JPH0749091Y2 - ドラムブレーキ - Google Patents

ドラムブレーキ

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JPH0749091Y2
JPH0749091Y2 JP1990005068U JP506890U JPH0749091Y2 JP H0749091 Y2 JPH0749091 Y2 JP H0749091Y2 JP 1990005068 U JP1990005068 U JP 1990005068U JP 506890 U JP506890 U JP 506890U JP H0749091 Y2 JPH0749091 Y2 JP H0749091Y2
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JP
Japan
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brake
drum
back plate
plate
shoe
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JP1990005068U
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Inventor
雄司 鈴木
俊則 近藤
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車を制動するためのドラムブレーキの改
良に関するものである。
[従来の技術] 一般に、ドラムブレーキは、ドラムシューが係合すべき
ブレーキドラムと、ブレーキシューがホイールシリンダ
の如き拡張手段を介して支持されるトルクプレートと、
このトルクプレートに取付けられたパックプレートとか
ら成っており、ホイールシリンダの伸長によってブレー
キシューがブレーキドラムの内面に摩擦的に係合してブ
レーキがかけられる。
[考案が解決しようとする課題] しかし、この従来技術のドラムブレーキでは、ブレーキ
をかけるためにブレーキシューがブレーキドラムに摩擦
的に係合すると、バックプレートに500〜800Hz程度の低
周波の曲げ振動が発生してブレーキ鳴きを発生する。
尚、このバックプレートの低周波の曲げ振動を抑制する
ためバックプレートの剛性を高めることが考えられる
が、このようにすると、ブレーキシュー及びブレーキド
ラムの共振周波数によってはシュー・ドラム系とバック
プレート系の振動が連成し、逆にブレーキ鳴きが悪化す
ることがあった。
また、ドラムブレーキのブレーキ鳴きを防止するため
に、バックプレートの外面にアスファルトシートを貼り
付けることが提案されているが(実開昭53-138090号公
報参照)、これはブレーキ鳴きの原因であるバックプレ
ートの振動を打ち消すのではなく、単にこの振動が外部
に拡散することがないように閉じ込めるだけであり、ブ
レーキ鳴きを充分に抑制することができなかった。
更に、ドラムブレーキのブレーキ鳴きを防止するため
に、バックプレートの外面に石綿布等の吸振材を挟んで
鋼片を固着することが提案されているが(特開昭53-134
177号公報参照)、これは鋼片とバックプレートとの間
に経時変化によって劣化し変質し易い吸振材が介在して
いるため、使用につれて吸音特性が変化し、同様にブレ
ーキ鳴きを有効に防止することができなかった。
本考案の目的は、このようなバックプレートの低周波の
曲げ振動自体を打ち消してブレーキ鳴きを有効に防止す
ることができるドラムブレーキを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の課題を解決するために、ブレーキシュ
ーが係合すべきブレーキドラムと前記ブレーキシューが
拡張手段を介して支持されるトルクプレートと前記トル
クプレートに取付けられたバックプレートとから成るド
ラムブレーキにおいて、前記バックプレートの外面に前
記バックプレートの曲げ振動を打ち消して抑制するよう
に取付けられたマスダンパーを備えていることを特徴と
するドラムブレーキを提供するものである。
[作用] このようにバックプレートにマスダンパーを設けると、
ブレーキシューがブレーキドラムに摩擦的に係合する際
に生ずるバックプレートの低周波の曲げ振動を打ち消す
ように抑制することができるので、ブレーキ鳴きを防止
することができる。
[実施例] 本考案の実施例を図面を参照して詳細にのべると、第1
図は本考案に係るドラムブレーキ10を示し、このドラム
ブレーキ10は、図示しないブレーキドラムと、リング状
のトルクプレート14に取付けられた1対のホイールシリ
ンダ16、16′の両端のピストンに跨がって接続された2
つのブレーキシュー18、18′とから成っている。トルク
プレート14には円板状のパックプレート22が取付けら
れ、このバックプレート22は図示しないアクスルハウジ
ングに固定され、またブレーキドラムは図示しないアク
スルシャフトにハブを介して固定されている。ブレーキ
シュー18、18′は、ブレーキドラムの内周面に相対向し
て配置され、通常ではばね20、20′によってブレーキド
ラムから離反するように付勢されている。ドラムブレー
キ10を作動するために、ホイールシリンダ16、16′のピ
ストンを油圧により伸長すると、ブレーキシュー18、1
8′はばね20、20′に抗してブレーキドラムの内周面に
摩擦的に係合してブレーキがかけられる。
バックプレート22の外面には、第2図に示すように、バ
ックプレート22の曲げ振動を打ち消すように抑制するた
めのマスダンパー24が取付けられる。このマスダンパー
24は、例えば鉄などから作られ、特に第3図から解るよ
うに、バックプレート22の背面に溶接することにより取
付けられる。
このように、バックプレート22にマスダンパー24を取付
けると、ブレーキをかけるために、ホイールシリンダ1
6、16′の伸長によってブレーキシュー18、18′がブレ
ーキドラムに摩擦的に係合する際に、マスダンパー24の
質量によりバックプレート22の低周波振動が打ち消され
て振動そのものが発生することがなく従って、ブレーキ
鳴きが発生することがない。
[考案の効果] 本考案によれば、上記のように、ドラムブレーキのバッ
クプレートの外面にマスダンパーを設けているため、プ
レーキシューがブレーキドラムに摩擦的に係合する際に
生ずるバックプレートの低周波の曲げ振動を打ち消すよ
うに抑制することができるので、ブレーキ鳴きを一層有
効に防止することができる実益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るドラムブレーキの正面図、第2図
は本考案に用いられるバックプレートの背面図、第3図
は本考案に係るバックプレートとマスダンパーの溶接部
分の断面図である。 10……ドラムブレーキ、14……トルクプレート、16、1
6′……ホイールシリンダ、18、18′……ブレーキシュ
ー、20、20′……ばね、22……バックプレート、24……
マスダンパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキシューが係合すべきブレーキドラ
    ムと前記ブレーキシューが拡張手段を介して支持される
    トルクプレートと前記トルクプレートに取付けられたバ
    ックプレートとから成るドラムブレーキにおいて、前記
    バックプレートの外面に前記バックプレートの曲げ振動
    を打ち消して抑制するように取付けられたマスダンパー
    を備えていることを特徴とするドラムブレーキ。
JP1990005068U 1990-01-25 1990-01-25 ドラムブレーキ Expired - Lifetime JPH0749091Y2 (ja)

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JPH0396440U JPH0396440U (ja) 1991-10-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53138090U (ja) * 1977-04-07 1978-11-01
JPS53134177A (en) * 1978-05-09 1978-11-22 Akebono Brake Ind Co Ltd Noise prevention mechanism in brake device

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JPH0396440U (ja) 1991-10-02

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