JPH0751378Y2 - 自動車のドア構造 - Google Patents

自動車のドア構造

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JPH0751378Y2
JPH0751378Y2 JP1989120485U JP12048589U JPH0751378Y2 JP H0751378 Y2 JPH0751378 Y2 JP H0751378Y2 JP 1989120485 U JP1989120485 U JP 1989120485U JP 12048589 U JP12048589 U JP 12048589U JP H0751378 Y2 JPH0751378 Y2 JP H0751378Y2
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JP
Japan
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door
hinge
front pillar
center line
vehicle
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剛一郎 栗山
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車体に形成のドア開口部に対するガルウイ
ングドアの建付けを容易ならしめるようにした自動車の
ドア構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ガルウイングドアにおいて、第7図に示すよう
に、車体1に形成したドア開口部2の車両幅方向中央部
近傍のルーフパネル3には、ドア開閉用のアッパヒンジ
4が設けられ、また、フロントピラー5とカウル6との
連結部近傍には、ドア開閉用のロアヒンジ7が設けられ
ているが、第8図に示すように、ドア開閉用のアッパヒ
ンジ4のルーフパネル3に設けた取付座面300は、アッ
パヒンジ4のヒンジ軸中心線10に対して平行に形成され
ており、その上、第9図に示すように、ドア開閉用のロ
アヒンジ7のフロントピラー5に設けた取付座面500も
また、ロアヒンジ7のヒンジ軸中心線10に対して平行に
形成されている。
このように、ヒンジの各取付座面がヒンジ軸中心線に対
して平行に形成されている従来技術としては、例えば、
特開昭63-57327号公報がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第8図,第9図の図面に示される従来例のもの
にあってドアを建付け調整する場合、例えば、車体1に
形成のドア開口部2に対しドアを車両幅方向にずらして
調整したい時は、第10図に示すように、アッパヒンジ4
およびロアヒンジ7の各取付座面300,500は、ヒンジ軸
中心線10に略平行して斜めに傾いているため、ドア8
は、第10図の実線図示位置から鎖線図示位置に向けて、
前記ドア開口部2に対し高さ方向にも位置ずれを起こす
ことになり、よって、車体1のドア開口部2に対して、
ガルウイングドア8を車両幅方向のみに調整することは
不可となり、従って、ドアの建付調整を容易に行うこと
ができないという問題点があった。
そこで、この考案は、上記の問題点を解決するため、ド
ア開閉用のアッパおよびロアの各ヒンジ構造を改良する
ことにより、車体に形成のドア開口部に対するドアの建
付調整を、車両幅方向、車両長手方向および高さ方向の
3方向において容易にできるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
そのため、この考案は、上述の課題をドア開閉用のアッ
パヒンジとロアヒンジの車体およびドアへの各取付座面
に対して、そのヒンジ軸中心線を傾斜して設定すること
により解決しようとするものである。
さらに詳しくは、この考案は、車体(1)に形成したド
ア開口部(2)の乗員席の上方位置で、車両幅方向中央
部近傍のルーフパネル(3)に設けたドア開閉用のアッ
パヒンジ(4)と、フロントピラー(5)とカウル
(6)との連結部近傍に設けたドア開閉用のロアヒンジ
(7)が備えてあるガルウイングドアにおいて、前記ア
ッパヒンジ(4)のフィーメル(40)とメイル(41)の
各取付座面(30),(80)をルーフパネル(3)および
ドア(8)に略水平に設けて、アッパヒンジ(4)がル
ーフパネル(3)とドア(8)に固定具(9)によって
取付けられるとともに、アッパヒンジ(4)のヒンジ軸
中心線(10)を前記各取付座面(30),(80)に対し傾
斜して設け、一方、前記ロアヒンジ(7)のフィーメル
(70)のフロントピラー(5)の取付座面(50)は、車
両中心線に平行でかつ略垂直に設けてあり、ロアヒンジ
(7)のヒンジ軸中心線(10)はフロントピラー(5)
の前記取付座面(50)に対して傾斜して設けるととも
に、ロアヒンジ(7)のメイル(71)のドア(8)の取
付座面(81)は、フロントピラー(5)の前記取付座面
(50)とヒンジ軸中心線(10)に対しねじれの向きに設
けて、ロアヒンジ(7)をフロントピラー(70)とドア
(8)に取付けて成り、車体(1)に形成のドア開口部
(2)に対するドア(8)の建付けを、車両幅方向,車
両長手方向および高さ方向の3方向で調整可能としたこ
とをものである。
〔作用〕
アッパヒンジ(4)のフィーメル(40)を取付ける取付
座面(30)をルーフパネル(3)に略水平に設け、ま
た、アッパヒンジ(4)のメイル(41)を取付ける取付
座面(80)をドア(8)に略水平に設けて、アッパヒン
ジ(4)のヒンジ軸中心線(10)を前記各取付座面(3
0),(80)に対し傾斜して設けてある。
一方、ロアヒンジ(7)のフィーメル(70)を取付ける
取付座面(50)は、フロントピラー(5)に車両中心線
に平行で、しかも略垂直に設けてあり、ロアヒンジ
(7)のヒンジ軸中心線(10)は、フロントピラー
(5)の取付座面(50)に対し傾斜して設けてある。
従って、車体(1)のドア開口部(2)に対してガルウ
イングドア(8)を車両幅方向のみに調整を必要とする
場合でも、アッパヒンジ(4)およびロアヒンジ(7)
の各取付座面(30),(80),(50),(81)が、ヒン
ジ軸中心線(10)に対し斜めに傾いているため、ドアの
建付調整が容易に行われる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて、この考案の実施例を説明す
る。第1図から第7図までの図面は、この考案の実施例
を示しており、第7図図示の車体1にはドア開口部2が
形成してあり、このドア開口部2の乗員席の上方位置
で、車両幅方向中央部近傍のルーフパネル3にドア開閉
用のアッパヒンジ4が設けられるようになっている。
また、フロントピラー5とカウル6との連結部近傍に
は、ドア開閉用のロアヒンジ7が備えられるようになっ
ていて、これらアッパヒンジ4およびロアヒンジ7によ
り、第10図(従来図引用)図示のガルウイングドア8
(以下、単にドア8という)を開閉するようになってい
る。
前記アッパヒンジ4は、第1図および第2図から分かる
ように、フィーメル40とメイル41により構成されてお
り、前記フィーメル40は、第2図から分かるように、ル
ーフパネル3に略水平に設けてある取付座面30に、ボル
ト等の複数の固定具9によって取付けられるようになっ
ており、アッパヒンジ4の前記メイル41は、ドア8に略
水平に設けてある取付座面80に、ボルト等の複数の固定
具9によって取付けられるようになっている。
そして、第2図から分かるように、アッパヒンジ4のヒ
ンジ軸中心線10は、前記各取付面30,80に対し傾斜して
設けてある。
一方、第3図および第4図から分かるように、前記ロア
ヒンジ7は、フィーメル70とメイル71により構成されて
おり、前記フィーメル70は、第3図および第3図のIV矢
視図である第4図から分かるように、フロントピラー5
に車両中心線に平行で、しかも略垂直に設けてある取付
座面50に、ボルト等の複数の固定具9によって取付けら
れるようになっている。なお、第4図の矢印Aは車両前
進方向を示し、第4図の矢印Bは車両幅外方向を示して
ある。
また、ロアヒンジ7のヒンジ軸中心線10は、フロントピ
ラー5の前記取付座面50に対して傾斜して設けてある。
さらにまた、第3図および第4図図示のロアヒンジ7の
メイル71のドアへの取付座面81は、フロントピラー5の
取付座面50とヒンジ軸中心線10に対しねじれの向きに設
けてある。
この考案は前述のように構成されているが、ドアの建付
調整について以下に説明する。
第5図に示すアッパヒンジ4のフィーメル40を、ルーフ
パネル3の取付座面30に対して建付調整する場合、矢印
Cで示す車両長手方向は、固定具9のねじ径イとルーフ
パネル3の固定孔径ロとの差だけ調整代があってドアが
可動となり、また、第5図の矢印Dで示すドアの高さ方
向の調整代は、シム11によって可能となる。
また、第6図に示すロアヒンジ7のフィーメル70を、フ
ロントピラー5の取付座面50に対して建付調整する場
合、矢印Eで示す車両長手方向は、固定具9のねじ径イ
とフロントピラー5の固定孔径ロとの差だけ調整代があ
って、ドアが可動となり、さらに、第6図の矢印Fで示
すドアの車両幅内方向への調整代は、シム11によって可
能となる。
このように、この考案によるドアの建付調整は、固定具
9のねじ径イと、その固定孔径ロおよびシム11の組合せ
により、ドアを車両幅方向,車両長手方向および高さ方
向の3方向に必要量可動とすることができるのである。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、ドア開閉用アッパヒンジとロ
アヒンジの車体およびドアへの各取付座面に対して、そ
のヒンジ軸中心線を傾斜して設定したから、ドアを、車
両幅方向,車両長手方向あるいは高さ方向のいずれか一
方向に建付調整する必要が生じた場合であっても、ドア
の建付調整を容易に行うことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図までの図面は、この考案の実施例を示
しており、第1図は第7図のI矢視部位の拡大図、 第2図は、第1図のII矢視で示す正面図、 第3図は、第7図のIII矢視部位の拡大図、 第4図は、第3図のIV矢視で示す平面図、 第5図は、第2図図示のアッパヒンジのフィーメルとル
ーフパネルとの建付調整代を示す図面、 第6図は、第4図図示のロアヒンジのフィーメルとフロ
ントピラーとの建付調整代を示す図面、第7図は、ガル
ウイングドアを開いた車体のドア開口部位のアッパおよ
びロアの各ヒンジ位置を示す斜視図、 第8図から第10図までの図面は、従来例を示しており、
第8図は、第7図のVIII矢視部位の拡大斜視図、 第9図は、第7図のIX矢視部位の拡大斜視図、 第10図は、ドア正面視によるドア建付調整状態を示す図
面である。 1……車体 2……ドア開口部 3……ルーフパネル 4……アッパヒンジ 40……アッパヒンジのフィーメル 41……アッパヒンジのメイル 5……フロントピラー 6……カウル 7……ロアヒンジ 70……ロアヒンジのフィーメル 71……ロアヒンジのメイル 8……ドア 9……固定具 10……ヒンジ軸中心線 30,50,80,81……取付座面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に形成したドア開口部の乗員席の上方
    位置で、車両幅方向中央部近傍のルーフパネルに設けた
    ドア開閉用のアッパヒンジと、フロントピラーとカウル
    との連結部近傍に設けたドア開閉用のロアヒンジが備え
    てあるガルウイングドアにおいて、前記アッパヒンジの
    フィーメルとメイルの各取付座面をルーフパネルおよび
    ドアに略水平に設けて、アッパヒンジがルーフパネルと
    ドアに固定具によって取付けられるとともに、アッパヒ
    ンジのヒンジ軸中心線を前記各取付座面に対し傾斜して
    設け、一方、前記ロアヒンジのフィーメルのフロントピ
    ラーの取付座面は、車両中心線に平行でかつ略垂直に設
    けてあり、ロアヒンジのヒンジ軸中心線はフロントピラ
    ーの前記取付座面に対して傾斜して設けるとともに、ロ
    アヒンジのメイルのドアの取付座面は、フロントピラー
    の前記取付座面とヒンジ軸中心線に対しねじれの向きに
    設けて、ロアヒンジをフロントピラーとドアに取付けて
    成り、車体に形成のドア開口部に対するドアの建付け
    を、車両幅方向,車両長手方向および高さ方向の3方向
    で調整可能としたことを特徴とする自動車のドア構造。
JP1989120485U 1989-10-13 1989-10-13 自動車のドア構造 Expired - Lifetime JPH0751378Y2 (ja)

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JPH0359215U JPH0359215U (ja) 1991-06-11
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CN103228472B (zh) * 2010-11-29 2016-04-20 本田技研工业株式会社 车辆用开闭装置

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