JP2966147B2 - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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JP2966147B2 JP17313891A JP17313891A JP2966147B2 JP 2966147 B2 JP2966147 B2 JP 2966147B2 JP 17313891 A JP17313891 A JP 17313891A JP 17313891 A JP17313891 A JP 17313891A JP 2966147 B2 JP2966147 B2 JP 2966147B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート搬送装置に係
り、詳しくは両面及び多重に画像形成をする画像形成装
置における中間トレイからの再給紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図15に、従来の両面多重画像形成装置
の一例を示す。図において、1は画像形成装置本体、2
は原稿を載置する原稿台、3は原稿の像を担持する感光
ドラム、4,5,6,7は原稿の像を感光ドラム3上に
結んで静電潜像を形成するためのミラー、8は結像レン
ズである。
【0003】また、9は感光ドラム3に形成されたトナ
ー像をシートPに転写させる転写電極である。
【0004】カセット10内に収容されたシートPは、
給紙ローラ11により取り出され、レジストローラ12
によって、感光ドラム3の画像と同期した所定のタイミ
ングで送り出され、転写電極9により第1面にトナー像
が形成された後、定着器13によってトナー像が定着さ
れる。第1面に画像が形成されたシートPの同じ面に再
度画像を重ね合せて形成する場合は切換ガイド14によ
ってシートPを搬送路15に導き、中間トレイ16に収
納する。また第1面の反対側の第2面に画像を形成する
場合は、切換ガイド14によってシートPを搬送路17
に導き、排出ローラ18によりシートPを途中まで排出
した後、排出ローラ18を逆転させ切換ガイド19によ
りシート後端を搬送路20に導き、中間トレイ27に収
納する。中間トレイ27内にシートPを1枚載置するご
とに中間トレイ27に載置されたシートPの束全体を少
しずつ搬送ローラ対21で搬送し、シートPを1枚ごと
に少しずつずれた階段状に積載する。
【0005】このように階段状に積載された複数のシー
トPは第1面の画像形成動作終了後にローラ対22の方
向へまとめて搬送され、再下部のシートP1が、ローラ
対21を離れると同時にローラ対21を停止することに
より、このときローラ対22にくわえ込まれている最先
のシートP1のみを、ローラ対22によって搬送し、第
2面目の画像形成動作を行うものである。この従来例に
よると、再給紙時における重送防止性能を向上させるこ
とが可能となる。
【0006】なお、シートPの両面に画像を形成するた
めに、片面に画像の形成されたシートPを階段状に積載
して再給紙する技術は特開昭58−178373号公
報、特公昭63−18744号公報等に記載されてい
る。
【0007】しかし、上記従来例において再給紙する最
先のシートP1のみがローラ対22によって挟持され、
かつローラ対21から離れ、他のシートPの束はローラ
対21のみによって挟持されているという状態を作らな
ければならない。そのためにはローラ対21とローラ対
22との間の距離をシートPの長さよりもわずかに短い
長さに設定する必要がある。
【0008】即ち、図16(a) に示すように、上下のロ
ーラ21a,21bからなるローラ対21と上下のロー
ラ22a,22bからなるローラ対22との間隔がシー
トPの長さよりも少し短く設定されている。従って、最
先のシートP1の後端がローラ対21を少し離れると、
その先端がローラ対22に挟持されている。最先のシー
トP1以外のシートPはローラ対21に挟持されている
が、ローラ対22には挟持されていないので、最先のシ
ートP1は他のシートPに強く摺擦することなく、従っ
て汚されることなくローラ対22により搬出される。
【0009】しかし、図16(b) に示すように、図16
(a) の場合よりも搬送方向に長いシートPを搬送すると
きには、ローラ対21のシートPの挟持状態を図16
(a) と同じにすれば、図16(b) のローラ対22には、
最先のシートP1のみならず、次のシートP2等も挟持
されており、ローラ対22によりシートP1を搬出する
場合、最先のシートP1は次のシートP2(これはロー
ラ対21により挟持されて停止しているので)に強く摺
擦することになる。即ち、搬送方向の長さの異なる多種
のシートPを搬送する場合、ローラ対21,22の間隔
が固定されていると、最先のシートP1と次のシートP
2とが強く摺擦することなく、最先のシートP1のみを
搬出することができない。
【0010】また、シート面の汚れる状態は、図17に
示す場合、即ち、多重複写時には、図中斜線で示す範囲
のシートP1の上面に次のシートP2のニップ部Nの下
面のトナーが付着して汚れると共に、次のシートP2の
ニップ部Nからトナー(画像)が薄くなるか、消える。
【0011】そして、両面複写時には、図18に示すよ
うに、次のシートP2のニップ部Nの下面にトナーが付
着して汚れると共に、最先のシートP1の斜線で示す範
囲の上面のトナー(画像)が剥離して、薄くなるか消え
るかする。
【0012】また、例えば、図19に示すように、多重
複写の場合で最先のシートP1が搬出され、次のシート
P2以上が逆送されるような場合、最先のシートP1の
斜線に示す部分の上面がトナーにより汚れ、次のシート
P2の斜線で示す広い範囲のトナー(画像)が剥離し
て、薄くなるか、消えるという問題が起る。
【0013】そこで、上記のようなシートPの汚れと
か、トナーの剥離を起させないために、シート搬送路上
に退避搬送路を設け、搬送路切換手段を作動させること
により、搬出手段即ち再給紙ローラに挟持されるシート
を1枚だけにする図20に示すような提案がなされてい
る。
【0014】図20において、長さの異なる種々のシー
トPを搬送するためシート搬送手段であるローラ対は2
1と21´との2対が組み込まれ、22はシート搬出ロ
ーラ対である。そして、ローラ対21´と22との間に
退避搬送路(分岐ガイド)37が上斜め方向に設けら
れ、その下端に搬送路の切換手段(分離爪)38が枢支
されている。分離爪38は図13に図示するように横方
向(搬送方向Aに対してほぼ直角の方向)に長く形成さ
れていて、搬送方向Aの縦断面は最先のシートP1に当
接する先端が尖った楔形に形成されている。また、分離
爪38は基端部に回動中心となる軸38aを有し、所定
のタイミングで、図20のように点線で示す位置から実
線の位置に移動して、次のシートP2以降のシート束を
分岐ガイド37に導くと共に、最先のシートP1のみを
シート搬出ローラ対22により、強く摺擦することなく
搬出するものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術によると、最先のシートP1を次のシートP2から分
離する際に、分離爪38の先端がほぼ全長にわたって最
先のシートP1に当接し、シートP1の進行を妨げる大
きな抵抗となってジャムを発生する虞れがあった。
【0016】即ち、最先のシートP1に対する抵抗が大
きくなると、例えば腰のない薄手のシートPは、その先
端付近に図14に示すように、分離爪38の先端によっ
て有害なループが形成され、これがさらに大きな抵抗と
なって紙詰まりの原因となったりするものである。
【0017】そこで、本発明は、最先のシートの進行に
対する分離爪の抵抗を小さくすることにより、紙詰まり
等がなく、確実にシートを分離するようにしたシート搬
送装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の事情に
鑑みてなされたものであって、シートを搬入するシート
搬入手段と、搬入された前記シートを所定量ずつずらし
て積載すると共に、積載されたシートの束を搬送するシ
ート搬送手段と、該シート搬送手段により搬送されるシ
ート束の最先のシートと次のシートとの間に挿入して最
先のシートを分離する分離爪と、を有し、前記分離爪
は、最先のシートに当接する、先端の尖った複数のエッ
ジと、該エッジ間に形成した逃げ部とを備え、前記エッ
ジを最先のシートと次のシートとの間に挿入した状態
で、前記シート搬送手段により前記シート束を搬送し
て、最先のシートを前記分離爪の下面に沿って移動さ
せ、最先のシート以外のシート束を前記分離爪の上面に
沿って移動させて最先のシートを分離する、ことを特徴
とする。
【0019】また、シートを搬入するシート搬入手段
と、搬入された前記シートを所定量ずつずらして積載す
ると共に、積載されたシートの束を搬送するシート搬送
手段と、該シート搬送手段により搬送されるシート束の
最先のシートと次のシートとの間に挿入して最先のシー
トを分離する分離爪と、を有し、前記分離爪は、最先の
シートに当接する複数のエッジと、該エッジ間に形成し
た逃げ部とを備え、最先のシートを介して前記分離爪と
対向するガイド部を設け、該ガイド部が前記逃げ部内に
突出する分離凸部を有する、ことを特徴とする。
【0020】
【作用】以上の構成によると、分離爪は、最先のシート
を次のシートから分離するに際し、最先のシートに当接
して次のシートとの間に挿入されるものであるが、この
とき最先のシート、及びこれを除くシート束に直接当接
するのは、分離爪の先端の尖ったエッジのみであって、
エッジ間の逃げ部には当接しない。従って、最先のシー
トを含むシート束全体を搬送しながらシートを分離する
場合においても、最先のシート及びこれを除くシート束
の進行の妨げとなる分離爪の抵抗は小さくて済み、最先
のシートの分離が円滑に行われる。
【0021】また、分離爪の逃げ部に突出する分離凸部
を設けるときは、エッジの先端が分離凸部の先端よりも
下方に位置するようにすることができるから、分離凸部
の先端に乗るようにしてほぼ水平姿勢をとる次のシート
に対し、最先のシートの先端を波状にしてエッジがシー
ト間に進入しやすくし、シートの分離をより確実にする
ことができる。
【0022】
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って説明す
る。
【0024】図3は、本発明を適用した画像形成装置で
あり、異なる色による両面及び多重複写をする複写装置
を示す。
【0025】図3において、図15に示す従来例と共通
の構成部材については、同符号を付して説明を省略す
る。
【0026】従って、搬送路15,20の合流する搬送
路23からレジストローラ12までの部分を図3及び図
2を参照して説明する。
【0027】前記搬送路23の下流端にシートPの先端
を検知するセンサ24が設けられ、このセンサ24の少
し上流側に搬送ローラ対25が設けられている。また、
搬送路23の上ガイド26が斜下方に延設されると共
に、この上ガイド26の下方にほぼ水平な中間トレイ
(下ガイド)27が対向して設けられ、この下ガイド2
7の上面とほぼ同一面上にニップ部を有するゴム製の駆
動ローラ28aが設けられ、ゴムより摩擦係数が少ない
樹脂性の従動ローラ28bが駆動ローラ28aの上方に
対向して、上下移動可能に設けられ、板ばね29により
下方に付勢されている。
【0028】また、ローラ対28a,28bの右側に上
下ガイド26,27と同様な上ガイド30、ガイド部
(下ガイド)31が設けられ、この両ガイド30,31
の右側にほぼ下ガイド31の上面と同一面にニップ部を
有するローラ対32a,32bが設けられ、ローラ32
aは固設された軸に軸支され、ローラ32bは上下動自
在に板ばね34により下方に付勢され、ローラ32aに
圧接するようになっている。そして、このローラ対32
a,32bの右側に平坦面から上方に湾曲した上下ガイ
ド35,36が、下ガイド36の上面がローラ対32
a,32bのニップ部とほぼ同一面になるように設けら
れている。
【0029】また、前記上ガイド30のローラ対32
a,32b寄りに分岐ガイド37が下流側を斜め上方に
向けて設けられ、この分岐ガイド37の基端部において
分離爪38が軸38aに枢支されている。
【0030】そして、分離爪38の先端は図1に示すよ
うに、分離爪38の先端部が、シートPに当接する4ケ
所のエッジ38bに分割されており、隣接するエッジ3
8b間には、逃げ部38cが形成されていてシートPを
分離する際に、シートPと接触する部分が小さくなるよ
うに構成されている。
【0031】また、下ガイド31にシートPを検知する
センサ39が取り付けられている。
【0032】そして、前記搬送ローラ対25の駆動ロー
ラ25a、駆動ローラ28a、ローラ32aはそれぞれ
ステッピングモータ25m,28m,32mにギヤ列等
により連結され、更に、ステッピングモータ25m,2
8m,32mの信号回路が制御部33に接続されてい
て、正転・逆転、所定角度の回転が可能である。また、
分離爪38がソレノイド38sに連結されており、これ
等の信号回路が制御部33に接続されている。
【0033】また、ローラ28a,32aは摩擦係数が
大きいゴム等からなり、ローラ28b,32bは摩擦係
数が小さい樹脂等よりなる。
【0034】また、40は複写枚数、両面モード、多重
モード、コピースタート等を指示するキーボードであ
り、41はサイズ検知装置であり、それぞれの信号回路
が制御部33に接続されている。
【0035】次に本実施例の作用を説明する。
【0036】先ず、下ガイド27に複数のシートPの束
を収納する動作を図4のフローチャートを参照して説明
する。
【0037】キーボード40により両面又は多重の複写
モードが設定されてコピースタートが指示されると、カ
セット10から取り出されて、感光ドラム3により片面
に画像が形成されたシートPが、ステップS1で回転を
開始したローラ25まで送られてくる。図4のステップ
S2にてセンサ24によりシートPの先端が検知されて
からシートPの先端がローラ28a,28bのニップに
達してループを形成し、先端を揃えるまでに必要な所定
時間t1経過後(ステップS3)、モータ28mをスタ
ートさせる(ステップS4)。そしてシートPの後端を
ローラ対25及びガイド23から抜くためにシートPが
ローラ対28a,28bに挟持されてから予め設定され
た距離だけ搬送するのに必要な所定時間t2だけモータ
28mを回転させ(ステップS5、図5)、t2経過後
モータ28mを逆転させ(ステップS6)、t2よりも
短い所定時間(t2−△t)だけ逆転させた後にモータ
28mを停止する(ステップS7,S8)。モータ28
mの逆転によりシートPはローラ対28a,28bによ
って逆方向に搬送され、シートPの先端はローラ対28
a,28bのニップ部から所定距離Lだけ下流側に位置
する(図6)。シートPの後端はガイド27上を案内さ
れてローラ対25の下側に入り込む。
【0038】なお、ローラ対28a,28bの回転は制
御部33からモータ28mに送るパルスの数によっても
制御できる。即ちシートPの先端がローラ対28a,2
8bのニップに達してからシートPを所定距離Lだけ搬
送するのに必要なモータ28mの回転角に対応する数だ
けのパルスを送ることによっても同様にローラ対28
a,28bを制御できる。
【0039】次にステップS9において設定枚数の積載
が終了したか否かを判断し、終了していない場合はステ
ップS2に戻る。そして次のシートPが搬送され、ロー
ラ対28a,28bに到達すると、ローラ対28a,2
8bは1枚目のシートPを挟持したまま前回と全く同じ
作動をし、2枚目のシートPの先端をローラ28a,2
8bのニップ部よりLだけ下流側に位置させる。この
際、1枚目のシートPは2枚目のシートPといっしょに
搬送され、1枚目のシートPの先端は2枚目のシートP
の先端よりさらにLだけ下流側に位置する。
【0040】これにより2枚のシートPは距離Lだけず
れた状態で重ねられる。この動作を設定枚数のシートP
に対し行うことで、図7の如く順次シートを距離Lだけ
ずらした瓦積みの状態で積み重ねることができる。そし
て、モータ25mを停止する(ステップS10)。
【0041】これらの過程において、ローラ対28a,
28bにシートPを突き当てる際に、搬送路中に突出し
ているのは滑りのよい樹脂製のローラ28bであるた
め、シートPの先端はスムーズにローラ対28a,28
bのニップに入り込むことが可能である。
【0042】次に、積載されたシートPを両面又は多重
複写の2回目の画像形成のために再給紙する場合の作動
について、図8に示すフローチャート及び図9に示す動
作説明図に基づいて説明する。
【0043】キーボード40によりスタートが指示され
るとモータ28m,32mの回転が始まり、積載された
シートPの束がローラ32a,32bに送られる(ステ
ップS11,S12)。このとき、最先のシートP1の
先端がセンサ39に検知された(ステップS13)直後
に、分離爪38が作動して(ステップS15)図7の位
置から図9の位置に移動し、最先のシートP1以外のシ
ートPの束を分岐ガイド37に導入する。
【0044】このとき、分離爪38と最先のシートP1
とは、分割されたエッジ38bの先端でのみ接触するた
め、分離爪38による搬送抵抗は従来に比して格段に小
さくなっており、剛性が低く腰のない薄手紙であって
も、確実に分離することができる。
【0045】最先のシートP1の後端がローラ対28
a,28bを通過したらモータ28mは逆転し(ステッ
プS17)、最先のシートP1を除く他のシートPの束
が逆送され、最先のシートP1のみが搬出される。この
とき、ローラ対32a,32bに挟持されているのは最
先のシートP1のみであって、このシートP1は他のシ
ートPから強く摺擦されることがない。モータ28m逆
転開始からt5時間経て、モータ28mが停止する(ス
テップS18,S19)。
【0046】また、モータ32mは最先のシートP1を
図示しない次の搬送ローラに送り込むまでの時間t6が
経過すると、停止する(ステップS21)。
【0047】前記時間t3,t4,t5,t6はシート
Pの搬送方向の長さと画像形成装置内のローラ配置距
離、ローラの大きさ等を勘案して設定するものであり、
これらのデータは制御部33に記憶されて、制御部33
がシートサイズ検知装置41の情報とを併せて判定し、
モータ28m,32mに所定の指示を行なう。
【0048】設定された枚数が終了するまで、ステップ
S11以下の工程を繰返した後に、複写作業は終了する
(ステップS22)。
【0049】以上の実施例において、図11に図示する
ように分離爪38の下方に対向するガイド部(下ガイ
ド)31に、分離凸部31aを形成するときは、最先の
シートP1の分離がより確実になる。
【0050】即ち、回動して下方に位置した状態の分離
爪38に対し、その各逃げ部38cに突出するように、
分離凸部31aを形成する。そして、分離爪38のエッ
ジ38bの先端と分離凸部31先端の高さの差を適宜な
寸法Hに設定し、両者が寸法Hだけオーバラップするよ
うにする。これにより、図12に図示するようにエッジ
38bの先端が、最先のシートP1に当接してこれを押
し下げたときに、シートP1の先端は、分離凸部31a
とエッジ38bとによって波状になって、シートP1の
上面に当接しているエッジ38bの先端が、次のシート
P2の下面に容易に入り込むことができる。従って、両
シートP1,P2間にエッジ38bの先端が確実に挿入
されることになり、シートP1の分離が一層確かなもの
となる。
【0051】なお、上記実施例では、下ガイド(中間ト
レイ)27に積載された最下位の最先のシートP1から
搬出(再給紙)する場合について述べたが、図6に示す
長さLを−Lになるように、シートPを戻した上に次の
シートPを積載することにより最後に搬入した最上位の
シートを最先のシートP1に積み上げ、更に、分岐ガイ
ド37、分離爪38を下ガイド31の下側に取付けるこ
とにより、図10に示すように、最上位のシート(一面
目の複写を最後行ったシート)から搬出(再給紙)する
場合においても本発明を適用することができる。
【0052】また、本発明においては、分離爪38のエ
ッジ38bを4ケ所に分けたのであるが、その形成個数
はこれに限ることがないことは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分離爪を最先のシートと次のシートとの間に挿入して最
先のシートと、これを除くシート束とを分離するとき
に、分離爪が最先のシートに及ぼす抵抗、及び分離爪が
最先のシートを除くシート束に及ぼす抵抗を小さくする
ことができるので、シートの円滑な分離を行い、ジャム
等の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分離爪を示す斜視説明図。
【図2】シート搬送装置のブロック図。
【図3】複写装置全体の縦断側面図。
【図4】シート搬送装置の動作を示すフローチャート。
【図5】シート搬送装置の動作説明図。
【図6】シート搬送装置の動作説明図。
【図7】シート搬送装置の動作説明図。
【図8】ロ−ラ対の動作を示すフローチャート。
【図9】シート搬送装置の動作説明図。
【図10】他の実施例におけるシート搬送装置の動作説
明図。
【図11】ガイド部の正面断面図。
【図12】ガイド部の動作説明図。
【図13】従来例の分離爪を示す斜視説明図。
【図14】従来例の分離爪の動作説明図。
【図15】従来の複写装置全体の縦断側面図。
【図16】(a) ,(b) は従来のシート搬送装置の動作説
明図。
【図17】複写汚れの発生を示す縦断側面図。
【図18】複写汚れの発生を示す縦断側面図。
【図19】複写汚れの発生を示す縦断側面図。
【図20】従来例の動作説明図。
【符号の説明】
27 中間トレイ(下ガイド) 31 ガイド部(下ガイド) 31a 分離凸部 38 分岐手段(分離爪) 38b エッジ 38c 逃げ部 P シート P1 最先のシート P2 次のシート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬入するシート搬入手段と、 搬入された前記シートを所定量ずつずらして積載すると
    共に、積載されたシートの束を搬送するシート搬送手段
    と、該シート 搬送手段により搬送されるシート束の最先のシ
    ートと次のシートとの間に挿入して最先のシートを分離
    する分離爪と、を有し、 前記分離爪は、最先のシートに当接する、先端の尖った
    複数のエッジと、該エッジ間に形成した逃げ部とを備
    え、前記エッジを最先のシートと次のシートとの間に挿入し
    た状態で、前記シート搬送手段により前記シート束を搬
    送して、最先のシートを前記分離爪の下面に沿って移動
    させ、最先のシート以外のシート束を前記分離爪の上面
    に沿って移動させて最先のシートを分離する、 ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 シートを搬入するシート搬入手段と、 搬入された前記シートを所定量ずつずらして積載すると
    共に、積載されたシートの束を搬送するシート搬送手段
    と、該シート 搬送手段により搬送されるシート束の最先のシ
    ートと次のシートとの間に挿入して最先のシートを分離
    する分離爪と、を有し前記分離爪は、最先のシートに当
    接する複数のエッジと、該エッジ間に形成した逃げ部と
    を備え、 最先のシートを介して前記分離爪と対向するガイド部を
    設け、該ガイド部が前記逃げ部内に突出する分離凸部を
    有する、 ことを特徴とするシート搬送装置。
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