JP5223405B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真技術を用いた画像形成装置では、露光装置として、レーザー光がポリゴンモータでスキャンされるレーザー方式か、発光ダイオードが主走査方向に配列されたLED(Light Emitting Diode)方式がよく用いられている。
A0やA1サイズ用紙の広幅プリンタの露光装置は、レーザー方式ではスキャン幅を得るための光学機構が大きく、また振動などの配慮も必要であるのに対し、LED方式ではそれら影響が少ない為、LED方式が採用されることが多い。
しかし、広幅プリンタは、A3またはA4サイズ幅のオフィス向けプリンタに比べ流通量が少なく、また広幅プリンタでのみ使用するA0やA1サイズ向けLED方式の露光ヘッドは高額であるので、広幅プリンタの露光ヘッドは、コストメリットを考慮すると、A3またはA4サイズの露光ヘッドを数本つないで広幅露光される。
しかし、広幅のモノクロプリンタでLED方式の露光ヘッドを数本つなぐ場合、露光ヘッド間につなぎ目があり、そのつなぎ目の位置は振動や熱変形によりずれる場合がある。 露光ヘッド複数本間の相対位置が主走査方向(露光ライン方向)に重なるようにずれると、プリント画像のつなぎ目に黒スジが見え、逆に相対位置が離れる方向にずれると、つなぎ目に白スジがみえる。 この黒スジ、白スジの現象は、特にハーフトーン処理された中間濃度の画像で目立つ。
このような黒スジ、白スジの対応として、特許文献1には、発光素子の光量を補正して白スジを解消するLEDプリントヘッドの光量補正方法およびその装置が提案されている。
また、特許文献2には、つなぎ目位置に該当する発光素子の光量と共に、その周囲の発光素子の光量を制御する光量制御手段を設けた光書き込み装置が提案されている。
また、特許文献3には、LEDヘッドの発光の時間を制御しての階調制御に加えて、LEDヘッドの発行素子の発光制御において発光の強さを制御することによって幅広く階調を制御する。それによって、感光体の主走査方向のつなぎ目補正を行う画像形成装置が提案されている。
また、特許文献4には、LEDヘッド近傍設けられた温度センサで測定された温度に応じて、複数の発光素子のドットシフト及び光量を制御して、出力画像の黒スジ、白スジを目立たなくする画像形成装置が提案されている。
特開平8−183202号公報 特開2005−131864号公報 特開2006−056122号公報 特開2006−138933号公報
この発明は、ハーフトーン処理が行われる画像データを複数の露光ヘッドを使って印刷しても、つなぎ目箇所の黒スジ、白スジが目立たないように印刷する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、請求項1の発明の画像形成装置は、主走査方向に複数個の発光素子を配列させた複数本の発光素子列を、感光体の軸線方向に、露光領域が一部重複するように千鳥状に配列し、前記複数本の発光素子列を用いて画像を書き込む画像書込み装置を有し、2つの前記発光素子列によって各々形成される画像同士をつなぎ合わせるつなぎ目位置で隣接して当該2つの発光素子列上に1つずつ配置される2つの発光素子で、網点ハーフトーン処理された網点ハーフトーン画像における網点として印字される画素を書き込むように構成される。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記2つの発光素子の少なくとも一方の発光素子は、前記網点ハーフトーン画像における網点中心に位置する画素を書き込むように構成される。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記網点ハーフトーン画像の主走査方向の画像位置を、前記網点ハーフトーン画像に周期的に配置される網点の主走査方向における配置間隔の自然数倍で調整する画像位置調整手段を更に具備するように構成される。
また、請求項4の発明は、請求項1または2の発明において、前記複数本の発光素子列が重複する露光領域を認識する認識手段と、前記網点ハーフトーン処理された網点ハーフトーン画像における網点となる画素が、2つの前記発光素子列によって各々形成される画像同士をつなぎ合わせるつなぎ目位置で隣接して当該2つの発光素子列上に1つずつ配置される2つの発光素子で書き込まれるように、前記認識手段で認識された前記露光領域の範囲内で前記つなぎ目位置を前記発光素子単位で調整するつなぎ目位置調整手段とを更に具備するように構成される。
請求項1の発明によれば、網点ハーフトーン処理された画像であっても、複数本の発光素子列で印刷されるつなぎ目に隣接するすべての画素が非印字とならないという効果を奏する。
請求項2の発明によれば、網点ハーフトーン処理された画像であっても、複数本の発光素子列で印刷されるつなぎ目に隣接するすべての画素が非印字とならないという効果を奏する。
請求項3の発明によれば、網点ハーフトーン処理された画像であっても、複数本の発光素子列で印刷されるつなぎ目に隣接するすべての画素が非印字とならないという効果を奏する。
請求項4の発明によれば、網点ハーフトーン処理された画像であっても、複数本の発光素子列で印刷されるつなぎ目に隣接するすべての画素が非印字とならないという効果を奏する。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明に係わる画像形成装置1について図1を参照して説明を行う。
図1は、画像形成装置1の一部の構成を示したブロック図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、通信回線130を介して、パーソナルコンピュータ100、ワークステーション110、スキャナ120と通信可能に接続される。
そして、画像形成装置1は、コントローラ部10、制御部20、LEDヘッド制御部30、LPH1(40)、LPH2(50)、LPH3(60)、感光体70を備える(尚、LPHはLed Print Headの略であり、LEDはLight Emitting Diodeの略である。)。
コントローラ部10は、ページメモリ11、画像処理部12を備え、通信回線130を介して受信した印刷データからビットマップの画像データを生成してLEDヘッド制御部30に送信する。
ページメモリ11は、画像処理部12で生成された画像データを、ドキュメントのページ単位で記憶する。
画像処理部12は、受信する印刷データからビットマップの画像データを生成する。
また、画像処理部12は、ディザパターン生成部13とつなぎ目情報生成部14を有する。
ディザパターン生成部13は、第1実施例で機能し、画像データにハーフトーン処理(特許請求の範囲の網点ハーフトーン処理に相当する。)が必要な場合に、ディザパターンを生成して、ディザ法による処理を行う。
つなぎ目情報生成部14は、第2実施例で機能し、ディザパターンの印字箇所が露光ヘッドのつなぎ目となるようにつなぎ目を変更するつなぎ目情報を生成する。 尚、つなぎ目情報生成部14は、第2実施例において機能する。
また、制御部20は、CPU(Central Processing Unit)を備え、画像形成装置1の統括的な制御を行う。
LEDヘッド制御部30は、画像処理部12から送られた画像データを3つに振り分け、3つ露光ヘッドで露光して画像データの印刷が行われるように処理する。
LEDヘッド制御部30は、LEDヘッド制御回路31、LPH2用RAM(Random Access Memory)35、LPH3用RAM36、光量データ一時格納用RAM37、LED駆動回路38を備える。
LEDヘッド制御回路31は、画像処理部12より、画像データを8ビットパラレルのラインデータとして受け取り、8ビット単位での画素位置調整を行って、自回路が有する3つのラインバッファにそれぞれ画像データを振り分ける。
LEDヘッド制御回路31は、LPH1用ラインバッファ32、LPH2用ラインバッファ33、LPH3用ラインバッファ34を有する。
LPH1用ラインバッファ32は、露光ヘッドLPH1(40)で露光される画像データを、CPU21の指示に基づいてLED駆動回路38に送る。
LPH2用ラインバッファ33は、露光ヘッドLPH2(50)で露光される画像データを、CPU21の指示に基づいてLED駆動回路38に送る。
LPH3用ラインバッファ34は、露光ヘッドLPH3(60)で露光される画像データを、CPU21の指示に基づいてLED駆動回路38に送る。
LPH2用RAM35は、LEDヘッド制御回路31によってLPH2(40)用に振り分けられた画像データを一時記憶する。
LPH3用RAM36は、LEDヘッド制御回路31によってLPH3(50)用に振り分けられた画像データを一時記憶する。
3本の露光ヘッド(LPH1(40)、LPH2(50)、LPH3(60))は、それぞれ発光素子であるLEDが主走査方向に複数個配列された発光素子アレイである。
また、それら3本の露光ヘッドは、図1に示すように互いに露光領域が重なり合うように水平千鳥上に配置されている。 それで、副走査方向のギャップと、主走査方向の露光領域の重なり合いが存在する。 副走査方向のギャップ補正として、LPH1(40)に対してLPH2(50)、LPH3(60)は、その副走査ギャップ分だけ露光タイミングを遅らせるために、ギャップ分に相当するタイミングを遅らせて、LPH2用RAM35、LPH3用RAM36から、画像データを読み込む。 露光ヘッドの副走査方向のギャップ長は、工場出荷時の検査において、ギャップ量を計測する専用チャートを印字することで計測し、その後補正が行われる。
3本の露光ヘッドの主走査方向の重なり合いの補正について図2,図3を参照して説明を行う。
図2は、各露光ヘッドの重なり合いの部分に発生するつなぎ目のずれについて説明する模式図である。
各露光ヘッドが画像形成装置1に正しく配置されると、理想的には図2(a)に示すように主走査方向へのつなぎ目のずれは発生しないが、現実的には図2(b)に示すように振動や熱変形により配置が少々ずれるので、発生する機械的ずれを、ソフト的に補正する。
図2(a)、(b)に示すように、LPH2(50)を基準として、露光ヘッドの露光領域が、LPH1(40)−LPH2(50)間がL1ドット、LPH2(50)−LPH3(60)間がL2ドットずれている場合には、L1,L2がそれぞれ次のように分解され、それによって算出されるドット数だけ、画像取り込み領域の変更と、画像シフト補正とが行われる。
すなわち、まず、L1=a×8+b (a,bは整数 b<8)、L2=c×8+d (c,dは整数 d<8)とするa,b,c,dの値が算出される。
そして、算出されたa,bの値について、LPH1(40)の画像を取り込む領域である画像取り込み領域が(a×8)の値だけ変更され、LPH1(40)上に取り込んだ画像データを露光ヘッド上でシフト移動させる画像シフト補正がbの値だけ行われる。
また、算出されたc,dの値について、LPH3(60)の画像を取り込む領域である画像取り込み領域が(c×8)の値だけ変更され、LPH3(60)上に取り込んだ画像データを露光ヘッド上でシフト移動させる画像シフト補正がdの値だけ行われる。
このような画像取り込み領域の変更と画像シフト補正について、具体的に説明する。
図2(a)、(b)に示すように最初に存在する露光ヘッドの主走査方向のつなぎ目のずれが、LPH2(50)を基準として、LPH1(40)はつなぎ目が離れる方向にL1=26ドット、LPH3(60)はつなぎ目が重なる方向にL2=22ドットのつなぎ目のずれが発生していたとする。
この場合に、上記の式に照らし合わせると、a=3,b=2,c=2,d=6となる。 それで、図3(a)に示すように、画像取り込み領域の変更が、LPH1(40)については、3×8=24ドットだけ画像取り込み領域が変更され、また、LPH2(60)については2×8=16ドットだけ画像取り込み領域が変更される。 このように変更された領域に、8ビットのラインデータである各ラインバッファ(LPH1用ラインバッファ32、LPH2用ラインバッファ33、LPH用ラインバッファ34)から、8ビット毎に区切られた画像データが送られる。
そして、LPH1(40)に送られた画像データは、画像シフト補正として、図3(b)に示すように、算出されたbの値に基づいて、2ドットだけ全体的にシフトされる。
その結果、LPH1(40)−LPH2(50)間の実際のつなぎ目ずれが1/2ドット以内(1/2ドット離れ〜1/2ドット重なり)に抑えられる。
また、LPH3(60)に送られた画像データは、画像シフト補正として、図3(b)に示すように、算出されたdの値に基づいて、6ドットだけ全体的にシフトされる。
その結果、LPH2(50)−LPH3(60)間の実際のつなぎ目ずれが1/2ドット以内(1/2ドット離れ〜1/2ドット重なり)に抑えられる。
構成部の説明に戻り、画像形成装置1に備えられる光量データ一時格納用RAM37は、3本の露光ヘッドが重なり合う箇所の画像データのつなぎ目部分が用紙に印字されたときのつなぎ目のずれが目立たないようにするため、各々の露光ヘッドが有するEEPROM41、51、61から各々の露光ヘッドの発光素子に関する光量データを転送して一時格納する。 画像形成装置1では、用紙上の画像データのつなぎ目に発生しやすい白スジ、黒スジが目立たないようにするために、光量データ一時格納用RAM37に格納された光量データに基づいて、各露光ヘッド上の、画像データのつなぎ目部分にあたる発光素子のドット光量が増減されるようにした光量補正が行われる。
LED駆動回路38は、LPH1(40)、LPH2(50)、LPH3(60)の各々に、露光される画像データを送る。
このように構成されるLEDヘッド制御部30は、画像処理部12から送られた画像データが、水平千鳥上に配置される3本の露光ヘッド(LPH1(40)、LPH(50)、LPH(60))で露光されるように、3つに振り分けられる画像データに対して、副走査方向のタイミング補正、主走査方向の画素位置補正、つなぎ目部分の発光素子の光量補正が行われる。
また、画像形成装置1が有する3本の露光ヘッドはLPH1(40)、LPH2(50)、LPH3(60)である。 それぞれの露光ヘッドには、複数の発光素子が主走査方向に配列されている。 そして、3本の露光ヘッドは互いに露光領域が重なり合うように水平千鳥上に配置される。
また、LPH1(40)はEEPROM41を有し、LPH2(50)はEEPROM51を有し、LPH3(50)はEEPROM61を有する。
EEPROM41は、LHP1(40)の全発光素子についての光量データを蓄積する。 EEPROM51は、LHP2(50)の全発光素子についての光量データを蓄積する。 EEPROM61は、LHP3(60)の全発光素子についての光量データを蓄積する。 各々のEEPROM41、51、61が蓄積する光量データは、画像データのつなぎ目部分の発光素子の光量が補正される光量補正が行われる際に、光量データ一時格納用RAM37に送られて格納される。 光量データ一時格納用RAM37の格納された光量データは、CPU21によってつなぎ目部分の発光素子の光量データの変更が行われ、変更後に、再度各露光ヘッドに送られ、変更された光量データに基づいて各露光ヘッドで光量補正が行われる。
感光体70は、LPH(1)40、LPH2(50)、LPH3(60)の露光ヘッドによって露光される。 露光された感光体70には図示しない現像装置よりトナー像が現像される。 そして、現像されたトナー像が用紙に転写されて、用紙への画像データの印刷が行われる。
このように構成される画像形成装置1の3本の露光ヘッドで露光される画像データのつなぎ目のドットに注目する。
すなわち、露光ヘッドのつなぎ目で印刷される、つなぎ目に隣接する両方のドットが印字される場合には(図4参照)、露光ヘッドでつなぎ目部分の発光素子の光量補正が行われて、つなぎ目ずれの補正が行われる。
しかし、つなぎ目に隣接する両方のドットが非印字の場合には(図5参照)、光量の補正値にかかわらず白となり、実質濃淡の補正が行われないに等しく、場合によっては黒スジ、白スジが目立ってしまう。
さて、画像データの種類として、点画像を一定のピッチで書き込み中間濃度を表現するハーフトーン処理の一つにディザ法がある。 ディザ法によって作成される画像データがある。 ディザ法で作成される画像データは、例えばある面積の図形が印字される際、16ドット×16ドットの印字・非印字がランダムに取り混ぜられたマトリクスをマス埋めしていくような形で印字が行われる。 そのため、もし、露光ヘッドのつなぎ目に隣接するドットが非印字であった場合には、ディザ法では、数ラインに渡って非印字が連続する可能性がある。 仮に、つなぎ目に隣接する両方のドットが非印字であっても、数ラインのドットが連続して非印字とならなければ、黒スジ、白スジは目立たないが、露光ヘッドのつなぎ目に隣接するドットから数ラインに渡って非印字が連続する場合には、光量補正による黒スジ、白スジの解消は困難である。
画像形成装置1では、つなぎ目に隣接するドットが数ラインに渡って非印字となる可能性のあるディザ法のように、一定の規則性をもってハーフトーン処理される画像データを、黒スジ、白スジが目立たないように印刷する。 以下、その内容について、実施例1,実施例2に説明する。
画像形成装置1では、LEDヘッド制御回路31は8ビットのラインデータで構成されている。
そこで、パーソナルコンピュータ100、ワークステーション110、スキャナ120より入力される画像データにディザ法によるハーフトーン処理が必要な場合には、画像処理部12のディザパターン生成部13で、図6に示す次のような処理が行われる。 すなわち、画像処理部12からLEDヘッド制御回路13に転送する画像データの左端部から8ドットの倍数の位置(参照番号601)が優先的に印字画素となるように、ディザパターンが作成される(図6参照)。 尚、3本の露光ヘッドで形成される1ラインのサイドレジスト調整も8ドットの倍数で行われる(参照番号602)。 このサイドレジスト調整は、画像処理部12で行われても各露光ヘッド(LPH1(40)、LPH2(50)、LPH3(60))で行われてもよい。
8ドットの倍数としたのは、露光ヘッド間のつなぎ目が8ドットの倍数となり、つなぎ目を印字箇所とするためである。
ディザパターン生成部13で作成されるディザパターンの作成例を図7に示す。
図7に示すように、ディザパターンは、16×16のマトリクスで、0から255まで数値が振られている。 その中で、0からいくつまでの数字を埋めるかにより256階調の濃度を形成できる。
図8乃至図10には、それぞれ濃度50%、30%、10%のディザパターンを示す。
図8乃至図10に示すいずれのディザパターンでも、露光ヘッドのつなぎ目ドット付近に網点の核が来るように、優先的に小さな数値が割り当てられている。
図8乃至図10に示すいずれのディザパターンでも8ドット単位で網点の核があり(参照番号801、901、1001)、その網点の核が露光ヘッドでのつなぎ目と重なっている(参照番号802、902、1002)。 そのため、露光ヘッドのつなぎ目が印字箇所となり、光量補正が効果的に行われ、黒スジ、白スジが目立たなくなる。
また、図8乃至図10に示すように、サイドレジスト調整は8ビット単位で行われるので、図8乃至図10に示すいずれのディザパターンは、サイドレジスト調整でも、つなぎ目ドットに網点の核が重なるように構成される(参照番号803、903、1003)。
尚、第1実施例では、画像形成装置1の画像処理部12におけるディザパターン形成について説明したが、パーソナルコンピュータ100、ワークステーション120、スキャナ130等の各種ドライバにおいて同様のディザパターンが形成されるように構成されてもよい。
第1実施例では、ディザパターンが露光ヘッドのつなぎ目にくるように処理される実施例を説明したが、第2実施例では、作成されたディザパターンに基づいて露光ヘッドのつなぎ目位置が変更される実施例について説明する。
画像形成装置1の露光ヘッドのつなぎ目の位置の変更は、露光ヘッドの1ドット単位で行われる。
図11に示すような画像形成装置1の3本の露光ヘッドの露光領域重複部分内(参照番号1101)であれば、露光ヘッドのつなぎ目位置が1ドット単位で任意に変更可能である。
次に、画像処理部12内で行われるつなぎ目情報生成に関する処理について図12を参照して説明を行う。
図12は、つなぎ目情報生成に関するディザパターンに基づいてつなぎ目が変更される処理を示すフローチャートである。
ディザパターンのマトリクスが第1実施例の図7で示したように16ドット×16ドットであり、生成されるディザパターンの網点の核が8ドット単位で連続される場合について説明する。
図12に示すように、画像処理部12は、画像形成装置1の3本の露光ヘッドのつなぎ目位置のデフォルト値を認識する(ステップ1201)。
例えば、LPH1(40)の1ドット目を基準とすると、デフォルトで、7600ドット目と7601ドット目の間がLPH1(40)−LPH2(50)間のつなぎ目、14000ドット目と14001ドット目の間がLPH2(50)−LPH3(60)間のつなぎ目となり、その値を画像処理部12は認識する。
また、パーソナルコンピュータ100、ワークステーション110、スキャナ120より入力される画像データに画像処理部12によってディザ法によるハーフトーン処理が行われる。
次に、つなぎ目情報生成部14は、図13に示すように、印刷される画像データに、ステップ1201で認識されたデフォルトのつなぎ目の位置から±8ドットの範囲にディザパターンがあるか否かを確認する(ステップ1202)。
ディザパターンがない場合には(ステップ1202でNO)、つなぎ目位置はステップ1201で認識されたデフォルトの位置とされて、画像データの露光が行われ、印刷が行われる(ステップ1204)。
また、ステップ1202で±8ドット内にディザパターンがあると確認された場合には(ステップ1202でYES)、つなぎ目情報生成部14で、±8ドット内のディザパターンの網点の核の位置が認識され(ステップ1205)、その核の位置がつなぎ目より±8ドットの中でどの値になるのかのつなぎ目情報が生成される。
このつなぎ目情報で示される位置が、図14に示すように、新しいつなぎ目の位置となる。
また、デフォルトのつなぎ目の位置から±8ドット内で数種類のディザパターンが存在する場合には、それらのディザパターンの副走査方向印字画素数をカウントして最もカウント数の大きい値をつなぎ目情報としてLEDヘッド制御回路部31に転送されてもよい(ステップ1206)。
生成されたつなぎ目情報はLEDヘッド制御回路部31に転送される(ステップ1206)。
また、画像処理部12でディザ法によるハーフトーン処理の画像処理がされた画像データが画像処理部12からLEDヘッド制御回路31に送られる。
そして、LEDヘッド制御回路31で、画像データが各ラインバッファ(LPH1用ラインバッファ32、LPH2用ラインバッファ33、LPH3用ラインバッファ34)に格納される(ステップ1207)。
LEDヘッド制御回路部31では、画像処理部12から送られたつなぎ目情報に基づいて、デフォルトのつなぎ目位置から±8ドット内の画像データは、つなぎ目の対象となる2本の露光ヘッドの両方のラインバッファ(つなぎ目がLPH1(40)−LPH2(50)間のデフォルトのつなぎ目位置から±8ドット内の画像データは、LPH1用ラインバッファ32とLPH2用ラインバッファ33。LPH2(50)−LPH3(60)間のデフォルトのつなぎ目位置から±8ドット内の画像データは、LPH2用ラインバッファ33とLPH3用ラインバッファ35)に格納される。
そして、3本の露光ヘッドに露光される画像データが送られて(ステップ1208)、図14に示すように、3本の露光ヘッドで、つなぎ目情報に基づく新しいつなぎ目に1ドット単位でつなぎ目位置が変更されて、感光体への露光が行われる(ステップ1209)。
感光体に露光されると、その静電潜像によって用紙への印刷が行われる。
尚、3本の露光ヘッドの主走査方向の重なり合いの補正の際に、L1,L2のa,cの値が1以上の場合には、デフォルトつなぎ目位置で印字されるはずの画像データが8ドット以上シフトすることになるが、ディザパターンの網点の周期は8ドットなのでつなぎ目位置には網点の核がきて問題ない。 また、デフォルトつなぎ目位置で印字されるはずの画像が8ドット以上シフトしたことにより、変更されたつなぎ目の±8ドット内にディザパターンが存在しなくなった場合にはつなぎ目にディザパターンがないから問題ない。
逆に、デフォルトつなぎ目位置から±8ドット内で印字するはずの画像データにディザパターンがなく、図2を参照して説明した、L1,L2の値に基づく主走査方向の重なり合いの補正後につなぎ目位置から±8ドット内にディザパターンが存在する場合もある。 このような場合に備えるため、図12を参照して説明したステップ1202の処理で、確認範囲をデフォルトのつなぎ目位置から±8ドット
でなく、露光ヘッドの重複部分(図11参照)内で確認範囲をさらに広げるように構成してもよい。
この発明は、画像形成装置において利用可能である。
画像形成装置1の一部の構成を示すブロック図。 露光ヘッドの重なり合い部分を示す模式図。 露光ヘッドの重なり合いを補正する様子を示す模式図。 つなぎ目が印字の場合を示す模式図。 つなぎ目が非印字の場合を示す模式図。 実施例1で行われる本発明に係るディザパターンを示す模式図。 ディザパターンの作成例を示す模式図。 濃度50%のディザパターンを示す模式図。 濃度30%のディザパターンを示す模式図。 濃度10%のディザパターンを示す模式図。 露光ヘッドの露光領域重複部分を示す模式図。 実施例2で行われるつなぎ目位置変更の処理を示すフローチャート。 デフォルトのつなぎ目位置と新しいつなぎ目位置を画像データ上で示す模式図。 デフォルトのつなぎ目位置とつなぎ目情報に基づく新しいつなぎ目位置を露光ヘッド上で示す模式図。
符号の説明
1 画像形成装置
12 画像処理部
13 ディザパターン生成部
14 つなぎ目情報生成部
21 CPU
30 LEDヘッド制御部
31 LEDヘッド制御回路
32 LPH1用ラインバッファ
33 LPH2用ラインバッファ
34 LPH3用ラインバッファ
40 LPH1
50 LPH2
60 LPH3
601 8ドットの倍数の位置が印字画素
602 8ドットの倍数のサイドレジスト調整

Claims (7)

  1. 主走査方向に複数個の発光素子を配列させた複数本の発光素子列を、感光体の軸線方向に、露光領域が一部重複するように千鳥状に配列し、前記複数本の発光素子列を用いて画像を書き込む画像書込み装置
    を有し、
    網点ハーフトーン処理された網点ハーフトーン画像における網点の位置を調整することにより、前記網点の位置と、2つの前記発光素子列によって各々形成される画像同士をつなぎ合わせるつなぎ目位置とを重ねる画像位置調整手段
    を備える画像形成装置。
  2. 主走査方向に複数個の発光素子を配列させた複数本の発光素子列を、感光体の軸線方向に、露光領域が一部重複するように千鳥状に配列し、前記複数本の発光素子列を用いて画像を書き込む画像書込み装置
    を有し、
    2つの前記発光素子列によって各々形成される画像同士をつなぎ合わせるつなぎ目位置を調整することにより、網点ハーフトーン処理された網点ハーフトーン画像における網点の位置と、前記つなぎ目位置とを重ねる画像位置調整手段
    を備える画像形成装置。
  3. 前記つなぎ目位置で隣接して前記2つの発光素子列上に1つずつ配置される2つの発光素子で、前記網点として印字される画素を書き込む請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記2つの発光素子の少なくとも一方の発光素子は、
    前記網点ハーフトーン画像における網点中心に位置する画素を書き込む
    請求項記載の画像形成装置。
  5. 前記画像位置調整手段は、前記網点ハーフトーン画像の主走査方向の画像位置を、前記網点ハーフトーン画像に周期的に配置される網点の主走査方向における配置間隔の自然数倍で調整する請求項1、3および4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像位置調整手段は、前記複数本の発光素子列が重複する露光領域を認識する認識手段を有し
    前記つなぎ目位置の調整は、
    前記網点ハーフトーン処理された網点ハーフトーン画像における網点となる画素が、2つの前記発光素子列によって各々形成される画像同士をつなぎ合わせるつなぎ目位置で隣接して当該2つの発光素子列上に1つずつ配置される2つの発光素子で書き込まれるように、前記認識手段で認識された前記露光領域の範囲内で前記つなぎ目位置を前記発光素子単位で調整する
    請求項2から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記つなぎ目位置に重なって、前記網点として印字される画素の光量を補正することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
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