JPS596356B2 - 電気炉天井 - Google Patents
電気炉天井Info
- Publication number
- JPS596356B2 JPS596356B2 JP12474276A JP12474276A JPS596356B2 JP S596356 B2 JPS596356 B2 JP S596356B2 JP 12474276 A JP12474276 A JP 12474276A JP 12474276 A JP12474276 A JP 12474276A JP S596356 B2 JPS596356 B2 JP S596356B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- water
- frame
- electric furnace
- refractory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Discharge Heating (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は電気炉天井の改良に係わる。
電気炉天井にあっては、その操業苛酷化に伴ない天井用
耐火物についてよシ耐熱性に優れる塩基性耐火物の採用
へと進んでいるのが実状であるが、この塩基性耐火物は
犬なる熱膨張特性を有し、これに由来する応力変形に対
する措置が必要となる。
耐火物についてよシ耐熱性に優れる塩基性耐火物の採用
へと進んでいるのが実状であるが、この塩基性耐火物は
犬なる熱膨張特性を有し、これに由来する応力変形に対
する措置が必要となる。
この措置として、鉄骨枠組構造体による塩基性レンガの
吊シ押え方式があるが、この方式は吊シ押え用の骨枠を
多数配設せねばならぬため、構造が極めて複雑となるこ
と、又使用時の天井の損耗状況は一様でなくバラツキが
あるが、その場合の部分補修(差替え〕が容易でないこ
と並びに塩基性レンガの犬なる熱膨張を何んら阻止する
ことなく許容しておき、それによって生じる変形のある
以上を強引に押え込まんとするものであるため、変形阻
止不可はもとよりして、押え込みによる内部応力の蓄積
は限界を超えたところでレンガ破損を招来するものであ
る等の難点がある。
吊シ押え方式があるが、この方式は吊シ押え用の骨枠を
多数配設せねばならぬため、構造が極めて複雑となるこ
と、又使用時の天井の損耗状況は一様でなくバラツキが
あるが、その場合の部分補修(差替え〕が容易でないこ
と並びに塩基性レンガの犬なる熱膨張を何んら阻止する
ことなく許容しておき、それによって生じる変形のある
以上を強引に押え込まんとするものであるため、変形阻
止不可はもとよりして、押え込みによる内部応力の蓄積
は限界を超えたところでレンガ破損を招来するものであ
る等の難点がある。
上述の吊シ押え方式の難点にかんがみ、その原因である
押え骨枠の付設、熱膨張の許容の伴なうことのない改良
手段が検討され、本願の如き分割パネル式についても実
公昭45−12808号並びに実開昭60=14270
9号が存在する。
押え骨枠の付設、熱膨張の許容の伴なうことのない改良
手段が検討され、本願の如き分割パネル式についても実
公昭45−12808号並びに実開昭60=14270
9号が存在する。
しかるに、前者は不定形耐火物使用の分割水冷パネル組
立方式に関するもので、炉外側全面を水冷ボックス化し
たものであるが、個々のパネル接触面は耐火物面となっ
ており、パネル組立時及び中途補修(パネル差替え〕時
耐火物が損傷し、また、隣接パネル同志耐火物が焼結接
着している場合には差替え不能となる不便を有し1更に
不定形耐火物に代え塩基性レンガ等を使用する場合、全
面レンガ一体構造となっており、応力変形を防止出来な
いし、吊り押え構造が必要となる。
立方式に関するもので、炉外側全面を水冷ボックス化し
たものであるが、個々のパネル接触面は耐火物面となっ
ており、パネル組立時及び中途補修(パネル差替え〕時
耐火物が損傷し、また、隣接パネル同志耐火物が焼結接
着している場合には差替え不能となる不便を有し1更に
不定形耐火物に代え塩基性レンガ等を使用する場合、全
面レンガ一体構造となっており、応力変形を防止出来な
いし、吊り押え構造が必要となる。
また、後者は鋳物製分割鋳ぐるみ水冷パネル組立方式に
関するもので、これではパネル製作が容易でない・こと
並びにパネル底の稼動面側の鋳物露出部が多く多大の水
冷効果を必要とする等実用化に難点が有る。
関するもので、これではパネル製作が容易でない・こと
並びにパネル底の稼動面側の鋳物露出部が多く多大の水
冷効果を必要とする等実用化に難点が有る。
本発明は斜上の点にかんがみ、これ等の難点を解消すべ
くなされたもので、その要旨とするところは、大天井部
と小天井部とが分割式のドーム形電気炉天井において、
該小天井部をメタルケース又は水冷フレームを周枠とし
た耐火物ブロックとし、該大天井部は扇形パネルに分割
し、かつ、当該扇形パネルは水冷フレームで耐火物部を
拘束したことを特徴とする点にある。
くなされたもので、その要旨とするところは、大天井部
と小天井部とが分割式のドーム形電気炉天井において、
該小天井部をメタルケース又は水冷フレームを周枠とし
た耐火物ブロックとし、該大天井部は扇形パネルに分割
し、かつ、当該扇形パネルは水冷フレームで耐火物部を
拘束したことを特徴とする点にある。
以下、本発明実施例の詳細を図にもとづいて説明する。
すなわち、第1図〜第3図に示す如く、大天井部1と小
天井部2とは別体に構成する。
天井部2とは別体に構成する。
当該大天井部1は天井中心点から延びた放射線上に扇形
に数個に分割し、かつ、その扇形パネル3・・・・・・
の各々は水冷フレーム4・・・・・・内に耐火物部5・
・・・・・を遺愛は作用により拘束したものとなってい
る。
に数個に分割し、かつ、その扇形パネル3・・・・・・
の各々は水冷フレーム4・・・・・・内に耐火物部5・
・・・・・を遺愛は作用により拘束したものとなってい
る。
また、該小天井部2は扇形パネル同様耐火物部を遺愛は
作用により拘束する外皮をメタルケース6周枠としたと
ころの耐火物ブロック又は第3′図に示すような水冷フ
レーム6′周枠としたところの耐火物ブロックとなって
いる。
作用により拘束する外皮をメタルケース6周枠としたと
ころの耐火物ブロック又は第3′図に示すような水冷フ
レーム6′周枠としたところの耐火物ブロックとなって
いる。
なお、図中7・・・・・・は電極孔、8は集塵孔、9・
・・・・・は水冷フレームに付設した送排水管、10・
・・・・・は該扇形パネル3間に連結強化上配設するを
良しとする連結金物、11は天井リング金物、12・・
・・・・は吊り金物を各々示す。
・・・・・は水冷フレームに付設した送排水管、10・
・・・・・は該扇形パネル3間に連結強化上配設するを
良しとする連結金物、11は天井リング金物、12・・
・・・・は吊り金物を各々示す。
第4同各図は該小天井部2の各種実施例を示し、A図は
円形、全不定形耐火物−仏式、B図は円形、レンガ骨付
き不定形耐火物−仏式、C図は円形三分割、各不定形耐
火物−仏式、D図は多角形2全不定形耐火物−仏式とし
たものである。
円形、全不定形耐火物−仏式、B図は円形、レンガ骨付
き不定形耐火物−仏式、C図は円形三分割、各不定形耐
火物−仏式、D図は多角形2全不定形耐火物−仏式とし
たものである。
第5同各図は小天井部2と大天井部1との間の各遺愛は
セット実施例を示し、A図はテーパ一式、B図は段付き
受載式、C図はストレート上部止め式、D図とE図はい
ずれも小天井部2を大天井部1に対して意識的に高位に
載置セットさせたもので高位とすることにより輻射熱の
影響を少なくし、小天井部2の寿命向上を図ったもので
ある。
セット実施例を示し、A図はテーパ一式、B図は段付き
受載式、C図はストレート上部止め式、D図とE図はい
ずれも小天井部2を大天井部1に対して意識的に高位に
載置セットさせたもので高位とすることにより輻射熱の
影響を少なくし、小天井部2の寿命向上を図ったもので
ある。
第6同各図は既述水冷フレームの断面構成の各実施例を
示し、そのいずれも17ンガ等の重量、変形要因に耐え
る様、並びに電気炉稼動中の輻射熱から守るべく冷却水
が通る機箱断面とするが、A保護を図ったもので、B図
は下端部に不定形耐火物の充填用溝部13を付設したも
の、C図は下端部に肉厚補強部14を設けたもの、D図
は下端面にスタッド15・・・・・・をもって不定形耐
火物層16を付着させたものである。
示し、そのいずれも17ンガ等の重量、変形要因に耐え
る様、並びに電気炉稼動中の輻射熱から守るべく冷却水
が通る機箱断面とするが、A保護を図ったもので、B図
は下端部に不定形耐火物の充填用溝部13を付設したも
の、C図は下端部に肉厚補強部14を設けたもの、D図
は下端面にスタッド15・・・・・・をもって不定形耐
火物層16を付着させたものである。
又下端面をセラミックコーティングしてモ良イ。
E−F図は大天井部も不定形耐火物で築造した例を示し
、F図はバンガーレンガ17を併用した例を示す。
、F図はバンガーレンガ17を併用した例を示す。
既述水冷フレームにあっては稼動中の水洩れは絶対に防
止せねばならないので、その送水機構には安全装置とし
ての送水ストップ弁の装備は不可欠である。
止せねばならないので、その送水機構には安全装置とし
ての送水ストップ弁の装備は不可欠である。
尚、実施例での分割パネルは等分割になっているが、不
均等で有っても良い。
均等で有っても良い。
本発明は斜上の如き構成よ如なるものであるから、大天
井部、小天井部は最初から一体でなく分割されているも
のであるから各パネルごとにレンガの築造が出来る、又
レンガ溶損にバラツキがある場合は任意のパネル又は小
天井の中途取替が出来る、それは各パネルの接触面が耐
火物でなく、水冷フレームと水冷フレーム、水冷フレー
ムとメタルケースとなっているため取扱い、製造時に耐
火物の破損がないこと、使用時の焼結接着がないためで
ある。
井部、小天井部は最初から一体でなく分割されているも
のであるから各パネルごとにレンガの築造が出来る、又
レンガ溶損にバラツキがある場合は任意のパネル又は小
天井の中途取替が出来る、それは各パネルの接触面が耐
火物でなく、水冷フレームと水冷フレーム、水冷フレー
ムとメタルケースとなっているため取扱い、製造時に耐
火物の破損がないこと、使用時の焼結接着がないためで
ある。
不定形耐火物を使用する場合にもブロックとなっている
ため施工、乾燥等が容易で完壁である耐火物の損耗又は
水洩れで一部のパネル又は小天井を取替えたい場合に電
炉にセットされた状態のまま当該パネルをクレーン等で
撤去、その後の補充が可能である等の利点を有し、さら
に、レンガの変形せんとする応力は各パネルで分割吸収
すると共に奪熱するので、レンガ変形は、熱膨張が許さ
れず極めて少ない。
ため施工、乾燥等が容易で完壁である耐火物の損耗又は
水洩れで一部のパネル又は小天井を取替えたい場合に電
炉にセットされた状態のまま当該パネルをクレーン等で
撤去、その後の補充が可能である等の利点を有し、さら
に、レンガの変形せんとする応力は各パネルで分割吸収
すると共に奪熱するので、レンガ変形は、熱膨張が許さ
れず極めて少ない。
その他、レンガは現有レンガの使用が出来、従って吊り
押えのためのメタルケースの諸工作は不用である。
押えのためのメタルケースの諸工作は不用である。
第1図は本発明電気炉天井の平面図、第1′図は第1図
中四線1′部の拡大斜視図、第2図は縦断面図、第3図
は小天井部、大天井部、天井リング金物の遺愛は関係を
視た斜視図、第3′図は水冷フレーム小天井断面図、第
4図は小天井部の各種実施態様平面図、第5図は小天井
部の大天井部に対する各種遺愛は実施態様縦断面図、第
6図は水冷フレームの各種断面図である。 符号の簡単な説明、1・・・・・・大天井部、2・・・
・・・小天井部、3・・・・・・扇形パネル、4・・・
・・・水冷フレーム、5・・・・・・耐火物部、6・・
・・・・メタルケース、6′・・・・・・水冷フレーム
、7・・・・・・電極孔、9・・・・・・送排水管。 10・・・・・・連結金物、11・・・・・・天井リン
グ金物、12・・・・・・吊シ金物、13・・・・・・
充填用溝部、14・・・肉厚補強部、15・・・・・・
スタッド、16・・・・・・不定形耐火物層。
中四線1′部の拡大斜視図、第2図は縦断面図、第3図
は小天井部、大天井部、天井リング金物の遺愛は関係を
視た斜視図、第3′図は水冷フレーム小天井断面図、第
4図は小天井部の各種実施態様平面図、第5図は小天井
部の大天井部に対する各種遺愛は実施態様縦断面図、第
6図は水冷フレームの各種断面図である。 符号の簡単な説明、1・・・・・・大天井部、2・・・
・・・小天井部、3・・・・・・扇形パネル、4・・・
・・・水冷フレーム、5・・・・・・耐火物部、6・・
・・・・メタルケース、6′・・・・・・水冷フレーム
、7・・・・・・電極孔、9・・・・・・送排水管。 10・・・・・・連結金物、11・・・・・・天井リン
グ金物、12・・・・・・吊シ金物、13・・・・・・
充填用溝部、14・・・肉厚補強部、15・・・・・・
スタッド、16・・・・・・不定形耐火物層。
Claims (1)
- 1 大天井部と小天井部とが分割式のドーム形電気炉天
井において、該小天井部をメタルケース又は水冷フレー
ムを周枠とした耐火物ブロックとし1該犬天井部は扇形
パネルに分割し、かつ、当該扇形パネルは水冷フレーム
で耐火物部を拘束したことを特徴とする電気炉天井。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12474276A JPS596356B2 (ja) | 1976-10-18 | 1976-10-18 | 電気炉天井 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12474276A JPS596356B2 (ja) | 1976-10-18 | 1976-10-18 | 電気炉天井 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5350213A JPS5350213A (en) | 1978-05-08 |
| JPS596356B2 true JPS596356B2 (ja) | 1984-02-10 |
Family
ID=14892979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12474276A Expired JPS596356B2 (ja) | 1976-10-18 | 1976-10-18 | 電気炉天井 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS596356B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62203548U (ja) * | 1986-06-17 | 1987-12-25 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5421606U (ja) * | 1977-07-14 | 1979-02-13 | ||
| JPS54171613U (ja) * | 1978-05-24 | 1979-12-04 | ||
| JPS5550460U (ja) * | 1978-09-30 | 1980-04-02 | ||
| US5999558A (en) * | 1998-08-13 | 1999-12-07 | Ucar Carbon Technology Corporation | Integral spray cooled furnace roof and fume elbow |
| JP4584636B2 (ja) * | 2004-06-29 | 2010-11-24 | 日鉱環境株式会社 | 産業廃棄物処理炉の使用方法 |
| EP2503011B1 (en) | 2011-03-14 | 2013-06-26 | Refractory Intellectual Property GmbH & Co. KG | Industrial furnace cover |
| KR101328007B1 (ko) * | 2011-07-05 | 2013-11-13 | 한국생산기술연구원 | 금속용해로 덮개 |
-
1976
- 1976-10-18 JP JP12474276A patent/JPS596356B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62203548U (ja) * | 1986-06-17 | 1987-12-25 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5350213A (en) | 1978-05-08 |
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