JPH0753318B2 - 制振材の製造方法 - Google Patents

制振材の製造方法

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JPH0753318B2
JPH0753318B2 JP61276713A JP27671386A JPH0753318B2 JP H0753318 B2 JPH0753318 B2 JP H0753318B2 JP 61276713 A JP61276713 A JP 61276713A JP 27671386 A JP27671386 A JP 27671386A JP H0753318 B2 JPH0753318 B2 JP H0753318B2
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JP
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alloy
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superplastic
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Inventor
芳雄 太田
幸也 中川
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石川島播磨重工業株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/04Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating by means of a rolling mill

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機器や配管等の制振装置に用いる超塑性合金
板とAl合金板とを積層してなる制振材の製造方法に関す
る。
〔従来の技術とその問題点〕
配管等に用いる制振材としては、例えば特開昭60−1366
39号公報あるいは実開昭60−108875号公報に示されるよ
うに、超塑性合金板とその他の合金板とを積層したもの
が知られている。
超塑性合金板とその他の合金とを面接合させて制振材を
製造する場合、従来は超塑性合金板とその他の合金板に
夫々所要の表面処理を施し、しかる後各合金板を積層
し、次いで熱間圧延を行い、熱間圧延後に所要の拡散処
理を行って制振材を製造していた。
しかしながら、上述の従来方法では、積層材の固定が不
十分で層間にズレを生じ高い加工度が得られなかった。
そして積層後直ちに熱間圧延を行うため、熱間圧延のた
めの加熱途中で超塑性合金板あるいはその他の合金板の
接合面上に酸化被膜が生じてしまい良好な接合界面を得
ることができなかった。
また、熱間圧延後に拡散処理のために加熱を行っている
が、この加熱によって、超塑性合金側にミクロボイドと
いう微細な孔が発生し、接合不良の原因となっていた。
これは超塑性合金とその他の合金との組合せの場合は金
属組織中の原子間の拡散係数の差が大きい合金を取扱う
ためであると思われる。ちなみに超塑性合金であるZn−
22Al合金とAl合金との接合の場合、約350℃における拡
散係数(または原子の移動速度)はZnの方がAlの数100
倍と大きく、拡散処理後に接合界面の特に超塑性合金側
にミクロボイドの発生がみられ、接合面における剥離の
原因となる恐れがある。
更に、超塑性合金の組織調整が十分になされないままそ
の他の合金と接合しているために制御効果が悪い、等々
の問題点があった。
〔発明の目的〕
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、その目的
は超塑性合金とAl合金からなる制振材を製造する場合に
接合不良のない良好な制振材が得られるようにすること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、冷間圧延し、次いで熱間圧延した後共析点温
度まで加熱し、急速冷却して組織調整を行った超塑性合
金板とAl合金板とを積重ねて積層板となし、該積層板を
管状の拘束材内に挿入し、その拘束した状態で冷間圧延
し、次いで熱間圧延することおよび拘束板を予めパイプ
を予め積層板の寸法にあわせて偏平に成形することを要
旨とする。
〔作用〕
超塑性合金、例えばZn−22Alなどは約250℃までの比較
的低温において超塑性を示す材料であるが、合金を鋳造
により溶製したままの状態では巣が多く発生しており、
所期の特性を期待することはできない。従って、予め超
塑性合金板の組織調整を行うことにより十分に超塑性と
しての特性を与えておく。
次いで組織調整をした超塑性合金板とAl合金板とを積重
した積層板を管状の拘束材内に挿入し、板の相互間移動
を拘束した状態で圧延するため、積層板の加工中のズレ
を防ぎ、積層板は圧延ローラに直接触れることがないた
め割れを発生することもなく高い加工度を与えることが
可能となる。また、冷間圧延によって或る程度加工度を
与え接合面を密着させた後熱間圧延を行うため、加熱途
中に発生する接合面上の酸化被膜の生成を防止できる。
更に熱間圧延中は高い加工度を与えて接合面で容易に新
生面をだすことができるので接合強度の優れた制振材を
得ることができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の方法を図に基づいて説明する。第1図は
本発明に係る超塑性合金の組織調整工程、第2図は本発
明に係る制振材の製造工程を示す。
第1図により超塑制合金の組織調整について説明する。
鋳造により溶製された超塑性合金からなる素材1を圧延
機2によって約10〜30%の圧下率で冷間圧延し、次いで
加熱炉等で加熱したうえ圧延機3によって約40〜70%の
圧下率で熱間圧延して、素材1内に介在している巣を解
消する。次いで加熱炉等で素材1の共析点以上の温度ま
で加熱した後水冷等によって急速に冷却して、材料の組
織が改善された超塑性合金としての特性を有する超塑性
合金板4が得られる。以上のようにして組織調整を行っ
た超塑性合金板4を制振材に用いるが、超塑性合金を前
述の組織調整を行ったところ表1の如き結果が得られ、
所期の特性を得ることができた。すなわち、組織調整を
施した供試材2はそうでない供試材1に比べてm値(硬
化指数)のバラツキは小さく、破断伸びにおいても優れ
ていることが解る。
表1に示す供試材1は、鋳1造により溶製したZn−22Al
合金を共析点温度350℃まで加熱した後急速冷却したも
の。供試材2は鋳造により溶製したZn−22Al合金を冷間
圧延し、次いで熱間圧延した後、共析点温度350℃まで
加熱し、急速冷却して組織調整を行ったものである。な
お、供試材1,2共に各5個を使用した。
第2図により制振材の製造工程を説明する。予め組織調
整を行ったZn−22Al合金からなる超塑性合金板4とAl合
金からなる合金板5の接合面をワイヤブラシ等によって
機械的に表面研磨し、酸化被膜を除去した後、合金板4,
5,4を図示の如く3層に積重ねる。一方鋼製のパイプ7
から予め積層板6の寸法に合せて偏平に成形した拘束材
8を準備しておく。なお、必要に応じてパイプの先端を
プレス加工により傾斜させておき圧延機への導入をよく
すると共にパイプ内面はフラッシング等によって汚れを
除去しておくようにするとよい。拘束剤8内に積層板6
を挿入し、拘束した状態で圧延機9によって冷間圧延
し、約10〜30%の圧下率を与えて積層板6の密着を計
る。次いで加熱炉等によって約250〜300℃に加熱し圧延
機10によって熱間圧延する。その圧下率は高い加工度を
与えるために70%以上が好ましい。必要に応じて複数回
パス数を繰り返して行うようにする。熱間圧延後に外被
となった拘束材8を除去すれば制振材が得られる。
本発明に使用する超塑性合金としては、前記Zn−22Al合
金の外にAl−33Cu合金、Bi−44Snがある。
なお、上記実施例では、3層に積層した制振材の製造方
法について述べたが、2層あるいは4層またはそれ以上
でもよく、要は複数層からなる制振材に本発明の方法を
適用してもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない
範囲内で変更し得ることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上の構成から本発明は次のような効果を発揮する。
(1)超塑性合金は組織調整を行ったものを使用するた
め優れた制振効果が計れる。
(2)予めパイプを予め積層板の寸法にあわせて偏平に
形成した拘束材内で積層板を圧延し、接合させるため、
高い加工度が与えられ、接合強度の高い制振材が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る超塑性合金の組織調整工程の説明
図、第2図は本発明に係る制振材の製造工程の説明図で
ある。 図中、1は超塑性合金からなる素材、2,3,9,10は圧延
機、4は超塑性合金板、5は合金板、6は積層板、7は
パイプ、8は偏平に成形した拘束材を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷間圧延し、次いで熱間圧延した後共析点
    温度まで加熱し、急速冷却して組織調整を行った超塑性
    合金板とAl合金板とを積重ねて積層板となし、該積層板
    を管状の拘束材内に挿入し、その拘束した状態で冷間圧
    延し、次いで熱間圧延した後拘束材を除去することを特
    徴とする制振材の製造方法。
  2. 【請求項2】前記拘束材は予めバイプを積層板の寸法に
    合わせて偏平に成形することを特徴とする第1項記載の
    制振材の製造方法。
JP61276713A 1986-11-21 1986-11-21 制振材の製造方法 Expired - Lifetime JPH0753318B2 (ja)

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JPS63130285A JPS63130285A (ja) 1988-06-02
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