JPH0713195Y2 - 点火ケーブルの端末部構造 - Google Patents

点火ケーブルの端末部構造

Info

Publication number
JPH0713195Y2
JPH0713195Y2 JP1989122336U JP12233689U JPH0713195Y2 JP H0713195 Y2 JPH0713195 Y2 JP H0713195Y2 JP 1989122336 U JP1989122336 U JP 1989122336U JP 12233689 U JP12233689 U JP 12233689U JP H0713195 Y2 JPH0713195 Y2 JP H0713195Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge tube
terminal
cap
tube unit
plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989122336U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0362489U (ja
Inventor
恭治 松田
龍一 吉田
裕之 杉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP1989122336U priority Critical patent/JPH0713195Y2/ja
Publication of JPH0362489U publication Critical patent/JPH0362489U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0713195Y2 publication Critical patent/JPH0713195Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は放電管ユニットをプラグキャップ内に配置した
点火ケーブルの端末部構造に関する。
(従来の技術) 従来、点火プラグのくすぶり対策のために内燃機関の点
火系にシリーズギャップとしての放電管ユニットを配置
することが知られている。前記放電管ユニットは、主
に、プラグキャップ内のケーブル端子とプラグ端子との
間に配置され、前記放電管ユニットの電極がそれぞれケ
ーブル端子とプラグ端子とに接触する。
例えば、実開昭63-101486号公報では、プラグキャップ
内にガラス管、電極端子、該電体からなる放電管ユニッ
トを組込んだ構造の点火装置が開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前記公報のごとくキャップが一体型の場合は
放電管をプラグキャップ内に組込んだり取出したりする
ことが容易に出来ないという問題があった。
さらに、放電管やその他の部品には製造上若干の寸法公
差が生じるので、その公差のために部品間の接触不良が
起きるという欠点がある。
一般に、接触安定性の弱い端子間にスプリングを介在さ
せ、バネ力によって両端子の接触安定性を得ることが知
られている。
しかしながら、本件のようなエンジン部分でのスプリン
グ使用においては、接触安定性を向上できる一方、エン
ジンの振動がスプリングを介してすべて放電管電極に伝
わり電極に多大な負担がかかってしまったり、キャップ
内に組込む放電管自体がスプリングの遊びにより一定位
置に納まらなかったりして好ましくない。さらに、スプ
リングとエンジンの振動が共振すると最悪の場合スプリ
ングが破断してしまう等の問題が生じる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決することを目的とし、プラグ
キャップ内への放電管等の内蔵部品の組込みと後の取り
出しが容易に行えるとともに、放電管の電極に負担をか
けることなく前記内蔵部品の寸法公差を吸収し電極の接
触安定性を得ることができる点火ケーブルの端末部を提
供するものである。
本考案の点火ケーブルの端末部構造は、 端末に付設された端子、放電管ユニット及び点火プラグ
端子が順次直列に配設され、これらが縦長筒状プラグキ
ャップに収容されてなる点火ケーブルの端末部構造にお
いて、当該端末部を、二分割されて、当該部分に放電管
ユニットの収容室を有して成るプラグキャップと、放電
管ユニットの外周とプラグキャップ内壁及び放電管ユニ
ットの端面と該放電管ユニットの端面に対向する部材と
の間に介在するゴム部材からなる保護カバーと、上記端
末に付設された端子と放電管ユニット並びに上記点火プ
ラグ端子と放電管ユニットとの間に各々に介在するスプ
リングとで構成し、前記ゴム部材からなる保護カバーの
外周及び/又は、端面に突起を設けたことを特徴とす
る。
前記ゴム部材からなる保護カバーに設けた突起は、プラ
グキャップ内壁あるいは放電管ユニット外壁に当接し、
両者に押圧されるように設けることが好ましい。
(作用) プラグキャップが二分割構造なので、放電管ユニット及
びその他の内蔵部品の組込みはキャップと二分割させて
分割部より挿入でき、取り出す時も同様に分割部より取
り出せるので作業性が良い。
本考案のスプリングは端末に付設された端子と放電管ユ
ニット並びに点火プラグ端子と放電管ユニットとの間に
介在し、そのスプリング力によって各端子と放電管ユニ
ットを押し両者間の接触を維持する。
放電管ユニットとプラグキャップ内壁との間に介在する
ゴム部材は、放電管ユニット外壁とキャップ内壁に密着
し、放電管を所定位置に固定させるとともに、その弾性
を利用して内蔵部品の寸法公差を吸収する。
前記ゴム部材に突起を設けると、前記突起がプラグキャ
ップ内壁と放電管ユニット外壁とで押圧され、突起の押
し潰し量の変化でその押し潰し方向の寸法公差を吸収で
きる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本実施例を説明する。
第1図において、プラグキャップ1a,1bはケーブル側1a
とプラグ側1bとに分解される二分割構造となっている。
1aと1bの結合部2は第4図のようなロックひねり方式に
なっており、ケーブル側キャップ1aのプラグ側挿入部3
上にある突起4がプラグ側キャップ1bの溝5に挿入さ
れ、挿入先の係止穴6に突起4が係止されロックされる
仕組みになっている。また、結合部2にはキャップ内へ
の水分進入を防ぐため、Oリング7を設けている。
他の結合構造として第5図のようなねじ方式があり、こ
の場合はケーブル側キャップ1aのねじ部8がプラグ側キ
ャップの溝部9にねじこまれる。
キャップ結合部2は、キャップ内に各部品を挿入し二分
割キャップ1a,1bを結合した後も部品の交換時に容易に
分解可能である。
放電管ユニット10の外周には、含油ゴムからなる保護カ
バー11a,11bが密着被覆されており、キャップ結合部2
の電気絶縁性、シール性を確保しているとともに放電管
ユニットをキャップ内に固定させる役割を果たしてい
る。
本実施例では、ゴムのコロナ劣化対策として保護カバー
の材質に含油ゴムを採用している。
第2図及び第3図に示すように保護カバー11aには上面
にシールリップ12が側面にシールリップ13がそれぞれ設
けてあり、12のシールリップはケーブル側キャップ1aの
放電管対向面14に押し付けられており、13のシールリッ
プも同様にプラグキャップの内壁15に当接している。
また、放電管等の内蔵部品の製造において若干の寸法交
差が生じても、その公差を前記シールリップ12,13の押
しつぶし量の変化で吸収できる。
例えば、放電管の上下方向の公差が0mmのときシールリ
ップの押し潰し量を0.5mmとし、さらに±0.3mmの押し潰
し量変化を持たせてあれば、上下方向に±0.2mmの公差
が生じても前記押し潰し量の変化でその公差は十分吸収
出来ることになる。
さらに、保護カバーの材料である含油ゴムの永久歪みも
吸収できるように、耐久後の歪みも考慮した高さのシー
ルリップを設けるとより一層シール性が向上する。保護
カバーにシールリップを設ける位置は、キャップ結合部
2の場所に応じ、結合部からの水分進入の防止の役割を
果たす位置に設定する。場合によっては、放電管側にシ
ールリップを突設させても良い。
第1図において、点火ケーブル16は先端に金属端子17を
かしめてキャップ内に挿入されており、ケーブル16とキ
ャップ1aの開口部との防水は防水ゴム栓などで行う(図
省略)。端子17の先端はL型に折曲げられており、折曲
げ部が端子17下のインピーダンス素子18と接触してい
る。
インピーダンス素子18と放電管ユニット10の間のスプリ
ング19は素子18を上方向に押しあげ端子17と確実に接触
させており、放電管の電極20aと素子18との導通を維持
している。
素子18の外周にある固定部材21は素子18の固定とスプリ
ング19の移動防止の働きをする。
本実施例は、電気的雑音防止のために端子17とスプリン
グ19との間にインピーダンス素子18を配置しているが、
必ずしも素子18を入れる必要はなく、端子17に直接スプ
リング19を接触させても構わない。
点火プラグ側キャップ内には上から順に保護カバーを被
覆した放電管ユニット10,スプリング22,固定部材23,点
火プラグ端子24,点火プラグ25が配置している。
スプリング22は放電管の電極20bとプラグ端子24との導
通を行なっている。
点火プラグ端子24のリブ26がキャップ内壁の突起27に係
止し位置決めされるが、その時プラグ挿入力が電極20b
に集中してしまうのを防ぐために端子24の先端が固定部
材23の面28に当接し挿入力を固定部材23に分散させ、電
極20bに必要以上の荷重がかからぬよう配慮されてい
る。固定部材23はキャップ1bと別体になっているが、23
と1bは一体になっていても良い。
キャップ下端開口部の防水性は29の防水ゴム栓により確
保されている。
以上のキャップ内装部品はキャップ分割時に挿入可能で
あり、キャップの分解によつて取替えも容易である。
(考案の効果) 本考案のようなプラグキャップ分解型の点火装置では放
電管等の内装部品の組込み及び取替え作業が大変楽であ
る。
本考案の構造では、放電管電極に負担を掛けないでエン
ジン振動による接触不安定を解消するとともに部品の交
差吸収も行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であり、第2図は一部切り欠
き図、第3図は本実施例の保護カバー、第4図と第5図
はプラグキャップの結合部の実施例である。 図中、1a…ケーブル側プラグキャップ 1b…プラグ側プラグキャップ 2…キャップ結合部 3…挿入部 4…突起 5…溝 6…係止穴 7…Oリング 8…ねじ部 9…溝部 10…放電管ユニット 11a…保護カバー 11b…保護カバー 12…シールリップ 13…シールリップ 14…放電管対向面 15…キャップ内壁 16…点火ケーブル 17…点火ケーブル端子 18…インピーダンス素子 19…スプリング 20a…電極 20b…電極 21…固定部材 22…スプリング 23…放電管固定部材 24…点火プラグ端子 25…点火プラグ 26…リブ 27…突起 28…面 29…防水ゴム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】端末に付設された端子、放電管ユニット及
    び点火プラグ端子が順次直列に配設され、これらが縦長
    筒状プラグキップに収容されてなる点火ケーブルの端末
    部構造において、当該端末部を、二分割されて、当該部
    分に放電管ユニットの収容室を有して成るプラグキップ
    と、放電管ユニットの外周とプラグキャップ内壁及び放
    電管ユニットの端面と該放電管ユニットの端面に対向す
    る部材との間に介在するゴム部材からなる保護カバー
    と、上記端末に付設された端子と放電管ユニット並びに
    上記点火プラグ端子と放電管ユニットとの間に各々に介
    在するスプリングとで構成し、前記ゴム部材からなる保
    護カバーの外周及び/又は、端面に突起を設けたことを
    特徴とする点火ケーブルの端末部構造。
JP1989122336U 1989-10-20 1989-10-20 点火ケーブルの端末部構造 Expired - Lifetime JPH0713195Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989122336U JPH0713195Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 点火ケーブルの端末部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989122336U JPH0713195Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 点火ケーブルの端末部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0362489U JPH0362489U (ja) 1991-06-19
JPH0713195Y2 true JPH0713195Y2 (ja) 1995-03-29

Family

ID=31670339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989122336U Expired - Lifetime JPH0713195Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 点火ケーブルの端末部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0713195Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5362486B2 (ja) * 2009-08-27 2013-12-11 ダイニチ工業株式会社 燃焼装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132180A (ja) * 1974-09-12 1976-03-18 Mitsubishi Electric Corp Handotaisochisetsuzokusochi

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0362489U (ja) 1991-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08144918A (ja) 内燃機関用点火装置
GB2350943A (en) Waterproof connector with movable terminal housing
US6402538B2 (en) Connector sealing structure
US5878706A (en) Plug cap for ignition plug
KR200384366Y1 (ko) 변압기용 절연 커버
US5630722A (en) Ignition cable connection fitting
JPH0713195Y2 (ja) 点火ケーブルの端末部構造
US4742262A (en) Accelerometer, in particular for the detection of pinking in an internal combustion engine
JPH09199188A (ja) ターミナルキャップ
JP2569743B2 (ja) 点火コイルのプラグキャップ
JP2552218B2 (ja) 自動車のサスペンション要素用電気コネクタ
JPH028384Y2 (ja)
JPS5829575Y2 (ja) コネクタ用防水栓
JPH08293355A (ja) 電気素子接続コネクタ
JPH08293347A (ja) 防水電極
CN113644480B (zh) 衬垫的安装结构
JPH0945424A (ja) Fpc板接続装置
JP2887500B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
JPH07332212A (ja) 内燃機関用点火装置
JPH08162253A (ja) 点火装置における継手機構
JPH0436555Y2 (ja)
JPS6129723A (ja) ノツクセンサ
KR20230117051A (ko) 커넥터 어댑터 및 커넥터 어셈블리
JP3498385B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JPS5921507Y2 (ja) 電子機器の気密構造