JPH075341Y2 - クランプの回り止め機構 - Google Patents

クランプの回り止め機構

Info

Publication number
JPH075341Y2
JPH075341Y2 JP1988111500U JP11150088U JPH075341Y2 JP H075341 Y2 JPH075341 Y2 JP H075341Y2 JP 1988111500 U JP1988111500 U JP 1988111500U JP 11150088 U JP11150088 U JP 11150088U JP H075341 Y2 JPH075341 Y2 JP H075341Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp
engine hanger
holding
fastening
tubes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988111500U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0231985U (ja
Inventor
昌秀 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP1988111500U priority Critical patent/JPH075341Y2/ja
Publication of JPH0231985U publication Critical patent/JPH0231985U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH075341Y2 publication Critical patent/JPH075341Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車等のエンジンルーム内に配設された種
々のチューブ類を所定位置に保持させる場合に好適に利
用可能なクランプの回り止め機構に関するものである。
[従来の技術] エンジンルーム内に配設された大小様々なチューブ類を
保持させるためのクランプとしては、ベルト型のものや
本考案の先行技術として、例えば実開昭56−75382号公
報に示されるように、針金等を用いた線材型のものが知
られている。そして、その止着部をビス等を介してエン
ジンやボディ等の剛体に止着し、円弧状に形成した保持
部に前記チューブ類を保持させるようにしているのが普
通である。
[考案が解決しようとする課題] ところが、前記先行技術に示されるように、チューブ類
が屈曲している箇所を剛体の平坦な面に添わせて保持さ
せる場合には、たとえクランプの止着箇所が単一であっ
ても、クランプに位置ずれは発生し難いが、チューブ類
の略直線的な箇所を中に浮かせた状態で保持させる場合
になると、クランプを複数箇所で止着してその位置ずれ
を防止する必要がある。このため、チューブ類が、例え
ばシリンダブロック等に近接している場合には、単一の
クランプを取り付けるためにシリンダブロック壁に複数
の捩子穴を設けたり、複数のビス等が必要となり、クラ
ンプ取付時の作業手間の増加、さらにはコスト上昇の一
因となっている。
本考案は、このような不具合を解消することを目的とし
ている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、かかる目的を達成するために、次のような構
成を採用したものである。
すなわち、本考案にかかるクランプの回り止め機構は、
チューブ類を保持させるための線材型のクランプを、L
字状のエンジンハンガーの一方の面に止着した単一の止
着部と、前記チューブ類を直接に保持させる保持部と、
この保持部と前記止着部との途中に設けた回り止め部と
を備えてなるものにし、前記回り止め部を前記エンジン
ハンガーの一方の面側からその上方部を通して他方の面
側へその上方部よりも下方の位置で迂回させ、その屈曲
端を前記他方の面に係接させていることを特徴とする。
また、単一の止着部を有した線材型のクランプを平板状
のエンジンハンガーに止着する場合には、エンジンハン
ガーの一方の面に前記止着部を固定し、チューブ類を直
接に保持させる保持部と前記止着部との途中に設けた回
り止め部を、前記エンジンハンガーの一方の面側からそ
の上方部を通して他方の面側へその上方部よりも下方の
位置で回帰させ、その屈曲端を前記一方の面に係接させ
るようにしている。
[作用] エンジンハンガーがL字状のものである場合、クランプ
の止着部と回り止め部とがエンジンハンガーを隔ててそ
の両面側へそれぞれ位置することになる。この場合、回
り止め部が、エンジンハンガーの一方の面側から上方部
を通して他方の面側へその上方部よりも低い下方の位置
で迂回してあるので、保持部にチューブ類を載せると、
回り止め部の屈曲端がエンジンハンガーの他方の面に係
接し、クランプが止着部を支点にして回るのが防止され
る。とくに、止着部が上方部より下方に位置する場合
は、回り止め部の屈曲端が止着部に近接することにな
り、わずかな位置ずれでもエンジンハンガーに係接して
位置ずれを抑制することとなる。また、係接している屈
曲部がさらに位置ずれるようなことがあっても、回り止
め部が上方部に係合する状態であるので、クランプの回
動は阻止される。
また、エンジンハンガーが平板状のものである場合、ク
ランプの止着部と回り止め部との間がエンジンハンガー
に絡んだ状態となる。すなわち、回り止め部は、エンジ
ンハンガーの一方の面側から上方部を通して他方の面側
へその上方部よりも下方の位置で回帰しているので、保
持部にチューブ類を載せると、クランプがエンジンハン
ガーに絡んだ状態で回り止め部の屈曲端がエンジンハン
ガーの一方の面に係接し、クランプが止着部を支点にし
て回るのが防止される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第4図に示すエンジンハンガー1は、自動車等
のエンジン2を吊上げるためのもので、シリンダブロッ
ク3の反対側の面に配置したエンジンハンガー4と対を
なしている。各エンジンハンガー1、4は、厚みのある
板状のもので形成してあり、シリンダブロック3の外壁
面にそれぞれボルト(図示せず)等を介して取り付けて
ある。エアクリーナ5側に配置したエンジンハンガー1
の近傍には、チューブ類たるホットエアインテーク6が
配設されており、エキゾーストマニホールドカバー7内
の暖気が冷暖切換弁5aを介してエアクリーナ5内に導か
れるようになっている。
エアクリーナ5側に配置したエンジンハンガー1は、シ
リンダブロック3の外壁面に取り付けるための取付部8
と鈎状に形成した掛止部9とを備えており、取付部8と
掛止部9との境界部分を屈曲させて平面L字状に形成し
てある。取付部8の上端の上方部である肩部8aは、略水
平方向に平坦に形成してある。そして、このエンジンハ
ンガー1に線材型のクランプ10を止着し、前記ホットエ
アインテーク6を中に浮かせた状態で保持させている。
クランプ10は、単一の止着部11と、前記ホットエアイン
テーク6を直接に保持する保持部12と、止着部11と保持
部12との途中に設けた回り止め部13とを備えている。止
着部11は、小径な円弧状に形成してあり、エンジンハン
ガー1の一方の面1aにボルト14やナット15等の一対の締
付具によって止着してある。保持部12は、エンジンハン
ガー1の他方の面1b側に位置させた先端部分に円弧状に
形成してあるとともに、エンジンハンガー1から若干離
れた位置に設けてある。そして、ホットエアインテーク
6に環装したカラー16の凹溝16aに前記保持部12を嵌め
て、ホットエアインテーク6を中に浮かせた状態で保持
させている。回り止め部13は、エンジンハンガー1の掛
止部9における他方の面1b側に位置させてあり、その回
り止め部13と前記止着部11との間を前記肩部8aの上方を
迂回させて、エンジンハンガー1の上部に絡ませてあ
る。そして、回り止め部13の屈曲端13aを前記肩部8aよ
りも下方に位置させて、前記掛止部9における他方の面
1bに近接させてある。また、前記止着部11から上方に延
出させた基端側には、比較的小さな径の小保持部17を形
成し、この小保持部17に小径のホース、例えば、バキュ
ームホース18を保持させるようにしてある。
このような構成によると、クランプ10が止着部11と回り
止め部13との間でエンジンハンガー1の肩部8aを跨いだ
形態になるとともに、止着部11と回り止め部13とがエン
ジンハンガーの掛止部9を隔ててその両面1a、1b側へそ
れぞれ位置する。そのため、回り止め部13と同じ側に位
置する保持部12にホットエアインテーク6を載せると、
回り止め部13の屈曲端13aが、エンジンハンガー1の他
方の面1bに係接し、クランプ10が止着部11を支点にして
回転しようとするのを防ぐことになる。また、係接した
屈曲端13aが、ホットエアインテーク6の載置により位
置ずれを起こしたとしても、実質的に肩部8aが回り止め
として機能し、回り止め部13が下方に移動するのを防止
することになる。
したがって、このようなものによれば、単一の止着箇所
に用いる一対の締付具でもって、有効にクランプ10をエ
ンジンハンガー1に固定することができるので、部品点
数が削減できる。しかも、このクランプ10は、線材型の
ものであるため、前述の所望の形を容易に形成すること
ができ、コスト等の面においても有利となる。また、こ
のクランプ10は、止着部11を締着するためのボルト挿通
孔をエンジンハンガー1の単一箇所に設ければ容易に取
付けることができるので、シリンダブロック3等にクラ
ンプ取付用の捩子穴を設ける必要もない。
一方、第5図および第6図に概略的に示すクランプ20
は、平板状のエンジンハンガー21に絡ませて設けてあ
る。このエンジンハンガー21は、厚みのある板状のもの
で形成してあり、取付部22と鈎状に形成した掛止部23と
を備えている。取付部22は、シリンダブロックの外壁面
にボルト(図示せず)等を介して取り付けられるように
なっており、その上端の肩部22aを略水平方向に平坦に
形成してある。そして、このエンジンハンガー21に線材
型の前記クランプ20を止着し、第6図に想像線で示すよ
うに、チューブ類たるホットエアインテーク24が中に浮
かせた状態で保持されるようになっている。
クランプ20は、単一の止着部25と、前記ホットエアイン
テーク24を直接に保持する保持部26と、止着部25と保持
部26との途中に設けた回り止め部27とを備えている。止
着部25は、小径の円弧状に形成してあり、エンジンハン
ガー21の一方の面21aにボルト28やナット29等の一対の
締付具によって固定されるようになっている。保持部26
は、エンジンハンガー21の幅方向に延出させた先端部分
に円弧状に形成してある。そして、ホットエアインテー
ク24に環装したカラー30の凹溝に前記保持部26を嵌め
て、ホットエアインテーク24が中に浮かせた状態で保持
されるようになっている。回り止め部27は、エンジンハ
ンガー21の肩部22aの上方を迂回させて他方の面21b側か
ら掛止部23に係合させている。そして、回り止め部27の
屈曲端27aをエンジンハンガー21の一方の面21a側に回帰
させて、前記肩部22aよりも下方位置で、掛止部23にお
ける一方の面21aに近接させている。また、前記止着部2
5から上方に延出させた基端側には、比較的小さな径の
小保持部31を形成し、この小保持部31に小径なホース、
例えば、バキュームホース32が保持されるようにしてあ
る。
このような構成によると、クランプ20の止着部25と回り
止め部27との間が平板状のエンジンハンガー21に絡まっ
た形態になるとともに、回り止め部27が掛止部23を挾む
ような状態となる。そのため、保持部26にホットエアイ
ンテーク24を載せると、屈曲端27aがエンジンハンガー2
1の一方の面21aに係接し、あるいは止着部25と回り止め
部27との間が肩部22aの近傍に係接し、クランプ20が止
着部25を支点にして回転しようとするのが防止される。
したがって、このようなものであれば、単一の止着箇所
に利用する一対の締付具でもって、有効にクランプ20を
平板状のエンジンハンガー21に固定することができるの
で、部品点数が削減できる。しかも、このクランプ20
は、線材型のものであるため、前述の所望の形を容易に
形成することができ、コスト等の面においても有利とな
る。また、このクランプ20は、止着部25を締着するため
のボルト挿通孔33をエンジンハンガー21の単一箇所に設
ければ容易に取付けることができるので、シリンダブロ
ック等にクランプ取付用の捩子穴を設ける必要もない。
なお、本考案は以上の実施例に限定されないのは勿論で
ある。例えば、止着部と回り止め部との間は、エンジン
ハンガーの肩部に持たせるように接触させておいてもよ
い。また、クランプやエンジンハンガー等は、図面に示
す形状に限定されず、例えば、エンジンハンガーは、L
字状若しくは平板状の他の形状をなすものでもよい。さ
らに、チューブ類は、ホットエアインテークに限らず、
エンジンハンガーの近傍に配置されるものであれば、他
のものでも有効に実施可能である。
[考案の効果] 以上叙述の如く、本考案では線材型のクランプをL字状
若しくは平板状のエンジンハンガーに絡ませてあるの
で、単一の止着箇所でもって有効にクランプおよびこれ
らのクランプにより保持させたチューブ類の位置ずれを
抑えることができる。その結果、部品点数を削減しつ
つ、位置保持性に優れたクランプを容易に形成すること
ができるので、コストの低減が可能であるとともに、ク
ランプの取付作業を迅速に進めることができる。また、
止着部をボルトによりエンジンハンガーに締着する場合
においても、回り止め部の屈曲端によりクランプの回動
を防止するので、ボルトが緩むことが防止でき、長年に
亘って確実な止着を保持することができる。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の実施例を示し、第1図はエンジンハンガ
ーおよびクランプの概略的な正面図、第2図はチューブ
類の取付状態を示す平面図、第3図は右側面図、第4図
はエンジンの概略的な平面図、第5図はエンジンハンガ
ーおよびクランプの概略的な正面図、第6図はエンジン
ハンガーおよびクランプの概略的な平面図である。 1…エンジンハンガー 1a…一方の面 1b…他方の面 6…チューブ類(ホットエアインテーク) 8a…肩部 10…クランプ 11…止着部 12…保持部 13…回り止め部 13a…屈曲端 20…クランプ 21…エンジンハンガー 21a…一方の面 21b…他方の面 22a…肩部 24…チューブ類(ホットエアインテーク) 25…止着部 26…保持部 27…回り止め部 27a…屈曲端

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブ類を保持させるための線材型のク
    ランプを、L字状のエンジンハンガーの一方の面に止着
    した単一の止着部と、前記チューブ類を直接に保持させ
    る保持部と、この保持部と前記止着部との途中に設けた
    回り止め部とを備えてなるものにし、前記回り止め部を
    前記エンジンハンガーの一方の面側からその上方部を通
    して他方の面側へその上方部よりも下方の位置で迂回さ
    せ、その屈曲端を前記他方の面に係接させていることを
    特徴とするクランプの回り止め機構。
  2. 【請求項2】チューブ類を保持させるための線材型のク
    ランプを、平板状のエンジンハンガーの一方の面に止着
    した単一の止着部と、前記チューブ類を直接に保持させ
    る保持部と、この保持部と前記止着部との途中に設けた
    回り止め部とを備えてなるものにし、前記回り止め部を
    前記エンジンハンガーの一方の面側からその上方部を通
    して他方の面側にその上方部よりも下方の位置で回帰さ
    せ、その屈曲端を前記一方の面に係接させていることを
    特徴とするクランプの回り止め機構。
JP1988111500U 1988-08-25 1988-08-25 クランプの回り止め機構 Expired - Lifetime JPH075341Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988111500U JPH075341Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25 クランプの回り止め機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988111500U JPH075341Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25 クランプの回り止め機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0231985U JPH0231985U (ja) 1990-02-28
JPH075341Y2 true JPH075341Y2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=31349602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988111500U Expired - Lifetime JPH075341Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25 クランプの回り止め機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH075341Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7421035B2 (ja) * 2020-12-21 2024-01-24 株式会社クボタ ディーゼルエンジンの排気処理装置およびディーゼルエンジン

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56964U (ja) * 1979-06-18 1981-01-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0231985U (ja) 1990-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH075341Y2 (ja) クランプの回り止め機構
JPH0329786U (ja)
JP2546033Y2 (ja) 燃料噴射ノズルの保持装置
JPS5834144Y2 (ja) エンジンハンガ
JPH034695Y2 (ja)
JP2512401Y2 (ja) 足場板取付金具
JPH0354962Y2 (ja)
JP3014304U (ja) ケーブルラック用上下ラックカバー取付金具
JPH0482973U (ja)
JPS636560Y2 (ja)
JP3007660U (ja) エアコン室外機用取付台
JPS6250914A (ja) チエンジレバ−アセンブリの組付け方法
JPH0783210A (ja) キャニスター保持構造
JPH0648144Y2 (ja) パージ・コントロール・バルブ取付クランプ
JP3011190U (ja) 可動式アーム付きハンガー
JPH0435655Y2 (ja)
JPH0727384Y2 (ja) 内燃機関のスロツトルレバ−
JP3007661U (ja) エアコン室外機取付台用取付板
JPH0658524U (ja) ワイヤハーネス
JPH0536892Y2 (ja)
JPS6032062Y2 (ja) エンジンの吊り上げ装置
JPH0564248U (ja) 作業燈ブラケット兼用の運転室吊り具
JPH0828538A (ja) 耐震用ワンプッシュダブルリングナット
JPH0638114U (ja) 照明器具の取付構造
JPH0583630U (ja) 天吊型空気調和機