JPH0752756Y2 - バックミラーのステー保持構造 - Google Patents

バックミラーのステー保持構造

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JPH0752756Y2
JPH0752756Y2 JP10728589U JP10728589U JPH0752756Y2 JP H0752756 Y2 JPH0752756 Y2 JP H0752756Y2 JP 10728589 U JP10728589 U JP 10728589U JP 10728589 U JP10728589 U JP 10728589U JP H0752756 Y2 JPH0752756 Y2 JP H0752756Y2
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賢一 森
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Murakami Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願考案は、主として貨物車等のバックミラーを支持す
るステーを車体に固定するベースに保持する構造に係
る。
[従来技術] 主として貨物車に使用するミラーは、駐車時等に道路側
に突出して通行の妨げになっている。
そこで、ミラーを一時的に車体側へ待避させる構造を備
えたバックミラーのステー保持が開発されている。
第5図はミラーとステーの取付状態の外観を示す斜視
図、第6図は要部を示す断面図、第7図は回避乗越部材
を示す斜視図である。
この従来例は、ミラーMをステーSに支持し、このステ
ーSをベースBに回動自在に保持しているものである。
すなわち、車体に固定するベースBは、平板状取付座50
と一体に形成し、その上部ベース51には、保持孔52を穿
設し、一方、下部ベース53の保持孔54には、ブッシュ55
を配設している。
さらに、ステーSは、上記保持孔52,54内に挿入するシ
ャフト56の上端を上部ベース51よりも上方に突出させ
て、このシャフト56の冠部57に溶接で固定し、一体化し
ている。
そして、シャフト56の下部に固定したスプリングピン58
でワッシャ59を支持し、このワッシャ59と上部ベース51
の下端にかけてコイルスプリング60を配設している。
加えて、前記上部ベース51には、前記冠部57の下方に配
置する一対の乗越部材63、回避部材62を据え付ける受座
64を凹設している。
すなわち、乗越部材63を受座64に固定し、回避部材62を
シャフト56に固定している。
この回避部材62と乗越部材63は、複数個の山と谷を有
し、その山と谷を係合することによって回動を規制し、
それを乗越えることによって回動可能にしている。
そして、ミラーMを待避させる時は、ステーSを車体側
に回動すると、コイルスプリング60の弾性力に抗して回
避部材62の谷の部分が乗越部材63の山の部分に引上げら
れ、回動可能な状態になる。
この動作の繰返しにより、ステーSを任意の方向に回動
することができるように構成している。
[従来技術の課題] 前記従来例は、ミラーを車両側に回避した時、回避位置
を自由に設定できず配送時等に不便である。
また、ストッパーが無いことから、ステーを回避する時
に車両に当ってしてしまうことがあった。
さらに、前記回避部材と乗越部材は、互いを擦り合うよ
うな構造のために耐久性に乏しかった。
前記従来例は、円柱状のステーをシャフトに固定すると
いう構造のためにシャフト内にワイヤハーネスを通すこ
とができず、電動でミラーの角度を調整することができ
なかった。
さらにまた、溶接する部品があるために製造コストが上
昇するという課題があった。
[課題を解決するための手段] 本願考案は、パイプ状のステーを上部ベース及び下部ベ
ースで保持し、上部ベースに設けた受座とクラッチ板の
上面に設けた凹部の間にボールを配設し、さらに、上記
クラッチ板は、軸孔にセレーション(serration)孔を
穿設するとともに周囲部にはベース壁面に設けた段差部
に当接する突起部を有し、前記ステーに固定したプレー
ト上のワッシャに下端を当接したコイルスプリングによ
って、常時上部ベース側にクラッチ板を付勢し、ステー
の外周に刻設したセレーションと前記クラッチ板の軸孔
のセレーションとを噛合したミラーのステー保持構造で
ある。
[考案の作用] 本願考案は、パイプ状ステーを採用し、その中空部分に
ワイヤハーネスを通すことにより、電流や制御信号をミ
ラーに伝達することができ、電動ミラーとして使用する
ことを可能としている。
また、ベースの壁面に設けた段差部によって、ミラー回
避時にクラッチ板の一端が当って必要角度以上の回動を
規制し、車両とミラーとの干渉を防止する。
さらに、ミラーを回動する時に、クラッチ板は、コイル
スプリングの弾性力に抗して下方に移動し、ステーの回
動を可能とし、このクラッチ板と上部ベースの間に配置
したボールがクラッチ板上面に陥設した凹部内に嵌合す
ることによって節度感の感知を可能としている。
さらに、溶接を廃止して、コストの上昇を防いでいる。
[実施例] 第1図は、本願考案の一実施例である要部を縦断して示
す断面図、第2図は同上一部を分解して示す斜視図、第
3図と第4図はステーの回動を停止する機構を部分的に
示す平面図である。
ステー1は、パイプ状部材で形成し、その中空部にワイ
ヤハーネスWを通すことができる。
一方、ステー1を保持するベース2は、上部ベース3と
下部ベース4及びそれらを連成する壁面5で構成してい
る。
上部ベース3には、ステー1を通す保持孔6を穿設する
とともに後述のクラッチ板7との間に配置するボール8
の上部を係止する孔又は凹部からなる受座9を形成して
いる。
また、下部ベース4には、ブッシュ10を嵌合保持する凹
陥部11を形成している。
さらに、壁面5には、クラッチ板7の一端を当接する段
差部12を形成したストッパー部13を設けている。
そして、上記ステー1は、上部ベース3の真下にクラッ
チ板7を係合するセレーション14をその外周面に刻設す
るとともにプレート15を係止する係止溝16を具備してい
る。
クラッチ板7は、一例として半周ずつ異なる直径によっ
て形成した周面を有し、その境界部分がストッパー部13
の段差部12と当接する第3図のカム形を呈するものと、
第4図のように凸形を呈し、外周面の一端を壁面5側に
突出する突部7b1を具備するもの7Bの何れかを適宜使用
する。
このクラッチ板7,7Bの軸孔内周には、前記セレーション
14と噛合するセレーション孔17を刻設している。
さらに、クラッチ板7の上面には、ボール8の下部を係
止収納する複数個の凹部18を所定の角度を保って形成し
ている。
なお、第3図に示すストッパー部13は、前記カム形のク
ラッチ板7の短半径側の外周面が入る部分13a1と長半径
側の外周面が入る部分13a2とで形成している。
また、第4図に示すストッパー部13Bは、クラッチ板7B
の突部7b1を一例として90度程度回動可能とする凹部13b
1を形成するとともにこの突部7b1が当る段差部12bを具
備している。
そして、クラッチ板7(7B)は、そのセレーション孔17
がステー1側のセレーション14と噛合する一方、前記プ
レート15上に配置したワッシャ15aに下端を支持するコ
イルスプリング19によって、常時図1に示す上部ベース
3側に押圧する力が働いている。
このようにして本願考案は、駐車等でミラーを車体側に
回避する時に、ミラー又はステー1を車体側に回動する
と、ステー1に刻設したセレーション14によってクラッ
チ板7が回動する。
その際、前記ボール8が、コイルスプリング19の弾性力
に抗してクラッチ板7(7B)を下方に押圧した状態でク
ラッチ板7(7B)が回動し、次の凹部18aの箇所に至る
とボール8の下部がその中に収納し係合すると、クラッ
チ板7(7B)は、コイルスプリング19によって上方に復
動する。
なお、ボール8が凹部18aに係合する時に節度(クリッ
ク)感を感じることになる。
さらに、ミラー又はステー1を回動すると前記動作を繰
返し、クラッチ板7(7B)の段差部12が壁面5側のスト
ッパー部13(13B)の段差部12(12b)に当ると、ミラー
又はステー1の回動を規制した停止状態になり、ミラー
を車体に接触しない位置で固定するようになるものであ
る。
また、回避を解除するには、ミラー又はステー1を前記
と反対の方向に回動すれば、ステー1に刻設したセレー
ション14によってクラッチ板7(7B)が前記の作用によ
って回動し、ボール8が凹部18a内に係止することによ
って、クラッチ板の回動を停止してその位置を保持する
ことになる。
なお、ステー1とクラッチ板7、7Bをセレーション14及
びセレーション孔17によって係合してステーの動力をク
ラッチ板に伝達しているが、例えばキーとキー溝又は平
面部設定による動力伝達機構を用いてもよいことはいう
までもない。
また、鏡面角度を電動で調節する必要がない場合には、
ステーは中空材でなくてもよい。
[考案の効果] 本願考案は、ミラーを回避する時、又はステーの角度を
調節する時に、節度感を持たせたので操作性が向上し
た。
そして、ステーの外周に施したセレーション等の動力伝
達部材によってクラッチ板を回動することにより、耐久
性を高めた。
また、ステーをパイプ状に形成したことにより、ワイヤ
ハーネスを配置することができるようになり、鏡面角度
の調節を電動で行うことができるようになった。
さらに、ステーの回動を規制するストッパーを設けたこ
とにより、車体とミラーとの接触を防止することが可能
になった。
さらにまた、溶接部品を排除してコストの低減を実現し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願考案の一実施例である要部を縦断して示
す断面図、第2図は同上一部を分解して示す斜視図、第
3図と第4図はステーの回動を停止する機構を部分的に
示す平面図、第5図はミラーとステーの外観を示す斜視
図、第6図は従来例の保持構造を示す断面図、第7図は
回避・乗越部材を示す斜視図である。 1……ステー、2……ベース、3……上部ベース、4…
…下部ベース、5……壁面、6……保持孔、7,7B……ク
ラッチ板、7b1……突部、8……ボール、9……受座、1
0……ブッシュ、11……凹陥部、12、12b……段差部、1
3、13B……ストッパー部、14……セレーション、17……
セレーション孔、15……プレート、15a……ワッシャ、1
6……係止溝、18,18a……凹部、19……コイルスプリン
グ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラーを支持するステーを、上部ベース,
    壁面及び下部ベースから成るベースに保持する構造であ
    って、 上記上部ベースの下面側に形成した受座と、上部ベース
    直下に配置されたクラッチ板に穿設した一以上の凹部と
    でボールを挟持し、 上記クラッチ板は、その軸孔にセレーションを形成する
    とともに、外周部に該クラッチの径方向に形成された突
    起部を有し、 上記ベースの壁面内周側には上記突起部と当接して上記
    クラッチの回転を阻止する段差部が形成され、 上記ステーの外周に刻設したセレーションと上記クラッ
    チ板孔部のセレーションを噛合し、 当該クラッチ板を、上記ステーに固定されたプレートに
    支持されたコイルスプリングで常時上部ベース方向に付
    勢していることを特徴とするバックミラーのステー保持
    構造。
  2. 【請求項2】上記ステーは、パイプ状部材で形成し、そ
    の軸孔内にワイヤハーネスを挿通してなる請求項1記載
    のバックミラーのステー保持構造。
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