JPS6346144Y2 - - Google Patents

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JPS6346144Y2
JPS6346144Y2 JP12111183U JP12111183U JPS6346144Y2 JP S6346144 Y2 JPS6346144 Y2 JP S6346144Y2 JP 12111183 U JP12111183 U JP 12111183U JP 12111183 U JP12111183 U JP 12111183U JP S6346144 Y2 JPS6346144 Y2 JP S6346144Y2
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JP
Japan
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cylinder
piston rod
check valve
injection
wall
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JP12111183U
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JPS6028068U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえばゴムやポリエチレン製の
ような弾性容器の容器壁を手圧して噴霧する手圧
噴霧器に関するもので、容器を転倒した場合でも
液もれが起こらず、かつ噴射の初期から強力微細
な噴霧が得られるような手圧噴霧手段であつて、
特に生産手段が簡素であるようなものを提供する
のがその目的である。
従来の前記したような手圧噴霧器にあつては、
噴射で消費した液量に見あう空気量を容器内に補
給する必要があるため、ノズルの噴射孔あるいは
別途設けた通気孔を補給空気の通路として使用す
る関係上、容器を転倒すれば、これらの空気通路
から液もれする欠点があつた。また、手圧ピスト
ンによる噴霧のように微細で強い噴霧が得られな
いし、噴霧の初頭においてノズルから液滴のポタ
落ちする欠点もあつた。
この考案は、弾性容器の容器壁を手圧して噴霧
する手圧噴霧器の前記した各種の欠点を除去でき
るもので、以下、図示した実施例によりこの考案
を説明する。すなわち、この手圧噴霧器は、ゴム
やポリエチレン等の弾性容器1と、噴射ノズル2
をもつ頭体3と、下記する可動体4とを有してい
る。頭体3には、頂部から垂下するシリンダ31
と、シリンダ室32から下記する第2逆止弁6を
介して噴射ノズル2の噴射孔21に至る噴射通路
33と、口壁11の上位に頂端が位置するように
裾壁34を貫いて穿つたU字形の長孔36(特に
第3図参照)とをそなえている。可動体4は、そ
の周縁部を弾性容器の口壁11に密に固定したダ
イヤフラム41と、ダイヤフラム41の中心部か
ら垂下する柄筒40と、下記するピストン桿45
とを一体に成型してなるものである。柄筒40
は、少くとも環状の底壁42によつて結ばれる内
筒33と外筒44とからなつており、ピストン桿
45は内筒43の上部に続き、ダイヤフラム41
の上方に突出している。ただし、図示の例によれ
ば、特に第6図からわかるように、内筒43と外
筒44とは環状の底壁42だけでなく、輻方向4
箇所の縦壁47によつてもたがいに結ばれること
により、ピストン桿45の基部としての柄筒40
の補強をはかつている。ピストン桿45は摺動自
在にシリンダ31に挿入されており、頂端には通
路を上方にのみ開く第2逆止弁5が設けてある。
すなわち、第1図の例はボール弁であり、第6図
および第7図に示す例ではピストン桿45の閉鎖
されている頂端部において、筒壁の側方から第8
図に示すようにカミソリによる切込を入れて第2
逆止弁5を構成している。また、この考案におい
ては、上記のナイフ切込と同様な手段によるナイ
フ切込46を、筒柄4の下端部の外筒44の筒壁
に施してある。6は第2逆止弁で、噴射通路33
と噴射ノズル2の噴射孔21間に介装されてい
る。図示例の第2逆止弁6は比較的やわらかいゴ
ム製などの弾性板からなり、噴射ノズル2により
噴射通路33の出口周縁部に圧接され、その出口
を閉じているが、噴射通路33内の圧力の上昇が
あれば押圧されて変形し、前記弾性板と噴射通路
33の出口周縁部間に隙間が生じて開弁するもの
である。なお、図示の例によれば、噴射ノズル2
の環状縁22は特に第4図からわかるように、頭
体3の筒面と一致するように形成されていて90度
軸転させることにより、前進、後退でき、中心線
XYの右側に示した前進の位置では前記した弾性
板が第2逆止弁6の役割を果し、中心線XYの左
側に示した後退の位置では、前記弾性板を噴射通
路33の出口周縁部に強く圧着することにより、
噴射通路33の内圧の上昇にかかわらず、閉栓が
できるようになつている。
さて、この考案は前記のようにしてなり、長孔
36のU字の頂端が容器の口壁11の上位に位置
するので、この部分は頭体3の内外の通気孔35
を形成している。そして、弾性容器1の内外は、
可動体4のナイフ切込46および前記した通気孔
35を介する一系統の通路と、ピストン桿45の
頂端の第1逆止弁5および噴射通路33出口の第
2逆止弁6を介する他系統の通路との2系統によ
つてのみ連通が可能である。ところで前記したナ
イフ切込46は外周の正圧によつて閉じるもので
あり、第2逆止弁6は内部の正圧が一定限度に昇
圧した場合に開くものであるから、弾性容器1の
手圧によつてその内圧が高まつた場合、その内圧
の一定限度までは弾性容器1の内外間に通路が生
じない。しかしながら、ダイヤフラム41の頭体
3に面する側は通気孔35により外気に通じてい
るので、弾性容器1の前記内圧の高まりに従つて
ダイヤフラム41が変形し、ピストン桿45が上
昇する。噴射通路33はシリンダ室32、第1逆
止弁5、ピストン桿45をへて弾性容器1内に通
じているので、前記内圧は第2逆止弁6に負荷さ
れており、前記内圧が一定限度に達したとき第2
逆止弁6が開くので、ピストン桿45、シリンダ
室32、および噴射通路33内の空気は、前記内
圧により第2逆止弁5を通じて押上げられる液圧
により噴射ノズル2から押出されるとともにその
液によつて交換される。
つぎに、弾性容器1の手圧をやめれば、容器壁
が自己の弾性によつて復元するに従い、弾性容器
1の内圧が負圧化するので、可動体4のナイフ切
込46が開き、外気が通気孔35およびこのナイ
フ切込46を通じて弾性容器1内に侵入する。こ
の際、弾性容器1内の負圧化によりダイヤフラム
41も第1図の状態に復元すると同時に、シリン
ダ31とピストン桿45との相対位置の変化に伴
なうシリンダ室32の容積拡大があり、従つて、
シリンダ室32が負圧化するので、第1逆止弁5
を通じて液が上昇し、前記容積拡大に対応する液
量が補給される。
弾性容器1の2回目の手圧を行なえば、その際
は液がシリンダ室32から噴射通路33まで充満
しており、かつ液は非圧縮性であるから、弾性容
器1の内圧が第2逆止弁6に対応する一定圧に達
するまではピストン桿45とシリンダ31との相
対位置の移動はなく、液の噴射はない。しかし、
前記内圧が前記一定圧に達すれば、第2逆止弁6
が開くので、、液の噴射がはじめて行われる。こ
のように、液の噴射が一定の強圧下ではじめて行
なわれるので、噴射は初期から強力であり、微細
な噴霧が得られるし、かつ従来のような噴射ノズ
ルからのポタ落ちもない。
前記したように、この噴霧器には前記した2系
統位外、内外を連ねる通路がなく、一方の系統の
ナイフ切込46は前記したように弾性容器1の内
圧の上昇では開かず、他系統の第2逆止弁は内圧
が一定強圧まで上昇しないと開かないので、弾性
容器1を誤まつて転倒した場合に生じる内圧の小
さい変化ではそれらナイフ切込46または第2逆
止弁6を通じて液もれしない。
のみならず、この考案によれば、噴射通路33
の内圧を一定まで高めるためのピストン桿45を
駆動させるダイヤフラム41は、このピストン桿
45と一体物である可動体4として構成されてお
り、かつ弾性容器1内への吸気弁はナイフ切込4
6により形成され、可動体4の構造が全体として
簡素であり、一回の成型により製作できる。ま
た、頭体3の裾壁34にはU字形の長孔36が穿
たれているので、この裾壁34を弾性容器の口壁
11に嵌入するのにあたり、U字の内側部分がよ
く撓むため、口壁11への頭体3の装着が容易か
つ確実であり、しかもU字の頂端はそのまま通気
孔35として利用される。
かくして、この考案によれば前記したような手
圧噴霧器であつて、しかも噴射の初期から強力微
細な噴霧が得られ、かつ転倒しても液もれ発生の
欠点なく、噴霧初期にありがちな噴射ノズルから
の液のポタ落ちもなく、かつ、安価で量産性に富
む手圧噴霧器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる手圧噴霧器の一実施
例の不作動時における要部縦断面図、第2図は噴
射ノズルを装着した頭体の平面図、第3図は同じ
く正面図、第4図は同じく噴射ノズルの前進、後
退位置を示す要部平面図、第5図は第1図中の可
動体の平面図、第6図は可動体の他の例の平面
図、第7図は第6図の可動体の縦断面図、第8図
は第6図および第7図に示す可動体において、第
1逆止弁を形成する方法を示す要部縦断面図であ
る。 1は弾性容器、11は口壁、2は噴射ノズル、
21は噴射孔、22は環状縁、3は頭体、31は
シリンダ、32はシリンダ室、33は噴射通路、
34は裾壁、35は通気孔、36は長孔、4は可
動体、40は筒柄、41はダイヤフラム、42は
底壁、43は内筒、44は外筒、45はピストン
桿、46はナイフ切込、47は縦壁、5は第1逆
止弁、6は第2逆止弁、7は吸液管、8はカミソ
リである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性容器1と、噴射ノズル2をもつ頭体3と、
    ダイヤフラム41の周縁を弾性容器1の口壁11
    に密に固定した可動体4を有し、頭体3には、頂
    部から垂下したシリンダ31と、シリンダ室32
    から下記の第2逆止弁6を介して噴射ノズル2の
    噴射孔21に至る噴射通路33と、口壁11の上
    位にU字の頂端が位置するように裾壁34を貫い
    て穿つたU字形の長孔36とをそなえ、可動体4
    は、環状の底壁42により内筒43に結ばれる外
    筒44の頂端をダイヤフラム41の中心に垂設す
    るとともに内筒43に接続してダイヤフラム41
    の上方に突出する中空のピストン桿45とをそな
    え、ピストン桿45の頂端を摺動自在にシリンダ
    31に挿入し、ピストン桿45の頂端には上方に
    のみ通路を開く第1逆止弁5を設け、噴射通路3
    3と噴射ノズル2との間には、一定圧以上の内圧
    により外方にのみ開く第2逆止弁6を設け、外筒
    44の下端部には筒壁の内外を結ぶナイフ切込4
    6を設けてなる手圧噴霧器。
JP12111183U 1983-08-03 1983-08-03 手圧噴霧器 Granted JPS6028068U (ja)

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JP12111183U JPS6028068U (ja) 1983-08-03 1983-08-03 手圧噴霧器

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JP12111183U JPS6028068U (ja) 1983-08-03 1983-08-03 手圧噴霧器

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Publication Number Publication Date
JPS6028068U JPS6028068U (ja) 1985-02-25
JPS6346144Y2 true JPS6346144Y2 (ja) 1988-12-01

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ID=30277312

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JP12111183U Granted JPS6028068U (ja) 1983-08-03 1983-08-03 手圧噴霧器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4681159B2 (ja) * 2001-07-10 2011-05-11 ホーユー株式会社 毛髪化粧料用塗布具

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JPS6028068U (ja) 1985-02-25

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