JP2593300Y2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JP2593300Y2
JP2593300Y2 JP1993053382U JP5338293U JP2593300Y2 JP 2593300 Y2 JP2593300 Y2 JP 2593300Y2 JP 1993053382 U JP1993053382 U JP 1993053382U JP 5338293 U JP5338293 U JP 5338293U JP 2593300 Y2 JP2593300 Y2 JP 2593300Y2
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Japan
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ignition
conductor
electrode
combustion engine
internal combustion
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圭一 中島
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、内燃機関の点火コイ
ルのコイル部本体と点火プラグとの接続に用いられる内
燃機関用点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用点火装置としては、図12な
いし図14に示すように、シリンダヘッドAのプラグ穴
aに設けられた点火プラグ51と、シリンダヘッドカバ
ー等に固定される点火コイル52とを導電体53によっ
て電気的に接続するものがあり、前記導電体53として
は、スプリング単品(図12参照)、金属製の棒状体
(図13参照)、金属製の薄板を円筒状にプレス加工し
た筒状体(図14参照)等が使用される。
【0003】ところで、導電体53が上述したような棒
状体や筒状体の場合は、図15,図16,図17に示す
ように、点火コイル52等の電極と導電体53との間に
スプリング付カーボンブラシ54やコイルスプリング5
5等を介在させることにより、点火プラグ51と点火コ
イル52との電気的接続を確実ならしめている。
【0004】また、図18に示すように、ぎぼし形状の
電極52aが設けられている点火コイル52では、筒状
の導電体53の端部に透孔を形成し、この透孔に、ばね
性を有するCリング56の内方向への突起部57が嵌挿
されて前記電極52aと突起部57との係合によって電
気的接続を確実ならしめている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、導電
体53が棒状体や筒状体の場合には、電気的接続を確実
ならしめるために、スプリング付カーボンブラシ54,
コイルスプリング55,Cリング56等を設ける必要が
あり、部品点数が増大すると共に加工が複雑になり、組
み立てにくくなる等の理由によって、製造コストが増大
するといった欠点がある。
【0006】そこで、この考案の課題は、点火コイルや
点火プラグと導電体との接続構造を改良することによ
り、製造コストの低減を図ることのできる内燃機関用点
火装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この考案は、点火コイルと点火プラグとを筒状又は
棒状の導電体によって電気的に接続する独立点火タイプ
の内燃機関用点火装置において、前記点火コイルに、内
面に電極が露出する凹状の電極部を設け、前記導電体に
は、前記電極部に圧入される端子部を設け、その端子部
の先端側に、外方へ向って広がろうとするばね性を有す
る舌片を一体的に形成すると共に端子部の中間位置に、
端子部の圧入量を規制する中間ストッパを前記電極部に
対して係合離脱自在に形成したことを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】以上のように構成された内燃機関用点火装置
は、導電体に一体的に形成された舌片によって点火コイ
の電極部と導電体とが確実に接続されるため、コイル
スプリングやCリングのような別部材を電極と導電体と
の間に介在させる必要がない。
【0011】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1に示すように、この内燃機関用点火装置1は、
シリンダヘッドカバー等に固定される点火コイル11
と、シリンダヘッドAに形成されたプラグ穴aの底部に
取り付けられる点火プラグ13と、これらを電気的に接
続する導電体14と、前記点火コイル11の電極部12
から点火プラグ13にわたって前記導電体14を被覆す
る絶縁体17とから構成されている。
【0012】前記導電体14は、金属製の薄板を円筒状
にプレス加工したものであり、一端には前記点火コイル
11の電極部12に接続される端子部15が形成され、
他端には前記点火プラグ13の電極13aに接触するコ
イルスプリング16が取り付けられている。
【0013】前記点火コイル11の電極部12は、図2
(a)に示すように、前記プラグ穴aの底部に向かって
環状に張り出す突出部12aによって前記導電体14の
端子部15が圧入される内径φDの凹部12bが形成さ
れ、この凹部12bの内面に露出するように電極12c
が設けられている。
【0014】一方、導電体14の端子部15は、半円筒
状の基部15aの上半両側部に、外側に広がろうとする
ばね性を有する湾曲した舌片15bが一体的に形成され
たものであり、同図(b)に示すように、基部15a及
び舌片15bに形成された突起15cの先端がφd(φ
D<φd)の円周上に位置するようになっている。従っ
て、前記電極部12の凹部12bに圧入したとき、その
舌片15bのばね性によって突起15cが電極12cに
押し付けられ、電極12cと端子部15との電気的接続
が確実に行われるようになっている。
【0015】前記絶縁体17は、EPDM(エチレン・
プロピレンゴム),シリコーンゴム等によって形成され
ており、点火コイル11の電極部12,導電体14,点
火プラグ13に密着するように設けられている。また、
この絶縁体17は、点火コイル11側の端部に点火コイ
ル11とシリンダヘッドAとの間に挟まれる防水用のつ
ば17aが形成されており、端部外周面がプラグ穴aの
内面に密着するようになっている。
【0016】以上のように構成された内燃機関用点火装
置1は、点火コイル11の電極部12に導電体14の端
子部15を圧入し、これに前記絶縁体17を被せた状態
でプラグ穴aに挿入して点火プラグ13の頭部に装着す
ると、点火コイル11と点火プラグ13とが導電体14
によって確実に接続される。
【0017】前記端子部15の舌片15bは、上述した
ようなものに限定されず、図3(a),(b)及び図4
(a),(b)に示すように、円筒状の端子部15の一
部を切り起すことにより、舌片15b′,15b″を形
成するようにしてもよい。
【0018】また、図5に示すように、端子部15の長
さを長くして、先端とストッパ15dとの間の中間位置
を切り起して中間ストッパ15eを形成すると共に図6
に示すように、電極部12の凹部12bの深さを深く
し、それに合わせて電極12cを形成しておくと、同図
(a)に示すように、導電体14の長さが短いときは、
前記中間ストッパ15eによって導電体14の位置決め
が行われる。一方、導電体14の長さが長いときには、
中間ストッパ15eを端子部15の外周面と面一になる
ように押し込んでおけば、同図(b)に示すように、本
来のストッパ15dによって導電体の位置決めが行わ
れ、導電体14のある程度の長さの変化に対しては十分
に対応することができる。
【0019】図7ないし図11は他の実施例を示してい
る。この内燃機関用点火装置2は、前記実施例と略同様
の構成ゆえ、同一要素には同一番号を付してその説明を
省略し、相違点についてのみ説明する。
【0020】この内燃機関用点火装置2における導電体
14と点火プラグ13との接続は、前記実施例のよう
に、コイルスプリングを用いるのではなく、点火プラグ
13の電極13aに筒状の導電体14を直接嵌着する構
成を採用している。但し、単に筒状の導電体14を嵌着
するだけでは、電気的接続が十分に確保できないので、
図8(a),(b)に示すように、導電体14の接続端
部に係合部として内方へ突出する内径φdのリブ16a
を形成すると共に電極13aのくびれ部13bの径をφ
D(φd≦φD)に設定しておくと、同図(c)に示す
ように、そのリブ16aが点火プラグ13の電極13a
のくびれ部13bに係合することによって、両者が確実
に接続されるようになっている。
【0021】なお、係合部としては、上記リブ16aに
限定されず、図9(a),(b)に示すように、導電体
14の嵌着部内面にエンボス加工によって凹部16bを
形成したり、図10(a),(b)及び図11(a),
(b)に示すように、内方へ付勢するばね性を有する舌
片16c,16c′を設けたりするものであってもよ
い。
【0022】また、点火コイル11と導電体14との接
続についても、点火コイル11の電極を突起状に形成す
ることによって、上述した点火プラグ13と導電体14
との接続と同様の構成を採用することも可能である。
【0023】
【考案の効果】以上のようにこの考案の内燃機関用点火
装置は、導電体にばね性を有する舌片を一体的に形成
し、この舌片によって点火コイルの電極部との接続を確
実ならしめているので、従来のように、コイルスプリン
グやCリングのような別部材を電極と導電体との間に介
在させる必要がなく、部品点数が減少すると共に加工が
単純となり、組立も容易になって、製造コストの低減を
図ることができる。
【0024】また、端子部に中間ストッパが設けられて
いるので、その中間ストッパを電極部に係合させるか否
かにより、長さの異なる二種類の導電体について利用で
き、汎用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る一実施例を示す断面図である。
【図2】同上の部分詳細図である。
【図3】同上の変形例を示す図である。
【図4】同上の変形例を示す図である。
【図5】同上の変形例を示す図である。
【図6】同上の変形例を示す図である。
【図7】他の実施例を示す断面図である。
【図8】同上の部分詳細図である。
【図9】同上の変形例を示す図である。
【図10】同上の変形例を示す図である。
【図11】同上の変形例を示す図である。
【図12】従来例を示す断面図である。
【図13】従来例を示す断面図である。
【図14】従来例を示す断面図である。
【図15】図13に示す従来例の部分詳細図である。
【図16】図14に示す従来例の部分詳細図である。
【図17】図14に示す従来例の部分詳細図である。
【図18】図15に示す従来例の部分詳細図である。
【符号の説明】
1,2 内燃機関用点火装置 11 点火コイル 12 電極部 12a 突出部 12b 凹部 12c 電極 13 プラグ 13a 電極 14 導電体 15 端子部 15a 基部 15b,15b′,15b″ 舌片 15d ストッパ 15e 中間ストッパ 16 コイルスプリング 16a リブ 16b 凹部 16c,16c′ 舌片 17 絶縁体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火コイルと点火プラグとを筒状又は棒
    状の導電体によって電気的に接続する独立点火タイプの
    内燃機関用点火装置において、 前記点火コイルに、内面に電極が露出する凹状の電極部
    を設け、前記導電体には、前記電極部に圧入される端子
    部を設け、その端子部の先端側に、外方へ向って広がろ
    うとするばね性を有する舌片を一体的に形成すると共に
    端子部の中間位置に、端子部の圧入量を規制する中間ス
    トッパを前記電極部に対して係合離脱自在に形成したこ
    とを特徴とする内燃機関用点火装置。
JP1993053382U 1993-09-06 1993-09-06 内燃機関用点火装置 Expired - Lifetime JP2593300Y2 (ja)

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