JPH0752348Y2 - ストラット - Google Patents

ストラット

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Publication number
JPH0752348Y2
JPH0752348Y2 JP1988160427U JP16042788U JPH0752348Y2 JP H0752348 Y2 JPH0752348 Y2 JP H0752348Y2 JP 1988160427 U JP1988160427 U JP 1988160427U JP 16042788 U JP16042788 U JP 16042788U JP H0752348 Y2 JPH0752348 Y2 JP H0752348Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strut
core
mold
groove
bent
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988160427U
Other languages
English (en)
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JPH0280752U (ja
Inventor
正明 工藤
俊男 荻原
Original Assignee
イズミ工業株式会社
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Filing date
Publication date
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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はピストンスカートのピン直角方向の熱膨張を
抑制させるために一対のストラットをピストンスカート
内側に鋳込んだ内燃機関用ピストンに係り、特に鋳造時
金型内に安定支持できるようにしたストラットに関する
もので、加圧鋳造、重力鋳造で形成されるピストンに適
用できるものである。
(従来技術) 従来この種のストラットとしては第6図(a)、(b)
に示したようなものが一般に用いられている。
図においてaはスチールストラットで、本体bとその両
側に連なる両側部c,dとで形成されている。
しかして上記ストラットaを鋳込むピストンを製造する
際には、第7図に示したようにストラットaを中子型f
内にセットし位置を保持するために中子型fにマグネッ
トeが取付けられている。
なおgはピストンのピンボス部に相当する。
このようにマグネットを使用することによって中子型に
ストラットを取付けて金型内で定位置にセットするもの
であるが、マグネットでは鋳込み時に高温にさらされて
高温に耐えられず、磁力が低下し、位置ずれを生じ、通
常500〜1000ショットで交換しなければならず、修理時
間も多くかかり、また予備の中子型を必要とする。
そして交換時は中子型を換えねばならず、コストも高く
なる。
さらにマグネットの強弱によって金型内でストラットの
支持を十分に安定させることもできず、そのためセット
のやり直しや金型へのバリ付着による掃除等によって連
続作業がしにくくなってサイクルタイムを乱すもので、
生産性が低下し、自動化への妨げの要因となっている。
(考案が解決しようとする課題) そこで上記の点を解決するために、本出願人はさきに実
開昭61-179773号(実開昭63-85362号)として提案し
た。
すなわち第4図(a),(b)に示すように、1はスト
ラットで本体部2とその両側の部材3,4とより成り、該
両側の部材3,4の端縁部分に5,6で示したように中央から
上半分だけを折り曲げて変形させた折込屈曲部を設けて
ある。
しかしてこれを中子型にセットする場合には、第5図に
示したように、ストラット1の折込屈曲部(変形部)5,
6を中子型9の凹溝7,8に嵌合させストラット1を中子型
9から動かないようにセットして鋳造する。
このようにストラットの両側部端縁に変形部材を設けて
これを中子型の凹溝に嵌合することによってストラット
効果を低下させることなく金型に安定保持できるもの
で、特に従来のようにマグネットを用いることがないの
でマグネット効果が低下することがなく、またマグネッ
トの交換修理がなくなるため、型の寿命も延びて予備の
金型も少量がすむ等すぐれた効果があるが、ストラット
1が高温の溶湯に触れて膨張するにつれて中子型9の凹
溝7,8に嵌合しているストラット1の折込屈曲部5,6と中
子型9の凹溝7,8との間に隙間が生じ、その結果ストラ
ット1の折込屈曲部5,6が中子型9から離れてストラッ
ト1が中子型9から落下するような不具合があった。
(課題を解決するための手段及び作用) この考案は上記の点に鑑みなされたものであって、スト
ラットの両側の端縁部をそれぞれ二股状とし、該二股状
部分をそれぞれ屈曲角度を異にして屈曲させ、ストラッ
トをピストンに鋳込む際に該角度を異にした屈曲部分を
いずれも中子型の凹溝に係合配置させるようにし、スト
ラットの膨張に応じてストラットを中子型に保持させる
屈曲部分の支持点を変化させてストラットを中子型に確
実に保持させると共に、さらに必要に応じて上記凹溝に
アンダーカットを設けてストラットが溶湯にふれて膨張
しても、中子型の溝により屈曲部分が押さえられている
ことにより、中子型から離れてストラットが移動し、ま
たは落下することを確実に防止しストラットを金型に安
定して保持するものである。
(実施例) つぎにこの考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第2図はこの考案のストラットの実施例を示し
たもので、1はストラットで本体部2とその両側の部材
3,4とよりなる。
第1図においてストラット1の両側の部材3,4の縁端部
分をそれぞれ二股状とし、該二股状部分を51,52及び
61,62で示したように折り曲げて変形させた折込み屈曲
部材(変形部)を設けてある。
そして変形部51の部分と変形部52の部分は折り曲げ角度
が異なっており、変形部61の部分と変形部62の部分も折
り曲げ角度を異にしている。
そして変形部51と61並びに変形部52と62とはそれぞれ折
り曲げ角度を等しくしてある。
しかしてこれを中子型にセットする場合には第2図に示
すように、ストラット1の変形部51,52及び61,62とは
それぞれ折り曲げ角度を等しくしてある。
しかしてこれを中子型にセットする場合には第2図に示
すように、ストラット1の変形部51,52及び61,62を中
子型9の凹溝71,81に嵌合させストラット1を中子型9
から動かないようにセットして鋳造する。
そして注湯開始前にストラット1を中子型9に保持させ
る時には変形部51,61で中子型9の溝71,81に係合させ
てストラットを落下不能に保持し、注湯開始後にはスト
ラット1が溶湯の熱によって膨張するに従い、変形部
51,61と屈曲角度の異なる変形部52,62が、これら変形
部51,61が係合していた溝の壁部と対向する例の壁部
72,82を圧迫してストラットを保持することになる。
つまりストラット1が溶湯に触れて膨張し、変形部51
61がそれぞれ溝の71,81から離れても、変形部52,62
溝の壁72,82に強く押し付けられるようになるため、中
子型からストラットが離れて落下することが確実に防止
される。
従って金型に安定保持できると共に、マグネットを用い
ていないので、ストラット効果を低減させることがな
い。
第3図はこの考案の別の実施例で、凹溝7,8の内周壁を1
0で示したように開口端部よりも底面の方が拡開するよ
うにアンダーカットを設けたもので、溝内の折込部が凹
溝外方に抜け出ることがなくなり、より一層確実にスト
ラットが中子型から離れて落下するのを防止できる。
本実施例では、ピストン方向に一対のストラットを鋳ぐ
るむ例を示したが、ピン直角方向の一対のストラットの
場合にも適用できるものである。
(考案の効果) この考案は以上詳述したようにして成るので、ストラッ
トは金型内に安定して支持できるもので、特に従来のよ
うにマグネットを用いることがないのでストラット効果
が低減することがなく、またマグネットの交換修理がな
くなるため型の寿命も延びて予備の金型も少量ですむと
共に、中子型の凹溝がガイドとなってストラットのセッ
トも容易となるので自動セットの簡素化ができる。
そして特にこの考案では両端に2つの屈曲部を設け、そ
れぞれ中子型の溝中に配することができるようになって
いるため、ストラットが溶湯に触れて膨張してもストラ
ットの膨張量に応じ屈曲部は中子型の溝中で適宜支持す
る個所を変化させてストラットの保持を確実にし、中子
から離れてストラットが移動落下することが確実に防止
できるもので位置ずれがないために、ロボットにも使え
ることが可能で自動化上大いに有効である。
また上記凹溝にアンダーカットを設けることによって溝
内の屈曲部が凹溝外方に抜け出ることがなくなり、一層
確実にストラットが中子型から離れて落下するのを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はこの考案のストラットの実施例
を示し、第2図は上記ストラットをピストンに鋳込む際
に中子型に支持される状態を図解的に示したもので、第
3図は別の実施例である。 第4図(a),(b)及び第5図は本出願人が先に提案
したストラット及び中子型との関係を示し、第6図
(a),(b)は従来のストラットで、第7図はこのス
トラットを中子型に支持する場合を図解的に示す。 1……ストラット 3……両側部 4……両側部 51……変形部 52……変形部 61……変形部 62……変形部 71……凹溝 82……凹溝 9……中子型 10……アンダーカット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストラットをピストンに鋳込む際に中子型
    の凹溝と係合しうる屈曲部分をストラットの両側部材の
    端縁部に設けたものにおいて、上記端縁部を二股状と
    し、これら二股状部分を異なる角度で屈曲させ、該屈曲
    部分を中子型の凹溝に係合配置させると共に、上記溝の
    内周壁を開口端部よりも底面近辺の方が拡開するように
    アンダーカットしてなるストラット。
JP1988160427U 1988-12-12 1988-12-12 ストラット Expired - Lifetime JPH0752348Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988160427U JPH0752348Y2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12 ストラット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988160427U JPH0752348Y2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12 ストラット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0280752U JPH0280752U (ja) 1990-06-21
JPH0752348Y2 true JPH0752348Y2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=31442486

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988160427U Expired - Lifetime JPH0752348Y2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12 ストラット

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JP (1) JPH0752348Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0750049Y2 (ja) * 1986-11-25 1995-11-15 イズミ工業株式会社 熱膨張抑制ピストン用ストラット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0280752U (ja) 1990-06-21

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