JPS6028533Y2 - 手動散布器 - Google Patents

手動散布器

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Publication number
JPS6028533Y2
JPS6028533Y2 JP4962881U JP4962881U JPS6028533Y2 JP S6028533 Y2 JPS6028533 Y2 JP S6028533Y2 JP 4962881 U JP4962881 U JP 4962881U JP 4962881 U JP4962881 U JP 4962881U JP S6028533 Y2 JPS6028533 Y2 JP S6028533Y2
Authority
JP
Japan
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container
movable member
cylinder
flow path
valve
Prior art date
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Expired
Application number
JP4962881U
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English (en)
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JPS57165266U (ja
Inventor
雅章 市川
弥重 成瀬
弘志 田宮
Original Assignee
特殊塗料株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 特殊塗料株式会社 filed Critical 特殊塗料株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は殺虫剤、洗剤、探傷剤その他の液体を噴霧状に
散布する手動散布器に関する。
現在、殺虫剤等の噴霧状散布にエアゾールタイプ散布器
が広く用いられている。
このタイプの散布器には、加圧ガスが引火あるいは大気
汚染の危険があること、容器は液剤の再充填が下回能で
あり、省資源、容器廃棄、あるいは発錆などの問題があ
ること、ノズルは機構が複雑であり、目づまりが起り易
いこと、噴霧量の細かい調整が不可能であること、コス
ト高であることなどの欠点を有している。
エアゾールタイプ以外の噴霧散布器としてコンプレッサ
式噴霧器、ポンプ式噴霧器などがあるが、これらの噴霧
器は携帯性および取扱い性が悪く、しかも装置自体が複
雑であり、極めて高価である。
また、ノズルを備えた噴霧ヘッドを押し下げて液剤を散
布する手動式小型噴霧器がある(例えば、特開昭50−
78909)。
この形式の噴霧器では、加圧シリンダの容積が小さいこ
とおよびヘッドの押下げを親指のみで行うため大きな加
圧力が得られないことのために、ヘッド押下げ動作当り
の噴霧量は僅かである。
したがって、広い範囲にわたって液剤を散布するには不
向きである。
また、加圧機構がかなり複雑である。
そこで、本考案者達は上述の欠点を改良した手動散布器
を考案した。
(特願昭55−158466号参照) 本考案は高い噴霧圧により液剤を散布できるように上記
考案を改良したものである。
すなわち、上記考案の手動散布器では可撓性容器の円筒
部を半径方向に圧縮して容器内を加圧する。
しかし、容器内の圧力がそのまま噴霧圧となるので十分
に高い噴霧圧が得られない。
したがって、粘性の高い液剤、例えば浸透探傷剤は細か
く霧化されず、噴射距離および噴射角が小さいので狭い
範囲しか液剤を散布できない。
この考案は従来の手動散布器の上記のような欠点を改良
したもので、高い噴霧圧で液剤を噴霧することができる
手動散布器を提供しようとするものである。
この考案の手動散布器は可撓性を有する円筒状容器の頂
部にシリンダが設けられている。
容器内には大径ピストンと小径ピストンとを同心に設け
られ、吸入げ管が接続された可動部材が取り付けられて
いる。
大径ピストンは容器頂部寄りにおいて容器に気密を保ち
摺動自在にはめ合っている。
小径ピストンはシリンダに気密を保って摺動自在にはめ
合っている。
そして、シリンダ頭部にはノズルが取り付けられ、容器
頂部と大径ピストンとの間には可動部材を下方に押し下
げるばねが設けられている。
このように構成された散布器により液剤を散布するには
、容器をこれの半径方向に圧縮する。
この圧縮により容器内圧が上昇し、可動部材は上方に押
し上げられる。
そして、シリンダ内の空気はノズルより排出されると共
に、若干の液剤が吸上げ管および可動部材に設けられた
流路を通ってシリンダ内に流入する。
次に、容器の圧縮を緩めると容器は容器自体の弾性によ
り元の形状に復帰する。
このとき、容器内は圧力が下るのとばねの力で可動部材
は下降し、シリンダ内は負圧となる。
容器内の圧力は吸気孔からの大気の流入によって回復し
、シリンダに容器から液剤が流れ込む。
再び容器を圧縮するシリンダ内の液剤は中剤はピストン
により圧縮され、設定圧以上にシリンダ内液圧が上昇す
るとノズルより霧状になって噴出する。
この考案の手動散布器では、小径ピストンに対する大径
ビスi・ンの受圧面積を大きくすることによりシリンダ
内の圧力を容器内の圧力よりも数倍以上に高めることが
できる。
したがって、液剤を高い噴霧圧で噴射することができ、
液剤を細かく霧化し、広い範囲にわたって散布すること
ができる。
以下、図面を参照してこの考案の実施例について説明す
る。
第1図に示すように、容器1はそれぞれカップ状をした
下部本体2と上部本体3とからなっている。
下部本体2および上部本体3は共に合成樹脂(例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン等)で製作されており、
特に下部本体2には可撓性を持たしである。
上部本体3はねじ4により下部本体2の頂部にねじ込ま
れている。
容器1の頂部には容器1より小径のシリンダ5が容器と
同心に設けられている。
シリンダ5は下方に向って開口しており、頭部にはオリ
フィス6が設けられている。
容器1の上部本体3内には可動部材7が取り付ケラれて
いる。
可動部材7は皿状の大径ピストン8およびこれと同心に
設けられたプランジャ状の小径ピストン9とからなって
いる。
大径ピストン8は上部本体3に気密に保って摺動自在に
はめ合っており、同様にして小径ピストン9は上記シリ
ンダ5にはめ合っている。
また、可動部材7は中心部に上下に貫通する流路10を
設けている。
大径ピストン8および小径ピストン9はそれぞれ気密を
保つためにO−リング35および36を取り付けている
なお、両ピストン8,9の受圧面積比は5〜川用度であ
る。
上部本体3の頂部と可動部材7の底部すなわち大径ピス
トン8の平板部との間にコイルばね11を設けている。
コイルばね11は可動部材7を押し下げるように作用す
る。
可動部材7には流路10に連通するようにして吸上げ管
12が接続されている。
吸上げ管12の下端は容器1の底部近くまで延びている
吸上げ管12は可動部材7と一体となって昇降する。
シリンダ5の頭部にはノズル13が取り付けられている
ノズル本体14には球状の空洞よりなる旋回室15が設
けてあり、また、シリンダ5の頭部のオリフィス6に連
通する縦孔16があけられている。
縦孔16には旋回室15内に突出する導入管17が取り
付けられている。
導入管17の先端は旋回室15の壁面に突き当ってふさ
がれている。
導入管17の先端寄りには旋回室15に通じるオリフィ
ス18が設けられている。
また、ノズル本体14の側壁には旋回室15に通じる噴
出孔19をあけている。
前記可動部材7の流路10内の逆止弁20が設けられて
いる。
すなわち、流路10の途中に弁室21を形威し、弁室2
1の下部に弁座22を設けている。
弁室21内にはボール状の弁体23が挿入されており、
弁体23はばね24によって上方より弁座22に軽く押
し付けられている。
シリンダ5の頭部には調圧弁25が設けられている。
調圧弁25の弁室26および弁座27はオリフィス6に
続いて形成されている。
弁室26内に挿入されたボール状の弁体28ばばね29
によって上方より弁座27に押し付けられている。
また、前記可動部材7の底部には吸気弁30が設けられ
ている。
吸気弁30の弁体31は弾性材料(例えばゴム、合成樹
脂等)よりなる舌状の板よりなり、底部の下面に弁口3
2をふさぐようにして取り付けられている。
そして、容器1の頂部には大気を容器1内に取り入れる
吸排気孔33を設けている。
なお、シリンダ5の上部にはノズル13を保護するキャ
ップ34が着脱自在にはめ込まれている。
ここで、上記のように構成された手動散布器の作用につ
いて説明する。
散布する液剤Aは容器1の下部本体2より上部本体3を
外し下部本体2に注入される。
下部本体2を握ってこれを半径方向に圧縮すると、容器
1の内圧は高まる。
可動部材7は内圧によりコイルばね11の力に打ち勝っ
て上昇する。
このとき、シリンダ5内の空気圧(最初は空気のみが充
満している)は中圧ピストン9の上昇に応じて高くなり
、調圧弁25の設定圧を越えると調圧弁25が開き、空
気はノズル13より放出される。
そして、若干の液剤Aが吸上げ管12および流路10を
通ってシリンダ5内に流入する。
なお、大径ピストン8で圧縮された空気は吸排気孔33
より排出される。
また、吸気弁30は容器1の内圧により閉じている。
つぎに、下部本体2の圧縮を緩めると、下部本体2は弾
性によって元の形状に戻る。
このとき、容器1は内圧が負圧になり、元の形状に戻ろ
うとする変形が妨げられる。
しかし、吸気弁30がすぐに開いて大気が容器1内に流
入するので、容器1は元の形状に急速に復帰することが
できる。
また、可動部材7は内圧の降下およびコイルばね11の
力によって下降する。
したがって、シリンダ5内は負圧となり、液剤Aは逆止
弁20を押し開けてシリンダ5内に流入し、充満する。
再び下部本体2を圧縮すると、可動部材7は上昇し、小
径ピストン9はシリンダ5内の液剤Aを加圧する。
シリンダ5内の圧力が調圧弁25の設定圧を越えると、
調圧弁25は開き、液剤はオリフィス6から導入管7に
入り膨張減圧し導入管17からオリフィス18を通って
旋回室15に入り、2回目の膨張減圧を行い旋回室15
で旋回し、霧状となって噴出孔19より噴出する。
調圧弁25の設定圧を適当に選ぶことにより、圧縮開始
および停止の前後において霧化されずに低い圧力で液剤
Aが噴出することはない。
したがって、圧縮前後における液剤の前洩れおよび後洩
れが防止される。
この考案は上記実施例に限られるものではない。
例えば、ノズル、逆止弁、調圧弁などは周知の他の形式
のものを採用することができる。
例えば逆止弁等にしても、弁体(ボール)をばねで抑え
る変わりに、スリットを切った調整ネジを弁体(ボール
)が可動出来るように設置することも出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の手動散布器の一例を示す断面図であ
る。 1・・・・・・容器、5・・・・・・シリンダ、6・・
・・・・オリフィス、10・・・・・・流路、7・・・
・・・可動部材、8・・・・・・大径ピストン、9・・
・・・・小径ピストン、11・・・・・・ばね、12・
・・・・・吸上げ管、13・・・・・・ノズル、20・
・・・・・逆止弁、25・・・・・・調圧弁、30・・
・・・・吸気弁、32・・・・・・吸排気孔、35,3
6・・・・・・01Jング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可撓性を有する円筒状容器1と、容器頂部に設けられ、
    頭部に上下に貫通するオリフィス6を有するシリンダ5
    と、容器頂部寄りにおいて容器に気密を保って摺動自在
    にはめ合う大径ピストン8とシリンダに気密を保って摺
    動自在にはめ合う小径ピストン9とを同心に設け、中心
    部に上下に貫通する流路10を有する可動部材7と、容
    器頂部と可動部材との間に設けられたばね11と、上端
    が可動部材の流路に連通ずるようにして可動部材に接続
    され、下端が容器底部近くまで延びる吸上げ管12と、
    シリンダの頭部に流路に連通ずるように取り付けられた
    ノズル13と、可動部材の流路内に設けられ、上方から
    の流体の流れを阻止する逆止弁20と、シリンダ頭部の
    流路内に設けられた調圧弁25と、可動部材の底部に設
    けられ、容器頂部に設けられた吸排気孔32からの大気
    を容器の可動部材より下方の部分に導く逆止弁型の吸気
    弁30とからなる手動散布器。
JP4962881U 1981-04-08 1981-04-08 手動散布器 Expired JPS6028533Y2 (ja)

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JP4962881U JPS6028533Y2 (ja) 1981-04-08 1981-04-08 手動散布器

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JP4962881U JPS6028533Y2 (ja) 1981-04-08 1981-04-08 手動散布器

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Publication Number Publication Date
JPS57165266U JPS57165266U (ja) 1982-10-18
JPS6028533Y2 true JPS6028533Y2 (ja) 1985-08-29

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ID=29846354

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JP4962881U Expired JPS6028533Y2 (ja) 1981-04-08 1981-04-08 手動散布器

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JP6636854B2 (ja) * 2016-04-28 2020-01-29 株式会社吉野工業所 トリガー式泡噴出器

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JPS57165266U (ja) 1982-10-18

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