JPH075312U - 野菜移植機の潅水装置 - Google Patents

野菜移植機の潅水装置

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Publication number
JPH075312U
JPH075312U JP3349693U JP3349693U JPH075312U JP H075312 U JPH075312 U JP H075312U JP 3349693 U JP3349693 U JP 3349693U JP 3349693 U JP3349693 U JP 3349693U JP H075312 U JPH075312 U JP H075312U
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JP
Japan
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planting
irrigation
cam
seedlings
vegetable transplanter
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Pending
Application number
JP3349693U
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English (en)
Inventor
雅弘 兼崎
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication of JPH075312U publication Critical patent/JPH075312U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配置構成上の自由度を増し、植付爪1にてポ
ット苗を植え付ける前に直接ポット苗に潅水を行うこと
ができる野菜移植機の潅水装置を構成することを目的と
する。 【構成】 ポット苗を植付爪1にて受け取って圃場に植
え付ける野菜移植機において、植付爪1の回転に同期し
て回転する潅水カム2を設け、該潅水カム2の回転にて
ポンプPの駆動部に当接して駆動し、該ポンプPの吐出
側のノズル6aを植付爪1の回転軌跡側へ突出し、植付
作動時に植付爪1に収納された苗に直接潅水を行うべく
構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一株分のポット苗を植付爪にて受け取って圃場に植え付ける野菜移 植機におけるポット苗への潅水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一株分のポット苗を二分割された開閉自在な植付爪にて圃場に植え付け 、潅水を行う野菜移植機に関する技術は、公知のものとされており、例えば、実 開昭53−3844号公報に記載の技術の如くである。前記潅水装置は、植付爪 にノズルを設け、プランジャポンプにてタンク内の水を吸入、吐出し、前記ノズ ルから植付爪が開いたとき、または、土中に突き刺さったときに水を噴出させて 潅水作業を行うように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記従来技術において、植付爪の下部に潅水用のノズルを設けた構成 であると、潅水作業は植付爪により土中に突き刺さる前後の間に行う構成となり 、潅水位置が限定されてしまい苗全体にかからないのである。また、植付爪は土 中に突き刺さるので、ノズルに土が付着し易く詰まりの原因となるばかりでなく 、ノズルを傷めてしまい確実な潅水作業を行うことができない恐れが生じるので ある。そこで、以上のような不具合を解消する為に、本考案は、植付爪にてポッ ト苗を植え付ける前に直接ポット苗に潅水を行うことができる野菜移植機の潅水 装置を構成することを目的とするのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するための手段として、本考案は苗を植付爪にて受け 取って圃場に植え付ける野菜移植機において、植付爪の回転に同期して回転する 潅水カムを設け、該潅水カムの回転にてポンプの駆動に当接して駆動し、該ポン プの吐出側のノズル部分を植付爪の回転軌跡側へ突出し、植付動作時に植付爪に 収納された苗に直接潅水を行うべく構成したものである。
【0005】
【作用】
作用について説明すると、植付作業を行う場合には、植付駆動軸57を介して 植付爪1の植付軌跡Rの挙動と同期連動して潅水カム2が回転され、プランジャ ロッド3と当接して往復動されプランジャポンプPが作動し、タンクT内の水を 吸入加圧し、潅水パイプ6先端のノズル6aから植付爪1に内有されているポッ ト苗に直接潅水を行い、植付爪1にて畝U上にポット苗が植え付けられるのであ る。
【0006】
【実施例】
次に本考案の実施例について説明する。図1は、野菜移植機の全体側面図、図 2は、本考案の潅水装置の構成を示す側面図、図3は、野菜移植機の潅水部Aと 孔開部Bと植付部Cの部分を示す側面図、図4は、同じく平面図、図5は、野菜 移植機の孔開部Bの部分を示す後面図である。
【0007】 図1において、野菜移植機の全体の構成について説明すると、ベースフレーム 5の前部上面には、エンジンEが搭載され、後部には、ミッションケースMが配 設されており、該ミッションケースMの両側部には、スイングケース7が上下揺 動可能に支持され、該左右のスイングケース7の後部には、後輪14が支持され ている。前記ベースフレーム5の前部には、潅水用のタンクTが配設され、前部 側面には、マルチフィルム孔開装置の発熱体21の電源である発電機Gが配設さ れているとともに、両側面には、スイングアーム8が上下揺動可能に支持され、 下方には、畝U上面を鎮圧する鎮圧ローラー17が配設されており、前記スイン グアーム8の後端には、前輪13が支持されている。
【0008】 前記ミッションケースMの後端には、植付伝動ケース9が軸支されており、該 植付伝動ケース9の後端には、潅水装置の潅水部A、マルチフィルム孔開装置の 孔開部B及びポット苗の植付部Cが配設され、前記植付伝動ケース9に取付固定 されている培土アーム26を介して培土ローラー27が支持されて畝面の凹凸に 合わせて潅水部Aや孔開部Bや植付部Cを上下揺動可能に構成されている。また 、前記ミッションケースMの後方には、シャーシフレーム10が配設され、該シ ャーシフレーム10上には、左右往復移動する苗載台18や該苗載台18上の苗 トレイ31から一株分のポット苗を取り出す苗取出爪19等によりなる苗供給部 Dが構成されており、前記シャーシフレーム10の後端には、操向ハンドル11 が連設され、操作部Sが構成されている。また、前記苗載台18前方の機体上部 は、ボンネット29にて被覆されており、該ボンネット29の両側面には、予備 苗台30が配設されている。
【0009】 図2・図3・図4・図5において、先ず、前記植付部Cの構成を説明すると、 植付伝動ケース9の出力軸である植付駆動軸57の一端には、ロータリケース5 8が固設され、該ロータリケース58には、クランクアーム59が連結され、該 クランクアーム59には、植付アーム60が枢支されており、該植付アーム60 には、爪支持体62と進退ロッド63を介して植付爪1が連結され、該植付爪1 は、植付カム67の働きにて摺動する前記進退ロッド63により開閉可能なよう に二分割されている。前記植付アーム60の上端には、ガイドローラー64が回 転自在に枢支されており、該ガイドローラー64は、前記培土アーム26ととも に取付板68に取付固定されているガイドレール65に上下動自在に嵌入されて いる。そして、前記ロータリケース58、クランクアーム59が回転し、植付ア ーム60がガイドレール65に案内されて前後揺動及び上下動することにより、 植付爪1の先端が楕円形状の植付軌跡Rを描いて上下動し、この植付軌跡Rの上 端で苗取出爪19から一株分のポット苗を受け継ぎ、下端で畝Uに突入して爪を 開いて植え付けるように構成されている。
【0010】 次に、本考案の潅水装置の潅水部Aとマルチフィルム孔開装置の孔開部Bの構 成を説明すると、前記孔開部Bの発熱体21は、植付部Cの前側に位置する支持 杆45の下端に設けられており、該支持杆45には、揺動軸49・49を介して 上リンク46と下リンク47の先端が枢結されている。該上リンク46と下リン ク47の基端は、支持軸48・48を介して固定板53に枢結されており、該固 定板53は、植付伝動ケース9に固定されている。該植付伝動ケース9の植付駆 動軸57には、孔開カム55が固設されており、該孔開カム55の外周カム面5 5aには、前記上リンク46に回転自在に支承されているガイドローラー54が 摺接されている。
【0011】 前記孔開カム55には、外側に突出したボルト孔部55b・55b・・・が設 けられ、該ボルト孔部55b・55b・・・には、ローラーガイド板56及び間 隙部材34・34・・・を介して潅水カム2がボルト32・32・・・にて取付 固定されており、該ローラーガイド板56の上部外端部分にガイド部56aが側 方へ突出して設けられ、該ガイド部56aは外周カム面55aに沿った湾曲形状 でガイドローラー54を規制するようにしており、よって、植付駆動軸57が回 動されると、孔開カム55とローラーガイド板56が回動され、ガイドローラー 54が孔開カム55とローラーガイド板56のガイド部56aの間に位置すると 、強制的にガイドローラー54が外周カム面55aに沿わされて、孔開カム55 の回転速度の遅い速いに関係なくガイドローラー54の当接位置が変化せず、上 リンク46の回動量も変化せずに支持杆45が上下動されて発熱体21が正確に 上下動するように構成されている。
【0012】 前記潅水カム2は、潅水用のプランジャポンプP本体に嵌挿され、バネにて付 勢されているプランジャロッド3を押し込んでプランジャを往復動させて吸入・ 吐出するようにして、プランジャポンプPが作動するように構成されており、該 プランジャポンプPは、前記孔開部Bと植付部Cに干渉しない植付爪1の側方に 位置するように、ステー4を介して前記植付伝動ケース9に取り付けられている 固定板53の後端部に取付固定されている。前記プランジャポンプPの下部吸入 口には、給水パイプ12が接続され、該給水パイプ12は、機体前部に配置され ている前記タンクTに接続されており、上部吐出口には、潅水パイプ6が接続さ れ、該潅水パイプ6は、先端のノズル6aが植付爪1の方向に位置するように延 出されている。
【0013】 そして、図2に示す如く、前記潅水カム2が回転し、プランジャロッド3が往 復動してプランジャポンプPが作動することにより、タンクT内の水を吸入加圧 し、潅水パイプ6先端のノズル6aから植付爪1内のポット苗に直接潅水を行う ことができるのであり、このように潅水部Aが構成されている。前記ノズル6a からの潅水時期は、植付爪1がポット苗を内有している下降工程の適宜位置に達 したときに開始し、所定の間潅水を行った後に終了するものとし、直接ポット苗 に潅水を行う設定であればよく、特に限定するものではない。例えば、植付爪1 先端が畝Uに突き刺さる前(図3における植付軌跡RのR1位置)に潅水を開始 し、植付爪1が開放されてポット苗の植え付けが終了する直前(植付軌跡RのR 2位置)まで潅水を行う如くである。
【0014】 また、本実施例において、潅水用のタンクTは、機体のバランスに合うように 前部に固定配置され、フロントウエイト機能を兼備するように構成されている。 また、プランジャポンプPの固定位置は、植付伝動ケース9に取り付けられてい る固定板53の後端部であるが、他に培土アーム26に取り付けることも可能で あり、孔開部Bとの位置関係を保持する位置であればよいのである。また、前記 発熱体21は、平面視横方向に長い楕円形状であり、グロウプラグ20・20が 嵌挿され、ステー22に支持固定されており、該ステー22は、支持杆45の下 端に取付固定されている。
【0015】 以上の如く構成した野菜移植機にてマルチフィルムが敷設されている畝U上面 へのポット苗の植付作業を行う場合には、植付駆動軸57を介して植付爪1の植 付軌跡Rの挙動と同期連動して孔開カム55と潅水カム2が回転され、マルチフ ィルム上の植付所定箇所に発熱体21を押圧してマルチフィルムを溶かして植付 孔が開口され、プランジャポンプPが作動し、タンクT内の水が吸入され、吐出 されて潅水パイプ6先端のノズル6aから植付爪1に内有されているポット苗に 直接潅水が行われ、前記植付孔に植付爪1にてポット苗が植え付けられるのであ る。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成したので、以下のような効果を奏するのである。 即ち、植付爪内に収納されているポット苗に直接潅水を行うことにより、苗全体 に確実に潅水作業を行うことができるようになり、苗の圃場への初期活着を良く することができ、苗の生育不良や立ち枯れ等の発生を防止することができるとと もに、植付爪への過度の土の付着を防ぐことができるので、植付爪の開閉駆動が 安定し、移植性能の向上を図ることができるのである。また、プランジャポンプ に接続されている潅水パイプ先端のノズル部分を植付爪の方向に互いに干渉しな いように延出したので、潅水装置の配置構成上の自由度を増し、幅広い対応が可 能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】野菜移植機の全体側面図である。
【図2】本考案の潅水装置の構成を示す側面図である。
【図3】野菜移植機の潅水部Aと孔開部Bと植付部Cの
部分を示す側面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】野菜移植機の孔開部Bの部分を示す後面図であ
る。
【符号の説明】
1 植付爪 2 潅水カム 3 プランジャロッド 6 潅水パイプ 6a ノズル 12 給水パイプ P プランジャポンプ T タンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗を植付爪にて受け取って圃場に植え付
    ける野菜移植機において、植付爪の回転に同期して回転
    する潅水カムを設け、該潅水カムの回転にてポンプの駆
    動部に当接して駆動し、該ポンプの吐出側のノズル部分
    を植付爪の回転軌跡側へ突出し、植付動作時に植付爪に
    収納された苗に直接潅水を行うべく構成したことを特徴
    とする野菜移植機の潅水装置。
JP3349693U 1993-06-22 1993-06-22 野菜移植機の潅水装置 Pending JPH075312U (ja)

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JP3349693U JPH075312U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 野菜移植機の潅水装置

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JPH075312U true JPH075312U (ja) 1995-01-27

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ID=12388167

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JP3349693U Pending JPH075312U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 野菜移植機の潅水装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108633413A (zh) * 2018-05-11 2018-10-12 邹政 橘子幼苗种植设备
JP2020202799A (ja) * 2019-06-18 2020-12-24 株式会社クボタ 移植機

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108633413A (zh) * 2018-05-11 2018-10-12 邹政 橘子幼苗种植设备
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