JPH0647578Y2 - トリガー式往復噴霧器 - Google Patents
トリガー式往復噴霧器Info
- Publication number
- JPH0647578Y2 JPH0647578Y2 JP4219389U JP4219389U JPH0647578Y2 JP H0647578 Y2 JPH0647578 Y2 JP H0647578Y2 JP 4219389 U JP4219389 U JP 4219389U JP 4219389 U JP4219389 U JP 4219389U JP H0647578 Y2 JPH0647578 Y2 JP H0647578Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- trigger
- diameter cylinder
- cylinders
- small
- Prior art date
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- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、トリガー式往復噴霧器に係る。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 従来、先端に噴霧ノズルを有し、該噴霧ノズルから上流
側へ吐出弁、シリンダ、吸込弁及び吸上げパイプ等を順
次に備え、また、適所に引金を有し、シリンダ内にその
引金で操作されるピストンを内装したトリガー式噴霧器
がある。
側へ吐出弁、シリンダ、吸込弁及び吸上げパイプ等を順
次に備え、また、適所に引金を有し、シリンダ内にその
引金で操作されるピストンを内装したトリガー式噴霧器
がある。
しかし、この噴霧器は、引金を引くときにのみ噴霧が得
られるものであり、引金を素早く連続操作しても連続的
な噴霧は得られない。
られるものであり、引金を素早く連続操作しても連続的
な噴霧は得られない。
本考案は、斯る従来の問題点を解決しようとするもので
ある。
ある。
「課題を解決するための手段」 本考案は、先端に噴霧ノズルを有し、該噴霧ノズルから
上流側へ吐出弁、シリンダ及び吸込弁を順次に備え、シ
リンダ内に引金で操作されるピストンを内装したトリガ
ー式噴霧器において、シリンダを区分された大径と小径
との２つのシリンダとし、その大径シリンダを上流側
へ、また、小径シリンダを下流側へ連通させ、両シリン
ダ内にそれぞれピストンを内装して逆作動態勢で連動す
るよう機械的に連係させ、両シリンダ間を逆止め弁を介
して下流側へと一方的に連通させたことを特徴とする。
上流側へ吐出弁、シリンダ及び吸込弁を順次に備え、シ
リンダ内に引金で操作されるピストンを内装したトリガ
ー式噴霧器において、シリンダを区分された大径と小径
との２つのシリンダとし、その大径シリンダを上流側
へ、また、小径シリンダを下流側へ連通させ、両シリン
ダ内にそれぞれピストンを内装して逆作動態勢で連動す
るよう機械的に連係させ、両シリンダ間を逆止め弁を介
して下流側へと一方的に連通させたことを特徴とする。
「作用」 如上の構成であるから、従来同様に使用すればよいが、
引金操作に伴い次の動作を生ずる。
引金操作に伴い次の動作を生ずる。
引金を引いたとき 両シリンダ内のピストンが共に作動し、大径シリンダ内
が加圧態勢、小径シリンダ内が減圧態勢となり、大径シ
リンダ内の加圧液体が逆止め弁を経て小径シリンダ内に
流入し、両シリンダの径差に相当する量の加圧液体が小
径シリンダから流出し、吐出弁を通って噴霧ヘッドから
噴出する。
が加圧態勢、小径シリンダ内が減圧態勢となり、大径シ
リンダ内の加圧液体が逆止め弁を経て小径シリンダ内に
流入し、両シリンダの径差に相当する量の加圧液体が小
径シリンダから流出し、吐出弁を通って噴霧ヘッドから
噴出する。
引金が戻ったとき 両シリンダ内のピストンが共に復帰し、逆止め弁が閉
じ、大径シリンダ内が減圧態勢、小径シリンダ内が加圧
態勢となり、小径シリンダ内の加圧液体が小径シリンダ
から流出して、吐出弁を通って噴霧ヘッドから噴出する
と同時に、大径シリンダ内に吸込弁を通じて液体が流入
する。
じ、大径シリンダ内が減圧態勢、小径シリンダ内が加圧
態勢となり、小径シリンダ内の加圧液体が小径シリンダ
から流出して、吐出弁を通って噴霧ヘッドから噴出する
と同時に、大径シリンダ内に吸込弁を通じて液体が流入
する。
「実施例」 図面は、本考案の実施例を示している。
図において、１は、逆Ｌ字状の噴霧器本体、２は、液体
容器への取付けのために噴霧器本体の下端に回転自在に
装着した螺筒、３は、噴霧器本体の前部下面に枢着21し
た引金、４は、噴霧器本体の先端に設けた噴霧ノズル、
５は、噴霧器本体内の前部に設けた吐出弁、6,7は、噴
霧器本体内のコーナー部に斜めに設けた大径シリンダ及
び小径シリンダ、8,9は、両シリンダに内装し、引金で
作動されるようにした大径ピストンと小径ピストン、10
は、噴霧器本体内の下部に設けた吸込弁、11は、噴霧器
本体の下端から垂設した吸上げパイプであり、該吸上げ
パイプから噴霧ノズル４まで一連の液体流路を形成して
いる。
容器への取付けのために噴霧器本体の下端に回転自在に
装着した螺筒、３は、噴霧器本体の前部下面に枢着21し
た引金、４は、噴霧器本体の先端に設けた噴霧ノズル、
５は、噴霧器本体内の前部に設けた吐出弁、6,7は、噴
霧器本体内のコーナー部に斜めに設けた大径シリンダ及
び小径シリンダ、8,9は、両シリンダに内装し、引金で
作動されるようにした大径ピストンと小径ピストン、10
は、噴霧器本体内の下部に設けた吸込弁、11は、噴霧器
本体の下端から垂設した吸上げパイプであり、該吸上げ
パイプから噴霧ノズル４まで一連の液体流路を形成して
いる。
大径シリンダ６と小径シリンダ７とは、前者を外側（下
側）、後者を内側（上側）として同軸線上に配し、両者
間に仕切り壁71を設け、該仕切り壁の中央にスカート付
きの窓孔72を設け、また、大径シリンダ６の内端部下面
に吸込み弁10と連通する透孔61を穿設し、小径シリンダ
７の外端部上面に吐出弁５と通じる透孔73を穿設し、小
径シリンダ７の背後に通気孔74を設けている。
側）、後者を内側（上側）として同軸線上に配し、両者
間に仕切り壁71を設け、該仕切り壁の中央にスカート付
きの窓孔72を設け、また、大径シリンダ６の内端部下面
に吸込み弁10と連通する透孔61を穿設し、小径シリンダ
７の外端部上面に吐出弁５と通じる透孔73を穿設し、小
径シリンダ７の背後に通気孔74を設けている。
大径ピストン８には、外側にノーズ81を突設して、該ノ
ーズを引金３の中間部へ機械的に連係させ、また、内側
に凹部82を形成して、該凹部に中空ロッド13の基部を嵌
着し、該中空ロッドは主部を大径シリンダ６内の軸線方
向に突出させるとともに、上記窓孔72に気密・水密摺動
自在に嵌挿させて小径シリンダ７内に突入させ、小径ピ
ストン９には、中空ロッド13に対応する嵌合筒91を突設
して、該嵌合筒をその中空ロッドの先端へ嵌合させて機
械的に連通させ、中空ロッド13には、その主部の根元部
分と先端部分とに大径シリンダ６内と小径シリンダ７内
とに通じる通路孔131,132を穿設して内部に流通路133を
形成し、該流通路の中途部に玉弁による逆止め弁12を大
径シリンダ側から小径シリンダ側へと流通可能に内装
し、而して、小径ピストン９の背後にて小径シリンダ７
内に小径ピストンを押圧する圧縮スプリング14を配して
いる。
ーズを引金３の中間部へ機械的に連係させ、また、内側
に凹部82を形成して、該凹部に中空ロッド13の基部を嵌
着し、該中空ロッドは主部を大径シリンダ６内の軸線方
向に突出させるとともに、上記窓孔72に気密・水密摺動
自在に嵌挿させて小径シリンダ７内に突入させ、小径ピ
ストン９には、中空ロッド13に対応する嵌合筒91を突設
して、該嵌合筒をその中空ロッドの先端へ嵌合させて機
械的に連通させ、中空ロッド13には、その主部の根元部
分と先端部分とに大径シリンダ６内と小径シリンダ７内
とに通じる通路孔131,132を穿設して内部に流通路133を
形成し、該流通路の中途部に玉弁による逆止め弁12を大
径シリンダ側から小径シリンダ側へと流通可能に内装
し、而して、小径ピストン９の背後にて小径シリンダ７
内に小径ピストンを押圧する圧縮スプリング14を配して
いる。
如上の構成であり、螺筒２を以て液体を収容した容器の
口部に螺着させて使用するが、引金３を圧縮スプリング
14に抗して引くと、大径ピストン８が作動すると同時
に、中空ロッド13を介して小径ピストン９が従動する。
これに伴い、大径シリンダ８内が加圧態勢、小径シリン
ダ９内が減圧態勢となり、大径シリンダ８内の加圧液体
が通路孔131,132、流通路133を通って小径シリンダ９内
に流入し、両シリンダの径差に相当する分量の加圧液体
が更に透孔73、吐出弁５を経て噴霧ノズル４から噴出
（噴霧）する。
口部に螺着させて使用するが、引金３を圧縮スプリング
14に抗して引くと、大径ピストン８が作動すると同時
に、中空ロッド13を介して小径ピストン９が従動する。
これに伴い、大径シリンダ８内が加圧態勢、小径シリン
ダ９内が減圧態勢となり、大径シリンダ８内の加圧液体
が通路孔131,132、流通路133を通って小径シリンダ９内
に流入し、両シリンダの径差に相当する分量の加圧液体
が更に透孔73、吐出弁５を経て噴霧ノズル４から噴出
（噴霧）する。
次に、その引金３を放すと、圧縮スプリング14の弾力に
より両ピストン8,9、引金３等が逆動し、小径シリンダ
９内が加圧態勢、大径シリンダ８内が減圧態勢となり、
逆止め弁12が閉じて、小径シリンダ９内の加圧液体が透
孔73、吐出弁５を経て噴霧ノズル４から噴出（噴霧）す
る。また、減圧態勢となった大径シリンダ８内には、吸
上げパイプ11、吸込み弁10、透孔61を通じて容器内の液
体が吸入される。
より両ピストン8,9、引金３等が逆動し、小径シリンダ
９内が加圧態勢、大径シリンダ８内が減圧態勢となり、
逆止め弁12が閉じて、小径シリンダ９内の加圧液体が透
孔73、吐出弁５を経て噴霧ノズル４から噴出（噴霧）す
る。また、減圧態勢となった大径シリンダ８内には、吸
上げパイプ11、吸込み弁10、透孔61を通じて容器内の液
体が吸入される。
「考案の効果」 本考案によれば、引金を引くときにも、戻すときにも、
噴霧が得られ、したがって、連続的な噴霧が可能とな
り、使用上頗る便利である。また、構造が簡単で、安価
に提供できる。
噴霧が得られ、したがって、連続的な噴霧が可能とな
り、使用上頗る便利である。また、構造が簡単で、安価
に提供できる。
図面は、本考案の実施例を示す縦断側面図である。 １…噴霧器本体、２…螺筒 ３…引金、４…噴霧ノズル ５…吐出弁、６…大径シリンダ ７…小径シリンダ、８…大径ピストン ９…小径ピストン、10…吸込弁 11…吸上げパイプ、12…逆止め弁 13…中空ロッド、14…圧縮スプリング
Claims (1)
- 【請求項１】先端に噴霧ノズルを有し、該噴霧ノズルか
ら上流側へ吐出弁、シリンダ及び吸込弁を順次に備え、
シリンダ内に引金で操作されるピストンを内装したトリ
ガー式噴霧器において、シリンダを区分された大径と小
径との２つのシリンダとし、その大径シリンダを上流側
へ、また、小径シリンダを下流側へ連通させ、両シリン
ダ内にそれぞれピストンを内装して逆作動態勢で連動す
るよう機械的に連係させ、両シリンダ間を逆止め弁を介
して下流側へと一方的に連通させたことを特徴とするト
リガー式往復噴霧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4219389U JPH0647578Y2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | トリガー式往復噴霧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4219389U JPH0647578Y2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | トリガー式往復噴霧器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02133460U JPH02133460U (ja) | 1990-11-06 |
| JPH0647578Y2 true JPH0647578Y2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=31553519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4219389U Expired - Fee Related JPH0647578Y2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | トリガー式往復噴霧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0647578Y2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3042357B2 (ja) * | 1995-03-15 | 2000-05-15 | 東洋製罐株式会社 | トリガ式ポンプディスペンサ |
| JP6018968B2 (ja) * | 2013-04-30 | 2016-11-02 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
| JP6476060B2 (ja) * | 2015-04-30 | 2019-02-27 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
| JP6482387B2 (ja) * | 2015-05-29 | 2019-03-13 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
| CN107073501B (zh) * | 2014-10-31 | 2020-03-24 | 株式会社吉野工业所 | 扳机式液体喷射器 |
| JP6460886B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2019-01-30 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
| JP6476056B2 (ja) * | 2015-04-28 | 2019-02-27 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
-
1989
- 1989-04-11 JP JP4219389U patent/JPH0647578Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02133460U (ja) | 1990-11-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |