JPH0752626B2 - 電子レンジ用マグネトロン - Google Patents

電子レンジ用マグネトロン

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JPH0752626B2
JPH0752626B2 JP60237489A JP23748985A JPH0752626B2 JP H0752626 B2 JPH0752626 B2 JP H0752626B2 JP 60237489 A JP60237489 A JP 60237489A JP 23748985 A JP23748985 A JP 23748985A JP H0752626 B2 JPH0752626 B2 JP H0752626B2
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JP
Japan
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cathode
stem
lead
magnetron
microwave oven
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JP60237489A
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典夫 大胡
平八 三浦
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は電子レンジ用マグネトロンに係わり、とくにそ
のカソ−ド支持構造の改良に関する。
〔発明の技術的背景およびその問題点〕
従来の電子レンジ用マグネトロンのカソ−ド支持構造
は、第4図に示すようにコイル状に巻かれたフィラメン
トカソード11の両端が夫々一対のエンドハット12、13に
直接又はエンドチップ14を介して固着されている。両エ
ンドハット12、13には、モリブデン(M0)製の一対のカ
ソ−ドリード15、16が固着されている。これらカソ−ド
リードはセラミックステム17の各貫通孔18、18を貫通し
て外面に気密ろう接された端子板19に気密に固着されて
いる。なお、図中の符号20、20は各気密ろう接部をあら
わしている。またセラミックステムの上端面には真空容
器の一部を構成する金属容器21が、気密ろう接部22にお
いて気密接合されている。
また、第5図に示す構造も例えば特開昭56−132747号公
報あるいは実開昭57−197159号公報などで知られてい
る。これはセラミックステム17と各カソ−ドリード15、
16との気密接合部をステムのカソ−ド側すなわち真空領
域に面する側において接合金属板23、23を用いて気密ろ
う接する構造である。
このような電子レンジ用マグネトロンでは、カソードを
支持する部分からステム外まで延長されたカソードリー
ド全体をモリブデンで構成するので、高価な材料を多く
用いる必要がある。
一方、実公昭57−10434号公報あるいは特開昭57−14324
7号公報に開示されるように、カソードリードのモリブ
デン部分を短くして途中で鉄又は鉄合金製の外側リード
部分と突き合わせ溶接して一体化する構成も知られてい
る。しかし、モリブデン部分と鉄又は鉄合金製部分との
溶接は困難であり、十分な機械的強度が得にくい不都合
があり、実用性に乏しい。
〔発明の目的〕
本発明は、以上のような従来構造の問題点を解消し、比
較的簡略なセラミックステムとカソ−ドリードとの真空
気密接合の信頼性が高く、且つ高いカソード支持強度を
有する電子レンジ用マグネトロンを提供することを目的
とする。
〔発明の概要〕
本発明は、カソードを支持しセラミックステムを貫通し
且つこのステムのカソード側の面に気密ろう接された接
合金属体を貫通するカソードリードが、そのの一端部が
カソードに接続され他端部が接合金属体の小円筒部の途
中まで挿入されこの小円筒部に機械的に結合されたモリ
ブデン製の内側リード部と、一端部が接合金属体の小円
筒部の途中まで挿入されてこの小円筒部に真空気密にろ
う接され且つステムを貫通してステム外まで延長された
鉄又は鉄合金製の外側リード部とからなる電子レンジ用
マグネトロンである。
これによってカソ−ドリードはモリブデン部分の長さが
ほぼカソード接続部からステムのカソ−ド側の面までの
寸法でよく且つ接合金属体の小円筒部で安定に保持さ
れ、しかもステムとカソートリードとの気密接合がろう
接性のよい材料の接合金属体及びその小円筒部に挿入さ
れた外部リード部で行っている構造であるため、信頼性
の高い気密接合が得られる。
〔発明の実施例〕
以下図面を参照してその実施例を説明する。なお同一部
分は同一符号であらわす。
第1図乃至第3図中に示す各符号は、各々次の部品をあ
らわしている。すなわち符号24はアノ−ドシリンダ−、
25はアノ−ドベイン、26はストラップリング、27はポ−
ルピ−ス、28は一対のカソ−ドリードを安定的に保持す
る絶縁スペーサである。一対のカソ−ドリード15,16
は、先端でカソードを支持するモリブデン製の内側リー
ド部15a,16aと、セラミックステム31を貫通して外部に
延長された鉄又は鉄合金製の外部リード部15b,16bから
なっている。ステム31は、アルミナ(Al2O3)セラミッ
クからなるとともに概して円柱状をなし、真空領域とか
らなるカソード側の面に環状凹溝32を有し、この凹溝32
で隔てられる内側中央部の面がカソ−ド支持棒用接合面
Pとされ、その中央に浅いスリット33が形成されてい
る。また外側の円周面は金属容器を接合するための金属
容器用接合面Qとされる。これら両接合面P、Qは、中
心軸に対して垂直な同一平面上に位置するように形成さ
れている。そして2個の貫通孔34、35が中央部に管軸に
平行に且つその開口が接合面Pに位置して形成されてい
る。
このようなセラミックステム部品を使用し、両接合面
P、Qの全面に、モリブデン(M0)−マンガン(Mn)ペ
ーストを塗布する。このペースト塗布にあたっては、両
方の接合面P、Qが同一面上にあり且つ両接合面の間に
突出部のような何らの障害物がないので、1回の例えば
スクリーン塗布等で全面に塗布することができる。そし
てこれを乾燥後、1400℃程度の不活性ガス加熱炉に入れ
て焼結し、いわゆるメタライズ層を形成する。
各接合金属体36、37は、コバール(商品名)あるいはFe
−Ni合金のようなセラミックステム31と類似の熱膨張関
数をもち、メタライズ層を介してろう接しやすい金属材
料で形成される。また、これら接合金属体36、37は、カ
ソ−ドリードを密に嵌合してろう接する小円筒部36a,37
a、およびステムにろう接される横方向拡大部36b、37b
を有する。
そして接合金属体36、37の横方向拡大部36b,37bおよび
金属容器21は、ステム31のカソ−ド側の各々対応する接
合面P、Qに銀ろうにより気密ろう接されている。これ
らろう接部を符号38,39,40であらわしている。
一対のカソ−ドリード15,16の各モリブデン製内側リー
ド部15a,16aは、その外周面にニッケルめっき層が形成
され、各接合金属体36,37の小円筒部36a,37aの途中まで
それぞれ挿入され、ろう接により機械的に結合されてい
る。また、鉄又は鉄合金製の外側リード部15b,16bは、
同じくその外周面にニッケルめっき層が形成されて各接
合金属体36、37の小円筒部36a,37aの途中まで挿入さ
れ、ろう接部42,43でそれぞれ真空気密に接合されてい
る。こうして、セラミックステム面上のメタライズ層、
接合金属体の小円筒部及び外側リード部が真空気密接合
部を構成している。これらは、相互にろう接性のすぐれ
た材料であるため、信頼性の高い気密接合部が得られ
る。一方、モリブデン製の内側リード部は、接合金属体
の小円筒部に嵌合結合されているので、機械的に安定に
保持される。しかも、両リード部は、接合金属体の小円
筒部の途中まで挿入されて連結されているので、余分の
連結部材が不要で且つ機械的に安定な支持強度が得られ
る。
なお、両接合金属板の横方向拡大部36b、37bを環状凹溝
32上に突出させて放電防止作用を得ている。
なおまた、上記実施例では両ろう接部を完全に同一平面
上に構成したが、それに限らずメタライズ層を一回の連
続的な塗布で形成しうる範囲でわずかに段差を有するよ
うに構成しても差し支えない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、カソ−ドリードの
モリブデン部分の長さを必要最小限の長さにとどめるこ
とができるとともに、セラミックステムとカソートリー
ドとの気密接合部の信頼性が高い電子レンジ用マグネト
ロンが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部縦断面図、第2図
は第1図の2−2における横断面図、第3図は同じくそ
の要部縦断面図、第4図は従来構造を示す要部縦断面
図、第5図は同じく従来の他の例を示す要部縦断面図で
ある。 11……カソ−ド、15,16……カソ−ドリード、 15a,16a……内側リード部、 15b,16b……外側リード部、 31……セラミックステム、 34,35……貫通孔、36,37……接合金属板、 36a,37a……小円筒部、36b,37b……横方向拡大部、 38,39,40,42,43……気密ろう接部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部に一対の貫通孔が形成されたセラミ
    ックステムと、先端部においてカソードを支持するとと
    もに上記ステムの貫通孔を貫通してステム外まで延長さ
    れたカソードリ−ドと、小円筒部及び横方向に拡大され
    た横方向拡大部を有し該横方向拡大部が上記ステムのカ
    ソード側の面の上記貫通孔のまわりに気密ろう接され且
    つ前記小円筒部にカソードリードが挿入結合された鉄合
    金製の接合金属体とを具備する電子レンジ用マグネトロ
    ンにおいて、 上記カソードリ−ドは、一端部が上記カソードに接続さ
    れ他端部が上記接合金属体の小円筒部の途中まで挿入さ
    れ該小円筒部に機械的に結合されたモリブデン製の内側
    リード部と、一端部が接合金属体の小円筒部の途中まで
    挿入されて該小円筒部に真空気密にろう接され且つ前記
    ステムを貫通して該ステム外まで延長された鉄又は鉄合
    金製の外側リード部とからなることを特徴とする電子レ
    ンジ用マグネトロン。
JP60237489A 1985-10-25 1985-10-25 電子レンジ用マグネトロン Expired - Lifetime JPH0752626B2 (ja)

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JPS57143247A (en) * 1981-02-27 1982-09-04 Hitachi Ltd Magnetron

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