JP3007660U - エアコン室外機用取付台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアコン室外機の取付を機種が異なっても簡
単容易に且つ確実に行うことが出来ること。 【構成】 底部を開口状とした箱形の取付本体１長手方
向両側面に、複数箇の凹状の取付部３を設け、取付部３
下端に取付穴４ａを穿設する取付座板４を設け、逆Ｔ形
の取付溝５を取付本体１上面両端に長手に沿って穿設
し、取付本体１底部と同形状で抜穴６ｃを取付穴４ａに
合うよう穿設し、底部に凹凸の滑止６ａを設け、外周に
係止縁６ｂを表側に向けて突設してなる底プレート６を
設けるようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はエアコンを設置する時のエアコン室外機用取付台に関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

エアコン室外機を取付けるには、取付位置にアンカーボルトで取付けられるよ う建築時に組込んで建築するか、或はブロック等の台を置きその上に載置するか して取付けていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、前者では設置場所が限定されどこでも良いというわけにはいかず、又 、後者では台に載せて置くだけのため固定されていなく不安定で、長期間使用中 にはずれてしまったり、台の周辺に傷を付けたり凹ませたりし取付使用上非常に 不都合を感じていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案このような不都合を解消し、エアコン室外機の取付けを簡単容易とし、 より固定させることが出来るようにし、且つ耐久性を有し外観的にも良いエアコ ン室外機用取付台を提供せんとするものである。 底部を開口状とした箱形の長手方向両側面に、複数箇の凹状の取付部を縦方向 に設け、取付部下端に取付穴を穿設する取付座板を設け、逆Ｔ形の取付溝を上面 両端に長手に沿って適長さ穿設してなる取付本体と、取付本体底面と同形状で底 面に適形状の凹凸からなる滑止を設け、外周に係止縁を表面に向けて突設した底 プレートとからなるものである。

【０００５】 使用に当たっては、アンカーボルトにて取付本体が固定出来れば取付座板の取 付穴を用いてアンカーボルトでエアコン室外機を固定する。 アンカーボルトで固定出来ない場合には、底プレートの滑止にパテを付けて所 定位置に設けて取付本体を設置する。 そしてエアコン室外機を取付本体上に載せ、取付溝に挿入したボルトをエアコ ン室外機の取付金に嵌合しナットにて締結する。 取付金の位置が機種によって異なっても、取付溝内でボルトをスライドさせて 取付ける。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の一実施例を図面について説明する。 図中１は底部を開口状とした箱形の取付本体であって、長手方向に直交する断 面を任意梯形状とし、内部に補強板２を複数箇所に設けて補強している。 ３は長手方向の両側面に複数箇所に凹ませて設けた取付部であって、該取付部 ３下端にボルト取付用の取付穴４ａを穿設する取付座板４を設けている。 ５は逆Ｔ字形の取付溝であって、前記取付本体１上面両端に長手に沿って適長 さ穿設している。 ６は取付本体１底面と同形状で取付穴４ａに一致する抜穴６ｃを穿設した底プ レートであって、底面に四角・三角等適形状の凹凸からなる滑止６ａを設けると 共に外周に上面側に突起する係止縁６ｂを設けている。

【０００７】 使用に当たっては、エアコン室外機７の設置場所に合わせて取付本体１を設け 、アンカーボルトにて取付本体１が固定出来ればそのまゝ底プレート６なしで或 は底プレート６と共にアンカーボルトで固定する。 次にアンカーボルトで固定出来ない場合には、底プレート６を用いその滑止６ ａの溝部にパテを付けて所定位置に設置し取付本体１を固定する。 このようにして取付本体１を固定すると、エアコン室外機７を取付本体１上に 載せエアコン室外機７の取付金８を取付溝５に合わせ、取付溝５に挿入したボル ト９を取付金８に嵌合しナット１０にて締結する。 この時エアコン室外機７の大きさによって取付金８の位置が異なるが、ボルト ９を取付溝５内でスライドさせて位置の調節をして取付けることが出来る。

【０００８】

【考案の効果】

上述の如く本考案は、構造簡単でどんな場合でも手早く容易にエアコン室外機 の取付けが出来ると共に、取付用のボルトのスライドにて機種が変わって取付位 置が変動しても、対応して取付が自在に行える等多くの特長を有し実用上非常に 優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の一部を破断した正面図である。

【図２】本考案実施例の平面図である。

【図３】本考案実施例の一部を破断した側面図である。

【図４】本考案実施例底プレートの一部を省略した底面
図である。

【符号の説明】

１ 取付本体 ３ 取付部 ４ 取付座板 ４ａ 取付穴 ５ 取付溝 ６ 底プレート ６ａ 滑止 ６ｂ 係止縁

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底部を開口状とした箱形の取付本体１長
   手方向両側面に、複数箇の凹状の取付部３を設け、取付
   部３下端に取付穴４ａを穿設する取付座板４を設け、逆
   Ｔ形の取付溝５を取付本体１上面両端に長手に沿って穿
   設したことを特徴とするエアコン室外機用取付台。
2. 【請求項２】 取付本体１底部と同形状で抜穴６ｃを取
   付穴４ａに合うよう穿設し、底部に凹凸の滑止６ａを設
   け、外周に係止縁６ｂを表側に向けて突設してなる底プ
   レート６を設けるようにした請求項１記載のエアコン室
   外機用取付台。