JPH0318332A - シャワーの初期冷水抜き具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野］ 本発明は、シャワー使用の初期にシャワーヘッドから不意に冷水が吐出しないようにするためのシャワーの初期冷水抜き具に関するものである。 【従来の技術】

従来、シャワー使用の初期は、温水配管，渇水混合水栓
及びシャワーホースに残留している冷水がシャワーヘッ
ドから吐出する。そのため、使用＝１　− 者は、初期冷水を浴びないようにする必要がある。 そこで、使用者は、ハンドシャワーの場合には、シャワ
ーヘッド散水口が人体に向ないようにシャワーヘッドを
持ち、固定式シャワーの場合には、吐出領域から体がで
るようにして夫々注意を払っていた。

【発明が解決しようとする課題】

しかし、上記の如き注意を払うことは、使用者にとって
非常に煩わしい。 更に、上記の如き注意を払うことができない老人又は幼
児の場合には、初期冷水を浴びることになり、極端な場
合にはショック死に至らしめることがある。 本発明は、上記問題を解決するために、自動的に初期冷
水を抜くことができるシャワーの初期冷水抜き具の提供
を目的とする。

【課題を解決するための手段】

本発明に係るシャワーの初期冷水抜き具（以下、「本発
明具」という〉が採用した手段は、渇水混合水栓とシャ
ワーヘッドとを連通ずるシャワー水路の適所に配置され
、シャワー水路の」：流側に連通ずる第１流入ポート及
び第２流入ポート，第１流入ポートに対応し且つ外部に
連通する第１流出ポート並びに第２流入ポートに対応し
且つシャワー水路の下流側に連通ずる第２流出ポートを
夫々開設したシリンダーと、該シリンダー内に内嵌され
且つ冷水排出位置からシャワー供給位置まで摺動し、冷
水排出位置では第１流入ポートと第１流出ポートを連通
状態にすると共に第１流入ポートを封鎖し、シャワー供
給位置では第１流入ポートを封鎖すると共に第２流入ポ
ートと第２流出ポートを連通状態にするスプール弁体と
、スプール弁体を冷水排出位置に向って押圧する復帰バ
ネ体と、シャワー水路の上流側に配置されると共にシャ
ワー水路からの受熱により自動突出する出力端でスプー
ル弁体をシャワー供給位置まで押圧する感熱操作具とを
備えたことである。 本発明具は、前記シャワー水路の上流側に吸弓域を形成
し、この吸引域とシャワー水路の下流側とを吸引路で運
通して、シャワー水路の下流側の３− 一４　ー 冷水抜きを行なうことを可能にすることもある。 更に、本発明具は、前記感熱操作具を冷水流出路に移ｉ
１ＩｖＡ節可能に配置することにより、感熱操作具の出
力端でスプール弁体をシャワー供給位匿まで強制的に押
圧して、冷水シャーを浴びることを可能にすることもあ
る。

【作　用】

初期の状態では、感熱操作具がシャワー水路の上流側か
らの受熱がないため、スプール弁体は復帰バネ体で付勢
されて冷水排出位置にある。この状態にてシャワー水路
の上流側に導かれた冷水状態のシャワー水は、第１流入
ポート及び第１流出ポートを通過して外部に排出される
。この間、感熱操作具は、冷水状態のシャワー水からの
受熱がないので、スプール弁体を操作しない。 温水状態のシャワー水がシャワー水路の上流側に導かれ
ると、感熱操作具は、上流側を流れるシャワー水からの
受熱により出力端が自動突出してスプール弁体をシャワ
ー供給位置まで押圧する。 すると、シャワー水は、第２流入ポート及び第２流出ポ
ートを通過してシャワー水路の下流側に至り、シャワー
ヘッドに導かれる。この状態は、シャワー水路の上流側
に温水状態のシャワー水が供給されている間中、維持さ
れる。渇水状態のシャワー水の供給が停止してシャワー
水路の上流側の温度が低下すると、感熱操作具は冷却さ
れて出力端が自動後退し、スプール弁体は復帰バネ体で
押圧されて冷水排出位置まで自動後退する。 前記シャワー水路のーＥ流側に吸引域を形成し、この吸
引域とシャワー水路の下流側とを連通してある場合には
、シャワー水路の下流側に残留している冷水は、冷水状
態のシャワー水が外部に排出されている間中、吸引路に
導かれシャワー水と共に外部に排出される。 更に、感熱操作具をスプール弁体の摺動方向に移動調節
可能に配置してある場合には、感熱操作具の非突出状態
の出力端でスプール弁体をシャワー供給位置まで押圧す
るこが可能となり、冷水状態のシャワーを確保すること
ができる。

【実施例】

一５− ６　ー 以下、本発明具を第１図及び第２図に示す実施例に基づ
いて説明する。 本発明具１は、外ケーシング２の内部に、スプール弁３
と、スプール弁３を操作する感熱操作具とを内挿してあ
る。外ケーシング２は、内部にシ１／ワー水路３が形成
され、スプール弁４により上流側３ａと下流側３ｂと外
部排出側３Ｃとに区画されている。外ケーシング２は、
上流側端部２ａが渇水混合水栓５のシャワー水吐出口５
ａに回動自在に接続され、下流側端部２ｂにシャワーホ
ース６が接続される。シャワー水路３は、上流側３ａの
適所を絞って吸引域３ｄを形成し、吸引域３ｄと流出側
３ｂの適所とを吸引水路１０で連通してある。 前記スプール弁４は、外ケーシング２の内部の所定位置
に内嵌されたシリンダー　７と、シリンダ７に摺動自在
に内挿したスプール弁体８と、スプール弁体８を冷水排
出位置（第１図中に示す位匝）まで押圧するようにシリ
ンダー７内に嵌挿した復帰バネ体９とからなる。シリン
ダー７は、シャワー水路３の上流側３ａに連通ずる第１
流入ボト７ａ及び第２流出ポート７ｂと、第１流入ポー
ト７ａに対応し且つシャワー水路３の外部排出側３Ｃに
連通ずる第１流出ポート７Ｃと、第２流入ポート７ｂに
対応し且つシャワー水路３の下流側３ｂに連通ずる第２
流出ポート７ｄとを開設してある。スプール弁体８は、
シリンダー７内において冷水排出位置く第１図中に示す
位置）からシャワー供給位置（第２図中に示す位置）ま
で溜動し、冷水排出位置では第１流入ポート７ａと第１
流出ポート７Ｃを連通状態にすると共に第２流入ポート
７ｂを封鎖し、シャワー供給位置では第１流入ポート７
ａを封鎖すると共に第２流入ポート７ｂと第２流出ポー
ト７ｄを連通状態にする。 シャワー水路３の上流側３ａに配置した感熱操作具１１
は、本休１２の受熱部１２ａの内部に熱膨張ワックス（
図示は省略）を到入する共に、本体１２に操作棒１３を
摺動自在に内挿してある。感熱操作具１１は、シャワー
水路３の上流側３ａを流れるシャワー水Ｗの熱を受熱部
１２ａで受熱したとき、膨張ワックスの膨張により操作
棒１３を矢符Ａ方向に自動突出し、第２図に示す如く、
出力端１３ａでスプール弁体８を復帰バネ９の押圧力に
抗してシャワー水供給位置まで押圧する。感熱操作具１
１は、受熱する温度に比例して操作棒１３の突出量を決
定する。 そのため、感熱操作具１１は、スプール弁休８に対する
抑圧を開始する温度の設定ができるように、スプール弁
体８の摺動方向に移動調節可能に配置してある。即ち、
感熱操作具１１は、外ケーシング２内に摺動自在に内嵌
され、外ケーシング２との間に配置した押圧コイルバネ
１４で矢符Ｂ方向に押圧され、外ケーシング２に設けた
温度設定具１５の押圧棒１５ａで矢符Ａ方向に押圧され
ている。温度設定具１５は、押圧部１５ａを進退させる
ことで感熱操作具１１の位置を変更させ、スプール弁体
８に対する感熱操作具１１の抑圧開始温度を設定でき、
シャワーヘッドから冷水シャワーを吐出させることも可
能となる。温度設定具１５は、押圧部１５ａと感熱操作
具１１との間に、安全用コイルバネ体２２を配置してあ
る。この安全用コイルバネ１６は、スプール弁休７を押
圧する感熱操作具１８の出力端１３ａに許容値以上の押
圧力が発生しないようにするためのものである。 次に、本発明具１の使用方法及び動作態様を説明する。 先ず、渇水混合水栓５のシャワー水吐出口５ａに外ケー
シング２の上流側端部２ａを回動自在に接続する共に、
外ケーシング２の下流側端部２ｂにシャワーホース６を
接続して準備を完了する。次に、温度設定具１１を適宜
温度に設定する。この状態で、渇水混合水栓５の切替ハ
ンドル５ｂをシャワー吐出側に操作して本発明具１のシ
ャワー水路３の上流側２ａにシャワー水Ｗを供給する。 本発明具１に供給された冷水状態のシャワー水Ｗは、第
１図に示す如く、感熱操作具１１の受熱部１２ａに接触
しなからスプール弁４の第１流入ポート７ａに導かれる
かれる。シャワー水Ｗの温度が上記設定温度より低いと
きには、スプール弁体８が冷水排出位置にあるため、シ
ャワー水Ｗは、スプール弁４の第１流入ポート７ａ，ス
プール弁体８の小径部８ａ，第２流出ポート７ｂ及び外
部排出側３Ｇを通過して外部に排出される。湯水混合水
栓５から供給されたシャワー水Ｗは、シャワー水路３の
の吸引域３ｄを通過するとき、吸引水路１０を負圧状態
にし、シャワー水路３の下流側３及びシャワーホース６
に残留している冷水を吸引水路１０を介して強制的に吸
引する。 吸引された残留冷水は、冷水状態のシャワー水Ｗと共に
外部に排出される。本発明具１にシャワ水を供給する温
水配管中等に残留していた冷水が外部に排出されるのに
伴ない、温水状態のシャワー水Ｗが本発明具１に導かれ
ると、感熱操作具１１は、第２図に示す如く、冷水流出
路５を流れるシャワー水Ｗからの受熱により操作棒１３
の出力端１３ａを自動突出してスプール弁体８をシャワ
ー供給位置まで移動させる。すると、シャワー水Ｗは、
スプール弁４の第２流入ポート７ｂ，スプール弁体８の
小径部８ｂ及び第２流出ポート７ｄを通過してシャワー
水路３の下流側３ｂに至り、シャワーホース１３を通過
してシャワーヘッド（図示は省略）に導かれる。シャワ
ー水Ｗの供給が停止すると、感熱操作具１１は、シャワ
ー水路３の上流側３ｂの自然冷却に伴ない、操作棒１３
の出力端１３ａを後退させ。 すると、スプール弁体８は、復帰バネ体９の反発弾性ノ
ｊで押圧されて自動的に冷水排出位置に移動する。 なお、冷水のシャワーを浴びたいときには、温度設定具
１５を操作して、押圧棒１５ａで感熱操作具１１を矢符
Δ方向へ強制移動させてスプール弁体８をシャワー供給
位置で停止させる。

【発明の効果】

以上詳述の如く、本発明具は、冷水状態のシャワー水を
自動排出し、渇水状態のシャワー水をシャワーヘッドに
運通し得るシャワー水路の下流側に自動的に導くもので
あるため、シャワーヘッド散水口から初期冷水が不意に
出ることがなくなり、快適なシャワーを浴びることがで
きる優れた効果を有する。殊に、初期冷水吐出に注意を
払うことができない老人又は幼児の場合にとっては、冷
水吐出によるショック死に繋がることもなく、非常に安
全なシャワーを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

ー１　１　− １　２ー 図面はいずれも本発明具の実施例を示すものであって、
第１図は渇水混合水栓に接続した状態で且つ冷水のシャ
ワー水を外部に排出している状態を示す縦断面図、第２
図は温水のシャワー水をシャワーホースに供給している
状態を示す縦断面図である。 ３・・・シャワー水路 ３ｂ・・・下流側 ３ｄ・・・吸引域 ７・・・シリンダー ７ｂ・・・第２流入ボー１へ ７ｄ・・・第２流出ポート ９・・・復帰バネ １１・・・感熱操作具 ３ａ・・・上流側 ３Ｃ・・・外部排出側 ４・・・スプール弁 ７ａ・・・第１流入ポート ７Ｃ・・・第１流出ポート ８・・・スプール弁体 １０・・・吸引水路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、湯水混合水栓とシャワーヘッドとを連通するシャワ
   ー水路の適所に配置され、シャワー水路の上流側に連通
   する第１流入ポート及び第２流入ポート、第１流入ポー
   トに対応し且つ外部に連通する第１流出ポート並びに第
   ２流入ポートに対応し且つシャワー水路の下流側に連通
   する第２流出ポートを夫々開設したシリンダーと、該シ
   リンダー内に内嵌され且つ冷水排出位置からシャワー供
   給位置まで摺動し、冷水排出位置では第１流入ポートと
   第１流出ポートを連通状態にすると共に第２流入ポート
   を封鎖し、シャワー供給位置では第１流入ポートを封鎖
   すると共に第２流入ポートと第２流出ポートを連通状態
   にするスプール弁体と、スプール弁体を冷水排出位置に
   向つて押圧する復帰バネ体と、シャワー水路の上流側に
   配置されると共にシャワー水路からの受熱により自動突
   出する出力端でスプール弁体をシャワー供給位置まで押
   圧する感熱操作具とを備えたことを特徴とするシャワー
   の初期冷水抜き具。 ２、前記シャワー水路の上流側に吸引域を形成し、この
   吸引域とシャワー水路の下流側とを吸引路で連通した請
   求項１に記載のシャワーの初期冷水抜き具。 ３、前記感熱操作具をスプール弁体の摺動方向に移動調
   節可能に配置した請求項１又は２に記載のシャワーの初
   期冷水抜き具。