JPH0749076A - 点火装置における継手構造 - Google Patents

点火装置における継手構造

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JPH0749076A
JPH0749076A JP19466593A JP19466593A JPH0749076A JP H0749076 A JPH0749076 A JP H0749076A JP 19466593 A JP19466593 A JP 19466593A JP 19466593 A JP19466593 A JP 19466593A JP H0749076 A JPH0749076 A JP H0749076A
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shaft
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conductor
ignition
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Yoshihisa Kobayashi
良尚 小林
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 点火コイルあるいは点火ケーブルの端末に付
設された軸状高圧ターミナルと、筒状導電体との結合が
確実な継手構造を提供する。 【構成】 軸状高圧ターミナル19を筒状導電体21の
内周に差込み、該筒状導電体の外周に嵌合させて貫通穴
21aから内方に突出させた係合リング22の係合凸部
22aを軸状高圧ターミナルの係合凹部19aに縮径力
で係合させて、高圧ターミナルと導電体とを結合する一
方、絶縁スリーブ24を上記係合リングの外周に嵌合さ
せて、係合リングの係合凸部の拡径を規制すると共に、
該絶縁スリーブを上記高圧ターミナルを固定しているハ
ウジングに絶縁キャップ25を介して、あるいは、直接
に、離脱可にロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、点火装置における継手
構造、詳しくは、内燃機関の点火コイルあるいは点火ケ
ーブルの端末に付設された軸状高圧ターミナルを筒状導
電体を介して点火コイルと結合する点火装置において、
上記軸状ターミナルと筒状導電体との継手構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関において点火コイルと点
火プラグとを導電体で接続させる点火装置として、図4
に示す装置が提供されている。該装置では、エンジン1
のシリンダヘッド2に形成した取付孔3に絶縁体4を取
付け、該絶縁体4の内周に導電体5を嵌合させている。
上記絶縁体4の上部に設けた端子6をスプリング7で付
勢して、上記絶縁体4の上部に差込んだ点火コイル8の
高圧ターミナル9に接触させると共に、上記導電体5の
下部に設けた端子10をスプリング11で付勢して、上
記絶縁体4の下部に差込んだ点火プラグ12の端子13
に接触させている。(実開昭64−8580号公報参
照)
【0003】上記点火装置では、要求電圧の上昇に伴っ
て、点火プラグ12と絶縁体4との電気的シール性を高
める必要があり、このため、絶縁体4の内周を小径にし
て、点火プラグ12の碍子部12aを強力に締め付ける
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記点
火装置では、その機能上、点火コイル8と導電体5とが
分離できる構造になっているから、エンジン1から点火
装置を取り外す際に、点火コイル8を持って引き上げる
と、上記絶縁体4による点火プラグ12の締め付けが強
力であるので、点火プラグ12から絶縁体4が分離され
る前に、点火コイル8が絶縁体4から分離されて、エン
ジン1の取付孔3内に絶縁体4や導電体5等が残るとい
う不具合が生じる。
【0005】このため、絶縁体4による点火コイル8の
締め付けをより強力にすることが考えられるが、其の場
合、点火コイル8の差込み力も増加するので、差込み作
業性が悪化するという問題がある。また、点火コイル8
を導電体5および絶縁体4に接着することも考えられる
が、この場合には、部分的な交換ができなくなるという
問題がある。
【0006】本発明は上記問題を解消するためになされ
たもので、点火コイルあるいは点火ケーブル等の点火側
の軸状高圧ターミナルと筒状導電体とを離脱可能に結合
すると共に、上記点火コイルを点火プラグと分離して引
き上げる時に、導電体および絶縁体を点火プラグ側と確
実に分離して引き上げる事ができる継手構造を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、点火コイルあるいは点火ケーブルの端末
に付設された軸状高圧ターミナルと、点火プラグとを、
筒状導電体を介して結合する点火装置における上記軸状
高圧ターミナルと筒状導電体との継手構造において、上
記軸状高圧ターミナルの外周に係合凹部を形成する一
方、上記軸状高圧ターミナルに一端を外嵌して取り付け
る上記筒状導電体に、上記係合凹部に対応する貫通穴を
形成し、かつ、上記筒状導電体の外周に嵌合して上記貫
通穴から上記軸状高圧ターミナルの係合凹部に縮径力で
係合する係合凸部を有する係合リングを設けると共に、
上記筒状導電体および係合リングの外周に嵌合する絶縁
スリーブを設け、該絶縁スリーブの内径を上記係合リン
グの拡径を規制する内径に設定し、さらに、上記絶縁ス
リーブと上記軸状高圧ターミナルを固定したハウジング
との間に離脱可にロックされるロック部を設けているこ
とを特徴とする点火装置における継手構造を提供するも
のである。
【0008】更に、本発明は、上記絶縁スリーブとハウ
ジングとの間にロック部を設けて絶縁スリーブをハウジ
ング側に固定する構造に代えて、上記軸状高圧ターミナ
ルを固定したハウジングに一端を離脱可に固定した絶縁
キャップを設け、該絶縁キャップの他端と上記絶縁スリ
ーブとの間に離脱可にロックされるロック部を設けてい
ることを特徴とする点火装置における継手構造を提供す
るものである。
【0009】尚、絶縁スリーブとハウジングとの間にロ
ック部を設けると共に、上記絶縁キャップを設け、該絶
縁キャップと絶縁スリーブとの間にロック部を設けて、
二重ロックとしても良い。
【0010】本発明は、特に、点火コイルと点火プラグ
とを接続する点火装置の継手構造に適用することが好ま
しく、上記軸状高圧ターミナルは点火コイルの導体端末
に接続し、上記軸状高圧ターミナルのハウジングは点火
コイル本体からなり、該コイル本体の凹状の差込み部の
内部に軸状高圧ターミナルが突出させ、上記絶縁スリー
ブの下部を点火プラグの外周に嵌合すると共に、上部を
点火コイル本体の上記差込み部の内周に上記係合リング
の拡径を規制するように嵌合している
【0011】上記絶縁スリーブと点火コイル本体との間
に設けるロック部は、絶縁スリーブの外周部に突起を設
ける一方、点火コイル本体に、その下端より倒L字形状
の固定溝を設け、上記突起を固定溝の縦溝部の下端開口
より挿入した後、縦溝部の上端で水平方向へ回転して横
溝部に挿入係止し、絶縁スリーブを軸方向および周方向
に移動不可にロックする構成としている。
【0012】上記絶縁スリーブと絶縁キャップとの間に
設けるロック部は、絶縁スリーブの外周部に下向きに拡
径して、下端に係止面を有する係止爪を突設する一方、
絶縁キャップの内周面に上記係止爪を係合し、下端係止
面と当接する係止面を備えた係止溝を設け、点火コイル
本体を引き上げると、該点火コイル本体と固定した絶縁
キャップの係止面により絶縁スリーブが強制的に引き上
げられる構成としている。
【0013】
【作用】本発明では、軸状高圧ターミナルに筒状導電体
を外嵌し、該筒状導電体の外周に嵌合させて貫通穴から
内方に突出させた係合リングの係合凸部を軸状高圧ター
ミナルの係合凹部に縮径力で係合させて、軸状高圧ター
ミナルと筒状導電体とを結合する一方、絶縁スリーブを
上記係合リングの外周に嵌合させている。上記絶縁スリ
ーブの嵌合により、係合リングの係合凸部の拡径が規制
されるので、係合凸部が軸状高圧ターミナルの係合凹部
から外れなくなる。
【0014】これにより、点火コイル本体を持って引き
上げても、係合リングの係合凸部が軸状高圧ターミナル
の係合凹部から外れないように絶縁スリーブでロックさ
れるので、軸状高圧ターミナルが筒状導電体から分離さ
れなくなり、軸状高圧ターミナルと筒状導電体との結合
が確実になる。
【0015】また、絶縁スリーブが軸状高圧ターミナル
のハウジング(点火コイル本体)にロック部を介して直
接、あるいは絶縁キャップを介して固定されているた
め、軸状高圧ターミナルを引き上げる時、絶縁スリーブ
も一体となって確実に引き上げられ、絶縁スリーブは係
合リングの拡径を規制しながら、係合リングおよび導電
体と共に点火プラグと分離して取り外される。
【0016】一方、軸状高圧ターミナルを筒状導電体に
差込む時は、筒状導電体に軸状高圧ターミナルを差し込
んだ後、係合リングを取り付け、その後、絶縁スリーブ
を外嵌するため、軸状高圧ターミナルを筒状導電体に差
し込むための差込み力が増加せず、差込み作業が容易と
なる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1に示す実施例は、内燃機関において点火コ
イルと点火プラグとを導電体により接続するもので、エ
ンジンのシリンダヘッド16には取付穴16aが形成さ
れ、該取付穴16aの底部には点火プラグ17がねじ部
17aで固定されている。該点火プラグ17には、碍子
部と端子(不図示)とが設けられている。
【0018】一方、点火コイル本体18の下部には、下
面開口の凹状部を有する筒状の差込み部18aが設けら
れ、該差込み部18aの外周にはリング状の係合凸部1
8bが形成されている。該点火コイル18の差込み部1
8aの内部には、該差込み部18aと所定の隙間tを隔
てて軸状の高圧ターミナル19が一体的に設けられ、該
高圧ターミナル19の外周には、リング状の係合凹部1
9aが形成されている。
【0019】長寸の筒状導電体21が設けられ、該導電
体21の下部はスプリング(不図示)を介して上記点火
プラグ17の端子と電気的に接続されている。上記導電
体21の上部の内周は、上記高圧ターミナル19の外周
に嵌合して電気的に接続される。該導電体21の上部に
は、上記高圧ターミナル19の係合凹部19aに対向し
て貫通穴21aが2箇所に形成されている。
【0020】上記導電体21の上部の外周に嵌合するば
ね性の係合リング22が設けられ、該係合リング22に
は、上記貫通穴21aから上記高圧ターミナル19の係
合凹部19aに係合する係合凸部22aが形成されてい
る。該係合リング22は、予め導電体21の外周に嵌合
させて係合凸部22aを貫通穴21aから内方に突出さ
せている。該状態で、高圧ターミナル19を導電体21
の上端開口より内周に差込むと、係合凸部22aが高圧
ターミナル19の外周に乗り上げて拡径し、該係合凸部
22aが係合凹部19aに落ち込むと径が元に戻って縮
小し、高圧ターミナル19と導電体21とを確実に結合
する。
【0021】上記筒状の導電体21を外嵌するために、
長寸の合成樹脂製の絶縁スリーブ24が設けられ、該絶
縁スリーブ24の下部は、上記点火プラグ17の碍子部
の外周に嵌合して、碍子部の外周との間をシールする。
該絶縁スリーブ24の下部の内周は、電気的シール性を
高めるために小径に形成され、点火プラグ17の碍子部
を強力に締め付けるように設定されている。
【0022】上記絶縁スリーブ24の上部の外周は、上
記点火コイル本体18の差込み部18aの内周に嵌合さ
れている。また、絶縁スリーブ24の上部の外周には、
差込み部18aより離れた位置に、リング状の係止凸部
24aが形成されている。
【0023】上記絶縁スリーブ24の内周は、上記導電
体21及び係合リング22の外周に嵌合され、該内周
は、上記係合リング22の係合凸部22aの拡径を規制
(拘束)するために、係合リング22の外周と僅かの隙
間を隔てる内径に設定されている。
【0024】さらに、ゴム製の絶縁キャップ25が設け
られ、該絶縁キャップ25の上部の内周は、上記点火コ
イル本体18の差込み部18aの外周に嵌合し、下部の
内周は、上記絶縁スリーブ24の外周に嵌合する。該絶
縁キャップ25の上部内周には、上記差込み部18aの
係止凸部18bに係止されるリング状の係止凹部25a
が形成され、下部内周には、上記絶縁スリーブ24の係
止凸部24aに係止されるリング状の係止凹部25bが
形成されている。
【0025】上記差込み部18aの外周に突設する係止
凸部18bは上向きに拡径して上端面に係止面を備え、
該係止凸部18aを絶縁キャップ25の係止凹部25a
に係止してロックすることにより、差込み部18aの上
昇により絶縁キャップ25が強制的に上昇するようにし
ている。また、絶縁スリーブ24の係止凸部24aは下
向きに拡径して下端に係止面を備え、該係止凸部24a
を絶縁キャップ25の係止凹部25bに係止してロック
することにより、絶縁キャップ25の上昇により絶縁ス
リーブ24が強制的に上昇するようにしている。
【0026】上記構成からなる点火装置において、組立
てに際しては、図2(A)のように、導電体21の上部
の内周を高圧ターミナル19に差込んでゆく。上記導電
体21の外周には、予め係合リング22を嵌合させて、
係合凸部22aを貫通穴21aから内方に突出させてお
り、上記導電体21の差込み途中で、係合凸部22aが
高圧ターミナル19の外周に乗り上げて拡径され、つい
で図2(B)のように、係合凸部22aが高圧ターミナ
ル19の係合凹部19aに落ち込んで縮径されて、導電
体21と高圧ターミナル19が係合リング22を介して
確実に結合される。
【0027】その後、あるいは上記高圧ターミナル19
を導電体21に差し込む前に、点火コイル本体18の差
込み部18aの外周に絶縁キャップ25の上部外周を差
込んで、差込み部18aの係止凸部18bに絶縁キャッ
プ25の係止凹部25aを係止して、絶縁キャップ25
を差込み部18aに結合する。
【0028】ついで、図2(C)のように、絶縁スリー
ブ24の内周を導電体21に差込んでゆき、図2(D)
のように、係合リング22の外周にも差込んで、図1の
ように、点火コイル本体18の差込み部18aの内周に
差込んで、その差込み端部を差込み部18aの底部に当
て止める。絶縁スリーブ24が係合リング22の外周に
差込まれると、絶縁スリーブ24の内周で係合リング2
2の係合凸部22aの拡径が規制されるので、係合凸部
22aが高圧ターミナル19の係合凹部19aから外れ
なくなる。
【0029】また、絶縁スリーブ24は、絶縁キャップ
25の内周にも差込まれて、係止凸部24aが係止凹部
25bに係止されて、絶縁キャップ25に絶縁スリーブ
24が結合される。
【0030】上記のように点火コイル本体18に導電体
21、係合リング22、絶縁スリーブ24、絶縁キャッ
プ25を取り付けた状態で、図1のように、内燃機関の
シリンダヘッド16の取付穴16aに絶縁スリーブ24
を差込んで、絶縁スリーブ24の下部を点火プラグ17
の碍子部の外周に嵌合して組付けられる。
【0031】上記組み付けた点火コイルを取り外す時、
点火コイル本体18を持って引き上げると、係合リング
22の係合凸部22aが拡径して高圧ターミナル19の
係合凹部19aから外れないように絶縁スリーブ24の
内周でロックされているので、導電体21は高圧ターミ
ナル19と分離しない。しかも、係合リング22の拡径
を規制する絶縁スリーブ24は絶縁キャップ25と係止
凸部24aと係止凹部25bとのロックで分離せず、絶
縁キャップ25は点火コイル本体18と係止凹部25a
と係止凸部18aとのロックで分離しないため、点火コ
イル本体18の引き上げ時に、絶縁キャップ25、絶縁
スリーブ24および導電体21、係合リング22は強制
的に引き上げられる。
【0032】よって、絶縁スリーブ24の下部の内径を
小径にして、点火プラグ17の碍子部を強力に締め付け
て、点火プラグ17と絶縁スリーブ24の電気的シール
性を高めた場合であっても、上記のように、絶縁スリー
ブ24を絶縁キャップ25とロックしているため、高圧
ターミナル19と分離して、シリンダヘッド16の取付
穴16aに、導電体21、絶縁スリーブ24等が残るお
それがなく、電気的シール性を高めることで点火装置の
信頼性を向上させる事が出来る。
【0033】さらに、絶縁スリーブ24は、係合リング
22の外周に嵌合したときのみロックし、高圧ターミナ
ル19と導電体21を係合リング22で結合するときは
外嵌していないため、高圧ターミナル19の差込み力が
増加せず、差込み作業を容易とする事が出来る。
【0034】なお、点火コイル本体18又は導電体21
を交換するときには、絶縁キャップ25の係止凹部25
bと絶縁スリーブ24の係止凸部24aとの係止を解除
させて、絶縁スリーブ24を抜き取り、ついで導電体2
1を引っ張ると、係合リング22の係合凸部22aが拡
径して高圧ターミナル19の係合凹部19aから外れ、
導電体21を高圧ターミナル19から抜き取ることがで
きる。
【0035】本発明は上記実施例に限定されず、図3
(A)(B)に示すように、点火コイル本体18の差込
み部18aに絶縁スリーブ24を直接ロックするように
してもよい。即ち、差込み部18に固定溝18cを設け
ており、該固定溝18cは差込み部18の内周面に下端
より刻設した縦溝部18c−1と、該縦溝部の上端より
水平方向に屈折する横溝部18c−2と、横溝部18c
−2の先端より下向きに屈折した係止溝部18c−3を
備え、横溝部18c−2および係止溝部18c−3を貫
通孔としている。一方、絶縁スリーブ24の外周部に固
定溝18cに挿入する突起24bを突設している。
【0036】絶縁スリーブ24の突起24bは上記固定
溝18cに対して、縦溝部18c−1の下端開口より挿
入し、上端に達すると水平方向に回転して、横溝部18
c−2に挿入して移動し、ついで係止溝部18c−3に
嵌まり込んで係止している。よって、点火コイル本体1
8を上方へ引き抜く時、固定溝18cに突起14bがロ
ックされた絶縁スリーブ24は分離することなく一体に
引き抜かれる。
【0037】前記図1及び図2に示す実施例に上記図3
に示す構成を付加しても良い。即ち、前記図1および図
2に示す実施例において、上記絶縁スリーブ24と絶縁
キャップ25の係止部24a,25b、又は点火コイル
本体18の差込み部18aと絶縁キャップ25の係止部
18b,25aの係止強度が弱く、絶縁スリーブ24等
が取付穴16a内に残るおそれがある場合には、図3に
示す構成を付加し、絶縁スリーブ24を差込み部18に
直接ロックし、絶縁キャップ25を介してロックするこ
とと併せて、2重ロックとする事が好ましい。
【0038】尚、上記固定溝18cと突起24bとのロ
ックに代えて、差込み部18と絶縁スリーブ24とを螺
合してねじ式ロックとしても良い。さらに、上記実施例
は、点火コイルを点火プラグに接続する点火装置に適用
したものであるが、点火ケーブルの端末に高圧ターミナ
ルを接続した点火装置に適用できることは言うまでもな
い。
【0039】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる内燃機関の点火コイルあるいは点火ケーブルの
端末に付設された軸状高圧ターミナルと点火プラグとを
筒状導電体を介して接続し、該筒状導電体と軸状高圧タ
ーミナルとを結合するための継手構造を、上記のよう
に、係合リングを用いて結合し、かつ、該係合リングに
よる結合を絶縁スリーブで確保し、該絶縁スリーブを高
圧ターミナルを固定しているハウジング(点火コイル本
体)にロックする構成としているため、高圧ターミナル
を点火プラグと分離して引き上げる時、高圧ターミナル
と導電体とを係合リングで一体として分離することなく
引き上げることが出来ると共に、上記導電体および係合
リングと共に絶縁スリーブも分離することなく確実に引
き上げることが出来る。よって、内燃機関のシリンダヘ
ッド穴に導電体、絶縁スリーブが残ることを防止でき
る。
【0040】このように、高圧ターミナルを持って引き
上げても、係合リングの係合凸部が高圧ターミナルの係
合凹部から外れないように絶縁スリーブの内周でロック
されているため、絶縁スリーブで点火プラグを強力に締
め付けた場合でも、高圧ターミナルが導電体から分離し
なくなり、点火プラグと絶縁スリーブの電気的シール性
が高められるので、点火装置の信頼性が向上するように
なる。
【0041】また、絶縁スリーブは係合リングの外周に
嵌合したときのみロックし、高圧ターミナルと導電体を
係合リングで結合するときには無いので、高圧ターミナ
ルの差込み力が増加せず、差込み作業性が向上する利点
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の継手構造の断面図である。
【図2】 (A)〜(D)は継手構造の組立て手順の説
明図である。
【図3】 (A)はキー式ロックの要部断面図、(B)
はその側面図である。
【図4】 従来の継手構造の断面図である。
【符号の説明】
17 点火プラグ 18 点火コイル 18a 差込み部 18b 係止凸部 19 高圧ターミナル 19a 係合凹部 21 導電体 21a 貫通穴 22 係合リング 22a 係合凸部 24 絶縁スリーブ 24a 係止凸部 25 絶縁キャップ 25a 係止凹部 25b 係止凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火コイルあるいは点火ケーブルの端末
    に付設された軸状高圧ターミナルと、点火プラグとを、
    筒状導電体を介して結合する点火装置における上記軸状
    高圧ターミナルと筒状導電体との継手構造であって、 上記軸状高圧ターミナルの外周に係合凹部を形成する一
    方、 上記軸状高圧ターミナルに一端を外嵌して取り付ける上
    記筒状導電体に、上記係合凹部に対応する貫通穴を形成
    し、かつ、 上記筒状導電体の外周に嵌合して上記貫通穴から上記軸
    状高圧ターミナルの係合凹部に係合する係合凸部を有す
    る係合リングを設けると共に、 上記筒状導電体および係合リングの外周に嵌合する絶縁
    スリーブを設け、該絶縁スリーブの内径を上記係合リン
    グの拡径及び上記軸状高圧ターミナルの離脱を規制する
    内径に設定し、さらに、 上記絶縁スリーブと上記軸状高圧ターミナルを固定した
    ハウジングとの間に離脱可にロックされるロック部を設
    けていることを特徴とする点火装置における継手構造。
  2. 【請求項2】 点火コイルあるいは点火ケーブルの端末
    に付設させた軸状高圧ターミナルと、点火プラグとを、
    筒状導電体を介して結合する点火装置における上記軸状
    高圧ターミナルと筒状導電体との継手構造であって、 上記軸状高圧ターミナルの外周に係合凹部を形成する一
    方、 上記軸状高圧ターミナルに一端を外嵌して取り付ける上
    記筒状導電体に、上記係合凹部に対応する貫通穴を形成
    し、かつ、 上記筒状導電体の外周に嵌合して上記貫通穴から上記軸
    状高圧ターミナルの係合凹部に係合する係合凸部を有す
    る係合リングを設けると共に、 上記筒状導電体および係合リングの外周に嵌合する絶縁
    スリーブを設け、該絶縁スリーブの内径を上記係合リン
    グの拡径及び上記軸状高圧ターミナルの離脱を規制する
    内径し、さらに、 上記軸状高圧ターミナルを固定したハウジングに一端を
    離脱可に固定した絶縁キャップを設け、該絶縁キャップ
    の他端と上記絶縁スリーブとの間に離脱可にロックされ
    るロック部を設けていることを特徴とする点火装置にお
    ける継手構造。
  3. 【請求項3】 点火コイルあるいは点火ケーブルの端末
    に付設させた軸状高圧ターミナルと、点火プラグとを、
    筒状導電体を介して結合する点火装置における上記軸状
    高圧ターミナルと筒状導電体との継手構造であって、 上記軸状高圧ターミナルの外周に係合凹部を形成する一
    方、 上記軸状高圧ターミナルに一端を外嵌して取り付ける上
    記筒状導電体に、上記係合凹部に対応する貫通穴を形成
    し、かつ、 上記筒状導電体の外周に嵌合して上記貫通穴から上記軸
    状高圧ターミナルの係合凹部に係合する係合凸部を有す
    る係合リングを設けると共に、 上記筒状導電体および係合リングの外周に嵌合する絶縁
    スリーブを設け、該絶縁スリーブの内径を上記係合リン
    グの拡径および上記軸状高圧ターミナルの離脱を規制す
    る内径に設定すると共に、上記軸状高圧ターミナルを固
    定したハウジングとの間に離脱可にロックされるロック
    部を設け、さらに、 上記ハウジングに一端を離脱可に固定した絶縁キャップ
    を設け、該絶縁キャップの他端と上記絶縁スリーブとの
    間に離脱可にロックされるロック部を設けていることを
    特徴とする点火装置における継手構造。
  4. 【請求項4】 上記軸状高圧ターミナルは点火コイルの
    導体端末に接続したもので、上記軸状高圧ターミナルの
    ハウジングは点火コイル本体からなり、該コイル本体の
    凹状の差込み部の内部に軸状高圧ターミナルが突出し、 上記絶縁スリーブは、下部を点火プラグの外周に嵌合す
    ると共に、上部を点火コイル本体の上記差込み部の内周
    に上記係合リングの拡径および上記軸状高圧ターミナル
    の離脱を規制するように嵌合していることを特徴とする
    前記請求項のいずれか1項に記載の点火装置における継
    手構造。
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CN114336144A (zh) * 2021-12-13 2022-04-12 陕西航空电气有限责任公司 一种航空发动机点火电缆接口结构

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