JPS5855112B2 - セラミツクスとAlとの鑞着構体 - Google Patents

セラミツクスとAlとの鑞着構体

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JPS5855112B2
JPS5855112B2 JP3088576A JP3088576A JPS5855112B2 JP S5855112 B2 JPS5855112 B2 JP S5855112B2 JP 3088576 A JP3088576 A JP 3088576A JP 3088576 A JP3088576 A JP 3088576A JP S5855112 B2 JPS5855112 B2 JP S5855112B2
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JP
Japan
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ceramic
cylindrical body
ceramics
soldering
joined
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JP3088576A
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JPS52114608A (en
Inventor
辰夫 清水
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセラミックスとアルミニウム(At)との鑞着
構体に関する。
周知のようにセラミックス(Ce rami cs )
と金属との接合構体は例えば電気装置などに広く用いら
れる。
電子管でも、真空外囲器の一部として管状のセラミック
スと金属との気密鑞着構造が各所に採用される。
この場合、通常はセラミックス部品と金属部品との熱膨
張の適合化、あるいは歪みの緩和を得るためにセラミッ
クスに鑞接される局部の金属材料を、コバールなどに特
定するとともに、特に金属部品の肉厚を薄くして鑞着し
ている。
ところで、近来は電気的特性上、及び価格や加工性の上
から、アルミニウム或いはアルミニウムを主成分とする
合金(本発明書でMと記す)の使用が例えば電子管の分
野でも試みられている。
しかしAtは、セラミックスとその熱膨張係数が著しく
異なり、またAtの軟化点、溶融点が低いため両者の気
密鑞着は極めて困難である。
本発明は、以上のような事情にもとずき、セラミックス
部品とAt部品との気密性及び機械的強匿を十分維持し
うる鑞着構体を提供するものである。
以下図面を参照してその実施例を説明する。
なお同一部分は同一符号であられす。
第1図に示すものは、γ線量検出器の例であり、内部電
極11及び12をとりまく外囲器13がAtで形成され
ている。
内部電極11.12は夫々外囲器外に引き出されるリー
ド線14.15に接続されるとともに、外囲器13とは
絶縁物16゜17によって電気的に絶縁されている。
絶縁物16.17はアルミナ系セラミックスで形成され
ており、これはAAの円筒体18と気密鑞着されている
この円筒体18はAtの蓋板19に符号20のところで
接合され、さらに蓋板19は符号21のところで外囲器
と接合されて、真空外囲器の一部を構成している。
この外囲器の内側にはキセノンガスが封入され、γ線の
入射による電離イオン電流を測定するものである。
γ線の入射を容易にするために外囲器13を原子番号の
小さいAtで形成する。
そして外囲器を構成する部材のすべてをこのように原子
番号の小さいAtで形成すれば、それだけ検出感度が高
まるわけである。
さてそこで、Atの円筒体18とセラミックス円筒体1
6との鑞着構造について詳述する。
これを好ましい組立順序にしたがって説明すれば、まず
第2図に示す部品を用意する。
即ち、セラミックス円筒体16の接合すべき方の端面2
6を、側面となす角度(θ)が900以下の鋭角となる
よう(こ形成する。
そして側周面にモリブデン(Mo)焼結によるメタライ
ズ層21を形成する。
一方、A7円筒体18の接合すべき円筒部の内側に、セ
ラミックス円筒体16が嵌合され、その端面26の角が
係止される直角の段部27を形成する。
なおセラミックス円筒体16の肉厚(tl)に対し、A
t円筒体18の被接合円筒部の肉厚(t2)を厚くしで
ある。
そしてこれらを互いに精転合又は圧入によって嵌合し、
治工具を用いて固定する。
即ち例えはMoのように熱膨張が少なく且つ高融点の材
質からなるリング状の治工具の内側に、前述のセラミッ
クス円筒体16か嵌められたAt円筒体18をしつくり
嵌合する。
なお図には治工具を示していない。
この状態で第3図に点線で示す鑞材23を被接合面の近
くに配置し、これを真空又は不活性雰囲気のもとて高温
にし、鑞付けする。
鑞材23は、例えばA、tにSiを少量添加したもので
、Siは約6〜12重量%が適当である。
なお真空中で鑞着する場合はこれにさらにMgを1〜3
%添加するとよい。
また鑞着を不活性ガス雰囲気のもとで行う場合は、上記
Mgの代りにフラックスとして弗化物、又は塩化物系フ
ラックスを使用するとよい。
温度は約30分間で600℃±3℃に上昇させ、Atの
融点よりも幾らか低いこの温度で約10分程度維持した
のち約45分間で室温まで冷却する。
この鑞付は工程において、外側のAt円筒体はセラミッ
クス円筒体よりも多く外側に膨張し、被接合部に約0.
1 rrtm程度の間隙ができる。
この間隙に、溶けた鑞材が流入し、さらにA/l=円筒
体の段部27とセラミックス円筒体の鋭角に形成された
端面26との隙間に流れてここに鑞溜り23aが生じる
AA円筒体18は外側を治工具によって抑えられている
ので、600℃付近ではや\軟化し、膨張による応力か
はゾ消失する。
そして冷却時には膨張率の大きいA7円筒体の方が多く
内側に収縮しセラミック円筒体をしめつける形で鑞着さ
れる。
このためこれらはコンプレンジョン(Compress
ion)接合となる。
しかも端面26が鋭角に形成されたセラミックス円筒体
16の鑞接部端部の角が、At円筒体の肉そのもの及び
鑞溜り23a付近の鑞の層にくい込む形でコンプレッシ
ョン接合される。
これによって気密性が確実に得られ、且つ機械的強度も
充分得られる。
なおこのようにすれば鑞着部の長さくtl)をそれほど
長くする必要もなくなる。
なお、At円筒体の肉厚(t2)がセラミックス円筒体
の肉厚(tl)より厚いので、鑞着時の温度で溶融変形
してしまうことがなく、コンプレッション鑞着ができる
また、At部品の肉厚をセラミックス部品のそれよりも
厚くした状態で鑞着し、この鑞着後に、At円筒体を所
望の形状、例えば第1図に示す形状、又は第4図に示す
形状、若しくは第5図に示す形状に切削加工して使用し
てもよい。
同図において符号24のところが鑞着後切削した部分を
あられしている。
このように鑞着後にAt円筒体の方の鑞着部付近の肉厚
を減ずれは、成品の使用時に余分の応力がセラミックス
の方に加わらないので、気密性及び機械的強度を損う恐
れが一層中なくなる。
なおまた、本発明者の実験によれば、セラミックス部品
の方には、メタライズ層を形成しなくても上記の鑞材を
用いれば気密鑞着が可能であることが認められたが、メ
タライズ層を形成した方が、より一層気密性及び機械的
強度が増すことが確認されている。
以上述べたように本発明のセラミックスとAtとの鑞着
構体は、At体の被接合円筒部の内側にセラミックス体
が嵌合されるとともに、このセラミックス体の被接合端
面が側面に対し900以下の鋭角に形成され、他方At
体の円筒部内側に段部が形成されて両者が当接され、鑞
材を流してセラミックス端面とAt体の段部との間の隙
間に鑞溜りが形成されてなるため、セラミックス体の端
部がAt体及び鑞材層にくい込む形で鑞接されており、
気密性及び機械的強度のすぐれた鑞着構体が得られる。
そしてとくに上記の如くセラミックスの端面を鋭角に形
成しであるため、Atの段部との隙間に確実に鑞溜りを
形成することができ、且つ上述の如くセラミックスの角
をA7及び鑞材層に実質的にくい込ませる力をはたらか
せて確実な接合状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一遍用例を示す要部縦断面図、第2図
は本発明の一実施例の鑞接前の部品の半断面図、第3図
は鑞接後の半断面図、第4図及び第5図は各々本発明の
他の実施例を示す半断面図である。 16・・・・・・セラミックス円筒体、18・・・・・
・At円筒体、26・・・・・・セラミックス端面、2
3・・・・・・鑞材、23a・・・・・・鑞溜り。 27・・・・・段部、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. i At体の筒状部の内側にセラミックス体が嵌合さ
    れ両者の内外周面が鑞材で接合されてなるセラミックス
    とA7との鑞着構体において、上記セラミックス体16
    の被接合部の端面26が側面と90’以下の鋭角に形成
    され、上記At体18に前記セラミックス体端面26を
    係止する段部27が形成され、前記端面26と段部27
    とで形成される隙間に鑞溜り23aが形成されて両者の
    内外周面同士が鑞着されてなることを特徴とするセラミ
    ックスとklとの鑞着構体。
JP3088576A 1976-03-23 1976-03-23 セラミツクスとAlとの鑞着構体 Expired JPS5855112B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3088576A JPS5855112B2 (ja) 1976-03-23 1976-03-23 セラミツクスとAlとの鑞着構体

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JP3088576A JPS5855112B2 (ja) 1976-03-23 1976-03-23 セラミツクスとAlとの鑞着構体

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JPS52114608A JPS52114608A (en) 1977-09-26
JPS5855112B2 true JPS5855112B2 (ja) 1983-12-08

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JPS5838378U (ja) * 1981-09-01 1983-03-12 株式会社東芝 封着部材
JPS58190880A (ja) * 1982-04-30 1983-11-07 昭和アルミニウム株式会社 アルミニウム材とセラミツクス材との接合方法
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JPH0238898Y2 (ja) * 1986-03-19 1990-10-19

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