JPS6016063Y2 - ハイテンシヨンコ−ドの抜け防止装置 - Google Patents
ハイテンシヨンコ−ドの抜け防止装置Info
- Publication number
- JPS6016063Y2 JPS6016063Y2 JP6969680U JP6969680U JPS6016063Y2 JP S6016063 Y2 JPS6016063 Y2 JP S6016063Y2 JP 6969680 U JP6969680 U JP 6969680U JP 6969680 U JP6969680 U JP 6969680U JP S6016063 Y2 JPS6016063 Y2 JP S6016063Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- high tension
- tension cord
- insulating cover
- protrusion
- protruding wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、エンジンの点火を制御する配電器と点火プラ
グとを接続するハイテンションコードの抜は防止構造に
関するものである。
グとを接続するハイテンションコードの抜は防止構造に
関するものである。
近年、エンジンの点火性能をたかめるため、点火プラグ
に高電圧を負荷するようにし、点火プラグの火花エネル
ギーを従来のものに比して大幅に向上させるようにした
高エネルギ一点火プラグが使用され始めている。
に高電圧を負荷するようにし、点火プラグの火花エネル
ギーを従来のものに比して大幅に向上させるようにした
高エネルギ一点火プラグが使用され始めている。
この種の点火プラグと配電器とを接続する電気コードは
、ハイ、テンションコードと呼ばれており、配電器キャ
ップに突出して設けられた突出壁によって形成された穴
部にハイテンションコードの端部を挿入固定腰突出壁と
ハイテンションコードの一部をハイテンションコード側
に固定された絶縁覆いで密封する接続構造が採用されて
いる。
、ハイ、テンションコードと呼ばれており、配電器キャ
ップに突出して設けられた突出壁によって形成された穴
部にハイテンションコードの端部を挿入固定腰突出壁と
ハイテンションコードの一部をハイテンションコード側
に固定された絶縁覆いで密封する接続構造が採用されて
いる。
ところで、上記の接続構造において、ハイテンションコ
ードの配電器キャップへの装着が不十分であったり、ま
た、何らかの原因でハイテンションコードの端子が配電
器キャップの電極から一部抜脱されて、電気的接続が不
確実となったときにおいても、高電圧であるため点火プ
ラグの点火は行なわれる一方で、電気的接続に放電が起
り、その火花によりハイテンションコードの絶縁覆い等
が焼損されるといった問題があった。
ードの配電器キャップへの装着が不十分であったり、ま
た、何らかの原因でハイテンションコードの端子が配電
器キャップの電極から一部抜脱されて、電気的接続が不
確実となったときにおいても、高電圧であるため点火プ
ラグの点火は行なわれる一方で、電気的接続に放電が起
り、その火花によりハイテンションコードの絶縁覆い等
が焼損されるといった問題があった。
かかるハイテンションコードの装着不良や抜けを防止す
るためには、プラグとソケットの接続固定構造に使用さ
れる係止金具を用いることが考えられるが、前述したハ
イテンションコードの接続構造では係止金具を用いるこ
とが実際上困難であるうえ、高電圧下での耐絶縁性が低
下する問題も生ずる。
るためには、プラグとソケットの接続固定構造に使用さ
れる係止金具を用いることが考えられるが、前述したハ
イテンションコードの接続構造では係止金具を用いるこ
とが実際上困難であるうえ、高電圧下での耐絶縁性が低
下する問題も生ずる。
また、ハイテンションコードの絶縁覆いを配電器キャッ
プの突出壁の周囲にワイヤ等の締付具により締付けるこ
とが考えられるが、この場合には、締付具が外部に露出
するため、絶縁性が損なわれ、また錆が発生するといっ
た問題がある。
プの突出壁の周囲にワイヤ等の締付具により締付けるこ
とが考えられるが、この場合には、締付具が外部に露出
するため、絶縁性が損なわれ、また錆が発生するといっ
た問題がある。
本考案は、かかる問題に鑑みてなされたものであって、
ハイテンションコードの接続構造を利用して、ハイテン
ションコードが不用意に抜脱されないように、ハイテン
ションコードを配電器キャップの挿入部に挿入する際に
、ハイテンションコードを自動的に抜は止めするように
した抜は防止構造を提供することを目的としている。
ハイテンションコードの接続構造を利用して、ハイテン
ションコードが不用意に抜脱されないように、ハイテン
ションコードを配電器キャップの挿入部に挿入する際に
、ハイテンションコードを自動的に抜は止めするように
した抜は防止構造を提供することを目的としている。
このため、本考案は、ハイテンションコードの装着部を
形成する配電器キャップの突出壁の外面でかつ絶縁覆い
によって覆われる部分に突起よりなる係止部を形成する
一方、弾性材よりなる保合部をハイテンションコードの
絶縁覆いの内部に設け、ハイテンションコードの端部を
上記配電器キャップの装着部に挿入したときに、上記係
合部を係止部に自動的に係止して、ハイテンションコー
ドを抜は止めするようにしたことを特徴としている。
形成する配電器キャップの突出壁の外面でかつ絶縁覆い
によって覆われる部分に突起よりなる係止部を形成する
一方、弾性材よりなる保合部をハイテンションコードの
絶縁覆いの内部に設け、ハイテンションコードの端部を
上記配電器キャップの装着部に挿入したときに、上記係
合部を係止部に自動的に係止して、ハイテンションコー
ドを抜は止めするようにしたことを特徴としている。
以下、より具体的に図示の実施例に基づいて本考案を説
明する。
明する。
図面において、1は配電器本体(具体的に図示せず)の
ヘッド部に嵌着固定する絶縁材よりなる配電器キャップ
、2は配電器キャップ1と一体に外向きに突設された円
筒状の突出壁で、この突出壁2によって画成された挿入
穴3には、ハイテンションコード4の接続端部4aを挿
入し、配電器キャップ1を通って上記突出壁2の基部内
周に至るように予じめ配電器キャップ1に埋込んだ電極
5に接触させ、その電気的接続を図っている。
ヘッド部に嵌着固定する絶縁材よりなる配電器キャップ
、2は配電器キャップ1と一体に外向きに突設された円
筒状の突出壁で、この突出壁2によって画成された挿入
穴3には、ハイテンションコード4の接続端部4aを挿
入し、配電器キャップ1を通って上記突出壁2の基部内
周に至るように予じめ配電器キャップ1に埋込んだ電極
5に接触させ、その電気的接続を図っている。
なお、6はハイテンションコード4に肉厚部6aを固着
したラバー製絶縁覆いで、ハイテンションコード4を挿
入したときに、突出壁2全体をその外側からカバーして
内部を保護する。
したラバー製絶縁覆いで、ハイテンションコード4を挿
入したときに、突出壁2全体をその外側からカバーして
内部を保護する。
図面に示すように、配電器1から突設した突出壁2の基
部外周のラバー製絶縁覆い6によって覆われる部分には
断面三角形状の突起7を一体に形威し、この突起7に上
って係止部を構成する。
部外周のラバー製絶縁覆い6によって覆われる部分には
断面三角形状の突起7を一体に形威し、この突起7に上
って係止部を構成する。
この場合、突起7によって軸方向に抜けないように係止
される係合部としてのフック部8aを有する弾性材とし
ての板バネ材8を、ラバー製絶縁覆い6の内周面に一体
に埋込んだ状態で支持し、ハイテンションコー・ド4を
挿入穴3内に挿入する際、ハイテンションコード4に取
付けたラバー製絶縁覆い6に支持した板バネ材8のフッ
ク部8aを突起7に係止して、ハイテンションコード4
の抜は止めを図っている。
される係合部としてのフック部8aを有する弾性材とし
ての板バネ材8を、ラバー製絶縁覆い6の内周面に一体
に埋込んだ状態で支持し、ハイテンションコー・ド4を
挿入穴3内に挿入する際、ハイテンションコード4に取
付けたラバー製絶縁覆い6に支持した板バネ材8のフッ
ク部8aを突起7に係止して、ハイテンションコード4
の抜は止めを図っている。
なお、板バネ材8のフック部8aは、外側からラバー製
絶縁覆い6の先端のフック状シール部6bによってカバ
ーされ、その状態で、ラバー製絶縁覆い6の内部は外部
に対して完全に絶縁され、かつシールされる。
絶縁覆い6の先端のフック状シール部6bによってカバ
ーされ、その状態で、ラバー製絶縁覆い6の内部は外部
に対して完全に絶縁され、かつシールされる。
また、図面において、9は突出壁2の前半部外周に一体
に形威した突条で、この突条9は、板バネ材8のフック
部8aとは反対側の端部8bに対する支点を形威し、ラ
バー製絶縁覆い6の突出壁2への装着をガイドするとと
もに、突起7とフック部8aの係合を解く際、端部8b
を押し付けて突条9を支点にしてフック部8aが拡がる
ようにし、さらにフック部8aが突起7に係止された状
態では、係止が不用意に外れることのないよう板バネ材
8を保持する。
に形威した突条で、この突条9は、板バネ材8のフック
部8aとは反対側の端部8bに対する支点を形威し、ラ
バー製絶縁覆い6の突出壁2への装着をガイドするとと
もに、突起7とフック部8aの係合を解く際、端部8b
を押し付けて突条9を支点にしてフック部8aが拡がる
ようにし、さらにフック部8aが突起7に係止された状
態では、係止が不用意に外れることのないよう板バネ材
8を保持する。
以上の説明から明らかなように、本考案に係るハイテン
ションコードの抜は防止装置によれば、ハイテンション
コードの装着に際して自動的に抜は止めするこ乏ができ
、ハイテンションコードの接続構造をそのまま利用した
ので容易に実施でき、ハイテンションコードを確実に抜
は止めすることにより、ハイテンションコードの端部と
配電器キャップの電極との電気的接続を保つとともに、
ハイテンションコードの抜脱に伴なう放電を防止するこ
とができ、放電によるカバー類の焼損を確実に防止する
ことができるといった利点が得られる。
ションコードの抜は防止装置によれば、ハイテンション
コードの装着に際して自動的に抜は止めするこ乏ができ
、ハイテンションコードの接続構造をそのまま利用した
ので容易に実施でき、ハイテンションコードを確実に抜
は止めすることにより、ハイテンションコードの端部と
配電器キャップの電極との電気的接続を保つとともに、
ハイテンションコードの抜脱に伴なう放電を防止するこ
とができ、放電によるカバー類の焼損を確実に防止する
ことができるといった利点が得られる。
また、本考案によれば、係止構造自体も絶縁覆いによっ
て完全に覆われるため、外部に対する耐絶縁性、シール
性が良好に維持される。
て完全に覆われるため、外部に対する耐絶縁性、シール
性が良好に維持される。
図面は、本考案に係るハイテンションコードσ〕抜は防
止装置の実施例を示す要部断面図である。 1・・・・・・配電器キャップ、2・・・・・・突出壁
、3・・・・・・挿入穴、4・・・・・・ハイテンショ
ンコード、6・・・・・・絶縁覆い、7・・・・・・突
起(係止部)、8a・・・・・・係合部、8・・・・・
・弾性部材。
止装置の実施例を示す要部断面図である。 1・・・・・・配電器キャップ、2・・・・・・突出壁
、3・・・・・・挿入穴、4・・・・・・ハイテンショ
ンコード、6・・・・・・絶縁覆い、7・・・・・・突
起(係止部)、8a・・・・・・係合部、8・・・・・
・弾性部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 配電器キャップに突出して設けられた突出壁によって形
成された穴部にハイテンションコードの端部を挿入固定
し、突出壁とハイテンションコードの一部をハイテンシ
ョンコード側に固定した絶縁覆いで密閉するものにおい
て、 上記突出壁外面で、かつ上記絶縁覆いで覆われる部分に
突起よりなる係止部を設けるとともに、上記絶縁覆いの
内部に上記係止部に係合する弾性材よりなる保合片を設
けたことを特徴とするハイテンションコードの抜は防止
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6969680U JPS6016063Y2 (ja) | 1980-05-20 | 1980-05-20 | ハイテンシヨンコ−ドの抜け防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6969680U JPS6016063Y2 (ja) | 1980-05-20 | 1980-05-20 | ハイテンシヨンコ−ドの抜け防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56170887U JPS56170887U (ja) | 1981-12-17 |
JPS6016063Y2 true JPS6016063Y2 (ja) | 1985-05-20 |
Family
ID=29663578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6969680U Expired JPS6016063Y2 (ja) | 1980-05-20 | 1980-05-20 | ハイテンシヨンコ−ドの抜け防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6016063Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-05-20 JP JP6969680U patent/JPS6016063Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56170887U (ja) | 1981-12-17 |
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