JPS5916580Y2 - ディスクブレ−キ装置用ブレ−キパッド装置 - Google Patents

ディスクブレ−キ装置用ブレ−キパッド装置

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JPS5916580Y2
JPS5916580Y2 JP1978078987U JP7898778U JPS5916580Y2 JP S5916580 Y2 JPS5916580 Y2 JP S5916580Y2 JP 1978078987 U JP1978078987 U JP 1978078987U JP 7898778 U JP7898778 U JP 7898778U JP S5916580 Y2 JPS5916580 Y2 JP S5916580Y2
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JP
Japan
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brake
pad
disc
weight body
brake pad
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Application number
JP1978078987U
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JPS54179376U (ja
Inventor
克彦 藤井
Original Assignee
本田技研工業株式会社
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/0006Noise or vibration control
    • F16D65/0018Dynamic vibration dampers, e.g. mass-spring systems

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車輛のディスクブレーキ装置の制動部材として
用いられるブレーキパッドの改良に関するものである。
更に詳細には、ブレーキパッドの裏金に支軸を延出し、
これに弾性部材で移動を規制する如く移動可能に錘体を
設け、ブレーキパッドに制動摩擦によって付与される処
の振動数に近い振動数で逆位相の振動を錘体に惹起せし
め、逆位相の振動でパッド側の振動を打ち消し減衰せし
め、ブレーキの鳴きを抑制、防止する如くしたブレーキ
パッド装置に関する。
車輌のディスクブレーキ装置は、例えば自動二輪車では
第4図の如くで、装置1はキャリパ−2、これの内部に
装着されたインナー、アウターのブレーキパッド3,4
、キャリパ−内に設けられ、一方のパッド4を押圧する
ピストン5等からなる。
パッド3,4は裏金3a、4aを備え、夫々はキャリパ
−2内の凹部2a、2bに収納され、一方のパッド4側
の背面にはピストン5を収納するシリンダ部2Cが設け
られている。
そしてホイールに固設されたディスク6はパッド3,4
間で挾まれ、ピストン5により一方のパッド4への加圧
でこれ4と他方のパッド3との間でディスク6を挾圧し
、摩擦により制動作用を行う。
以上のブレーキディスク装置において、テ゛イスクロと
パッド3,4の摺動摩擦でパッドが自励振動し、これが
周囲と共鳴してブレーキの所謂鳴き音の原因の一つとな
ることが知られている。
このため従来からブレーキ鳴き防止対策として諸種の提
案がなされているが充分ではない。
特に自動二輪車はブレーキ装置が外部に露出しているた
め上記鳴き音は不快であり、これの解決か望まれる。
本考案者はブレーキディスク装置のブレーキ鳴き音発生
の上記した問題点に鑑み、これを解決するべく本考案を
威したものである。
本考案の目的とする処は、ブレーキパッドの裏金に支軸
を延出し、これに弾性部材で移動を規制する如く移動可
能に錘体を設け、ブレーキパッドに制動摩擦で付与され
る振動数に近い振動数で逆位相の振動を錘体に惹起させ
、これによりパッド側の振動と干渉し合せ、打ち消し合
せて振動減衰を図ったブレーキパッド装置を提供する。
次に本考案の好適一実施例を添付図面に従って詳述する
第1図は本考案の第1実施例を示し、図はブレーキキャ
リパ−の周辺の部分は省略して示している。
10はブレーキディスクで、これの左右の摺動面には対
面する如くブレーキパッド11.12が配設されている
ブレーキパッドのアウター12の裏金13背面中央部に
は後方へ支軸14を延出する。
支軸14上には所定の質量を備える錘体16をその貫通
孔17を介して軸方向に摺動自在に嵌装する。
そして支軸14の後端にはストッパー15を一体に設け
、これの手前に板状のバネ受18を遊嵌する。
以上の錘体16の前面と、これと対面するブレーキパッ
ド12の裏金13対向面間にはコイルスプリング19を
縮装するとともに、錘体16の背面と、これと対面する
バネ受18間にもコイルスプリング20を縮装し、錘体
16を支軸14上の中間位置に支持せしめる。
即ち錘体16はスプリング19.20で軸方向中間部に
フローティング支持される。
以上のパッド裏金背面に延出した部材は、パッド裏金1
3に当接するピストン21の空所22内に収納され、ピ
ストン21はキャリパ−23のシリンダ24内に摺動自
在に嵌装されている。
かくすることにより、ピストン21の前進動でパッド裏
金13に衝合するこれの作用によりパッド12はテ゛イ
スク10の表面に圧接され、摩擦によってディスク10
を制動する。
この摩擦摺動でパッド12には自励振動が発生し、この
振動は支軸14に、又スプリング19を介して錘体16
に、更にスプリング20に伝搬される。
そして錘体16はスプリング19.20でフローティン
グ、且つ弾性的に支持されているため上記パッドの振動
数に近く、且つ逆位相の振動が惹起される。
この逆位相で振動数の近い振動がパッドの振動と相互に
打ち消し合い、干渉し合ってこれを減衰する。
かくしてパッドの振動は減衰され、ブレーキ鳴き音は抑
制されることとなる。
第2図は本考案の第2実施例を示す。
基本的構造は上記と同一であるため、同一部分には同一
符号を付す。
上記実施例は、先ずフィルスプリング19.20を用い
るため軸14を含んで長くなり、ピストン21の凹所2
2内への収納を考慮すると最良とはいえないこと、次に
錘体の質量が一定であればバネレートを高くした方が高
い振動数が得られ、パッドの振動数が高いためコイルス
プリングに代わる弾性部材の方がより好ましい。
そこで第2図に示される如くパッド12の裏金13後方
へ延出した支軸14上に遊合された錘体16の前後と、
裏金13、バネ受18との間に皿バネを介在せしめる。
即ち錘体16の前面と裏金13背面との間の軸上に、互
に膨出部を向い合わせた一対の皿バネ119 a、 1
19 bを、又錘体16の背面とバネ受18との間にも
同様に皿バネ120 a、 120 bを夫々介在せし
める。
皿バネを用いることによりこの部分の軸方向長さを可及
的に短がくし、又バネレートも高く設定することができ
、スペース上、振動減衰効果で好ましい手段が得られる
第3図は本考案の第3実施例を示す。
本実施例は上記したスプリングに代え、弾性部材として
スリーブ状のゴム219.220を軸14上に遊合し、
且つパッド裏金13と錘体16、錘代体16とバネ受1
8間に介装したもので、上記と同様の効果が得られる。
以上図示例では錘体16の前後に弾性部材を配したが、
これは錘体16と裏金13間のみでも良く、これによっ
ても減衰効果は得られ、コンパクト化が要求される場合
、或は反対側のパッド11に設ける場合に有利であろう
以上で明らかな如く本考案によれば、ブレーキパッドの
裏金背面に支軸を延出し、これに錘体を移動可能に、こ
の移動が弾性部材で規制される如く設置したため、パッ
ドの振動でこれに近い振動数をもって錘体が逆位相で振
動し、これによりパッドの振動を減衰せしめ、テ゛イス
クブレーキ装置のブレーキ鳴き音を可及的に抑制、防止
することができる。
又以上は構造も簡単で、バネレートの設定で効果的な鳴
き音防止を図ることができるとともに、上記機構をピス
トン内に収納してスペース上の問題を解決することがで
き、ブレーキ鳴き防止装置として実用性に富む。
更に上記機構はパッドに付設されたものであるため、従
来のこの種ブレーキパッド装置においてもパッドを交換
するだけで良いという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は要部の
縦断側面図、第2図は第2実施例の同様の図、第3図は
第3実施例の同様の図、第4図はテ゛イスクブレーキ装
置の概略を示す縦断面図である。 尚図面中11.12はブレーキパッド、13は裏金、1
4ハ軸、16バ錘体、19.20.119 a、 11
9 b、 120a、 120 b、 219.220
ハ弾性部材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキパッド間でブレーキディスクを挾圧して制動を
    行う如くしたディスクブレーキ装置において、上記ブレ
    ーキパッドの少くとも一方の裏金に軸を延設し、該軸上
    には弾性部材で軸方向移動を規制する如く移動可能に錘
    体を設置し、且つこれら軸、弾発部材及び錘体から戊る
    機構を、ブレーキキャリパ−内に摺動自在に嵌装され、
    上作ブレーキパッドの裏金に衝合するピストン内に収納
    したことを特徴とするディスクブレーキ装置用ブレーキ
    装置用ブレーキパッド装置。
JP1978078987U 1978-06-09 1978-06-09 ディスクブレ−キ装置用ブレ−キパッド装置 Expired JPS5916580Y2 (ja)

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JPS54179376U JPS54179376U (ja) 1979-12-18
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ID=28996536

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FR2849133B1 (fr) * 2002-12-20 2005-11-11 Bosch Gmbh Robert Dispositif de frein a disque muni d'un attenuateur de vibrations
JP7133380B2 (ja) * 2018-07-26 2022-09-08 ナブテスコ株式会社 姿勢制御装置及びブレーキ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5335391B2 (ja) * 1975-12-30 1978-09-27

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JPS5424236Y2 (ja) * 1976-08-31 1979-08-16

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