JP2510842Y2 - 液面加圧式の液体噴出容器 - Google Patents

液面加圧式の液体噴出容器

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JP2510842Y2 JP5953090U JP5953090U JP2510842Y2 JP 2510842 Y2 JP2510842 Y2 JP 2510842Y2 JP 5953090 U JP5953090 U JP 5953090U JP 5953090 U JP5953090 U JP 5953090U JP 2510842 Y2 JP2510842 Y2 JP 2510842Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は液面加圧式の液体噴出容器に係る。
「従来の技術」 例えば実公昭60-28529号公報が示すように、容器体内
への加圧空気供給手段を有する液面加圧式の噴霧器が知
られている。該噴霧器は、容器体底部から容器体内に起
立する空気吐出弁付きシリンダー内へ、筒状ピストン棒
上端に付設した空気吸込み弁付きピストンを嵌合させ、
その筒状ピストン棒を介しピストンを上下動させること
で、その筒状ピストン棒および上記両弁を介して容器体
内へ加圧空気が圧入され、該加圧空気の液面加圧によ
り、容器体頂部の弁箱内から起立するステム上端の押下
げヘッドを押下げると液体吐出弁が開いてその弁箱から
垂下されたパイプを介して容器体内液体が上記押下げヘ
ッドのノズル孔から噴霧するよう設けたものである。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、従来のこの種の容器では、内容液の減
少に伴って液面上方に存在する加圧空気の占める割合が
大きくなった場合、ピストンによる加圧を何回も繰り返
さなければ良好な液の噴出が行えないという欠点を有し
ている。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、良好な液の
噴出を最後まで簡単に行える液面加圧式の液体噴出容器
を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 (1)内部を大容積の液体収納室2及び該室2上部に設
けた小容積の液体一時貯留室3とに区画してなる容器体
4と、該容器体4の底壁12中央部に形成した開口13周縁
から容器体4内方へ起立させるとともに、上端を上記貯
留室3の底壁14に連設してなるシリンダー15と、上記液
体一時貯留室3上部に装着させたエアゾール式液体噴出
装置5と、上記シリンダー15内上部に所定ストロークで
上下動可能に嵌合させた第1空気吸入弁26付き第1ピス
トン25と、該ピストン25下方のシリンダー15内に嵌合さ
せた第2空気吸込弁32付き第2ピストン29から下端を上
記開口13より突出させた脚筒30を垂下する上下動部材31
と、上記第1ピストン25を第2ピストン29と連動させる
連動機構と、上記シリンダー15周壁上端に形成して液体
収納部2内より第1ピストン25上部のシリンダー15内へ
一方的に連通させる液体吸入弁16と、上記貯留室3の底
壁14に形成してシリンダー15内より貯留室3内へ一方的
に連通させる気液吐出弁20と、上記容器体4周壁内周に
外周縁を摺動可能に嵌合させるとともに、シリンダー周
壁外周に内周縁を摺動可能に嵌合させた可動底壁37とか
らなる。
(2)上記可動底壁に代えて容器体4の液体収納室2下
部に第3空気吸入弁38を設けた。
「作用」 第1図示の状態からハンドル33を持って作動部材31を
上下動させる。作動部材31の下降時、第1ピストン25が
下降すると、該ピストン25上方のシリンダー15内が低圧
化して、ここに、液体吸入弁16より液体収納部2の液体
が吸入される。第1ピストン25が係止突起24の位置まで
下降すると、嵌合筒25と凹溝36との係合が解除されて第
2ピストン29のみがなおも下降し、第2空気吸入弁32よ
り各ピストン25,29間に空気が吸入される。
作動部材31の上昇時には、第2ピストン29の上昇に伴
って第1ピストン25が上昇し、該ピストン25上部の液体
が加圧されて気液吐出弁20より液体一時貯留室3へ吐出
されて、次いで、第1、第2ピストン間の空気が第1空
気吸入弁26、気液吐出弁20より貯留室3内へ吐出され
る。この際嵌合筒35と凹溝36が再び係合する。上記操作
を繰り返し液体一時貯留室3内に液面加圧された液を貯
留した後、押下げヘッド11を押し下げれば貯留室3内の
液がノズル孔10より噴出する。又、液体収納室2内の液
体の減少に伴って可動底壁37が上昇する。
第2図に示す実施例では、上下動部材31を上下動させ
る際に容器体4を倒立させて行う様構成している。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は請求項1考案の一実施例を示し、図中1は液
体噴出容器を示す。該容器1は、内部を大容積の液体収
納室2及び該室2上部に設けた小容積の液体一時貯留室
3とに区画してなる容器体4を有している。
また上記貯留室3内には公知のエアゾール式液体噴出
装置5を有する。該装置5は貯留室5の頂壁に固定され
た弁箱6を有し、その弁箱6から垂下する小筒部7に上
端を嵌着させた吸上げパイプ8を貯留室3内に垂下し
て、又その弁箱内6からステム9を起立してその上端に
ノズル孔10付き押下げヘッド11を嵌着させている。ステ
ム9下端には液体吐出弁が設けられていて、ステム9が
下降すると、その弁が開いて貯留室3内液体がパイプ
8、弁箱6、ステム9、押下げヘッド11を通って噴出可
能としてある。
また、容器体4の底壁中央部に形成した開口13周縁か
ら容器体4内方へ起立させるとともに、上端を上記貯留
室3の底壁14に連設させたシリンダー15を設けている。
このシリンダー15には、その周壁上端左右に一対の液体
吸入弁16を設けて、液体収納室2よりシリンダー15内へ
一方的に連通する如く構成している。該弁16は、シリン
ダー15内低圧化により弁孔17を内面から閉塞する弁板18
外周が弾性に抗して押し開けられて開弁する様設けたも
ので、弁板18は、貯留室3下端に嵌合させた筒状の取付
部19下端より突設させている。また、上記貯留室3の底
壁14には気液吐出弁20を設けて、シリンダー15内より貯
留室3内へ一方的に連通する如く構成している。この弁
20は、シリンダー15内高圧化により弁孔21を上面から閉
塞する弁板22外周が弾性に抗して押し上げられて開弁す
る様設けたもので、弁板22は、中央に設けた取付部23を
貯留室底壁14に嵌着させて装着している。
また、上記シリンダー15内上部の上記各弁板18から所
定距離に係止突起24を突設して、該突起24と弁板18間を
往復動可能に第1ピストン25を嵌合させている。該ピス
トン25は第1空気吸入弁26を有し、該弁26は、複数の弁
孔27上面をピストン中央に取付部28を嵌着させた弁板29
により弾性閉塞させている。
更に上記係止突起24下方のシリンダー15に嵌合させた
第2ピストン29から脚筒30を垂下する上下動部材31を嵌
合させている。該部材31の第2ピストン29にも上記第1
ピストン25同様の第2空気吸入弁32を形成している。
また、脚筒30の下端には、上端面開口の円筒状をなす
ハンドル33を、その底壁上面を脚筒30下端面に一体に連
設させており、中央に外部と連通する通気孔34を穿設し
ている。
又、上記第1ピストン25からは下方へ嵌合筒35を垂設
し、該筒35の下端縁を第2ピストン29上面に形成した平
面円形状の凹溝36に着脱可能に嵌合させており、この嵌
合筒35と凹溝36によって第1ピストン25を第2ピストン
29と連動させる連動機構を構成している。この連動機構
は本実施例のものに限らず、例えば、第1ピストン25上
面と貯留室底壁14下面との間に弾性部材を介在させて第
1ピストン25を常時下方に付勢させることによっても行
える。
又、容器体4下部には可動底壁37を、その外周縁を容
器体周壁内周へ、その内周縁をシリンダー周壁外周へ各
々振動可能に嵌合させて装着している。
第2図に示すものは、請求項2考案の一実施例を示
し、本実施例では、可動底壁の代わりに容器体4の底壁
12に第3空気吸入弁38を設けて構成している。
「考案の効果」 以上の如く本考案液体噴出容器は、既述構成としたこ
とにより、収納した液体の量が減っても、液面加圧を行
うのに特別力が必要になったり、時間がかかったりせ
ず、常時一定操作で簡単に液面加圧を行うことが出来る
ため取扱いが極めて容易である。
又、容器体を倒立させて液面加圧を行えるため、その
操作が容易に行える利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1考案の一実施例を示す縦断面図、第2
図は請求項2考案の一実施例を示す縦断面図である。 2……液体収納室、3……液体一時貯留室 4……容器体、5……エアゾール式液体噴出容器 13……開口、15……シリンダー 16……液体吸入弁、20……気液吐出弁 25……第1ピストン、26……第1空気吸入弁 29……第2ピストン、30……脚筒 31……上下動部材、32……第2空気吸入弁 37……可動底壁、38……第3空気吸入弁

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部を大容積の液体収納室2及び該室2上
    部に設けた小容積の液体一時貯留室3とに区画してなる
    容器体4と、該容器体4の底壁12中央部に形成した開口
    13周縁から容器体4内方へ起立させるとともに、上端を
    上記貯溜室3の底壁14に連設してなるシリンダー15と、
    上記液体一時貯留室3上部に装着させたエアゾール式液
    体噴出装置5と、上記シリンダー15内上部に所定ストロ
    ークで上下動可能に嵌合させた第1空気吸入弁26付き第
    1ピストン25と、該ピストン25下方のシリンダー15内に
    嵌合させた第2空気吸込弁32付き第2ピストン29から下
    端を上記開口13より突出させた脚筒30を垂下する上下動
    部材31と、上記第1ピストン25を第2ピストン29と連動
    させる連動機構と、上記シリンダー15周壁上端に形成し
    て液体収納部2内より第1ピストン25上部のシリンダー
    15内へ一方的に連通させる液体吸入弁16と、上記貯留室
    3の底壁14に形成してシリンダー15内より貯留室3内へ
    一方的に連通させる気液吐出弁20と、上記容器体4周壁
    内周に外周縁を摺動可能に嵌合させるとともに、シリン
    ダー周壁外周に内周縁を摺動可能に嵌合させた可動底壁
    37とからなることを特徴とする液面加圧式の液体噴出容
    器。
  2. 【請求項2】上記可動底壁に代えて容器体4の液体収納
    室2下部に第3空気吸入弁38を設けてなる請求項1記載
    の液体噴出容器。
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