬送するクロストロールと、前記用紙側縁ガイドとクロストロールとにより一側縁がガイドされながら搬送されてきた用紙を所定のタイミングで前記画像記録位置に搬送するレジロールとを有する前記用紙搬送装置であって、前記用紙位置調節領域に配置され且つ前記用紙搬送部材として構成された前記用紙側縁ガイド、前記クロストロール、および前記レジロールを有する前記用紙搬送装置、
    (A011)クロストロールのニップ圧を調節するニップ圧調節部材により構成される前記搬送用調節部材、
    (A012)前記クロストロールのニップ圧を搬送部材調節用パラメータとして、前記用紙種類・パラメータ設定画像中に表示する前記用紙種類・パラメータ設定画像表示手段。
  4. 下記の構成要件(A013),(A014)を備えた請求項3記載の画像形成装置、
    (A013)用紙側縁ガイドの用紙ガイド面を用紙搬送方向に対して傾斜させる用紙側縁ガイド位置調整部材により構成される前記搬送用調節部材、
    (A014)前記用紙ガイド面の用紙搬送方向に対する傾斜角度を、搬送部材調節用パラメータとして、前記用紙種類・パラメータ設定画像中に表示する前記用紙種類・パラメータ設定画像表示手段。
  5. 下記の構成要件(A015)〜(A017)を備えた請求項3または4記載の画像形成装置、
    (A015)前記用紙排出トレイの用紙搬送方向上流側に配置され且つ画像記録された用紙を搬送しながら前記用紙のカールを補正するカール補正部材により構成される前記用紙搬送部材、
    (A016)前記用紙のカールの補正量を調節するカール補正量調節部材により構成される前記搬送用調節部材、
    (A017)前記カール補正量を、搬送部材調節用パラメータとして、前記用紙種類・パラメータ設定画像中に表示する前記用紙種類・パラメータ設定画像表示手段。
  6. 下記の構成要件(A01′),(A02′),(A05′)を備えた画像形成装置、
    (A01′)複数の各用紙搬送部材の位置または動作を調節するための搬送用調節部材を有する用紙搬送装置、
    (A02′)画像記録動作時に使用する用紙種類に応じて前記各用紙搬送部材の位置または動作を調節するための搬送部材調節用パラメータを設定するための用紙種類・パラメータ設定画像を表示する表示部と、前記用紙種類・パラメータ設定画像が表示されている状態で用紙種類・パラメータを設定するときに入力される用紙種類・パラメータ入力部材と、を有するユーザインタフェース、
    (A05′)前記用紙種類・パラメータ入力部材からユーザが入力して設定された用紙種類および搬送部材調節用パラメータをユーザ設定用紙種類・パラメータとして記憶するユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段。
  7. 下記の構成要件(A06′),(A07)を備えた請求項6記載の画像形成装置、
    (A06′)前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ記憶手段に記憶された複数のユーザ設定用紙種類・パラメータを選択可能な前記用紙種類・パラメータ選択部材、
    (A07)前記ユーザ設定用紙種類・パラメータ選択部材により選択されたユーザ設定用紙種類・パラメータに応じて、前記搬送用調節部材の動作を制御して画像記録動作時の用紙搬送部材の位置または動作を調節する搬送部材調節手段。

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