JP2009121383A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】点火コイル本体内部にクラックが発生せず、絶縁ケース内に配置した部品間の絶縁性を確保することのできる内燃機関用点火コイルを提供する。
【解決手段】点火コイル本体21と、この点火コイル本体21の高圧タワー部に取り付けられ、点火コイル本体21からの高電圧をエンジン51に取り付けた点火プラグ61へ供給するプロテクタ41とからなり、絶縁ケース31が、鉄心27の下面から上側のコイル・鉄心組立体22部分を収容する絶縁ケース本体部31uと、この絶縁ケース本体部31uの下側に連なり、鉄心27の下面よりも下側のコイル・鉄心組立体22部分を収容する下部収容部と、この下部収容部に連なる高圧タワー部とを有した内燃機関用点火コイル11において、下部収容部および高圧タワー部を、絶縁ケース本体部31uよりも軟質な樹脂で構成し、下部収容部にプラグホール(52h,53h)内への液体の浸入を防止するシール機能を持たせたラバー部42に兼用させる。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば、自動車のエンジンなどの内燃機関の点火プラグに、火花放電を発生させるための高電圧を供給する内燃機関用点火コイルに関するものである。
図3は従来の内燃機関用点火コイルをエンジンに取り付けた状態の概略構成を示す部分縦断面図である。
図3において、内燃機関用点火コイル11は、高電圧を出力す(発生させ)る点火コイル本体21と、この点火コイル本体21を構成する絶縁ケース31の高圧タワー部31tに取り付けられ、点火コイル本体21から供給される高電圧をエンジン51に取り付けられた点火プラグ61へ供給(伝達)するプロテクタ41とで構成されている。
上記した点火コイル本体21は、コイル・鉄心組立体22と、このコイル・鉄心組立体22を収容する絶縁ケース31と、この絶縁ケース31に取り付けられた低圧端子(一次端子)34および高圧端子(二次端子)35と、絶縁ケース31内に充填(注入)されて硬化し、コイル・鉄心組立体22を構成する部品を相互に絶縁し、固定する絶縁樹脂としての熱硬化性樹脂38とで構成されている。
上記したコイル・鉄心組立体22は、一次コイルボビン23と、この一次コイルボビン23の外周に巻き線を巻き付け、筒状に形成された一次コイル24と、この一次コイル24の外側(外周)に配置され、間隔をおいて太鼓型に形成された複数の巻き鍔部25sで仕切られた複数の巻き溝25dを有する二次コイルボビン25と、この二次コイルボビン25の複数の巻き溝25dに巻き線を巻き付け、筒状に形成された二次コイル26と、この二次コイル26と一次コイル24とを磁気的に結合する鉄心27と、二次コイルボビン25の端部に取り付けられた一端部が二次コイル26の一端(高圧側)に電気的に接続され、他端部が高圧端子35に接続されることにより、二次コイル26からの高電圧を高圧端子35へ供給(伝達)する導電体としての端末リード28とで構成されている。
そして、鉄心27は、一次コイルボビン23、一次コイル24、二次コイルボビン25および二次コイル26を貫通するセンタ鉄心部27cと、一次コイルボビン23、一次コイル24、二次コイルボビン25および二次コイル26の外側に配置され、センタ鉄心部27cとともに閉磁路を形成する環状鉄心部27rとで構成されている。
上記した絶縁ケース31は、鉄心27(環状鉄心部27r)の下面から上側のコイル・鉄心組立体22部分を内部に収容する絶縁ケース本体部31uと、この絶縁ケース本体部31uの下側に連なり、鉄心27(環状鉄心部27r)の下面よりも下側のコイル・鉄心組立体22部分を内部に収容する下部収容部31dと、この下部収容部31dの下側に連なる筒状の高圧タワー部31tとで構成されている。
そして、絶縁ケース本体部31uの上端部の側面にコネクタ部31cが設けられ、このコネクタ部31cに複数の低圧端子34が、例えば、絶縁ケース31の成形時にインサートされる。
そして、高圧タワー部31tには、圧入などによって高圧端子35が取り付けられている。
なお、一次コイル24の両端、二次コイル26の他端、複数の低圧端子34、高圧端子35は所定の回路を構成するように電気的に接続されている。
上記したプロテクタ41は、点火コイル本体21の下端部に位置する高圧タワー部31tに取り付けられ、点火コイル本体21から供給される高電圧を絶縁シールし、かつ、エンジン51の各プラグホール52h,53h内への液体、例えば、水等の浸入を防止する機能を有した弾性体からなるラバー部42と、点火プラグ61の絶縁碍子64部分に取り付けられ、絶縁シールする弾性体からなるブーツ部43と、このブーツ部43とラバー部42とを機械的に接続し、点火コイル本体21から供給される高電圧をエンジン51に取り付けられた点火プラグ61へ供給(伝達)する、例えば、ステンレス系の線材で構成され、一端が点火コイル本体21の高圧端子35に接触する導電体としての導電性コイルバネ45を備え(収容し)た、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)で成形された絶縁筒部44とで構成されている。
そして、高圧タワー部31tとラバー部42、絶縁筒部44とラバー部42およびブーツ部43とは、例えば、周回する突条と、この突条が嵌合する嵌合溝とによって結合されている。
そして、絶縁筒部44には、下端から少し上側の内側に、周回する係止段部44sが設けられている。
そして、導電性コイルバネ45は、太径部45bの上下に細径部45sが連なる上下対称に構成され、太径部45bの下端が絶縁筒部44の係止段部44sに当接、係合することにより、絶縁筒部44から抜けるのを阻止されている。
なお、図3に示したプロテクタ41は、ラバー部42と、ブーツ部43と、絶縁筒部44とに3分割されているが、エンジン51側のプラグホール(52h,53h)の深さにより、ラバー部、ブーツ部および絶縁筒部を弾性体で一体的に構成し、図3に示した導電性コイルバネ45と同様な導電体を備えたプロテクタの場合もある。
上記したエンジン51は、基本プラグホール52hが設けられたシリンダヘッド52と、このシリンダヘッド52の上に図示を省略した取付ボルトなどによって取り付けられ、基本プラグホール52hに連通する延長プラグホール53hが設けられたシリンダヘッドカバー53と、このシリンダヘッドカバー53とシリンダヘッド52との間に配置されたガスケット54とで構成されている。
そして、基本プラグホール52hの底には、点火プラグ61の雄ねじ部65sを螺合させて点火プラグ61を取り付けるための取付ねじ孔52sが設けられている。
そして、シリンダヘッドカバー53の上端は上方へ開放した皿形部53pとされ、この皿形部53pの上端に外側へ張り出した鍔部53bが設けられ、この鍔部53bに、図示を省略した点火コイル本体21(絶縁ケース本体31u)の外周に設けられた取付部が図示を省略した取付ボルトなどによって取り付けられる。
なお、プラグホールは、基本プラグホール52hと、延長プラグホール53hとで構成されている。
上記した点火プラグ61は、プロテクタ41を構成する導電性コイルバネ45の他端に接触し、導電性コイルバネ45から高電圧が供給される頂部端子62と、この頂部端子62から延びた中心電極63と、この中心電極63および頂部端子62を絶縁シールする絶縁碍子64と、この絶縁碍子64の外側に設けられた金具65とで構成されている。
そして、金具65には、シリンダヘッド52の取付ねじ孔52sに螺合する雄ねじ部65sと、この雄ねじ部65sから延び、中心電極63と火花間隙をおいて対向する電極65eとが設けられている。
上述したように構成された内燃機関用点火コイル11は、エンジン51に装着すると、図3に示すように、絶縁ケース31の下部収容部31dおよび高圧タワー部31tが延長プラグホール53hの中に収容され、プロテクタ41が基本プラグホール52hおよび延長プラグホール53hの中に収容される。
そして、低圧端子34を介して一次コイル24へ通電した後に一次コイル24への通電を遮断すると、二次コイル26に高電圧が発生する。
この二次コイル26に発生する高電圧は、端末リード28、高圧端子35、導電性コイルバネ45を介して点火プラグ61の頂部電極62へと伝達される(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−223463号公報
上記した内燃機関用点火コイル11は、絶縁ケース31内に鉄心27を収容した後、絶縁ケース31内に熱硬化性樹脂38を充填(注入)して熱硬化性樹脂38を硬化させるが、例えば、絶縁ケース31がPTBで構成され、熱硬化性樹脂38をエポキシ樹脂とすると、使用によって温度が低下(変化)した場合、鉄心27に対して絶縁ケース31および熱硬化性樹脂38は線膨張係数が大きいため、絶縁ケース31および熱硬化性樹脂38は収縮が困難となり、各部に応力が発生する。
特に、絶縁ケース本体部31uの下側に連なり、鉄心27(環状鉄心部27r)の下面よりも下側のコイル・鉄心組立体22部分を内部に収容する下部収容部31dは、上面周囲を環状鉄心部27rに拘束されるため、応力が高くなり、下部収容部31dの内部に充填された熱硬化性樹脂38も同様に応力が高くなってクラック(亀裂、ひび割れ)が発生することがある。
このように、点火コイル本体21内部にクラックが発生すると、絶縁ケース31内に配置した部品間の絶縁性が確保できなくなる。
この発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、使用の温度低下(変化)に伴う各部品の線膨張係数差による内部応力を絶縁ケースの下部収容部で吸収することにより、絶縁樹脂にクラックが発生せず、絶縁ケース内に配置した部品間の絶縁性を確保することのできる内燃機関用点火コイルを提供するものである。
この発明は、以下のような発明である。
(1)高電圧を出力する点火コイル本体と、この点火コイル本体を構成する絶縁ケースの高圧タワー部に取り付けられ、前記点火コイル本体から供給される高電圧をエンジンに取り付けられた点火プラグへ供給するプロテクタとからなり、前記点火コイル本体が、筒状に巻かれた一次コイル、筒状に巻かれて前記一次コイルと同心状に配置される二次コイル、この二次コイルおよび前記一次コイルの内側、外側を通って閉磁路を構成する鉄心からなるコイル・鉄心組立体と、このコイル・鉄心組立体を収容する前記絶縁ケースと、この絶縁ケース内に充填されて硬化し、前記一次コイル、前記二次コイルおよび前記鉄心を絶縁する絶縁樹脂とを有し、前記絶縁ケースが、前記鉄心の下面から上側の前記コイル・鉄心組立体部分を内部に収容する絶縁ケース本体部と、この絶縁ケース本体部の下側に連なり、前記鉄心の下面よりも下側の前記コイル・鉄心組立体部分を内部に収容する下部収容部と、この下部収容部の下側に連なる前記高圧タワー部とを有し、前記エンジンに装着する際に、前記下部収容部および前記高圧タワー部が前記エンジンのプラグホールの中に収容される内燃機関用点火コイルにおいて、前記下部収容部および前記高圧タワー部を、前記絶縁ケース本体部よりも軟質な樹脂で構成し、前記下部収容部に前記プラグホール内への液体の浸入を防止するシール機能を持たせたことを特徴とする。
(2)(1)に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、前記下部収容部および前記高圧タワー部を、非組立状態で前記絶縁ケース本体部に対して着脱可能な別体にしたことを特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、前記下部収容部および前記高圧タワー部を、前記プロテクタのラバー部に兼用させたことを特徴とする。
この発明によれば、絶縁ケースの下部収容部および高圧タワー部を、絶縁ケースの絶縁ケース本体部よりも軟質な樹脂で構成したので、使用の温度低下(変化)に伴う各部品の線膨張係数差による内部応力を下部収容部で吸収することができるため、点火コイル本体内部にクラックが発生せず、絶縁ケース内に配置した部品間の絶縁性を確保することができる。
そして、下部収容部および高圧タワー部を、非組立状態で絶縁ケース本体部に対して着脱可能な別体にしたので、絶縁ケース本体部と、下部収容部および高圧タワー部とを別々に製造して組み立て(結合させ)ればよく、絶縁ケースの製造が簡単になる。
そして、下部収容部および高圧タワー部を、プロテクタのラバー部に兼用させたので、部品点数を少なくして内燃機関用点火コイルを安価に製造することができ、また、ラバー部の外径を細くすることができることにより、プラグホールの細径化が可能になる。
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す拡大縦断面図、図2はこの発明の一実施例である内燃機関用点火コイルを組み立ててエンジンに取り付けた状態の概略構成を示す部分縦断面図であり、図3と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
この発明の一実施例の内燃機関用点火コイル11が、図3に示した内燃機関用点火コイル11と異なるのは、絶縁ケース31の下部収容部(31d)および高圧タワー部(31t)を、絶縁ケース31の絶縁ケース本体部31uよりも軟質で、使用の温度低下(変化)に伴う各部品の線膨張係数差による内部応力を吸収可能な樹脂、例えば、シリコーンゴムで構成(成形)した、非組立状態で絶縁ケース本体部31uに対して着脱可能なプロテクタ41のラバー部42に兼用させた点である。
すなわち、図1に示すように、絶縁ケース本体部31uの底部に開口31hを設け、ラバー部42の上端に、絶縁ケース本体部31uに設けた開口31hの開口縁31eを保持する外側(外周)へ開放して周回した溝を有する保持部42hが設けられている。
この発明の一実施例の内燃機関用点火コイル11においては、図1に示す絶縁ケース本体部31uの開口31h内へ下側から、ラバー部42の上端部分を窄めて挿入した後、ラバー部42の上端部分が元の状態へ戻る弾性力(復元力)によって保持部42hに開口縁31eを保持させることにより、図2に示すように、絶縁ケース本体部31uにラバー部42を取り付け、絶縁ケース31とすることができる。
この絶縁ケース31を使用することにより、従来と同様に、内燃機関用点火コイル11を組立、図2に示すように、エンジン51に取り付けることができる。
そして、絶縁ケース31を構成するラバー部42は、点火コイル本体21から供給される高電圧を絶縁シールし、かつ、エンジン51の各プラグホール52h,53h内への液体、例えば、水等の浸入を防止する機能を有する。
なお、この一実施例の内燃機関用点火コイル11を組み立てた場合、図2に示すように、コイル・鉄心組立体22の環状鉄心部27rがラバー部42の保持部42hを介して絶縁ケース本体部31uの底に乗ることにより、ラバー部42が絶縁ケース本体部31uから外れるのを防止する。
また、ラバー部42の部分には、従来のように、内側に別体としての下部収容部および高圧タワー部が存在しないので、プロテクタ41(ラバー部42)の外径を細くすることができることにより、基本プラグホール52hおよび延長プラグホール53h(プラグホール)を細径化することができる。
上述したように、この発明の一実施例によれば、絶縁ケース31の下部収容部および高圧タワー部(ラバー部42)を、絶縁ケース31の絶縁ケース本体部31uよりも軟質で、熱硬化性樹脂38(絶縁樹脂)の応力を吸収可能な樹脂、例えば、シリコーンゴムで構成したので、使用の温度低下(変化)に伴う各部品の線膨張係数差による内部応力を、シリコーンゴム製の下部収容部で吸収することができる。
したがって、点火コイル本体21内部にクラックが発生せず、絶縁ケース31内に配置した部品間の絶縁性を確保することができる。
そして、下部収容部および高圧タワー部(ラバー部42)を、非組立状態で絶縁ケース本体部31uに対して着脱可能な別体にしたので、絶縁ケース本体部31uと、下部収容部および高圧タワー部(ラバー部42)とを別々に製造して組み立て(結合させ)ればよく、絶縁ケース31の製造が簡単になる。
そして、下部収容部および高圧タワー部を、プロテクタ42のラバー部42に兼用させたので、部品点数を少なくして内燃機関用点火コイル11を安価に製造することができ、また、ラバー部42の外径を細くすることができることにより、プラグホールの細径化が可能になる。
上記した実施例では、下部収容部および高圧タワー部を、プロテクタ41のラバー部42に兼用させた例を示したが、下部収容部および高圧タワー部を、絶縁ケース本体部31uよりも軟質な樹脂でラバー部42と別体に構成し、下部収容部に各プラグホール52h,53h内への液体の浸入を防止するシール機能を持たせても、同様な効果を得ることができる。
また、ラバー部42を絶縁ケース本体部31uに対して着脱可能な別体にした例を示したが、例えば、二色成形などによってラバー部を絶縁ケース本体部に一体成形し、ラバー部を絶縁ケース本体部に対して着脱不可能なものにしても、同様な効果を得ることができる。
また、ラバー部42の材質をシリコーンゴムとした例を示したが、同様に機能する軟質な樹脂でラバー部を構成(成形)しても、同様な効果を得ることができる。
また、プロテクタ41を構成するラバー部42、ブーツ部43および絶縁筒部44を別々にした例を示したが、ラバー部と絶縁筒部とを一体的構成(一体成形)としたり、ブーツ部と絶縁筒部とを一体的構成(一体成形)としたり、ラバー部、ブーツ部および絶縁筒部を一体的構成(一体成形)としたものにも適用することができる。
また、プラグホールが基本プラグホール52hと延長プラグホール53hとで構成された例を示したが、単一のプラグホールからなるものであってもよい。
この発明の一実施例である内燃機関用点火コイルの要部を示す拡大縦断面図である。 この発明の一実施例である内燃機関用点火コイルを組み立ててエンジンに取り付けた状態の概略構成を示す部分縦断面図である。 従来の内燃機関用点火コイルをエンジンに取り付けた状態の概略構成を示す部分縦断面図である。
符号の説明
11 内燃機関用点火コイル
21 点火コイル本体
22 コイル・鉄心組立体
23 一次コイルボビン
24 一次コイル
25 二次コイルボビン
25s 巻き鍔部
25d 巻き溝
26 二次コイル
27 鉄心
27c センタ鉄心部
27r 環状鉄心部
28 端末リード(導電体)
31 絶縁ケース
31u 絶縁ケース本体部
31h 開口
31e 開口縁
31c コネクタ部
31d 下部収容部
31t 高圧タワー部
34 低圧端子(一次端子)
35 高圧端子(二次端子)
38 熱硬化性樹脂(絶縁樹脂)
41 プロテクタ
42 ラバー部
42h 保持部
43 ブーツ部
44 絶縁筒部
44s 係止段部
45 導電性コイルバネ(導電体)
45b 太径部
45s 細径部
51 エンジン
52 シリンダヘッド
52h 基本プラグホール(プラグホール)
52s 取付ねじ孔
53 シリンダヘッドカバー
53h 延長プラグホール(プラグホール)
53p 皿形部
53b 鍔部
54 ガスケット
61 点火プラグ
62 頂部端子
63 中心電極
64 絶縁碍子
65 金具
65s 雄ねじ部
65e 電極

Claims (3)

  1. 高電圧を出力する点火コイル本体と、この点火コイル本体を構成する絶縁ケースの高圧タワー部に取り付けられ、前記点火コイル本体から供給される高電圧をエンジンに取り付けられた点火プラグへ供給するプロテクタとからなり、
    前記点火コイル本体が、筒状に巻かれた一次コイル、筒状に巻かれて前記一次コイルと同心状に配置される二次コイル、この二次コイルおよび前記一次コイルの内側、外側を通って閉磁路を構成する鉄心からなるコイル・鉄心組立体と、このコイル・鉄心組立体を収容する前記絶縁ケースと、この絶縁ケース内に充填されて硬化し、前記一次コイル、前記二次コイルおよび前記鉄心を絶縁する絶縁樹脂とを有し、
    前記絶縁ケースが、前記鉄心の下面から上側の前記コイル・鉄心組立体部分を内部に収容する絶縁ケース本体部と、この絶縁ケース本体部の下側に連なり、前記鉄心の下面よりも下側の前記コイル・鉄心組立体部分を内部に収容する下部収容部と、この下部収容部の下側に連なる前記高圧タワー部とを有し、
    前記エンジンに装着する際に、前記下部収容部および前記高圧タワー部が前記エンジンのプラグホールの中に収容される内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記下部収容部および前記高圧タワー部を、前記絶縁ケース本体部よりも軟質な樹脂で構成し、前記下部収容部に前記プラグホール内への液体の浸入を防止するシール機能を持たせた、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  2. 請求項1に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記下部収容部および前記高圧タワー部を、非組立状態で前記絶縁ケース本体部に対して着脱可能な別体にした、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  3. 請求項1または請求項2に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記下部収容部および前記高圧タワー部を、前記プロテクタのラバー部に兼用させた、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
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