JPH0752528Y2 - 縁切り弁 - Google Patents

縁切り弁

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JPH0752528Y2
JPH0752528Y2 JP11256391U JP11256391U JPH0752528Y2 JP H0752528 Y2 JPH0752528 Y2 JP H0752528Y2 JP 11256391 U JP11256391 U JP 11256391U JP 11256391 U JP11256391 U JP 11256391U JP H0752528 Y2 JPH0752528 Y2 JP H0752528Y2
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JP
Japan
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valve
tray
check valve
discharge pipe
water
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JP11256391U
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JPH0554961U (ja
Inventor
健 本村
誠 上林
Original Assignee
エヌテーシー工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一次側から二次側に通
水する配管の途中に弁箱を接続して設けておいて、通水
が止まったときに、この弁箱内の内部の水を、該弁箱に
設けた大気開放弁の開弁作動により開放する大気開放口
から外部に捨てて空気と入れ換え、この空気層の存在に
より二次側の水が一次側に逆流することが絶対にないよ
うに用いる縁切り弁についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】二次側が、給湯施設における浴槽のよう
に、一次側に逆流すると汚染を生ずる中水である場合
に、二次側から一次側への逆流が絶対に生じないように
するために用いる縁切り弁Aは、通常、図1に示してい
る如く、一次側に接続する入口10と二次側に接続する
出口11とを具備する弁箱1内に、二次側から一次側へ
の逆流を阻止する逆止弁2を、弁箱1に対し固定して装
設する逆止弁用弁座20とこれに進退自在に対向させて
バネ22により閉塞側に付勢した逆止弁用弁体21とで
構成して設け、弁箱1の周壁で前記逆止弁2よりも二次
側に寄る部位に大気開放口12を開設して、この大気開
放口12を開閉する大気開放弁3を弁箱1内に設けてお
き、かつ、この逆止弁2と大気開放弁3とを、逆止弁2
が閉弁すると大気開放弁3が開弁し、逆止弁2が開弁す
ると大気開放弁3が閉弁するよう連繋機構4を介し連繋
し、さらに、逆止弁2よりも一次側に寄る側には、一次
側から流入してくる通水を受け入れる受け皿5を配設し
て、この受け皿5を前記逆止弁用の弁体21の弁軸21
0に連結することで構成してある。
【0003】そして、二次側での湯または水の使用がな
く、これにより、通水がストップして、弁箱1内の流路
を一次側から二次側へ流れる流れがなくなると、逆止弁
用弁体21がバネ22の付勢で閉弁位置に動き、同時
に、この作動で大気開放弁3を、連繋機構4による連繋
で開弁位置に吊り上げて、大気開放口12を開放した状
態としていく。また、この状態から、二次側での湯また
は水の使用により、弁箱1内に二次側に向う流れが生ず
ると、その流れが受け皿5内に流れ込んで逆止弁用弁体
21をバネ22の付勢に抗して開弁位置に動かし、同時
に、その作動で大気開放弁3を閉弁位置に動かして、図
2に示す状態としていくようにしてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述の如く構成される
縁切り弁Aは、通水により逆止弁2を開弁させて大気開
放弁3を閉弁させる作動を、少ない通水量で迅速・確実
に行なわすようにすることが、大気開放口12から外部
へ排出する排水の量を少なくする上において要求されて
いる。また、同時に、通水中における流れ抵抗が小さい
ことが要求される。
【0005】弁箱1内の流路中で、逆止弁2よりも一次
側(上流側)に位置する部位に、受け皿収容室14を形
成して、ここに受け皿5を逆止弁用弁体21の作動方向
に自在に摺動するように配設し、この受け皿5を逆止弁
用弁体21に一体的に連繋しておいて、入口10から流
入してくる湯または水が、受け皿収容室14の天井部1
40に設けた流入口15から該受け皿収容室14内に流
入していくときに、該室14内の受け皿5の内腔に注ぎ
込まれるようにすることで、流れ抵抗を大きくし、これ
により、逆止弁用弁体21を速やかに作動させるように
しているのは、この要望に応えるためである。
【0006】しかし、この受け皿5は、容積が小さいの
で、通水と同時に(瞬時に)該受け皿5の内腔が水で一
杯になってしまうことから、入口10側から流れてくる
水が、この受け皿5内に流れ込むようになっても、一杯
に満たされている水の上に注ぎ込まれることで、流れ抵
抗をそれほど大きくするようにはならず、従って、流れ
抵抗により逆止弁用弁体21を開弁位置に押し出して大
気開放弁3を閉弁位置に動かす作動を速める効果がそれ
ほど上がらない問題がある。
【0007】本考案は、この問題を解消せしめるために
なされたものであって、逆止弁用弁体21の上手側にそ
れと一体的に連結する受け皿5を設けて流れ抵抗を増大
させることで行なう、通水の開始時に大気開放弁を閉弁
位置に動かす作動が、少ない通水量で迅速・適確に行な
われるようにしながら、通水中の流れ抵抗を少なくする
新たな手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、本考案は、上述
の目的を達成するための手段として、入口と出口とを具
備する弁箱内の流路に、入口側から、受け皿と該皿に逆
止弁用弁体が連結する逆止弁と前記逆止弁用弁体に連繋
機構を介して連繋する大気開放弁と該弁により開閉する
大気開放口とを装設した縁切り弁において、弁箱内の流
路の前記受け皿の上流側に、入口から流入してくる流れ
を受け皿の内腔に注ぎ込む吐出パイプを装設して、その
吐出パイプを受け皿の内腔に向けて挿通せしめたことを
特徴とする縁切り弁を提起するものである。
【0009】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0010】図3は、本考案手段を実施せる縁切り弁A
の縦断正面図で、同図において、1は弁箱、10および
11はその弁箱1に設けた入口および出口、12は弁箱
1の周壁の底面側に開設した大気開放口、2は、弁箱1
内に固定して設けた逆止弁用弁座20とこれに進退自在
に対向させてバネ22で閉塞側に付勢した逆止弁用弁体
21とからなる逆止弁、3は前記逆止弁2より下流側に
おいて前記大気開放口12を開閉するよう弁箱1内に設
けた大気開放弁、4はこの大気開放弁3と前記逆止弁用
弁体21とを連繋する連繋機構、14は前記逆止弁2の
上流側に配位して弁箱1内に設けた受け皿収容室、5は
その室14内に、逆止弁用弁体21の作動方向に自在に
摺動するように設けて、逆止弁用弁体21に一体的に連
繋せしめた受け皿であり、これらは、前述の図1および
図2に示した従前の縁切り弁Aと変りがない。
【0011】しかし、逆止弁用弁体21に連繋する受け
皿5を収容さすよう、弁箱1内の、逆止弁用弁座20の
上流側に形成してある受け皿収容室14の天井部140
には、受け皿5の軸芯部に対向するように開設してある
流入口15から、受け皿5の内腔に向けて突出する吐出
パイプ6が装設してあって、この吐出パイプ6の下端の
開放口60が、入口10から弁箱1内に流入してきた湯
または水を、受け皿収容室14内の受け皿5内に注ぎ込
む流入口となるようにしてある。
【0012】そして、この吐出パイプ6は、それの受け
皿5の内腔に対する挿し込み深さDが、図3および図4
に示している如く、逆止弁用弁体21が、逆止弁用弁座
20に衝合して閉弁している上限位置から、大気開放弁
3を大気開放口12のまわりの大気開放弁用弁座30に
押し付けている下限位置までの間を動く作動距離よりも
大きくなるようにしてあって、これにより、逆止弁用弁
体21が閉弁および開弁する作動に伴い受け皿5が上昇
また下降したときに、常に、この吐出パイプ6の下端の
開放口60が受け皿5内に挿し込まれた状態となるよう
にしてある。なお、図において7は、大気開放弁3と出
口11との間に設けた逆止弁であって、出口11に接続
する配管に設けることで、弁箱1内から省略する場合が
ある。
【0013】この実施例手段は、図3の如く、逆止弁用
弁体21が閉弁位置にあって、受け皿収容室14内の受
け皿5がその室14内に満たされている湯または水で一
杯になっている状態から通水の状態となったとき、吐出
パイプ6から受け皿5内に湯または水が流れ込んで出口
11側に向う流れが、吐出パイプ6の外周面と受け皿5
の内壁面との間に形成される迂回路aを経た流れとな
り、これにより、流れ抵抗が必然的に増大してきて、逆
止弁用弁体21を開弁位置に動かす作動が迅速になって
くる。また、通水中は、図4にあるよう、吐出パイプ6
の受け皿5内腔に対する挿し込み深さDが極く浅くなる
ことで(通水中は、吐出パイプ6の下端側が受け皿5か
ら上方に抜け出るように設定する場合もある)通水抵抗
は小さいものとなる。
【0014】次に図5は別の実施例を示している。この
実施例は、受け皿収容室14の天井部140に、その室
14内の受け皿5の内腔の軸芯部位に向けて突出する吐
出パイプ6を設けることについては、前述の図3・図4
に示した実施例と変わりがないが、受け皿5を逆止弁用
弁体21と共用する形態に形成している例である。
【0015】即ち、この実施例では、受け皿5の内腔の
底部に、逆止弁用弁体21を装設し、この受け皿5内に
挿し込む吐出パイプ6の下端に、逆止弁用弁座20を形
設し、かつ、逆止弁用弁体21の弁軸210を、吐出パ
イプ6の内腔を介して受け皿収容室14の天井部140
の上面側に突出させて、この突出部にバネ22を連繋す
ることで、受け皿5の内腔の底部に設けた逆止弁用弁体
21が、吐出パイプ6の下端の逆止弁用弁座20にバネ
22の付勢で圧接していき、これにより、逆止弁2を構
成するようにしてある。また、逆止弁用弁体21と大気
開放弁3とを連繋する連繋機構4は、受け皿5の下面側
に装設してある。
【0016】そして、この実施例では、受け皿5が逆止
弁用弁体21を共用する形態となることから、受け皿収
容室14が、逆止弁2の逆止弁用弁体21を収容する弁
室を形成するようになっている。
【0017】この実施例装置は、図5にあるように、逆
止弁用弁体21が逆止弁用弁座20に衝合して逆止弁2
が閉弁し、これにより大気開放弁3が連繋機構4により
吊り上げられて開弁している状態から、二次側での湯ま
たは水の使用により弁箱1内の流路を湯または水が流れ
るようになったとき、その流れが、吐出パイプ6の下端
の開放口60から受け皿5内に流入し、その吐出パイプ
6の筒壁の外周面と受け皿5の内壁面との間に形成され
る迂回路aを介して受け皿5から溢流し、出口11から
二次側に流れていくようになる。
【0018】従って、受け皿5は、この迂回路aを流れ
る流れによる流れ抵抗の増大によって、確実に、大気開
放弁3を閉弁させる方向に動くようになって、その大気
開放弁3の閉弁作動が迅速・確実に行なわれるようにす
る。
【0019】また、通水中は、受け皿5が、逆止弁用弁
体21および大気開放弁3と共に大気開放口12側に動
くことで、図6に示している如く吐出パイプ6に対しそ
れから抜け出ていくように動き、その吐出パイプ6との
重合深さを極く浅くするか、または、吐出パイプ6から
抜け出た状態となるので、通水抵抗を極く小さいものと
する。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案による縁切
り弁は、逆止弁用弁体21と連結して動く受け皿5の内
腔に、吐出パイプ6の先端側を挿し込んで、それらによ
り流れの迂回路aを形成せしめ、その迂回路aで流れ抵
抗を増大させるようにしているのだから、極く僅かの通
水量で大気開放弁3が閉弁位置に動くようになり、ま
た、通水中は、吐出パイプ6と受け皿5との挿し込み深
さDが極く浅くなるか抜け出るようになるので通水抵抗
を小さくできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の縁切り弁の縦断正面図である。
【図2】同上の通水中の縦断正面図である。
【図3】本考案を実施せる縁切り弁の縦断正面図であ
る。
【図4】同上縁切り弁の通水中の縦断正面図である。
【図5】本考案を実施せる別の縁切り弁の縦断正面図で
ある。
【図6】同上縁切り弁の通水中の縦断正面図である。
【符号の説明】
A…縁切り弁、a…迂回路、D…深さ、1…弁箱、10
…入口、11…出口、12…大気開放口、14…受け皿
収容室、140…天井部、15…流入口、2…逆止弁、
20…逆止弁用弁座、21…逆止弁用弁体、210…弁
軸、22…バネ、3…大気開放弁、30…大気開放弁用
弁座、4…連繋機構、5…受け皿、60…吐出パイプ、
60…開放口、7…逆止弁。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口10と出口11とを具備する弁箱1
    内の流路に、入口10側から、受け皿5と該皿5に逆止
    弁用弁体21が連結する逆止弁2と前記逆止弁用弁体2
    1に連繋機構4を介して連繋する大気開放弁3と該弁3
    により開閉する大気開放口12とを装設した縁切り弁A
    において、弁箱1内の流路の前記受け皿5の上流側に、
    入口10から流入してくる流れを受け皿5の内腔に注ぎ
    込む吐出パイプ6を装設して、その吐出パイプ6を受け
    皿5の内腔に向けて挿通せしめたことを特徴とする縁切
    り弁。
  2. 【請求項2】 吐出パイプ6の受け皿5内腔に対する挿
    し込み深さDを、逆止弁用弁体21の開閉弁の作動距離
    よりも深く設定した請求項1記載の縁切り弁。
  3. 【請求項3】 逆止弁用弁体21を受け皿5の内腔の底
    部に設け、逆止弁用弁座20を吐出パイプ6の先端に形
    設した請求項1記載の縁切り弁。
JP11256391U 1991-12-26 1991-12-26 縁切り弁 Expired - Lifetime JPH0752528Y2 (ja)

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JP11256391U JPH0752528Y2 (ja) 1991-12-26 1991-12-26 縁切り弁

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JPH0554961U JPH0554961U (ja) 1993-07-23
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