JP5428731B2 - 画像書込装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像書込装置および画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置において、画像を書き込む画像書込装置に関して、以下の特許文献1、2に記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての特開平8−262829号公報には、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの画像の位置合わせをする場合に、ブラックの基準線(K0〜K10)を10ドットのピッチで印刷し、その他の色の色ズレ検出線(L0〜L10)を9ドットのピッチで印刷して、基準線(K0〜K10)と色ズレ検出線(L0〜L10)とが一直線上に並んだものをオペレータが目視で探して確認して、色ズレの調整を行う技術が記載されている。
特許文献2としての特開2000−35704号公報には、マゼンタを基準色として、マゼンタに対するイエロー、シアン、ブラックの色ズレを検出する場合に、4本の線からなるマゼンタの基準パターン(502)と、4本の線が1組の画像を1ドットずつずらして形成された他の色の色ズレパターン(503)とが合成された合成パターンの濃度を、中間転写体(9)上で濃度センサ(9c)で検出して、濃度センサ(9c)の出力が最小となるものがズレがないと判別する技術が記載されている。
特開平8−262829号公報(「0018」〜「0022」、図2〜図4) 特開2000−35704号公報(「0043」〜「0083」、図5〜図10)
本発明は、幅方向にずれた位置に配置された複数の画像書込装置を使用して画像を書き込む場合に、繋ぎ目のズレを抑えることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1記載の発明の画像書込装置は、
回転する像保持体に対して、前記像保持体表面の幅方向の一部に設定された第1の書込可能領域に対して画像を書き込み可能な第1の書込部材と、
前記第1の書込部材よりも前記像保持体の回転方向に対してずれた位置に配置され、且つ、前記第1の書込可能領域と一部が重複する繋ぎ目領域を有し且つ前記第1の書込可能領域に対して前記像保持体表面の幅方向にずれた第2の書込可能領域に対して画像を書き込み可能な第2の書込部材と、
前記第1の書込部材を制御して、前記繋ぎ目領域のうち前記第1の書込部材側の予め設定された領域に対して、前記像保持体表面に画像を書き込む第1の書込制御手段と、
前記第1の書込部材が書き込んだ画像に対して幅方向に繋がるように、予め設定された書込時間だけずらして前記第2の書込部材を制御して、前記繋ぎ目領域のうち前記第1の書込部材が画像を書き込む領域を除く前記第2の書込部材側の領域に対して、前記像保持体表面に画像を書き込む第2の書込制御手段と、
前記書込時間を調整する場合に、前記第1の書込部材を作動させて、予め設定された調整間隔をあけて少なくとも前記繋ぎ目領域に調整画像を書き込むと共に、前記第2の書込部材を作動させて、前記第1の書込部材に対する前記書込時間を変更しながら、前記調整間隔をあけて少なくとも前記繋ぎ目領域における前記第1の書込部材が書き込む幅方向の領域に重複させて前記調整画像を書き込む調整画像書込手段と、
前記繋ぎ目領域の濃度に基づいて、繋ぎ目のズレが最小の前記書込時間を、画像形成に使用する書込時間として設定する書込時間設定手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像書込装置において、
前記像保持体の半回転分以上の期間、書込時間を固定して前記調整画像を書き込む前記調整画像書込手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像書込装置において、
前記第2の書込部材の最小分解能に基づいて、前記書込時間を変更しながら書き込む前記調整画像書込手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像書込装置において、
前記繋ぎ目領域の濃度が最も小さい場合に、繋ぎ目のズレが最小と判別する繋ぎ目判別手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像書込装置において、
前記繋ぎ目領域の濃度ムラが最小の場合に、繋ぎ目のズレが最小と判別する繋ぎ目判別手段、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項6に記載の発明の画像形成装置は、
像保持体と、
前記像保持体表面に潜像を形成する請求項1ないし5のいずれかに記載の画像書込装置と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する現像装置と、
前記像保持体表面の可視像を媒体に転写する転写装置と、
前記媒体に転写された可視像を定着する定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、繋ぎ目領域の濃度に基づいて繋ぎ目のズレが最小の書込時間を設定しない構成に比べて、幅方向にずれた位置に配置された複数の画像書込装置を使用して画像を書き込む場合に、繋ぎ目のズレを抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、像保持体の半回転分以上の期間の繋ぎ目領域の濃度に基づかない場合に比べて、像保持体の偏心や回転ムラがあっても繋ぎ目のズレを抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、最小分解能に基づかない場合に比べて、高い精度で繋ぎ目のズレを抑えることができる。
請求項4に記載の発明によれば、繋ぎ目領域の濃度が最も小さい場合に繋ぎ目のズレが最小と判別できる。
請求項5に記載の発明によれば、繋ぎ目領域の濃度ムラが最も小さい場合に繋ぎ目のズレが最小と判別できる。
請求項6に記載の発明によれば、繋ぎ目領域の濃度に基づいて繋ぎ目のズレが最小の書込時間を設定しない構成に比べて、幅方向にずれた位置に配置された複数の画像書込装置を使用して画像を書き込む場合に、繋ぎ目のズレを抑えることができ、繋ぎ目のズレの抑えられた画像を形成することができる。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は実施例1の可視像形成部材の説明図である。 図3は実施例1の画像書込装置の説明図である。 図4は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図で示した図である。 図5は実施例1の繋ぎ目調整用の画像の説明図であり、図5Aは調整時間がゼロの状態の説明図、図5Bは調整時間が0.5ドット分遅れた状態の説明図、図5Cは調整時間が1ドット分遅れた状態の説明図、図5Dは調整時間が1.5ドット分遅れた状態の説明図、図5Eは調整時間が2ドット分遅れた状態の説明図、図5Fは調整時間が2.5ドット分遅れた状態の説明図、図5Gは調整時間が3ドット分遅れた状態の説明図、図5Hは調整時間が3.5ドット分遅れた状態の説明図である。 図6は実施例1の合成画像の拡大説明図であり、図6Aは繋ぎ目が一致している状態の説明図、図6Bは繋ぎ目が0.5ドット分ずれた状態の説明図、図6Cは繋ぎ目が1ドット分ずれた状態の説明図、図6Dは繋ぎ目が1.5ドット分ずれた状態の説明図、図6Eは繋ぎ目が2ドット分ずれた状態の説明図、図6Fは繋ぎ目が2.5ドット分ずれた状態の説明図、図6Gは繋ぎ目が3ドット分ずれた状態の説明図、図6Hは繋ぎ目が3.5ドット分ずれた状態の説明図である。 図7は合成画像の全体説明図であり、図7Aは繋ぎ目が一致している状態の説明図、図7Bは繋ぎ目が1ドット分ずれた状態の説明図、図7Cは部分的に繋ぎ目が合っている状態の説明図である。 図8は本発明の実施例1の繋ぎ目調整処理のフローチャートである。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、画像形成装置Uは、操作部の一例としてのユーザインタフェースUI、画像情報入力装置の一例としてのイメージ入力装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および用紙処理装置U4を有している。
前記ユーザインタフェースUIは、表示パネルUI0や、入力釦の一例としてコピースタートキーUI1、テンキーUI2、コピー枚数入力キーUI3、繋ぎ目調整開始キーUI4等を有している。
前記イメージ入力装置U1は、自動原稿搬送装置U1aおよび画像読取部の一例としてのイメージスキャナU1b等により構成されている。図1において、イメージ入力装置U1では、図示しない原稿を読取って画像情報に変換し、画像形成装置本体U3に入力する。
給紙装置U2は、複数の媒体収容部の一例としての給紙トレイTR1〜TR4や、前記各給紙トレイTR1〜TR4に収容された媒体の一例としての記録シートSを取り出して画像形成装置本体U3に搬送する給紙路SH1等を有している。
図1において、画像形成装置本体U3は、前記給紙装置U2から搬送された記録シートSに画像記録を行う画像記録部U3a、現像剤供給装置の一例としてのトナーディスペンサー装置U3b、および、搬送路の一例としてのシート搬送路SH2や、用紙排出路SH3、用紙反転路SH4、用紙循環路SH6等を有している。なお、前記画像記録部U3aについては後述する。
また、画像形成装置本体U3は、制御部の一例としてのコントローラC、および、前記コントローラCにより制御される潜像書込装置駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路D、前記コントローラCにより制御される電源回路E等を有している。
コントローラCにより作動を制御されるレーザ駆動回路Dは、前記イメージ入力装置U1から入力されたY:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の画像情報に応じたレーザ駆動信号を予め設定された時期に、画像書込装置の一例としての各色の潜像形成装置LHy,LHm,LHc,LHkに出力する。
前記各色の潜像形成装置LHy,LHm,LHc,LHkの下方には、像形成ユニット用の引出部材U3cが左右一対の案内部材R1,R1により、画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。
図2は実施例1の可視像形成部材の説明図である。
図1、図2において、K色の像保持体ユニットUkは、感光体Pk、放電器の一例としての帯電器CCk、および像保持体用清掃器の一例としてのクリーナCLkを有している。そして、他の色Y,M,Cの像保持体ユニットUy,Um,Ucも、像保持体の一例としての感光体Py,Pm,Pc、帯電器CCy,CCm,CCc、クリーナCLy,CLm,CLcを有している。なお、実施例1では、使用頻度の高く表面の磨耗が多いK色の感光体Pkは、他の色の感光体Py,Pm,Pcに比べて大径に構成され、高速回転対応および長寿命化がされている。
前記各像保持体ユニットUy,Um,Uc,Ukと現像ロールR0を有する現像器Gy,Gm,Gc,Gkとにより可視像形成部材Uy+Gy,Um+Gm,Uc+Gc,Uk+Gkが構成されている。前記像形成ユニット用の引出部材U3cには、前記像保持体ユニットUy,Um,Uc,Ukおよび現像器Gy,Gm,Gc,Gkが着脱可能に装着される。
図1において、感光体Py,Pm,Pc,Pkは、それぞれ帯電器CCy,CCm,CCc,CCkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置LHy,LHm,LHc,LHkの出力する画像書込光によりその表面に静電潜像が形成される。なお、実施例1の潜像形成装置LHy〜LHkは、書込素子の一例としてのLED:Light Emission Diodeが、感光体Py〜Pkの幅方向に沿って線上に配置された構成、いわゆるLEDヘッドにより構成されている。前記感光体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像器Gy,Gm,Gc,GkによりY:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の色のトナー像に現像される。
感光体Py,Pm,Pc,Pk表面上のトナー像は、一次転写器の一例としての一次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより、一次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kで、中間転写体の一例としての中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上に多色画像、いわゆる、カラー画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成されたカラー画像は、画像記録領域の一例としての二次転写領域Q4に搬送される。
なお、黒画像データのみの場合はK:黒の感光体Pkおよび現像器Gkのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。
一次転写後、感光体Py,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは像保持体用のクリーナCLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。
前記像形成ユニット用の引出部材U3cの下方には、中間転写体用の引出部材U3dが画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。前記中間転写体用の引出部材U3dにより、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが、前記感光体Py,Pm,Pc,Pkの下面に接触する上昇位置と前記下面から下方に離れた下降位置との間で昇降可能に支持されている。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aと、前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kとを有している。ベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aは、中間転写駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRd、張力付与部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfおよび二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aを有する。そして、前記中間転写ベルトBは、前記ベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aにより矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aの下方には2次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニットUtの二次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bは、前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに離隔および接触可能に配置されており、前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと接触する領域により、画像記録領域の一例としての2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バックアップロールT2aには電圧印加部材の一例としてのコンタクトロールT2cが当接しており、前記ロールT2a〜T2cにより2次転写器T2が構成されている。
前記コンタクトロールT2cにはコントローラCにより制御される電源回路から所定のタイミングでトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記ベルトモジュールBMの下方には、搬送路の一例としてのシート搬送路SH2が配置されている。前記給紙装置U2から給紙された記録シートSは、搬送部材の一例としての搬送ロールRaにより、給紙路SH1からシート搬送路SH2に搬送される。そして、搬送時期調節部材の一例であって、下流端揃え部材の一例としてのレジロールRrにより、トナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのに時期を合わせて、媒体案内部材SGr、転写前媒体案内部材SG1を通って2次転写領域Q4に搬送される。
なお、媒体案内部材SGrはレジロールRrとともに、画像形成装置本体U3に固定されている。
前記中間転写ベルトB上のトナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録シートSに転写される。なお、フルカラー画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録シートSに2次転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBにより清掃、すなわち、クリーニングされる。なお、前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCLBは、中間転写ベルトBと離隔および接触可能に支持されている。
前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1k、中間転写ベルトB、二次転写器T2、ベルトクリーナCLB等により、感光体Py〜Pk表面の画像を記録シートSに転写する転写装置T1+B+T2+CLBが構成されている。
前記可視像形成部材Uy+Gy〜Uk+Gk、転写装置T1+B+T2+CLBにより、実施例1の画像記録部U3aが構成されている。
トナー像が2次転写された前記記録シートSは、転写後媒体案内部材SG2、定着前媒体搬送部材の一例としての用紙搬送ベルトBHを通って定着装置Fに搬送される。前記定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有し、加熱ロールFhと加圧ロールFpとが圧接する領域により定着領域Q5が形成されている。
前記記録シートS上のトナー像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。前記定着装置Fの下流側には搬送路切替部材GT1が設けられている。前記搬送路切替部材GT1はシート搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録シートSを、用紙排出路SH3または用紙反転路SH4側のいずれかに選択的に切り替える。前記用紙排出路SH3に搬送された用紙Sは、用紙処理装置U4の用紙搬送路SH5に搬送される。
用紙搬送路SH5の途中には、カール補正装置U4aが配置されており、前記用紙搬送路SH5には搬送路切替部材の一例としての切替ゲートG4が配置されている。前記切替ゲートG4は、前記画像形成装置本体U3の用紙搬送路SH3から搬送された記録シートSを、湾曲、いわゆる、カールの方向に応じて、第1カール補正部材h1または第2カール補正部材h2のいずれかの側に搬送する。前記第1カール補正部材h1または第2カール補正部材h2に搬送された記録シートSは、通過時にカールが補正される。カールが補正された記録シートSは、排出部材の一例としての排出ロールRhから用紙処理装置U4の排出部の一例としての排出トレイTH1に用紙の画像定着面が上向きの状態、いわゆる、フェイスアップ状態で排出される。
前記搬送路切替部材GT1により画像形成装置本体U3の前記用紙反転路SH4側に搬送された記録シートSは、弾性薄膜状部材により構成された搬送方向規制部材、いわゆる、マイラーゲートGT2を押しのける形で通過して、画像形成装置本体U3の前記用紙反転路SH4に搬送される。
前記画像形成装置本体U3の用紙反転路SH4の下流端には、用紙循環路SH6および用紙処理装置U4の用紙反転路SH7が接続されており、その接続部にもマイラーゲートGT3が配置されている。前記切替ゲートGT1を通って用紙搬送路SH4に搬送された用紙は、前記マイラーゲートGT3を通過して用紙反転路SH7側に搬送される。両面印刷を行う場合には、用紙反転路SH4を搬送されてきた記録シートSは、前記マイラーゲートGT3をそのまま一旦通過して、用紙反転路SH7に搬送された後、逆方向に搬送、いわゆる、スイッチバックさせられると、マイラーゲートGT3により搬送方向が規制され、スイッチバックした記録シートSが用紙循環路SH6側に搬送される。前記用紙循環路SH6に搬送された記録シートSは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送される。
前記用紙反転路SH4、用紙循環路SH6、用紙反転路SH7などにより、実施例1の反転路の一例としてのシート反転路SH4+SH6+SH7が構成されている。
一方、用紙反転路SH4を搬送される記録シートSを、記録シートSの後端がマイラーゲートGT2を通過後、マイラーゲートGT3を通過する前に、スイッチバックすると、マイラーゲートGT2により記録シートSの搬送方向が規制され、記録シートSは表裏が反転された状態で用紙搬送路SH5に搬送される。表裏が反転された記録シートSは、カール補正装置U4aによりカールが補正された後、前記用紙処理装置U4の用紙排出トレイTH1に、用紙Sの画像定着面が下向きの状態、いわゆる、フェイスダウン状態で排出することができる。
前記符号SH1〜SH7で示された要素により媒体搬送路SHが構成されている。また、前記符号TR1〜TR4,SH,Ra,Rr,Rh,SGr,SG1,SG2,BH,GT1〜GT3,C等で示された要素により、媒体搬送装置の一例としてのシート搬送装置SUが構成されている。
(画像書込装置の説明)
図3は実施例1の画像書込装置の説明図である。
図2、図3において、実施例1の画像書込装置の一例としての潜像書込装置LHy〜LHkでは、感光体Py〜Pkの回転方向に対して、上流側に配置された第1の書込部材の一例としての上流ヘッド1と、上流ヘッド1の下流側に配置された第2の書込部材の一例としての下流ヘッド2とを有する。図3において、上流ヘッド1は、感光体Py〜Pkの最大画像の書込幅L1に対して、感光体Py〜Pkの幅方向の一部である前端部から中央部に設定された第1の書込可能領域L2に対して画像を書込可能に構成されている。また、下流ヘッド2は、感光体Py〜Pkの幅方向の一部である後端部から中央部に設定され、且つ、第1の書込可能領域L2に一部が重複する第2の書込可能領域L3に対して画像の一例としての潜像を書込可能に構成されている。
したがって、図3に示すように、実施例1では、第1の書込可能領域L2と第2の書込可能領域L3との重複領域により繋ぎ目領域の一例としてのオーバーラップ領域L4が構成されている。
なお、各ヘッド1,2は、共にオーバーラップ領域L4に潜像形成可能であるが、実際の画像形成動作時には、オーバーラップ領域L4の前側半分を上流ヘッド1で潜像形成し、オーバーラップ領域L4の後側半分を下流ヘッド2で潜像形成するように設定されている。したがって、実施例1の上流ヘッド1は、第1の書込可能領域L2に対して、第1書込可能領域L2の前端からオーバーラップ領域L4の前側半分までの第1の書込領域L2aに潜像を形成し、下流ヘッド2は、第2の書込可能領域L3に対して、第2書込可能領域L3の後端からオーバーラップ領域L4の後側半分までの第2の書込領域L3aに潜像を形成するように設定されている。
なお、実施例1では、最大画像の書込幅L1は、L1=615[mm]に設定されており、第1の書込可能領域L2および第2の書込可能領域L3は、L2=L3=314[mm]に設定されている。したがって、オーバーラップ領域L4は、L4=13[mm]に設定され、第1の書込領域L2aおよび第2の書込領域L3aは、L2a=L3a=307.5[mm]に設定されている。
また、図2において、実施例1の可視像形成装置Uy〜Ukでは、現像後、一次転写前の各感光体Py〜Pk表面の画像の濃度を検出する濃度検出部材の一例としての濃度センサ3が配置されている。
(実施例1のコントローラCの説明)
図4は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図で示した図である。
図4において、前記コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行う入出力信号調節部の一例としての入出力インターフェース、いわゆる、I/O、必要な処理を実行するためのプログラムおよびデータ等が記憶されたリードオンリーメモリ、いわゆる、ROM、必要なデータを一時的に記憶するためのランダムアクセスメモリ、いわゆる、RAM、前記ROMに記憶されたプログラムに応じた処理を行う中央演算処理装置、いわゆる、CPU、ならびにクロック発振器等を有する計算機の一例としてのコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(コントローラCに接続された信号入力要素)
前記コントローラCは、ユーザインタフェースUI、濃度センサ3等の信号入力要素からの信号が入力されている。
UI:ユーザインタフェース
前記ユーザインタフェースUIは、表示部の一例としての表示パネルUI0、複写開始釦の一例としてのコピースタートキーUI1、数字入力釦の一例としてのテンキーUI2、複写枚数入力釦の一例としてのコピー枚数入力キーUI3、繋ぎ目調整開始釦の一例としての繋ぎ目調整開始キーUI4等を備えており、それらが入力されたことを検出して、その検出信号をコントローラCに入力する。
3:濃度センサ
濃度センサ3は、感光体Py〜Pk表面に現像された画像の濃度を検出する。
(コントローラCに接続された制御要素)
また、コントローラCは、レーザ駆動回路D、メインモータ駆動回路D1、電源回路E、その他の制御要素に接続されており、それらの作動制御信号を出力している。
D:レーザ駆動回路
レーザ駆動回路Dは、潜像形成装置LHy〜LHkを制御して、潜像を形成する。
D1:メインモータ駆動回路
主駆動源についての駆動回路の一例としてのメインモータ駆動回路D1は、主駆動源の一例としてのメインモータM1を介して、感光体Py〜Pk、現像器Gy〜Gkの現像ロールR0、ベルト駆動ロールRd、定着装置F等を回転駆動する。
E:電源回路
前記電源回路Eは、現像用電源回路E1、帯電用電源回路E2、転写ロール用電源回路E3と加熱ロール用電源回路E4とを有している。
E1:現像用電源回路
現像用電源回路E1は現像器Gの現像ロールR0に現像電圧を印加する。
E2:帯電用電源回路
帯電用電源回路E2は帯電器CCy,CCm,CCc,CCkに帯電電圧を印加する。
E3:転写ロール用電源回路
転写ロール用電源回路E3は転写装置T1+B+T2+CLBの1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kおよびコンタクトロールT2cに転写電圧を印加する。
E4:加熱ロール用電源回路
加熱ロール用電源回路E4は定着装置Fの加熱ロールFhの加熱部材の一例としてのヒータに加熱用の電力を印加する。
(コントローラCの機能)
前記コントローラCは、各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、各制御要素に制御信号を出力する次の機能実現手段を有している。
C1:ジョブ制御手段
画像形成動作制御手段の一例としてのジョブ制御手段C1は、コピースタートキーUI1の入力に応じて、前記潜像形成装置LHy〜LHk、画像記録部U3a、定着装置Fおよびシート搬送装置SU等の動作を制御して、画像形成動作の一例としてのジョブを実行する。
C2:メインモータ回転制御手段
主駆動源についての回転制御手段の一例としてのメインモータ回転制御手段C2は、前記メインモータ駆動回路D1を制御して、感光体Py〜Pkや現像器Gy〜Gk、定着装置F等の回転駆動を制御する。
C3:電源回路制御手段
電源回路制御手段C3は、電源回路Eを制御して、現像ロールR0や帯電器CCy,CCm,CCc,CCk、1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1k、コンタクトロールT2c、定着装置Fの加熱ロールFhのヒータ等への電圧、電流の供給を制御する。
C4:書込制御手段
書込制御手段C4は、第1の書込制御手段C4Aと、第2の書込制御手段C4Bと、を有し、潜像形成装置LHy〜LHkを制御して、感光体Py〜Pk表面に潜像を形成する。実施例1の書込制御手段C4は、印刷対象の画像情報を受信した場合に、感光体Py〜Pkの幅方向、いわゆる主走査方向に対して中央で画像を分割して、主走査方向の前側部分を上流ヘッド1の第1の書込領域L2aで書き込み、主走査方向の後側部分を下流ヘッド2の第2の書込領域L3aで書き込むように制御する。
C4A:第1の書込制御手段
第1の書込制御手段C4Aは、上流ヘッド1を制御して、第1の書き込み領域L2aに潜像を書き込む。
C4B:第2の書込制御手段
第2の書込制御手段C4Bは、下流ヘッド2を制御して、第2の書き込み領域L3aに潜像を書き込む。実施例1の第2の書込制御手段C4Bは、上流ヘッド1が書き込んだ潜像に対して主走査方向の繋ぎ目を合わせるために、上流ヘッド1が書き込んだ潜像が下流ヘッド2の位置に到達するのに対応する感光体Py〜Pkの回転時間である書込時間だけ書き込む時期をずらして潜像の書き込みを行う。
C5:書込時間記憶手段
書込時間記憶手段C5は、上流ヘッド1が書き込んだ潜像が下流ヘッド2の位置に到達するのに対応する感光体Py〜Pkの回転時間である書込時間t1を記憶する。
C6:繋ぎ目調整手段
繋ぎ目調整手段C6は、調整開始時期判別手段C6Aと、調整画像記憶手段C6Bと、調整時間記憶手段C6Cと、調整画像書込手段C6Dと、書込終了判別手段C6Eと、濃度検出手段C6Fと、繋ぎ目判別手段C6Gと、書込時間設定手段C6Hと、を有し、上流ヘッド1で書き込まれる潜像と、下流ヘッド2で書き込まれる潜像との繋ぎ目の調整を行う。実施例1の繋ぎ目調整手段C6は、繋ぎ目が一致する場合に対応する書込時間t1を設定することにより、繋ぎ目の調整を行う。
C6A:調整開始時期判別手段
調整開始時期判別手段C6Aは、調整開始条件記憶手段C6A1を有し、繋ぎ目の調整を開始する時期になったか否かを判別する。実施例1の調整開始時期判別手段C6Aは、予め設定された調整開始条件を満足する場合に、繋ぎ目の調整を開始する時期になったものと判別する。
C6A1:調整開始条件記憶手段
調整開始条件記憶手段C6A1は、繋ぎ目の調整を開始する条件である調整開始条件を記憶する。実施例1の調整開始条件記憶手段C6A1は、調整開始条件として、(1)繋ぎ目調整開始キーUI4の入力がされた場合、(2)画像形成装置Uの電源が投入された場合、(3)累積印刷枚数が予め設定された枚数に到達した場合、が記憶されている。なお、予め設定された枚数の一例として、1000枚が設定されている。なお、調整開始条件は、例示した(1)〜(3)に限定されず、例えば、感光体Py〜Pkが交換された場合や、感光体Py〜Pkを駆動する歯車が交換された場合、温度や湿度等の環境を検出して環境が変化した場合、時計に基づいて1ヶ月等の予め設定された期間が経過した場合等、設計や仕様、使用環境等に応じて、任意に変更可能である。また、ユーザインタフェースUIから入力、選択可能とすることも可能である。
図5は実施例1の繋ぎ目調整用の画像の説明図であり、図5Aは調整時間がゼロの状態の説明図、図5Bは調整時間が0.5ドット分遅れた状態の説明図、図5Cは調整時間が1ドット分遅れた状態の説明図、図5Dは調整時間が1.5ドット分遅れた状態の説明図、図5Eは調整時間が2ドット分遅れた状態の説明図、図5Fは調整時間が2.5ドット分遅れた状態の説明図、図5Gは調整時間が3ドット分遅れた状態の説明図、図5Hは調整時間が3.5ドット分遅れた状態の説明図である。
C6B:調整画像記憶手段
調整画像記憶手段C6Bは、繋ぎ目の調整を行う場合に書き込まれる画像である調整画像を記憶する。
図5において、実施例1の調整画像記憶手段C6Bは、上流ヘッド1が書き込む調整画像11として、図5Aに示すように、オーバーラップ領域L4の幅で1ドット分の太さの線画像11aが、感光体PRの回転方向である副走査方向に対して間隔を3ドット分あけて複数本形成される調整画像の一例としての基準画像11を記憶している。すなわち、いわゆる、1ライン分書き込んだ後、3ライン分書込を停止する1on3offの基準画像11を形成する。なお、実施例1の基準画像11の線画像11aの本数は、感光体PRの半周分の周長に対応する本数に設定されている。
また、実施例1の調整画像記憶手段C6Bは、下流ヘッド2が書き込む調整画像の一例としてのズレ判別画像12として、図5Aに示す上流ヘッド1の基準画像11と同様に、
オーバーラップ領域L4の幅で1ドット分の太さの線画像12aが3ドットずつあけて複数本配置された第1のズレ判別画像12Aと、図5B〜図5Hに示すように、下流ヘッド2の最小分解能である0.5ドットに対応して、図5Aに示す第1のズレ判別画像12Aに対して0.5ドットずつ副走査方向の位置、すなわち、書込時間がずれた第2のズレ判別画像12B、第3のズレ判別画像12C、…、第8のズレ判別画像12Hを記憶する。
C6C:調整時間記憶手段
調整時間記憶手段C6Cは、前記下流ヘッド2で各ズレ判別画像12A〜12Hに対応する書込時間である調整時間を記憶する。すなわち、第1のズレ判別画像画像12A〜第8のズレ判別画像12Hに対応して、第1調整時間〜第8調整時間を記憶する。
C6D:調整画像書込手段
調整画像書込手段C6Dは、書込時間を調整する場合に、上流ヘッド1を作動させて、予め設定された調整間隔である3ドットをあけて、少なくともオーバーラップ領域L4に基準画像11を書き込むと共に、下流ヘッド2を作動させて、上流ヘッド1に対する書込時間である第1調整時間から第8調整時間まで変更しながら、調整間隔である3ドットをあけて少なくともオーバーラップ領域L4にズレ判別画像12を書き込む。実施例1の調整画像書込手段C6Dは、調整開始時期判別手段C6Aで繋ぎ目の調整が開始された場合に、書込制御手段C4を介して、上流ヘッド1を制御して基準画像11を8回分連続して書き込むと共に,下流ヘッド2を制御してズレ判別画像12A〜12Hを感光体Py〜Pkに書き込む。
C6E:書込終了判別手段
書込終了判別手段C6Eは、調整画像11,12の書き込みが終了したか否かを判別する。実施例1の書き込み終了判別手段C6Eは、第8調整画像12Hを全て書き終えたか否かを判別することで、書き込みが終了したか否かを判別する。
図6は実施例1の合成画像の拡大説明図であり、図6Aは繋ぎ目が一致している状態の説明図、図6Bは繋ぎ目が0.5ドット分ずれた状態の説明図、図6Cは繋ぎ目が1ドット分ずれた状態の説明図、図6Dは繋ぎ目が1.5ドット分ずれた状態の説明図、図6Eは繋ぎ目が2ドット分ずれた状態の説明図、図6Fは繋ぎ目が2.5ドット分ずれた状態の説明図、図6Gは繋ぎ目が3ドット分ずれた状態の説明図、図6Hは繋ぎ目が3.5ドット分ずれた状態の説明図である。
図7は合成画像の全体説明図であり、図7Aは繋ぎ目が一致している状態の説明図、図7Bは繋ぎ目が1ドット分ずれた状態の説明図、図7Cは部分的に繋ぎ目が合っている状態の説明図である。
C6F:濃度検出手段
濃度検出手段C6Fは、濃度センサ3の出力信号に基づいて、感光体Py〜Pk表面のオーバーラップ領域L4に形成された画像の濃度を検出する。図6、図7において、実施例1の濃度検出手段C6Fは、オーバーラップ領域L4に重ねて形成される調整画像11,12の合成画像13の濃度を検出する。合成画像13は、拡大すると、図6に示すように、線画像11a,12aが重なったり、ずれたりした状態の画像であるが、全体を見ると図7に示すように濃度の異なる階調画像、いわゆるハーフトーン画像となる。したがって、図6に示すように、線画像11a,12aが一致した場合には、画像が印刷されていない部分が最も広く、ハーフトーン画像における濃度が最も薄くなり、線画像11a,12aがずれるほどハーフトーン画像における濃度が濃くなる。実施例1の濃度検出手段C6Fは、このハーフトーン画像の濃度を検出する。特に、実施例1では、ハーフトーン画像について、感光体Py〜Pkの半周分の平均濃度を検出する。
C6G:繋ぎ目判別手段
繋ぎ目判別手段C6Gは、オーバーラップ領域L4の濃度が最も小さい場合に、繋ぎ目のズレが最小と判別する。実施例1の繋ぎ目判別手段C6Gは、濃度検出手段C6Fの検出するハーフトーン画像の濃度に基づいて、繋ぎ目のズレが最小であるか否かを判別する。
C6H:書込時間設定手段
書込時間設定手段C6Hは、オーバーラップ領域L4の濃度に基づいて、第1の書込領域L2aと第2の書込領域L3aとの繋ぎ目のズレが最小の前記書込時間を、画像形成に使用する書込時間として設定する。実施例1の書込時間設定手段C6Hは、第1のズレ判別画像12A〜第8のズレ判別画像12Hに対応する第1調整時間〜第8調整時間の中で、濃度が最小のズレ判別画像12A〜12Hに対応する第1調整時間〜第8調整時間を、画像形成に使用する書込時間として、書込時間記憶手段C5に記憶された書込時間を更新することで書込時間の設定を行う。
(実施例1の流れ図の説明)
次に、本発明の実施例1の画像形成装置Uの処理の流れを流れ図、いわゆる、フローチャートを使用して説明する。
(実施例1の繋ぎ目調整処理のフローチャートの説明)
図8は本発明の実施例1の繋ぎ目調整処理のフローチャートである。
図8のフローチャートの各ステップSTの処理は、画像形成装置UのコントローラCに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図8に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源投入により開始される。
図8のST1において、繋ぎ目調整を開始する時期になったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST1を繰り返す。
ST2において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST3に進む。
(1)上流ヘッド1により基準画像11の書込を開始する。
(2)下流ヘッド2により第1のズレ判別画像12Aの書込を開始する。
ST3において、ズレ判別画像12A〜12Hについて、設定された本数の線画像12aの書込が行われたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST4に進み、ノー(N)の場合はST3を繰り返す。
ST4において、第8のズレ判別画像12Hの書込が終了したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST5に進み、イエス(Y)の場合はST6に進む。
ST5において、ズレ判別画像12A〜12Gを、次のズレ判別画像12B〜12Hに変更する。すなわち、第nのズレ判別画像12A〜12Gを、第(n+1)のズレ判別画像12B〜12Hに変更する。そして、ST3に戻る。
ST6において、濃度センサ3が検知したオーバーラップ領域L4の第1ズレ判別画像12A〜第8ズレ判別画像に対応する各合成画像13の濃度から最小濃度を判定する。そして、ST7に進む。
ST7において、最小濃度の合成画像13に対応する調整時間を、下流ヘッド2の書込時間に設定する。そして、ST1に戻る。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、繋ぎ目調整開始キーUI4の入力等がされて、繋ぎ目の調整開始条件が満たされた場合、感光体Py〜Pk表面のオーバーラップ領域L4に基準画像11と、最小分解能に応じた量ずつずれたズレ判別画像12A〜12Hが形成される。そして、基準画像11と各ズレ判別画像12A〜12Hとの合成画像13の画像濃度が、濃度センサ3で検出されて、最小の濃度が検出された合成画像13の調整時間が、最もズレが少ないと判別され、画像形成に使用される書込時間として設定される。したがって、画像形成時には、第1の書込領域L2aと第2の書込領域L3aとの繋ぎ目が一致した画像が印刷される。
実施例1のように、最大画像の書込幅L1が615[mm]すなわち、定型の「A1」:短辺の長さ=594[mm]にも対応可能な画像形成装置Uにおいて、潜像形成装置LHy〜LHkを1本のLEDヘッドで構成しようとすると、特別注文となってしまい、費用が高騰する問題がある。これに対して、一般向けの「A3」対応の画像形成装置で使用されているLEDヘッドを複数本組み合わせて潜像形成が可能であれば、A3対応のLEDヘッドは、比較的生産数が多く、費用を低価格に抑えることが可能となる。しかしながら、複数のLEDヘッドを組み合わせると、図6、図7に示すように、上流ヘッド1と下流ヘッド2とで繋ぎ目がずれる可能性がある。
これに対応して、実施例1では、基準画像11とズレ判別画像12A〜12Hの合成画像13の濃度に基づいて繋ぎ目が一致する書込時間が、自動で判別、設定され、画像形成時の繋ぎ目のズレが抑えられている。したがって、作業者や利用者が印刷された画像を目視で確認して、手動で設定する面倒がなくなっている。
また、例えば、特許文献1、2記載の技術のように、1本または数本の線に基づいて繋ぎ目を設定する場合、感光体Py〜Pkの偏心の影響や、回転ムラ等の影響があると、線を形成した部分については調整は可能であるが、感光体Py〜Pkの1周分を考慮した場合、全体として繋ぎ目がずれている恐れがある。
これに対して、実施例1では、感光体Py〜Pkの半周分の合成画像13の平均濃度に基づいて、繋ぎ目の判別がされており、感光体Py〜Pkの偏心や回転ムラに伴う合成画像の濃度の濃淡も含めて、最も濃度が薄い、すなわち、最も繋ぎ目が一致している可能性の高い合成画像13から、書込時間が設定される。したがって、特許文献1、2の場合に比べて、感光体Py〜Pkの1周分以上の全体の画像において、繋ぎ目のズレが抑えられている。
また、実施例1では、最小分解能ずつずらしたズレ判別画像12A〜12Hが使用されて繋ぎ目の調整が行われており、最小分解能以上の量ずつずらしたズレ判別画像を使用する場合に比べて、繋ぎ目のズレの調整を高い精度で可能になっている。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H010)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置として複写機Uを例示したが、これに限定されず、例えば、プリンタ、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、4色の現像剤が使用される画像形成装置を例示したが、この構成に限定されず、例えば、5色以上や、3色以下、あるいは単色いわゆるモノクロの画像形成装置にも適用可能である。
(H03)前記実施例において、基準画像11およびズレ判別画像12を感光体Py〜Pkの半周分に対応する本数形成する構成を例示したが、これに限定されず、感光体Py〜Pkの1周分や3/4等、変更可能である。
(H04)前記実施例において、合成画像13の平均濃度に基づいて繋ぎ目の調整を行う構成を例示したが、これに限定されず、例えば、検出された「最大濃度」が最小の合成画像13を繋ぎ目が一致しているものとする構成としたり、合成画像の中の「濃度むら」、すなわち、最大濃度と最小濃度の差が最も小さい合成画像を繋ぎ目が一致しているものとする構成とすることも可能である。
(H05)前記実施例において、ズレ判別画像12を最小分解能ずつずらす構成とすることが望ましいが、画像形成装置Uにおいて要求される精度等に応じて変更可能である。
(H06)前記実施例において、濃度を検出する濃度センサ3、現像後、1次転写前の位置に配置したが、これに限定されず、濃度が検知可能な任意の位置に配置可能である。例えば、潜像形成後、現像前の位置に濃度センサとしての表面電位センサを配置し、表面電位に基づいて、間接的に濃度を検出して、繋ぎ目の判別を行うことも可能である。他にも、一次転写後の中間転写ベルトB表面の画像の濃度を検出したり、二次転写後、定着前の記録シートS表面の画像濃度を検出したり、定着後の記録シートS表面の画像濃度を検出する等、任意の位置で濃度を検出可能である。また、濃度の検出を自動的に行うことが望ましいが、この構成に限定されず、印刷されたズレ判別画像12を目視で確認して、調整を行う構成とすることも可能である。
(H07)前記実施例において、基準画像11およびズレ判別画像12として、1on3offの画像を使用する構成を例示したが、この構成に限定されず、最小分解能や濃度センサ3の精度等に応じて、任意の画像を採用可能である。なお、ハーフトーン画像として濃度が検出しやすい画像であると望ましく、1on2off〜1on4offの画像が好適である。
(H08)前記実施例において、上流ヘッド1および下流ヘッド2の2つのヘッドを使用する構成を例示したが、この構成に限定されず、3本以上のヘッドを有する画像書込装置にも適用可能である。
(H09)前記実施例において、上流ヘッド1と下流ヘッド2との繋ぎ目の調整を行う構成を例示したが、4色の画像の色ズレの位置合わせについても、繋ぎ目調整と同様の処理を実行することで色ズレの調整を行うことも可能である。
(H010)前記実施例において、上流ヘッド1の基準画像11を基準として、下流ヘッド2の書込時間を調整する構成としたが、これに限定されず、下流ヘッド2を基準として、上流ヘッド1の時間を調整する構成とすることも可能である。
1…第1の書込部材、
2…第2の書込部材、
11,12…調整画像、
C4A…第1の書込制御手段、
C4B…第2の書込制御手段、
C6D…調整画像書込手段、
C6F…濃度検出手段、
C6G…繋ぎ目判別手段、
C6H…書込時間設定手段、
F…定着装置、
Gy,Gm,Gc,Gk…現像装置、
L2…第1の書込可能領域、
L3…第2の書込可能領域、
L4…繋ぎ目領域、
LHy,LHm,LHc,LHk…画像書込装置、
Py,Pm,Pc,Pk…像保持体、
S…媒体、
T1+B+T2+CLB…転写装置、
U…画像形成装置。

Claims (6)

  1. 回転する像保持体に対して、前記像保持体表面の幅方向の一部に設定された第1の書込可能領域に対して画像を書き込み可能な第1の書込部材と、
    前記第1の書込部材よりも前記像保持体の回転方向に対してずれた位置に配置され、且つ、前記第1の書込可能領域と一部が重複する繋ぎ目領域を有し且つ前記第1の書込可能領域に対して前記像保持体表面の幅方向にずれた第2の書込可能領域に対して画像を書き込み可能な第2の書込部材と、
    前記第1の書込部材を制御して、前記繋ぎ目領域のうち前記第1の書込部材側の予め設定された領域に対して、前記像保持体表面に画像を書き込む第1の書込制御手段と、
    前記第1の書込部材が書き込んだ画像に対して幅方向に繋がるように、予め設定された書込時間だけずらして前記第2の書込部材を制御して、前記繋ぎ目領域のうち前記第1の書込部材が画像を書き込む領域を除く前記第2の書込部材側の領域に対して、前記像保持体表面に画像を書き込む第2の書込制御手段と、
    前記書込時間を調整する場合に、前記第1の書込部材を作動させて、予め設定された調整間隔をあけて少なくとも前記繋ぎ目領域に調整画像を書き込むと共に、前記第2の書込部材を作動させて、前記第1の書込部材に対する前記書込時間を変更しながら、前記調整間隔をあけて少なくとも前記繋ぎ目領域における前記第1の書込部材が書き込む幅方向の領域に重複させて前記調整画像を書き込む調整画像書込手段と、
    前記繋ぎ目領域の濃度に基づいて、繋ぎ目のズレが最小の前記書込時間を、画像形成に使用する書込時間として設定する書込時間設定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像書込装置。
  2. 前記像保持体の半回転分以上の期間、書込時間を固定して前記調整画像を書き込む前記調整画像書込手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像書込装置。
  3. 前記第2の書込部材の最小分解能に基づいて、前記書込時間を変更しながら書き込む前記調整画像書込手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像書込装置。
  4. 前記繋ぎ目領域の濃度が最も小さい場合に、繋ぎ目のズレが最小と判別する繋ぎ目判別手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像書込装置。
  5. 前記繋ぎ目領域の濃度ムラが最小の場合に、繋ぎ目のズレが最小と判別する繋ぎ目判別手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像書込装置。
  6. 像保持体と、
    前記像保持体表面に潜像を形成する請求項1ないし5のいずれかに記載の画像書込装置と、
    前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する現像装置と、
    前記像保持体表面の可視像を媒体に転写する転写装置と、
    前記媒体に転写された可視像を定着する定着装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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