JPH0717411Y2 - 小型手動往復噴霧器 - Google Patents
小型手動往復噴霧器Info
- Publication number
- JPH0717411Y2 JPH0717411Y2 JP4665789U JP4665789U JPH0717411Y2 JP H0717411 Y2 JPH0717411 Y2 JP H0717411Y2 JP 4665789 U JP4665789 U JP 4665789U JP 4665789 U JP4665789 U JP 4665789U JP H0717411 Y2 JPH0717411 Y2 JP H0717411Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- tubular plunger
- spray head
- piston
- discharge valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、小型手動往復噴霧器に係る。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 従来、液体容器の口部に取り付けて使用する、押下げ噴
霧ヘッドを備えた小型手動噴霧器がある。この種の噴霧
器は、通常、下端部に吸込弁を有しかつ下端から吸上げ
パイプを垂設した竪型のシリンダ内に、上方へと付勢し
て環状ピストンを内装し、押下げ噴霧ヘッドから流路管
を垂下させて環状ピストンに機械的に連係し、また、流
路管に吐出弁を装備させて成り、押下げ噴霧ヘッドを押
し下げて復帰させることにより、吸込弁、吐出弁を働か
せ、液体容器内の液体を、吸上げパイプを通じてシリン
ダ内に吸入し、加圧して、流路管を介して押下げ噴霧ヘ
ッドへと供給し、該押下げ噴霧ヘッドの噴霧ノズルから
噴霧させるようになっている。
霧ヘッドを備えた小型手動噴霧器がある。この種の噴霧
器は、通常、下端部に吸込弁を有しかつ下端から吸上げ
パイプを垂設した竪型のシリンダ内に、上方へと付勢し
て環状ピストンを内装し、押下げ噴霧ヘッドから流路管
を垂下させて環状ピストンに機械的に連係し、また、流
路管に吐出弁を装備させて成り、押下げ噴霧ヘッドを押
し下げて復帰させることにより、吸込弁、吐出弁を働か
せ、液体容器内の液体を、吸上げパイプを通じてシリン
ダ内に吸入し、加圧して、流路管を介して押下げ噴霧ヘ
ッドへと供給し、該押下げ噴霧ヘッドの噴霧ノズルから
噴霧させるようになっている。
しかし、この噴霧器は、押下げ噴霧ヘッドを押し下げる
ときにのみ噴霧が得られるものであり、押下げ噴霧ヘッ
ドを如何に素早く連続的に操作しても連続噴霧は得られ
ない。
ときにのみ噴霧が得られるものであり、押下げ噴霧ヘッ
ドを如何に素早く連続的に操作しても連続噴霧は得られ
ない。
本考案は、斯る従来の問題点を解決しようとするもので
ある。
ある。
「課題を解決するための手段」 本考案は、下部に吸込弁２を有しかつ下端から吸上げパ
イプ３を垂設したシリンダ１内に、下端部にピストン５
を装着した管状プランジャ４を、上方より出入自在に挿
入し、かつ、シリンダ１の上端部を閉口して、シリンダ
１内におけるピストン５の下側を第１加圧室11に、ま
た、上側をその第１加圧室と逆作用で小容積の第２加圧
室12に形成し、両加圧室11,12をそれぞれ上記管状プラ
ンジャ４内に連通させるとともに、その管状プランジャ
４の下端部に第１加圧室用の第１吐出弁６を、また、上
端部に第１及び第２加圧室用の第２吐出弁７を設け、シ
リンダ１の上方に押下げ噴霧ヘッド８を配して上記管状
プランジャ４の上端部と嵌合連結させ、更に、その管状
プランジャ４乃至押下げ噴霧ヘッド８を適所に配したス
プリング10により上方へ付勢したことを特徴とする。
イプ３を垂設したシリンダ１内に、下端部にピストン５
を装着した管状プランジャ４を、上方より出入自在に挿
入し、かつ、シリンダ１の上端部を閉口して、シリンダ
１内におけるピストン５の下側を第１加圧室11に、ま
た、上側をその第１加圧室と逆作用で小容積の第２加圧
室12に形成し、両加圧室11,12をそれぞれ上記管状プラ
ンジャ４内に連通させるとともに、その管状プランジャ
４の下端部に第１加圧室用の第１吐出弁６を、また、上
端部に第１及び第２加圧室用の第２吐出弁７を設け、シ
リンダ１の上方に押下げ噴霧ヘッド８を配して上記管状
プランジャ４の上端部と嵌合連結させ、更に、その管状
プランジャ４乃至押下げ噴霧ヘッド８を適所に配したス
プリング10により上方へ付勢したことを特徴とする。
なお、第１吐出弁６は、ピストン５で兼用するとよい。
「作用」 如上の構成であるから、従来同様に使用すればよいが、
押下げ噴霧ヘッド８の操作に伴い次の動作を生ずる。
押下げ噴霧ヘッド８の操作に伴い次の動作を生ずる。
押下げ噴霧ヘッドを押し下げたとき 第１図ｂが示すように、ピストン５に対して管状プラン
ジャ４がスプリング10に抗して下降し、第１吐出弁６が
開き、次いで、ピストン５が管状プランジャ４と共に下
降し、シリンダ１内の第１加圧室11が加圧態勢、第２加
圧室12が減圧態勢となり、第１加圧室11内の加圧液体が
第１吐出弁６を経て管状プランジャ４内に流入し、その
一部が第２吐出弁７を通って押下げ噴霧ヘッド８の噴霧
ノズル81から霧となって噴出する。また、管状プランジ
ャ４内に流入した残りの加圧液体は、減圧態勢の第２加
圧室12に流れ込む。
ジャ４がスプリング10に抗して下降し、第１吐出弁６が
開き、次いで、ピストン５が管状プランジャ４と共に下
降し、シリンダ１内の第１加圧室11が加圧態勢、第２加
圧室12が減圧態勢となり、第１加圧室11内の加圧液体が
第１吐出弁６を経て管状プランジャ４内に流入し、その
一部が第２吐出弁７を通って押下げ噴霧ヘッド８の噴霧
ノズル81から霧となって噴出する。また、管状プランジ
ャ４内に流入した残りの加圧液体は、減圧態勢の第２加
圧室12に流れ込む。
押下げ噴霧ヘッドが戻るとき スプリング10の弾力により管状プランジャ４がピストン
５に対して上昇し、第１吐出弁６が閉じ、次いで、ピス
トン５が管状プランジャ４と共に上昇し、第１加圧室11
が減圧態勢、第２加圧室12が加圧態勢となって、第２加
圧室12内の加圧液体が管状プランジャ４及び第２吐出弁
７を通って押下げ噴霧ヘッド８の噴霧ノズル81から霧と
なって噴出する。また、減圧態勢の第１加圧室11内に
は、吸上げパイプ３及び吸込弁２を経て新たな液体が流
入する。
５に対して上昇し、第１吐出弁６が閉じ、次いで、ピス
トン５が管状プランジャ４と共に上昇し、第１加圧室11
が減圧態勢、第２加圧室12が加圧態勢となって、第２加
圧室12内の加圧液体が管状プランジャ４及び第２吐出弁
７を通って押下げ噴霧ヘッド８の噴霧ノズル81から霧と
なって噴出する。また、減圧態勢の第１加圧室11内に
は、吸上げパイプ３及び吸込弁２を経て新たな液体が流
入する。
「実施例」 第１図は、第１の実施例であり、合成樹脂製の小型手動
往復噴霧器を示している。
往復噴霧器を示している。
図示のものは、液体容器の口部へ螺合させる取付け基筒
９の内向きフランジ91から嵌合筒92を垂設し、該嵌合筒
の外周にシリンダ１の上端部を嵌着して垂下させ、該シ
リンダには、下部に吸込弁２を設け、かつ、下端から吸
上げパイプ３を垂設し、シリンダ１内には、下端部にピ
ストン５を装着した管状プランジャ４を、上方より出入
自在に挿入しており、該管状プランジャは、製作の便宜
上、上・中・下の３部材41,42,43を嵌合一体化させて成
り、その上部材41にスカート44設けて、該スカートを上
記嵌合筒92内に摺動自在に嵌合させることによりシリン
ダ１の上端部を閉口している。
９の内向きフランジ91から嵌合筒92を垂設し、該嵌合筒
の外周にシリンダ１の上端部を嵌着して垂下させ、該シ
リンダには、下部に吸込弁２を設け、かつ、下端から吸
上げパイプ３を垂設し、シリンダ１内には、下端部にピ
ストン５を装着した管状プランジャ４を、上方より出入
自在に挿入しており、該管状プランジャは、製作の便宜
上、上・中・下の３部材41,42,43を嵌合一体化させて成
り、その上部材41にスカート44設けて、該スカートを上
記嵌合筒92内に摺動自在に嵌合させることによりシリン
ダ１の上端部を閉口している。
而して、シリンダ１内のピストン５の下側を第１加圧室
11に、また、上側を第２加圧室12に形成し、管状プラン
ジャ４の下部材43の下端を閉塞し、該下部材43乃至中部
材42の側面に第１加圧室11乃至第２加圧室12に連通する
一連の透孔45を穿設している。
11に、また、上側を第２加圧室12に形成し、管状プラン
ジャ４の下部材43の下端を閉塞し、該下部材43乃至中部
材42の側面に第１加圧室11乃至第２加圧室12に連通する
一連の透孔45を穿設している。
ピストン５は、環状に形成して、上記透孔45の位置にて
その管状プランジャ４にわずかに上下動可能に装着し
て、下限に位置したときにその透孔の第１加圧室11側を
閉じるようにし、もって、ピストン５を第１加圧室用の
第１吐出弁６に兼用している。
その管状プランジャ４にわずかに上下動可能に装着し
て、下限に位置したときにその透孔の第１加圧室11側を
閉じるようにし、もって、ピストン５を第１加圧室用の
第１吐出弁６に兼用している。
また、取付け基筒９の上面に案内筒93を起立させ、該案
内筒内に押下げ噴霧ヘッド８を押下げ可能に装着し、該
押下げ噴霧ヘッド８内の嵌合垂筒82を管状プランジャ４
の上端部と嵌合連結させ、該環状プランジャの上端に第
１及び第２加圧室用の棒弁タイプの第２吐出弁７を設
け、該第２吐出弁を上記嵌合垂筒82内に配したスプリン
グ71により噴霧に適する所定値以上の液圧で開弁させる
ようにしている。
内筒内に押下げ噴霧ヘッド８を押下げ可能に装着し、該
押下げ噴霧ヘッド８内の嵌合垂筒82を管状プランジャ４
の上端部と嵌合連結させ、該環状プランジャの上端に第
１及び第２加圧室用の棒弁タイプの第２吐出弁７を設
け、該第２吐出弁を上記嵌合垂筒82内に配したスプリン
グ71により噴霧に適する所定値以上の液圧で開弁させる
ようにしている。
更に、シリンダ１内にスプリング10を内装し、該スプリ
ングにより管状プランジャ４の下端を押し上げさせてい
る。
ングにより管状プランジャ４の下端を押し上げさせてい
る。
第２図は、第２の実施例を示している。
この場合、前例と実質的に同じであるが、前例の構成に
おいて、シリンダ１を取付け基筒９と一体に、かつ、嵌
合筒92を別体に形成して嵌合させ、管状プランジャ４を
なす上・中・下の３部材41,42,43及びスカート44を設計
的に形状を変更し、第２吐出弁７をスプリングのない玉
弁タイプのものとしている。
おいて、シリンダ１を取付け基筒９と一体に、かつ、嵌
合筒92を別体に形成して嵌合させ、管状プランジャ４を
なす上・中・下の３部材41,42,43及びスカート44を設計
的に形状を変更し、第２吐出弁７をスプリングのない玉
弁タイプのものとしている。
「考案の効果」 本考案によれば、押下げ噴霧ヘッド８の押し下げの際に
は、第１加圧室11を、また、復帰の際には、第２加圧室
12を働かせて、連続的に加圧液体を押下げ噴霧ヘッド８
へと供給でき、したがって、押下げ噴霧ヘッド８の噴霧
ノズル81からは連続噴霧が可能となり、所期の目的を達
成できる。
は、第１加圧室11を、また、復帰の際には、第２加圧室
12を働かせて、連続的に加圧液体を押下げ噴霧ヘッド８
へと供給でき、したがって、押下げ噴霧ヘッド８の噴霧
ノズル81からは連続噴霧が可能となり、所期の目的を達
成できる。
また、構造が簡単で、コンパクトに形成でき、実用上頗
る有益である。
る有益である。
【図面の簡単な説明】 図面は、本考案の実施例で、第１図ａは、第１例の縦断
側面図、第１図ｂは、管状プランジャを下降させた状態
を示す同例の要部縦断側面図、第２図は、第２例の縦断
側面図である。 １……シリンダ、２……吸込弁 ３……吸上げパイプ、４……管状プランジャ ５……ピストン、６……第１吐出弁 ７……第２吐出弁、８……押下げ噴霧ヘッド
側面図、第１図ｂは、管状プランジャを下降させた状態
を示す同例の要部縦断側面図、第２図は、第２例の縦断
側面図である。 １……シリンダ、２……吸込弁 ３……吸上げパイプ、４……管状プランジャ ５……ピストン、６……第１吐出弁 ７……第２吐出弁、８……押下げ噴霧ヘッド
Claims (1)
- 【請求項１】下部に吸込弁２を有しかつ下端から吸上げ
パイプ３を垂設したシリンダ１内に、下端部にピストン
５を装着した管状プランジャ４を、上方より出入自在に
挿入し、かつ、シリンダ１の上端部を閉口して、シリン
ダ１内におけるピストン５の下側を第１加圧室11に、ま
た、上側をその第１加圧室と逆作用で小容積の第２加圧
室12に形成し、両加圧室11,12をそれぞれ上記管状プラ
ンジャ４内に連通させるとともに、その管状プランジャ
４の下端部に第１加圧室用の第１吐出弁６を、また、上
端部に第１及び第２加圧室用の第２吐出弁７を設け、シ
リンダ１の上方に押下げ噴霧ヘッド８を配して上記管状
プランジャ４の上端部と嵌合連結させ、更に、その管状
プランジャ４乃至押下げ噴霧ヘッド８を適所に配したス
プリング10により上方へ付勢したことを特徴とする小型
手動往復噴霧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4665789U JPH0717411Y2 (ja) | 1989-04-20 | 1989-04-20 | 小型手動往復噴霧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4665789U JPH0717411Y2 (ja) | 1989-04-20 | 1989-04-20 | 小型手動往復噴霧器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02137958U JPH02137958U (ja) | 1990-11-16 |
| JPH0717411Y2 true JPH0717411Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=31561926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4665789U Expired - Lifetime JPH0717411Y2 (ja) | 1989-04-20 | 1989-04-20 | 小型手動往復噴霧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717411Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH084125Y2 (ja) * | 1989-04-21 | 1996-02-07 | 株式会社吉野工業所 | 小型手動往復噴霧器 |
| JP5818204B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2015-11-18 | 株式会社三谷バルブ | 内容物放出機構およびこの内容物放出機構を備えたポンプ式製品 |
| JP6602185B2 (ja) * | 2015-11-30 | 2019-11-06 | 株式会社吉野工業所 | 吐出ポンプ |
| JP6710455B2 (ja) * | 2016-04-27 | 2020-06-17 | 株式会社吉野工業所 | 吐出ポンプ |
-
1989
- 1989-04-20 JP JP4665789U patent/JPH0717411Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02137958U (ja) | 1990-11-16 |
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