JP2009116105A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低温環境下において記録用紙の搬送速度が低下した場合でも、紙詰まりが発生したと誤判断して印刷処理を停止せず、印刷処理を継続する画像形成装置を提供すること。
【解決手段】中間転写処理時間制御部53は、温度センサ41が測定した温度が10℃以下になると、転写部52を制御し、中間転写処理時間を延ばして、記録用紙に中間転写ベルト25a上に積層化したトナー像を転写する処理の開始タイミングと記録用紙が転写ローラ26に給紙されるタイミングとを一致させる。
【選択図】図2
【解決手段】中間転写処理時間制御部53は、温度センサ41が測定した温度が10℃以下になると、転写部52を制御し、中間転写処理時間を延ばして、記録用紙に中間転写ベルト25a上に積層化したトナー像を転写する処理の開始タイミングと記録用紙が転写ローラ26に給紙されるタイミングとを一致させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置、特に、低温時における印刷速度の制御が可能な画像形成装置に関する。
従来から、タンデム型中間転写方式の画像形成装置が様々提案されている(特許文献1参照)。
前記画像形成装置は、原稿画像データに応じて感光体ドラムを光走査することで、当該感光体ドラムに静電潜像を形成し、当該静電潜像をトナーにより顕像化する。顕像化したトナー像を中間転写ベルトに転写する作業をYMCK毎に実行し、積層化したトナー像を形成する。前記トナー像が転写された中間転写ベルトは、転写ローラに達して記録用紙に当該トナー像を転写する。
また、前記中間転写ベルトに転写されたトナー像が転写ローラに達するタイミングにあわせて記録用紙を当該転写ローラに給紙するために該転写ローラに近接してレジストローラが設けられ、当該レジストローラによって前記タイミング合わせが行われる。
特開2006−285007号公報
前記画像形成装置は、原稿画像データに応じて感光体ドラムを光走査することで、当該感光体ドラムに静電潜像を形成し、当該静電潜像をトナーにより顕像化する。顕像化したトナー像を中間転写ベルトに転写する作業をYMCK毎に実行し、積層化したトナー像を形成する。前記トナー像が転写された中間転写ベルトは、転写ローラに達して記録用紙に当該トナー像を転写する。
また、前記中間転写ベルトに転写されたトナー像が転写ローラに達するタイミングにあわせて記録用紙を当該転写ローラに給紙するために該転写ローラに近接してレジストローラが設けられ、当該レジストローラによって前記タイミング合わせが行われる。
しかし、画像形成装置の内部、特に、記録用紙搬送経路付近の温度が低下すると、記録用紙を搬送する搬送ローラの摩擦係数の低下、記録用紙の材質等により、記録用紙の搬送速度が低下する。
一方、前述のように温度が低下しても、前記光走査の開始から、前記中間転写ベルトに転写されたトナー像を前記記録用紙に転写する処理を開始するまでの処理時間は変化せず一定である。
一方、前述のように温度が低下しても、前記光走査の開始から、前記中間転写ベルトに転写されたトナー像を前記記録用紙に転写する処理を開始するまでの処理時間は変化せず一定である。
このような状況下で、印刷を実行すると、前述したように、記録用紙の搬送速度が低下しているため、中間転写ベルト上に積層化したトナー像を記録用紙に転写する処理を開始するタイミングなのにもかかわらず、記録用紙が転写ローラに給紙されないことがある。すなわち、記録用紙に中間転写ベルト上の積層化されたトナー像を転写する処理を開始するタイミングと記録用紙が転写ローラに給紙されるタイミングとが一致しない。
この場合、画像形成装置は、紙詰まり(給紙遅延ジャム)が発生したと誤判断して、エラーを報知し、印刷処理を停止させてしまうという問題があった。
この場合、画像形成装置は、紙詰まり(給紙遅延ジャム)が発生したと誤判断して、エラーを報知し、印刷処理を停止させてしまうという問題があった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、低温環境下において記録用紙の搬送速度が低下した場合でも、紙詰まりが発生したと誤判断して印刷処理を停止せず、印刷処理を継続する画像形成装置を提供することを目的とする。
第1の技術手段は、感光体ドラムを光走査して静電潜像を形成し、トナーにより顕像化された前記静電潜像を転写材に転写し、当該転写材に転写されたトナー像を、記録用紙に転写することで印刷処理を実行する中間転写方式を備えた画像形成装置において、画像形成装置の内部温度を測定する温度センサ、及び、前記光走査の開始タイミングを制御する制御部を備え、前記温度センサが測定した内部温度が所定の温度以下の場合に、前記開始タイミングを延ばすことにより、前記記録用紙にトナー像を転写する処理を開始するタイミングと記録用紙が前記転写ローラに給紙されるタイミングとを一致させることを特徴とする画像形成装置である。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記温度センサは、記録用紙の搬送経路の近傍に設けられていることを特徴とする。
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、給紙トレイの記録用紙が前記搬送経路のレジストローラに搬送されるまでの時間を計測するセンサを有し、当該時間が所定の時間以上の場合には、前記開始タイミングを延ばすことを特徴とする。
第4の技術手段は、第1〜第3のいずれかの技術手段において、前記中間転写方式は、タンデム型の中間転写方式であることを特徴する。
本発明により、低温環境下において記録用紙の搬送速度が低下した場合でも、紙詰まりが発生したと誤判断して印刷処理を停止せず、印刷処理を継続することができるので、利用者の利便性が向上する。
(実施例1)
図1は、本発明に係わる画像形成装置1の概要を説明するための全体断面図である。
画像形成装置1は、中間転写方式の画像形成装置で、所定の記録用紙に対して単色及び多色の画像を形成する。
図1は、本発明に係わる画像形成装置1の概要を説明するための全体断面図である。
画像形成装置1は、中間転写方式の画像形成装置で、所定の記録用紙に対して単色及び多色の画像を形成する。
10は、画像形成装置1の上部に設けられた原稿載置台で、ガラス等透光性の部材から構成され、原稿の読取面を押圧する。
11は、原稿載置台10を覆うための原稿カバー部で、矢印M方向に回動自在に構成され、原稿カバー部11を開放することにより原稿を手置きで原稿載置台10に置くことができる。
11は、原稿載置台10を覆うための原稿カバー部で、矢印M方向に回動自在に構成され、原稿カバー部11を開放することにより原稿を手置きで原稿載置台10に置くことができる。
原稿カバー部11には、原稿載置台10上に自動で原稿を搬送するための自動原稿搬送装置12が設けられている。
20は、画像形成装置1の下部に設けられたLSU(レーザ光露光装置)で、LD(図示しない)が出射したレーザ光により、帯電された感光体ドラム21(Y用感光体ドラム21y、M用感光体ドラム21m、C用感光体ドラム21c、K用感光体ドラム21k)を光走査することで、原稿画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム21上に形成する。
22は、感光体ドラム21の近傍に設けられた帯電器で、感光体ドラム21の表面を所定の電位に均一に帯電させる。
23は、感光体ドラム21の近傍に設けられた現像器で、各感光体ドラム21上に形成された静電潜像をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー(図示しない)により顕像化するものである。
24は、感光体ドラム21の近傍に設けられたクリーナユニットで、現像及び画像転写後における感光体ドラム21の表面に残留したトナーを除去、回収する。
感光体ドラム21、帯電器22、現像器23、クリーナユニット24は、各色に応じて、それぞれ4個ずつ設けられている。
25は、感光体ドラム21の上方に配置されている中間転写ベルトユニットで、後述の中間転写ベルト25a、中間転写ベルト駆動ローラ25b、中間転写ベルト従動ローラ25c、中間転写ローラ25d、及び、中間転写ベルトクリーニングユニット25eから構成される。
中間転写ベルト25aは、中間転写ベルト25aを駆動する中間転写ベルト駆動ローラ25b、中間転写ベルト25aを裏側から支持する中間転写ベルト従動ローラ25c、及び、中間転写ベルト25aの裏側に接触するように配設された中間転写ローラ25dにより張架されて回転駆動され、感光体ドラム21に接触する。
中間転写ローラ25dに対して、高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加され、印加された転写バイアスにより、感光体ドラム21のトナー像が中間転写ベルト25aに転写される。なお、中間転写ローラ25dは、YMCK各色の各色に対応して4本設けられている。
このようにして、各感光体ドラム21上で各色相に応じて顕像化された静電像は、中間転写ベルト25aで積層される。
このようにして積層されたトナー像は、中間転写ベルト25a、及び、記録用紙と中間転写ベルト25aの接触位置に配置される転写ローラ26によって記録用紙上に転写される。
このようにして積層されたトナー像は、中間転写ベルト25a、及び、記録用紙と中間転写ベルト25aの接触位置に配置される転写ローラ26によって記録用紙上に転写される。
なお、転写ローラ26により記録用紙上に転写されなかった、中間転写ベルト25a上の残存トナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるため、中間転写ベルトクリーニングユニット25eにより、除去、回収される。
27aは、LSU20の下側に設けられた給紙カセットで、記録用紙を蓄積しておくためのトレイである。なお、画像形成装置1の外側に設けられた手差し給紙カセット27bにも記録用紙を置くことができる。
28は、画像形成装置1の上部に設けられた排紙トレイで、印刷済みの記録用紙がフェイスダウンで集積される。
30は、給紙カセット27a等に載置された記録用紙を後述のレジストローラに搬送するピックアップローラ30a、搬送ローラ31a等から構成される搬送部である。
ピックアップローラ30aは、給紙カセット27aの端部近傍に備えられ、給紙カセット27aから記録用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送経路Sに供給する。
同様に、ピックアップローラ30bは、手差し給紙カセット27bの端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット27bから記録用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送経路Sに供給する。
ピックアップローラ30aは、給紙カセット27aの端部近傍に備えられ、給紙カセット27aから記録用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送経路Sに供給する。
同様に、ピックアップローラ30bは、手差し給紙カセット27bの端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット27bから記録用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送経路Sに供給する。
搬送ローラ31a〜31dは、記録用紙の搬送を促進、補助するための小型のローラであり、用紙搬送経路Sに沿って複数設けられている。
レジストローラ32は、搬送された記録用紙を保持し、中間転写ベルト25a上に積層されたトナー像の先端と記録用紙の先端を合わせるタイミングで、記録用紙を転写ローラ26に給紙する機能を有している。
定着ユニット33は、記録用紙を挟んで回転するように配設されたヒートローラ33a、加圧ローラ33b、及び、ヒートローラ33aを外部から加熱するための外部加熱ベルト33c等から構成される。
ヒートローラ33aは、加圧ローラ33bとともにトナーを記録用紙に熱圧着することにより、記録用紙に転写された多色トナー像を溶融、混合、圧接し、記録用紙に対して熱定着させる機能を有している。なお、熱圧着するために必要な熱は、外部加熱ベルト33cを介して供給される。
41は、画像形成装置1の内部温度、特に、搬送部30を構成する記録用紙の搬送に係わるローラ、つまり、ピックアップローラ30a、搬送ローラ31a等の温度を測定する温度センサで、用紙搬送経路Sの近傍に設けられる。
なお、温度センサ41が温度を測定するタイミングは、画像形成装置1の電源を投入してから、所定間隔、例えば、30分毎であってもよいし、コピー開始ボタンの押下時であってもよく任意である。
なお、温度センサ41が温度を測定するタイミングは、画像形成装置1の電源を投入してから、所定間隔、例えば、30分毎であってもよいし、コピー開始ボタンの押下時であってもよく任意である。
本発明では、温度センサで測定した搬送部30の温度を基にして、YMCK各色の感光体ドラム(21y〜21k)を光走査して静電潜像を形成し、トナーにより顕像化した当該静電潜像を、中間転写ベルト25aに転写し、さらに、当該転写されたトナー像を記録用紙に転写する処理を開始するまでの処理時間(以下、中間転写処理時間と記す)を制御する。
図2は、本発明に係わる画像形成装置1を説明するためのブロック図である。
51は、印刷用原稿を読み取り、原稿画像データとして転写部52に出力する原稿読取部である。
転写部52は、LSU20、感光体ドラム21、中間転写ベルト25a等の転写処理に係わる装置により構成され、原稿読取部51が出力する原稿画像データに所定の画像処理を施し、感光体ドラム21上に静電潜像を形成し、トナーにより顕像化した当該静電潜像を中間転写ベルト25aに転写し、さらに、当該転写されたトナー像を記録用紙に転写する処理を実行する。また、温度センサ41が測定した搬送部30の温度を基に中間転写処理時間を制御する中間転写処理時間制御部53を有する。なお、中間転写処理時間制御部53については、後に詳述する。
51は、印刷用原稿を読み取り、原稿画像データとして転写部52に出力する原稿読取部である。
転写部52は、LSU20、感光体ドラム21、中間転写ベルト25a等の転写処理に係わる装置により構成され、原稿読取部51が出力する原稿画像データに所定の画像処理を施し、感光体ドラム21上に静電潜像を形成し、トナーにより顕像化した当該静電潜像を中間転写ベルト25aに転写し、さらに、当該転写されたトナー像を記録用紙に転写する処理を実行する。また、温度センサ41が測定した搬送部30の温度を基に中間転写処理時間を制御する中間転写処理時間制御部53を有する。なお、中間転写処理時間制御部53については、後に詳述する。
54は、画像形成装置1を操作する操作パネルで、55は、各機能ブロックを制御するCPUである。なお、画像形成装置1は、ネットワーク等を介して他のPC、FAX等と通信可能である。
ここで、中間転写処理時間制御部53について説明する。
一般的に、搬送部30を構成する、記録用紙の搬送に係わるローラ、つまり、ピックアップローラ30a、搬送ローラ31a等の温度が10℃以下に低下すると、当該ローラの摩擦係数が小さくなり、記録用紙の搬送能力が大きく低下する。
しかし、中間転写処理時間に関しては、前記温度低下による影響を殆ど受けず一定である。
そのため、前述したように、記録用紙に中間転写ベルト25a上に積層化したトナー像を転写する処理を開始するタイミングと記録用紙が転写ローラ26に給紙されるタイミングとが一致しなくなるため、画像形成装置1は、紙詰まりが発生したと誤判断して印刷処理を停止させてしまう。
一般的に、搬送部30を構成する、記録用紙の搬送に係わるローラ、つまり、ピックアップローラ30a、搬送ローラ31a等の温度が10℃以下に低下すると、当該ローラの摩擦係数が小さくなり、記録用紙の搬送能力が大きく低下する。
しかし、中間転写処理時間に関しては、前記温度低下による影響を殆ど受けず一定である。
そのため、前述したように、記録用紙に中間転写ベルト25a上に積層化したトナー像を転写する処理を開始するタイミングと記録用紙が転写ローラ26に給紙されるタイミングとが一致しなくなるため、画像形成装置1は、紙詰まりが発生したと誤判断して印刷処理を停止させてしまう。
そこで、中間転写処理時間制御部53は、温度センサ41が測定した温度が10℃以下になると、転写部52を制御し、中間転写処理時間を延ばして、記録用紙に中間転写ベルト25a上に積層化したトナー像を転写する処理を開始するタイミングと記録用紙が転写ローラ26に給紙されるタイミングとを一致させる。具体的には、単位時間あたりの最大コピー枚数、すなわちCPM(Copy Per Minute)を少なくする。例えば、画像形成装置1のCPMが“35”の場合には、当該CPMから“1”〜“2”減算し、CPMを“33”〜“34”にする。
中間転写処理時間を延ばす方法としては、感光体ドラム21を光走査する開始タイミングを遅く制御する(延ばす)方法などの様々な方法を採用することができる。
図3は、中間転写処理時間の制御を説明するためのフロー図である。
まず、温度センサ41が搬送部30の温度を測定する(ステップS1)。
次に、中間転写処理時間制御部53は、測定温度が10℃以下か判定する(ステップS2)。前記温度が10℃以下の場合には(ステップS2/YES)、中間転写処理時間制御部53は、中間転写処理時間を延ばし、CPMを“1”〜“2”低下させるように転写部52を制御する(ステップS3)。
以後、低下させたCPMで印刷処理を実行する。
まず、温度センサ41が搬送部30の温度を測定する(ステップS1)。
次に、中間転写処理時間制御部53は、測定温度が10℃以下か判定する(ステップS2)。前記温度が10℃以下の場合には(ステップS2/YES)、中間転写処理時間制御部53は、中間転写処理時間を延ばし、CPMを“1”〜“2”低下させるように転写部52を制御する(ステップS3)。
以後、低下させたCPMで印刷処理を実行する。
(実施例2)
搬送に係わるローラの温度が10℃以下に低下しても、記録用紙の材質等によっては、記録用紙の搬送能力が低下しない場合もあり得る。このような場合に、CPMを低下させて、印刷処理を継続すると、ユーザの利便性を損なうことになる。
搬送に係わるローラの温度が10℃以下に低下しても、記録用紙の材質等によっては、記録用紙の搬送能力が低下しない場合もあり得る。このような場合に、CPMを低下させて、印刷処理を継続すると、ユーザの利便性を損なうことになる。
そこで、実施例2では、搬送に係わるローラの温度、及び、記録用紙が、給紙カセット27a又は手差し給紙カセット27bからレジストローラ32に搬送されるまでの搬送時間を基準にして中間転写処理時間を制御する画像形成装置1について説明する。
前記制御を実現するためには、前記搬送時間を測定する搬送時間センサを画像形成装置1に設ける。
そして、中間転写処理時間制御部53は、前述のように温度低下により中間転写処理時間を延ばしたとしても、前記搬送時間が、所定の時間、つまり、所定の閾値以下の場合には、延ばした中間転写処理時間を元に戻して、印刷を実行する。なお、前記所定の閾値は、画像形成装置毎に異なり、任意に設定される。
そして、中間転写処理時間制御部53は、前述のように温度低下により中間転写処理時間を延ばしたとしても、前記搬送時間が、所定の時間、つまり、所定の閾値以下の場合には、延ばした中間転写処理時間を元に戻して、印刷を実行する。なお、前記所定の閾値は、画像形成装置毎に異なり、任意に設定される。
前記制御を図4のフロー図を用いて説明する。
まず、搬送部30の温度に基づき、中間転写処理時間を制御し(ステップS11〜ステップS13)、1枚目の記録用紙の印刷を実行する(ステップS14)。
まず、搬送部30の温度に基づき、中間転写処理時間を制御し(ステップS11〜ステップS13)、1枚目の記録用紙の印刷を実行する(ステップS14)。
同時に、前記1枚目の記録用紙の搬送時間を測定し(ステップS15)、測定した搬送時間が所定の閾値以下か判定する(ステップS16)。
所定の閾値以下の場合(ステップS16/YES)、つまり、搬送速度が低下している場合、延ばした中間転写処理時間で印刷を継続する(ステップS17)。
所定の閾値を超えている場合(ステップS16/NO)、つまり、搬送速度が低下していない場合、延ばした中間転写処理時間を元に戻して、印刷を継続する(ステップS18)。
所定の閾値以下の場合(ステップS16/YES)、つまり、搬送速度が低下している場合、延ばした中間転写処理時間で印刷を継続する(ステップS17)。
所定の閾値を超えている場合(ステップS16/NO)、つまり、搬送速度が低下していない場合、延ばした中間転写処理時間を元に戻して、印刷を継続する(ステップS18)。
本発明では、搬送部30の温度が10℃以下の場合に、中間転写処理時間を延ばすように制御したが、搬送ローラの材質等によっては当該温度が変動するので、最適な温度を任意に設定できるようにすることが好ましい。
1…画像形成装置、10…原稿載置台、11…原稿カバー部、12…自動原稿搬送装置、20…LSU、21…感光体ドラム、22…帯電器、23…現像器、24…クリーナユニット、25…中間転写ベルトユニット、25a…中間転写ベルト、25b…中間転写ベルト駆動ローラ、25c…中間転写ベルト従動ローラ、25d…中間転写ローラ、25e…中間転写ベルトクリーニングユニット、26…転写ローラ、27a,27b…給紙カセット、28…排紙トレイ、30…給紙部、30a,30b…ピックアップローラ、31a〜31d…搬送ローラ、32…レジストローラ、33…定着ユニット、33a…ヒートローラ、33b…加圧ローラ、33c…外部加熱ベルト、41…温度センサ、51…原稿読取部、52…転写部、53…中間転写処理時間制御部、54…操作パネル、55…CPU。
Claims (4)
- 感光体ドラムを光走査して静電潜像を形成し、トナーにより顕像化された前記静電潜像を転写材に転写し、当該転写材に転写されたトナー像を、記録用紙に転写することで印刷処理を実行する中間転写方式を備えた画像形成装置において、
画像形成装置の内部温度を測定する温度センサ、及び、
前記光走査の開始タイミングを制御する制御部を備え、
前記温度センサが測定した内部温度が所定の温度以下の場合に、前記開始タイミングを延ばすことにより、前記記録用紙にトナー像を転写する処理を開始するタイミングと記録用紙が前記転写ローラに給紙されるタイミングとを一致させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記温度センサは、記録用紙の搬送経路の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 給紙トレイの記録用紙が前記搬送経路のレジストローラに搬送されるまでの時間を計測するセンサを有し、当該時間が所定の時間以上の場合には、前記開始タイミングを延ばすことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記中間転写方式は、タンデム型の中間転写方式であることを特徴する請求項1〜3のいずれか1に記載の画像形成装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011059465A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Oki Data Corp | 画像処理装置 |
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- 2007-11-07 JP JP2007289947A patent/JP2009116105A/ja active Pending
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JP2011059465A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Oki Data Corp | 画像処理装置 |
US9158259B2 (en) | 2009-09-11 | 2015-10-13 | Oki Data Corporation | Image processing apparatus |
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