JPH0751464A - 遊技媒体貸出システム - Google Patents

遊技媒体貸出システム

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JPH0751464A
JPH0751464A JP22520893A JP22520893A JPH0751464A JP H0751464 A JPH0751464 A JP H0751464A JP 22520893 A JP22520893 A JP 22520893A JP 22520893 A JP22520893 A JP 22520893A JP H0751464 A JPH0751464 A JP H0751464A
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JP
Japan
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player
card
account
machine
pachinko
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JP22520893A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Bougaki
垣 哲 也 坊
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Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0751464A publication Critical patent/JPH0751464A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技者に対するサービスのため、容易に無料
で遊技媒体を貸出しできる遊技媒体貸出しシステムを提
供する。 【構成】 IDカード処理機(21)により確認された
遊技者毎に設定された記憶領域(11C)に追加記憶す
る遊技媒体の数量を設定する設定手段(11D)を備
え、この追加記憶された遊技媒体を遊技者に無料で貸し
出せるようにする制御手段(11A)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパチンコ店等の遊技店に
おいてパチンコ玉等の遊技媒体を遊技者に対して無料で
貸し出せるようにした遊技媒体貸出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ店等の遊技店では、通常、遊技
者は玉貸機等の自動機に現金を投入してパチンコ玉等の
遊技媒体を借り受けてパチンコ台等の遊技台で遊技し、
遊技を終了するときに獲得した遊技媒体を玉計数機で計
数した後、景品と交換を行う。
【0003】最近、銀行等に預金するのと同じような感
覚で、パチンコ店において自分が獲得したパチンコ玉を
自分の口座に預入れ、そこから必要な玉数を引き出して
再度遊技したり、その口座にある玉数全部又は一部を景
品に交換したりできるようにした貯玉・再プレイシステ
ムが開発されている。例えば、特開平3−68385号
公報には、預け入れた玉を積立でき、所定の玉数で景品
と交換でき、その分差し引かれることが示されている。
【0004】この貯玉・再プレイシステムを利用しよう
とする者は、例えば予め、店に自分の名前等を登録して
会員カードを作成しておき、遊技者はこの会員カードを
用いて遊技する為のパチンコ玉を引出してパチンコ台で
遊技し、遊技の結果獲得した自分のパチンコ玉を玉計数
機にいれて自分の会員カードを通すことにより全部の玉
を自分の口座に入れられるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遊技店では、顧客である遊技者に対してサービスはあま
り行なわれていない。釘等の調整により出玉率を高く設
定したパチンコ台が設けられるが、一般の遊技者はそれ
を見抜くことは難しく、サービスが遊技者に対して満遍
無くなされているとはいえない。また、例えば来店が遠
のいた顧客に対して再度来店を促すために特別なサービ
スを行なうことも実施されていない。
【0006】遊技者に対して満遍無くサービスを提供す
る一方法として、来店した遊技者に無料で遊技媒体を貸
し出すことも考えられるが、通常の玉貸し機では現金を
投入しないと玉が投出されないことから係員が操作する
ため係員の作業負荷が増大するとともに、同じ遊技者が
何度も無料サービスを受けに来てもそれを確実に防ぐこ
とが難しく、また、無料サービスを受ける遊技者を限定
しようとしてもその判別ができない。従業員の判断で手
渡しを行うようにした場合には、客とのトラブルが発生
したり、従業員の不正が発生したりする可能性がある。
さらに、特定の客、例えば、来店頻度の高い客、競合店
が存在する地域の客などに無料貸出を行うようなことも
できない。このような事情から遊技媒体の無料貸し出し
は現実として不可能であった。
【0007】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、貯玉・再プレイシステムを利用することにより遊技
媒体を無料で貸し出せるようにした遊技媒体貸出システ
ムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、遊技者
毎に設定されたIDカードと、このIDカードのデータ
を読取るカード処理機と、預け入れた遊技媒体の数量を
前記遊技者毎に設定された口座としての記憶領域に記憶
する記憶手段と、遊技者が前記口座に預け入れるため
に、投入した遊技媒体の数量を計数する遊技媒体計数機
と、遊技者が遊技するために、自分の口座に残っている
数量内で数量を指定して遊技媒体を引き出す遊技媒体引
出機と、前記記憶領域に追加記憶させるべき遊技媒体の
数量を設定する設定手段と、この設定手段により設定さ
れた遊技媒体の数量を遊技者の記憶領域に追加記憶さ
せ、その遊技者に対して遊技媒体を無料で貸し出せるよ
うにする制御手段とを備えた遊技媒体貸出システムが提
供される。
【0009】前記設定手段は、遊技者、遊技場所、有効
期間の少なくともいずれかの制限条件のもとで追加数量
を設定するものであるとよい。
【0010】
【作用】遊技者ごとに口座として設定された遊技媒体の
記憶領域に記憶された遊技媒体数は、設定手段により追
加記憶されることにより、遊技者は無料サービスを受け
る。この無料サービスは遊技者、遊技場所、有効期間の
少なくともいずれかの制限条件のもとで設定することが
でき、誕生日等の個人的な理由、ライバル店の出現など
の地域的理由等に応じて無料サービスを提供することが
できる。
【0011】
【実施例】次に、本発明にかかる遊技媒体貸出システム
について、図面を用いて説明する。なお、この実施例に
おいては遊技媒体としてパチンコ玉を採用している。
【0012】図1は、本発明にかかる遊技媒体貸出シス
テムの一実施例の全体の概略を示すシステムブロック図
であり、ターミナルコントローラ10、島端部20およ
びカウンタ部30によって構成されている。これらの各
部10,20,30は、LAN(ローカルエリアネット
ワーク)によるシリアル通信回線でつながっており、互
いにデータ交換を行うことができる。
【0013】ターミナルコントローラ10は、ワークス
テーション11、パーソナルコンピュータ12、プリン
タ13およびカード発行機14を備えている。
【0014】ワークステーション11は、本システム全
体の制御を行う制御部11A、後述するメモリ11B、
ディスプレイ等の表示部11C、キーボード、プリンタ
等の入出力部11Dからなっている。
【0015】このメモリは図2に示すように、遊技客ご
とに与えられる口座番号(ID番号)ごとに、預け入れ
られた遊技媒体(この実施例の場合パチンコ玉)の数を
示す貯玉データ、無料貸出玉数のデータ、来店データ
(来店日、利用回数)を記憶・管理する。なお、これと
併せて、口座を開設した会員の住所、氏名、年齢、性
別、電話番号からなる台帳データ等を記憶・管理するこ
ととしてもよい。
【0016】次に、パーソナルコンピュータ12は、上
述のワークステーション11とLANで接続されてお
り、このワークステーション11内に新規口座を登録す
る場合や、ワークステーション11に記憶されたデータ
の統計処理や訂正を行ったりする際に、店員が操作す
る。新規口座を登録する場合は、このパーソナルコンピ
ュータによる制御に基づいて、カード発行機14により
新規の会員カードが発行される。
【0017】また、このパーソナルコンピュータ12
は、プリンタ13にも接続されている。このプリンタ1
3により、例えば、上述のワークステーション11に記
憶された台帳データに基づいてダイレクトメールを発行
することもできる。
【0018】ターミナルコントローラ10内の各部1
1,12,13,14の電源は、無停電電源(図示せ
ず)によって供給されている。これにより、商用電源が
断となった際のシステムダウンの発生を防止することが
できる。
【0019】なお、このワークステーション11は、外
部の経営コンピュータ(図示せず)と専用の通信回線で
結ばれている。これにより、この経営コンピュータを用
いてワークステーション11内のデータを管理できるよ
うになっている。さらに、ワークステーション11は、
店内のパチンコ玉およびメダルの流れを管理する玉数管
理コンピュータ(図示せず)とも接続されており、店内
のパチンコ玉およびメダルの総合的な管理、把握ができ
るようになっている。
【0020】島端部20は、カード処理機21、22、
これらにそれぞれ接続されたパチンコ玉計数機23、2
4、レシート発行機25、リサイクルカード発行機2
6、パチンコ玉引落機27、会員用カード処理機28を
備えている。
【0021】パチンコ玉引落機27は、カード処理機と
パチンコ玉玉貸機を一体化したもので、会員カードを挿
入したのちテンキーにより暗証番号を入力すると引落可
能数(当該口座に預け入れられているパチンコ玉の数)
が表示され、遊技客によってテンキーで入力された引落
数分のパチンコ玉を受取るようになっている。なお、本
実施例では、遊技客が自己の口座に預け入れられている
メダル数に基づいてパチンコ玉の引き落としを行うこと
はできないものとする。通常、パチンコ店では、パチン
コ台の売り上げ管理とパチスロ台の売り上げ管理とを独
立させて行っているからである。
【0022】会員用カード処理機28は会員が来店した
ときにその事実を記録するためのものである。後述する
ように、会員を対象に各種のサービスを行うことができ
るが、その場合には来店回数に応じてサービスの内容が
異なることが有り得る。会員がカードを用いて貯玉・再
プレイを利用する場合には必然的にカード処理機を利用
するため、来店事実の記録を行うことは容易であるが、
会員が現金で玉貸しを受ける場合等に来店事実が記録さ
れないと不利益を生ずることがある。このため、会員専
用に来店事実のみを記録するためのものとしてこの会員
用カード処理機28が例えば入口付近の島に設けられて
いる。
【0023】この会員用カード処理機28は後述するカ
ード処理機と同じ構成を有している。また、使用上は
「カードをお入れください」との表示に対してカードを
入れるとカード内容が読み取られ、確認、登録が済むと
返却され、「ご来店を確認しました。カードをお取りく
ださい。」との表示がなされる。なお、金銭的なやり取
りがないため、暗証番号の入力は不要である。
【0024】カード処理機21およびパチンコ玉計数機
23は、遊技客が遊技によって獲得したパチンコ玉を景
品に交換したり自己の口座に預け入れたりする場合に使
用される。
【0025】図3にカード処理機21の斜視図を示す。
本体部211内にはカードリーダが設けられており、そ
の挿入口212が側面に設けられている。本体211の
上部は傾斜パネル213となっており、貯玉選択釦21
4A、214B、214C、214Dがその中央部に直
線状に配置され、その下にはテンキー215が、最上部
には表示部216が設けられている。
【0026】貯玉選択釦214A、214B、214
C、214Dはそれぞれ全数貯玉、端数貯玉、景品貯
玉、任意貯玉のためのものである。
【0027】全数貯玉釦214Aが押されると、計数さ
れた玉の全数が口座に積み立てられる。景品分の玉は存
在しないため、レシートは発行されない。なお、口座に
積み立てられた報告としてのレシートを発行してもよ
い。
【0028】端数貯玉釦214Bが押されると、計数さ
れた玉のうち換金用の特殊景品分を除いた端数分が口座
に積み立てられる。このため、景品数分はレシートとし
て発行される。このレシートの内容は払い出される玉個
数、この玉個数に相当する景品数、余り数などである。
【0029】次に、景品貯玉釦214Cが押されると、
特殊景品に相当する玉数が口座に積み立てられ、端数分
は玉の形で返却される。このときも景品交換がないた
め、レシートは発行されない。
【0030】任意貯玉214Dが押されると、テンキー
により貯玉数を計数総数の範囲内で入力できるようにな
り、テンキーで貯玉数を入力して表示部216上の表示
を確認して確認釦を押すと指定数が口座に積み立てられ
る。残りは玉で返却される。
【0031】図4にパチンコ玉計数機23の斜視図を示
す。本体231の上面にパチンコ玉を投入するホッパ2
32が設けられており、その下に設けられた計数機構
(図示せず)により計数を行うようになっている。本体
231の前面には余り玉の返却を行う返却口233が設
けられている。ホッパ232上方のパネル面には表示部
が設けられており、これは景品数表示部235A、玉総
数表示部235B、余り玉数表示部235Cに分割され
ている。これらの横には全数レシート釦236および端
玉返却釦237が設けられている。全数レシート釦は計
数総数をレシートに印字するための釦であり、端玉返却
釦は景品数分を後述するようにレシートで発行した後、
端玉を返却するためのものである。
【0032】このパチンコ玉計数機23はレシート発行
機25が一体化されており、このレシート発行機25の
右側には前述したカード処理機21が隣接して設置され
る。
【0033】遊技客がパチンコ玉を景品に交換する場合
は、まずパチンコ玉計数機23に獲得したパチンコ玉の
数を計数させる。パチンコ玉計数機23は、計数が終了
すると計数結果をレシート発行機25で記録紙に記録し
て出力する。ここで、レシート発行機25は、この計数
結果を数字およびバーコードで記録する。後述するよう
に、遊技客はこの出力されたレシートを景品交換所に持
参して、カウンタ部30を用いて景品と交換する。
【0034】一方、遊技客がパチンコ玉を自己の口座に
預け入れる場合は、まず、カードリーダ処理機21に会
員カードを挿入した後、パチンコ玉計数機23にパチン
コ玉の数を計数させる。この計数結果はワークステーシ
ョン11に送られ、ワークステーション11は、会員カ
ードに記録された口座番号に対応する口座に、預け入れ
られたパチンコ玉数を計数結果の分だけ加算する。ここ
で、後述するように、このようなパチンコ玉の預け入れ
は、営業時間内等の所定時間帯にのみ可能となってお
り、それ以外の時間には行えないこととする。
【0035】また、レシートを発行する代わりに、パチ
ンコ玉計数機24に接続されたリサイクルカード発行機
26によりリサイクルカードを発行するようにしても良
い。このリサイクルカードは繰り返し記録が可能なカー
ドであり、1枚のリサイクルカードに玉数を順次加算す
ることが可能である。
【0036】ここではパチンコ玉についてのみ計数機を
設けているが、メダルについても同様の計数およびレシ
ートやリサイクルカードの発行を行うようにしても良
い。
【0037】景品に交換する場合は、島端部20で発行
されたレシートやリサイクルカードをカウンタ部30で
受け付けることにより行う。
【0038】カウンタ部30は、カード処理機31、景
品交換管理機32、スキャナ33、プリンタ34および
景品自動払出機35を備えている。
【0039】カード処理機31は、景品交換管理機32
と接続されており、遊技客が自己の口座に預け入れたパ
チンコ玉やメダルを景品に交換する場合に、その口座を
特定するために読み取りを行うものである。
【0040】スキャナ33は、上述したように、レシー
ト発行機25で出力された記録紙のバーコードを読み取
り、読み取った情報(パチンコ玉計数機23における計
数結果)を、景品交換管理機32に送る。
【0041】景品交換管理機32には、上述のスキャナ
33によりパチンコ玉計数機23における計数結果が入
力される。そして、景品交換を行った結果、遊技媒体に
残りが生じた場合には、この残りの遊技媒体を遊技客の
口座に預け入れる。また、遊技客が自己の口座に預け入
れられた遊技媒体を景品に交換したい場合には、交換し
た景品に該当する数の遊技媒体を口座から差し引く。さ
らに、遊技客が特殊景品(換金可能な景品)に交換する
ことを希望する場合には、所定数の特殊景品の払い出し
を景品自動払出機35に行わせる。なお、パチンコ玉計
数機23,24の計数結果の入力は、景品交換管理機3
2に備えられたテンキーを使用することとしてもよい。
【0042】プリンタ34は、景品交換管理機32に接
続されており、この景品管理機32の管理データをプリ
ントアウト出来るようになっている。なお、複数台の景
品交換管理機32を使用する場合には、1台を親機とし
て、この親機にのみプリンタ34を接続することとして
もよい。
【0043】景品自動払出機35は、上述のように、景
品交換管理機32によって指令された景品を払い出す。
また、この景品自動払出機35にカードリーダを内蔵
し、遊技客が直接操作して自己の口座に預け入れられた
遊技媒体を特殊景品に交換することができるようにして
もよい。
【0044】なお、以上説明した遊技媒体貸出システム
に加えて、従来から使用されているような現金による玉
貸し機が、パチンコ台間や島端または店内の適当な場所
に設置される(図示せず)。
【0045】次に、本システムの運用について述べる。
まず、このシステムを利用するためには貯玉・再プレイ
会員になる必要がある。そこでその募集が行われ、遊技
客は、会員募集のポスター、従業員からの口込みやダイ
レクトメールに応じて申込用紙に氏名、住所、年齢、職
業、趣味、電話番号、性別、カードの暗証番号、ダイレ
クトメールの希望の要否等を記入してパチンコ店員に提
出する。
【0046】パチンコ店の店員は、店番号および会員番
号が予め記録された会員カードをカード発行機14に挿
入する。そして、このカード発行機14のテンキーを遊
技客が自分自身で操作して暗証番号を入力すると、ワー
クステーション11にその暗証番号が登録されるととも
に、この暗証番号と会員番号や登録時間等とを用いたス
クランブル処理が行われ、この処理結果がシークレット
ナンバー(ID番号)として会員カードに記録され、会
員カードの発行を終了する。ここで、このシークレット
ナンバーは偽造カードと区別する為に読み出し時にチェ
ックされる。また、この会員カードの発行と同時に或い
は別途に、遊技客が申込用紙に記入したデータが、パー
ソナルコンピュータ12を用いて店員により入力され、
ワークステーション11内のメモリ11Bに登録され
る。
【0047】このようにして口座が開設されると、遊技
客は、この口座を用いて遊技(パチンコまたはパチス
ロ)をすることができる。
【0048】入会した会員の会員情報、来店情報は継続
して蓄積される。そしてサービスを行う基準にしたがっ
てサービス対象会員を抽出する。対象者には速やかにダ
イレクトメール等で通知がなされ、来店した対象会員に
対してサービスが実施される。最後にこのサービスにつ
いて効果の確認や損益計算がなされ、営業活動の基礎資
料が得られることになる。
【0049】ここで、サービスの内容としては次のよう
なパターンがある。まず、第1には客を限定する場合で
あり、性別(女性のみ等)、利用回数の多い客、誕生
日、卒業、入社等を迎えた客などに玉を無料貸出する。
次に、第2には日付を限定して会員全体に玉を無料貸出
する場合であり、特別のサービス日(特定の曜日、月1
回の特定日)などを設けて玉を無料貸出する。第3に
は、客と日付の双方を限定するもので、例えば、特別の
サービス日を設け、競合店のある地域の会員、客の性別
や年齢、職業、最新来店日等を条件とすることができ
る。なお、サービスの期間を限定することができ、ま
た、サービスとしては無料玉貸しの他に、ダイレクトメ
ールと交換の景品等とすることもできる。
【0050】このようなサービスを行うための、ワーク
ステーション内の処理を図5のフローチャートに示す。
まず、どのようなサービスを行うかの方針に沿ってサー
ビス対象者および期間を決定し、その条件を入力する
(ステップS101)。次に会員データファイルを読み
込み(ステップS102)、会員データが終了している
かを調べ(ステップS103)、終了していなければ条
件に合致しているかどうかを調べ(ステップS10
4)、合致しているときにはその会員のデータファイル
にサービス玉を設定する(ステップS105)。そして
次の会員データファイルの読み込みを行う。読み込んだ
会員データが条件に一致しないときも同様である。
【0051】このようにして条件に合致した会員データ
が得られた後、ダイレクトメールが必要ならばダイレク
トメールを印字して発送することができる。このダイレ
クトメールが必要か否かは個人情報中に含めることがで
きる。
【0052】次に、このような遊技媒体貸出システムを
用いて遊技を行う方法について説明する。なお、以下の
説明ではパチンコの場合を主に説明する。
【0053】図6は、本実施例の貯玉管理装置を用いて
パチンコを行う場合の手順を概略的に示すフローチャー
トである。まず、遊技客は、現金用の玉貸し機に現金を
投入してパチンコ玉の貸与を受け(S201)、このパ
チンコ玉を用いてパチンコを開始する(S202)。
【0054】遊技客がパチンコを終了する際に、獲得し
たパチンコ玉を自己の口座に預け入れるか或いは景品に
交換するかを判断する(S203)。そして、口座に預
け入れたい場合はそのまま預け入れ処理を行う(S20
4)。また、景品に交換する場合は、パチンコ玉計数機
23に接続されたレシート発行機25に景品交換用のレ
シートを出力させるとともに端数を自己の口座に預け入
れ(S205)、このレシートを景品交換所(カウンタ
部30)に持参して景品交換を行う。このようにして、
自己の口座にパチンコ玉を預け入れた場合には、次回以
降の遊技の際に、預け入れたパチンコ玉を引き落として
(S206)、使用することができる。なお、口座に預
け入れたパチンコ玉を引き落とす際には、一定数のパチ
ンコ玉を手数料として当該口座から減じることができ
る。
【0055】メダルを用いてパチスロを行う場合にも、
これと全く同様の手順で、自己の口座に対するメダルの
預け入れや自己の口座からのメダルの引き落としを行う
ことができることはもちろんである。
【0056】次に、本実施例に係わる遊技システムの動
作について、詳細に説明する。まず、パチンコ玉引落機
27の動作について、図7を用いて説明する。待機状態
では、このパチンコ玉引落機27は、会員カードの挿入
を待つ状態に維持される(S301)。このとき、パチ
ンコ玉引落機27の表示画面(図示せず)には、例えば
「カードを入れて下さい」という文字が表示される。そ
して、遊技客がカード挿入口(図示せず)に会員カード
を挿入すると、パチンコ玉引落機27は、挿入された会
員カードに記録された店番号、会員番号およびシークレ
ットナンバーを読み取り、ターミナルコントローラ10
に送る(S302)。ターミナルコントローラ10は、
この店番号、会員番号およびシークレットナンバーをチ
ェックし、これに対応する口座の暗証番号と、この口座
に蓄えられたパチンコ玉の数とをそれぞれパチンコ玉引
落機27に送り、さらに、内部の記憶部を記録禁止状態
にする。なお、口座からパチンコ玉を引き落とす際に引
き落とし手数料として一定割数のパチンコ玉を徴収する
場合には、徴収されるパチンコ玉割数も、併せてパチン
コ玉引落機27に送る。
【0057】パチンコ玉引落機27は、これらの情報を
受信すると(S303)、暗証番号の入力待ち状態に入
る(S304)。このとき、パチンコ玉引落機27は、
表示画面に、例えば「暗証番号を入力して下さい」とい
う文字を表示し、遊技客に暗証番号の入力を促す。遊技
客がパチンコ玉引落機27のテンキー(図示せず)を用
いて暗証番号を入力すると、パチンコ玉引落機27は、
テンキーで入力された暗証番号をターミナルコントロー
ラ10から受信した暗証番号と比較し(S305)、両
者が一致しない場合には、暗証番号が誤っている旨の表
示を行うとともに、異常停止を行う(S306)。な
お、このとき、遊技客に暗証番号の再入力を促し、複数
回連続して暗証番号が一致しないときに異常停止を行う
こととしてもよい。
【0058】一方、双方の暗証番号が一致したときは、
パチンコ玉引落機27は、引き落とし可能な数量を表示
して引き落とし数(遊技者が自己の口座から引き出すパ
チンコ玉の数)の入力待ち状態に入る(S307)。そ
して、パチンコ玉引落機27は、表示画面に、例えば
「引き落とし数を入力して下さい」という文字を追加表
示し、遊技客に引き落とし数の入力を促す。遊技客がテ
ンキーを用いて引き落とし数を入力すると、パチンコ玉
引落機27は、入力された引き落とし数と貯玉数(口座
に蓄えられたパチンコ玉数)とを比較する(S30
8)。そして、入力された引き落とし数の方が多い場合
は、表示画面に例えば「貯玉残高が足りません」と表示
し(S309)、再び引き落とし数の入力待ち状態に入
る(S307)。
【0059】なお、このとき、パチンコ玉引落機27の
取り消しキー(図示せず)が押された場合は(S31
0)、表示画面に例えば「カードを返却します」と表示
した後、ターミナルコントローラ10に対して記録禁止
状態を解除させるための信号を出力する(S311)。
そして、記録禁止状態を解除したことを示す信号をター
ミナルコントローラ10から受けとると(S312)、
会員カードを排出して(S313)、初期状態(S30
1)に戻る。
【0060】一方、入力された引き落とし数と貯玉数と
を比較(S308)した結果、貯玉数の方が多い場合、
パチンコ玉引落機27は、貯玉数の書き換えを実行させ
る命令と、入力された引き落とし数とを、ターミナルコ
ントローラ10に送る(S314)。これにより、ター
ミナルコントローラ10は、記録禁止状態を解除して、
当該口座の貯玉数を引き落とし後の貯玉数に書き換え
る。そして、パチンコ玉引落機27は、ターミナルコン
トローラ10から引き落とし後(書き換え後)の貯玉数
を受信すると(S315)、入力された引き落とし数と
同数のパチンコ玉を受皿部(図示せず)に排出するとと
もに、引き落とし後の貯玉数を表示画面に表示する。そ
の後、パチンコ玉引落機27は、会員カードを排出して
(S313)、初期状態(S301)に戻る。
【0061】なお、上述のように引き落とし手数料とし
て一定数のパチンコ玉を徴収する場合には、引き落とし
数と貯玉数との比較(S308)に代えて、徴収される
パチンコ玉の数と引き落とし数との和を貯玉数と比較す
る。
【0062】以上、パチンコ玉引落機27の動作につい
て説明したが、会員用カード処理機28も同様の動作を
行う。すなわち、会員用カード処理機28は前述したカ
ード処理機と同じ構成を有している。また、使用上は
「カードをお入れください」との表示に対してカードを
入れるとカード内容が読み取られ、確認、登録が済むと
返却され、「ご来店を確認しました。カードをお取りく
ださい。」との表示がなされる。なお、金銭的なやり取
りがないため、暗証番号の入力は不要である。
【0063】図8は来店した対象会員に対してサービス
を実施する場合のフローチャートである。このフローも
パチンコ玉引落機27でサービスを受ける場合を想定し
たものである。
【0064】まず、会員が引落機27にカードを挿入す
ると(ステップS321)、カード内容の読み取りから
サービス対象会員であるかを調べる(ステップS32
2)。サービス対象会員であるときはさらにサービス対
象日であるかを調べる(ステップS323)。
【0065】次に、サービスの形態が加算型、すなわ
ち、会員の口座の玉数にサービス玉を加算して提供する
形態であるかを調べ、加算型ではない、すなわち、口座
と独立にサービス玉が提供される独立型である場合に
は、サービス玉の投出が行われる(ステップS32
5)。
【0066】一方、加算型であるときにはワークステー
ションはサービス玉を会員の玉数に加算して引落機27
に送信する(ステップS326)。これに対して、会員
である遊技客は再プレイ玉数を引落機27上のキーによ
り入力する必要がある(ステップS327)。この入力
により、引落機27からは入力された数の玉が投出され
る(ステップS328)。なお、来店情報およびサービ
ス享受情報はその口座に記憶される。
【0067】このようにして無料サービスが行われるこ
とから、従業員の作業量の増加を招かず、また、客がサ
ービスの対象者か、サービスを受けた者であるかどうか
の照合を簡単に行うことができる。
【0068】次に、カード処理機21、パチンコ玉計数
機23およびレシート発行機25の動作について、図9
を用いて説明する。ここでは玉の総数が3644個であ
ったとし、特殊景品の交換レートが41個であるとす
る。
【0069】パチンコ玉計数機23のホッパに遊技者が
獲得したパチンコ玉が投入されると(ステップS40
1)、玉の計数が行われ、さらに玉総数(3644
個)、この玉総数の範囲で交換可能な景品数(88
個)、余り数(36個)が計算されて、これらがそれぞ
れ表示部235B、235A、235Cに表示される
(ステップS402)。
【0070】カード処理機21は、会員カードの挿入を
待つ状態に維持されており、カード処理機21の表示部
216には、例えば「カードを入れて下さい」という文
字が表示されている。そして、遊技客がカード処理機2
1のカード挿入口212に会員カードを挿入すると(ス
テップS403)、具体的な処理が開始される。この
際、カード処理機21は、挿入された会員カードに記録
された店番号、会員番号およびシークレットナンバーを
読み取り、ターミナルコントローラ10に送り、ターミ
ナルコントローラでは店番号、会員番号およびシークレ
ットナンバーをチェックし、このチェックの結果をカー
ド処理機21に返送して続く処理を有効にする。
【0071】まず、全数貯玉釦214Aが押されたかど
うかを調べ(ステップS404)、押されたときには計
数データ(3644個)をワークステーション11に送
り、当該口座のメモリ内容に加算して書き換える(ステ
ップS405)。そして、全積立数(残高)がカード処
理機21の表示部216に表示される(ステップS40
6)。
【0072】全数貯玉釦214Aが押されていないとき
には端数貯玉釦が押されたかを調べ(ステップS40
7)、押されたときには端数分、すなわち、表示部23
5Cに表示された余り数分(36個)が口座に追加登録
され(ステップS408)、全積立数(残高)が表示部
216に表示される(ステップS409)。そして、今
回の計数総数のうちで特殊景品分に相当する個数(36
08個)についてレシートが発行される(ステップS4
10)。
【0073】端数貯玉釦が押されていないときには景品
貯玉釦が押されたかを調べ(ステップS411)、押さ
れたときは特殊景品個数分に相当する個数(3608
個)が口座に追加登録され(ステップS412)。そし
て端玉、すなわち計数総数から特殊景品個数分の差の個
数(36個)が玉の形で返却される(ステップS41
3)。
【0074】景品貯玉釦が押されていないときには、任
意貯玉釦が押されたかを調べ(ステップS414)、押
されているときにはテンキーによる数量指定により(ス
テップS415)、指定数量分が口座に追加登録される
ことになる(ステップS416)。そして追加された分
を含めた全積立数(残高)が表示部216に表示され
(ステップS417)、指定されなかった個数分の玉は
返却される(ステップS418)。なお、任意貯玉釦を
押して数量指定する際に、指定数量に制限を設けるよう
にしても良い。その場合は、返却玉として多量の玉が出
ることを防止できる。
【0075】ステップS406、410、413、41
8の後は会員カードが抜き取られたかどうかが確認され
(ステップS419)、抜き取られたときには終了す
る。
【0076】一方、ステップS403で会員カードが挿
入されない場合には口座への登録をすることができない
ので、計数機のみでの処理が行われる。したがって、全
数レシート釦が押されると(ステップS420)、全数
分(3644個)のレシートが発行される(ステップS
421)。このレシートには、計数総数3644個が表
示され、さらに交換可能な景品数88と交換した場合の
余り数36が参考のため表示されている。
【0077】全数レシート釦が押されないときには端玉
返却釦が押されたかを調べ(ステップS422)、押さ
れたときには特殊景品分に相当する個数(3608個)
についてレシートが発行され(ステップS423)、端
玉が返却される(ステップS424)。端玉返却釦も押
されないときには、会員カード挿入待ちの状態となる
(ステップS403)。
【0078】各貯玉モードについての相違を明確にする
ため、別の例をとって説明する。ここでは計数した玉数
が412個であったとする。この場合には、全数貯玉で
は412個の全部が口座に追加登録され、レシート発行
も玉返却もない。端数貯玉では景品が10個(玉数41
0個に相当)可能であるので、玉数410個、これに相
当する景品数10個、余り数0個を記載したレシートが
発行され、残りの端数2個が口座に追加登録される。景
品貯玉の場合には、景品10個に相当する玉数410個
が口座に追加登録され、端数分の玉2個が返却される。
レシートは発行されない。任意貯玉の場合には412個
までの任意の数で指定が可能であり、例えば400個を
指定したとすれば400個分が口座に追加登録され、残
りの12個が玉の形で返却される。
【0079】以上、カード処理機21およびパチンコ玉
計数機23の動作について説明したが、カード処理機2
2、パチンコ玉計数機24、およびリサイクルカード発
行機26を用いてリサイクルカードを発行する場合も同
様の動作を行う。
【0080】次に、カウンタ部30を構成する各構成部
の動作について、口座に蓄えられたパチンコ玉とレシー
トとを併用して景品交換を受ける場合を例にとって、図
10および図11を用いて説明する。
【0081】待機状態では、このカード処理機31は、
会員カードの挿入を待つ状態に維持される(S50
1)。このとき、カード処理機31の表示画面(図示せ
ず)には、例えば「カードを入れて下さい」という文字
が表示される。そして、遊技客がカード挿入口(図示せ
ず)に会員カードを挿入すると、カード処理機31は、
挿入された会員カードに記録された店番号、会員番号お
よびシークレットナンバーを読み取り、ターミナルコン
トローラ10に送る(S502)。また、これと同時
に、カード処理機31は、景品交換管理機32に、会員
カードが挿入されたことを示す信号を送る(S50
3)。ターミナルコントローラ10は、入力した店番
号、会員番号およびシークレットナンバーをチェック
し、これに対応する口座の暗証番号と、この口座に蓄え
られたパチンコ玉数およびメダル数をそれぞれカード処
理機31に送り、さらに、内部の記憶部を記録禁止状態
にする。また、景品交換管理機32はカード処理機31
からの信号を入力したことを示す信号を、カード処理機
31に送る。
【0082】カード処理機31は、これらの情報を入力
すると(S504)、当該口座に蓄えられたパチンコ玉
数の情報を景品交換管理機32に送り(S505)、暗
証番号の入力待ち状態に入る(S506)。このとき、
カード処理機31は、表示画面に、例えば「引き落とし
の場合は暗証番号を入力して下さい」という文字を表示
し、遊技客に暗証番号の入力を促す。遊技客がカード処
理機31のテンキー(図示せず)を用いて暗証番号を入
力すると、カード処理機31は、テンキーで入力された
暗証番号をターミナルコントローラ10から入力した暗
証番号と比較し(S507)、両者が一致しない場合に
は、暗証番号が誤っている旨の表示を行うとともに、異
常停止を行う(S508)。なお、このとき、遊技客に
暗証番号の再入力を促し、複数回連続して暗証番号が一
致しないときに異常停止を行うこととしてもよい。
【0083】一方、双方の暗証番号が一致したときは、
カード処理機31は、暗証番号が正しかったことを示す
信号を景品交換管理機32に送り(S509)、口座に
蓄えられたパチンコ玉数およびメダル数を表示画面に表
示する(S510)。
【0084】景品交換管理機32は、上述の信号を受け
とると、この景品交換管理機32に設けられた引落キー
(図示せず)の入力待ち状態に入る(S511)。そし
て、パチンコ店員が引落キーを押すと(本実施例では、
景品交換管理機32は店員が操作する)、続いて、景品
交換管理機32は、パチンコ玉を景品に交換するのか或
いはメダルを景品に交換するのかの指示を待つ状態に入
る(S512)。このとき、景品交換管理機32は、表
示画面でこの指示を促す。
【0085】パチンコ店員がパチンコ玉を選択すると、
次に、景品交換管理機32は、表示画面に、口座に蓄え
られたパチンコ玉数を表示する(S513)。そして、
レシートに記録されたパチンコ玉数の入力または景品キ
ー(図示せず)の押し下げを待つ状態に入る(S51
4,515)。レシートに記録されたパチンコ玉数の入
力はスキャナ33(図1参照)またはテンキーを用いた
手入力によって行われる。この入力が行われると、景品
交換管理機32は、入力されたパチンコ玉数を、随時、
表示画面に表示する(S516)。
【0086】その後、パチンコ店員が景品キーを押して
景品交換の内容を入力すると、表示画面はパチンコ玉の
残り数が表示される。また、遊技客が特殊景品を希望す
る場合には、特殊景品キーを押して入力する。景品指定
は残り数がある限り何回でもできる。
【0087】景品指定が全て終了し、パチンコ店員が終
了キーを押すと、景品交換管理機32は景品交換指定が
終了したものと判断する(ステップS517)。そし
て、景品交換処理を行う(ステップS518)。この景
品交換処理では、景品自動払出機35によって、特殊景
品を払い出すか、あるいはパチンコ店員が遊技客に直接
景品を手渡しする。一方、景品交換管理機32は終了通
知、会員番号、景品交換後に口座に残すべきパチンコ玉
数等の情報をカード処理機31に送った後(ステップS
519)、待機状態に戻る。なお、景品交換時、パチン
コ玉に残りが生じた場合は、この残りのパチンコ玉を遊
技客の口座に預け入れることも可能である。
【0088】カード処理機31は、入力した情報の整合
性をチェックする(S520)。そして、整合性があれ
ば、会員番号と、景品交換後の当該口座のパチンコ玉数
と、口座の書き換えを実行させる命令とを、ターミナル
コントローラ10に送る(S521)。これにより、タ
ーミナルコントローラ10は、記録禁止状態を解除し
て、当該口座のパチンコ玉数を新しい値に書き換える。
そして、カード処理機31は、書き換え後の当該口座の
パチンコ玉数を表示画面に一定時間表示した後(S52
2)、会員カードを排出して(S523)、初期状態
(S501)に戻る。
【0089】この実施例では4つの貯玉モードを選択で
きるようになっているが、全数の場合および、端数貯
玉、景品貯玉、任意貯玉のいずれか1つの計2つの場合
だけでも実用上十分であり、遊技客が選択に迷うことも
ない。どのモードを有効とするかはワークステーション
11あるいはさらに上位のコンピュータからの通信によ
る指令によって設定することができる。 なお、ここで
は口座に蓄えられたパチンコ玉とレシートとを併用して
景品交換を受ける場合を例にとって説明したが、口座に
蓄えられたメダルを使用する場合も同様の動作を行う。
また、口座に蓄えられたパチンコ玉或いはメダルのみを
使用することや、レシートのみを使用することも可能で
ある。
【0090】さらに、レシートに記録されたパチンコ玉
数或いはメダル数を入力した後で、会員カードの取扱処
理(S501〜S509)を行うこととしてもよい。加
えて、レシートを用いて景品交換を行った後で、さらに
他のレシートを追加して景品交換を行ったり、かかる景
品交換後に会員カードを挿入して景品交換を行ったりす
ることも可能である。
【0091】本発明の遊技媒体貸出システムでは実施し
たサービスの効果を確認することもできる。例えば、サ
ービスの通知をダイレクトメールで行った会員が実際に
来店したかどうかをダイレクトメール送付記録と来店記
録とを比較することにより、簡単に知ることができる。
【0092】図12および図13はダイレクトメール効
果を確認した画面表示の例である。図12において、条
件を入力して検索命令を与えた状態を示しており、サー
ビス内容の段で囲まれている部分は検索条件を示してい
る。また、内容項目のうち囲んである部分はカーソルが
存在していることを示す。また、5行目の網掛け部分は
現時点でサービスが有効な領域を表している。ー印はサ
ービス期間外を、?印は現在まだその時点に達していな
いことを示している。
【0093】図12を参照すると、開店記念サービス、
誕生日プレゼント、ライバル店対策であるバイパス完成
対策、イタリアGPでのセナ優勝記念、再プレイ利用者
サービス等、各種のサービスが行われていることがわか
る。同図中、発送数の右側の数字は発送後何日で客が来
店したかどうかを示している。
【0094】図13は図12中のバイパス完成対策にお
ける来店者がダイレクトメール発送後の日数に応じてど
のように変化したかを示している。
【0095】次に、この図が得られた過程を説明する。
A町のパチンコ店では、完成したバイパスの近くのB町
にあるライバル店との競合が心配されたため、バイパス
開通の前後で客の住所分布の変化を見たところ、バイパ
スに近い町の住人の来店に顕著な変化が認められたた
め、対策が必要となった。そこでB町に住所を有する会
員にのみ無料サービスを行うこととし、サービスの名称
をバイパス完成対策とし、サービス内容はパチンコ玉を
無料で会員1人に100個貸与することとした。これに
よりB町在住の会員の動向をさぐることができる。
【0096】また、本発明のシステムによれば、損益計
算も容易となる。通常、パチンコ店における損益計算は
(売上―景品交換原価)が利益となるが、貯玉・再プレ
イシステムを導入した場合には、本来ならば景品交換原
価に含まれる貯玉の扱いが問題となる。
【0097】そこで、このシステムでは貯玉の純増を集
計し、利益計算を行うこととした。すなわち、売上―景
品交換原価―貯玉純増×dが利益となる。ここで、dは
景品交換を行った場合の玉1個あたりの平均価格であ
る。貯玉が増加したときには利益は減算され、減少した
日は加算されることになる。
【0098】無料の玉貸しは売上の減少につながるの
で、無料の玉貸総数×玉売原価を集計することにより売
上および利益に与える影響を知ることができる。
【0099】以上の実施例ではパチンコの場合について
述べたが、本発明はパチスロに使用するメダルを使うシ
ステムにも適用される。また、パチンコ玉とメダルを両
方使えるシステムでは、図2のメモリは1つのIDに対
して貯玉数、無料玉数、貯メダル数、無料メダル数、来
店日、利用回数等を記憶することができる。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば、すべての顧客(遊技
者)または特定の顧客(遊技者)に対して無料で遊技媒
体を貸し出すことができ、遊技店においてもサービスの
向上が図れ、顧客の増加ならびに売上の増加につなが
る。また、ダイレクトメールにより顧客に無料貸出の案
内を行なったが、その案内をもらった顧客が来店したか
否かも容易に把握することができ、今後のサービスに役
立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる遊技媒体貸出システムのシステ
ム構成を示すブロック図である。
【図2】メモリの記憶内容を示す説明図である。
【図3】カード処理機の外観を表す斜視図である。
【図4】パチンコ玉計数機の外観を表す斜視図である。
【図5】本発明の遊技媒体貸出システムにおけるサービ
ス玉登録の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の貯玉管理装置を用いてパチンコを行う
場合の手順を概略的に示すフローチャートである。
【図7】パチンコ玉引落機27の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】来店した対象会員に対してサービスを実施する
場合のフローチャートである。
【図9】カード処理機21、パチンコ玉計数機23およ
びレシート発行機25の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】口座に蓄えられたパチンコ玉とレシートとを
併用して景品交換を受ける場合を説明するフローチャー
トである。
【図11】口座に蓄えられたパチンコ玉とレシートとを
併用して景品交換を受ける場合を説明するフローチャー
トである。
【図12】ダイレクトメール効果確認画面を示す説明図
である。
【図13】ダイレクトメール効果確認画面を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 ターミナルコントローラ 11 ワークステーション 11A 制御部 11B メモリ 11C 表示部 11D 入出力部 12 パーソナルコンピュータ 13 プリンタ 14 カード発行機 20 島端部 21、22 カード処理機 23、24 パチンコ玉計数機 25 レシート発行機 26 リサイクルカード発行機 27 パチンコ玉引落機 28 メダル引落機 30 カウンタ部 31 カード処理機 32 景品交換管理装置 33 スキャナ 34 プリンタ 212 カード挿入口 214A 全数貯玉釦 214B 端数貯玉釦 214C 景品貯玉釦 214D 任意貯玉釦 215 テンキー 216 表示部 232 ホッパ 233 返却口 235A 景品数表示部 235B 総数表示部 235C 余り数表示部 236 全数レシート釦 237 端数返却釦
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】端数貯玉釦が押されていないときには景品
貯玉釦が押されたかを調べ(ステップS411)、押さ
れたときは特殊景品個数分に相当する個数(3608
個)が口座に追加登録され(ステップS412)全積立
数(残高)が表示される(ステップS412a)。そし
て端玉、すなわち計数総数から特殊景品個数分の差の個
数(36個)が玉の形で返却される(ステップS41
3)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者毎に設定されたIDカードと、 このIDカードのデータを読取るカード処理機と、 預け入れた遊技媒体の数量を前記遊技者毎に設定された
    口座としての記憶領域に記憶する記憶手段と、 遊技者が前記口座に預け入れるために、投入した遊技媒
    体の数量を計数する遊技媒体計数機と、 遊技者が遊技するために、自分の口座に残っている数量
    内で数量を指定して遊技媒体を引き出す遊技媒体引出機
    と、 前記記憶領域に追加記憶させるべき遊技媒体の数量を設
    定する設定手段と、 この設定手段により設定された遊技媒体の数量を遊技者
    の記憶領域に追加記憶させ、その遊技者に対して遊技媒
    体を無料で貸し出せるようにする制御手段とを備えた遊
    技媒体貸出システム。
  2. 【請求項2】前記設定手段は、遊技者、遊技場所、有効
    期間の少なくともいずれかの制限条件のもとで追加数量
    を設定するものであることを特徴とする請求項1に記載
    の遊技媒体貸出システム。
JP22520893A 1993-08-18 1993-08-18 遊技媒体貸出システム Pending JPH0751464A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001062133A (ja) * 1999-08-24 2001-03-13 Glory Ltd 遊技場システム
JP2002102524A (ja) * 2000-09-27 2002-04-09 Glory Ltd 遊技場システム、来店情報管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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