JP6197543B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、感光体に形成された現像剤像を記録シートに転写することで記録シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
従来より、感光体や、感光体の表面を露光するLEDヘッドなどを備え、露光により感光体の表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成し、このトナー像を記録シートに転写することで記録シートに画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−168570号公報
ところで、LEDヘッドで感光体を露光する構成の画像形成装置は、LEDヘッドの発光素子が配列された領域の幅よりも大きいサイズの記録シートには画像形成ができないため、画像形成を可能としたい最大サイズの記録シートに対応したサイズのLEDヘッドを備える必要がある。しかしながら、例えば、A3サイズ用のLEDヘッドは、A4サイズ用のLEDヘッドと比較して高価なものがあるため、大きいサイズの記録シートに対応したLEDヘッドを備える画像形成装置は高価になるという問題がある。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、低コストで大きいサイズの記録シートに画像を形成可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、回転可能に設けられ、露光により形成された静電潜像に現像剤が供給されることで現像剤像が形成される感光体と、感光体の回転軸方向に配列された複数の明滅部を有し、感光体を露光可能に構成された第1露光ユニットおよび第2露光ユニットと、を備え、感光体に形成された現像剤像を記録シートに転写することで記録シートに画像を形成するように構成されている。
第1露光ユニットは、複数の明滅部が配列された領域の前記回転軸方向一方側の端部である第1端部と前記回転軸方向他方側の端部である第2端部を有する。
第2露光ユニットは、複数の明滅部が配列された領域の前記回転軸方向一方側の端部である第3端部と前記回転軸方向他方側の端部である第4端部を有する。
第1露光ユニットと第2露光ユニットは、前記回転軸方向において、第1端部が第3端部と第4端部の間に位置し、第4端部が第1端部と第2端部の間に位置するように感光体の回転方向に並んで配置される。
前記回転軸方向における第1端部と第4端部の間隔は、94mm以上であり、前記回転軸方向における第2端部と第3端部の間隔は、237mm以上である。
このような構成によれば、大きいサイズの記録シートに対応した高価な露光ユニットを備える構成と比較して、低コストで大きいサイズの記録シートに画像を形成することが可能となる。
前記した画像形成装置は、画像形成可能範囲の前記回転軸方向の寸法が前記回転軸方向における第1端部と第4端部の間隔以下の記録シートに画像を形成するとき、当該記録シートを、画像形成可能範囲が前記回転軸方向における第1端部と第4端部との間の領域である重複領域を通るように搬送する構成とすることができる。
これによれば、必要に応じて、一方の露光ユニットのみを駆動させて感光体を露光するモードや、両方の露光ユニットを駆動させて感光体を露光するモードを自由に設定可能となるので、設計の自由度を向上させることができる。
前記した画像形成装置は、記録シートを、重複領域の前記回転軸方向中央に寄せた状態で搬送する構成とすることができる。
前記した画像形成装置は、第1露光ユニットおよび第2露光ユニットを制御するための制御装置を備え、制御装置は、第1露光ユニットおよび第2露光ユニットのうちの一方を駆動して感光体を露光する第1のモードと、第1露光ユニットおよび第2露光ユニットの両方を駆動して感光体を露光する第2のモードと、を実行可能に構成することができる。
これによれば、例えば、第1のモードのときと第2のモードのときとで記録シートの搬送速度を同じにすることで、第2のモードのときには、高解像度の画像を形成することができる。また、第2のモードのときの記録シートの搬送速度を第1のモードのときよりも速くすることで、第2のモードのときには、高速で画像を形成することができる。
前記した画像形成装置は、画像形成可能範囲の前記回転軸方向の寸法が第1露光ユニットの複数の明滅部が配列された領域の幅以下の記録シートに画像を形成するとき、当該記録シートを、画像形成可能範囲が第1露光ユニットの複数の明滅部が配列された領域を通るように第1露光ユニット側に寄せた状態で搬送し、第1露光ユニットのみを駆動して感光体を露光する構成とすることができる。
これによれば、両方の露光ユニットを駆動させる場合と比較して、省電力化を図ることができる。また、両方の露光ユニットを駆動させる場合と比較して、露光ユニットの制御が簡単になる。
前記した画像形成装置において、第1露光ユニットおよび第2露光ユニットは、ケーブルを接続するためのコネクタをそれぞれ有し、コネクタは、前記回転軸方向において第1端部と第4端部との間の位置に配置されている構成とすることができる。
これによれば、各露光ユニットのコネクタが近くに配置されることになるため、露光ユニットを制御するための基板などを感光体の回転軸方向に小型化することが可能となる。また、小型化された基板などと各露光ユニットとを接続するためのケーブルを短くすることが可能となる。
前記した画像形成装置は、第1露光ユニットおよび第2露光ユニットを制御するための制御基板を備え、制御基板は、前記回転軸方向において第1端部と第4端部との間の位置に配置されている構成とすることができる。
これによれば、制御基板が小型になるため、既存のスペースに制御基板を配置したり、制御基板を配置するためのスペースを形成する場合でも当該スペースを小さくしたりすることができ、画像形成装置の小型化が可能となる。また、制御基板と各露光ユニットとを接続するためのケーブルをすっきりと配置することができる。
前記した画像形成装置において、第1露光ユニットおよび第2露光ユニットは、前記回転軸方向の同じ位置で画像形成装置本体に位置決めされて固定されている構成とすることができる。
これによれば、露光ユニットが回転軸方向に線膨張した際には固定位置を基準として膨張することとなるため、回転軸方向の異なる位置で固定される構成と比較して、一方の露光ユニットの明滅部に対する他方の露光ユニットの明滅部の位置の変化量をある程度予測することが可能となる。これにより、その位置変化に応じた設計が比較的容易となるため、画質に対する露光ユニットの線膨張の影響を効果的に抑制することができる。
前記した画像形成装置において、前記回転軸方向における第1端部と第4端部の間隔は、はがきサイズの記録シートの画像形成可能範囲の前記回転軸方向の寸法以上であり、前記回転軸方向における第2端部と第3端部の間隔は、A3サイズの記録シートの画像形成可能範囲の前記回転軸方向の寸法以上である構成とすることができる。
本発明によれば、低コストで大きいサイズの記録シートに画像を形成することが可能となる。
一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 露光ユニット周辺の構成を示す拡大図である。 露光ユニットの配置を示す図(a)と、チップの拡大図(b)である。 露光ユニットの位置決めと固定を説明する図である。 露光制御基板の配置を示す図である。 給紙トレイから供給されたA4サイズの用紙への画像形成を説明する図(a)と、用紙が給紙トレイに載置された状態を示す図(b)である。 給紙トレイから供給されたA3サイズの用紙への画像形成を説明する図(a)と、用紙が給紙トレイに載置された状態を示す図(b)である。 手差しトレイから供給されたはがきサイズの用紙への画像形成を説明する図(a)と、用紙が手差しトレイに載置された状態を示す図(b)である。
以下、本発明の一実施形態について適宜図面を参照しながら説明する。
なお、以下の説明において、方向は、画像形成装置を使用するユーザを基準とする。具体的には、ユーザから見て手前側である図1の左側を「前」とし、ユーザから見て奥側である図1の右側を「後」とし、図1の紙面手前側を「右」、紙面奥側を「左」とする。また、図1の上下方向を「上下」とする。
まず、本実施形態に係る画像形成装置の全体構成について説明する。
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1は、後述する感光体ドラム41に形成されたトナー像を用紙Sに転写することで記録シートの一例としての用紙Sに画像を形成する装置であり、筐体2と、給紙部3と、画像形成部4と、排紙部5とを主に備えている。
筐体2は、感光体ドラム41などを支持する画像形成装置本体の一例としての装置本体21と、フロントカバー22とを主に備えて構成されている。
装置本体21は、レーザプリンタ1のフレームを構成する部材であり、前側面に後述する現像カートリッジ44を着脱するための開口21Aを有している。
フロントカバー22は、前側の開口21Aを覆うカバー(鎖線参照)であり、装置本体21に対し下端部を中心に上端部が回動可能に支持され、実線で示す開いた状態において後述する給紙トレイ31の一部を構成する。なお、筐体2は、鎖線で示す閉じた状態のフロントカバー22の内側に配置され、下端部を中心に回動することで開口21Aを開閉する第2フロントカバー24を備えている。これにより、フロントカバー22が開かれて給紙トレイ31の一部として使用されているときでも、第2フロントカバー24によって筐体2内への塵埃の侵入を抑制することができる。
給紙部3は、画像形成部4に用紙Sを供給する構成であり、給紙トレイ31と、手差しトレイ32と、給紙機構33とを主に備えている。給紙トレイ31および手差しトレイ32は、画像形成部4に供給するための用紙Sが載置されるトレイである。
給紙トレイ31は、筐体2内の下部に設けられた押圧板31Aと、開いた状態のフロントカバー22とにより用紙Sを載置するための台部が構成されている。押圧板31Aは、装置本体21に対し前端部を中心に後端部が上下に回動可能に支持され、押上部材31Bにより後端部が押し上げられるように構成されている。
手差しトレイ32は、装置本体21に対して着脱可能に構成されており、図1に示す装置本体21に装着された状態において給紙トレイ31の上方に配置される。なお、フロントカバー22は、手差しトレイ32が装置本体21から取り外された状態で閉じることができるようになっている。
給紙機構33は、ピックアップローラ33Aや分離ローラ33B、分離パッド33Cなどを有し、筐体2内の下部の後寄りに配置されている。この給紙機構33は、給紙トレイ31または手差しトレイ32に載置された用紙Sをピックアップローラ33Aにより送り出し、分離ローラ33Bと分離パッド33Cとの間で1枚ずつ分離して画像形成部4に供給するように構成されている。
画像形成部4は、給紙された用紙Sに画像を形成する構成であり、感光体の一例としての感光体ドラム41と、帯電ユニット42と、露光ユニット43と、現像カートリッジ44と、転写ローラ45と、定着ユニット46とを主に備えている。
感光体ドラム41は、導電性を有する円筒状のドラム本体の外周面に感光層が形成された部材であり、筐体2内の上下方向中央付近の後寄りに配置されている。この感光体ドラム41は、矢印で示す方向に回転可能に設けられ、露光により形成された静電潜像に現像剤の一例としてのトナーが供給されることで現像剤像の一例としてのトナー像が形成され、当該トナー像を担持可能に構成されている。
帯電ユニット42は、コロナワイヤやグリッド電極などを有し、感光体ドラム41の上方に対向して配置されている。この帯電ユニット42は、帯電バイアスの印加により感光体ドラム41の表面を一様に帯電するように構成されている。
露光ユニット43は、帯電後の感光体ドラム41の表面を露光可能に構成された部材であり、感光体ドラム41の前斜め上方に対向して配置されている。露光ユニット43の詳細については後述する。
現像カートリッジ44は、現像ローラ44Aや供給ローラ44B、層厚規制ブレード44C、トナーを収容するトナー収容部44Dなどを有し、感光体ドラム41の前斜め下方に対向して配置されている。この現像カートリッジ44は、露光により形成された感光体ドラム41上の静電潜像にトナーを供給して感光体ドラム41上にトナー像を形成するように構成されている。なお、現像カートリッジ44は、フロントカバー22および第2フロントカバー24を開くことで開口21Aを通して筐体2に対し着脱可能に構成され、これにより交換可能となっている。
転写ローラ45は、金属製の軸や当該軸の周囲に設けられた弾性を有するローラ本体などを有し、感光体ドラム41の後方に対向して配置されている。この転写ローラ45は、転写バイアスの印加によりトナーを引き寄せることで感光体ドラム41との間を通過する用紙Sにトナー像を転写するように構成されている。
定着ユニット46は、加熱ローラ46Aや加圧ローラ46Bなどを有し、筐体2内において感光体ドラム41の上方に配置されている。この定着ユニット46は、加熱ローラ46Aと加圧ローラ46Bとの間を通過する用紙Sに転写されたトナー像を熱定着するように構成されている。
排紙部5は、画像が形成された用紙Sを排出する構成であり、排紙ローラ51と、排紙トレイ52とを主に備えている。
排紙ローラ51は、定着ユニット46から搬出される用紙Sを筐体2外に排出するためのローラであり、筐体2内の上部に配置されている。
排紙トレイ52は、筐体2外に排出された用紙Sを載置するためのトレイであり、装置本体21の上面に形成されている。
このように構成されたレーザプリンタ1は、画像データを含む画像形成の指示が入力されると画像形成動作を実行する。具体的に、画像形成部4は、回転駆動する感光体ドラム41の表面を帯電ユニット42により帯電し、帯電後の感光体ドラム41の表面を露光ユニット43により露光して感光体ドラム41上に画像データに基づく静電潜像を形成する。その後、画像形成部4は、現像カートリッジ44により露光後の感光体ドラム41にトナーを供給して静電潜像を可視像化し、感光体ドラム41上にトナー像を形成する。
また、ここまでの適宜なタイミングにおいて、給紙部3は、給紙機構33により給紙トレイ31または手差しトレイ32に載置された用紙Sを画像形成部4に供給する。そして、画像形成部4は、給紙部3から供給された用紙Sを感光体ドラム41と転写ローラ45との間で搬送することで、感光体ドラム41が担持するトナー像を用紙Sに転写する。その後、画像形成部4は、定着ユニット46により用紙Sに転写されたトナー像を熱定着する。そして、排紙部5は、排紙ローラ51によりトナー像が熱定着された用紙Sを筐体2外に排出し、排紙トレイ52上に載置する。
次に、本発明の特徴部分に係る露光ユニット43の構成と配置について説明する。
図2に示すように、レーザプリンタ1において、露光ユニット43は、2つ設けられている。2つの露光ユニット43は、本実施形態の感光体ドラム41の回転軸方向である左右方向から見て、感光体ドラム41の回転方向に並んで、言い換えれば、感光体ドラム41の外周面に沿って、隣接して配置されている。なお、本実施形態では、隣接する2つの露光ユニット43のうち、回転方向上流側に位置するものを第1露光ユニット431といい、回転方向下流側に位置するものを第2露光ユニット432という。
第1露光ユニット431および第2露光ユニット432は、それぞれ、基板43Aと、レンズ43Bと、基板43Aやレンズ43Bを保持する長尺状の露光フレーム43Cとを主に有している。
図3(a)に示すように、基板43Aは、感光体ドラム41側の面に、左右方向に沿って千鳥状に配列された複数のチップ43Dをそれぞれ有している。図3(b)に拡大して示すように、チップ43Dは、左右方向に配列された複数の明滅部の一例としての複数のLED(Light Emitting Diode)素子43Eをそれぞれ有している。また、図2に示すように、基板43Aは、感光体ドラム41側とは反対側の面にコネクタ43Fをそれぞれ有している。コネクタ43Fは、基板43Aに電力や信号を供給するケーブルの一例としてのフラットケーブル63を接続するための器具である。
レンズ43Bは、LED素子43Eから出射された光を感光体ドラム41の表面上で結像するレンズであり、左右方向に長い長尺状に形成されている。
図3(a)に示すように、以下の説明においては、左右方向における第1露光ユニット431の複数のLED素子43Eが配列された領域を「第1明滅領域A1」といい、左右方向における第2露光ユニット432の複数のLED素子43Eが配列された領域を「第2明滅領域A2」という。また、第1明滅領域A1の右側(回転軸方向一方側)の端部を「第1端部E1」といい、左側(回転軸方向他方側)の端部を「第2端部E2」という。さらに、第2明滅領域A2の右側の端部を「第3端部E3」といい、左側の端部を「第4端部E4」という。
第1露光ユニット431および第2露光ユニット432は、第1明滅領域A1の右側部分と第2明滅領域A2の左側部分とが、第1露光ユニット431と第2露光ユニット432の配列方向において互いに重なるように配置されている。より詳細に、第1露光ユニット431と第2露光ユニット432は、左右方向において、第1露光ユニット431の第1端部E1が第2露光ユニット432の第3端部E3と第4端部E4の間に位置し、かつ、第2露光ユニット432の第4端部E4が第1露光ユニット431の第1端部E1と第2端部E2の間に位置するように配置されている。
左右方向における第1端部E1と第4端部E4の間隔D14は、94mm以上であり、左右方向における第2端部E2と第3端部E3の間隔D23は、237mm以上である。また、別の言い方をすれば、間隔D14は、はがきサイズ(一例として日本の一般的な郵便はがき(100mm×148mm)サイズ)の用紙Sの画像形成可能範囲の幅(左右方向の寸法)以上であり、間隔23は、A3サイズ(297mm×420mm)の用紙Sの画像形成可能範囲の幅以上である。
ここで、画像形成可能範囲とは、用紙Sの印刷面のうちレーザプリンタ1により画像を形成することができる最大の範囲をいい、言い換えれば、印刷面の上下左右の余白部分を除いた範囲をいう。はがきサイズの用紙Sの場合、一般的によく用いられる左右片側の余白が3mm程度であるので、画像形成可能範囲の幅はおよそ94mmとなる。また、A3サイズの用紙Sの場合、一般的によく用いられる左右片側の余白が30mm程度であるので、画像形成可能範囲の幅はおよそ237mmとなる。
本実施形態では、一例として、感光体ドラム41の幅を500mm、第1明滅領域A1および第2明滅領域A2の幅D1,D2をA4サイズ(210mm×297mm)の用紙Sの短辺に対応させてそれぞれ210mmとし、間隔D14を100mm、間隔D23を320mmとしている。
なお、以下の説明においては、回転軸方向における第1端部E1と第4端部E4との間の領域を「重複領域A3」という。
図2に示すように、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432は、上記した配置となるように固定フレーム25を介して装置本体21(図1参照)に位置決めされた状態で固定されている。以下、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432の位置決めと固定について説明する。
固定フレーム25は、V字断面を有する左右方向に長い長尺状に形成され、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432を接着するための固定面25Aと、複数の位置決め壁25Bと、フラットケーブル63を通すための貫通穴25Cとを主に有している。図4および図5に示すように、固定フレーム25は、装置本体21の左右のフレーム21L,21Rに架け渡すようにしてその左右の端部がフレーム21L,21Rに固定され、感光体ドラム41に対向して配置されている。
複数の位置決め壁25Bは、固定面25Aから立設して略上下方向に沿って並んで配置されており、各位置決め壁25Bの平面状の右側の面が位置決めのための基準面25Dとなっている。基準面25Dは、左右方向において重複領域A3の左右方向中央(以下、中央位置Cという。)と略同じ位置に形成されている。一方、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432の露光フレーム43Cには、それぞれ略上下方向に突出する一対の位置決め凸部43Pが形成されている。
第1露光ユニット431および第2露光ユニット432を位置決めおよび固定する際には、図4に示すように、まず、露光フレーム43Cの縁にドットのハッチングを付して示す接着剤91,92を塗布する。具体的には、位置決め凸部43Pの近傍(中央位置C付近)に接着剤91を点状に塗布し、接着剤91を塗布した部分以外に接着剤92を線状に塗布する。次に、接着剤91,92を塗布した面を固定フレーム25の固定面25A(図5参照)に押し当てつつ、位置決め凸部43Pを位置決め壁25Bの基準面25Dに突き当てて第1露光ユニット431および第2露光ユニット432の位置を決める。その後、接着剤91,92を硬化させて第1露光ユニット431および第2露光ユニット432を固定する。
第1露光ユニット431および第2露光ユニット432は、いずれも基準面25Dに位置決めされた状態で固定されるため、左右方向の同じ位置(中央位置C)で固定フレーム25を介して装置本体21に位置決めされて固定されることとなる。これにより、露光ユニット43が左右方向に線膨張した際には中央位置Cを基準として膨張することとなるため、左右方向の異なる位置で固定される構成と比較して、一方の露光ユニット43のLED素子43Eに対する他方の露光ユニット43のLED素子43Eの位置の変化量をある程度予測することが可能となる。その結果、位置変化に応じた設計が比較的容易となるため、画質に対する露光ユニット43の線膨張の影響を効果的に抑制することができる。
また、接着剤91,92は、硬化後の性質が異なっている。具体的に、接着剤91は、硬化後の粘度が接着剤92よりも低く、接着剤92は、硬化後の粘度が接着剤91よりも高くなっている。これにより、硬化後に硬くなる接着剤91により露光ユニット43の位置ずれを抑制しつつ、硬化後も軟らかい接着剤92により衝撃や露光ユニット43が線膨張した際の寸法変化などを吸収することができる。一例として、接着剤91は、硬化後の粘度が20〜50Pa・sであり、接着剤92は、硬化後の粘度が400〜800Pa・sである。なお、接着剤の粘度については、プラスチック−液状,乳濁状又は分散状の樹脂−回転粘度計による定せん断速度での粘度の測定方法(JIS K7117−2)を用いて測定することができる。また、接着剤91,92は、露光ユニット43の固定を容易とするため、光硬化性樹脂であることが望ましい。
図4に示すように、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432のコネクタ43Fは、いずれも左右方向において重複領域A3内(第1端部E1と第4端部E4との間の位置(図3(a)参照))に配置されている。より詳細に、第1露光ユニット431のコネクタ43Fは、基板43Aの右端部(第1端部E1)寄りに設けられ、重複領域A3内の右寄りに配置されている。また、第2露光ユニット432のコネクタ43Fは、基板43Aの左端部(第4端部E4)寄りに設けられ、重複領域A3内の左寄りに配置されている。そして、固定フレーム25の貫通穴25Cは、第1露光ユニット431のコネクタ43Fに対応する位置と、第2露光ユニット432のコネクタ43Fに対応する位置の2箇所にそれぞれ形成されている。
次に、露光ユニット43の制御とこれに関連する構成について説明する。
図5に示すように、レーザプリンタ1は、制御装置の一例としてのメイン制御回路61と、制御基板の一例としての露光制御基板62を備えている。
露光制御基板62は、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432を制御するための基板である。より詳細に、露光制御基板62は、画像形成動作を実行するときに第1露光ユニット431や第2露光ユニット432の基板43Aに電力を供給したり、信号を送信したりして各LED素子43Eの明滅を制御するように構成されている。この露光制御基板62は、固定フレーム25を挟んで露光ユニット43が配置された側とは反対側で、左右方向において重複領域A3内(第1端部E1と第4端部E4との間の位置)に配置されている。また、露光制御基板62は、露光ユニット43と対向する面に2つのコネクタ62Aを有している。露光制御基板62と、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432とは、フラットケーブル63の一端の端子がコネクタ62Aに差し込まれ、他端の端子がコネクタ43Fに差し込まれることで電気的に接続されている。
メイン制御回路61は、レーザプリンタ1の各部を制御してその動作を制御するための装置である。一例として、メイン制御回路61は、露光制御基板62を介して第1露光ユニット431および第2露光ユニット432を制御したり、給紙機構33や排紙ローラ51などを制御して用紙Sの搬送速度を変更したりするように構成されている。
図6(b)に示すように、給紙トレイ31は、押圧板31Aやフロントカバー22のほか、規制壁31Cと、規制部材31Dを有している。規制壁31Cは、給紙トレイ31に載置された用紙Sの左端の位置を規制する壁である。また、規制部材31Dは、給紙トレイ31に載置された用紙Sの右端の位置を規制する部材であり、フロントカバー22に形成されたガイド溝22Gに沿って左右方向にスライド移動可能に設けられている。
給紙トレイ31は、規制部材31Dを左右にスライドさせて規制部材31Dと規制壁31Cとの間隔を調整することで、A4サイズの用紙SA4よりも幅狭の用紙や、用紙SA4よりも幅広のA3サイズの用紙SA3(図7(b)参照)などをその左右の位置を規制した上で載置可能となっている。レーザプリンタ1は、給紙トレイ31から供給された用紙Sを、規制壁31Cの右側の面(基準位置L)を基準として左側に寄せた状態で搬送する。
図8(b)に示すように、手差しトレイ32は、左右一対の規制部材32Aやピニオンギヤ32Bを有している。一対の規制部材32Aは、手差しトレイ32に載置された用紙Sの左端および右端の位置を規制する板状の規制部32Cと、規制部32Cの下端部から左右方向内側に延びるラックギヤ部32Dとを備え、左右方向にスライド移動可能に設けられている。ピニオンギヤ32Bは、2つのラックギヤ部32Dの間に配置されて各ラックギヤ部32Dに噛み合っている。これにより、規制部材32Aは、一方を他方に近づける方向に移動させることで規制部32Cの間隔が狭くなる方向に他方が連動して移動し、一方を他方から遠ざける方向に移動させることで規制部32Cの間隔が広くなる方向に他方が連動して移動する。
手差しトレイ32は、規制部材32Aを左右にスライドさせて規制部32Cの間隔を調整することで、左右方向の幅が異なる複数種類の用紙Sをその左右の位置を規制した上で載置可能となっている。レーザプリンタ1は、手差しトレイ32から供給された用紙Sを、中央位置Cを基準として中央に寄せた状態で搬送する。
以下、用紙Sのサイズと給紙方法に応じた画像形成動作の制御、特に第1露光ユニット431および第2露光ユニット432の制御について説明する。
まず、図6(a),(b)に示すように、画像形成可能範囲Pの幅Wが第1明滅領域A1の幅D1(本実施形態では210mm)以下の用紙S(一例としてA4サイズの用紙SA4)を給紙トレイ31に載置して画像を形成するときの制御について説明する。
このとき、レーザプリンタ1は、用紙SA4を、当該用紙SA4の画像形成可能範囲Pが第1明滅領域A1内を通るように第1露光ユニット431側である左側(基準位置L)に寄せた状態で搬送する。そして、メイン制御回路61は、露光制御基板62を介して第1露光ユニット431の第1明滅領域A1のLED素子43Eのみを駆動して帯電後の感光体ドラム41の表面を露光し、感光体ドラム41上に静電潜像を形成する。その後は、上記したとおり、画像形成部4が、静電潜像を可視像化して感光体ドラム41上にトナー像を形成し、このトナー像を用紙SA4に転写して熱定着することで、用紙SA4に画像を形成する。
これによれば、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432の両方を駆動させる場合と比較して、省電力化を図ることができる。また、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432の両方を駆動させる場合と比較して、露光ユニット43の制御が簡単になるという利点もある。
次に、図7(a),(b)に示すように、画像形成可能範囲Pの幅Wが第1明滅領域A1の幅D1以上かつ間隔D23(本実施形態では320mm)以下の用紙S(一例としてA3サイズの用紙SA3)を給紙トレイ31に載置して画像を形成するときの制御について説明する。
このとき、レーザプリンタ1は、用紙SA3を、左側(基準位置L)に寄せた状態で搬送する。そして、メイン制御回路61は、露光制御基板62を介して第1露光ユニット431の第1明滅領域A1のLED素子43Eと、第2露光ユニット432の第2明滅領域A2のうち第1明滅領域A1よりも右側に配置されるLED素子43Eとを駆動して帯電後の感光体ドラム41の表面を露光し、感光体ドラム41上に静電潜像を形成する。その後は、上記したとおり、トナー像を形成して用紙SA3に転写し、熱定着することで、用紙SA3に画像を形成する。
次に、図8(a),(b)に示すように、画像形成可能範囲Pの幅Wが間隔D14(本実施形態では100mm)以下の用紙S(一例として日本の一般的な郵便はがきサイズの用紙SPC)を手差しトレイ32に載置して画像を形成するときの制御について説明する。
このとき、レーザプリンタ1は、用紙SPCを、当該用紙SPCの画像形成可能範囲Pが重複領域A3内を通るように中央位置Cに寄せた状態で搬送する。そして、メイン制御回路61は、ユーザが選択した後述するモードに応じて、露光制御基板62を介して第1露光ユニット431や第2露光ユニット432の重複領域A3内のLED素子43Eを駆動して帯電後の感光体ドラム41の表面を露光し、感光体ドラム41上に静電潜像を形成する。その後は、上記したとおり、トナー像を形成して用紙SPCに転写し、熱定着することで、用紙SPCに画像を形成する。
メイン制御回路61は、画像形成可能範囲Pの幅Wが間隔D14以下の用紙Sを手差しトレイ32に載置して画像を形成するとき、ユーザの選択に応じて、通常印刷モード、高解像度モード、高速印刷モードを実行可能に構成されている。なお、本実施形態において、通常印刷モードは「第1のモード」の一例であり、高解像度モードおよび高速印刷モードは「第2のモード」の例である。
通常印刷モードは、所定の搬送速度で用紙SPCを搬送しつつ、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432のうちの一方を駆動して感光体ドラム41を露光するモードである。
高解像度モードは、通常印刷モードのときと同じ搬送速度で用紙SPCを搬送しつつ、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432の両方を駆動して感光体ドラム41を露光するモードである。これにより、高解像度モードのときには、通常印刷モードのときよりも画素数が多い高解像度の画像を形成することができる。
高速印刷モードは、通常印刷モードのときよりも速い搬送速度(例えば2倍の搬送速度)で用紙SPCを搬送しつつ、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432の両方を駆動して感光体ドラム41を露光するモードである。これにより、通常印刷モードのときと同程度の解像度の画像を形成しつつ、高速で画像を形成することができ、印刷時間を短縮することができる。
なお、画像形成可能範囲の幅が間隔D14以上の用紙S(例えばA4サイズの用紙など)を手差しトレイ32に載置して画像を形成する場合、レーザプリンタ1は、用紙Sを中央位置Cに寄せた状態で搬送する。そして、メイン制御回路61は、露光制御基板62を介して第1露光ユニット431の第1明滅領域A1のLED素子43Eと、第2露光ユニット432の第2明滅領域A2のうち第1明滅領域A1よりも右側に配置されるLED素子43Eとを駆動して帯電後の感光体ドラム41の表面を露光し、感光体ドラム41上に静電潜像を形成する。その後は、上記したとおり、トナー像を形成して用紙Sに転写し、熱定着することで、用紙Sに画像を形成する。
以上説明したレーザプリンタ1によれば、A3サイズなど大きいサイズの用紙Sに対応した高価な露光ユニットを備える構成と比較して、低コストで大きいサイズの用紙Sに画像を形成することができる。また、第1露光ユニット431や第2露光ユニット432に対応するサイズ以下の用紙Sに画像を形成する際には、上記したとおり、一方の露光ユニット43のみを駆動させることで省電力化が可能となり、また、両方の露光ユニット43を駆動させることで高解像度印刷などが可能となるため、レーザプリンタ1の設計の自由度を向上させることができる。
さらに言えば、レーザプリンタ1は、画像形成可能範囲Pの幅Wが間隔D14以下の用紙Sに画像を形成するとき、用紙Sをその画像形成可能範囲Pが重複領域A3を通るように搬送するので、上記したとおり、一方の露光ユニット43のみを駆動させて感光体ドラム41を露光する通常印刷モードや、両方の露光ユニット43を駆動させて感光体ドラム41を露光する高解像度モード、高速印刷モードを自由に設定することができる。これにより、設計の自由度がより向上している。
また、図5に示したように、レーザプリンタ1では、各露光ユニット43のコネクタ43Fが左右方向において重複領域A3内に配置されているので、各コネクタ43Fを互いに近くに配置することができる。これにより、露光制御基板62を左右方向に小型化したり、露光制御基板62と各露光ユニット43とを接続するためのフラットケーブル63を短くしたりすることができる。
また、レーザプリンタ1では、露光制御基板62が左右方向において重複領域A3内に配置されているので、露光制御基板62を左右方向により小型化することができる。そして、これにより、装置本体21内の既存のスペースに露光制御基板62を配置したり、露光制御基板62を配置するためのスペースを形成する場合でも当該スペースを小さくしたりすることができるので、レーザプリンタ1の小型化も可能となる。また、露光制御基板62と各露光ユニット43とを接続するためのフラットケーブル63をすっきりと配置することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、各露光ユニット43のコネクタ43Fが左右方向において重複領域A3内に配置されていたが、これに限定されるものではない。例えば、図4および図5を参考にして説明すると、露光制御基板62が左右方向に長い場合には、コネクタ43Fは、基板43Aの左右方向外側の端部に配置されていてもよいし、基板43Aの左右方向中央付近に配置されていてもよい。
前記実施形態では、露光制御基板62が左右方向において重複領域A3内に配置されていたが、これに限定されるものではない。例えば、露光制御基板62は、図5に示す位置から右側や左側にずれて配置されていてもよいし、露光ユニット43の側方でフレーム21L,21Rの面に沿った状態で配置されていてもよい。また、前記実施形態では、レーザプリンタ1を統括的に制御するメイン制御回路61と、露光ユニット43を制御する露光制御基板62とが別に設けられていたが、これに限定されるものではない。例えば、メイン制御回路と露光制御基板が有する回路を1つの基板に設けてもよい。
前記実施形態では、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432が中央位置Cで装置本体21に位置決めされて固定されていたが、これに限定されず、例えば、図4を参考に説明すると、各露光ユニットは、中央位置Cから左右(感光体の回転軸方向)にずれた位置で装置本体に位置決めされて固定されていてもよい。また、前記実施形態では、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432が左右方向の同じ位置(中央位置C)で装置本体21に位置決めされて固定されていたが、これに限定されず、例えば、各露光ユニットは、左右方向の異なる位置、具体的には、それぞれの明滅領域の左右方向中央の位置などで装置本体に位置決めされて固定されていてもよい。
前記実施形態で示した露光ユニット43の位置決めのための構成や固定のための構成は一例であり、前記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、露光ユニットは、画像形成装置本体の一部に直接突き当てて位置を決めるような構成であってもよい。また、露光ユニットは、接着剤ではなく、ネジなどにより固定されていてもよい。
前記実施形態では、図3に示した間隔D14がはがきサイズの用紙Sの画像形成可能範囲の幅以上であり、間隔23がA3サイズの用紙Sの画像形成可能範囲の幅以上である構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、間隔D14がはがきサイズの用紙の画像形成可能範囲の幅以上であり、間隔23が米国のBサイズ(タブロイド、レジャーなどとも呼ばれるサイズ(279mm×432mm))の用紙の画像形成可能範囲の幅以上である構成であってもよい。なお、前記実施形態では、はがきサイズの記録シートとして、日本の一般的な郵便はがきを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、はがきサイズの記録シートは、米国の一般的なはがき(例えば90mm×140mm)などであってもよい。
前記実施形態では、図3に示した幅D1,D2を210mmとし、間隔D14を100mmとし、間隔D23を320mmとしていたが、これに限定されるものではない。例えば、幅D1,D2は、260mm以内であってもよいし、240mm以内であってもよい。また、間隔D14は、はがきサイズの用紙の幅以上であってもよい。また、間隔D14は、130mm以内であってもよいし、120mm以内であってもよい。また、間隔D23は、A4サイズの用紙の幅以上であってもよいし、B4サイズ(250mm×353mm)の用紙の幅以上であってもよいし、A3サイズの用紙の幅以上であってもよいし、前記したBサイズの用紙の幅以上であってもよい。また、間隔D23は、367mm以内であってもよいし、347mm以内であってもよいし、327mm以内であってもよい。
前記実施形態では、第1露光ユニット431および第2露光ユニット432は、いずれもA4サイズの用紙Sの短辺に対応したサイズ、言い換えれば、互いに同じサイズであったが、これに限定されず、互いに異なるサイズであってもよい。例えば、第1露光ユニットをA3サイズの用紙の短辺に対応したサイズとし、第2露光ユニットをA4サイズの用紙の短辺に対応したサイズとしてもよい。
前記実施形態では、図3(a)に示したようにチップ43Dが千鳥状に配列されていたが、これに限定されず、例えば、チップは、直線状に配列されていてもよい。また、直線状に配列されたチップの列は1列に限定されず、複数列設けられていてもよい。
前記実施形態では、明滅部としてLED素子43Eを有する露光ユニット43を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、露光ユニットは、明滅部としてEL素子や蛍光体などを有する構成であってもよい。また、複数の明滅部を構成するのに、発光素子は1つであってもよい。具体的には、例えば、露光ユニットは、蛍光灯などのバックライトの出射側に、液晶素子やPLZT素子などの光学シャッタが配列された構成であってもよい。
前記実施形態では、感光体として感光体ドラム41を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、感光体は、ドラム状ではなく、ベルト状などであってもよい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1は、用紙Sを給紙トレイ31や手差しトレイ32に載置された位置からまっすぐ送り出して搬送することで、用紙Sを片側に寄せた状態としたり、中央に寄せた状態としたりするように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、レーザプリンタは、装置本体内に設けられた用紙案内用のガイドや、用紙搬送用のローラなどの構成、配置などによって搬送中に用紙を片側に寄せたり、中央に寄せたりするように構成されていてもよい。
前記実施形態では、画像形成装置として、単色の画像のみを形成可能なレーザプリンタ1を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、画像形成装置は、感光体などを複数備えるカラー画像を形成可能なプリンタであってもよい。この場合、各感光体に対応して大きいサイズの高価な露光ユニットを複数備える構成と比較して、より低コストで大きいサイズの記録シートに画像を形成することが可能となる。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、フラットベッドスキャナなどの原稿読取装置を備える複写機や複合機などであってもよい。
前記実施形態では、画像形成可能範囲として、記録シートの印刷面の余白部分を除いた範囲を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、画像形成装置がいわゆる縁なし印刷を実行可能に構成されている場合には、画像形成可能範囲は、記録シートのサイズと一致することもある。
1 レーザプリンタ
21 装置本体
41 感光体ドラム
43 露光ユニット
43E LED素子
43F コネクタ
61 メイン制御回路
62 露光制御基板
63 フラットケーブル
431 第1露光ユニット
432 第2露光ユニット
A1 第1明滅領域
A2 第2明滅領域
A3 重複領域
E1 第1端部
E2 第2端部
E3 第3端部
E4 第4端部
P 画像形成可能範囲
S 用紙

Claims (9)

  1. 回転可能に設けられ、露光により形成された静電潜像に現像剤が供給されることで現像剤像が形成される感光体と、前記感光体の回転軸方向に配列された複数の明滅部を有し、前記感光体を露光可能に構成された第1露光ユニットおよび第2露光ユニットと、を備え、感光体に形成された現像剤像を記録シートに転写することで記録シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    前記第1露光ユニットは、前記複数の明滅部が配列された領域の前記回転軸方向一方側の端部である第1端部と前記回転軸方向他方側の端部である第2端部を有し、
    前記第2露光ユニットは、前記複数の明滅部が配列された領域の前記回転軸方向一方側の端部である第3端部と前記回転軸方向他方側の端部である第4端部を有し、
    前記第1露光ユニットと前記第2露光ユニットは、前記回転軸方向において、前記第1端部が前記第3端部と前記第4端部の間に位置し、前記第4端部が前記第1端部と前記第2端部の間に位置するように前記感光体の回転方向に並んで配置され、
    前記回転軸方向における前記第1端部と前記第4端部の間隔は、94mm以上であり、
    前記回転軸方向における前記第2端部と前記第3端部の間隔は、237mm以上であり、
    画像形成可能範囲の前記回転軸方向の寸法が前記回転軸方向における前記第1端部と前記第4端部の間隔以下の記録シートに画像を形成するとき、当該記録シートを、画像形成可能範囲が前記回転軸方向における前記第1端部と前記第4端部との間の領域である重複領域を通るように搬送し、
    前記第1露光ユニットおよび前記第2露光ユニットを制御するための制御装置を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1露光ユニットおよび前記第2露光ユニットのうちの一方を駆動して前記感光体を露光する第1のモードと、
    前記第1露光ユニットおよび前記第2露光ユニットの両方を駆動して前記感光体を露光する第2のモードと、を実行可能に構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 回転可能に設けられ、露光により形成された静電潜像に現像剤が供給されることで現像剤像が形成される感光体と、前記感光体の回転軸方向に配列された複数の明滅部を有し、前記感光体を露光可能に構成された第1露光ユニットおよび第2露光ユニットと、を備え、感光体に形成された現像剤像を記録シートに転写することで記録シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    前記第1露光ユニットは、前記複数の明滅部が配列された領域の前記回転軸方向一方側の端部である第1端部と前記回転軸方向他方側の端部である第2端部を有し、
    前記第2露光ユニットは、前記複数の明滅部が配列された領域の前記回転軸方向一方側の端部である第3端部と前記回転軸方向他方側の端部である第4端部を有し、
    前記第1露光ユニットと前記第2露光ユニットは、前記回転軸方向において、前記第1端部が前記第3端部と前記第4端部の間に位置し、前記第4端部が前記第1端部と前記第2端部の間に位置するように前記感光体の回転方向に並んで配置され、
    前記回転軸方向における前記第1端部と前記第4端部の間隔は、94mm以上であり、
    前記回転軸方向における前記第2端部と前記第3端部の間隔は、237mm以上であり、
    画像形成可能範囲の前記回転軸方向の寸法が前記第1露光ユニットの前記複数の明滅部が配列された領域の幅以下の記録シートに画像を形成するとき、当該記録シートを、画像形成可能範囲が前記第1露光ユニットの前記複数の明滅部が配列された領域を通るように前記第1露光ユニット側に寄せた状態で搬送し、前記第1露光ユニットのみを駆動して前記感光体を露光することを特徴とする画像形成装置。
  3. 回転可能に設けられ、露光により形成された静電潜像に現像剤が供給されることで現像剤像が形成される感光体と、前記感光体の回転軸方向に配列された複数の明滅部を有し、前記感光体を露光可能に構成された第1露光ユニットおよび第2露光ユニットと、を備え、感光体に形成された現像剤像を記録シートに転写することで記録シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    前記第1露光ユニットは、前記複数の明滅部が配列された領域の前記回転軸方向一方側の端部である第1端部と前記回転軸方向他方側の端部である第2端部を有し、
    前記第2露光ユニットは、前記複数の明滅部が配列された領域の前記回転軸方向一方側の端部である第3端部と前記回転軸方向他方側の端部である第4端部を有し、
    前記第1露光ユニットと前記第2露光ユニットは、前記回転軸方向において、前記第1端部が前記第3端部と前記第4端部の間に位置し、前記第4端部が前記第1端部と前記第2端部の間に位置するように前記感光体の回転方向に並んで配置され、
    前記回転軸方向における前記第1端部と前記第4端部の間隔は、94mm以上であり、
    前記回転軸方向における前記第2端部と前記第3端部の間隔は、237mm以上であり、
    前記第1露光ユニットおよび前記第2露光ユニットは、前記回転軸方向の同じ位置で画像形成装置本体に位置決めされて固定されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 回転可能に設けられ、露光により形成された静電潜像に現像剤が供給されることで現像剤像が形成される感光体と、前記感光体の回転軸方向に配列された複数の明滅部を有し、前記感光体を露光可能に構成された第1露光ユニットおよび第2露光ユニットと、を備え、感光体に形成された現像剤像を記録シートに転写することで記録シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    前記第1露光ユニットは、前記複数の明滅部が配列された領域の前記回転軸方向一方側の端部である第1端部と前記回転軸方向他方側の端部である第2端部を有し、
    前記第2露光ユニットは、前記複数の明滅部が配列された領域の前記回転軸方向一方側の端部である第3端部と前記回転軸方向他方側の端部である第4端部を有し、
    前記第1露光ユニットと前記第2露光ユニットは、前記回転軸方向において、前記第1端部が前記第3端部と前記第4端部の間に位置し、前記第4端部が前記第1端部と前記第2端部の間に位置するように前記感光体の回転方向に並んで配置され、
    前記回転軸方向における前記第1端部と前記第4端部の間隔は、94mm以上であり、
    前記回転軸方向における前記第2端部と前記第3端部の間隔は、237mm以上であり、
    前記回転軸方向における前記第1端部と前記第3端部の間隔は、前記第1端部と前記第4端部の間隔より大きく、
    前記回転軸方向における前記第2端部と前記第4端部の間隔は、前記第1端部と前記第4端部の間隔より大きいことを特徴とする画像形成装置。
  5. 画像形成可能範囲の前記回転軸方向の寸法が前記回転軸方向における前記第1端部と前記第4端部の間隔以下の記録シートに画像を形成するとき、当該記録シートを、画像形成可能範囲が前記回転軸方向における前記第1端部と前記第4端部との間の領域である重複領域を通るように搬送することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 記録シートを、前記重複領域の前記回転軸方向中央に寄せた状態で搬送することを特徴とする請求項1または請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1露光ユニットおよび前記第2露光ユニットは、ケーブルを接続するためのコネクタをそれぞれ有し、
    前記コネクタは、前記回転軸方向において前記第1端部と前記第4端部との間の位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1露光ユニットおよび前記第2露光ユニットを制御するための制御基板を備え、
    前記制御基板は、前記回転軸方向において前記第1端部と前記第4端部との間の位置に配置されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記回転軸方向における前記第1端部と前記第4端部の間隔は、はがきサイズの記録シートの画像形成可能範囲の前記回転軸方向の寸法以上であり、
    前記回転軸方向における前記第2端部と前記第3端部の間隔は、A3サイズの記録シートの画像形成可能範囲の前記回転軸方向の寸法以上であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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