JPH0751170Y2 - 押釦式噴出容器 - Google Patents

押釦式噴出容器

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JPH0751170Y2
JPH0751170Y2 JP1989056082U JP5608289U JPH0751170Y2 JP H0751170 Y2 JPH0751170 Y2 JP H0751170Y2 JP 1989056082 U JP1989056082 U JP 1989056082U JP 5608289 U JP5608289 U JP 5608289U JP H0751170 Y2 JPH0751170 Y2 JP H0751170Y2
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JP
Japan
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cylinder
valve
pressure accumulating
push button
piston
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孝光 野沢
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、押釦式噴出容器に係るものである。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 従来、この種のものに、フロンガスのボンベを内装し
て、そのガス圧により容器内の液体を噴出させるように
したいわゆるエアゾールスプレーがある。
しかし、大気中に放出されたフロンガスは、超高度に上
昇して、オゾン層を破壊するため、フロンガスを用いな
いものが強く望まれている。
ところで、噴霧ノズル付き押釦を備えた手動噴霧器に、
竪型シリンダポンプを有し、かつ、下流部に蓄圧吐出弁
を有するものがある(実開昭56-10960号公報)。この場
合、噴霧ノズル付き押釦を押し下げることで竪型シリン
ダポンプを働かせ、吸い上げた液体を加圧するととも
に、所定値以上の液圧にて蓄圧吐出弁を開弁させて、噴
霧ノズルから噴霧を得る。
しかし、噴霧ノズル付き押釦の上昇復帰及び竪型シリン
ダポンプの復帰に内蔵スプリングを用いており、かつ、
該内蔵スプリングが蓄圧吐出弁の蓄圧スプリングをも兼
ねているため、押釦の押し下げが深くなるにつれ圧縮さ
れる内蔵スプリングの弾力が次第に増大し、したがっ
て、液圧が一定でも、押し下げに要する力がこれに相応
して大きくなって押し下げ操作が重くなり、また、蓄圧
吐出弁の開き具合がその弾力の増大について次第に狭く
なって加圧液体の流出状態が悪くなり、これを克服する
には更に強い力を要して、軽快な操作が得られない。
本考案は、これらの問題点を解決しようとするものであ
る。
「課題を解決するための手段」 上記目的達成のため、本発明は、容器本体1の口部11に
案内竪筒2を装着し、該案内竪筒内に小径の固定シリン
ダ3を配して、該固定シリンダの下端をその案内竪筒2
の下端に支持させ、該固定シリンダの下端部に吸込弁4
を設け、該吸込弁の下端から吸上げパイプ5を垂設し、
前記固定シリンダ3内に環状ピストン6を摺動自在に嵌
合させ、該環状ピストンの上に管状プランジャ7を連
ね、該管状プランジャの外側に該管状プランジャに沿え
てかつ該管状プランジャよりも長い大径の可動シリンダ
8をその上端部を上方へ突出させて配して、該可動シリ
ンダ8を上記案内竪筒2内へ上方から上下動自在に内挿
し、また、その可動シリンダ8の上端に蓄圧吐出弁10の
弁座盤101を連ね、該弁座盤101の上にノズル91を備えた
押釦9を装着し、前記蓄圧吐出弁10は、上記弁座盤101
の中央に弁孔102を穿設し、前記可動シリンダ8内の上
部に蓄圧ピストン104を摺動自在に嵌合させ、該蓄圧ピ
ストンには、上面中央に弁体105を設けて、該弁体で上
記弁孔102を開閉自在に閉塞させるとともに、下面中央
に嵌合垂筒106を設けて、該嵌合垂筒を上記管状プラン
ジャ7の上端部71に嵌合連結させ、更に、嵌合垂筒106
から上面へと開通する流路107を形成し、前記可動シリ
ンダ8内の下部に蓄圧スプリング108を内装し、該蓄圧
スプリングの下端をその可動シリンダ8の下端に支持さ
せて、該蓄圧スプリングの上端で上記蓄圧ピストン104
を上方へと付勢して成ることを特徴とする。
なお、噴出の態様としては、霧、液、泡等適宜である。
「作用」 如上の構成であり、容器本体1内に液体を収容して使用
するが、この液体の噴出を得るときは、まず、下限にま
で下降している押釦9を可動シリンダ8とともに引き上
げる。これにより、環状ピストン6及び管状プランジャ
7が上昇して、固定シリンダ3内が負圧化し、容器本体
1内の液体が吸上げパイプ5及び吸込弁4を経て固定シ
リンダ3内に流入する。
次に、押釦9を強く押し下げると、可動シリンダ8とと
もに環状ピストン6及び管状プランジャ7が下降し、固
定シリンダ3乃至管状プランジャ7内の液体が加圧さ
れ、その液体が所定値以上になると、環状ピストン6と
蓄圧ピストン104の径差に基づき強い力を受ける蓄圧ピ
ストン104が蓄圧スプリング108に抗して過分に下降し
て、蓄圧吐出弁10が開弁し、その加圧液体が押釦9のノ
ズル91から噴出する。この噴出は、蓄圧ピストン104が
上限に達するまで引き続き蓄圧スプリング108の弾力で
継続される。つまり、蓄圧吐出弁10によって所定値以上
の液圧が確保されて、常に的確な噴出が得られるのであ
る。なお、この噴出は、押釦9等が下限に達するまで何
度かに分けて行うことができる。
「実施例」 図面は、合成樹脂製で、液体の噴出に供するものを示し
ている。
図において、1は、有底筒状の容器本体、2は、該容器
本体の口部11に装着した案内竪筒、3は、該案内竪筒内
に配して案内竪筒下端に支持片31,31を介して一体に連
設した小径の固定シリンダ、4は、該固定シリンダの下
端部内側に設けた吸込弁、5は、固定シリンダの下端か
ら垂設した吸上げパイプ、6は、固定シリンダ3内に摺
動自在に嵌合させた環状ピストン、7は、該環状ピスト
ンの上側に嵌合連結させた管状プランジャ、8は、該管
状プランジャの外側に配して上記案内竪筒2内に上下動
自在に装着した可動シリンダ、9は、該可動シリンダの
上端に連繋させた噴霧用のノズル91を有する押釦、10
は、該押釦と上記管状プランジャ7の上端との間に介在
させた蓄圧吐出弁である。
案内竪筒3は、上端に取付け螺筒32を嵌合連結してお
り、該取付け螺筒を以て容器本体1の口部11に螺合させ
ている。図中、33は、パッキング、34は、容器本体1内
の負圧化を防止すべく外気を導入する給気孔である。
固定シリンダ3は、下端部にて支持片31,31を介して案
内竪筒下端に連繋させて、案内竪筒2内中央に起立させ
ている。
環状ピストン6は、上面中央から嵌合小筒61を起立し、
該嵌合小筒に管状プランジャ7の下端を嵌合連結させて
いる。
管状プランジャ7は、上端部71を蓄圧吐出弁10に連繋さ
せるべく2段に大径化させている。
可動シリンダ8は、下部をやや小径化して、該部外周に
環状スカート部材81を嵌着し、該環状スカート部材を上
記案内竪筒2内に摺動自在に嵌合させている。なお、環
状スカート部材81は、上限直前にて通気孔34に外気を流
通させている。
蓄圧吐出弁10は、可動シリンダ8の上端に弁座盤101を
嵌合固定し、該弁座盤には、中央に弁孔102を設けると
ともに、該弁孔に連通させて上面に嵌合小筒103を突設
し、弁座盤101の下に蓄圧ピストン104を配して可動シリ
ンダ8内に摺動自在に嵌合させ、該蓄圧ピストンには、
上面中央に弁体105を設けて上記弁孔102を閉塞させ、ま
た、下面中央に2段に小径となる嵌合垂筒106を設け
て、該嵌合垂筒を上記管状プランジャ7の上端部71に嵌
合連結させ、更に、嵌合垂筒106から上面へと開通する
流路107を形成し、可動シリンダ8内下部に蓄圧スプリ
ング108を内装して、該蓄圧ピストン104を上方へと付勢
して成る。
押釦9は、前面に噴出用ノズル91を有し、而して、上記
弁座盤101上に装着し、内部にノズル91と通じる流路筒9
2を設けて、該流路筒を上記弁座盤101の嵌合小筒103と
嵌合連結させている。
如上の構成であり、その作用は前述の「作用」の項の通
りであるが、特に、蓄圧吐出弁10は、固定シリンダ3乃
至可動シリンダ8内の加圧液体が所定値以上になると、
蓄圧ピストン104が蓄圧スプリング108に抗して下降し、
これに伴い弁体105も下降して弁孔102が開孔し、つま
り、蓄圧吐出弁10が所定値以上の液圧で自動的に開弁し
て、その加圧液体を押釦9へ供給し、該押釦の噴霧用ノ
ズル91から霧となって噴出する。なお、蓄圧ピストン10
4の下降の際は、環状ピストン6との径差の関係から該
環状ピストン6を手動ストローク以上に強制的に下降さ
せることになる。
「考案の効果」 本考案によれば、押釦9、環状ピストン6等に復帰用の
スプリングを用いておらず、蓄圧吐出弁10の蓄圧ピスト
ン104にのみ専用の蓄圧スプリング108を用いているの
で、押釦9、環状ピストン6等の押し下げ自体には反発
力が加わらず、また、蓄圧吐出弁10では液圧に相応して
適正に開弁させることができて、押釦9の押し下げの深
さが深くなっても、蓄圧吐出弁10の開き具合が狭くなっ
て加圧液体の流出状態が悪くなるようなこともなけれ
ば、開き具合を広くするために強い力を要することもな
く、軽快に、的確に、かつ、容易に操作することができ
る。そして、所定値以上の適正な液圧にて噴出させるこ
とができて、液垂れ等を生ぜず、常に良好な噴出を得る
ことができる。
更に、手動のみにて的確に液体を噴出させることがで
き、フロンガスを要しない。したがって、フロンガスに
よる公害を排することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例を示す縦断側面図である。 1……容器本体、2……案内竪筒 3……固定シリンダ、4……吸込弁 5……吸上げパイプ、6……環状ピストン 7……管状プランジャ、8……可動シリンダ 9……押釦、10……蓄圧吐出弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体1の口部11に案内竪筒2を装着
    し、該案内竪筒内に小径の固定シリンダ3を配して、該
    固定シリンダの下端をその案内竪筒2の下端に支持さ
    せ、該固定シリンダの下端部に吸込弁4を設け、該吸込
    弁の下端から吸上げパイプ5を垂設し、前記固定シリン
    ダ3内に環状ピストン6を摺動自在に嵌合させ、該環状
    ピストンの上に管状プランジャ7を連ね、該管状プラン
    ジャの外側に該管状プランジャに沿えてかつ該管状プラ
    ンジャよりも長い大径の可動シリンダ8をその上端部を
    上方へ突出させて配して、該可動シリンダ8を上記案内
    竪筒2内へ上方から上下動自在に内挿し、また、その可
    動シリンダ8の上端に蓄圧吐出弁10の弁座盤101を連
    ね、該弁座盤101の上にノズル91を備えた押釦9を装着
    し、前記蓄圧吐出弁10は、上記弁座盤101の中央に弁孔1
    02を穿設し、前記可動シリンダ8内の上部に蓄圧ピスト
    ン104を摺動自在に嵌合させ、該蓄圧ピストンには、上
    面中央に弁体105を設けて、該弁体で上記弁孔102を開閉
    自在に閉塞させるとともに、下面中央に嵌合垂筒106を
    設けて、該嵌合垂筒を上記管状プランジャ7の上端部71
    に嵌合連結させ、更に、嵌合垂筒106から上面へと開通
    する流路107を形成し、前記可動シリンダ8内の下部に
    蓄圧スプリング108を内装し、該蓄圧スプリングの下端
    をその可動シリンダ8の下端に支持させて、該蓄圧スプ
    リングの上端で上記蓄圧ピストン104を上方へと付勢し
    て成ることを特徴とする押釦式噴出容器。
JP1989056082U 1989-05-16 1989-05-16 押釦式噴出容器 Expired - Fee Related JPH0751170Y2 (ja)

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JPS632119Y2 (ja) * 1980-12-27 1988-01-20

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