JPH0610636Y2 - 自動車用高圧電線の端末部 - Google Patents

自動車用高圧電線の端末部

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JPH0610636Y2
JPH0610636Y2 JP1988047798U JP4779888U JPH0610636Y2 JP H0610636 Y2 JPH0610636 Y2 JP H0610636Y2 JP 1988047798 U JP1988047798 U JP 1988047798U JP 4779888 U JP4779888 U JP 4779888U JP H0610636 Y2 JPH0610636 Y2 JP H0610636Y2
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electric wire
conductor
voltage electric
cylindrical
side wall
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正和 園田
守孝 後藤
英隆 山崎
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Fujikura Ltd
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用内燃機関に用いられるスパークプラ
グまたはディストリビュータとの接続端子を装着した高
圧電線の端末部に関するものである。
(従来の技術) 自動車におけるイグニッションコイルとディストリビュ
ータとの間あるいはスパークプラグとの間に高圧電線が
配線されているが、該高圧電線の端末部はスパークプラ
グまたはディストリビュータ用端子金具を取付けた構造
となっている。この種の高圧電線の端末部の構造例を第
4図に示す。同図において、1は高圧電線であり、2は
絶縁被覆(絶縁層上にシースが設けられている場合もあ
るが、絶縁層、シース共に一般には絶縁性のゴム・プラ
スチック等が用いられているので、以下これらを総称し
て絶縁被覆と呼ぶ)である。高圧電線1の端末部におい
て絶縁被覆2を剥離し露出された導体3を絶縁被覆上に
折り曲げ、その上に第5図に斜視図で示す如きスパーク
プラグ用端子金具4を圧着して取付けた構造となってい
る。導体3の折り曲げられた部分は内側のゴム・プラス
チック等からなる絶縁被覆の弾性力によって端子金具4
に押しつけられて電気的接続が保たれる。
第6図は他の例であり、高圧電線1の導体3が二重巻線
型に構成されている雑音防止電線の場合があるが、この
ような二重巻線型導体の場合には導体3とスパークプラ
グ用端子金具4との接触部分が少なくなり、安定した電
気的接続が得られないので、導体3の先端部に金属接触
片5を圧着しておき、その上に端子金具を圧着した構造
となっている。
(考案が解決しようとする課題) 近年はスーパーチャージャー等の搭載により自動車のエ
ンジンより発生する熱が高温となり、この高い熱によ
り、特に自動車が動いている時と停まっている時とで極
端な高温と低温に繰り返されることによって高圧電線の
折り曲げられた導体の絶縁被覆への食い込みや絶縁被覆
の劣化による弾性低下により、導体と端子金具との接触
が不安定となり、最悪の場合は導通がなくなることがあ
る。また、前記の如く二重巻線型導体の場合にはその先
端に金属接触片5を圧着するときに断線を起こしやすい
という問題がある。
(課題を解決するための手段及び作用) 本考案は、上記の如き課題を解決するためになされたも
のであり、請求項1の考案は、円筒状弾性金属の側壁が
長手方向に開口してなる割スリーブの一方の円筒端部は
内側へ丸味を付けて折重ねられ、且つ、円筒側壁部には
前記端部とは反対向きに導体係止用舌片が逃げ穴を介し
て外側へ切起されてなる電気接触子が、所定長さの導体
が裸出した高圧電線の端部の絶縁層に被嵌圧着され、上
記導体は電気接触子上に折返されて、その先端部が上記
導体係止用舌片に引掛け止めされた上から接続用端子金
具を高圧電線端部に嵌合圧着してなる自動車用高圧電線
の端末部とするものである。
請求項2の考案は、円筒状弾性金属の側壁が長手方向に
開口してなる割スリーブの一方の円筒端部は内側へ丸味
をつけて折重ねられ、且つ、円筒側壁部には、その円周
方向に向かって導体係止用舌片が逃げ穴を介して外側へ
切起されてなる電気接触子が、所定長さの導体が裸出し
た高圧電線の端部の絶縁層に被嵌圧着され、上記導体は
電気接触子上に折返されて、その先端部が上記導体係止
用舌片に引掛け止めされた上から接続用端子金具を高圧
電線端部に嵌合圧着してなる自動車用高圧電線の端末部
とするものである。
請求項3の考案は、電気接触子を構成する割スリーブの
開口部の端縁が厚さ方向に波状に形成されていることを
特徴とする請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載
された自動車用高圧電線の端末部とするものである。
請求項4の考案は、電気接触子を構成する割スリーブの
開口部の端縁を波形状またはジグザグ状の切口とし、や
や内側に折曲げた形状に形成されていることを特徴とす
る請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載された自
動車用高圧電線の端末部とするものである。
請求項5の考案は、電気接触子を構成する割スリーブの
側壁部に円弧状の複数の絶縁体固定用舌片を内側へ切起
こしたことを特徴とする請求項1もしくは請求項2のい
ずれかに記載された自動車用高圧電線の端末部とするも
のである。
請求項6の考案は、電気接触子を構成する割スリーブの
丸味をつけて折重ねられていない他方の円筒端部の一部
に切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1も
しくは請求項2のいずれかに記載された自動車用高圧電
線の端末部とするものである。
(実施例) 第1図は請求項1の考案における実施例の自動車用高圧
電線の端末部に用いられる電気接触子1の、(イ)は斜
視図、(ロ)は(イ)におけるA−A線に沿って切截し
た断面図、(ハ)は(イ)におけるB−B線に沿って切
截した断面図である。該電気接触子1はりん青銅などの
弾性を有する金属からなり横断面がU字形状をなす割ス
リーブ形状をなし、その長さ方向の一方の端縁1aは
(ロ)に示す如く適当なアールをもって内側に折重ねら
れている。円筒体の側壁には切起こしにより端縁1cの
方向に向かう導体係止用舌片1dが設けられており、該
舌片1dの両側には逃げ穴1eが形成されている。
第2図は上記の電気接触子1を用いた自動車用高圧電線
の端末部の実施例の、(イ)は上記の電気接触子1を高
圧電線の端部に装着した状態を示す斜視図である。電気
接触子1は、端縁1aが高圧電線の端縁側になるように
絶縁被覆2上にかしめてほぼ円筒状に圧着され、高圧電
線の端縁から裸出された導体3の先端は導体係止用舌片
1dに引っ掛けられて仮止めされる。第2図(ロ)は、
上記の如く装着された電気接触子の上にスパークプラグ
用端子金具が装着された状態を示す縦断面図であり、第
2図(ハ)は、第2図(ロ)におけるC−C線に沿って
切截した断面図である。第2図(ロ)及び(ハ)におい
て、第5図に示す如き従来例同様のスパークプラグ用端
子金具4が第2図(イ)に示す如く装着された電気接触
子1の外側を覆って圧着されており、その他は第1図と
同一部分は同一記号にて示してある。端子金具4の圧着
によって電気接触子1の導体係止用舌片1dが押さえつ
けられるが、舌片1dの両側に逃げ穴1eが設けられて
いるために舌片1dの切り口による導体3の切断が防止
され、また、電気接触子1の端縁1aにアールが設けら
れているので、端子金具4の圧着による該端子金具と電
気接触子1の端縁との間で導体3が切断されるのを防い
でいる。
請求項2の考案の自動車用高圧電線の端末部に用いられ
る電気接触子の実施例は第3図(イ)に示されている如
く導体係止用舌片が円筒体の円周方向に向かって導体係
止用舌片1dが切り起こされている。その他は請求項1
による上記の実施例と同様である。
請求項3の考案の自動車用高圧電線の端末部に用いられ
る電気接触子の実施例は第1図(ロ)に示されている如
く割スリーブの長さ方向の切割り部1bは端縁部を厚さ
方向に波状に形成し、その他は請求項1または請求項2
における実施例と同様である。
請求項4の考案の自動車用高圧電線の端末部に用いられ
る電気接触子の実施例は第3図(イ)に示されている如
く、電気接触子の固着を強くするために割スリーブの切
割り部1bは端縁を波形状またはジグザグ状の切り口と
し、やや内側に折り曲げた状態に形成され、その他は請
求項1または請求項2における実施例と同様である。
請求項5の考案の自動車用高圧電線の端末部に用いられ
る電気接触子の実施例は第3図(ロ)に示されている如
く、電気接触子の固着を強くするために円筒体の側面に
円弧状の複数の絶縁体固定用舌片1gが内側に切り起こ
されている。その他は請求項1または請求項2における
実施例と同様である。なお、第3図(ロ)では請求項2
の実施例における導体係止用舌片1dも設けられている
例を示している。
請求項6の考案の自動車用高圧電線の端末部に用いられ
る電気接触子の実施例は第1図(イ)に示されている如
く、電気接触子1に切欠部1fが形成されており、これ
はディストリビュータ用端子金具を取り付ける場合に該
端子金具の把持力強化のため内側方向に突起が出ている
ので、これから逃げるように設けられているものであ
る。その他は請求項1または請求項2における実施例と
同様である。
(考案の効果) 本考案による自動車用高圧電線の端末部は弾性金属から
なる電気接触子を用いてあり、電気接触子の弾性力によ
って、高圧電線の導体が、たとえ二重巻線型であろうと
も、導体とスパークプラグまたはディストリビユータ用
端子金具との接圧を生み、安定した電気的接続が得られ
る。なお、電気接触子の導体に触れる端縁にはアールが
設けられ、更に、導体係止用舌片の両側に逃げ穴が設け
てあるので、端子金具の圧着による導体の切断を防止で
きる。また、二重巻線型導体が、これに金属接触片を圧
着するときに起こる断線という問題もなくなる。また、
電気接触子を構成する割スリーブの開口部の端縁を厚さ
方向に波状に形成したり、または、開口部の端縁を波形
状あるいはジグザグ状に形成したり、あるいは割スリー
ブの側壁に複数の絶縁体固定用舌片を内側に切起こして
形成することによって、電気接触子の固着を強くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、請求項1の考案における実施例の自動車用高
圧電線の端末部に用いられる電気接触子の、(イ)は斜
視図、(ロ)は(イ)におけるA−A線に沿って切截し
た断面図、(ハ)は(イ)におけるB−B線に沿って切
截した断面図である。第2図は請求項1の考案による自
動車用高圧電線の端末部の実施例の、(イ)は第1図に
示す電気接触子を高圧電線の端末部に圧接した状態を示
す斜視図、(ロ)は電気接触子の上にスパークプラグま
たはディストリビユータ用端子金具を装着した端末部の
縦断面図、(ハ)は(ロ)においてC−C線に沿って切
截した断面図、第3図(イ)(ロ)は本考案における自
動車用高圧電線の端末部に使用する電気接触子の他の実
施例の斜視図、第4図は自動車用高圧電線の端末部の従
来例の縦断面図、第5図はスパークプラグまたはディス
トリビユータ用端子金具の斜視図、第6図は自動車用高
圧電線の端末部の他の従来例の縦断面図である。 1:電気接触子、1b:割スリーブの切割り部、1d:
導体係止用舌片、1e:逃げ穴、1f:切欠部、1g:
絶縁体固定用舌片、2:高圧電線の絶縁被覆、3:高圧
電線の導体、4:スパークプラグまたはディストリビユ
ータ用端子金具。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状弾性金属の側壁が長手方向に開口し
    てなる割スリーブの一方の円筒端部は内側へ丸味を付け
    て折重ねられ、且つ、円筒側壁部には前記端部とは反対
    向きに導体係止用舌片が逃げ穴を介して外側へ切起され
    てなる電気接触子が、所定長さの導体が裸出した高圧電
    線の端部の絶縁層に被嵌圧着され、上記導体は電気接触
    子上に折返されて、その先端部が上記導体係止用舌片に
    引掛け止めされた上から接続用端子金具を高圧電線端部
    に嵌合圧着してなることを特徴とする自動車用高圧電線
    の端末部。
  2. 【請求項2】円筒状弾性金属の側壁が長手方向に開口し
    てなる割スリーブの一方の円筒端部は内側へ丸味をつけ
    て折重ねられ、且つ、円筒側壁部に、その円周方向に向
    かって導体係止用舌片が逃げ穴を介して外側へ切起され
    てなる電気接触子が、所定長さの導体が裸出した高圧電
    線の端部の絶縁層に被嵌圧着され、上記導体は電気接触
    子上に折返されて、その先端部が上記導体係止用舌片に
    引掛け止めされた上から接続用端子金具を高圧電線端部
    に嵌合圧着してなることを特徴とする自動車用高圧電線
    の端末部。
  3. 【請求項3】電気接触子を構成する割スリーブの開口部
    の端縁が厚さ方向に波状に形成されていることを特徴と
    する請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載された
    自動車用高圧電線の端末部。
  4. 【請求項4】電気接触子を構成する割スリーブの開口部
    の端縁を波形状またはジグザグ状の切口とし、やや内側
    に折曲げた形状に形成されていることを特徴とする請求
    項1もしくは請求項2のいずれかに記載された自動車用
    高圧電線の端末部。
  5. 【請求項5】電気接触子を構成する割スリーブの側壁部
    に円弧状の複数の絶縁体固定用舌片を内側へ切起こした
    ことを特徴とする請求項1もしくは請求項2のいずれか
    に記載された自動車用高圧電線の端末部。
  6. 【請求項6】電気接触子を構成する割スリーブの丸味を
    つけて折重ねられていない他方の円筒端部の一部に切欠
    部が形成されていることを特徴とする請求項1もしくは
    請求項2のいずれかに記載された自動車用高圧電線の端
    末部。
JP1988047798U 1988-04-11 1988-04-11 自動車用高圧電線の端末部 Expired - Lifetime JPH0610636Y2 (ja)

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JPH01150373U JPH01150373U (ja) 1989-10-18
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