JPH0330988Y2 - - Google Patents
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- JPH0330988Y2 JPH0330988Y2 JP2016285U JP2016285U JPH0330988Y2 JP H0330988 Y2 JPH0330988 Y2 JP H0330988Y2 JP 2016285 U JP2016285 U JP 2016285U JP 2016285 U JP2016285 U JP 2016285U JP H0330988 Y2 JPH0330988 Y2 JP H0330988Y2
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Landscapes
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は、電子レンジ用マグネトロンに係
り、特にその陰極支持構体の構造の改良に関す
る。
り、特にその陰極支持構体の構造の改良に関す
る。
従来の電子レンジ用マグネトロンにおける陰極
支持構体は、第7図に示すように構成され、螺旋
状に巻かれた陰極40の両端が夫々一対のエンド
ハツト41,42に直接又はエンドチツプ43を
介して固着されてなつている。そして、両エンド
ハツト41,42には、夫々モリブデン(Mo)
製の一対の陰極支持棒44,45が固着されてい
る。これら陰極支持棒44,45は、セラミツク
ステム46の各貫通孔47,48を貫通して、外
面に気密ろう接された端子49,51に気密に固
着されている。符号52,53は、そのろう接部
を表わしている。又、上記セラミツクステム46
の上端面には、真空容器の一部を構成する金属容
器54が、ろう接部55において気密接合されて
いる。
支持構体は、第7図に示すように構成され、螺旋
状に巻かれた陰極40の両端が夫々一対のエンド
ハツト41,42に直接又はエンドチツプ43を
介して固着されてなつている。そして、両エンド
ハツト41,42には、夫々モリブデン(Mo)
製の一対の陰極支持棒44,45が固着されてい
る。これら陰極支持棒44,45は、セラミツク
ステム46の各貫通孔47,48を貫通して、外
面に気密ろう接された端子49,51に気密に固
着されている。符号52,53は、そのろう接部
を表わしている。又、上記セラミツクステム46
の上端面には、真空容器の一部を構成する金属容
器54が、ろう接部55において気密接合されて
いる。
ところが、このような従来構造では、モリブデ
ン(Mo)製の一対の陰極支持棒44,45が陰
極ステム46の下端面で気密接合され外部に延長
されているので、相当長くする必要があり、部品
コストが比較的高く、しかも十分な陰極支持強度
を得難い。又、Mo材料とコバール(商品名)製
端子49,51との気密接合は困難であり、かつ
陰極40からの伝導熱でこの気密ろう接部が高温
になるので、この接合部の高い信頼性を得ること
が困難である。
ン(Mo)製の一対の陰極支持棒44,45が陰
極ステム46の下端面で気密接合され外部に延長
されているので、相当長くする必要があり、部品
コストが比較的高く、しかも十分な陰極支持強度
を得難い。又、Mo材料とコバール(商品名)製
端子49,51との気密接合は困難であり、かつ
陰極40からの伝導熱でこの気密ろう接部が高温
になるので、この接合部の高い信頼性を得ること
が困難である。
一方、第8図に示す構造も、例えば特開昭56−
132747号公報などで提案されている。これはセラ
ミツクステム46と各陰極支持棒44,45との
気密接合部を、陰極ステム46の陰極40側即ち
真空領域に面する側において、接合リング56,
57を用いて気密ろう接する構造である。尚、そ
の場合、セラミツクステム46と金属容器54と
のろう接部55と、セラミツクステム46と陰極
支持棒44,45とのろう接部52,53との間
に段差を設けて、両者の間の耐電圧性能を高めて
いる。しかしながら、この構造でも、Mo製の陰
極支持棒44,45は長くする必要があり、依然
としてコスト高であり、又、陰極支持棒44,4
5のろう接部52,53の加熱が避けらないとい
う不都合がある。更に又、いずれの例でも、セラ
ミツクステム46と陰極支持棒44,45、金属
容器54の気密ろう接部が異なる管軸方向位置に
あるため、それらのろう接のためのメタライズ層
の形成工程が繁雑になる不都合がある。
132747号公報などで提案されている。これはセラ
ミツクステム46と各陰極支持棒44,45との
気密接合部を、陰極ステム46の陰極40側即ち
真空領域に面する側において、接合リング56,
57を用いて気密ろう接する構造である。尚、そ
の場合、セラミツクステム46と金属容器54と
のろう接部55と、セラミツクステム46と陰極
支持棒44,45とのろう接部52,53との間
に段差を設けて、両者の間の耐電圧性能を高めて
いる。しかしながら、この構造でも、Mo製の陰
極支持棒44,45は長くする必要があり、依然
としてコスト高であり、又、陰極支持棒44,4
5のろう接部52,53の加熱が避けらないとい
う不都合がある。更に又、いずれの例でも、セラ
ミツクステム46と陰極支持棒44,45、金属
容器54の気密ろう接部が異なる管軸方向位置に
あるため、それらのろう接のためのメタライズ層
の形成工程が繁雑になる不都合がある。
又、先行技術として第9図に示すマグネトロン
があり、セラミツクステム19に貫通孔H1,H2
が穿たれ、この貫通孔H1,H2には陰極入力線2
5,26が貫通挿入されている。そして、この陰
極入力線25,26の一端は棒状の陰極支持体2
3,24に突き合わせ接合され、他端はチヨーク
コイル11,12のリード線に接続されている。
ところが、このマグネトロンは支持体と入力線と
の接合が困難で高い信頼性を得ることが容易でな
い。
があり、セラミツクステム19に貫通孔H1,H2
が穿たれ、この貫通孔H1,H2には陰極入力線2
5,26が貫通挿入されている。そして、この陰
極入力線25,26の一端は棒状の陰極支持体2
3,24に突き合わせ接合され、他端はチヨーク
コイル11,12のリード線に接続されている。
ところが、このマグネトロンは支持体と入力線と
の接合が困難で高い信頼性を得ることが容易でな
い。
この考案の目的は、陰極入力線と陰極支持棒の
接続状態の信頼性を向上した電子レンジ用マグネ
トロンを提供することである。
接続状態の信頼性を向上した電子レンジ用マグネ
トロンを提供することである。
この考案は、セラミツクステムの真空側内面
に、一対の棒状陰極支持体が挿入される位置決め
用凹部が設けられ、更に、この凹部に通じる通気
用スリツトが夫々向きを異ならせて形成され、か
つ上記セラミツクステムの大気側外面に、上記一
対の棒状陰極支持体のうちの一方を特定する小凹
部(又は小凸部)が、上記セラミツクステムに設
けた貫通孔の1つの近くに設けられてなる電子レ
ンジ用マグネトロンである。
に、一対の棒状陰極支持体が挿入される位置決め
用凹部が設けられ、更に、この凹部に通じる通気
用スリツトが夫々向きを異ならせて形成され、か
つ上記セラミツクステムの大気側外面に、上記一
対の棒状陰極支持体のうちの一方を特定する小凹
部(又は小凸部)が、上記セラミツクステムに設
けた貫通孔の1つの近くに設けられてなる電子レ
ンジ用マグネトロンである。
この考案のマグネトロンは、第1図に示すよう
に構成され、銅製の陽極円筒1の内面には、中心
に向かつて複数個の銅製ベイン2が放射状に配設
されている。そして上記陽極円筒1の中心には、
螺旋状にして炭化されたトリウムタングステン・
フイラメントからなる陰極3が配設され、この陰
極3の両端は夫々エンドチツプ20、エンドハツ
ト21とエンドハツト22に固着されている。こ
のエンドチツプ20、エンドハツト21は棒状の
陰極支持体23に取付けられ、エンドハツト22
は棒状の陰極支持体24に取付けられている。こ
れら陰極支持体23,24は、モリブデン等の高
融点金属からなつている。又、上記陽極円筒1の
外周には、アルミ製の複数のフインからなるラジ
エータ6が固着されている。更に、上記陽極円筒
1の両端には夫々鉄製のポールピース4,5が固
着されており、各ポールピース4,5の夫々管軸
方向外側には環状のフエライト磁石7,8が配設
されている。そして、これら陽極円筒1、ラジエ
ータ6及びフエライト磁石7,8を取り囲むよう
に、枠状のヨーク29が設けられ、上記フエライ
ト磁石7,8に取付けられている。上記一方のポ
ールピース5には出力部30が突設され、この出
力部30は筒状の封着金属体14、セラミツク製
筒体15、封着金属体16、排気管17、端帽3
1、アンテナフイーダ13からなつており、この
アンテナフイーダ13は上記ベイン2の一つに接
続されている。又、他方のポールピース4には、
入力部50が突設されている。即ち、厚さ0.4mm
の鉄製薄板からなる金属製封着体18を介して、
セラミツクステム19が上記フエライ磁石7,8
を貫通して突設されている。このセラミツクステ
ム19を取出して示すと第2図乃至第4図のよう
になり、第2図は真空側内面から見た斜視図、第
3図は真空側内面から見た平面図、第4図は大気
側外面から見た平面図である。そして、このセラ
ミツクステム19には、管軸方向に径の異なる2
個の貫通孔H1,H2が穿設されている。更に、こ
のセラミツクステム19の真空側内面には、第2
図及び第3図からも明らかなように、環状溝58
と中央溝59が形成されると共に、上記一対の棒
状陰極支持体23,24の位置決め用の凹部M1,
M2が穿たれている。又このセラミツクステム1
9の真空側内面には、外側に環状のメタライズ面
S1が形成され、内側に2つのメタライズ面S2,S3
が形成されている。この各メタライズ面S2,S3に
は、上記凹部M1,M2に通じる通気用のスリツト
L1,L2が、各向きを異ならせて非軸対称に形成
されている。一方、セラミツクステム19の大気
側外面には、第4図から明らかなように、上記一
対の棒状陰極支持体23,24のうちの一方を特
定する小凹部(又は小凸部)Pが、上記貫通孔
H2の近くに設けられている。そして、上記環状
のメタライズ面S1には上記セラミツク製封着体1
8が、上記2つのメタライズ面S2,S3には接合金
属体27,28が、夫々銀ろう付けにより気密封
着されている。上記接合金属体27,28は板状
にして、セラミツクに近い熱膨脹率の鉄〜ニツケ
ル合金よりなつており、上記貫通孔H1,H2を覆
つているが、各接合金属体27,28に夫々上記
陰極支持体23,24が貫通固着され、各先端は
上記凹部M1,M2内に位置している。又、上記2
個の貫通孔H1,H2には、夫々陰極入力線25,
26が貫通されている。この陰極入力線25,2
6は、直径1.5mmの鉄線にニツケル表面層を形成
したものであり、その各一端は夫々上記接合金属
体27,28にろう付け等の手段により、貫通固
着されている。
に構成され、銅製の陽極円筒1の内面には、中心
に向かつて複数個の銅製ベイン2が放射状に配設
されている。そして上記陽極円筒1の中心には、
螺旋状にして炭化されたトリウムタングステン・
フイラメントからなる陰極3が配設され、この陰
極3の両端は夫々エンドチツプ20、エンドハツ
ト21とエンドハツト22に固着されている。こ
のエンドチツプ20、エンドハツト21は棒状の
陰極支持体23に取付けられ、エンドハツト22
は棒状の陰極支持体24に取付けられている。こ
れら陰極支持体23,24は、モリブデン等の高
融点金属からなつている。又、上記陽極円筒1の
外周には、アルミ製の複数のフインからなるラジ
エータ6が固着されている。更に、上記陽極円筒
1の両端には夫々鉄製のポールピース4,5が固
着されており、各ポールピース4,5の夫々管軸
方向外側には環状のフエライト磁石7,8が配設
されている。そして、これら陽極円筒1、ラジエ
ータ6及びフエライト磁石7,8を取り囲むよう
に、枠状のヨーク29が設けられ、上記フエライ
ト磁石7,8に取付けられている。上記一方のポ
ールピース5には出力部30が突設され、この出
力部30は筒状の封着金属体14、セラミツク製
筒体15、封着金属体16、排気管17、端帽3
1、アンテナフイーダ13からなつており、この
アンテナフイーダ13は上記ベイン2の一つに接
続されている。又、他方のポールピース4には、
入力部50が突設されている。即ち、厚さ0.4mm
の鉄製薄板からなる金属製封着体18を介して、
セラミツクステム19が上記フエライ磁石7,8
を貫通して突設されている。このセラミツクステ
ム19を取出して示すと第2図乃至第4図のよう
になり、第2図は真空側内面から見た斜視図、第
3図は真空側内面から見た平面図、第4図は大気
側外面から見た平面図である。そして、このセラ
ミツクステム19には、管軸方向に径の異なる2
個の貫通孔H1,H2が穿設されている。更に、こ
のセラミツクステム19の真空側内面には、第2
図及び第3図からも明らかなように、環状溝58
と中央溝59が形成されると共に、上記一対の棒
状陰極支持体23,24の位置決め用の凹部M1,
M2が穿たれている。又このセラミツクステム1
9の真空側内面には、外側に環状のメタライズ面
S1が形成され、内側に2つのメタライズ面S2,S3
が形成されている。この各メタライズ面S2,S3に
は、上記凹部M1,M2に通じる通気用のスリツト
L1,L2が、各向きを異ならせて非軸対称に形成
されている。一方、セラミツクステム19の大気
側外面には、第4図から明らかなように、上記一
対の棒状陰極支持体23,24のうちの一方を特
定する小凹部(又は小凸部)Pが、上記貫通孔
H2の近くに設けられている。そして、上記環状
のメタライズ面S1には上記セラミツク製封着体1
8が、上記2つのメタライズ面S2,S3には接合金
属体27,28が、夫々銀ろう付けにより気密封
着されている。上記接合金属体27,28は板状
にして、セラミツクに近い熱膨脹率の鉄〜ニツケ
ル合金よりなつており、上記貫通孔H1,H2を覆
つているが、各接合金属体27,28に夫々上記
陰極支持体23,24が貫通固着され、各先端は
上記凹部M1,M2内に位置している。又、上記2
個の貫通孔H1,H2には、夫々陰極入力線25,
26が貫通されている。この陰極入力線25,2
6は、直径1.5mmの鉄線にニツケル表面層を形成
したものであり、その各一端は夫々上記接合金属
体27,28にろう付け等の手段により、貫通固
着されている。
このようにして陰極入力線25,26は、上記
接合金属体27,28、上記陰極支持体23,2
4、上記エンドチツプ20、エンドハツト21、
エンドハツト22を介して、上記陰極3に電気的
に接続されている。又、陰極入力線25,26の
各他端には、夫々フイルタを構成するインダクタ
例えばチヨークコイル11,12のリード線が接
続されている。このチヨークコイル11,12の
リード線は、シールドボツクス9に固定された貫
通型コンデンサ10に接続されている。そして、
上記シールドボツクス9は、上記セラミツクステ
ム19、チヨークコイル11,12、貫通型コン
デンサ10を覆つて上記ヨーク29に取付けられ
ている。
接合金属体27,28、上記陰極支持体23,2
4、上記エンドチツプ20、エンドハツト21、
エンドハツト22を介して、上記陰極3に電気的
に接続されている。又、陰極入力線25,26の
各他端には、夫々フイルタを構成するインダクタ
例えばチヨークコイル11,12のリード線が接
続されている。このチヨークコイル11,12の
リード線は、シールドボツクス9に固定された貫
通型コンデンサ10に接続されている。そして、
上記シールドボツクス9は、上記セラミツクステ
ム19、チヨークコイル11,12、貫通型コン
デンサ10を覆つて上記ヨーク29に取付けられ
ている。
この考案ではセラミツクステム19の真空側内
面に、一対の棒状陰極支持体23,24が挿入さ
れる位置決め用凹部M1,M2が設けられ、更に、
この各凹部M1,M2に通じる通気用スリツトL1,
L2が夫々向きを異ならせて非軸対称に形成され
ているので、凹部M1,M2内の排気が確実に行わ
れるとともに、陰極入力線のいずれか一方を陰極
の特定の巻回方向と一致させて組立てることが確
実容易にできる。電子レンジ用マグネトロンは一
般に陰極の加熱電源として交流が用いられ、この
陰極で形成される磁場と永久磁石による磁場との
合成磁界が陰極の巻回方向により異なる。高圧陽
極電源は半波倍電圧であるため上記合成磁場がマ
グネトロンの個々に異なるように接続されると特
性が不揃いとなる。この考案によれば、向きが非
軸対称に形成されたスリツトL1,L2が陰極の巻
回方向と陰極入力線の1つとを対応させて特定す
るのに共通に利用することができる。
面に、一対の棒状陰極支持体23,24が挿入さ
れる位置決め用凹部M1,M2が設けられ、更に、
この各凹部M1,M2に通じる通気用スリツトL1,
L2が夫々向きを異ならせて非軸対称に形成され
ているので、凹部M1,M2内の排気が確実に行わ
れるとともに、陰極入力線のいずれか一方を陰極
の特定の巻回方向と一致させて組立てることが確
実容易にできる。電子レンジ用マグネトロンは一
般に陰極の加熱電源として交流が用いられ、この
陰極で形成される磁場と永久磁石による磁場との
合成磁界が陰極の巻回方向により異なる。高圧陽
極電源は半波倍電圧であるため上記合成磁場がマ
グネトロンの個々に異なるように接続されると特
性が不揃いとなる。この考案によれば、向きが非
軸対称に形成されたスリツトL1,L2が陰極の巻
回方向と陰極入力線の1つとを対応させて特定す
るのに共通に利用することができる。
第5図及び第6図はこの考案の変形例を示した
もので、上記実施例と同様効果が得られる。即
ち、第5図はセラミツクステム19を大気側外面
から見た平面図であり、貫通孔H1,H2の径は同
一であるが、陰極支持体23,24の位置決め用
凹部M1,M2に対応する位置のスラム外面に径の
異なる小凹部(又は小凸部)P1,P2を設けたも
のである。
もので、上記実施例と同様効果が得られる。即
ち、第5図はセラミツクステム19を大気側外面
から見た平面図であり、貫通孔H1,H2の径は同
一であるが、陰極支持体23,24の位置決め用
凹部M1,M2に対応する位置のスラム外面に径の
異なる小凹部(又は小凸部)P1,P2を設けたも
のである。
第6図は、第4図において小凹部(又は小凸
部)Pの代りに、貫通孔H2のステム外面開口部
に小スリツトL3を一体形成したものである。こ
のようにして陰極の特定の巻回方向と対応する陰
極支持棒並びに陰極入力線をマグネトロン外から
特定することができる。
部)Pの代りに、貫通孔H2のステム外面開口部
に小スリツトL3を一体形成したものである。こ
のようにして陰極の特定の巻回方向と対応する陰
極支持棒並びに陰極入力線をマグネトロン外から
特定することができる。
第1図はこの考案の一実施例に係るマグネトロ
ンを示す断面図、第2図はこの考案で用いるセラ
ミツクステムを拡大して示す斜視図、第3図及び
第4図は夫々第2図のセラミツクステムを真空側
並びに大気側から見た平面図、第5図及び第6図
はセラミツクステムの変形例を示す大気側から見
た平面図、第7図乃至第9図は従来のマグネトロ
ンを示す断面図である。 1……陽極円筒、3……陰極、19……セラミ
ツクステム、23,24……陰極支持体、25,
26……陰極入力線、H1,H2……貫通孔、L1,
L2,L3……スリツト、M1,M2……凹部、P,
P1,P2……小凹部(小凸部)。
ンを示す断面図、第2図はこの考案で用いるセラ
ミツクステムを拡大して示す斜視図、第3図及び
第4図は夫々第2図のセラミツクステムを真空側
並びに大気側から見た平面図、第5図及び第6図
はセラミツクステムの変形例を示す大気側から見
た平面図、第7図乃至第9図は従来のマグネトロ
ンを示す断面図である。 1……陽極円筒、3……陰極、19……セラミ
ツクステム、23,24……陰極支持体、25,
26……陰極入力線、H1,H2……貫通孔、L1,
L2,L3……スリツト、M1,M2……凹部、P,
P1,P2……小凹部(小凸部)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 陽極円筒の一開口端側に気密接合されて突設さ
れたセラミツクステムと、このセラミツクステム
に形成された貫通孔に貫通され、このセラミツク
ステムの内面の一部に気密接合されたうえ、螺旋
状陰極を支持する一対の棒状陰極支持体に電気的
に接続された陰極入力線とを具備する電子レンジ
用マグネトロンにおいて、 上記セラミツクステムの真空側内面に、上記一
対の棒状陰極支持体が挿入される位置決め用凹部
が設けられ、更に、この各凹部に通じる通気用ス
リツトが夫々向きを異ならせて非軸対称に形成さ
れてなることを特徴とする電子レンジ用マグネト
ロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016285U JPH0330988Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016285U JPH0330988Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61194242U JPS61194242U (ja) | 1986-12-03 |
JPH0330988Y2 true JPH0330988Y2 (ja) | 1991-07-01 |
Family
ID=30510392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016285U Expired JPH0330988Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0330988Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-02-15 JP JP2016285U patent/JPH0330988Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61194242U (ja) | 1986-12-03 |
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