JPH0753482B2 - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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JPH0753482B2
JPH0753482B2 JP2185056A JP18505690A JPH0753482B2 JP H0753482 B2 JPH0753482 B2 JP H0753482B2 JP 2185056 A JP2185056 A JP 2185056A JP 18505690 A JP18505690 A JP 18505690A JP H0753482 B2 JPH0753482 B2 JP H0753482B2
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JP
Japan
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mold
tire
lug groove
pneumatic radial
sector
Prior art date
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Application number
JP2185056A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0342304A (ja
Inventor
孝 田草川
文博 松山
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はトレッド端部にラグ溝を有し、割モールドで加
硫製造するラジアルタイヤにおいて、不良品を製造しな
いためのタイヤの溝底形状を有する空気入りラジアルタ
イヤに関する。
(従来の技術) 従来、ラジアルタイヤの加硫製造方法にはフルモールド
を使用する場合と、割モールドを使用する場合の二種類
の方法が知られており、昨今のタイヤユニフォーミテイ
ー向上の目的から割モールドの使用が増加傾向にある。
割モールドはタイヤウォール部に合致するサイドモール
ドとタイヤクラウン部に合致するセクターモールドによ
って構成され、加硫直前にセクターモールドがモールド
外方向よりタイヤ中心に向って移動し、サイドモールド
と合体し、一つのモールドを構成するものであり、一般
にセクターモールドとサイドモールドの合せ目はタイヤ
バットレス部に設けられる。
(発明が解決しようとする問題点) 近年、タイヤのトラクション性を更に向上させるため、
或いはデザイン上の配慮から、ラグ溝をよりサイドウォ
ール部へ延ばし、このためサイドモールドとセクターモ
ールドの合せ目部分を跨がってラグ溝が延びる場合があ
る。
このようなタイヤを割モールドをもって加硫製造する
と、加硫直前のセクターモールドとサイドモールドの合
体時に生タイヤの表面ゴムを前記モールド間に噛み込
み、噛み込んだゴムがそのまま加硫され、これがモール
ドに付着すると順次繰返し堆積し、後々これがモールド
内に落ちゴム中への異物入りとなり製造不良となること
がある。
かかるモールドの噛み込みを防止するためには、ラグ溝
がモールドの合せ目に跨がらないように前記モールド間
の合せ目部分をよりタイヤ径方向内側に位置させるよう
に、モールドを設計することも考えられるが、モールド
移動可能距離の制約があり、容易にできないのが現状で
あった。
(問題を解決するための手段) 本発明は上記問題を解決することを目的とし、その構成
はトレッド端部にラグ溝を有し、セクターモールドとサ
イドモールドからなる割モールドを使用して加硫製造さ
れる空気入りラジアルタイヤであって、前記ラグ溝がセ
クターモールドとサイドモールドとの合せ目部分を跨が
って延び、前記合せ目部分と対応する位置において、ラ
グ溝底に凸状部を形成したことを特徴とする空気入りラ
ジアルタイヤに係るものである。
(作用) 本発明によって形成されるラグ溝底の凸状部によって、
従来であればセクターモールドとサイドモールドとに噛
み込まれるゴムがここに吸収され、従って、割りモール
ドの特にセクターモールドとサイドモールドとの間での
ゴムの噛み込みを抑制することができることとなったの
である。
(実施例) 以下、本発明を図面をもって更に詳細に説明する。
第1図は、本発明における空気入りラジアルタイヤ外輪
郭の軸方向半断面図であり、第2図はこの第1図の要部
を拡大したものである。又、第3図はこのための割りモ
ールドの要部断面図である。
ここで割りモールドから説明すると、1はセクターモー
ルド、2はサイドモールド、3はセクターモールドとサ
イドモールドの合せ目である。そして、この合せ目3を
跨ぐラグ溝を構成するため、セクターモールド1の表面
に凸条11が備えられ、一方、サイドモールド2には前記
凸条11に連なる凸条21と合せ目3に沿って凹み部22が備
えられている。尚、この例にあっては、サイドモールド
2には、凸条21以外の部位の合せ目3に沿って、更に凹
み部23が備えられている。
さて、かかる割りモールドをまって加硫成型されたタイ
ヤT1であるが、図示するように凸条11及び凸条21にてラ
グ溝4が形成され、更に凹み部22内にゴムが充満される
ことによって、このラグ溝底40より割りモールドの合せ
目3に沿って凸状部5が形成されることとなる。
尚、この例にあっては、タイヤTの表面にも割りモール
ドの合せ目3に沿って前記の凹み部23内にゴムが充填さ
れることにより、凸状部6が形成されることとなる。
ここで本実施例における形状、寸法について述べると、
ラグ溝4の深さHが6mmであるのに対して、ラグ溝底40
の凸状部5の高さh5及びタイヤ表面凸状部6の高さh6
共に2mmとし、また夫々の厚さt5、t6は共に2mmとし、両
凸状部5、6は共に曲面によって周囲と滑らかに連なっ
ている。
本発明にあっては、ラグ溝底40の凸状部5の先端部が厚
みをもっていても、或いはいなくてもよく、後者のタイ
ヤT2の実施例を示したのが第4図である。この例ではラ
グ溝底40の凸状部5の先端部は尖った形状をなしてい
る。尚、高さh5は3mmとしている。又、第4図ではタイ
ヤ表面凸状部6の厚みt6は20mm、高さh6は3mmであっ
て、ラグ溝底40がこれに繋がっている。
第5図は更に別のタイヤT3の実施例を示しており、ここ
ではタイヤ表面凸状部6の先端部もラグ溝底40の凸状部
5と同様に尖っていて、周囲とは曲面によって滑らかな
連なっている。両凸状部の高さh5、h6は共に3mmであ
る。
(効果) 本発明を採用することにより、セクターモールドとサイ
ドモールド合せ目に生タイヤ噛み込むことがなくなり、
製造不良をなくすことができると同時にトラクションを
得るに必要なラグ設計ができることとなり、タイヤ性能
をより向上せしめることとなった。
ここで製造不良品の発生頻度について評価すると、ラグ
溝底40の凸状部5のある発明品では不良率が0%であっ
たのに対して、発明品と同様のラグ溝を配置したものの
前記凸状部5のない比較品の場合では不良率が20%であ
った。
又、トラクション性については、ラグ溝の径方向内側端
がセクターモールドとサイドモールドとの合せ目にまで
至らない従来品と、発明品との比較において、轍脱出に
よって指数評価をしたところ、従来品の100に対して本
発明においては110であった。
このように、本発明によれば、製造不良品の発生を抑制
することができると共に、十分なトラクション性を得る
ラグ溝を配置することができることとなったものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空気入りラジアルタイヤ外輪部の軸方
向半断面図、第2図は第1図の要部拡大断面図、第3図
は用いられた割りモールドの要部断面図、第4図、第5
図は夫々別の実施例のタイヤにおける要部拡大断面図で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド端部にラグ溝を有し、セクターモ
    ールドとサイドモールドからなる割モールドを使用して
    加硫製造される空気入りラジアルタイヤであって、前記
    ラグ溝がセクターモールドとサイドモールドとの合せ目
    部分を跨がって延び、前記合せ目部分と対応する位置に
    おいてラグ溝底に凸状部を形成したことを特徴とする空
    気入りラジアルタイヤ。
JP2185056A 1990-07-12 1990-07-12 空気入りラジアルタイヤ Expired - Lifetime JPH0753482B2 (ja)

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JPH0342304A JPH0342304A (ja) 1991-02-22
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