JPS638737Y2 - - Google Patents

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JPS638737Y2
JPS638737Y2 JP1985054731U JP5473185U JPS638737Y2 JP S638737 Y2 JPS638737 Y2 JP S638737Y2 JP 1985054731 U JP1985054731 U JP 1985054731U JP 5473185 U JP5473185 U JP 5473185U JP S638737 Y2 JPS638737 Y2 JP S638737Y2
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JP
Japan
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bricks
brick
furnace
hearth
corner
Prior art date
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Expired
Application number
JP1985054731U
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English (en)
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JPS61172155U (ja
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は転炉炉底コーナ部構造に係り、恒久的
弱点となつている、炉底コーナ部構造の改良に関
する。
従来技術 近年、転炉炉容の大型化、操業の高能率化、高
温化、が進められ、諸条件が苛酷化してきたその
中で内張耐火物及びその構造はますます厳しい条
件下にさらされている。一方、各社とも、耐用回
数の向上、原単位の低減が強く要望されている。
第4図は従来実施されている炉底コーナ部構造の
断面図を示すものである。図示の如く炉殻鉄皮1
7の内側に積層された永久張煉瓦16上に炉底煉
瓦11を真円巻き施工後、レベル調整用として、
スタンプ材12を敷き、炉底煉瓦11にバチ形煉
瓦13を追つ付け、水平に積層する。次に側壁煉
瓦15から、炉底煉瓦11との煉瓦積み長さの段
差を徐々に解消すべく、煉瓦積み厚でバチ形コー
ナ煉瓦14をバチ形煉瓦13の上から水平に積み
上げて、炉底煉瓦11と側壁煉瓦15でなす、コ
ーナ部構造を形成したものである。
考案が解決しようとする問題点 従来の炉底コーナ部構造は、その他部位に比較
して局部異常損傷が著しく、炉の寿命を短命にし
ている。第5図はその局部異常損傷状況20を示
したものである。その要因として: (1) コーナ部への熱膨張応力の局部集中負荷によ
る応力割れ剥落損傷の発生による。
(2) 短尺煉瓦の2層、3層積みの、所謂段逃げ施
工によるコーナ部構造から高圧力の溶鋼撹拌及
び高温溶鋼との2面加熱接触で構造的、熱的ス
ポーリングによる損傷が顕著に表われる。
(3) 転炉特有の頻度の多い傾転回数によつて、炉
殻鉄皮17の変形と歪み及び煉瓦水平積み施工
の欠点から煉瓦目地の緩み、抜け落ち損傷が発
生し、その部位への溶鋼の侵入の誘発によつて
連鎖的に構造破壊を早めるものである。
(4) この部分の熱応力解析を実施し、煉瓦が破壊
を生じると予想される部分を第6図に示す。
側壁煉瓦15、永久張り煉瓦16、炉底煉瓦1
1で構成されている炉壁を鉄皮17で囲まれてい
る構成に溶鋼18が入つており、この場合、側壁
煉瓦15と、炉底煉瓦11の炉内面に大きな圧縮
応力が生じその場合煉瓦強度を越え破壊が生じる
部分は炉底煉瓦11と側壁煉瓦15夫々の中心線
の交点(第6図)付近で炉外側に大きくえぐられ
る様な形19の如くになり第5図に示す局部異常
損傷状況と類似している。
本考案は前記のような欠点を解決してなされた
もので、転炉の恒久的弱点となつている、炉底コ
ーナ部構造を改良して局部異常損傷を防止して炉
の寿命を延命にすべき、炉底コーナ部構造を提供
することを目的とする。
問題点を解決するための手段 以下本考案の一例を第1図、第2図に基いて説
明する。
炉殻鉄皮17の内側に永久張り煉瓦16を積層
しその上段に、炉底煉瓦1をその熱端面および冷
端面が一体曲面となるように真円巻き施工した
後、レベル調整のためスタンプ材5を敷き、炉底
煉瓦1の側面にそつて長尺一体ものの四方迫煉瓦
2(第2図図示)の短辺側3を炉内側に向けて、
放射状に積層して、炉周方向はリング巻きとし、
側壁煉瓦15と接合させ、側壁煉瓦15、四方迫
煉瓦2、炉底煉瓦1を一体化し、コーナ部4を形
成するものである。
作 用 側壁煉瓦15と四方迫煉瓦2と炉底煉瓦1とで
コーナ部4を一体化した構造を形成することによ
つてコーナ部4の異常損傷が防止でき炉命延長に
供与する。
実施例 以下実施例について説明する。
本考案の如く炉底コーナ部構造にすることによ
り炉底コーナ部4の温度分布勾配が緩やかになり
熱膨張応力局部集中が緩和され従来の弱点が解消
され炉寿命の延長に供与する。
炉底コーナ部に四方迫煉瓦2を放射状に配列す
ることにより、煉瓦目地部に剪断応力が作用せ
ず、また煉瓦熱膨張が鉄皮17に及ぼす応力を分
散均一化する効果があり、鉄皮と煉瓦の連鎖的な
悪循環による損傷影響が回避される。炉底コーナ
部の四方迫煉瓦2を四方迫り長尺一体化にし肉厚
化にすることにより有効厚が増し、目地の緩み抜
け落ちの防止になり、正常な残厚曲線を保持しつ
つ損耗していく(第3図に19で示す)。
コーナ部4が炉底、側壁と区別なく一体曲線の
ため、高圧溶鋼撹拌もスムーズに行なわれ熱的、
構造的スポーリングが起きにくい、又溶鋼摩耗も
緩和されることにより、局部異常損傷は解消され
炉の延命になす改良効果は大きい。
効 果 本考案の構造について、前記従来技術と同様な
熱応力解析を実施し、煉瓦破壊を生じると予想さ
れる部分を第3図に示す。この場合は側壁煉瓦部
15、コーナ部4、炉底煉瓦部1に対する煉瓦強
度を越える破壊が生じる部分は全体に少なく、本
構造は局部的損傷を防止可能な構造である。
本考案は転炉炉底コーナ部の異常損傷を防止し
正常な均衡のとれた損耗が図れ、炉命を延長する
ことが可能である。なお実炉に使用した結果、従
来この部分における損傷速度は0.5mm/チヤージ
であつたが、本考案では0.3mm/チヤージとなり
炉の延命効果は絶大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例の煉瓦積構成を示す断面
図、第2図は本考案のコーナ部四方迫り煉瓦の斜
視図、第3図は本考案の応力分布図、第4図は従
来技術の煉瓦積構成を示す断面図、第5図は従来
技術の異常損傷を示す断面図、第6図は従来技術
の応力分布図。図面中の各符号は次の通り、 1……炉底煉瓦、2……四方迫り煉瓦、3……
四方迫り煉瓦の短辺側、4……コーナ部、5……
スタンプ材、11……炉底煉瓦、12……スタン
プ材、13……バチ形煉瓦、14……バチ形コー
ナ煉瓦、15……側壁煉瓦、16……永久張り煉
瓦、17……炉殻鉄皮、18……溶鋼、19……
応力損傷形態、20……局部異常損傷状況。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉底煉瓦1を真円巻きとし、その側面にそつて
    四方迫煉瓦2の短辺側3を炉内側に向け放射状に
    積層し、炉周方向はリング巻きとして、側壁煉瓦
    15、炉底煉瓦1、コーナ部4を一体化してなる
    転炉炉底コーナ部構造。
JP1985054731U 1985-04-15 1985-04-15 Expired JPS638737Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985054731U JPS638737Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

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JP1985054731U JPS638737Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

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JPS61172155U JPS61172155U (ja) 1986-10-25
JPS638737Y2 true JPS638737Y2 (ja) 1988-03-16

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ID=30576749

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JP1985054731U Expired JPS638737Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5832129A (ja) * 1981-08-19 1983-02-25 Hitachi Ltd 光電装置光束芯簡易判定器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5832129A (ja) * 1981-08-19 1983-02-25 Hitachi Ltd 光電装置光束芯簡易判定器

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Publication number Publication date
JPS61172155U (ja) 1986-10-25

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