JPH1176579A - 遊技場システム - Google Patents

遊技場システム

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JPH1176579A
JPH1176579A JP23745897A JP23745897A JPH1176579A JP H1176579 A JPH1176579 A JP H1176579A JP 23745897 A JP23745897 A JP 23745897A JP 23745897 A JP23745897 A JP 23745897A JP H1176579 A JPH1176579 A JP H1176579A
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JP
Japan
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card
game
reservation
customer
machine
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JP23745897A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Bougaki
垣 哲 也 坊
Seiji Yamamoto
本 省 二 山
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Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負けがこんでいる客に対し、適切な還元措置
を可能にした遊技場システムを提供する。 【解決手段】 会員カード(200)により各種サービ
スを行えるようにした遊技場システムにおいて、遊技機
に対応して設けられた。会員カード用のカードリーダ
と、顧客の遊技媒体情報を収集する収集手段(120)
と、遊技機を予約するための予約手段(110)と、予
約された遊技機と顧客とを対応付けて記憶する予約デー
タ記憶手段(102)と、遊技媒体情報を記憶する媒体
情報記憶手段(103)と、顧客ごとの勝敗を演算し、
予約データと併せて出力する予約データ出力手段(10
1)を備える。この出力データにもとづいて負けがこん
でいる顧客に対し予約台について還元措置をとることが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客毎に会員カー
ドを発行して各種サービスを行なうパチンコ店等の遊技
場システムに関するもので、特に各顧客の勝敗データを
管理することによりきめ細かな顧客サービスを実現した
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ店等の遊技場において、店全体
の売上げや1台毎の売上高を算出出来るように、各パチ
ンコ機における打込数(客が打ち込んだ玉(アウト玉)
の数)と出玉数(チューリップ等の穴に入って出てきた
玉(セーフ玉あるいは賞球)の数)は各パチンコ機から
店のコンピュータに送信している。これは例えば、特開
昭61−288882号公報に示されており、パチンコ
ゲーム機のオールクリア時から解放時まで、解放時から
次の解放時までのアウト玉数とセーフ玉数の差の極大値
を順次記憶して累算し、単価を乗算して売り上げ高を算
出するようにしている。
【0003】この種の管理装置では、機械を中心とした
管理を行うに過ぎず、顧客に注目した管理は行われてい
ないため、パチンコ機1台毎の売上は把握できても、特
定の顧客がどの程度、勝っているのか或いは損をしてい
るのかは全く知ることができないという問題がある。
【0004】最近、店に顧客の名前等を登録して会員カ
ードを作成しておき、顧客はこの会員カードを用いて遊
技する為のパチンコ玉を引出してパチンコ台で遊技し、
遊技の結果獲得した自分のパチンコ玉を玉計数機にいれ
て自分の会員カードを通すことにより自分の口座に入れ
られる会員カードを使用する遊技システムが提案されて
いる。
【0005】そして、この会員カードを用いて会員に各
種のサービスを提供できるようにしたシステムも提案さ
れている。例えば、特開平7−51464号公報に示さ
れたものでは、会員になった顧客に対してのみ、無料で
遊技媒体を貸し出すシステムが開示されている。また、
会員カードの場合には自分の口座に遊技媒体を貯めてお
くことも可能となっている。
【0006】しかし、このシステムでは、特定の顧客つ
まり会員カードを持っている顧客についての情報は、来
店回数あるいは貯玉数に限られ、その顧客が1日にどの
程度、得をしたのか(勝っているのか)或いは損をした
のか(負けたのか)、また、1週間・1ヶ月・半年・1
年等の期間に亘って、どの程度損得をしたのかを知るこ
とはできないという問題がある。
【0007】これを解決したものとして例えば、特開平
9−56907号公報には、会員カードをもっている顧
客の情報を把握してある期間において、その顧客がどの
程度、得をしたのかあるいは損をしたのかを把握できる
システムが開示されている。
【0008】また、特開平6−182046号公報に
は、遊技場に設置された遊技機の遊技情報を通信ネット
ワークを介して会員に提供し、会員は遊技場に来店しな
くても空き台についての情報を得て予約を行うことを可
能にしたものが示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−56907号公報に記載されたシステムでは、顧客
の勝敗を把握した後、負けがこんでいる顧客に対して特
別サービスの提供は示唆されているが、負けがこんでい
る顧客に対する具体的なサービスの手法は示されておら
ず、特開平6−18204号公報に記載されたシステム
では遊技機についての情報を把握するにすぎず、会員に
ついての情報を得るものではない。
【0010】したがって、従来の技術では負けがこんで
いる顧客に対する十分なサービスは提供されておらず、
このため、せっかく会員になった顧客の足が遠のいてし
まうという欠点があった。
【0011】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
会員カードを有する顧客が遊技台の予約をした場合に、
その予約台の番号とその顧客の勝敗とを対応づけて出力
できる遊技場システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、顧客毎
に会員カードを発行し、この会員カードにより各種サー
ビスを行なえるようにした遊技場システムにおいて、遊
技機毎に対応して設けられた、前記会員カードを読取る
カードリーダと、このカードリーダに前記会員カードが
挿入されている間、顧客の遊技媒体情報を収集する収集
手段と、顧客が翌日以降に使用したい遊技機を、予約で
きる予約手段と、この予約手段によって予約された遊技
機の番号と顧客とを記憶する予約データ記憶手段と、前
記収集手段によって収集された顧客毎の遊技媒体情報を
記憶する媒体情報記憶手段と、この媒体情報記憶手段に
記憶された遊技媒体情報に基づき各顧客毎の今回あるい
は過去の任意の期間における勝敗を演算する演算手段
と、前記予約データ記憶手段に記憶された遊技機の番号
と前記演算手段によって演算された該遊技機の予約客の
勝敗とを対応づけて出力する予約データ出力手段とを具
備したことを特徴とする遊技場システムが提供される。
【0013】ここで用いる予約手段は遊技場内に遊技機
とは別個に設けられ、遊技機予約のためのガイダンスを
表示する表示部と必要な情報の入力を行う入力手段とを
備えた予約端末機または遊技機間に設置され、遊技機予
約のためのガイダンスを表示する表示部と必要な情報の
入力を行う入力手段とを備えた情報端末機であることが
好ましい。
【0014】このシステムでは顧客ごとに媒体情報を得
ているため、顧客ごとの勝敗を正確かつ容易に得ること
ができ、しかも遊技機を予約したときにその遊技機の番
号と対応して当該顧客の勝敗データを出力することがで
き、負けがこんでいる客に対する特別なサービスを容易
に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態のいくつかを詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明にかかる遊技場システムの
一形態の概略を示すシステムブロック図であり、ターミ
ナルコントローラ10およびカウンタ部30が共通に設
けられ、これらには複数の島が接続されていいる。各島
は、島端部20、島コントローラ40、この島コントロ
ーラに接続された複数の遊技ユニット50から成ってお
り、各構成要素はLAN(ローカルエリアネットワー
ク)で接続されて、互いにデータ交換が可能となってい
る。
【0017】図2はターミナルコントローラ10、島端
部20、カウンタ部30の詳細について示すブロック図
である。
【0018】ターミナルコントローラ10は、ワークス
テーション11、パーソナルコンピュータ12、プリン
タ13およびカード発行機14を備えている。
【0019】ワークステーション11は、本システム全
体の制御を行う制御部11A、メモリ11B、ディスプ
レイ等の表示部11C、キーボード、プリンタ等の入出
力部11Dからなっている。
【0020】次に、パーソナルコンピュータ12は、上
述のワークステーション11とLANで接続されてお
り、このワークステーション11内に新規口座を登録す
る場合や、ワークステーション11に記憶されたデータ
の統計処理や訂正を行ったりする際に、店員が操作す
る。新規口座を登録する場合は、このパーソナルコンピ
ュータによる制御に基づいて、カード発行機14により
新規の会員カードが発行される。
【0021】また、このパーソナルコンピュータ12
は、プリンタ13にも接続されている。このプリンタ1
3により、例えば、上述のワークステーション11に記
憶された台帳データに基づいてダイレクトメールを発行
することもできる。
【0022】ターミナルコントローラ10内の各部1
1,12,13,14の電源は、無停電電源(図示せ
ず)によって供給されている。これにより、商用電源が
断となった際のシステムダウンの発生を防止することが
できる。
【0023】なお、このワークステーション11は、外
部の経営コンピュータ(図示せず)と専用の通信回線で
結ばれている。これにより、この経営コンピュータを用
いてワークステーション11内のデータを管理できるよ
うになっている。さらに、ワークステーション11は、
店内のパチンコ玉およびメダルの流れを管理する玉数管
理コンピュータ(図示せず)とも接続されており、店内
のパチンコ玉およびメダルの総合的な管理、把握ができ
るようになっている。なお、本発明における演算手段は
ワークステーション11の制御部11Aが相当し、予約
データ記憶手段及び媒体情報記憶手段はワークステーシ
ョン11のメモリ11Bが相当し、予約データ出力手段
はワークステーション11の制御部11Aと入出力部1
1Dとが相当する。
【0024】島端部20は、カード処理機21、22、
これらにそれぞれ接続されたパチンコ玉計数機23、2
4、レシート発行機25、リサイクルカード発行機2
6、パチンコ玉引落機27を備えている。
【0025】パチンコ玉引落機27は、カード処理機と
パチンコ玉玉貸機を一体化したもので、会員カードを挿
入したのちテンキーにより暗証番号を入力すると引落可
能数(当該口座に預け入れられているパチンコ玉の数)
が表示され、遊技客によってテンキーで入力された引落
数分のパチンコ玉を受取るようになっている。なお、本
実施例では、遊技客が自己の口座に預け入れられている
メダル数に基づいてパチンコ玉の引き落としを行うこと
はできないものとする。通常、パチンコ店では、パチン
コ台の売り上げ管理とパチスロ台の売り上げ管理とを独
立させて行っているからである。
【0026】カード処理機21およびパチンコ玉計数機
23は、遊技客が遊技によって獲得したパチンコ玉を景
品に交換したり自己の口座に預け入れたりする場合に使
用される。遊技客がパチンコ玉を景品に交換する場合
は、まずパチンコ玉計数機23に獲得したパチンコ玉を
投入し、計数が終了すると計数結果がレシートに記録さ
れてレシート発行機25から発行される。レシートには
計数結果と店名、日付等が数字およびバーコードで記録
される。後述するように遊技客はこのレシートをカウン
タ部30へ持参し景品と交換する。
【0027】一方、遊技客がパチンコ玉を自己の口座に
預け入れる場合は、まず、カード処理機21に会員カー
ドを挿入した後、パチンコ玉計数機23にパチンコ玉を
投入して計数させる。この計数結果はワークステーショ
ン11に送られ、ワークステーション11は、口座番号
に対応する口座に、預け入れられた玉数を計数結果の分
だけ加算する。
【0028】また、レシートを発行する代わりに、パチ
ンコ玉計数機24に接続されたリサイクルカード発行機
26によりリサイクルカードを発行するようにしても良
い。このリサイクルカードは繰り返し記録が可能なカー
ドであり、1枚のリサイクルカードに玉数を順次加算す
ることが可能である。
【0029】なお、計数結果の全数を預け入れる場合に
はレシート又はリサイクルカードは発行されないが、一
部のみ預け入れる場合には残り分がレシート又はリサイ
クルカードに記録されて発行される。また、パチンコ玉
計数機を島端ではなく、各遊技機に個別に設けると顧客
にとっては更に便利となる。
【0030】ここではパチンコ玉についてのみ計数機を
設けているが、メダルについても同様の計数およびレシ
ートやリサイクルカードの発行を行うようにしても良
い。
【0031】景品に交換する場合は、カウンタ部30に
おいて、会員カードを用いて行なったり島端部20で発
行されたレシートやリサイクルカードを受け付けたりす
ることにより行う。
【0032】カウンタ部30は、カード処理機31、景
品交換管理機32、スキャナ33、プリンタ34および
景品自動払出機35を備えている。
【0033】カード処理機31は、景品交換管理機32
と接続されており、遊技客が自己の口座に預け入れたパ
チンコ玉やメダルを景品に交換する場合に、その口座を
特定するために読み取りを行うものである。
【0034】スキャナ33は、上述したように、レシー
ト発行機25で出力された記録紙のバーコードを読み取
り、読み取った情報(パチンコ玉計数機23における計
数結果)を、景品交換管理機32に送る。
【0035】景品交換管理機32には、上述のスキャナ
33によりパチンコ玉計数機23における計数結果が入
力される。そして、景品交換を行った結果、遊技媒体に
残りが生じた場合には、この残りの遊技媒体を遊技客に
返却することも可能となっている。また、遊技客が自己
の口座に預け入れられた遊技媒体を景品に交換したい場
合には、交換した景品に該当する数の遊技媒体を口座か
ら差し引く。さらに、遊技客が特殊景品(換金可能な景
品)に交換することを希望する場合には、所定数の特殊
景品の払い出しを景品自動払出機35に行わせる。な
お、パチンコ玉計数機23,24の計数結果の入力は、
景品交換管理機32に備えられたテンキーを使用するこ
ととしてもよい。
【0036】プリンタ34は、景品交換管理機32に接
続されており、この景品管理機32の管理データをプリ
ントアウト出来るようになっている。なお、複数台の景
品交換管理機32を使用する場合には、1台を親機とし
て、この親機にのみプリンタ34を接続することとして
もよい。
【0037】景品自動払出機35は、上述のように、景
品交換管理機32によって指令された景品を払い出す。
また、この景品自動払出機35にカードリーダを内蔵
し、遊技客が直接操作して自己の口座に預け入れられた
遊技媒体を特殊景品に交換することができるようにして
もよい。
【0038】図3は遊技ユニット50の一例を示す正面
図であり、遊技機(パチンコ台)60、その左側に設け
られたカードユニット70(一般にCR機と称され
る)、これらの上に設けられた台ランプ兼カードリーダ
80により構成されている。
【0039】遊技機60はここではパチンコ台であり、
通常の遊技のための台本体61にはカード残高を表示す
る度数表示部62、玉貸が可能であることを示す玉貸可
能表示ランプ63、押すことにより予め設定された金額
分(例えば200円分)の玉を排出するための玉貸スイ
ッチ64、カードの返却を行うための返却スイッチ65
等が設けられている。
【0040】カードユニット70は上からカード利用可
能ランプ71、表示釦72、台方向表示ランプ73、カ
ード挿入中ランプ74、共通カード(プリペイドカー
ド)の挿入口75、等を有している。
【0041】カード利用可能ランプ71はカード挿入可
能時に点灯し、アラーム発生時や遊技機未接続時に点滅
する。表示釦72はこれを押すことにより、前回の取引
を表示させることができる。台方向表示ランプ73は利
用可能な台がカードユニットに対して右側に存在してい
るか、あるいは左側に存在しているかを表示するもの
で、図示の例では、右向きの矢印となっていて、利用可
能なパチンコ台はカードユニットの右側に存在している
ことがわかる。カードユニットがパチンコ台の右側に設
置されたときには、左向きの矢印が表示される。カード
挿入口75から共通カードが挿入されたときは、その挿
入状況の監視によりカード挿入中ランプ74が点灯する
ようになっている。
【0042】また、このカードユニット70は遊技機6
0からの玉購入額情報を受け取り、残高を計算して記憶
するとともに遊技機60に残高情報を送信し、また、玉
購入額情報を台ランプ兼カードリーダ80に対して出力
する。
【0043】台ランプ兼カードリーダ80は左右に設け
られた2つのメインランプ81、中央付近に設けられた
「大当たり回数」表示部82、「食事中」表示部83、
「ラッキー」表示部84、「無制限」表示部85、「食
事中」釦86、「呼出」釦87、「切替」釦88、会員
カード挿入口89を有している。
【0044】メインランプ81は係員呼び出しのための
「呼出」釦87が押されたときに点灯し、「777」な
どの大当たりのときに、遊技機側から送出された大当た
り信号に応答して点滅する装飾されたランプである。こ
の大当たりのときには、「ラッキー」表示部84も点滅
する。
【0045】「大当たり回数」表示部82は会員カード
挿入口89に会員カードが挿入されたときには挿入中の
全期間にわたって大当たりの回数を常に表示する。
【0046】「切替」釦88は、大当たりの回数表示を
例えば本日と昨日(前回)との間で切り替えるものであ
る。
【0047】「食事中」釦86および「食事中」表示部
83は次のように使用される。顧客がゲーム途中で食事
に行くため離席するときには、「食事中」釦86を押し
た後、会員カードを引き抜くと「食事中」表示部83が
点灯し、同じカードを入れない限りゲームを再開するこ
とはできなくなる。すなわち、ゲームを再開するには同
じカードでのみ可能であるため、他人の割り込みを防止
することができる。この際、共通カードについては次の
ような種々の取り扱いが可能である。例えば、共通カー
ドを挿入したままとして玉の排出を阻止する取り扱い、
共通カードを返却した後に「食事中」釦86が有効にな
るようにする取り扱い、共通カードの返却がない限り会
員カードを抜くことができないようにロックする取り扱
いが可能である。また、共通カードについては特に制限
を設けず、従来通り店員が不正を監視するようにしても
良い。この場合、「食事中」表示部83が点灯中のパチ
ンコ台の貸玉スイッチ64を他人が押すと、玉が上皿に
排出されるが、打ち込みはできない。排出された玉を持
ち去ることもできるが、食事中になっている台は店員に
よって重点的に監視されているため、現実には不正が起
こりにくい。
【0048】「無制限」表示部85は大当たりが出た後
でもプレイを続行できることを示すものである。これ
は、大当たりが出た場合、一度玉を景品あるいはレシー
トと交換するか、自分の口座に預け入れないとプレイ続
行ができない場合があるが、このような制限を行わない
場合、パチンコ台側の設定釦(図示せず)を設定するこ
とにより無制限信号が台ランプ兼カードリーダ80に送
出され、これによりこの「無制限」表示部85が点灯
し、プレイを続行することができる。
【0049】このような機能を実現するため、カードリ
ーダ80はハードウェア的に図4のブロック図に示すよ
うな構成を有している。すなわち、CPU91にカード
有無検知スイッチ92、読取ヘッド93、ROM94、
RAM95、表示部96がバスを介して接続されてお
り、パチンコ台61とも接続されている。また、通信イ
ンタフェース97を介して島コントローラ40、さらに
はターミナルコントローラ10とも接続されている。
【0050】島コントローラ40とカードリーダ間は特
開平1−190381号公報に示されたような2本の伝
送線を用いて互いに反転関係にある信号を送り、データ
の信頼性を高めた送受信方式が採用される。
【0051】図5は本発明の主要な構成を示すブロック
図であり、会員による予約と会員の勝敗データ収集のた
めの構成を示している。
【0052】同図によれば、ターミナルコントローラ1
0の一部をなすワークステーション11と同じものであ
る管理装置100にパチンコ台の予約を行うための複数
の予約端末機110が接続されるとともに、各パチンコ
台60にはそれぞれ各台端末機120およびプリペイド
カードを読み取るためのCR機130が設けられてい
る。予約端末機110で入力された予約データは管理装
置100中の予約データ記憶装置102に記憶される。
また、パチンコ台60から発せられたアウト玉およびセ
ーフ玉データは各台端末機120に送られ、CR機13
0より送られた売り上げデータとともに勝敗データとし
て管理装置100に送られ、勝敗データ記憶装置103
に記憶される。
【0053】図6は予約端末機としての機能を有する端
末機110の一例を示す斜視図であり、この装置はパチ
ンコ店の床の上に直接設置されるスタンドアロン型のも
のを示している。この端末機110は台の予約機能の他
に会員カードの発行機能等をも有している。
【0054】図6において、本体111の上方部の正面
には各種の登録を行うための操作部112が全体として
湾曲した表面を有するように本体111の表面から突出
して設けられている。この操作部112のほぼ上半分に
はタッチセンサを備えたタッチパネル画面118が奥ま
って組込まれ、その段差部にはガイダンス情報を音声形
式で効果音とともに操作者に聞かせるためのスピーカ1
19が備えられている。
【0055】タッチパネル画面118の下側には中央部
に会員カード挿入発行口117、右側に免許証挿入口1
16、会員カード挿入発行口117の下にはプリント排
出口115が設けられている。免許証挿入口の奥には非
会員が新規に入会する際の審査を受けるためにこの非会
員の免許証を受入れてその情報を読取る免許証リーダ
(図示せず)が備えられている。また、会員カード挿入
発行口117には、会員カード200を受入れてその情
報を読取る会員カードリーダと、非会員の入会審査がパ
スした場合に会員カードを発行するカード発行手段とし
てのカード発行機(図示せず)が備えられている。さら
に、プリント排出口115の奥側には、タッチパネル画
面118の画像等のハードコピーを行うプリンタ(図示
せず)を備えている。
【0056】この端末機110を用いて、会員カード2
00を会員カード挿入口から挿入して画面に現れたガイ
ダンスに従って画面に触れて入力を行うことにより、翌
日分の予約を行うことができる。この予約データは管理
装置に含まれる記憶装置に記憶される。
【0057】一方、図5における各台端末機としては、
図3に示された会員カード対応台ランプ、図7に示す情
報端末機、図9に示す各台再プレイ機等が該当する。
【0058】図7は情報端末機300の外観を示す斜視
図である。この情報端末機300はパチンコ台間に設置
され、玉の供給、必要な情報の提供、必要な情報の入力
を行うことのできるものである。
【0059】この端末機300の表面パネルには、上か
ら順に係員を呼び出すための係員呼出しランプ301、
液晶(LCD)表示部302、硬貨投入口303、LE
D表示部304、操作部305、玉出口ノズル306、
玉出口307、硬貨返却口308、会員カード挿入口3
09が設けられており、会員カード挿入口の横にはカー
ド状態ランプ310およびカード返却ボタン311が設
けられている。
【0060】LCD表示部302は予約端末機110の
タッチパネル画面に表示されるのとほぼ同じ情報が表示
されるが、タッチパネル機能は有していないため、操作
部305のボタンを押すことにより必要な入力を行う。
【0061】このように、情報端末機300は予約端末
機の機能を有しており、予約データは予約データ記憶装
置102に記憶される。
【0062】図8は操作部305のパネル拡大図であっ
て、テンキーの他、操作に必要な各種キーを備えてい
る。
【0063】図9は各台再プレイ機400の外観を示す
斜視図であって、パチンコ台間に設置した様子を示して
いる。図9に示すように、各台再プレイ機400の表面
パネルには、上から順に係員呼出ランプ401、硬貨投
入口402、表示部403、操作部404、玉出口ノズ
ル405、玉出口406、硬貨返却口407、会員カー
ド挿入口408が設けられており、会員カードを挿入し
た状態で貯玉による再プレイが可能となっている。
【0064】ターミナルコントローラに設けられたメモ
リ11Bの記憶内容を図10に示す。同図によれば、遊
技客ごとに与えられる口座番号(ID番号)ごとに、日
付、出玉数、打込玉数、玉購入額、再プレイ玉数、滞在
時間等を記憶する。1日の集計後IDごとにソートして
同じIDについてのデータはまとめられるが、図10は
このようなソートを行った結果を示している。なお、各
会員IDの情報は1日単位で記憶される。
【0065】なお、メモリに記憶する内容として、預け
入れられた遊技媒体の数を示す貯玉データ、無料貸出玉
数のデータ、利用回数などや、会員の住所、氏名、年
齢、性別、電話番号からなる台帳データ等を記憶して管
理することとしてもよい。
【0066】図11は本発明にかかる遊技場システムに
おける動作を示すフローチャートである。
【0067】動作が開始されると、会員カードが挿入さ
れたかどうかが常時監視され(ステップS101)、挿
入されたときには挿入された会員カードに記録された、
店番号、会員番号、有効期限、およびシークレットナン
バー等を読み取り、島コントローラ40を介してターミ
ナルコントローラ10へ送信する(ステップS10
2)。この際、カードリーダのID、すなわちパチンコ
台のIDも同時に送信される。
【0068】ターミナルコントローラ10は、挿入され
たカードが有効なものであるかどうかを会員カードから
読み取られた店番号、カード有効期限、当該IDが現在
すでに使用中ではないか等を確認し(ステップS10
3)、有効でない場合には音、ランプ点滅等のアラーム
を発生させ(ステップS104)、カードが抜かれるま
でアラームを発生し続け(ステップS105)、抜かれ
たときには最初のカード挿入待ち状態となる。
【0069】この時点まで、カードリーダからパチンコ
台打ち込み禁止信号が送出されており、パチンコ台を操
作することはできないが、ターミナルコントローラでカ
ードが有効と判断されたときにはこの禁止信号が解除さ
れ、使用が可能となる(ステップS106)。
【0070】次に挿入されたカードが本日初めて使用さ
れたものであるかどうかを確認し(ステップS10
7)、初めて使用するものであるときには来店回数をカ
ウントアップする(ステップS108)。これは記憶さ
れる来店回数データはあくまで日単位で行われるため、
1日に複数回来店したような場合は2回目以降は来店と
は数えないようにするためである。続いてプレイ開始時
刻を記憶し(ステップS109)、プレイが開始され
る。これらはターミナルコントローラのメモリ11Bに
記憶される。
【0071】まず、カードユニット70に共通カード
(プリペイドカード)が客により挿入され、パチンコ台
上の貸玉スイッチ64が押されると、所定金額分、例え
ば200円分の玉がパチンコ台60の上皿へ排出され
る。
【0072】パチンコ台60からカードユニット70へ
1回分の排出信号が送出され、カードユニット70はこ
れを記憶するとともに、カードリーダ80に対し玉購入
額信号を送出すると、カードリーダ80はこれを記憶す
る。当たりとなってパチンコ台60で玉の排出が行われ
る都度カードリーダ80内で出玉情報として加算が行わ
れる。一方当たりにならなかった打込玉も加算される。
このように玉購入額、打込玉数、出玉数などの遊技情報
はカードリーダ80内のメモリに記憶される(ステップ
S110)。尚、このカードリーダ80内のメモリが収
集手段に相当する。共通カードの残高情報は貸玉スイッ
チ64が押される都度、カードユニット70内のメモリ
内で更新されるが、カードへの記録はパチンコ台60の
カード返却スイッチ65が押されたときに行われ、残高
に見合った位置に穴が開けられる。
【0073】会員カードが引き抜かれると遊技は終了す
る。このため、会員カードの引き抜きが監視されており
(ステップS111)、引き抜かれたときはカードリー
ダ80からパチンコ台60へ打込禁止信号が送出される
(ステップS112)。そして、会員カードが挿入され
ていた期間中の玉購入額、打込玉数、出玉数を会員ID
およびカードリーダIDと共に島コントローラ40を介
してターミナルコントローラ10に送信する(ステップ
S113)。
【0074】ターミナルコントローラ10側では終了時
刻とともに送信された遊技情報を記憶する。1日のうち
に同じ顧客が複数回遊技をすることがあるので、1日の
締め上げ時(終了時)までは同じ顧客についても遊技毎
に記憶しておき、終了時に顧客毎に集計を行い記憶し直
すようにしている。この集計結果は適宜表示および印刷
することができる。
【0075】最後に玉が排出される(ステップS11
5)。この玉については、顧客は自分の口座に貯めて
も、景品と交換してもよい。
【0076】本システムでは会員毎に遊技情報が記録さ
れているので、これを用いた種々の機能を有している。
まず、第1に勝敗データの取得機能があり、ターミナル
コントローラ10で遊技情報から勝敗データを次の式に
従って得ることができる。
【0077】R=(a−b)・c−d−e・f ここで、 a: 遊技機60から出力され、カードリーダ80で収
集された、遊技機60から出た玉(出玉)の情報に基づ
く出玉数 b: 遊技機60から出力され、カードリーダ80で収
集された、遊技機60に入れた玉(打込玉)の情報に基
づく打込玉数 c: システムの管理コンピュータに登録された買玉単
価 d: カードユニット70から出力され、カードリーダ
80で収集された玉購入金額 e: システムの管理コンピュータでパチンコ玉引落機
27より会員毎に収集された再プレイ玉数 f: システムの管理コンピュータに登録された売玉単
価である。
【0078】これらのうち、abdeについては、勝敗
を算出しようとする期間についての累計データにより算
出する。また、貯玉再プレイのシステムを導入しない店
ではe・fの項は無関係となる。
【0079】勝敗判定はR>0 のとき勝ち R<0 のとき負け とする。すなわち、投資額(玉購入金額)と出た玉の価
値のいずれが多いかを判断することにより勝ち負けを判
定するようにしている。勝った結果の玉を貯玉しよう
が、景品と交換しようが勝敗には直接の関係がない。
【0080】具体的な例として次の表に示すような結果
を出したある顧客の3日間の勝敗を算出する。なお、c
=2.5円 d=4円とする。
【0081】 表 日付 a b d e 8/10 1000 200 1000 10
0 8/11 200 300 500
0 8/12 2000 400 500 20
0 これらを上述の式に当てはめるとR=(3200−90
0)2.5−2000−300・4=2550>0 であるから、2550円の勝ちであることがわかる。
【0082】図12は、このような勝敗の判定を含む各
種の管理を行う様子を示すフローチャートである。ここ
では管理コンピュータはターミナルコントローラ10に
含まれるワークステーション11であり、買玉単価およ
び売玉単価はそのメモリ11Bに記憶されているものと
する。
【0083】まず、抽出条件が入力される(ステップS
201)。これは店にとって重要な常連客、投資額の多
い客についての情報を得るために、重要客リストを出力
する場合が該当する。この抽出条件に応じて遊技機から
出た玉の数a、遊技機に入れた玉の数b、玉購入金額d
(これらはすでにカードリーダから受信されてメモリに
記憶されている)およびメモリに記憶された買玉単価
c、売玉単価f、再プレイ玉数eを取り出し(ステップ
S202)、上述の式Rの値を演算によって求める(ス
テップS203)。この演算結果が出力される(ステッ
プS204)。
【0084】このようにしてすべての会員についての勝
敗成績が求められる。
【0085】図13は会員の勝敗の一覧表の表示の一例
であり、会員ごとに投資金額、勝ち金額、来店回数、お
よび滞在時間が表示された模様を示している。
【0086】図14はこのような勝敗のみでなく、会員
の個人情報を含む会員の勝敗管理結果を示す一覧表の印
刷例である。この図では年当初からの投資額が1500
0以上の客につき投資金額順に並べている。
【0087】図15は予約処理の様子を示すフローチャ
ートである。まず、会員カードが予約端末機110のカ
ード挿入口から挿入されたかどうかが監視されており
(ステップS301)、挿入されたときには、このカー
ドのチェックが行われる(ステップS302)。カード
が有効でない場合には、カードは返却される(ステップ
S314)。
【0088】カードが有効である場合には、機種および
台番号の選択待ち画面が表示されて選択待ち状態になる
(ステップS303)。この選択待ち画面は、機種毎に
色分けされたパチンコ台の平面配置を表すホールマップ
上で機種および台を選択できるもので、台、機種の選択
を促す例えば「台・機種を選んでね」等のメッセージが
表示されている。この状態で選択が行われず、取り消し
ボタンが押されない(ステップS315)場合には、ス
テップS303の前に戻る。選択が行われずに取り消し
ボタンが押されたとき(ステップS315)にはカード
の返却が行われる(ステップS314)。
【0089】機種および台番号が選択されたとき(ステ
ップS303)には当該会員の予約がすでにあるかどう
かが会員番号をもとにチェックされる(ステップS30
4)。予約がすでに行われている場合には予約済が存在
している旨の、例えば「翌日分は予約済みだよ!」等の
予約メッセージ表示を行い(ステップS316)、カー
ドを返却する(ステップS314)。
【0090】当該会員の予約が存在していない場合、台
番号の特定(ステップS305)、すなわちステップS
303で機種のみが選択済みの場合には台番号の入力を
行い、すでに台番号の入力が行われているときはそれを
確認する。このため、画面上には指定機種あるいは指定
台を含む島の拡大図が表示され、台の特定を容易にして
いる。台が特定されたときには、その台が予約可能な台
であるかどうかが調べられ(ステップS306)、予約
のできない台であるときにはステップS303の前まで
戻る。なお、予約のできない台としては、すでに予約済
みである台の他、故障している台、店の方針で開放して
いない台等が含まれる。なお、この表示の際には、予約
可能な台、予約済みの台、当該会員による本日の予約
台、後述するように当該会員の明日分として予約が確認
された台等がそれぞれ異なる表現で表示される。
【0091】予約可能な台であったときには確認メッセ
ージとして、例えば、「明日のあなたのために○○番台
を予約します。でも「予約」を押すとキャンセルはでき
ませんよ」とのメッセージが「予約」および「戻る」ボ
タンとともに表示される(ステップS307)。この
「予約」ボタンが押されると(ステップS308)、他
の会員によりすでに予約が入っているかどうかがチェッ
クされ(ステップS309)、予約済みであるときには
例えば「残念!ひと足おそかった!!」との表示が行わ
れ(ステップS318)、ステップS305の前に戻
る。
【0092】ステップS308で予約ボタンが押されな
いときには、取り消しに相当する「戻る」ボタンが押さ
れた場合にはステップS305の前に戻り、「戻る」ボ
タンが押されない場合にはステップS308の前に戻る
(ステップS317)。
【0093】また、予約のできない条件に該当するかど
うかがチェックされ(ステップS310)、該当すると
きには「予約できませんでした」とのメッセージを表示
して(ステップS319)、カードが返却される(ステ
ップS314)。この予約できない条件としては、予約
していて来店しなかった回数が設定値を超えた場合等が
該当する。なお、このような予約不可は本来会員が会員
カードを挿入したときにチェックされるべきであるが、
予約システムを管理している係員による予約無効に関す
る入力が遅れることもあるため、この段階でチェックす
るようにしている。
【0094】予約のための条件をすべて満たすときには
予約データがメモリやハードディスク等の記憶装置に記
憶され(ステップS311)、発券を知らせるとともに
受け取りを促す発券メッセージを表示して(ステップS
312)予約確認券が発行され(ステップS313)、
カードが返却される(ステップS314)。
【0095】この予約は例えば開店時から30分間のみ
有効で、その間に会員カードを予約済みの台のCR機の
カードリーダに挿入したときには遊技可能となるが、こ
の期間を過ぎると予約はキャンセルされ、前述したペナ
ルティの対象ともなる。
【0096】また、メモリに記憶された予約データは通
信回線等を通じて管理コンピュータに送信され、会員の
予約状況は逐次把握される。
【0097】管理コンピュータでは要求に応じて予約リ
ストに会員の勝敗データを併記して出力することができ
る。
【0098】図16はこのような予約台一覧表の例を示
すもので、予約台の順にソートを行った例を示してい
る。すなわち、予約台番号、会員コードおよび氏名、貯
玉個数、来店回数、獲得ポイント数の他、勝敗情報とし
ての投資額、勝ち負け、勝敗額、総プレイ時間、特賞回
数、総滞在時間等が表示される。
【0099】この表を検討することにより、来店回数が
多く、負けがこんでいる会員コード00003の会員に
対しては何らかの優遇措置をとることができる。具体的
には予約台の釘調整を行い、あるいは確率設定を高い設
定に変更することができる。
【0100】このように、投資額が多いにもかかわら
ず、負けがこんでいる会員に対するきめ細かな対応を行
うことができる。
【0101】この例では予約台の番号でソートを行って
いるが、釘調整の段階(強、中、弱)別あるいは確率設
定(高、中、低)別にソートを行っても良い。
【0102】なお、前述したように、予約された台が当
該会員により所定の時間内に使用が開始されない場合に
は、予約はキャンセルされるが、上述のように負けがこ
んでいる会員に対する特別な対応がされている場合には
一般会員に開放する前にその内容を変更することができ
る。
【0103】上述した実施の形態ではパチンコ台の打ち
込み禁止信号の解除はターミナルコントローラに対して
カード情報の照会後となっているが、照会処理に時間が
かかるため、会員カードが挿入された時点でカードリー
ダ側で、例えば店番号および有効期限等の必要最小限の
情報を確認することによりパチンコ台の操作を可能にす
るようにしてもよい。
【0104】ここではパチンコの場合を示しているが、
メダルの場合にも全く同様のプリントアウトを行うこと
ができ、パチンコとメダルの両方を1枚の紙にプリント
アウトすることもできる。また、勝敗情報は、累計デー
タ、前月データ、当月データ、前週データ、今週デー
タ、前日データ等を設定により適宜表示させることがで
きる。
【0105】また、上述の実施の形態ではパチンコ台
は、打込禁止信号が入力されているときには玉の打込み
ができない形式のものであったが、打込禁止を行うこと
のできないような形式のパチンコ台にも本発明を適用す
ることができる。そのようなパチンコ台では会員カード
を挿入しなくても操作は可能であるが、会員が会員カー
ドを挿入しないでプレイしたときには自分の遊技情報を
店側に与えることができず顧客自身が不利益を被るた
め、会員カードの挿入が促進される結果となる。
【0106】また、忘れ物防止のため、遊技終了時に会
員カードを引き抜くと共通カードを自動的に返却するよ
うにしてもよく、あるいは盗難防止のため、共通カード
返却後でないと会員カードを引き抜けないようにロック
するようにしても良い。
【0107】さらに、本発明は貯玉再プレイシステムの
会員カードに限らず、貯玉などを行なわない単なる会員
カードを用いる遊技システムにも適用できる。また、共
通カードと呼ばれるプリペイドカードを使用して玉の貸
出しをおこなったが、これに限らず、現金で使用できる
玉貸機を遊技機に接続したものであってもよい。
【0108】また、パチンコ機で説明したが、メダル機
等の遊技機であってもよい。
【0109】さらに、上述した実施の形態ではCRユニ
ットを用いているが、その代わりに各台再プレイ機を設
けたり、CRユニットに加えて各台再プレイ機を備える
ようにしても良い。なお、各台再プレイ機を用いる場合
にはそのカードリーダライタを用いるため、CRユニッ
トのカードリーダは不要となる。
【0110】また、上述した実施の形態では、台ランプ
で媒体情報を記憶しており、会員カードが抜かれるとタ
ーミナルコントローラにその媒体情報が送信されるよう
になっているが、各台再プレイ機を設置した場合には、
各台再プレイ機に会員カードが挿入されている間、媒体
情報を各台再プレイ機で記憶するようにしても良く、台
ランプで記憶するようにしても良い。あるいは、会員カ
ードが挿入されている間の媒体情報は、所定の数量に達
する毎にターミナルコントローラへ送信して、全てター
ミナルコントローラで記憶するようにしても良い。
【0111】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、会員の
勝敗データと台の予約状況とを記憶し、共に出力するよ
うにしているので、負けがこんでいる客に対して予約台
について還元措置を適切にとることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる遊技場システムの一形態の概略
を示すシステムブロック図である。
【図2】図1におけるターミナルコントローラ、カウン
タ、島端部の詳細を示すブロック図である。
【図3】遊技ユニットの一例を示す正面図である。
【図4】カードリーダの構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の主要部分をなす予約データと勝敗デー
タの取込みおよび記憶、出力のための構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】予約機能を有するスタンドアロン型の端末機の
外観を示す斜視図である。
【図7】パチンコ台の間に設置され、予約機能を有する
情報端末機の外観を示す斜視図である。
【図8】図7における操作部の拡大図である。
【図9】各台について設けられる各台再プレイ機のパネ
ル外観を示す斜視図である。
【図10】ターミナルコントローラに設けられたメモリ
の記憶内容を示す図である。
【図11】本発明にかかる遊技場システムにおける勝敗
データの記録を中心にした動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】勝敗の判定を含む各種の管理を行う様子を示
すフローチャートである。
【図13】会員の勝敗の一覧表の一例であり、会員ごと
に投資金額、勝ち金額、来店回数、および滞在時間が表
示された模様を示す。
【図14】勝敗のみでなく、会員の個人情報を含む会員
の勝敗管理結果を示す一覧表の印刷例である。
【図15】本発明における遊技機の予約を行う動作を示
すフローチャートである。
【図16】本発明において台を予約した会員についての
勝敗データを合わせて出力した印刷例を示す図である。
【符号の説明】
10 ターミナルコントローラ 20 島端部 30 カウンタ部 40 島コントローラ 50 遊技ユニット 60 遊技機(パチンコ台) 61 台本体 62 度数表示部 63 玉貸可能表示ランプ 64 玉貸スイッチ 65 返却スイッチ 70 カードユニット 71 カード利用可能ランプ 72 表示釦 73 台方向表示ランプ 74 カード挿入中ランプ 75 共通カードの挿入口 80 台ランプ兼カードリーダ 81 メインランプ 82 「大当たり回数」表示部 83 「食事中」表示部 84 「ラッキー」表示部 85 「無制限」表示部 86 「食事中」釦 87 「呼出」釦 88 「切替」釦 89 会員カード挿入口 91 CPU 92 カード有無検知スイッチ 93 読取ヘッド 94 ROM 95 RAM 96 表示部 97 通信インタフェース 100 管理装置 101 予約・勝敗額リスト出力処理部 102 予約データ記憶装置 103 勝敗データ記憶装置 110 予約端末機 111 本体 112 操作部 115 プリント排出口 116 免許証挿入口 117 会員カード挿入発行口 118 タッチパネル画面 119 スピーカ 120 各台端末機 130 CR機 200 会員カード 210 予約・勝敗額リスト 300 情報端末機 301 係員呼出しランプ 302 LCD表示部 303 硬貨投入口 304 LED表示部 305 操作部 306 玉出口ノズル 307 玉出口 308 硬貨返却口 309 会員カード挿入口 310 カード状態ランプ 311 カード返却ボタン 400 各台再プレイ機 401 係員呼出しランプ 402 硬貨投入口 403 LED表示部 404 操作部 405 玉出口ノズル 406 玉出口 407 硬貨返却口 408 会員カード挿入口 409 カード状態ランプ 410 カード返却ボタン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客毎に会員カードを発行し、この会員カ
    ードにより各種サービスを行なえるようにした遊技場シ
    ステムにおいて、 遊技機毎に対応して設けられた、前記会員カードを読取
    るカードリーダと、 このカードリーダに前記会員カードが挿入されている
    間、顧客の遊技媒体情報を収集する収集手段と、 顧客が翌日以降に使用したい遊技機を予約できる予約手
    段と、 この予約手段によって予約された遊技機の番号と顧客と
    を記憶する予約データ記憶手段と、 前記収集手段によって収集された顧客毎の遊技媒体情報
    を記憶する媒体情報記憶手段と、 この媒体情報記憶手段に記憶された遊技媒体情報に基づ
    き各顧客毎の今回あるいは過去の任意の期間における勝
    敗を演算する演算手段と、 前記予約データ記憶手段に記憶された遊技機の番号と前
    記演算手段によって演算された該遊技機の予約客の勝敗
    とを対応づけて出力する予約データ出力手段とを具備し
    たことを特徴とする遊技場システム。
  2. 【請求項2】前記予約手段は、遊技場内に遊技機とは別
    個に設けられ、遊技機予約のためのガイダンスを表示す
    る表示部と必要な情報の入力を行う入力手段とを備えた
    予約端末機であることを特徴とする請求項1に記載の遊
    技場システム。
  3. 【請求項3】前記予約手段は、遊技機間に設置され、遊
    技機予約のためのガイダンスを表示する表示部と必要な
    情報の入力を行う入力手段とを備えた情報端末機である
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技場システム。
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