JPH0751976Y2 - 作業用走行車における防風板の取付け構造 - Google Patents

作業用走行車における防風板の取付け構造

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JPH0751976Y2
JPH0751976Y2 JP1988156079U JP15607988U JPH0751976Y2 JP H0751976 Y2 JPH0751976 Y2 JP H0751976Y2 JP 1988156079 U JP1988156079 U JP 1988156079U JP 15607988 U JP15607988 U JP 15607988U JP H0751976 Y2 JPH0751976 Y2 JP H0751976Y2
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plate
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政史 谷田
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、農用トラクタ等の作業用走行機体に取付ける
防風板の取付け構造に係るものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種作業用走行機体においては、例えばこれ
が農用トラクタである場合、ステツプ前方の左右両側
に、足元部前方の視界を損なうことが無いようアクリル
ニトリル等の合成樹脂材からなる透明板材によつて形成
した防風板を機体におけるパネルボデイ等の金属部材に
ビスを用いて直接取付けている。
ところでこの様な防風板をビス固定する場合に、緊締力
が強すぎると防風板が割れる惧れが有るうえ、作業用走
行機体は、夏の炎天下等の過酷な温度条件下での作業が
強いられることがあり、このため、防風板を金属部材に
遊びのない緊締状態で取り付けると、防風板と金属部材
との熱膨張率の違いによつて防風板に歪みが生じ、防風
板が変形したり破損したりする惧れがあつて改善する必
要がある。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き事情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができる作業用走行車における防風板の取付け
構造を提供することを目的として創案されたものであつ
て、樹脂製の防風板を機体側の金属部材にビス−ナツト
を用いて緊締取付けするにあたり、防風板に大径の貫通
孔を穿設し、該貫通孔に、ビス螺子部が貫通すべく筒形
状をなし、かつ防風板の板厚よりも長く設定されるスペ
ーサを遊嵌状に貫通する一方、ビス−ナツトをスペーサ
長に対応して緊締した状態で防風板から突出するスペー
サの突出部に、防風板とこれに対向するビス頭側若しく
はナツト側とのあいだで押圧されて防風板の支持をする
O−リングを外嵌したことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、温度的に過酷な条
件下で作業したとしても、熱膨張率の差異によつて防風
板が変形したりすることを防止できるようにしたもので
ある。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は農用トラクタの走行機体であつて、該
走行機体1には、運転座席2、ハンドル3、前輪4、後
輪5、ボンネツト6、ステツプ部7等の部材装置が設け
られていることは何れも従来通りであるが、ステツプ部
7の前部左右に、アクリルニトリル等の樹脂材によつて
形成される板状の防風板8が設けられている。
つまり、この防風板8の内側縁部には、その前面に金属
製のパネルボデイ9の略L字形に折曲された後縁部9aが
当てがわれ、また後面に樹脂製のパネルカバー10の前縁
のリブ状部10aが当てがわれていて前後から挟持されて
おり、そしてパネルカバー10側から没入したビス11によ
つて一体的に固着されるが、防風板8のビス貫通孔8aは
ビス径よりも大径になつていて、ビス11を遊嵌状に貫通
する構成になつている。そしてこの場合には、防風板8
とこれに対向するビス11のビス頭との間に前記リブ状部
10aが押圧状に介装する構造になつている。
一方、12はフードカバーであつて、該フードカバー12に
はブラケツト12aが一体的に突設されているが、この金
属製のブラケツト12aに前記防風板8の下端縁部が一体
的に止着されている。この場合に、ブラケツト12aの後
面には袋ナツト14が溶着されており、ブラケツト12aの
前面に防風板8を当てがうことになるが、防風板8には
大径の貫通孔8bが穿設され、ここに防風板8の板厚tよ
りも長くT(t<T)に設定されたスペーサ13が遊嵌し
ている。そしてスペーサ13にワツシヤ15を当てがう状態
でビス15を袋ナツト14に螺合して防風板8をブラケツト
12aに取付けることになるが、ワツシヤ15を介する状態
でビス15のビス頭と防風板8の前面との間には、スペー
サ13に外嵌する状態でO−リング16が押圧状に介装され
ていて支持する構成になつている。
叙述のごとく構成された本考案の実施例において、防風
板8は、熱膨張率の異なつた金属部材であるブラケツト
12aにビス15を用いて一体に緊着固定されるが、過酷な
温度条件下で作業した場合に、ブラケツト12aとのあい
だで熱膨張に差異を生じたとしても、防風板8の歪み変
形が防止される。
つまり防風板8は、金属製のブラケツト12aにビス15を
用いて固定されるが、その場合に、ブラケツト12aに大
径のビス孔8bが穿設され、このビス孔8bに、防風板8の
板厚tよりも長いスペーサ13が遊嵌し、ビス−ナツト1
4、15による緊締は、この長いスペーサ13の長さに対応
してなされることになつて、防風板8を直接的に緊締す
ることがない。このため、ビス−ナツト14、15の締め付
けすぎにより防風板8が割れてしまうことがない。
しかも、防風板8は、ビス−ナツト14、15による緊締
が、板厚よりも長いスペーサ13に対応するものでありな
がら、スペーサ13の防風板8から突出する部分に外嵌し
たO−リング16による押圧作用を受けるためガタが発生
することがなく安定支持されることになる。そのうえ、
スペーサ13は、防風板8に穿設したビス孔8bに遊嵌して
いるため、ブラケツト12aと防風板8との熱膨張の差に
よつてビス位置が相対的にずれたとしても、このずれは
ビス孔8bとスペーサ13とのあいだの隙間によつて吸収さ
れることになり、従つて防風板8に無理な凹力が働いて
歪み変形してしまうことが無い。
因みに、このものでは、防風板8とパネルボデイ9との
あいだの取付けについて本考案が実施されていないが、
これは、ビス11の締め付け応力を、防風板8だけでなく
樹脂製の肉厚なリブ状部10aでも受けることになつて防
風板8の割れ防止が計れるため、採用していないことに
よる。
尚、この農用トラクタは、上記事柄の他に、さらに次の
ような配慮が成されている。
つまりこのものは、ボンネツト6とパネルボデイ9との
間にインテークカバー(補助カバー)17を介装して、機
体の前後長さの異なつた機種との間でボンネツト6とパ
ネルボデイ9との共通化を計ることができるようになつ
ているが、このインテークカバー17には、冂形状をした
補強板17aが一体的に取付けられており、そしてこの補
強板17aの天板部下面に一部の電装品18が取付けられて
いて、該電装品18を雨水等から保護する構成になつてい
る。
またボンネツト6には、エンジン19等の部材装置と共に
マフラ20も内装されている。そしてこのマフラ20から延
びる排気管20aには、ブラケツト20bを介して締め付けボ
ルト21の基端部が螺着されているが、この締め付けボル
ト21の先端部は、ラジエータ22に設けたブラケツト22a
に螺着しており、そして締め付けボルト21を用いてラジ
エータ22の取付け角度を調整して、ラジエータ22の姿勢
並びにこれに設けたフアンシユラウド23の、エンジン側
に設けられるフアン24に対する姿勢の調整ができるよう
になつており、これによつて締め付けボルト21と排気管
20aの有効利用が計られている。
ところでこの様な農用トラクタは輸出されることもある
が、国内仕様と輸出仕様とでは、例えば走行変速レバー
を前方に操作した場合、前者は低速操作方向になるが、
後者は高速操作方向であるという具合に異なつており、
このためそれぞれ専用の連結部材が必要になるという欠
点があるが、本実施例においては、何れの仕様にも対応
できるよう次のような配慮が成されている。つまり変速
操作レバー24には、略L字形をしたリンク25が揺動自在
に軸支され、一方のリンク腕はエンジン19側に設けられ
たアクセルレバー19aにワイヤ26を介して連動連結さ
れ、他方のリンク腕はワイヤ26aを介してアクセルペダ
ル27に連動連結されている。そしてこの場合に、変速操
作レバー24を前方に操作した場合、アクラルレバー19a
は低速側に揺動するよう設定された仕様になつている。
(第9図A参照)が、これを逆の仕様にするには、第9
図Bに示すように前記リンク25の取付け姿勢を変更する
ことで簡単に切換えることができ、これによつて別部材
を準備すること無く仕様変更を行えるようになつてお
り、部材管理が向上する。
また運転座席2の左右に配されるフエンダー27には手掛
け(手摺り)28が設けられるが、この手掛け28は、長さ
が非対称状ではあるが略く字形状に折曲形成されてお
り、そして手掛け位置が第8図に示すようにフエンダー
27の位置かそれよりも高い位置かの取付けを、何れが手
掛け面になる状態で組付けるかの選択により選べるよう
になつており、ユーザーの体格等に自由に対応できる構
成になつている。
さらにまたステツプ部7への乗り降りは、ステツプ部7
に設けられた補助ステツプ28を用いて行われることにな
るが、この補助ステツプ28は略形状になつており、そ
して補助ステツプ28は、上端部に係合部28aが形成され
ていて、ステツプ部7に設けた係合受け部7aに着脱自在
に止着される構成になつているが、ステツプ部7から取
外した補助ステツプ係合部28aを、後輪5のリムに穿設
した係合孔5aに係合することで、補助ステツプ28を後輪
5に取付け、燃料タンク29に燃料を供給したメンテナン
ス時等の足掛けにできる構成になつている。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、樹脂製の防風板をビス−ナツトを用いて金属部
材に取付けるものでありながら、ビス−ナツトの緊締
は、防風板よりも肉厚ではあるが大径貫通孔には遊嵌す
るスペーサ長に対応することになつて防風板を直接に緊
締することがなく、そして、防風板は、防風板から突出
するスペーサ突出部に外嵌したO−リングに押圧された
状態での支持がなされることになる。
この結果、防風板は、O−リングの押圧作用を受けてガ
タのない状態で取付けられながら、スペーサが大径貫通
孔に遊嵌する隙間分だけの自由度があり、これによつ
て、過酷な温度条件下で作業するような場合に、金属部
材と防風板との熱膨張率の違いによりビス位置が相対的
にずれたとしても、このずれを吸収でき、防風板に無理
な応力が働いて歪み変形してしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る作業用走行車における防風板の取
付け構造の実施例を示したものであつて、第1図は農用
トラクタの全体側面図、第2図は同上前部の要部側面
図、第3図は防風板下端部の取付け状態を示す断面図、
第4図は防風板の背面図、第5図は防風板側縁部の取付
け状態を示す断面図、第6図はインテークカバーの正面
図、第7図はマフラ部の要部平面図、第8図は座席部の
要部側面図、第9図A,Bは変速操作レバーの仕様変更し
た状態を示す作用説明図、第10図A,Bは補助ステツプを
ステツプ部に取付けた状態を示す正面図、側面図、第11
図は補助ステツプを後輪リムに取付けた状態を示す断面
図である。 図中、8は防風板、8bはビス孔、9はパネルボデイ、10
はパネルカバー、12aはブラケツト、13はスペーサ、14
はナツト、15はビス、16はO−リングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製の防風板を機体側の金属部材にビス
    −ナツトを用いて緊締取付けするにあたり、防風板に大
    径の貫通孔を穿設し、該貫通孔に、ビス螺子部が貫通す
    べく筒形状をなし、かつ防風板の板厚よりも長く設定さ
    れるスペーサを遊嵌状に貫通する一方、ビス−ナツトを
    スペーサ長に対応して緊締した状態で防風板から突出す
    るスペーサの突出部に、防風板とこれに対向するビス頭
    側若しくはナツト側とのあいだで押圧されて防風板の支
    持をするO−リングを外嵌したことを特徴とする作業用
    走行車における防風板の取付け構造。
JP1988156079U 1988-11-30 1988-11-30 作業用走行車における防風板の取付け構造 Expired - Lifetime JPH0751976Y2 (ja)

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