JPH08141193A - 遊技媒体貸出システムにおける顧客サービスシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技者に対するサービスのため、自動販売機
の商品を無料または割安で提供するサービスを容易に行
うことができる遊技媒体貸出しシステムにおける顧客サ
ービスシステムを提供する。 【構成】 ＩＤカード処理機２１により確認された遊技
者毎に設定された記憶領域１１Ｃに自動販売機５０の商
品を無料または割安で提供するサービスを設定する設定
手段１１Ｄ、設定されたサービスを遊技者に提供できる
ようにする制御手段１１Ａを備え、さらに、設定された
サービスを行うためのデータ変換を行うアダプタ部４０
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ店等の遊技店
で遊技者毎にＩＤカードを設定し自分の口座に遊技媒体
を貯めることができる遊技媒体貸出システムにおいて、
特定の遊技者に対して自動販売機の商品を無料もしくは
割安で提供できるようにした顧客サービスシステムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】パチンコ店等の遊技店では、通常、遊技
者は玉貸機等の自動機に現金を投入してパチンコ玉等の
遊技媒体を借り受けてパチンコ台等の遊技台で遊技し、
遊技終了時に、獲得した遊技媒体を玉計数機で計数した
後、景品と交換を行う。

【０００３】最近、銀行等に預金するのと同じような感
覚で、パチンコ店において自分が獲得したパチンコ玉を
自分の口座に預入れ、そこから必要な玉数を引き出して
再度遊技したり、その口座にある玉数の全部又は一部を
景品に交換したりできるようにした貯玉・再プレイシス
テムが開発されている。例えば、特開平３−６８３８５
号公報には、預け入れた玉を積立でき、所定の玉数で景
品と交換でき、その分の玉数が差し引かれることが示さ
れている。

【０００４】この貯玉・再プレイシステムを利用しよう
とする者は、例えば予め、店に自分の名前等を登録して
会員カードを作成しておき、遊技者はこの会員カードを
用いて遊技する為のパチンコ玉を引出してパチンコ台で
遊技し、遊技の結果獲得した自分のパチンコ玉を玉計数
機にいれて自分の会員カードを通すことにより獲得した
全部の玉を自分の口座に入れられるようになっている。

【０００５】さらに、会員カード設定の際登録された会
員個人に関する情報に基づき、一定の条件に適合する会
員に対して、遊技媒体を無料で貸出すサービスを行うこ
とができるシステムが開発されている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような遊技媒体貸出システムが導入された店において
も、顧客全員が会員となって遊技媒体貸出システムを利
用している訳ではなく、会員以外のフリーの客も自由に
遊技できるようになっている。店にとっては、これらの
顧客にもできるだけ会員になってもらう方が、遊技媒体
貸出や遊技媒体の計数等の処理の簡略化、あるいはサー
ビス提供を顧客全員に満遍なく行うためには都合がよい
が、会員になる手続きが若干面倒であり、会員になるメ
リットが認識されにくく、なかなか会員数が増えないの
が現状である。

【０００７】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、遊技媒体貸出システムの会員に対して
自動販売機から商品を無料もしくは割安で提供するとい
う新たなサービスを付加した顧客サービスシステムを提
供することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、遊技者
毎に設定されたＩＤカードに記録されたコードを読取る
カード処理機と、預け入れた遊技媒体の数量を、コード
毎に設定された口座としての記憶領域に記憶する記憶手
段と、遊技者が口座に預け入れるために、投入した遊技
媒体の数量を計数する遊技媒体計数機と、遊技者が遊技
するために、自分の口座に残っている遊技媒体の数量内
で数量を指定して遊技媒体を引き出す遊技媒体引出機
と、遊技者のうちサービスを付与するサービス対象遊技
者と、サービス内容とを設定する設定手段と、カード処
理機に接続された自動販売機と、ＩＤカードが自動販売
機に接続されたカード処理機に挿入された場合に、付与
されたサービスに応じて、自動販売機に収納された商品
を無料もしくは割安で投出する制御手段とを備えたこと
を特徴とする。

【０００９】また、設定手段は、遊技者、遊技場所、有
効期間の少なくともいずれかの制限条件のもとで、付与
するサービスを設定するものとすると良い。

【００１０】

【作用】遊技者ごとに設定された口座としての記憶領域
に、付与するサービスを設定手段により追加記憶させる
ことにより、自動販売機に収納された商品を無料もしく
は割安で遊技者に対して提供することができる。サービ
スの付与は、遊技者、遊技場所、有効期間の少なくとも
いずれかの制限条件のもとで設定することができ、会員
の誕生日等の個人的な理由、ライバル店の出現等の地域
的理由に応じて、自動販売機に収納された商品を無料も
しくは割安で遊技者に対して提供することができる。し
たがって、遊技店におけるサービスの向上を図ることが
でき、遊技媒体貸出システムの会員の増加を図ることも
容易となる。

【００１１】

【実施例】以下、本発明に係る遊技媒体貸出システムに
おける顧客サービスシステムについて、図面を参照しな
がら説明する。なお、本実施例においては、遊技媒体と
してパチンコ玉またはメダルを採用している。

【００１２】図１は、本発明に係る遊技媒体貸出システ
ムにおける顧客サービスシステムの一実施例について、
遊技媒体貸出システムの全体の概略を示すシステムブロ
ック図であり、ターミナルコントローラ１０、島端部２
０、カウンタ部３０、アダプタ部４０、自動販売機５０
からなっている。アダプタ部及び自動販売機からなる符
号７０の構成部分は、一または複数備えられているもの
とする。

【００１３】各構成部間はＬＡＮ（ローカルエリアネッ
トワーク）によるシリアル通信回線で接続されている
が、アダプタ４１は景品交換管理装置３２、カード処理
機４２、自動販売機５０とそれぞれ、適当な通信インタ
フェース手段により接続されており、また、ターミナル
コントローラ１０と景品交換管理装置３２とはインタフ
ェース規格ＲＳ−２３２Ｃの通信インタフェース手段に
より接続されている。アダプタ４１と自動販売機５０と
の通信インタフェース手段として通常用いられる、通信
標準インタフェースについては後述する。

【００１４】ターミナルコントローラ１０は、ワークス
テーション１１、パーソナルコンピュータ１２、プリン
タ１３及びカード発行機１４を備えている。

【００１５】ワークステーション１１は、本システム全
体の制御を行う制御部１１Ａ、後述するメモリ１１Ｂ、
ディスプレイ等の表示部１１Ｃ、キーボード、プリンタ
等の入出力部１１Ｄからなっている。

【００１６】図２は、ワークステーション１１のメモリ
の記憶内容を示す説明図であり、メモリ１１Ｂは各遊技
者に与えられる口座番号（ＩＤ番号）ごとに、預け入れ
られた遊技媒体（本実施例の場合はパチンコ玉）の数を
示す貯玉データ、付与するサービスのデータ、来店デー
タ（来店日、利用回数）を記憶・管理する。なお、これ
らのデータと併せて、口座を開設した会員の住所、氏
名、年齢、性別、電話番号等からなる台帳データを記憶
・管理することとしてもよい。

【００１７】パーソナルコンピュータ１２は、上述のワ
ークステーション１１とＬＡＮで接続されており、この
ワークステーション１１内に新規口座を登録する場合
や、ワークステーション１１に記憶されたデータの統計
処理や訂正を行ったりする際に、従業員が操作する。新
規口座を登録する場合は、パーソナルコンピュータ１２
による制御に基づいて、カード発行機１４により新規の
会員カードが発行される。また、パーソナルコンピュー
タ１２は、プリンタ１３にも接続されている。このプリ
ンタ１３により、例えば、上述のワークステーション１
１に記憶された台帳データに基づいてダイレクトメール
を発行することもできる。

【００１８】ターミナルコントローラ１０内の各部１
１，１２，１３，１４の電源は、無停電電源（図示せ
ず）によって供給されている。これにより、商用電源が
断となった際のシステムダウンの発生を防止することが
できる。

【００１９】なお、このワークステーション１１は、外
部の経営コンピュータ（図示せず）と専用の通信回線で
結ばれている。これにより、この経営コンピュータを用
いてワークステーション１１内のデータを管理できるよ
うになっている。さらに、ワークステーション１１は、
店内のパチンコ玉およびメダルの流れを管理する玉数管
理コンピュータ（図示せず）とも接続されており、店内
のパチンコ玉およびメダルの総合的な管理、把握ができ
るようになっている。

【００２０】島端部２０は、カード処理機２１、２２、
これらにそれぞれ接続されたパチンコ玉計数機２３、２
４及びレシート発行機２５、リライトカード発行機２
６、さらにパチンコ玉引落機２７、会員用カード処理機
２８を備えている。

【００２１】パチンコ玉引落機２７は、カード処理機と
パチンコ玉貸機を一体化したもので、会員カードを挿入
したのちテンキーにより暗証番号を入力すると引落可能
数（当該口座に預け入れられているパチンコ玉の数）が
表示され、遊技客によってテンキーで入力された引落数
分のパチンコ玉を受取るようになっている。なお、本実
施例では、遊技客が自己の口座に預け入れられているメ
ダル数に基づいてパチンコ玉の引き落としを行うことは
できないものとする。通常、パチンコ店では、パチンコ
台の売り上げ管理とパチスロ台の売り上げ管理とを独立
させて行っているからである。

【００２２】会員用カード処理機２８は会員が来店した
ときにその事実を記録するためのものである。後述する
ように、会員を対象に各種のサービスを行うことができ
るが、その場合には来店回数に応じてサービスの内容が
異なることが有り得る。会員がカードを用いて貯玉・再
プレイを利用する場合には必然的にカード処理機を利用
するため、来店事実の記録を行うことは容易であるが、
会員が現金で玉貸しを受ける場合等に来店事実が記録さ
れないと不利益を生ずることがある。このため、会員専
用に来店事実のみを記録するためのものとしてこの会員
用カード処理機２８が例えば入口付近の島に設けられて
いる。

【００２３】この会員用カード処理機２８は後述するカ
ード処理機と同じ構成を有している。また、使用上は
「カードをお入れください」との表示に対してカードを
入れるとカード内容が読み取られ、確認、登録が済むと
返却され、「ご来店を確認しました。カードをお取りく
ださい。」との表示がなされる。なお、この場合には金
銭的なやり取りがないため、暗証番号の入力は不要であ
る。

【００２４】カード処理機２１およびパチンコ玉計数機
２３は、遊技客が遊技によって獲得したパチンコ玉を景
品に交換したり自己の口座に預け入れたりする場合に使
用される。

【００２５】図３にカード処理機２１の斜視図を示す。
本体部２１１内にはカードリーダが設けられており、そ
の挿入口２１２が側面に設けられている。本体２１１の
上部は傾斜パネル２１３となっており、貯玉選択釦２１
４Ａ、２１４Ｂ、２１４Ｃ、２１４Ｄがその中央部に直
線状に配置され、その下にはテンキー２１５が、最上部
には表示部２１６が設けられている。

【００２６】貯玉選択釦２１４Ａ、２１４Ｂ、２１４
Ｃ、２１４Ｄはそれぞれ全数貯玉、端数貯玉、景品貯
玉、任意貯玉のためのものである。

【００２７】全数貯玉釦２１４Ａが押されると、計数さ
れた玉の全数が口座に積み立てられる。景品分の玉は存
在しないため、レシートは発行されない。なお、口座に
積み立てられた報告としてのレシートを発行してもよ
い。

【００２８】端数貯玉釦２１４Ｂが押されると、計数さ
れた玉のうち換金用の特殊景品分を除いた端数分が口座
に積み立てられる。このため、景品数分はレシートとし
て発行される。このレシートの内容は払い出される玉個
数、この玉個数に相当する景品数、余り数などである。

【００２９】次に、景品貯玉釦２１４Ｃが押されると、
特殊景品に相当する玉数が口座に積み立てられ、端数分
は玉の形で返却される。このときも景品交換がないた
め、レシートは発行されない。

【００３０】任意貯玉２１４Ｄが押されると、テンキー
により貯玉数を計数総数の範囲内で入力できるようにな
り、テンキーで貯玉数を入力して表示部２１６上の表示
を確認して確認釦を押すと指定数が口座に積み立てられ
る。残りは玉で返却される。

【００３１】図４にパチンコ玉計数機２３の斜視図を示
す。本体２３１の上面にパチンコ玉を投入するホッパ２
３２が設けられており、その下に設けられた計数機構
（図示せず）により計数を行うようになっている。本体
２３１の前面には余り玉の返却を行う返却口２３３が設
けられている。ホッパ２３２上方のパネル面には表示部
が設けられており、これは景品数表示部２３５Ａ、玉総
数表示部２３５Ｂ、余り玉数表示部２３５Ｃに分割され
ている。これらの横には全数レシート釦２３６および端
玉返却釦２３７が設けられている。全数レシート釦は計
数総数をレシートに印字するための釦であり、端玉返却
釦は景品数分を後述するようにレシートで発行した後、
端玉を返却するためのものである。

【００３２】このパチンコ玉計数機２３はレシート発行
機２５が一体化されており、このレシート発行機２５の
右側には前述したカード処理機２１が隣接して設置され
る。

【００３３】図５は、アダプタ部４０の構成を示す説明
図であり、図６は、自動販売機５０の通信インタフェー
スの構成の説明図である。

【００３４】図６の通信インタフェースは、通常、紙幣
識別機（ビル・バリデータ）５０２または貨幣識別機
と、自動販売機の制御本体５０１との間の接続に用いら
れているものである。仕様は、交信方式が直列伝送方
式、交信速度が４８００ＢＰＳ、信号条件が直流２４
Ｖ、同期方式が調歩同期、絶縁方式が非絶縁となってい
る、通信標準インタフェースと通称されるものである。
これによりデータ入出力、信号同期等を行う。

【００３５】図５のアダプタ部４０のアダプタ４１は、
図６の通信標準インタフェースと同様の構成の通信イン
タフェース４１４により自動販売機５０と接続されてい
る。また、アダプタ４１と、景品交換管理装置３２及び
カード処理機４２との間は、インタフェース規格ＲＳ−
４８５の通信インタフェース４１５により接続されてい
る。この場合、通信インタフェース４１５は２チャンネ
ルを有している。アダプタ部４０の役割については、図
１０のフローチャートに基づき後述するが、ＣＰＵ４１
１により媒体数データまたはサービス数データから変換
された変換金額と、ＲＡＭ４１３に設定され記憶された
最低金額とを、ＣＰＵ４１１によって比較することや、
提供したサービスに応じてＣＰＵ４１１及びＲＡＭ４１
３により媒体数データを更新すること等を行う。なお、
アダプタ４１とカード処理機４２とは一体化したものと
しても良く、さらに、一体化されたアダプタ４１とカー
ド処理機４２とが自動販売機５０に内蔵されたものとし
ても良い。

【００３６】遊技客がパチンコ玉を景品に交換する場合
は、まずパチンコ玉計数機２３に獲得したパチンコ玉の
数を計数させる。パチンコ玉計数機２３は、計数が終了
すると計数結果をレシート発行機２５で記録紙に記録し
て出力する。ここで、レシート発行機２５は、この計数
結果を数字およびバーコードで記録する。後述するよう
に、遊技客はこの出力されたレシートをカウンタ部３０
に持参して景品と交換する。

【００３７】一方、遊技客がパチンコ玉を自己の口座に
預け入れる場合は、まず、カード処理機２１に会員カー
ドを挿入した後、パチンコ玉計数機２３にパチンコ玉の
数を計数させる。この計数結果はワークステーション１
１に送られ、ワークステーション１１は、会員カードに
記録された口座番号に対応する口座に、預け入れられた
パチンコ玉数を計数結果の分だけ加算する。後述するよ
うに、このようなパチンコ玉の預け入れは、営業時間内
等の所定時間帯にのみ可能となっており、それ以外の時
間には行えないこととする。

【００３８】また、レシートを発行する代わりに、パチ
ンコ玉計数機２４に接続されたリライトカード発行機２
６によりリライトカードを発行するようにしても良い。
このリライトカードは繰り返し記録が可能なカードであ
り、１枚のリライトカードに玉数を順次加算することが
可能である。リライトカードには、積立てられたパチン
コ玉数を表示する表示部が設けられており、この表示部
は所定温度での加熱により消去及び書込みを行うことが
できるので、加算され積立てられた合計玉数を表示する
ことができる。

【００３９】ここではパチンコ玉についてのみ計数機を
設けているが、メダルについても同様の計数およびレシ
ートやリライトカードの発行を行うようにしても良い。

【００４０】景品に交換する場合は、島端部２０で発行
されたレシートやリライトカードをカウンタ部３０で受
け付けることにより行う。

【００４１】カウンタ部３０は、カード処理機３１、景
品交換管理装置３２、スキャナ３３、プリンタ３４、景
品自動払出機３５及びリライトカード処理機３６を備え
ている。カード処理機３１は、景品交換管理装置３２と
接続されており、遊技客が自己の口座に預け入れたパチ
ンコ玉やメダルを景品に交換する場合に、その口座を特
定するために読み取りを行うものである。

【００４２】スキャナ３３は、上述したように、レシー
ト発行機２５で出力された記録紙のバーコードを読み取
り、読み取った情報（パチンコ玉計数機２３における計
数結果）を、景品交換管理装置３２に送る。

【００４３】景品交換管理装置３２には、上述のスキャ
ナ３３によりパチンコ玉計数機２３における計数結果が
入力される。そして、景品交換を行った結果、遊技媒体
に残りが生じた場合には、この残りの遊技媒体を遊技客
の口座に預け入れる。また、遊技客が自己の口座に預け
入れられた遊技媒体を景品に交換したい場合には、交換
した景品の価格から換算された遊技媒体数を口座から差
し引く。さらに、遊技客が特殊景品（換金可能な景品）
に交換することを希望する場合には、所定数の特殊景品
の払い出しを景品自動払出機３５に行わせる。なお、パ
チンコ玉計数機２３，２４の計数結果の入力は、景品交
換管理装置３２に備えられたテンキーを使用することと
してもよい。

【００４４】リライトカード処理機３６は、同様に景品
交換管理装置３２と接続されており、遊技客がリライト
カードに積立てられたパチンコ玉やメダルを景品に交換
する場合に、パチンコ玉数やメダル数の読取りを行う。
景品交換を行った結果、遊技媒体の残数がなくなった場
合は、リライトカードを回収する。やむをえず遊技媒体
数が残ってしまう場合に、遊技媒体数の現金換算額が１
００円未満であって交換可能な景品がないときは、その
ままリライトカードを回収する。

【００４５】プリンタ３４は、景品交換管理装置３２に
接続されており、この景品管理機３２の管理データをプ
リントアウト出来るようになっている。なお、複数台の
景品交換管理装置３２を使用する場合には、１台を親機
として、この親機にのみプリンタ３４を接続することと
してもよい。

【００４６】景品自動払出機３５は、上述のように、景
品交換管理装置３２によって指令された景品を払い出
す。また、この景品自動払出機３５にカードリーダを内
蔵し、遊技客が直接操作して自己の口座に預け入れられ
た遊技媒体を特殊景品に交換することができるようにし
てもよい。

【００４７】なお、以上説明した遊技媒体貸出システム
に加えて、従来から使用されているような現金による玉
貸し機が、パチンコ台間や島端または店内の適当な場所
に設置される（図示せず）。また、アダプタ４１にカー
ド処理機４２を接続する代りにリライトカード処理機を
接続しても良い。すなわち、符号７０の構成部分を複数
設けて、アダプタ４１にカード処理機４２が接続された
ものと、リライトカード処理機を接続したものとを設置
すると良い。

【００４８】次に、本システムの運用について述べる。
まず、このシステムを利用するためには貯玉・再プレイ
会員になる必要がある。そこでその募集が行われ、遊技
客は、会員募集のポスター、従業員からの口込みやダイ
レクトメールに応じて申込用紙に氏名、住所、年齢、職
業、趣味、電話番号、性別、カードの暗証番号、ダイレ
クトメールの希望の要否等を記入してパチンコ店に提出
する。

【００４９】パチンコ店の店員は、店番号および会員番
号が予め記録された会員カードをカード発行機１４に挿
入する。そして、このカード発行機１４のテンキーを遊
技客が自分自身で操作して暗証番号を入力すると、ワー
クステーション１１にその暗証番号が登録されるととも
に、この暗証番号と会員番号や登録時間等とを用いたス
クランブル処理が行われ、この処理結果がシークレット
ナンバー（ＩＤ番号）として会員カードに記録され、会
員カードの発行を終了する。ここで、このシークレット
ナンバーは偽造カードと区別する為に読み出し時にチェ
ックされる。また、この会員カードの発行と同時に或い
は別途に、遊技客が申込用紙に記入したデータが、パー
ソナルコンピュータ１２を用いて店員により入力され、
ワークステーション１１内のメモリ１１Ｂに登録され
る。

【００５０】このようにして口座が開設されると、遊技
客は、この口座を用いて遊技（パチンコまたはパチス
ロ）をすることができる。

【００５１】入会した会員の会員情報、来店情報は継続
して蓄積される。そしてサービスを行う基準にしたがっ
てサービス対象会員を抽出する。対象者には必要に応じ
てダイレクトメール等で通知がなされ、来店した対象会
員に対してサービスが実施される。最後にこのサービス
について効果の確認や損益計算がなされ、営業活動の基
礎資料が得られることになる。

【００５２】ここで、サービスの内容としては次のよう
なパターンがある。

【００５３】まず、第１は、客を限定する場合であり、
性別（女性のみ等）、利用回数の多い客、誕生日、卒
業、入社等を迎えた客などに、自動販売機内の商品（飲
料、タバコ等）を無料もしくは割安で提供する。

【００５４】第２は、日付を限定して会員全体に自動販
売機内の商品を無料もしくは割安で提供する場合であ
り、特別のサービス日（特定の曜日、月１回の特定日）
などを設けてサービスの付与を行う。さらに、特定日に
おける特定時間に限定してサービスを付与することもで
きる。

【００５５】第３は、客と日付の双方を限定するもの
で、例えば、特別のサービス日を設け、競合店のある地
域の会員、客の性別や年齢、職業、最新来店日等を条件
とすることができる。

【００５６】なお、サービスの期間は限定することがで
き、また、サービスとしては自動販売機内の商品を無料
もしくは割安で提供する他に、無料玉貸しや、ダイレク
トメールと景品との交換等とすることもできる。

【００５７】このようなサービスを行うための、ワーク
ステーション内の処理を図７のフローチャートに示す。
サービス設定例の手順については、図１１のフローチャ
ートに基づき後述する。

【００５８】まず、どのようなサービスを行うかの方針
に沿ってサービス対象者および期間を決定し、その条件
を入力する（ステップＳ１０１）。次に会員データファ
イルを読み込み（ステップＳ１０２）、会員データが終
了しているかを調べ（ステップＳ１０３）、終了してい
なければステップＳ１０１で決定した条件に合致してい
るかどうかを調べ（ステップＳ１０４）、合致している
ときにはその会員のデータファイルにサービスを設定す
る（ステップＳ１０５）。そして次の会員データファイ
ルの読み込みを行う。読み込んだ会員データが条件に一
致しないときも同様である。

【００５９】このようにして条件に合致した会員データ
が得られた後、ダイレクトメールが必要ならばダイレク
トメールを印字して発送することができる。このダイレ
クトメールが必要か否かは個人情報中に含めることがで
きる。

【００６０】次に、このような遊技媒体貸出システムを
用いて遊技を行う方法について説明する。なお、以下の
説明ではパチンコの場合を主に説明する。

【００６１】図８は、本実施例の貯玉管理装置を用いて
パチンコを行う場合の手順を概略的に示すフローチャー
トである。

【００６２】まず、遊技客は、現金用の玉貸し機に現金
を投入してパチンコ玉の貸与を受け（Ｓ２０１）、この
パチンコ玉を用いてパチンコを開始する（Ｓ２０２）。

【００６３】遊技客がパチンコを終了する際に、獲得し
たパチンコ玉を自己の口座に預け入れるか或いは景品に
交換するかを判断する（Ｓ２０３）。そして、口座に預
け入れたい場合はそのまま預け入れ処理を行う（Ｓ２０
４）。また、景品に交換する場合は、パチンコ玉計数機
２３に接続されたレシート発行機２５に景品交換用のレ
シートを出力させるとともに端数を自己の口座に預け入
れ（Ｓ２０５）、このレシートを景品交換所（カウンタ
部３０）に持参して景品交換を行う。このようにして、
自己の口座にパチンコ玉を預け入れた場合には、次回以
降の遊技の際に、預け入れたパチンコ玉を引き落として
（Ｓ２０６）、使用することができる。なお、口座に預
け入れたパチンコ玉を引き落とす際には、一定数のパチ
ンコ玉を手数料として当該口座から減じることができ
る。

【００６４】メダルを用いてパチスロを行う場合にも、
これと全く同様の手順で、自己の口座に対するメダルの
預け入れや自己の口座からのメダルの引き落としを行う
ことができる。

【００６５】次に、本実施例に係わる遊技システムの動
作について、詳細に説明する。

【００６６】まず、パチンコ玉引落機２７の動作につい
て、図９を用いて説明する。

【００６７】待機状態では、このパチンコ玉引落機２７
は、会員カードの挿入を待つ状態に維持される（Ｓ３０
１）。このとき、パチンコ玉引落機２７の表示画面（図
示せず）には、例えば「カードを入れて下さい」という
文字が表示される。そして、遊技客がカード挿入口（図
示せず）に会員カードを挿入すると、パチンコ玉引落機
２７は、挿入された会員カードに記録された店番号、会
員番号およびシークレットナンバーを読み取り、ターミ
ナルコントローラ１０に送る（Ｓ３０２）。ターミナル
コントローラ１０は、この店番号、会員番号およびシー
クレットナンバーをチェックし、これに対応する口座の
暗証番号と、この口座に蓄えられたパチンコ玉の数とを
それぞれパチンコ玉引落機２７に送り、さらに、内部の
記憶部を記録禁止状態にする。なお、口座からパチンコ
玉を引き落とす際に引き落とし手数料として一定割合に
相当する数のパチンコ玉を徴収する場合には、徴収され
るパチンコ玉割数も、併せてパチンコ玉引落機２７に送
る。

【００６８】パチンコ玉引落機２７は、これらの情報を
受信すると（Ｓ３０３）、暗証番号の入力待ち状態に入
る（Ｓ３０４）。このとき、パチンコ玉引落機２７は、
表示画面に、例えば「暗証番号を入力して下さい」とい
う文字を表示し、遊技客に暗証番号の入力を促す。遊技
客がパチンコ玉引落機２７のテンキー（図示せず）を用
いて暗証番号を入力すると、パチンコ玉引落機２７は、
テンキーで入力された暗証番号をターミナルコントロー
ラ１０から受信した暗証番号と比較し（Ｓ３０５）、両
者が一致しない場合には、暗証番号が誤っている旨の表
示を行うとともに、異常停止を行う（Ｓ３０６）。な
お、このとき、遊技客に暗証番号の再入力を促し、複数
回連続して暗証番号が一致しないときに異常停止を行う
こととしてもよい。

【００６９】一方、双方の暗証番号が一致したときは、
パチンコ玉引落機２７は、引き落とし可能な数量を表示
して引き落とし数（遊技者が自己の口座から引き出すパ
チンコ玉の数）の入力待ち状態に入る（Ｓ３０７）。そ
して、パチンコ玉引落機２７は、表示画面に、例えば
「引き落とし数を入力して下さい」という文字を追加表
示し、遊技客に引き落とし数の入力を促す。遊技客がテ
ンキーを用いて引き落とし数を入力すると、パチンコ玉
引落機２７は、入力された引き落とし数と貯玉数（口座
に蓄えられたパチンコ玉数）とを比較する（Ｓ３０
８）。そして、入力された引き落とし数の方が多い場合
は、表示画面に例えば「貯玉残高が足りません」と表示
し（Ｓ３０９）、再び引き落とし数の入力待ち状態に入
る（Ｓ３０７）。

【００７０】なお、このとき、パチンコ玉引落機２７の
取り消しキー（図示せず）が押された場合は（Ｓ３１
０）、表示画面に例えば「カードを返却します」と表示
した後、ターミナルコントローラ１０に対して記録禁止
状態を解除させるための信号を出力する（Ｓ３１１）。
そして、記録禁止状態を解除したことを示す信号をター
ミナルコントローラ１０から受けとると（Ｓ３１２）、
会員カードを排出して（Ｓ３１３）、初期状態（Ｓ３０
１）に戻る。

【００７１】一方、入力された引き落とし数と貯玉数と
を比較（Ｓ３０８）した結果、貯玉数の方が多い場合、
パチンコ玉引落機２７は、貯玉数の書き換えを実行させ
る命令と、入力された引き落とし数とを、ターミナルコ
ントローラ１０に送る（Ｓ３１４）。これにより、ター
ミナルコントローラ１０は、記録禁止状態を解除して、
当該口座の貯玉数を引き落とし後の貯玉数に書き換え
る。そして、パチンコ玉引落機２７は、ターミナルコン
トローラ１０から引き落とし後（書き換え後）の貯玉数
を受信すると（Ｓ３１５）、入力された引き落とし数と
同数のパチンコ玉を受皿部（図示せず）に排出するとと
もに、引き落とし後の貯玉数を表示画面に表示する。そ
の後、パチンコ玉引落機２７は、会員カードを排出して
（Ｓ３１３）、初期状態（Ｓ３０１）に戻る。

【００７２】なお、上述のように引き落とし手数料とし
て一定数のパチンコ玉を徴収する場合には、引き落とし
数と貯玉数との比較（Ｓ３０８）に代えて、徴収される
パチンコ玉の数と引き落とし数との和を貯玉数と比較す
る。

【００７３】以上、パチンコ玉引落機２７の動作につい
て説明したが、会員用カード処理機２８も同様の動作を
行う。すなわち、会員用カード処理機２８は前述したカ
ード処理機と同じ構成を有している。また、使用上は
「カードをお入れください」との表示に対してカードを
入れるとカード内容が読み取られ、確認、登録が済むと
返却され、「ご来店を確認しました。カードをお取りく
ださい。」との表示がなされる。なお、金銭的なやり取
りがないため、暗証番号の入力は不要である。

【００７４】図１０は来店した対象会員に対して、自動
販売機５０内の商品を無料または割安で提供するサービ
スを実施する場合のフローチャート、すなわち、本発明
に係る顧客サービスシステムのフローチャートである。
なお、サービス対象会員やサービス内容、その他の条件
設定内容の例については後述する。

【００７５】まず、会員がカード処理機４２にカードを
挿入すると（ステップＳ３２１）、カード内容を読み取
りシークレットナンバー等をターミナルコントローラ１
０へ送信し（ステップＳ３２２）、サービス対象会員で
あり、かつ、サービス対象日／時間内であるかを調べる
（ステップＳ３２３）。会員全員を対象とするか、一部
の特定会員のみを対象とするかは、設定手段によりあら
かじめ設定しておく。なお、このサービスを会員以外の
一般客にも解放する場合は、そのサービス対象日／時間
内のみ自動販売機は無料で利用できるよう設定するが、
この場合も販売データは記憶しておく。サービス対象会
員でない場合や、サービス対象日／時間内でない場合
は、会員コードに対応して設定された口座の媒体数デー
タに基づき、アダプタ４１で金額変換を行う（ステップ
Ｓ３２９）。

【００７６】サービス対象会員であり、かつ、サービス
対象日／時間内である場合は、サービスの形態が自動販
売機５０内の商品を無料で提供する無料設定か、あるい
は無料ではなく割安で商品を提供する特別価格設定かを
調べ、無料設定ではない、すなわち、特別価格設定であ
る場合には、当該会員コードに対応して設定された口座
に記憶された媒体数データとあらかじめ設定されたサー
ビス媒体数データとに基づき、アダプタ４１で金額変換
を行う（ステップＳ３３０）。この金額変換は、媒体数
データとして、例えば、パチンコ玉数とメダル数とが記
憶されている場合には、両者にそれぞれサービス媒体数
データを加算した値を金額変換して金額の高い一方のみ
を選択し、これを変換金額として、以下の判断及び計算
に用いる。複数の媒体数データが記憶されている場合
に、最高金額の媒体数データのみを選択することとした
のは、前述したように、通常、パチンコ店では、パチン
コ台の売り上げ管理とパチスロ台の売り上げ管理とを独
立させて行っているからである。

【００７７】以上のように、サービス媒体数データ及び
媒体数データの合計から変換された変換金額が、自動販
売機５０内の商品の設定価格のうちの最低金額以上かど
うかを調べる（ステップＳ３３１）。変換金額が最低金
額未満である場合にはカード処理機４２の表示部にその
旨を表示した上で会員カードを返却するが（ステップＳ
３２８）、最低金額以上である場合には、自動販売機５
０へその変換金額を送信し（ステップＳ３３２）、会員
は変換金額に応じて選択可能な商品（飲料、タバコ等）
を選択する。アダプタ４１は選択された商品に設定され
たコラム番号と金額とを自動販売機５０より受信し（ス
テップＳ３３３）、選択された商品に設定された金額を
媒体数に変換して（ステップＳ３３４）、景品交換管理
装置３２にはコラム番号を（ステップＳ３３５）、ター
ミナルコントローラ１０にはカード処理機４２を介して
媒体数データを（ステップＳ３３６）それぞれ送信す
る。ターミナルコントローラ１０は、受信した媒体数デ
ータに基づき媒体数データを更新記憶し、カード処理機
４２の表示部に、元の媒体数、商品の購入により差し引
かれた媒体数、更新された媒体数を表示した上で会員カ
ードを返却する（ステップＳ３２８）。特別価格設定に
より媒体数を差し引く場合には、付与されたサービス分
から優先的に差し引き、不足分のみを口座の媒体数から
差し引く。

【００７８】一方、サービスの形態が自動販売機５０内
の商品を無料で提供する無料設定である場合は、自動販
売機５０に対応してアダプタ４１にあらかじめ設定され
た最高金額を自動販売機５０へ送信する（ステップＳ３
２５）。この場合、会員は自動販売機５０内の、サービ
ス対象商品として設定されたすべての商品の中から希望
する商品を選択することができる。サービス対象商品
は、自動販売機５０内の商品の一部または全部とするこ
とができる。また、無料設定サービスには回数制限を設
けることもできる。

【００７９】アダプタ４１は選択された商品に設定され
たコラム番号と金額とを自動販売機５０より受信し（ス
テップＳ３２６）、景品交換管理装置３２にコラム番号
を送信した後（ステップＳ３２７）、会員カードが返却
される（ステップＳ３２８）。景品管理交換装置３２の
データは必要に応じて、ターミナルコントローラ１０へ
送信される。会員カード返却の際、当該サービスは無料
サービスであって、口座の媒体数の増減がない旨等をカ
ード処理機４２の表示部に表示することとしても良い。

【００８０】図１１は、付与するサービスを設定する際
における表示部の画面表示例である。

【００８１】付与するサービスを設定する場合は、最初
に、ターミナルコントローラ１０に設けられたパーソナ
ルコンピュータ１２を操作して「サービス設定」モード
を呼び出す。以下、画面表示例の上から下へ順に説明す
るが、この条件設定は、図７のフローチャートの「条件
入力」（Ｓ１０１）において行うものである。

【００８２】自動販売機サービスを設定する場合は、
「する」を選択する。

【００８３】「自動販売機のタイプ」は、自動販売機の
種類の応じて「飲料」、「汎用」、「タバコ」等の項目
を選択する。ここでは「飲料」を選択したものとする。

【００８４】「サービスの種類」は、「無料」または
「玉・メダル」を選択する。「無料」を選択した場合に
は、以下に設定するサービス対象会員に対して飲料を無
料で提供することができる。「玉・メダル」を選択した
場合には、サービス対象会員に対して次に設定する玉数
分またはメダル数分だけ飲料を割安、すなわち、特別価
格で提供することができる。

【００８５】「サービス」は、特別価格サービスの場合
に玉数またはメダル数に換算してどの程度割引きを行う
かを設定する。

【００８６】「サービス回数」は、サービス対象会員
が、無料または特別価格サービスを無制限に利用できる
のか、あるいは１日当たりの回数制限を設けるのかを設
定する。

【００８７】「サービス期間」は、サービス提供期間を
設定する。例えば、新装開店日から１週間というような
設定を、年月日を入力することにより行う。

【００８８】「サービス曜日」は、サービス提供期間内
の特定曜日のみにサービス提供を行う場合に設定する。
ここでは、金、土、日曜日に設定した場合を示してい
る。

【００８９】「サービス時間」は、サービス日におけ
る、ある限定された時間のみにサービス提供を行う場合
に設定する。例えば、「１０：００〜１２：００」と設
定して、モーニングサービスを行うことができる。

【００９０】「会員条件設定」は、「する」または「し
ない」を選択する。「しない」を選択した場合は、全会
員が対象となるが、「する」を選択した場合は、以下に
設定する特定会員のみが対象となる。

【００９１】「会員条件設定項目」は、サービス対象を
特定会員のみとする場合に、その特定会員の条件を設定
する。「性別」は、男・女のうち、両方または一方を選
択することができる。例えば、「女」を選択して「女性
サービスデー」等の設定を行うことができる。「年齢」
は、サービス対象会員の年齢条件を設定することができ
る。例えば、敬老の日に「６０歳以上」という設定を行
うことができる。「来店回数」は、来店回数の累計や、
月平均の来店頻度に応じてサービスを提供する場合に設
定する。例えば、来店頻度の高い客にサービスを提供す
る場合や、来店頻度の低い客に来店してもらうためにサ
ービスを提供する場合の設定を行うことができる。

【００９２】「Ｆ・１ 設定」は、ターミナルコントロ
ーラ１０に設けられたパーソナルコンピュータ１２のフ
ァンクションキー「Ｆ・１」を押すと設定が記憶される
ことに対応した表示である。同様に、「Ｆ・９ 印刷」
は、パーソナルコンピュータ１２のファンクションキー
「Ｆ・９」を押すとプリンタ１３により設定内容等が印
刷されることに、「Ｆ・１０ 終了」はパーソナルコン
ピュータ１２のファンクションキー「Ｆ・１０」を押す
と「サービス設定」モードが終了することに、それぞれ
対応した表示がなされているものである。

【００９３】パーソナルコンピュータ１２のファンクシ
ョンキー「Ｆ・１０」を押すことにより、サービスの設
定が終了する。

【００９４】このようにしてサービスが行われることか
ら、従業員の作業量の増加を招かず、また、カード処理
機がターミナルコントローラに接続されていることによ
り、客がサービスの対象者か、サービスを受けた者であ
るかどうかの照合を簡単に行うことができる。

【００９５】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、す
べての顧客（遊技者）または特定の顧客に対して、自動
販売機内の商品を無料または割安で提供することがで
き、遊技店においてもサービスの向上が図れ、顧客の増
加ならびに売上の増加につながる。また、ダイレクトメ
ールにより顧客に、自動販売機内の商品を無料または割
安で提供するサービスの案内を行なった場合、その案内
をもらった顧客が来店したか否かも容易に把握すること
ができ、今後のサービスに役立てることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る遊技媒体貸出システムにおける顧
客サービスシステムのシステム構成を示すブロック図。

【図２】メモリの記憶内容を示す説明図。

【図３】カード処理機の外観を表す斜視図。

【図４】パチンコ玉計数機の外観を表す斜視図。

【図５】アダプタ部の構成を示す説明図。

【図６】通信標準インタフェースの構成を示す説明図。

【図７】本発明に係る遊技媒体貸出システムにおける顧
客サービスシステムにおいて、付与するサービスの登録
の手順を示すフローチャート。

【図８】貯玉管理装置を用いてパチンコを行う場合の手
順を概略的に示すフローチャート。

【図９】パチンコ玉引落機の動作を示すフローチャー
ト。

【図１０】来店した対象会員に対してサービスを実施す
る場合のフローチャート。

【図１１】会員に対する自動販売機サービス設定を行う
際の画面表示を示す説明図。

【符号の説明】 １０ ターミナルコントローラ １１ ワークステーション １１Ａ 制御部 １１Ｂ メモリ １１Ｃ 表示部 １１Ｄ 入出力部 １２ パーソナルコンピュータ １３ プリンタ １４ カード発行機 ２０ 島端部 ２１、２２ カード処理機 ２３、２４ パチンコ玉計数機 ２５ レシート発行機 ２６ リサイクルカード発行機 ２７ パチンコ玉引落機 ２８ 会員カード用処理機 ３０ カウンタ部 ３１ カード処理機 ３２ 景品交換管理装置 ３３ スキャナ ３４ プリンタ ３５ 景品自動払出機 ３６ リライトカード処理機 ４０ アダプタ部 ４１ アダプタ ４２ カード処理機 ５０ 自動販売機 ７０ アダプタ部及び自動販売機 ２１２ カード挿入口 ２１４Ａ 全数貯玉釦 ２１４Ｂ 端数貯玉釦 ２１４Ｃ 景品貯玉釦 ２１４Ｄ 任意貯玉釦 ２１５ テンキー ２１６ 表示部 ２３２ ホッパ ２３３ 返却口 ２３５Ａ 景品数表示部 ２３５Ｂ 総数表示部 ２３５Ｃ 余り数表示部 ２３６ 全数レシート釦 ２３７ 端数返却釦 ４１１ ＣＰＵ ４１２ ＲＯＭ ４１３ ＲＡＭ ４１５、４１６ 通信インタフェース

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】遊技者毎に設定されたＩＤカードに記録さ
   れたコードを読取るカード処理機と、 預け入れた遊技媒体の数量を、前記コード毎に設定され
   た口座としての記憶領域に記憶する記憶手段と、 遊技者が前記口座に預け入れるために、投入した遊技媒
   体の数量を計数する遊技媒体計数機と、 遊技者が遊技するために、自分の口座に残っている前記
   遊技媒体の数量内で数量を指定して遊技媒体を引き出す
   遊技媒体引出機と、 遊技者のうちサービスを付与するサービス対象遊技者
   と、サービス内容とを設定する設定手段と、 前記カード処理機に接続された自動販売機と、 前記ＩＤカードが前記自動販売機に接続された前記カー
   ド処理機に挿入された場合に、付与された前記サービス
   に応じて、自動販売機に収納された商品を無料もしくは
   割安で投出する制御手段とを備えたことを特徴とする遊
   技媒体貸出システムにおける顧客サービスシステム。
2. 【請求項２】前記設定手段は、遊技者、遊技場所、有効
   期間の少なくともいずれかの制限条件のもとで、付与す
   るサービスを設定するものであることを特徴とする請求
   項１に記載の遊技媒体貸出システムにおける顧客サービ
   スシステム。